JPH06218147A - 乗用軌道施設 - Google Patents

乗用軌道施設

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Publication number
JPH06218147A
JPH06218147A JP1076993A JP1076993A JPH06218147A JP H06218147 A JPH06218147 A JP H06218147A JP 1076993 A JP1076993 A JP 1076993A JP 1076993 A JP1076993 A JP 1076993A JP H06218147 A JPH06218147 A JP H06218147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
riding
facility
moving body
sound absorbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1076993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Fukushima
公夫 福島
Yoshio Yamada
義雄 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON UCHU SHIYOUNENDAN
Obayashi Corp
Original Assignee
NIPPON UCHU SHIYOUNENDAN
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON UCHU SHIYOUNENDAN, Obayashi Corp filed Critical NIPPON UCHU SHIYOUNENDAN
Priority to JP1076993A priority Critical patent/JPH06218147A/ja
Publication of JPH06218147A publication Critical patent/JPH06218147A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無音でかつ無重力の宇宙空間に近い状況を擬
似体験することができ、しかも手軽に利用し得る乗用軌
道施設を提供する。 【構成】 支柱組体3の上に二本のレール10,10を
平行に配して軌道1をなすが、これは建築物の内部にお
いて上下への昇降部分や左右への蛇行部分および螺旋状
の旋回部分等を有した所定の径路に配設し、この軌道1
に沿わせて乗用移動体4を高速走行させる。特に軌道1
の経路途中には移動体4を可及的に自然落下させる急降
下勾配部分を設ける。建築物の内部にはグラスウールな
どの吸音部材を貼付けて音を吸収させる。また支柱組体
3の上部には略六角断面の筒体6を配する。つまり、筒
体6で軌道1を全長に亘って囲ってトンネルとなし、こ
の筒体6の内面にも吸音部材5を貼付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用移動体を軌道に沿
わせて高速走行させるジェットコースターのような乗用
軌道施設に関し、特に宇宙空間環境を疑似的に得るため
施設内を無響とするようにした乗用軌道施設に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、乗用移動体が軌道に沿って高
速走行する乗用軌道施設に関し、いわゆるジェットコー
スターと呼ばれているものが良く知られている。この種
の乗用軌道施設は、上下への昇降移動や左右への蛇行移
動あるいは螺旋状の旋回移動等を急激に生じさせるよう
な所定の径路に軌道を配設し、その軌道に沿わせて乗用
の移動体を高速走行させることによって、乗員にスリリ
ングな高速走行体験を与えるものであり、開放感を演出
するために軌道は屋外に敷設する施設構成が一般的では
あるが、特別な疑似環境を演出するために軌道を屋内に
敷設することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時は宇宙
への関心が高く、一般人が宇宙を旅することも夢ではな
くなりつつある。例えばNASAのスペースシャトル計
画などに見られるように宇宙空間への往復飛行がわりと
頻繁に行われるようになってきており、一般民間人が宇
宙へ出掛けられるようになる日もそう遠くはないと思わ
れる。このような背景から、宇宙空間に近い環境を疑似
体験できないものかという要望がある。しかし現状は、
そうした疑似体験を簡易に得られる施設が手近にはな
い。
【0004】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、宇宙空間に近い環境を簡易に疑似
体験することができ、しかも手軽に利用し得る乗用軌道
施設を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、所定径路に配設された軌道に沿わせて乗用移
動体を走行させる乗用軌道施設において、該軌道に該乗
用移動体を自然落下に近い状態で急降下させるための急
勾配部分を設けると共に、該施設内に生じた音を吸収し
て該施設内を無響とするための吸音手段を設けたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の本発明に係る乗用軌道施設によれ
ば、乗用軌道施設内に生じた音は吸音手段により吸収さ
れ、殆ど無響とすることができる。したがって、移動体
が軌道上を高速走行する際に生じる走行騒音や,その移
動体に搭乗した乗員が発する叫び声などは反響すること
なく即座に消音される。また、移動体が急勾配部分を自
然落下に近い状態で急降下した際には、当該急降下部分
でほぼ無重力に近い状態となり、無音でかつ無重力とい
った宇宙空間環境に近似した状態を体験できる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、添付図面
を参照して説明する。図1は、本発明にかかる乗用軌道
施設の好適な一実施例を示す概略全体斜視図であり、図
2は乗用軌道施設の要部を示す縦断面図である。
【0008】図1と図2とに示すように、乗用軌道施設
は、軌道1が建築物2の内部に設置されて特別な疑似環
境を演出できるように構成されている。
【0009】上記軌道1は、乗用移動体4に急激な上下
への昇降移動や左右への蛇行移動および螺旋状の旋回移
動等を生じさせるように所定の径路に沿って無端状に配
設されていて、その軌道1に沿わせて乗用移動体4を高
