JPH06217055A - ファクシミリサーバ装置 - Google Patents

ファクシミリサーバ装置

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Publication number
JPH06217055A
JPH06217055A JP50A JP504693A JPH06217055A JP H06217055 A JPH06217055 A JP H06217055A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 504693 A JP504693 A JP 504693A JP H06217055 A JPH06217055 A JP H06217055A
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JP
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server device
file
facsimile server
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JP50A
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English (en)
Inventor
Koji Oka
浩二 岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LANネットワーク上で画像データ以外の各
種のデータもファクシミリ送受信できるようにする。 【構成】 LAN用のインタフェースであるLAN制御
部18を介してLANに接続された端末装置から受信し
たプリントアウト情報を基にして、システム制御部11
がそのプリンタコードを画像データに変換し、その変換
された画像データをファクシミリインタフェースである
回線制御部12が公衆回線Lを介してファクシミリ通信
方式にしたがって送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ローカルエリアネッ
トワーク(構内情報通信網)のネットワークに接続され
るファクシミリサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのダウンサイジング
化に伴って、オフィスにはパーソナルコンピュータ,ワ
ードプロセッサ,又はファクシミリ装置等の各種のオフ
ィスオートメーション(OA)機器が多く導入されてい
る。
【0003】特に、構内通信網(LAN)を導入して、
例えば、一事業所内で複数台のパーソナルコンピュータ
等の端末装置についてファイル,プリンタ,又はファク
シミリ装置を共有化し、複数台の端末装置の有効利用を
図っている。
【0004】このようなLANを構築する場合、一事業
所内の部課単位でサーバ装置を設置している。このサー
バ装置とは、複数台の端末装置が接続されたLAN等の
ネットワーク上で、その各端末装置に対して自らのファ
イル機能,プリンタ機能,ファックス機能を利用させる
装置であり、その種類にはファイルサーバ装置,プリン
タサーバ装置,及びファクシミリサーバ装置等がある。
【0005】したがって、ファクシミリサーバ装置もフ
ァイルサーバ装置やプリンタサーバ装置等と共に部課単
位で設置されるケースが多く、用紙補給の手間や設置場
所が増大するという不都合を抱えていた。
【0006】従来、LANに接続されている端末装置か
ら受信した画像情報を公衆回線を介してファクシミリ送
信又は印刷したり、原稿から読み取った画像情報をLA
N上の端末装置へ伝送したりするファクシミリ装置、つ
まり、ファクシミリ機能を流用してプリンタサーバ機能
やスキャナサーバを合わせ持った他機能サーバ装置であ
るファクシミリ装置(例えば、特開平4−72859号
公報参照)があった。
【0007】このようなファクシミリ装置では、1台で
ファクシミリ装置,プリンタ装置,及びスキャナ装置の
各機能を全て備えているので、装置を設置する際に場所
を取らないというメリットがある。
【0008】また、LANに接続されている端末装置
(パーソナルコンピュータ)にファクシミリ受信した画
像情報を電子メール用フォーマットに変換して通知する
ペーパーレスファクシミリ装置であるファクシミリサー
バ装置(例えば、特開平3−289756号公報参照)
もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のファクシミリ装置やファクシミリサーバ
装置では、画像情報(画像データ)のみしか扱えなかっ
たので、各端末装置で利用されているテキストファイル
やプログラムファイル等の多様なデータをLANのネッ
トワーク上で活用できないという問題があった。
【0010】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、LANネットワーク上で画像データ以外の各種
のデータもファクシミリ送受信できるようにすることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によるファクシ
ミリサーバ装置は、上記の目的を達成するため、LAN
用のインタフェースと、そのインタフェースを介してL
ANに接続された端末装置から受信したプリントアウト
情報を基にしてそのプリンタコードを画像データに変換
する手段と、その手段によって変換された画像データを
インタフェースを介してファクシミリ通信方式にしたが
って送信する手段を備えている。
【0012】さらに、上記インタフェースを介して受信
した端末装置からのテキストファイル,プログラムファ
イル等のファイル情報を画像データに変換せずにそのま
まインタフェースを介してファクシミリ通信方式にした
がって送信するファイル情報送信手段を設けたものであ
る。
【0013】また、上記端末装置からのファクシミリ送
信要求毎に、送信元や受信元等の宛名書き情報を予め決
められた書式にしたがって追加,変更,又は削除等の管
理をする宛名書き情報管理手段を設けるとよい。
【0014】さらに、ファクシミリ送信時に、宛名書き
情報を予め決められたイメージにしたがって画像データ
に変換してファイル情報の1ページ目に挿入する宛名書
き情報挿入手段を設けるとよい。
【0015】さらにまた、ファクシミリ送信時に送信先
が同じ機能を持ったファクシミリサーバ装置か否かを判
断する送信先判断手段と、その手段によって送信先が同
じ機能を持ったファクシミリサーバ装置であると判断さ
れた場合は宛名書き情報をコード情報のまま送信する宛
名書きコード情報送信手段と、ファクシミリ受信時に宛
名書き情報をコード情報で受信した場合は、そのコード
情報を予め決められた画像データに変換して、受信した
ファイル情報の1ページ目に挿入して印刷する手段を設
けるとよい。
【0016】また、上記端末装置から受信したプリンタ
コードのファイルサイズとそのプリンタコードを変換及
び圧縮した画像データのファイルサイズとを比較して、
ファイルサイズの小さい方のファイルを送信する手段を
設けてもよい。
【0017】あるいはまた、公衆回線を介して受信した
ファクシミリ情報を印刷するファクシミリ情報印刷手段
と、上記LANに接続されている端末装置から受信した
情報を印刷する端末情報印刷手段とを有し、ファクシミ
リ情報印刷手段と端末情報印刷手段とが印刷した用紙を
それぞれ別のトレイに排出するようにするとよい。
【0018】
【作用】この発明によるファクシミリサーバ装置は、L
AN用のインタフェースを介して受信した端末装置から
のテキストファイル,プログラムファイル等のファイル
情報を画像データに変換せずに、そのままそのインタフ
ェースを介してファクシミリ通信方式にしたがって送信
するので、画像データ以外のデータもファクシミリ送信
することができる。
【0019】また、端末装置からのファクシミリ送信要
求毎に、送信元や受信元等の宛名書き情報を予め決めら
れた書式にしたがって追加,変更,又は削除等の管理を
するようにすれば、ファクシミリ送信要求毎に、送信元
や受信元等の宛名書き情報を任意の書式で追加,変更,
又は削除することができる。
【0020】さらに、ファクシミリ送信時に宛名書き情
報を、予め決められたイメージにしたがって画像データ
