JPH06218093A - 弾球遊戯機 - Google Patents

弾球遊戯機

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JPH06218093A
JPH06218093A JP4353294A JP35329492A JPH06218093A JP H06218093 A JPH06218093 A JP H06218093A JP 4353294 A JP4353294 A JP 4353294A JP 35329492 A JP35329492 A JP 35329492A JP H06218093 A JPH06218093 A JP H06218093A
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Michiko Matsumoto
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊戯者に有利な特定状態を発生させる確率を
容易に調整できると共に、数ゲーム継続する内に、その
都度の停止図柄から遊戯者側でも特定状態の発生確率を
ある程度予測でき、意欲にあふれた遊戯を行い得るよう
にする。 【構成】複数個の図柄表示部16,17,18を有する図柄表示
装置12と、遊戯盤上に発射された遊戯球が特定の始動口
15に入った時に、図柄表示装置12の各図柄表示部16,17,
18の図柄を所定時間だけ変動させる図柄変動処理手段57
と、遊戯内容を遊戯者に有利な特定状態に設定する特定
状態設定手段58と、各図柄表示部16,17,18の停止図柄が
各図柄表示部16,17,18に表示される図柄の組み合わせ数
に基づいて発生する所定の組み合わせとなった時に特定
状態設定手段58を作動させる特定状態判定手段59と、図
柄表示装置12の各図柄表示部16,17,18に表示される図柄
数を設定する図柄数設定手段54とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊戯中に遊戯内容を遊
戯者に有利な特定状態に変更する特定状態発生機能を備
えたアレンジボール機、パチンコ機等の弾球遊戯機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アレンジボール機は、障害釘等を有する
遊戯盤の下部に、例えば横一列状に16個の下部入球口を
配置すると共に、その各下部入球口に対応して入賞図柄
表示部を横一列状に配置している。そして、1ゲーム当
たり16個の遊戯球を遊戯盤の上部に発射し、その遊戯球
が入球した下部入球口の位置を、それに対応する各入賞
図柄表示部を発光させて図柄により表示し、その図柄が
予め設定された組み合わせとなった時に、その成立の難
易度に応じて得点を計上し、得点に応じて所定の賞球を
払い出すようになっている。
【0003】この種のアレンジボール機において、従
来、複数個の図柄表示部を有する図柄表示装置を遊戯盤
の中央部に設け、遊戯盤上に発射された遊戯球が特定の
始動口に入球した時に、図柄表示装置の各図柄表示部の
図柄を、目視により識別できない程度の速度で所定時間
だけ変動させ、各図柄表示部の停止図柄が所定の組み合
わせ、例えば“7”“7”“7”となった時に得点を増
加させる得点増加式等、遊戯内容を遊戯者に有利な特定
状態に切り換えるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このアレンジボール機
は、16個の下部入球口に入って成立する図柄の組み合わ
せの他に、ある確率により発生する特定状態によって遊
戯者に有利な状態が得られるようになっている。そのた
め特定状態の発生頻度が高くなれば、遊戯者に非常な利
益となって賞球が還元されることになり、興趣に優れた
ゲームができる。
【0005】従来のアレンジボール機は、図柄表示手段
の各図柄表示部の停止図柄が所定の組み合わせとなって
特定状態が発生する確率は、それが製造された時に特定
状態判定用の乱数値が所定値に固定的に設定されるた
め、その後に設定確率を変更することはできない。従っ
て、設定確率の如何によっては遊戯者又は遊戯店側の何
れかに多大な利益がもたらされることになるので、遊戯
店側では、遊戯店の収益率と遊戯者への還元率とを考慮
しながら、始動口の入側の障害釘間の間隔を調整する方
法を採っている。
【0006】しかし、この調整は非常な熟練を要し、し
かも調整後の状態が必ずしも妥当な利益率及び還元率で
あるか否かを直ちに判断し難く、遊戯球が始動口に入り
