JPH06218168A - 糸立台の糸案内装置 - Google Patents

糸立台の糸案内装置

Info

Publication number
JPH06218168A
JPH06218168A JP1191893A JP1191893A JPH06218168A JP H06218168 A JPH06218168 A JP H06218168A JP 1191893 A JP1191893 A JP 1191893A JP 1191893 A JP1191893 A JP 1191893A JP H06218168 A JPH06218168 A JP H06218168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
hole
sewing
resistance
thread guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1191893A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Mizuguchi
口 文 夫 水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP1191893A priority Critical patent/JPH06218168A/ja
Publication of JPH06218168A publication Critical patent/JPH06218168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、縫製時及び糸切り時のどちら
にも適した抵抗を縫い糸に与えることのできる糸立台の
糸案内装置を提供することを技術的課題とする。 【構成】ミシンの糸立て台の糸案内杆14に貫通孔17
を形成し、貫通孔17に連通する糸通し孔21を有する
抵抗部材20を糸案内杆14の一方面より突出して配設
した。また、貫通孔17の下方に糸掛け孔22aを有す
る糸掛け部材22を配設し、縫い糸Tが、糸掛け孔22
aより抵抗部材20を通ってミシン頭部に導かれるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸巻き支持台に保持さ
れる糸巻管より糸案内杆を介してミシン頭部に縫い糸を
案内する糸立台の糸案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明にかかる従来技術として、実公昭
57−14769号公報に開示されるものが知られてい
る。図3に示すように、この糸案内装置では糸巻管から
案内された縫い糸は糸案内杆1を通ってミシン頭部の針
に導かれるようになっている。
【0003】糸案内杆1には貫通孔2が形成され、この
貫通孔2に糸挿体3が保持部材4とともに挿設されてい
る。保持部材4には針金を屈曲して形成された糸掛け孔
5が配設されており、糸巻管からのびる縫い糸は、糸掛
け孔5、糸挿体3の糸通し孔3aを通って、ミシン頭部
の針に導かれるようになっている。この糸案内装置で
は、縫い糸を糸掛け孔5に通してから糸通し孔3aに導
くことによって、縫い糸に僅かな抵抗が与えられるた
め、縫い糸がミシン頭部側に一度に沢山繰り出されず必
要な長さだけ導くことができる、としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、糸挿体
3は粒子が細かく硬い材料、例えば陶器等によって形成
されている。このため、糸挿体3では縫い糸に抵抗を殆
どかけず、糸切り時などで縫い糸が急激に引っ張られた
場合には、必要以上に縫い糸が繰り出されて切断される
縫い糸の長さにばらつきが生じたり、縫い糸が絡まった
りする恐れがあった。
【0005】そこで本発明は、縫製時及び糸切り時のど
ちらにも適した抵抗を縫い糸に与えることのできる糸立
台の糸案内装置を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明において講じた技術的解決手段は、直立する支
柱と、該支柱の下方位置より水平に延在する糸巻支持台
と、前記支柱の上方位置より水平に延在し前記糸巻支持
台の上方に位置する糸案内杆と、該糸案内杆に設けられ
る貫通孔と、該貫通孔に連通する糸通し孔を有し前記糸
案内杆の一方面に突出して配設される抵抗部材と、前記
糸案内杆に配設され前記貫通孔の下方に位置する糸掛け
孔を有する糸掛け部材を備え、縫い糸が前記糸巻支持台
から前記糸掛け部材を通り、さらに前記抵抗部材の突出
した側面から糸通し孔を挿通してミシン頭部に導かれる
ことを特徴とする糸立て台の糸案内装置である。
【0008】
【作用】縫い糸は、糸掛け部材を通り、さらに抵抗部材
の糸通し孔を通ってミシン頭部に案内される。抵抗部材