に変換してファイル情報の1ページ目に挿入するように
すれば、ファクシミリ送信時に宛名書き情報の画像デー
タをファイル情報の1ページ目に挿入することができ
る。
【0021】さらにまた、ファクシミリ送信時に送信先
が同じ機能を持ったファクシミリサーバ装置か否かを判
断し、その送信先が同じ機能を持ったファクシミリサー
バ装置であると判断された場合は宛名書き情報をコード
情報のまま送信し、ファクシミリ受信時に宛名書き情報
をコード情報で受信した場合はそのコード情報を予め決
められた画像データに変換して受信したファイル情報の
1ページ目に挿入するようにすれば、同じ機能を持った
ファクシミリサーバ装置へは宛名書き情報をコード情報
のまま送信し、ファクシミリ受信したコード情報は画像
データに変換して受信したファイル情報の1ページ目に
挿入することができる。
【0022】また、端末装置から受信したプリンタコー
ドのファイルサイズとそのプリンタコードを変換及び圧
縮した画像データのファイルサイズとを比較して、ファ
イルサイズの小さい方のファイルを送信するようにすれ
ば、受信したプリンタコードを少ないデータ量のファイ
ルで送信することができる。
【0023】あるいはまた、公衆回線を介して受信した
ファクシミリ情報を印刷し、LANに接続されている端
末装置から受信した情報を印刷して、それらの用紙をそ
れぞれ別のトレイに排出するようにすれば、ファクシミ
リ情報を印刷した用紙と端末装置から受信した情報を印
刷した用紙とをそれぞれ別のトレイに分けてまとめるこ
とができる。
【0024】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図2はこの発明の一実施例であるファク
シミリサーバ装置を備えたローカルエリアネットワーク
(LAN)の構成図である。
【0025】このLANは、ファクシミリサーバ装置1
にハブ2を介して複数の端末装置としてパーソナルコン
ピュータ(パソコン)3a〜3nが接続されており、そ
のファクシミリサーバ装置1は公衆回線Lを介して他の
ファクシミリ装置又はファクシミリサーバ装置と接続さ
れている。
【0026】そのパソコン3a〜3nはそれぞれ各種の
処理を行ない、ファクシミリサーバ装置1を介してLA
N通信網に接続されている他のパソコンとのLAN通信
を行なえる。また、ハブ2は各端末装置3a〜3nを接
続してLAN通信網を形成する集線装置である。
【0027】図1は図2に示したファクシミリサーバ装
置の一構成例を示すブロック図である。このファクシミ
リサーバ装置1は、ROM/RAM10,システム制御
部11,回線制御部12,画像メモリ13,圧縮/再生
部14,プロッタ15,スキャナ16,操作部17,L
AN制御部18,ハードディスクメモリ19,出力トレ
イ切り替えスイッチ(SW)20,及びバス21とから
なる。
【0028】ROM/RAM10は、このファクシミリ
サーバ装置の基本プログラム、この発明に係わるLAN
制御のプログラム、プリンタコード変換プログラム、及
びスキャナコード変換プログラム等を記憶するメモリで
ある。また、システム制御部11が各種処理を行なうと
きに使用する作業用メモリでもある。
【0029】システム制御部11は、ROM/RAM1
0に記憶されている各種プログラムにしたがってこのフ
ァクシミリサーバ装置の各部を制御してファクシミリサ
ーバ装置としてのシーケンスを実行すると共に、この発
明に係わるLAN制御処理を実行する。
【0030】すなわち、このシステム制御部11は以下
の各機能を果たす。 (1)LANに接続された端末装置からインタフェース
を介して受信したプリントアウト情報を基にしてそのプ
リンタコードを画像データに変換する手段 (2)その手段によって変換された画像データをインタ
フェースを介してファクシミリ通信方式にしたがって送
信する手段
【0031】(3)インタフェースを介して受信した端
末装置からのテキストファイル,プログラムファイル等
のファイル情報を画像データに変換せずにそのままイン
タフェースを介してファクシミリ通信方式にしたがって
送信するファイル情報送信手段
【0032】(4)端末装置からのファクシミリ送信要
求毎に送信元や受信元等の宛名書き情報を予め決められ
た書式にしたがって追加,変更,又は削除等の管理をす
る宛名書き情報管理手段
【0033】(5)ファクシミリ送信時に宛名書き情報
を予め決められたイメージにしたがって画像データに変
換してファイル情報の1ページ目に挿入する宛名書き情
報挿入手段 (6)ファクシミリ送信時に送信先が同じ機能を持った
ファクシミリサーバ装置か否かを判断する送信先判断手
【0034】(7)その手段によって送信先が同じ機能
を持ったファクシミリサーバ装置であると判断された場
合は宛名書き情報をコード情報のまま送信する宛名書き
コード情報送信手段 (8)ファクシミリ受信時に宛名書き情報をコード情報
で受信した場合はそのコード情報を予め決められた画像
データに変換して、受信したファイル情報の1ページ目
に挿入して印刷する手段
【0035】(9)端末装置から受信したプリンタコー
ドのファイルサイズとそのプリンタコードを変換及び圧
縮した画像データのファイルサイズとを比較して、ファ
イルサイズの小さい方のファイルを送信する手段 (10)公衆回線を介して受信したファクシミリ情報を
印刷するファクシミリ情報印刷手段
【0036】(11)LANに接続されている端末装置
から受信した情報を印刷する端末情報印刷手段 (12)そのファクシミリ情報印刷手段と端末情報印刷
手段とが印刷した用紙をそれぞれ別のトレイに排出させ
る手段
【0037】回線制御部12は公衆回線Lと接続してお
り、その公衆回線Lを介して接続されている他のファク
シミリ装置又はファクシミリサーバ装置との通信制御を
行なう。また、画像データ(画像情報)の他にファイル
情報も扱うことからデータの喪失が許されないため、国
際電信電話諮問委員会(CCITT)で勧告されている
誤り訂正方式(ECM)に基づいて処理を行なう。
【0038】画像メモリ13は画像データを複数ページ
分蓄積する容量を有し、受信した画像データ、送信用の
画像データ、及びプリンタコードから変換された画像デ
ータを蓄積する。
【0039】圧縮/再生部14は画像データを所定の符
号化方式によって符号化する。例えば、MH(Modifien
d Huffman)方式,MR(Modified READ)方式,又はM
−R方式等の符号化方式によって画像データの符号化
(圧縮化)を行なう。また、逆に符号化された画像デー
タを復号化(再生化・伸長化)する処理も行なう。
【0040】プロッタ15は画像データを紙に印刷する
印刷部であり、例えば、サーマル素子を利用したサーマ
ル記録装置を用いて感熱記録紙に直接情報を印刷した
り、又はインクシートを介して間接的に普通記録紙に印
刷する。
【0041】スキャナ16は原稿上に記録されている情
報を読み取る画像読み取り部であり、例えば、CCD
(Charge Coupled Device)を利用したラインスキャナ
を用いて原稿上の情報を1ライン毎に読み取ってその画
像データを入力する。
【0042】操作部17はキーボードや表示部等を備え
ており、データ通信等の際の各種のコマンド入力や各種
情報の表示を行なう。LAN制御部18はLAN通信回
線を介して複数のパソコン3a〜3nと接続するインタ
フェースであり、その接続されている各パソコン3a〜
3nとのLAN通信を行なう。例えば、IEEE80
2.3とのインタフェースを備えてLANに接続された
パソコンやサーバとの通信を行なう。
【0043】ハードディスクメモリ19はデータのバッ
ファリングのために使用されるデータ記憶部である。出
力トレイ切り替えスイッチ(SW)20は、印刷した用
紙の排出先の出力トレイの切り替えスイッチであり、複
数の出力トレイのいずれに出力するかを切り替える。バ
ス21は上記各部間で各種のデータを遣り取りするため
の通信線である。
【0044】なお、上述したLANでは通常のファクシ
ミリ装置の機能も合わせ持ったファクシミリサーバ装置
1を示したが、通常のファクシミリ装置と別体に設ける
ようにしてもよい。
【0045】図3はこの発明による他の実施例のファク
シミリサーバ装置を備えたローカルエリアネットワーク
(LAN)の構成図である。この場合のLANは、ファ
クシミリサーバ装置1′に通常のファクシミリ装置4が
接続されている。