難くなれば、遊戯に対する興趣が損なわれて遊戯者数が
少なくなるため、特定状態発生機能を持ったアレンジボ
ール機の特質を十分活かし得ず、その稼動率の低下を招
く結果になる。
【0007】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、遊戯
店の利益率と遊戯者への還元率とを考慮して両者のバラ
ンスを採りながら、遊戯者に有利な特定状態を発生させ
る確率を容易に調整できると共に、数ゲーム継続する内
に、その都度の停止図柄から遊戯者側でも特定状態の発
生確率をある程度予測でき、意欲にあふれた遊戯を行い
得るようにした弾球遊戯機を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の図柄
表示部16,17,18を有する図柄表示装置12と、遊戯盤5上
に発射された遊戯球が特定の始動口15に入った時に、図
柄表示装置12の各図柄表示部16,17,18の図柄を所定時間
だけ変動させる図柄変動処理手段57と、遊戯内容を遊戯
者に有利な特定状態に設定する特定状態設定手段58と、
各図柄表示部16,17,18の停止図柄が各図柄表示部16,17,
18に表示される図柄の組み合わせ数に基づいて発生する
所定の組み合わせとなった時に特定状態設定手段58を作
動させる特定状態判定手段59と、図柄表示装置12の各図
柄表示部16,17,18に表示される図柄数を設定する図柄数
設定手段54とを備えたものである。
【0009】
【作用】遊戯盤5 上に発射された遊戯球が特定の始動口
15に入ると、図柄変動処理手段57により図柄表示装置12
が作動して各図柄表示部16,17,18の図柄が所定時間だけ
変動する。そして、各図柄表示部16,17,18の停止図柄が
設定確率に基づいて発生する所定の組み合わせとなった
時に、特定状態判定手段59がそれを判定して特定状態設
定手段58を作動させるので、遊戯内容を遊戯者に有利な
特定状態に設定し変更する。
【0010】特定状態の発生確率は、遊戯店の収益率と
遊戯者への還元率とを考慮して、図柄数設定手段54にて
各図柄表示部16,17,18に表示される図柄数を変えること
により調整可能である。従って、特定状態の発生確率の
調整が容易であり、また調節後の発生確率の妥当性を容
易に判断できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図2はアレンジボール機の正面図である。図2に
おいて、1 は機枠、2 は機枠1 の前面に開閉自在に枢着
された前面枠である。前面枠2 にはガラス扉枠3 及び前
面板4 が装着され、その後側に遊戯盤5 が着脱自在に装
着されている。
【0012】遊戯盤5 の前面には、打球を案内するガイ
ドレール6 が設けられる他、天入球口7 、左・右ゲート
8,9 、左・右役物作動口10,11 、センターケース61、図
柄表示装置12、下部入球口13、入賞図柄表示装置14等が
設けられている。センターケース61は中央部に図柄変動
開始用の始動口15を有する。図柄表示装置12は、図4に
示すように3個の図柄表示部16,17,18を有し、各図柄表
示部16,17,18は10種類の異なる図柄、例えば0〜9まで
の数字図柄をセグメント表示するようになっている。
【0013】下部入球口13は1ゲームに使用する遊戯球
の数と同数の16個であり、遊戯盤5の下部に左右方向に
横一列に配列されている。入賞図柄表示装置14は、各下
部入球口13に対応する16個の表示部19を横一列状に配置
して成り、発射された遊戯球が下部入球口13に入った時
に、それに対応する表示部19が点灯して1〜16までの数
字を表示するようになっている。
【0014】前面板4 には上皿20が装着され、また前面
枠2 の下部には下皿21と発射装置22用の操作ハンドル23
が設けられ、操作ハンドル23を操作すれば、上皿20から
16個の遊戯球が発射部に供給され、それを1個づつ打撃
して発射するようになっている。24は得点を表示する得
点表示部である。
【0015】図3はアレンジボール機の背面図である。
図3において、25は裏セット板で、遊戯盤5 を裏側から
押さえ付けるように前面枠2 に装着されている。26は遊
戯盤5 の裏側の裏カバー27に取付けられた制御基板で、
アレンジボール機全体の遊戯動作を制御するマイクロコ
ンピュータ28、及びその他の電気部品等が装着されると
共に、設定確率変更用のキースイッチ29が装着されてい
る。
【0016】制御基板26は図5に示すように保護カバー
38により覆われており、また保護カバー38には、キー39