は糸案内杆の一方面より突出して配設されており、糸掛
け部材の糸掛け孔が糸案内杆の貫通孔の下方に位置して
いることから、縫い糸は糸掛け孔を通った後、突出した
抵抗部材の端部まで回って抵抗部材の糸通し孔に導かれ
る。従って、縫い糸には、糸掛け孔による抵抗の他、抵
抗部材の端面との摺動による抵抗が付与される。このた
め、糸切り時に縫い糸が急に引っ張られるようなことが
あっても、余分に縫い糸が繰り出されるような不具合が
ない。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図2に基づいて説
明する。図1は本実施例のミシンの糸立て台10を示
す。糸立て台10はミシンテーブルの上面に脚11で固
定されるようになっており、脚11には垂直に伸びる支
柱12が配設されている。支柱12には、糸巻支持台1
3と糸案内杆14がそれぞれ水平に且つ互いに平行に延
在して配設されている。糸巻き支持台13には3本の糸
立て棒15が配設されており、糸立て棒15には糸巻管
16が保持されるようになっている。
【0010】糸案内杆14は図2に示すようにL字型を
なし、糸立て棒15に対応して3つの貫通孔17が形成
された垂直壁14aと、垂直壁14aより水平に伸びる
水平壁14bより構成されている。貫通孔17には、フ
ランジ部18aと筒部18bを有する糸挿通体18が挿
設されている。糸挿通体18は、図2にて右側に筒部1
8bの一端を突出させており、突出した筒部18bに
は、抵抗部材20の中央に形成された糸通し孔21が係
合している。また、糸挿通体18の中央には、糸挿通孔
18cが形成されている。こうして、抵抗部材20は垂
直壁14aの一端側に突出して配設される。本実施例で
は抵抗部材20はフェルト製であり、糸案内杆14より
突出した筒部18bよりもさらに長く形成されている。
尚、本実施例では抵抗部材20としてフェルトを用いた
が、縫い糸Tとの間にある程度の抵抗を付与できるよう
なものであれば、ゴム等でも適用することができる。ま
た、糸案内杆14の垂直壁14aと糸挿通体18のフラ
ンジ部18aとの間には、糸掛部材22が配設される。
糸掛け部材22は、例えば丸い針金を屈曲して形成する
ことができ、下方には縫い糸Tが挿通される糸掛け孔2
2aが形成される。尚、糸掛け部材22については、従
来と同様なものを用いることができるめ、詳述を略す。
【0011】次に本実施例の作用について説明する。縫
い糸Tを案内するときには、図2に示す通り、糸掛け部
材22の糸掛け孔22aにまず通される。この時、糸掛
け孔22aには、抵抗部材20が配設されていない側よ
り通される。次に、抵抗部材20の端部に回って糸通し
孔21に通され、続いて糸挿通体18の糸挿通孔18c
を通って、図示しないミシン頭部に導かれる。
【0012】このように、本実施例によれば、糸掛け部
22により抵抗が付加されるだけでなく、縫い糸Tが糸
掛け孔22aを通った後に突出した抵抗部材20に回り
込んで糸通し孔21に導かれるため、抵抗部材20の側
面20aと縫い糸Tとが摺動し、この摺動により縫い糸
Tに適度な抵抗が与えられる。従って、縫製時に縫い糸
Tが引っ張られて糸巻管16より一度に沢山繰り出され
ることがないだけでなく、糸切り時に瞬時に縫い糸Tが
引っ張られも、必要以上に糸が繰り出されない。このた
め、余分に繰り出された糸が余って次の縫製開始時に絡
まったり、糸切り後の針から伸びる糸端の長さにばらつ
きが生じたりしない。
【0013】また、本実施例では抵抗部材20にフェル
トを用いているため、縫い糸Tを傷めることなく、極め
て適量の抵抗を縫い糸に付与することが可能となる。特
に、抵抗部材20にフェルトを用いると、糸切り時に急
に縫い糸Tが引っ張られた場合にフェルトが僅かに縮ん
で(撓んで)、通常時に縫い糸Tにかける抵抗よりも僅
かに強い抵抗を付与するため、非常に効果的に作用させ
ることが可能となる。
【0014】さらに、抵抗部材20を長さを調節して、
抵抗部材20の糸通し孔21と縫い糸との接触長さを調
節すれば、種類の異なる縫い糸にそれぞれ適した抵抗を
付与することが可能となる。
【0015】尚、本実施例では糸案内杆14の貫通孔1
7に挿通体18を挿設し、突出した挿通体18に抵抗部
材20を配設したが、このような取付け方法に限定され
るものではなく、例えば、糸案内杆14に強力に接着す
ることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、縫い糸に糸掛け孔及び
抵抗部材の側面との接触による抵抗が付与されるため、
縫製時に縫い糸が引っ張られた場合、必要以上に縫い糸
が繰り出されないだけでなく、特に糸切り時において急
に縫い糸が引っ張られた場合に、必要以上の縫い糸を繰
り出さない、非常に適度な抵抗を付与することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す糸立て台の背面図を示