【0046】また、ファクシミリサーバ装置1′にはハ
ブ2を介して複数の端末装置としてパーソナルコンピュ
ータ(パソコン)3a〜3nが接続されており、そのフ
ァクシミリサーバ装置1は公衆回線Lを介して他のファ
クシミリ装置又はファクシミリサーバ装置と接続されて
いる。
【0047】通常のファクシミリ装置4は、原稿に印字
された文書の画像データを入力する入力手段と、文書の
画像データを紙に印刷して出力する出力手段と、画像デ
ータを圧縮又は再生する圧縮/再生手段と、ファクシミ
リサーバ装置1′を介して公衆回線Lに対してデータの
送受信の制御を行なう回線制御手段と、ユーザとのイン
タフェースを受け持つ操作手段及び表示手段を備えてい
る。
【0048】また、この場合のファクシミリサーバ装置
1′は、上述した(1)〜(12)の各手段を備えたシ
ステム制御部と、LANとのインタフェースをコントロ
ールするLAN制御部と、プリンタコードを画像イメー
ジに変換するプリントアウト部を備えている。
【0049】次に、図2に示したLANのファクシミリ
サーバ装置1におけるファクシミリ送受信開始時のプロ
トコルについて説明する。ファクシミリサーバ装置1
は、公衆回線Lを介して着呼要求を受信すると、回線制
御部4によって自動的に着呼し、ファクシミリ通信手順
を実行して受信処理に入る。
【0050】図4は図1に示したファクシミリサーバ装
置1におけるファクシミリ受信開始部分のプロトコルを
示す説明図である。まず、受信側から被呼端末識別信号
(CED信号)を送信側へ送出し、さらに、受信側から
非標準機能信号(NSF信号)及びディジタル識別信号
(DIS信号)を送信側へ送出する。このNSF信号に
よってファクシミリサーバ装置であることを通知し、D
IS信号によって被呼端末がCCITT標準の受信機能
を有することを通知する。
【0051】その後、送信側から受信側へ被標準機能設
定信号(NSS信号)が送信され、このNSS信号によ
ってこれから送信するファイルのモード情報がページ毎
に付加される。そのモード情報とは1.通常の画像デー
タのモード、2.ファイル情報のモード、3.プリンタ
コードのモードであり、この2又は3のモードは通常の
ファクシミリ装置では選択されない。
【0052】さらに、送信側は受信側に対してNSS信
号送信後にトレーニングチェック信号(TCF信号)を
送信し、受信側はファクシミリメッセージを受信して、
モデムのトレーニングを確かめ、この伝送速度でチャネ
ルが使用できるか否かをチェックする。
【0053】このようなプロトコルによってデータの遣
り取りを行なう。また、最初に原稿の数ページ分の画像
データが送信され、残りがファイル情報の場合は、NS
S信号で通常の画像データであることを示す信号(DC
S等)によってプロトコルを開始し、ファイル情報を遣
り取りする段階でEOM(End Of Message)信号を用い
て送信条件の変更通知を行なう。さらに、このプロトコ
ルを開始してファイル情報の遣り取りを行なう。
【0054】次に、図5に示すフローチャートによっ
て、ファクシミリサーバ装置におけるプリンタコード送
信時の処理について説明する。まず、パソコン(端末装
置)側においてファクシミリサーバ装置にプリント指示
を行なうと、それに基づいてファクシミリサーバ装置へ
管理データを送信する。ファクシミリサーバ装置ではそ
の管理データを受信すると、パソコン(端末装置)管理
メモリを設定する。
【0055】その後、パソコン側においてプリントコマ
ンドを実行すると、それに基づいてファクシミリサーバ
装置へプリントデータが送信され、ファクシミリサーバ
装置ではそのプリントデータをハードディスクに格納
し、プリンタコードから画像データに変換し、相手先
(送信先)のファクシミリ装置へ発信する。
【0056】そして、相手先はファクシミリサーバ装置
か否かを判断して、相手先がファクシミリサーバ装置で
あればパソコン管理メモリをそのまま送信し、プリンタ
コードファイルよりプリント画像データが大きいか否か
を判断して、大きいならプリンタコードファイルの送信
を行なってこの処理を終了する。また、大きくなければ
プリント画像データの送信を行なってこの処理を終了す
る。
【0057】一方、相手先がファクシミリサーバ装置で
なければ、宛先情報(宛名書き情報)を画像データに変
換し、その宛先画像情報を送信してプリント画像データ
を送信し、この処理を終了する。すなわち、プリンタコ
ードの送信を行なうときは、予めパソコン側においてオ
ペレータの操作にしたがってステップ1の処理を行な
い、その処理によるデータはNETBIOSデータ構造
でファクシミリサーバ装置へ送られる。ファクシミリサ
ーバ装置ではステップ3でそのデータをパソコン管理メ
モリ内に設定する。
【0058】以上の処理がパソコンとファクシミリサー
バ装置との初期プロトコルに相当し、その初期プロトコ
ルによって、これ以降のパソコンとファクシミリサーバ
装置との処理モードを決定する。
【0059】次に、パソコン側ではステップ2の処理に
よって実際の送信処理を行ない、ファクシミリサーバ装
置へプリントコードを送る。なお、パソコン側ではこの
プリントコード送出の前にファクシミリサーバ装置をプ
リントサーバ装置としてLANに登録しておく必要があ
るが、これはLANにおける機能では一般的なので、そ
の説明を省略する。
【0060】その後、ファクシミリサーバ装置はNET
BIOSデータ構造で受信したプリントコードに対して
ステップ4の処理を行ない、ステップ5の処理によって
データ変換を行なう。このデータ変換の処理は通常のプ
リンタ装置における処理と同じである。
【0061】次に、ステップ6の処理で図4によって説
明した送信開始処理を行ない、ステップ7の処理で能力
確認を行なう。この能力確認によって、受信側が通常の
ファクシミリ装置である場合、ステップ8の処理でパソ
コン管理メモリ上の送付先情報(宛名書き情報)によっ
て宛先イメージファイルの画像データを編集して送信す
る。その送付先情報は図4によって示したパソコンとフ
ァクシミリサーバ装置との初期プロトコルで設定されて
いる。
【0062】その後、ステップ9,10で画像データの
送信を行なう。これは通常のファクシミリ装置における
処理と同じであり、画像データの送信では、図1に示し
た圧縮/再生部14によって符号化されて送信される。
【0063】一方、受信側がファクシミリサーバ装置で
ある場合、ステップ11の処理でデータ量の削減のた
め、宛先情報を画像データに変換せずにパソコン管理メ
モリの内容をそのまま送信し、受信側においてそれを画
像データに変換させる。その後、ステップ12でファイ
ルサイズの比較を行なう。
【0064】これは、ステップ4でハードディスクに格
納したプリントコードのファイルサイズと、ステップ5
で画像データに変換して符号化を行なった後のファイル
サイズとを比較し、そのデータ量の少ない方のファイル
をステップ10又はステップ13で送信する。
【0065】図6はパソコン管理データのフォーマット
の一例を示す図である。これは、NETBIOSデータ
構造におけるセッション・コントロール・ブロック(S
CB)のフォーマットを示している。
【0066】このSCBには複数のフィールドが定義さ
れており、そのデータ構造はINT2AH名前サービ
ス,データ転送サービス,あるいは管理サービス・コマ
ンドの発行時に使用しなければならない。次に、各フィ
ールドの定義内容について順次説明する。
【0067】(1)「SCB_COMMAND」フィー
ルド(1バイト):このフィールドは実行する「SL
I」コマンドの16進コードであり、「CANCEL」
コマンドと「RESET」コマンドを除く全てのコマン
ドは次のように「WAIT」モード又は「NO−WAI
T」モードで実行することができる。
【0068】・「WAIT」モードの場合、最上位ビッ
トを“0”にセットする ・「NO−WAIT」モードの場合、最上位ビットを
“1”にセットする
【0069】また、残りの7ビットは「SLI」コマン
ドを指定するために使用する。なお、ネットワークのス
ループットを向上させるためには「NO−WAIT」モ
ードを使用したほうが良く、さらに、「NO−WAI
T」モードを使用することにより、複数のコマンドを待
ち行列にいれて逐次的に実行できるようになる。
【0070】(2)「SCB_RETCODE」フィー
ルド(1バイト):このフィールドは「SCB」のコマ