を挿入してキースイッチ29を操作するための挿入孔40が
設けられている。30は前面枠2 の裏側の下部に装着され
た発射装置22用の発射モータで、操作ハンドル23を操作
すれば、この発射モータ30が作動し、打撃槌31により打
球レール32上の遊戯球を打撃して発射するようになって
いる。
【0017】33は賞球を貯留する賞球タンク、34は賞球
タンク33に連通する賞球タンクレールで、裏セット板25
の上部に取付けられている。35は賞球の球切れを検出す
る球切れスイッチで、賞球タンクレール34の下部に回動
自在に枢支された作動片36により繰り出される。作動片
36はウェイト37を有し、球切れ時に上昇して球切れスイ
ッチ35がオフするようになっている。
【0018】41は賞球を所要数づつ払い出す賞球払出し
装置で、制御基板26の側方で裏セット板25に装着されて
いる。賞球払出し装置41は、賞球供給通路42と賞球払出
し通路43とを左右に二列備えると共に、その各列の通路
42,43 間に払出し用の回転体44を備え、この回転体44を
払出しモータ45により回転駆動するようになっている。
賞球供給通路42は上側の賞球タンクレール34に連通し、
賞球払出し通路43は下側の賞球案内通路46を経て前側の
上皿20内に連通されている。
【0019】47は賞球供給通路42の賞球切れを確認する
球切れ確認スイッチで、賞球供給通路42の上端部に設け
られ、賞球が切れた時にオフするようになっている。48
は賞球払出し装置41からの賞球払出しを検出する払出し
検出スイッチで、賞球払出し通路43の下端部に設けられ
ている。49は満杯検出スイッチで、下皿21の打球が満杯
状態となった時に、作動片50を介してオンするようにな
っている。
【0020】51は集球ケースで、遊戯盤5 の天入球口7
、下部入球口13、始動口15等に入った遊戯球を集めて
排出通路52から外部に排出するようになっている。53は
スイッチユニットで、下部入球口13に入った遊戯球を検
出して入賞図柄表示装置14の各表示部19を発光させるた
めのものである。
【0021】図1はアレンジボール機の制御動作を司る
制御系のブロック図である。この図1において、54はキ
ー操作により図柄表示装置12の各図柄表示部16,17,18に
表示される図柄数を変更し設定する図柄数設定手段で、
キースイッチ29と、電源投入時にキースイッチ29からの
キー出力X1,2,3 ……に応じて予め定められた各図
柄表示部16,17,18毎の図柄数を読み込んで記憶する記憶
バッファ55とから構成されている。
【0022】因みにキースイッチ29が1〜5までの5階
段に切換え可能であるとした場合、各図柄表示部16,17,
18に表示されている数字図柄は、次表に示すような種類
に設定されている。
【0023】
【表1】
【0024】即ち、キースイッチ29が1でキー出力X1
の時には、各図柄表示部16,17,18に表示される数字図柄
は0〜9までの10種類であり、キー出力X2 の時には図
柄表示部16,17 が0〜9までの10種類であるのに対し、
図柄表示部18が0〜8までの9種類になる。またキー出
力X3 の時には図柄表示部16が0〜9までの10種類、図
柄表示部17,18 が0〜8までの9種類となる。キー出力
4 の時には各図柄表示部16,17,18とも0〜8までの9
種類となり、キー出力X5 の時には図柄表示部16,17 が
0〜8までの9種類、図柄表示部18が0〜7までの8種
類となる。
【0025】従って、図柄表示装置12の各図柄表示部1
6,17,18に表示される数字図柄が“7”“7”“7”に
なった時に、遊戯者に有利な特定状態とするものとした
場合、その特定状態は各図柄表示部16,17,18に表示され
る図柄の組み合わせ数分の1となるので、その発生確率
は、前記表1に示すように、スイッチ出力X1 の時に1/
1000、スイッチ出力X2 の時に1/900 、スイッチ出力X
3 の時に1/810 、スイッチ出力X4 の時に1/729 、スイ
ッチ出力X5 の時に1/648 となる。
【0026】56は図柄変動初期設定手段で、例えば予め
所定時間毎に乱数を発生させておき、遊戯球が始動口15
に入球した時に、その時点の乱数値を抽出して、乱数値
に応じて図柄表示装置12の各図柄表示部16,17,18の図柄
を変動させる時間をランダムに初期設定するようになっ
ている。なお、この図柄変動初期設定手段56は、始動口
15に遊戯球が入球した時点の乱数値に応じて、各図柄表
示部16,17,18の停止図柄を予め決定するようにしても良
い。
【0027】57は図柄表示装置12の各図柄表示部16,17,
