JPH06216956A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置

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JPH06216956A
JPH06216956A JP366793A JP366793A JPH06216956A JP H06216956 A JPH06216956 A JP H06216956A JP 366793 A JP366793 A JP 366793A JP 366793 A JP366793 A JP 366793A JP H06216956 A JPH06216956 A JP H06216956A
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JP
Japan
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frequency
signal
oscillator
output
intermediate frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP366793A
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English (en)
Inventor
Seiji Sakashita
誠司 坂下
Ippei Jinno
一平 神野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】第2中間周波信号に周波数制御を行って受信特
性を向上させる。 【構成】振幅電圧を抑制する振幅制限器31に直交検波出
力信号を供給し、この振幅制限器31の出力信号の低周波
成分をローパスフィルタ32で抜き取り、このローパスフ
ィルタ32の出力信号を、周波数変動を検出する周波数弁
別器33に入力してその出力を、ミキサ3に信号供給する
発振器34の周波数制御信号とすることにより、検波出力
から周波数変動成分を振幅制限器31、帯域制限器として
のローパスフィルタ32さらに周波数弁別器33で取り出し
て発振器34の周波数を制御してミキサ3で周波数変換す
る第2中間周波数を補正するため、第2中間周波数の周
波数変動を抑えて検波することができ、バンドパスフィ
ルタ6を必要最小限の帯域幅にすることが可能になって
受信機の高感度化が達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星放送などのディジ
タル放送波を受信する放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送はアナログFM変調を採
用していたが、ディジタル圧縮の技術が進展するに連れ
て放送電波もディジタル変調を採用する検討が進められ
ている。しかし、ディジタル変調は位相変調を伴うため
にその復調は従来のFM波のPLL復調のように入力周
波数変動に十分追従できるものではなく、数百KHz程
度の引き込こみ範囲しか持つことができなかった。
【0003】一方、衛星放送を受信するために屋外に設
置するアンテナとコンバータはその発振器の周波数変動
が約2MHz 程度残るために、前述のディジタル変調用
の復調器の引きこみ範囲では引きこむことができず、復
調できないことがあった。そこで、最近では検波後の信
号から周波数変動成分を検出し、その結果信号を発振器
に帰還して周波数制御を行う手段(たとえば、特平4-10
777 号公報)が考えられている。
【0004】以下、従来の放送受信装置について図面を
参照しながら説明する。図2は従来の衛星放送受信装置
の構成を示すブロック図である。図2において、衛星か
ら放射された信号はアンテナ1で集められ、コンバータ
2で第1中間周波数に群変換される。このとき、コンバ
ータ2を構成している発振器の周波数変動によってミキ
サ3の入力信号の周波数配列がその周波数差だけ移動す
る。その結果、選局回路4から出力されたチャンネル選
択信号によって発振器5の信号を決定しても、ミキサ3
の出力信号である第2中間周波数信号の周波数は依然と
してコンバータ2で生じた周波数ずれを含んでいる。し
たがって、第2中間周波信号を抜き取るバンドパスフィ
ルタ6の帯域幅は占有帯域幅よりもその周波数変動分だ
け広くしている。このバンドパスイルタ6の出力を検波
器7に供給して、発振器8の発振信号によって検波して
ロールオフフィルタ9に供給する。また、バンドパスフ
ィルタ6の出力を検波器10に供給してπ/2移相器11を
介して供給する発振器8の発振信号によって検波してロ
ールオフフィルタ12に供給する。
【0005】このとき、周波数変動を受けたままで検波
したことになり、その検波器7,10からの検波出力どう
しを遅延検波器13で検波して周波数変動成分と2逓倍し
た復調信号を得る。また、検波器7,10の検波出力どう
しを乗算器14で乗算して、遅延検波器13で得た2逓倍の
復調信号と同じ信号を得る。これらの遅延検波器13と乗
算器14の信号を減算器15で減算すると周波数変動成分を
得る。この出力をローパスフィルタ16で平滑化して検波
用の発振器8の周波数制御信号とする。さらに、検波器
7,10の検波出力信号は逓倍器17で4逓倍して第2中間
周波信号と発振器8の位相差を検出する。この逓倍器17
の出力をローパスフィルタ18で平滑して発振器8の位相
制御信号とする。
【0006】以上により、検波器7,10の入力信号の周
波数変動を検出して、検波器7,10に発振信号を供給す
る発振器8の周波数を変化させることで周波数制御して
第2中間周波信号の周波数変動を吸収している。そし
て、検波器7,10のそれぞれの出力がそれぞれ入力され
るロールオフフィルタ9,12の出力をクロック再生回路
19、デコーダ20に供給して出力端子21から復調信号を得
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、第2中間周波信号の周波数変動が解消されない
まま第2中間周波信号を抜き取るバンドパスフィルタ6
を通しているので、占有帯域幅よりも広い帯域を必要と