ンド・リクエストのリターン・コードを格納するために
使用する。このフィールドが“0”であればコマンドの
実行が成功したことを意味し、“0”でなければコマン
ドの実行が失敗したかあるいは完了しなかったことを意
味する。
【0071】また、コマンド完了時に割り込みを発行せ
ずに「NO−WAIT」コマンドを指定した場合、「S
CB_CMD_CPLT」フィールドにはファイナル・
リターン・コードが入り、「SCB_RETCODE」
は使用されない。したがって、この場合、プログラム完
了のチェックのためには「SCB_CMD_CPLT」
フィールドを使用しなければならない。
【0072】(3)「SCB_LSN」フィールド(1
バイト):このフィールドにはローカル・セッション番
号が入り、そのローカル・セッション番号はネットワー
クによって割り当てられ、2つのネットワーク名の間の
論理接続(セッション)を識別する。
【0073】また、このフィールドの値は「CALL」
コマンド又は「LISTEN」コマンドが正常に完了し
た場合に限り有効であり、「SEND」コマンド又は
「RECEIVE」コマンドを実行するときは、このフ
ィールドに使用するセッションのローカル・セッション
番号を格納する。
【0074】さらに、データグラムによるデータ転送の
場合はこの必要はない。さらにまた、このフィールドに
はラウンドロビン・モジュロ255法によって1〜25
4の値が割り当てられ、16進の“00”と“FF”は
返されない。
【0075】(4)「SCB_NUM」フィールド(1
バイト):このフィールドには、「ADD NAME」
コマンド,又は「ADD GROUP NAME」コマ
ンドの実行後に返される番号が入り、この番号(名前で
はない)は全てのデータグラムによるデータ転送コマン
ド,「RECEIVE」コマンド,及び「RESET」
コマンドで使用しなければならない。
【0076】なお、16進の“00”“01”及び“F
F”はこのフィールドには返されない。また、「RES
ET」コマンドではこのフィールドを使用し、以後使用
可能な「SCB」コマンド・ブロック数の最大値を再設
定することができる。
【0077】(5)「SCB_BUFFER」フィール
ド(4バイト):このフィールドには、データの受け渡
しに使用するデータバッファへのポインタが入る。ま
た、このフィールドはダブルワード定義形式(offs
et:segment)であり、メモリ内における有効
アドレスでなければならない。
【0078】(6)「SCB_LENGTH」フィール
ド(2バイト):このフィールドには、転送するデータ
の長さ(バッファ長)がバイト単位で入る。また、この
フィールドには、「SEND」コマンド,「CHAIN
SEND」コマンド,「SEND DATAHRA
M」コマンド,及び「SEND BROADCAST
DATAGRAM」コマンド実行時に、送信するデータ
のバイト数(送信バッファ長)を格納する。
【0079】さらに、このフィールドには、「RECE
IVE」コマンド,「RECEIVE ANY」コマン
ド,「NAU STATUS」コマンド,「SESSI
ONSTATUS」コマンド,「RECEIVE BR
OADCAST DATAGRAM」コマンド,及び
「RECEIVE DATAGRAM」コマンド実行時
に、受信するデータのバイト数(受信バッファ長)を格
納し、コマンド完了後は実際に受信したデータのバイト
数が返される。
【0080】(7)「SCB_CALLNAME」フィ
ールド(16バイト):このフィールドには、次に示す
2通りの使用方法がある。
【0081】第1の使用方法:このフィールドには
「CALL」コマンドの処理対象のネットワーク名が入
り、16バイトの全てが使用される。もし、16バイト
に満たない名前には20H(スペース)が追加される。
その名前はユーザ(ローカル)のコンピュータのネーム
・テーブルの中のものでも、あるいは別のコンピュータ
のネーム・テーブルの中のものでも構わない。
【0082】第2の使用方法:「CHAIN SEN
D」コマンドはこのフィールドの最初の6バイトを使用
して図7に示すように2番目のバッファを指定し、これ
らは「SCB_LENGTH」フィールドや「SCB_
BUFFER」フィールドと同じ形式であり、この場合
は残りのバイトは未使用である。
【0083】(8)「SCB_NAME」フィールド
(16バイト):このフィールドには、ユーザ(ローカ
ル)のネットワーク名が入り、16バイトの全てが使用
される。もし、16バイトに満たない名前には20H
(スペース)が追加される。なお、各コンピュータのネ
ーム・テーブルには最大16の異なる名前を登録するこ
とができる。
【0084】(9)「SCB_RTO」フィールド(1
バイト):このフィールドには、RECEIVEタイム
・アウトの値が入る。そのRECEIVEタイム・アウ
トの値は、「RECEIVE」コマンドが実行されてか
らタイム・アウト・エラーを返すまでの時間であり、
「CALL」コマンド及び「LESTEN」コマンドに
よって設定され、セッションが確率されている間はその
値が保持される。
【0085】また、タイム・アウト値は500ミリ秒単
位で増加されることができる。例えば、1=500mse
c,2=1000msecである。もし、RECEIVEタ
イム・アウト値を“0”にすると「RECEIVE」コ
マンドはタイム・アウトにならず、異なったタイム・ア
ウト値がそれぞれのセッションで設定できる。
【0086】(10)「SCB_STO」コマンド(1
バイト):このフィールドには、SENDタイム・アウ
トの値が入る。そのSENDタイム・アウト値は、「S
END」コマンドが実行されてからタイム・アウト・エ
ラーを返すまでの時間であり、「CALL」コマンド及
び「LISTEN」コマンドによって設定され、セッシ
ョンが確率されている間はその値が保持される。
【0087】また、タイム・アウト値は500ミリ秒単
位で増加されることができる。例えば、1=500mse
c,2=1000msecである。もし、SENDタイム・
アウト値を“0”にすると「SEND」コマンドはタイ
ム・アウトにならない。
【0088】なお、タイム・アウトが発生すると、その
セッションは中断されてしまうので、「SEND」コマ
ンドを実行するときのタイム・アウト値の設定は注意す
る必要がある。
【0089】(11)「SCB_POST」フィールド
(4バイト):このフィールドには、SLIがコマンド
の処理を完了した直後に実行するルーチン(これを「ポ
スト・ルーチン」と呼ぶ)のアドレスがはいる。また、
このフィールドは「NO−WAIT」モードで動作する
コマンドで使用される。さらに、このフィールドはダブ
ルワード定義形式(offset:segment)で
あり、メモリ内における有効アドレスでなければならな
い。
【0090】また、ポスト・ルーチンでは、DSレジス
タ,その他の必要なレジスタを設定しなければならず、
AXレジスタ,ESレジスタ,及びBXレジスタはSC
Bによって使用される。
【0091】さらに、「SCB_POST」フィールド
にポスト・ルーチンのアドレスを格納してコマンドを実
行(「NO−WAIT」モード)すると、割り込みがマ
スクされ、その実行が完了すると「SCB_CMD_C
PLT」フィールドに値を設定し、ポスト・ルーチンを
実行する。ここで、ポスト・ルーチンから戻るためには
「IRET」を使用(このとき割り込みマスクを解除)
する。
【0092】なお、そのポスト・ルーチンは、なるべく
早く割り込みマスクを解除するために短くすぐ戻るもの
でなければならない。また、スタックには全てのレジス
タを退避させるのに十分なスペースがあるが、さらにス
ペースが必要な場合はユーザのアプリケーションでそれ
事態のスタックを設定しなければならない。
【0093】そして、ポスト・アドレスをオール“0”
にすると制御はポスト・ルーチンに渡されない。これに
よってプログラムは他の作業ができるようになり、この
とき保留状態にあるコマンドが完了したかどうかは「S
CB_CMD_CPLT」フィールドをチェックするこ
とによって知ることができる。
【0094】(12)「SCB_LANA_NUM」フ
ィールド(1バイト):このフィールドはSTARLA
Nでは常に“00H”に設定しなければならない。
【0095】(13)「SCB_CMD_CPLT」フ
ィールド(1バイト):このフィールドにはコマンドの