18に表示されている図柄を所定時間だけ変動させる図柄
変動処理手段で、図柄変動初期設定手段56での初期設定
に従って各図柄表示部16,17,18の表示図柄を目視により
識別できない程度の速度で所定時間だけ変動させるよう
になっている。なお、ここでの所定時間は、図柄変動初
期設定手段56での初期設定に基づいた時間であって、必
ずしも固定的な一定時間ではない。
【0028】58は特定状態設定手段で、遊戯内容が遊戯
者に有利になる特定状態、例えば所定の条件を充足した
時にその得点を増加させるべく、その遊戯中に遊戯内容
を所定時間だけ特定状態に設定するためのものである。
59は特定状態判定手段で、図柄表示装置12の停止後に、
この図柄表示装置12の各図柄表示部16,17,18に表示され
る停止図柄が所定の組み合わせ、例えば“7”“7”
“7”となった時に、所定の条件下でその時点に得点表
示部24に表示されている得点を増加させるように特定状
態設定手段58を作動させるためのものである。60は入出
力制御回路である。
【0029】次に上記構成のアレンジボール機における
動作を説明する。遊戯に際しては、上皿20に遊戯球を入
れ、発射用の操作ハンドル23を廻すと、発射モータ30が
作動し、上皿20から発射部に供給される遊戯球を打撃槌
31により打撃してガイドレール6 に沿って遊戯盤5 上に
発射する。なお、1ゲームに使用する遊戯球は16個であ
る。
【0030】遊戯盤5 上に発射された遊戯球は、天入球
口7 等に入球するか、又は横一列に配置された16個の下
部入球口13の何れかに入球する。そして、例えば下部入
球口13に遊戯球が入球すれば、スイッチユニット53が入
球を検出し、入賞図柄表示装置14の表示部19の内、遊戯
球が入った下部入球口13に対応する表示部19が発光して
入賞図柄を表示する。
【0031】この時、発光状態の入賞図柄が4個連続す
る組み合わせができれば、それを入賞とし、その入賞得
点が順次加算されて得点表示部24に表示される。そし
て、入賞得点1点につき16個の遊戯球を賞球として獲得
でき、1回のゲームにつき最高10点で160 個までの賞球
が得られる。この賞球は、ゲーム中、入賞があれば、そ
の都度、賞球払出し装置41が働いて払い出して行く。
【0032】左ゲート8 を遊戯球が通過すると、左役物
作動口10が極く短時間だけ開放する。センターケース61
には3個の口があり、センターケース61に入球した遊戯
球はその何れかを通過するが、その中央の始動口15を通
過すれば、図柄数設定手段54で設定された各図柄表示部
16,17,18の図柄数に応じた頻度で遊戯者に有利な特定状
態が発生し、得点が更に増加する。
【0033】即ち、始動口15に遊戯球が入ると、直ちに
図柄表示装置12の各図柄表示部16,17,18に表示された図
柄が目視で識別できない程度の速度で変動し、所定時間
(約1秒程度)経過後に中央の図柄表示部17、左右の図
柄表示部16,18 の順で停止する。そして、予め各図柄表
示部16,17,18の停止図柄が“7”“7”“7”となった
時、特定状態の発生条件と決めていた場合、この各図柄
表示部16,17,18の停止図柄が“7”“7”“7”となれ
ば当たりとなるので、特定状態設定手段58が働き、第14
回目の遊戯の結果が得られるまで作動する。
【0034】特定状態設定手段58の作動中に右ゲート9
を遊戯球が通過すると、右役物作動口11が開放し、これ
に遊戯球が入れば得点が2倍に増加する。この右役物作
動口11は、そのゲームを含めて3ゲームまで開放する
が、これに遊戯球が入れば直ちに閉じる。各図柄表示部
16,17,18の停止図柄が上記特定状態以外の組み合わせで
あれば、特定状態設定手段58が働かず、特定状態は発生
しない。
【0035】このように特定状態発生機能付きのアレン
ジボール機においては、図柄数設定手段54で設定された
各図柄表示部16,17,18の図柄数に応じた確率で特定状態
が発生するが、その確率は、電源投入前にキー操作によ
り各図柄表示部16,17,18の図柄数を変えることによって
簡単に変更できる。
【0036】この時の動作を図6のフローチャートを参
照しながら説明する。電源投入前に保護カバー38の挿入
孔40からキースイッチ29にキー39を挿入し、適宜位置ま
でキー39を廻してキー出力Xn を変更する。そして、そ
の後、電源を投入すると( ステップS1 )、キースイッ
チ29からのキー出力Xn が読み込まれ(ステップ
2)、そのキー出力Xn に応じて各図柄表示部16,17,1
8に表示される図柄の図柄数がプログラム上で決定され
る。