速走行させることによって、乗員にスリリングな高速走
行体験を与えるようになっている。すなわち、言わばジ
ェットコースターであり、特にその経路の途中には乗用
移動体4を可及的に自然落下させる状況に近付けるため
の長い急降下勾配部分が設けられており、また建築物2
には乗り場20と降り場21とが設けられていて、移動
体4への乗り降りが円滑に行えるようになっている。
【0010】図2に示すように、本実施例の軌道1は支
柱組体3の上に二本のレール10,10が平行に配設さ
れてなる。そして、軌道1上には乗用移動体4が乗せら
れて走行案内されるようになっている。この移動体4に
は主車輪40と副車輪41とが対向して備えられてお
り、これら主車輪40と副車輪41とは軌道1をなすH
字型のレール10を挟んでいて、移動体4が軌道1から
脱離しないように構成されている。
【0011】ところで、この建築物2の内部つまり床,
天井および壁には、吸音手段としてグラスウールなどの
吸音部材5が貼付けられており、音を吸収できるように
なっている。また、支柱組体3の上部には略六角断面の
筒体6が構成されており、この筒体6で軌道1がその全
長に亘って覆い囲われ、移動体4は当該筒体6でなるト
ンネル内を通行するようになっている。そして、この筒
体6の内面にも吸音部材5が貼付けられている。
【0012】このように、吸音部材5が、建築物2の内
部に貼付けられ、かつ軌道1を囲っている筒体6の内面
にも貼付けられるので、当該施設内に生じた音は効率よ
く吸収・消音され、反響しないようになっている。した
がって、移動体4が軌道1上を高速走行する際に生じる
走行騒音や,その移動体4に搭乗した人が発する叫び声
などは反響せずに即座に吸収・消音され、これにより施
設内は宇宙空間環境に近似した殆ど無音の静寂さが確保
されることになる。またこれに加えて、軌道1の急降下
勾配部分においては、移動体4を可及的に自然落下させ
る状態に近付けることにより、無重力に近似した環境を
作ることができる。
【0013】その結果、乗員に無音かつ無重力の宇宙空
間に近似した状況の疑似環境体験を与えることができ、
しかもこれは、屋内タイプのジェットコースターと言え
ることから、親しみやすく、子どもから大人までアトラ
クション的に手軽に利用することができる。
【0014】なお、発光装置や映像ディスプレイ等を建
築物2の内部に配設して、宇宙空間についての疑似環境
を更に補助的に演出するようにしてもよく、このように
すれば臨場感をより一層高めることができて好ましい。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる乗用軌道施設によれば、当該施設内に生じた音を吸
音手段で吸収してその反響を無くすことにより、移動体
が軌道上を高速走行する際に生じる走行騒音や,その移
動体に搭乗した乗員が発する叫び声などを即座に消音し
て無音に近い静寂さを確保し、また軌道に長い急降下勾
配部分を設けることにより、当該急降下勾配部分で無重
力状態に近似した状況を作り出すことで、無音・無重力
の宇宙空間に近い環境を簡易に乗員に疑似体験させるこ
とができる。そしてこれは、いわばジェットコースター
と言えることから、親しみやすく、子どもから大人まで
アトラクション的に手軽に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】乗用軌道施設の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軌道 4 移動体 5 吸音手段(吸音部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定径路に配設された軌道に沿わせて乗
    用移動体を走行させる乗用軌道施設において、該軌道に
    該乗用移動体を自然落下に近い状態で急降下させるため
    の急勾配部分を設けると共に、該施設内に生じた音を吸
    収して該施設内を無響とするための吸音手段を設けたこ
    とを特徴とする乗用軌道施設。
JP1076993A 1993-01-26 1993-01-26 乗用軌道施設 Pending JPH06218147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1076993A JPH06218147A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 乗用軌道施設

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JP1076993A JPH06218147A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 乗用軌道施設

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Publication Number Publication Date
JPH06218147A true JPH06218147A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11759543

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1076993A Pending JPH06218147A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 乗用軌道施設

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JP (1) JPH06218147A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234361A (en) * 1975-09-12 1977-03-16 Omron Tateisi Electronics Co Fitting device for control equipment
JPH0225296B2 (ja) * 1978-11-06 1990-06-01 Boeing Co
JPH02154781A (ja) * 1988-12-08 1990-06-14 Taisei Corp ジェットコースターの軌条
JPH03125740A (ja) * 1989-10-06 1991-05-29 Kobe Steel Ltd 吸音構造

Patent Citations (4)

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