ステータスを示す16進コードが入る。また、“FF
H”はコマンドが保留状態であることを示し、それ以外
の値はコマンドが完了したかエラーがあったかのいずれ
かを示す。なお、リターン・コードの詳細については省
略する。
【0096】そして、このフィールドは「SCB_PO
ST」が“0”であって且つ「NO−WAIT」が指定
されているときに有効であり、それ以外の場合にコマン
ドの完了を知るためには「SCB_RETCODE」フ
ィールドをチェックする。
【0097】(14)「RESERVED」フィールド
(14バイト):このフィールドはSLIプログラムの
予約領域であり、変数を一時的に格納するために使用さ
れる。
【0098】図8はパソコン管理メモリのフォーマット
の一例を示す図である。このパソコン管理メモリはファ
クシミリサーバ装置内の記憶装置に設けられており、L
ANによって接続されたパソコン毎に次に示す各種管理
データを格納する。 (1)ネットワーク名(パソコン名): (2)サブアドレス: (3)親展受信ID: 以上の(1)〜(3)によってパソコン固有データ部を
構成する。
【0099】(4)受信レポートファイルアドレス: (5)受信レポートファイル数: (6)送信先電話番号(NULL時はFAXしない): (7)印刷指定の有り/無し: (8)送信指定が一般ファイル/プリンタ: (9)ファイル名(NULL時はスキャナ読み込み):
【0100】(10)給紙サイズ: (11)用紙方向: (12)縮小率: (13)領域指定: (14)あきサイズ: (15)漢字書体: 以上の(10)〜(15)によってプリンタ制御データ
部を構成する。
【0101】(16)送付先部課名: (17)送付先氏名: (18)送付元部課名: (19)送付元氏名:
【0102】図9は受信レポートファイルのフォーマッ
トの一例を示す図である。この受信レポートファイルは
図8に示したパソコン管理メモリの受信レポートファイ
ルアドレスによって参照し、次の各種データを格納す
る。
【0103】(20)次の受信レポートファイルアドレ
ス: (21)状態管理(未出力/出力済み/出力不可): その出力不可とはファイル情報でありプリントアウトで
きないことを示す。 (22)受信日時: (23)受信ファイル名:
【0104】図10は宛先イメージファイルのフォーマ
ットの一例を示す図である。この宛先イメージファイル
中のA〜Gの欄に対して送信元や受信元等の宛名書き情
報のイメージが画像データに変換されて挿入される。
【0105】(A)図8に示したパソコン管理メモリに
格納されている給紙サイズを参照して編集する。つま
り、その給紙サイズのイメージを画像データに変換して
この欄に挿入する。
【0106】(B)画像データ変換時のページカウント
数を参照して編集する。 (C)図8に示したパソコン管理メモリに格納されてい
る送付先部課名を参照して編集する。つまり、その送付
先部課名のイメージを画像データに変換してこの欄に挿
入する。
【0107】(D)図8に示したパソコン管理メモリに
格納されている送付先氏名を参照して編集する。つま
り、その送付先氏名のイメージを画像データに変換して
この欄に挿入する。 (E)図8に示したパソコン管理メモリに格納されてい
る送付元部課名を参照して編集する。つまり、その送付
元部課名のイメージを画像データに変換してこの欄に挿
入する。
【0108】(F)図8に示したパソコン管理メモリに
格納されている送付元氏名を参照して編集する。つま
り、その送付元氏名のイメージを画像データに変換して
この欄に挿入する。 (G)ファクシミリサーバ装置の電話番号を編集する。
【0109】図11はこのファクシミリサーバ装置にお
ける一般のファイルを送信する時の処理を示すフローチ
ャートである。この処理では、ファクシミリサーバ装置
とパソコンとの初期プロトコル手順は上述したプリント
コード送信時と同様であり、パソコン側におけるオペレ
ータの操作とコピーコマンドを用いる点が異なる。
【0110】まず、パソコン側がステップ21でファク
シミリサーバ装置に対するファイル指示を行ない、ファ
クシミリサーバ装置側ではステップ23でファクシミリ
受信する。次に、パソコン側がステップ22でコピーコ
マンドを実行すると、ファクシミリサーバ装置側はステ
ップ24でファイルデータをハードディスクに格納す
る。
【0111】その後、ステップ25で相手先(送信先)
はファクシミリサーバ装置か否かを判断して、ファクシ
ミリサーバ装置でなければステップ27へ進んで送信不
可の処理を行なってこの処理を終了する。また、ファク
シミリサーバ装置ならばステップ27へ進んでパソコン
管理メモリをそのまま送信し、ステップ28でハードデ
ィスクに格納されているファイルデータの送信を行なっ
てこの処理を終了する。
【0112】なお、ステップ22でパソコン側からファ
クシミリサーバ装置へデータが送られるが、パソコン側
ではこのデータ送信前にファクシミリサーバ装置をファ
イルサーバとしてLANに登録する必要があるが、これ
はLANの機能では一般的なのでその説明を省略する。
【0113】また、ステップ24ではパソコン側から送
信されたNETBIOSデータ構造の一般ファイルをハ
ードディスクに一旦格納し、図4によって示した送信開
始処理を行ない、ステップ25で能力確認をする。そし
て、受信側が通常のファクシミリである場合は、ファイ
ル送信を実行できないのでステップ26でエラー処理を
行なう。
【0114】図12はこのファクシミリサーバ装置にお
けるデータ受信時の処理を示すフローチャートである。
まず、ファクシミリ受信すると、相手先はファクシミリ
サーバ装置か否かを判断して、ファクシミリサーバ装置
ならば受信管理メモリ情報(パソコン管理メモリの情
報)より宛先画像データに変換し、画像データの印刷を
し、パソコン管理メモリにファクシミリ受信有りを設定
する。
【0115】その後、受信ファイルで分岐する処理を行
ない、受信ファイルが一般ファイルならその受信ファイ
ルをハードディスクに格納してこの処理を終了する。ま
た、受信ファイルがプリンタコードならそのプリンタコ
ードを画像データに変換し、その画像データを印刷して
この処理を終了する。
【0116】一方、相手先がファクシミリサーバ装置で
なければパソコンの指定は有るか否かを判断して、有れ
ばパソコン管理メモリにファクシミリ受信有りを設定
し、符号化された画像データを復号化し、画像データの
印刷を行なってこの処理を終了する。また、パソコンの
指定がない場合と受信ファイルが画像データの場合は、
符号化された画像データを復号化し、画像データの印刷
を行なってこの処理を終了する。
【0117】すなわち、ステップ31で図4によって示
した受信開始処理を行ない、ステップ32で能力確認を
行なう。その能力確認によって送信側がファクシミリサ
ーバ装置である場合、パソコン管理メモリ情報が送られ
てくるため、ステップ33で図10に示した宛先イメー
ジファイルの画像データに編集する。
【0118】この時、一般ファイルを受信した場合、図
10に示したA,B欄にステップ37で格納するファイ
ル名を明記する。また、編集した画像データはステップ
34で印刷し、オペレータに対して着信表示を行なう。
【0119】さらに、ステップ35で受信側のパソコン
管理メモリに対してファクシミリ受信有りを設定する
が、これはステップ31の受信開始処理内において、親
展IDコードや(ISDN)でのサブアドレスによって
受信側のパソコン管理メモリを選択する方法と、ステッ
プ35で受信したパソコン管理メモリの情報内の「送付
先部課名」「送付先氏名」のデータを用いて受信側のパ
ソコン管理メモリを選択する方法がある。
【0120】この「送付先部課名」「送付先氏名」のデ
ータを用いて受信側のパソコン管理メモリを選択する方
法では、各パソコン(端末装置)と「送付先部課名」
「送付先氏名」のデータとの対応テーブルが別途必要と
なる。また、設定されたファクシミリ受信有り情報は、
パソコン側から定期的にファクシミリサーバのパソコン
管理メモリを参照することによってファクシミリ受信の
有無を確認する。
【0121】次に、ステップ36ではステップ31で通
知されるファイルのモード属性によって処理を分岐す
る。ここで、一般のファイル受信の場合はステップ37
で受信したファイルをハードディスクに格納する。ま
た、プリンタコード受信の場合はステップ38でデータ