【0037】例えば、前日までの確率が1/1000で特定状
態の発生頻度が非常に低く稼働率が悪ければ、キースイ
ッチ29をキー出力X1 からキー出力X2 又はX3 の位置
まで廻しておく。すると電源の投入時にキー出力X2
はX3 が記憶バッファ55に読み込まれて記憶される(ス
テップS3 )。
【0038】従って、各図柄表示部16,17,18に表示され
る図柄数は、キー出力X2 の時には図柄表示部16,17 が
0〜9までの10種類、図柄表示部18が0〜8までの9種
類となり、またキー出力X3 の時には図柄表示部16が0
〜9までの10種類、図柄表示部17,18 が0〜8までの9
種類となる。このため特定状態の発生確率は、キー出力
2 の時には1/900 、キー出力X3 の時には1/810 まで
夫々アップする。
【0039】遊戯開始後、遊戯球がセンターケース61の
始動口15を通過し検出されると(ステップS4 )、図柄
変動初期設定手段56がその時点の乱数値を抽出して、各
図柄表示部16,17,18の図柄を変動させる変動時間をラン
ダムに初期設定する(ステップS5)。そして、図柄変動
処理手段57により図柄変動処理を行い( ステップS6,
7 ) 、一定時間だけ図柄表示装置12の各図柄表示部16,1
7,18の表示図柄を目視できない程度の速さで変動させ
る。
【0040】この図柄変動処理が終了して( ステップS
8 ) 、各図柄表示部16,17,18の図柄が中央、左右の順で
停止すれば、特定状態判定手段59により各図柄表示部1
6,17,18の停止図柄が特定状態とすべき所定の組み合わ
せか否か、即ち当たりか否かの当たり判定を行う( ステ
ップS9 )。そして、当たりであれば特定状態設定処理
手段58により特定状態の設定処理を行った後(ステップ
10) 、その後、所定の条件を充足すれば、役物作動口
11のソレノイドを作動させ、或いは各部の表示灯を点灯
させる等の遊戯関係処理を行い(ステップS11) 、例え
ば得点を2倍に増加させる。
【0041】このように図柄数設定手段54を設けておけ
ば、簡単なキー操作で各図柄表示部16,17,18に表示され
る図柄数を変えることにより、遊戯者に有利な特定状態
を発生させる場合の発生確率を調整できるので、遊戯店
側の利益率と遊戯者への利益の還元率とを考慮して、両
者のバランスを採りながら妥当な発生確率に調整するこ
とが可能になる。従って、従来の障害釘間の間隔を調整
する場合に比べて発生確率の調整が容易であり、また調
整後の確率の妥当性の判断も容易である。
【0042】しかも、各図柄表示部16,17,18に表示され
る図柄数を変えて調整するため、数ゲーム継続している
間に、停止図柄に注目しておけば、遊戯者側でも欠けた
図柄の有無、その数等を把握できる。従って、遊戯者側
で特定状態の発生確率をある程度予測できるので、遊戯
者にとっても意欲にあふれた遊戯ができ、アレンジボー
ル機自体の稼働率も向上する。
【0043】図7は本発明の第2実施例を示し、電源投
入時にキースイッチ29の状態を入力するのではなく、遊
戯関係処理後にリセット信号が入力される毎にキースイ
ッチ29からのキー出力Xn を入力するようにしたもので
ある。このようにすれば、稼動中は何時でもキースイッ
チ29を操作することにより発生確率の変更が可能であ
る。
【0044】図8及び図9は第3実施例を示し、図柄表
示装置12の各図柄表示部16,17,18を駆動する駆動回路6
3,64,65毎に図柄数設定部66,67,68を組み込み、キース
イッチ29の操作により各図柄数設定部66,67,68で図柄数
を調整すると言うハード的手段を採用したものである。
この場合には、キースイッチ29からのキー出力に応じて
各図柄数設定部66,67,68により図柄数が決定される。そ
して、遊戯球が始動口15を通過すると、その図柄数に応
じて図柄変動初期設定手段56が働き、以下、同様に動作
する。
【0045】なお、実施例では、特定状態での処理とし
て得点増加処理を例示したが、その得点増加処理の条
件、内容は実施例に限定されるものではなく、またそれ
以外の処理であっても良く、遊戯者に有利に働く全てを
包含するものである。また図柄表示装置12の各図柄表示
部16,17,18に表示される図柄は、数字以外のものでも良
いことは言うまでもない。
【0046】更に、実施例では、アレンジボール機につ
いて例示したが、パチンコ機等の弾球遊戯機においても
同様に実施することが可能である。また図柄数設定手段
54は、キー操作で図柄数を設定するようになっている
が、ボリューム、トグルスイッチ等の操作で設定するよ