す。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図を示す。
【図3】従来の糸案内装置の断面図を示す。
【符号の説明】
10 糸立て台 12 支柱 13 糸巻支持台 14 糸案内杆 17 貫通孔 20 抵抗部材 21 糸通し孔 22 糸掛け部材 22a 糸掛け孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立する支柱と、該支柱の下方位置より
    水平に延在する糸巻支持台と、前記支柱の上方位置より
    水平に延在し前記糸巻支持台の上方に位置する糸案内杆
    と、該糸案内杆に設けられる貫通孔と、該貫通孔に連通
    する糸通し孔を有し前記糸案内杆の一方面に突出して配
    設される抵抗部材と、前記糸案内杆に配設され前記貫通
    孔の下方に位置する糸掛け孔を有する糸掛け部材を備
    え、縫い糸が前記糸巻支持台から前記糸掛け部材を通
    り、さらに前記抵抗部材の突出した側面から糸通し孔を
    挿通してミシン頭部に導かれることを特徴とする糸立て
    台の糸案内装置。
JP1191893A 1993-01-27 1993-01-27 糸立台の糸案内装置 Pending JPH06218168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1191893A JPH06218168A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 糸立台の糸案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1191893A JPH06218168A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 糸立台の糸案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06218168A true JPH06218168A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11791083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1191893A Pending JPH06218168A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 糸立台の糸案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06218168A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7219611B1 (en) Sewing machine embroidery thread guide
CA2191831A1 (en) Non-suspension type thread feeder
JP2001300174A (ja) ミシン用針板
JPH06218168A (ja) 糸立台の糸案内装置
US2508887A (en) Thread supporting and tensioning attachment for embroidery machines
US6044782A (en) Bobbin holder for a sewing machine
JPH0464386A (ja) ミシンの糸通し装置
JPS5911736Y2 (ja) ミシンの糸案内装置
JPH119871A (ja) ミシンの糸立て装置
JPS59222189A (ja) 自動ミシンに於ける糸端の処理法
JPS598695Y2 (ja) 糸巻きを使用するミシンの糸案内
US3282236A (en) Tape spool bracket and guide attachment for machines using narrow tapes
JPH033593Y2 (ja)
JPS6326150Y2 (ja)
KR0126867B1 (ko) 바 메거진
JPS6110628Y2 (ja)
US2683430A (en) Tape and ribbon tension guide attachment for sewing machines
JPS6137194A (ja) ミシン
JP2944637B1 (ja) 糸立棒装置
JPS6112054Y2 (ja)
JPS5941803Y2 (ja) ミシンの糸立収納箱
JP2797556B2 (ja) オーバロックミシン
JPH0126384Y2 (ja)
JP2000005476A (ja) ミシンの上糸供給構造
JPH019505Y2 (ja)