変換を行なう。そのデータ変換の処理は通常のプリンタ
における処理と同じであり、変換された画像データをス
テップ39で印刷する。
【0122】さらに、一般的なファクシミリ情報である
画像データの受信の場合、通常のファクシミリ装置と同
じようにステップ42,43の処理を実行し、その画像
データを印刷する。さらにまた、送信側が一般的なファ
クシミリ装置の場合、ステップ40でパソコンの指定を
チェックする。
【0123】この場合のチェックは、ステップ31で受
信開始処理内において親展IDコードやISDNでのサ
ブアドレスによって受信側のパソコン管理メモリを選択
する方法のみであり、選択された場合はステップ41の
処理を行なう。その後は画像データ受信処理と同じよう
にステップ42,43の処理を行なう。
【0124】次に、このファクシミリサーバ装置を使用
する際の各端末装置における操作方法及びそれに伴う処
理について説明する。図14は端末装置における操作メ
ニューの表示例を示す図であり、この操作メニュー30
には、「1.プリントアウト」「2.ファイル操作」
「3.スキャナ読み込み」の各作業選択項等が表示され
る。
【0125】図14は図13に示した操作メニュー30
の「1.プリントアウト」の作業を選択指定した場合に
端末装置に表示されるプリントアウトメニュー31の一
例を示す図であり、このプリントアウトメニュー31に
は、「ファクシミリ送信」「印刷」「給紙サイズ」「用
紙方向」「縮小率」「領域指定」「水平あきサイズ」
「垂直あきサイズ」「漢字書体」「プリンタサーバ名」
等の各選択欄及び入力欄が表示される。
【0126】図15は図13に示した操作メニュー30
の「2.ファイル操作」の作業を選択指定した場合に端
末装置に表示されるファイル操作メニュー32の一例を
示す図であり、このファイル操作メニュー32には、
「ファクシミリ送信」「ファイルサーバ名」「ドライブ
名」等の各選択欄及び入力欄が表示される。
【0127】図16は図13に示した操作メニュー30
の「3.スキャナ読み込み」の作業を選択指定した場合
に各端末装置に表示されるスキャナ読み込みメニュー3
3の一例を示す図であり、このスキャナ読み込みメニュ
ー33には、「読み込み元」「ファイル名」「スキャナ
サーバ名」「ドライブ名」等の各選択欄及び各入力欄が
表示される。
【0128】図17は図14に示したプリントアウトメ
ニュー30又は図15に示したファイル操作メニュー3
2でファクシミリ送信有りを選択指定した場合に端末装
置に表示されるファクシミリ送信メニュー34の一例を
示す図であり、このファクシミリ送信メニュー34に
は、「送付先電話番号」「送付先部課名」「送付先氏
名」「送付元部課名」「送付元氏名」等の各入力欄が表
示される。
【0129】まず、ファクシミリサーバ装置単体での送
受信は通常のファクシミリ装置と同じである。パソコン
(端末装置)からファクシミリ送信する場合、図13に
示した操作メニュー30によって所定の操作を実施した
後、送信したいファイルを通常のパソコンからの印刷操
作と同じ手順でプリントアウトすることにより、そのフ
ァイルをファクシミリ送信する。
【0130】また、パソコンからファイルのプリントア
ウトをする場合、ファクシミリ送信と同じようにして、
図13に示した操作メニュー30によって所定の操作を
実施した後、プリントアウトしたいファイルを通常のパ
ソコンからの印刷操作と同じ手順でプリントアウトする
ことにより、そのファイルをプリントアウトする。
【0131】さらに、ファクシミリサーバ装置への受信
時、発信側が親展送信又はサブアドレス(ISDNの場
合)でパソコンを指定した場合、そのパソコンに対して
受信通知が表示される。例えば、図13に示すように、
メッセージ「ファクシミリが届いています」が表示され
る。
【0132】次に、送信側の装置と受信側の装置の両者
がファクシミリサーバ装置の場合、パソコン上で動作す
る各種アプリケーションによって管理されるデータファ
イルやワードプロセッサ(ワープロ)ソフトによる文書
ファイル等の画像データ以外のファイル情報を送受信す
る。その場合、送信側は図13に示した操作メニュー3
0によって所定の操作を実施した後、パソコンのコピー
コマンドを実施してファクシミリサーバ装置へファイル
を転送する。
【0133】一方、受信側ではそのファイルを受信する
と予め指定された記憶装置に蓄積する。その際、受信パ
ソコンが指定されている場合、そのパソコンへの受信通
知が表示され、受信したファイルはパソコンのコピーコ
マンドを実施して記憶装置から自身のパソコン上に取り
込む。
【0134】また、パソコンからファクシミリサーバ装
置を用いてスキャナ読み込みを行なう場合、図13に示
した操作メニュー30の「3.スキャナ読み込み」の作
業を選択指定した後、ワープロソフト等のアプリケーシ
ョンソフトを起動し、そのアプリケーションソフト側の
スキャナ読み込み機能を用いて読み込みを行なう。
【0135】そして、図13に示した操作メニュー30
における操作の指定により、ファクシミリ部分にセット
された文書を読み取るか、あるいはファクシミリサーバ
装置上のファイルを読み取るかを選択する。
【0136】次に、画像データ送信時の操作方法につい
て説明する。LANに接続されたパソコンより図13に
示した操作メニュー30による所定の操作を行なうと、
ファクシミリサーバ装置1にパソコンよりアクセスがあ
り、そのファクシミリサーバ装置1はLAN制御部18
を介して通知を受ける。
【0137】その通知手段としては、図6によって示し
たNETBIOSデータ構造によるファイルで通知す
る。なお、他の通知手段を用いても良い。次に、図13
に示した操作メニュー30による所定の操作を行なう
と、パソコン側のアプリケーションプログラムにおい
て、図8に示したパソコン管理メモリの管理データ項目
毎に、図18及び図19に示すようなフォーマットによ
ってファクシミリサーバ装置1へデータを送る。
【0138】ファクシミリサーバ装置1では、LAN制
御部18を経由して送られてきたNETBIOSデータ
構造によるデータのユーザネットワーク名より、図8に
示したパソコン管理メモリの管理データを決定し、その
管理データ上のメモリ内容を変更する。
【0139】上記の動作の後、LANに接続されたパソ
コンではファクシミリサーバ装置1をプリンタサーバ装
置として位置付け、ファクシミリサーバ装置1に対して
印刷要求を行なう。例えば、パソコン上で動作するワー
プロソフト等によって印刷を実行する。
【0140】次に、ファクシミリサーバ装置1側ではL
AN制御部18を経由して送られてきたデータを一旦ハ
ードディスクメモリ19に蓄積し、受信完了後に図8に
示したパソコン管理メモリの管理データの「送信指定」
を参照して、プリンタである場合はプリンタコードから
画像データへの変換を行なう。
【0141】これは、通常のプリンタ装置と同じ動作で
あり、その際、図8に示したパソコン管理メモリの管理
データの「給紙サイズ」「縮小率」によって画像データ
全体のサイズを決め、「用紙方向」によって画像データ
を向きを、「領域指定」「あきサイズ」によって画像デ
ータへの書き込み位置を、「漢字書体」によって文字の
大きさ及び種類をそれぞれ決める。そして、画像データ
の変換後に「縮小率」に応じて画像データの変倍を行な
う。
【0142】次に、画像データへの変換後に、図8に示
したパソコン管理メモリの管理データの「印刷指定」が
有りの場合、画像データをプロッタ15へ転送して紙に
印刷する。「送信先電話番号」にデータがある場合、図
10に示した宛先イメージファイルを編集して画像デー
タの先頭に付加し、それを圧縮/再生部14へ送って圧
縮する。その後、それを回線制御部12へ送って相手側
(送信先)ファクシミリ装置へ送信する。
【0143】また、相手側ファクシミリ装置がファクシ
ミリサーバ装置であった場合、図10に示した宛先イメ
ージファイルのイメージ編集を行なわず、図8に示した
パソコン管理メモリの管理データをそのまま回線制御部
12へ送って相手側ファクシミリサーバ装置へ送信し、
その後、画像データを送信する。
【0144】さらに、回線制御部12にて送信が不可の
場合、画像データを圧縮/再生部14へ送り、圧縮され
た後に一旦ハードディスクメモリ19に送って蓄積す
る。その後、何回かのリトライ処理を実行する。
【0145】次に、ファイルデータ送信時について説明