うにしても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明は、複数個の図柄表示部16,17,18
を有する図柄表示装置12と、遊戯盤5上に発射された遊
戯球が特定の始動口15に入った時に、図柄表示装置12の
各図柄表示部16,17,18の図柄を所定時間だけ変動させる
図柄変動処理手段57と、遊戯内容を遊戯者に有利な特定
状態に設定する特定状態設定手段58と、各図柄表示部1
6,17,18の停止図柄が各図柄表示部16,17,18に表示され
る図柄の組み合わせ数に基づいて発生する所定の組み合
わせとなった時に特定状態設定手段58を作動させる特定
状態判定手段59と、図柄表示装置12の各図柄表示部16,1
7,18に表示される図柄数を設定する図柄数設定手段54と
を備えているので、遊戯店の利益率と遊戯者への還元率
とを考慮して両者のバランスを採りながら、特定状態の
発生確率を容易に調整でき、しかもその調整後の発生確
率の妥当性の判断も容易にできる。
【0048】また、各図柄表示部16,17,18に表示される
図柄数を変えて発生確率を調整するため、数ゲーム継続
している間に、停止図柄に注目しておけば、遊戯者側で
も欠けた図柄の有無、その数等を把握できる。従って、
遊戯者側で特定状態の発生確率をある程度予測できるの
で、遊戯者にとっても常に意欲にあふれた遊戯を行うこ
とができ、特定状態発生機能を持った弾球遊戯機の特質
を十分に活かし、その稼働率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す制御系のブロック図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示すアレンジボール機の
正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すアレンジボール機の
背面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図柄表示装置の正面
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すキースイッチ取付部
の断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2実施例を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第3実施例を示す制御系のブロック図
である。
【図9】本発明の第3実施例を示すフローチャートであ
る。
【符合の説明】
5 遊戯盤 12 図柄表示装置 15 始動口 16 図柄表示部 17 図柄表示部 18 図柄表示部 29 キースイッチ 39 キー 54 図柄数設定手段 55 記憶バッファ 56 図柄変動初期設定手段 57 図柄変動処理手段 58 特定状態設定手段 59 特定状態判定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の図柄表示部(16)(17)(18)を有す
    る図柄表示装置(12)と、遊戯盤(5) 上に発射された遊戯
    球が特定の始動口(15)に入った時に、図柄表示装置(12)
    の各図柄表示部(16)(17)(18)の図柄を所定時間だけ変動
    させる図柄変動処理手段(57)と、遊戯内容を遊戯者に有
    利な特定状態に設定する特定状態設定手段(58)と、各図
    柄表示部(16)(17)(18)の停止図柄が各図柄表示部(16)(1
    7)(18)に表示される図柄の組み合わせ数に基づいて発生
    する所定の組み合わせとなった時に特定状態設定手段(5
    8)を作動させる特定状態判定手段(59)と、図柄表示装置
    (12)の各図柄表示部(16)(17)(18)に表示される図柄数を
    設定する図柄数設定手段(54)とを備えたことを特徴とす
    る弾球遊戯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150247A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Fuji Shoji Kk 弾球遊技機の表示装置
JP2001009112A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Sansei パチンコ遊技機

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