する。LANに接続されたパソコンより図15に示した
ファイル操作メニュー32における所定の操作を行なう
とパソコンよりアクセスがあり、LAN制御部18より
ファクシミリサーバ装置1に通知される。
【0146】その通知手段としては、例えば、図6に示
したNETBIOSデータ構造によって通知する。図1
3に示した操作メニュー30によって所定の操作を行な
うと、パソコン側のアプリケーションプログラムにおい
て、図8に示したパソコン管理メモリの管理データ項目
毎に図18及び図19に示すデータをファクシミリサー
バ装置1へ送る。
【0147】そのファクシミリサーバ装置1では、LA
N制御部18を経由して送られてきたNETBIOSデ
ータ構造によるデータのユーザネットワーク名より、図
8に示したパソコン管理メモリの管理データを決定して
その管理データ上のメモリ内容を変更する。
【0148】上記の動作の後、LANに接続されたパソ
コンではファクシミリサーバ装置をファイルサーバ装置
として位置付け、パソコンからコピーコマンド等を用い
てファイルをファクシミリサーバ装置に対して送信す
る。
【0149】ファクシミリサーバ装置側では、LAN制
御部18を経由して送られてきたデータを一旦ハードデ
ィスクメモリ19に蓄積し、受信完了後に図8に示した
パソコン管理メモリの管理データの「送信指定」を参照
して、一般ファイルである場合、「送信先電話番号」の
電話番号を回線制御部12へ送り、その回線制御部12
によって上記の送信開始処理を行なう。
【0150】また、送信が可能である場合、まず、図8
に示したパソコン管理メモリの管理データをそのまま回
線制御部12へ送り、相手側ファクシミリサーバ装置へ
送信する。その後、ファイルデータをバッファリングし
ているハードディスクメモリ19からそのファイルデー
タを回線制御部12へ送って相手側ファクシミリサーバ
装置へ送る。
【0151】次に、ファイルデータ受信時について説明
する。回線Lを介して相手ファクシミリ装置からファイ
ルデータが送信されてくると、そのファイルデータを一
旦画像メモリ13に蓄積し、その後、画像メモリ13か
らハードディスクメモリ19へ送って蓄積する。
【0152】さらに、パソコンへの指定がある場合、図
8に示したパソコン管理メモリの管理データを基にして
指定パソコンを割り出し、パソコン管理メモリ上に必要
事項を格納して受信通知処理を行なう。
【0153】次に、画像データ受信時について説明す
る。回線Lを介して相手ファクシミリ装置から画像デー
タが送信されてくると、その画像データを画像メモリ1
3に蓄積する。さらに、圧縮/再生部14によって再生
された画像データはプロッタ15に送って紙に印字す
る。
【0154】そして、パソコンへの指定がある場合、図
8に示したパソコン管理メモリの管理データに基づき指
定パソコンを割り出し、その管理メモリ上に必要事項を
格納して受信通知処理を行なう。
【0155】次に、スキャナ読み込み時の操作方法及び
処理について説明する。LANに接続されたパソコンよ
り図16に示したスキャナ読み込みメニュー33におけ
る所定の操作を行なうと、パソコンよりアクセスがあっ
てLAN制御部18によりファクシミリサーバ装置1に
通知される。
【0156】その通知手段としては、図6に示したNE
TBIOSデータ構造によって通知する。図13に示し
た操作メニュー30において所定の操作を行なうと、パ
ソコン側のアプリケーションプログラムにおいて、図8
に示したパソコン管理メモリの管理データ項目毎に図1
8及び図19に示すデータをファクシミリサーバ装置1
へ送る。
【0157】ファクシミリサーバ装置1では、LAN制
御部18を経由して送られてきたNETBIOSデータ
構造のデータのユーザネットワーク名より図8に示した
パソコン管理メモリの管理データを決定し、その管理デ
ータ上のメモリ内容を変更する。
【0158】上記の動作後、LANに接続されたパソコ
ンではファクシミリサーバ装置をスキャナとして位置付
け、そのファクシミリサーバ装置に対してスキャナ読み
込み要求を行なう。つまり、RS232Cポートからの
読み込み要求をファイルサーバ装置に振り返る。
【0159】例えば、パソコン上で動作するワープロソ
フト等からスキャナ読み込みを実行し、ファクシミリサ
ーバ装置側ではLAN制御部18を経由して送られてき
たNETBIOSデータ構造によるデータに基づく要求
より、スキャナ読み込み指示であることを判断して決定
する。
【0160】その後、図8に示したパソコン管理メモリ
の管理データの「ファイル名」を参照し、ファイル名が
ある場合、そのファイルをハードディスクメモリ19か
ら一旦画像メモリ13に読み込み、圧縮/再生部14を
経由して再生した後、スキャナ用インタフェースに変換
してLAN制御部18へ送る。そして、パソコンに対し
てそのデータを送信する。
【0161】また、図8に示したパソコン管理メモリの
管理データの「ファイル名」がない場合、スキャナから
の読み込みと判断し、スキャナ16を起動して文書の画
像を読み取る。その読み取られた画像データは画像メモ
リ13へ送り、スキャナ用インタフェースに変換しなが
らLAN制御部18に送る。そして、LAN制御部18
によってスキャナ読み込み指示をしたパソコンへそのデ
ータを送信する。
【0162】次に、その他の応用例について列挙する。 (1)図3に示したように、ファクシミリ装置とは別に
ファクシミリサーバ装置を設けることにより、つまり、
ファクシミリサーバの全機能のうちファクシミリ部分の
みを分離独立させることにより、既存のファクシミリ装
置をファクシミリサーバとして使用することができる。
【0163】(2)画像データ送信時に、プリンタコー
ドのファイルとプリンタコードを画像データに変換した
後に圧縮したファイルとを比較する機能を追加し、どち
らか小さなファイルで相手側ファクシミリサーバ装置に
送信できるようにすると、通信費(通信コスト)の節減
を図れる。
【0164】(3)ファクシミリサーバ装置に大容量の
ハードディスクメモリを外付け又は内蔵することによ
り、ファイルサーバ装置としての機能を持たせることが
できる。 (4)プリンタコードをそのままの形で送信する際、パ
ソコン通信等で利用することができる。また、ファイル
の圧縮/再生ソフトを使ってよりファイルサイズを小さ
くすることができる。
【0165】(5)上述の実施例の受信時の処理では出
力を全て紙に印刷するようにしたが、先頭の1ページの
みを印刷し、残りのページは一般ファイル受信と同じよ
うにしてハードディスクメモリに格納する。また、印刷
をまったく行なわない。さらにまた、印刷をまったく行
なわずに先頭の1ページ目を捨てる(削除する)ような
ペーパーレスを図ることも可能である。
【0166】(6)図12のステップ35の処理は受動
的な処理であるが、これを能動的にすることも可能であ
る。つまり、パソコンを選択した段階でそのパソコンに
対して電子メール的に情報を送り、ファクシミリ受信を
通知する。
【0167】(7)図12のステップ35の処理におい
て、受信側のパソコン管理メモリが上述したいずれの方
法でも選択できなかった場合のエラー処理としては、送
信側ファクシミリサーバ装置に対して受信エラーを通知
してデータを捨てる(削除する)。または、特定のエラ
ー用の管理メモリを用いて正常受信させる等がある。
【0168】(8)ファクシミリ情報の受信により印刷
とLANに接続された端末装置からのプリントアウトに
よる印刷で、図1に示した出力トレイ切り替えSW20
を切り替えて、印字後の用紙を別々のトレイに排出す
る。
【0169】このようにして、上述した実施例によるフ
ァクシミリサーバ装置によれば、ファイル情報をそのま
ま相手側ファクシミリ装置へ送信することができるの
で、例えば、パソコンのワープロソフトや表計算ソフト
等で作成した文書ファイルのデータをそのまま送信する
ことができる。
【0170】また、画像データとして送る以上にデータ
量が小さくなり、通信費を大幅に削減することが可能と
なる。さらに、今までファクシミリ装置で扱えなかった
情報が扱えるようになるため、例えば、プログラムコー
ド自体を相手側に送るようなこともでき、ファクシミリ
サーバ装置としての応用範囲が大幅に広がる。
【0171】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るファクシミリサーバ装置によれば、LANネットワー
ク上で画像データ以外の各種のデータもファクシミリ送
受信するので、LANに接続した各端末装置で利用され
ているテキストファイルやプログラムファイル等の多様
なデータをLANのネットワーク上で活用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示すファクシミリサーバ装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例であるファクシミリサーバ
装置を備えたローカルエリアネットワーク(LAN)の
構成図である。
【図3】この発明による他の実施例のファクシミリサー
バ装置を備えたローカルエリアネットワーク(LAN)
の構成図である。
【図4】図1のファクシミリサーバ装置1におけるファ
クシミリ受信開始部分のプロトコルを示す説明図であ
る。
【図5】図1のファクシミリサーバ装置におけるプリン
タコード送信時の処理を示すフローチャートである。
【図6】パソコン管理データのフォーマットの一例を示
す図である。
【図7】図6のSCB_CALLNAMコマンドの最初
の6バイトのフィールドのフォーマットを示す図であ
る。
【図8】LAN通信網で送受信されるパソコン管理メモ
リのフォーマットの一例を示す図である。
【図9】図8のパソコン管理メモリによって参照する受
信レポートファイルのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図10】宛先イメージファイルのフォーマットの一例
を示す図である。
【図11】図1のファクシミリサーバ装置における一般
のファイルを送信する時の処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】図1のファクシミリサーバ装置におけるデー
タ受信時の処理を示すフローチャートである。
【図13】LAN接続されている各端末装置における操
作メニューの表示例を示す図である。
【図14】図13の操作メニューでプリントアウト作業
を選択指定した場合に端末装置に表示されるプリントア
ウトメニューの一例を示す図である。
【図15】図13の操作メニューでファイル操作作業を
選択指定した場合に端末装置に表示されるファイル操作
メニューの一例を示す図である。
【図16】図13の操作メニューでスキャナ読み込み作
業を選択指定した場合に各端末装置に表示されるスキャ
ナ読み込みメニューの一例を示す図である。
【図17】図14のプリントアウトメニュー又は図15
のファイル操作メニューでファクシミリ送信有りを選択
指定した場合に端末装置に表示されるファクシミリ送信
メニューの一例を示す図である。
【図18】LAN接続された端末装置から送信されるデ
ータファイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図19】図18と同じくLAN接続された端末装置か
ら送信されるデータファイルのフォーマットの一例を示
す図である。
【符号の説明】
1,1′ ファクシミリサーバ装置 2 ハブ 3a〜3n パーソナルコンピュータ(端末装置) 4 ファクシミリ装置 10 ROM
/RAM 11 システム制御部 12 回線制
御部 13 画像メモリ 14 圧縮/
再生部 15 プロッタ 16 スキャ
ナ 17 操作部 18 LAN
制御部 19 ハードディスクメモリ 20 出力トレイ切り替えスイッチ(SW) 21 バス 30 操作メ
ニュー 31 プリントアウトメニュー 32 ファイ
ル操作メニュー 33 スキャナ読み込みメニュー 34 ファク
シミリ送信メニュー L 公衆回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LAN用のインタフェースと、該インタ
    フェースを介して前記LANに接続された端末装置から
    受信したプリントアウト情報を基にしてそのプリンタコ
    ードを画像データに変換する手段と、該手段によって変
    換された画像データを前記インタフェースを介してファ
    クシミリ通信方式にしたがって送信する手段とを備えた
    ファクシミリサーバ装置において、前記インタフェース
    を介して受信した前記端末装置からのテキストファイ
    ル,プログラムファイル等のファイル情報を画像データ
    に変換せずにそのまま前記インタフェースを介してファ
    クシミリ通信方式にしたがって送信するファイル情報送
    信手段を設けたことを特徴とするファクシミリサーバ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファクシミリサーバ装置
    において、前記端末装置からのファクシミリ送信要求毎
    に、送信元や受信元等の宛名書き情報を予め決められた
    書式にしたがって追加,変更,又は削除等の管理をする
    宛名書き情報管理手段を設けたことを特徴とするファク
    シミリサーバ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のファクシミリサーバ装置
    において、ファクシミリ送信時に、前記宛名書き情報を
    予め決められたイメージにしたがって画像データに変換
    して前記ファイル情報の1ページ目に挿入する宛名書き
    情報挿入手段を設けたことを特徴とするファクシミリサ
    ーバ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のファクシミリサー
    バ装置において、ファクシミリ送信時に送信先が同じ機
    能を持ったファクシミリサーバ装置か否かを判断する送
    信先判断手段と、該手段によって送信先が同じ機能を持
    ったファクシミリサーバ装置であると判断された場合は
    前記宛名書き情報をコード情報のまま送信する宛名書き
    コード情報送信手段と、ファクシミリ受信時に宛名書き
    情報をコード情報で受信した場合は、そのコード情報を
    予め決められた画像データに変換して、受信したファイ
    ル情報の1ページ目に挿入して印刷する手段とを設けた
    ことを特徴とするファクシミリサーバ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のファクシミリサーバ装置
    において、前記端末装置から受信したプリンタコードの
    ファイルサイズとそのプリンタコードを変換及び圧縮し
    た画像データのファイルサイズとを比較して、ファイル
    サイズの小さい方のファイルを送信する手段を設けたこ
    とを特徴とするファクシミリサーバ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のファクシミリサーバ装置
    において、公衆回線を介して受信したファクシミリ情報
    を印刷するファクシミリ情報印刷手段と、前記LANに
    接続されている端末装置から受信した情報を印刷する端
    末情報印刷手段とを有し、前記ファクシミリ情報印刷手
    段と端末情報印刷手段とが印刷した用紙をそれぞれ別の
    トレイに排出するようにしたことを特徴とするファクシ
    ミリサーバ装置。
JP50A 1993-01-14 1993-01-14 ファクシミリサーバ装置 Pending JPH06217055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07143259A (ja) * 1993-11-19 1995-06-02 Nec Corp Fax機能付きプリンタ装置
US7242496B2 (en) 2003-10-10 2007-07-10 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Facsimile machine and data conversion device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07143259A (ja) * 1993-11-19 1995-06-02 Nec Corp Fax機能付きプリンタ装置
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