している。この問題は、検波器7,10に入る雑音電力は
占有帯域幅の電力よりも大きくなっており、受信C/N
が低下したことになる。このため、ディジタル復調器の
固定劣化が大きくなり、フリンジエリアではクリッフ効
果によって復調できなくなることが発生するという問題
を有していた。このため、極力、検波用の発振器8の周
波数と位相が入力信号に同期している状態を検出できれ
ばよいが、検波出力には変調信号も含んでいるので、周
波数変動成分と変調信号を分離することが必要となる。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、第2中間周波信号に周波数制御を行うことにより受
信特性を向上させることができる放送受信装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の放送受信装置は、放送信号を受信して周波数
変換器で中間周波数に周波数変換したのちバンドパスフ
ィルタを通した中間周波信号に対して検波する放送受信
装置であって、直交検波出力信号の振幅電圧を抑圧する
振幅制限器と、前記振幅制限器の出力信号の低周波成分
を抜き取るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタ
からの出力信号の周波数変動を検出する周波数弁別器と
を有し、前記周波数弁別器の出力信号を、前記周波数変
換器に信号供給する発振器の周波数制御信号とする構成
としたものである。
【0010】
【作用】上記構成により、検波信号の中から周波数変動
成分を取り出すので、受信電力が低い状態でも安定に周
波数制御信号が作られ、また、中間周波信号を周波数変
換するときの発振器の周波数を制御するので、中間周波
数のみを取り出すバンドパスフィルタの帯域幅を占有帯
域幅にすることができて、従来に比べて高C/Nで検波
することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同一の作用効果を奏
するものには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0012】図1は本発明の一実施例における衛星放送
受信装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、検波器10の出力端が接続される振幅制限器31はロー
パスフィルタ32に接続され、振幅電圧を抑圧する振幅制
限器31に検波器10からの直交検波出力信号を供給し、こ
の振幅制限器31の出力信号の低周波成分をローパスフィ
ルタ32で抜き取る。このローパスフィルタ32が接続され
る周波数弁別器33は、ミキサ3と選局回路4に接続され
る発振器34に接続され、周波数変動を検出する周波数弁
別器33にローパスフィルタ32からの出力信号を入力し
て、その出力を周波数変換器としてのミキサ3に供給す
る発振器34の周波数制御信号とする。また、ロールオフ
フィルタ9,12が接続されるコスタスループ制御回路35
は発振器36を介して検波器7に接続されるとともに、π
/2移相器11を介して検波器10に接続されている。
【0013】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。まず、衛星から放射された信号はアンテナ1で集め
られコンバータ2で第1中間周波数に群変換される。こ
のとき、コンバータ2を構成している発振器の周波数変
動によってミキサ3の入力信号の周波数配列がその周波
数差だけ移動する。その結果、選局回路4から出力され
たチャンネル選択信号によって発振器34の信号を決定し
ても、ミキサ3の出力信号である第2中間周波信号の周
波数は依然としてコンバータ2で生じた周波数ずれを含
んでいる。
【0014】その後、第2中間周波信号を抜き取るバン
ドパスフィルタ6によって帯域制限を行い検波器7,10
に供給する。このバンドパスフィルタ6の帯域幅は占有
帯域幅である。このように、バンドパスフィルタ6の出
力を検波器7に供給し、発振器36の発振信号によって検
波してロールオフフィルタ11に供給する。また、バンド
パスフィルタ6の出力を検波器10に供給し、π/2移相
器11を介して供給する発振器36の発振信号によって検波
してロールオフフィルタ12に供給する。このとき、周波
数変動を受けたままで検波することになる。
【0015】その検波器7、10の検波の様子を図2に示
す。この場合は4相PSK変調を行ったものとする。4
つの符号点をS1 ,S2 ,S3 ,S4 と表し、正規の検
波軸をI,Qで表す。このときのI軸は検波器7の検波
軸でも検波器10の検波軸でも良い。中間周波数の周波数
がずれているときには、瞬時の検波軸がIvとQvにな
ったことであり、そのときの瞬時位相差を符号点の角度
からφだけずれているものとする。この瞬時位相の時間
微分がずれている角周波数になる。
【0016】このときの符号点S1 のIv軸での検波出
力は点dになり、その電圧は符号の振幅を√2とする
と、d=√2cosφとなる。また、符号点S2 のIv
軸での検波出力は点cになりその電圧は、c=√2si
nφとなる。この電圧は符号がシンボル速度によって変
化する検波出力のエンベロープとなる。このエンベロー
プの周期が中間周波数のずれの周波数の周期に一致す
る。したがって、この周期か周波数を検知すれば良い。
【0017】さらに、点dの軌跡は図3のddの特性曲
線になり、また、点cの軌跡は図3のccの特性曲線に
なる。検波出力信号は符号がS1 ,S2 の間を変化する
とき、この特性曲線ddと特性曲線ccの間を変化す
る。また、符号点S3 ,S4 に変化したときには図3の
横軸tに対して上下対称の特性になる。
【0018】ここで、便宜上符号点がS1 ,S2 を経過
しているとするとIv軸検波電圧は合成した電圧ddの
特性曲線を得ることができ、たとえば、p=2cos
(φ+π/4)で表す。この振幅を振幅制限器31によっ
て図3の横軸tから下半分を抑圧して整流し、さらに変
調信号や整流時に発生する高周波を排除するためにロー
パスフィルタ32を介して周波数弁別器33に供給する。こ
のローパスフィルタ32の出力波形は周波数変動成分の2
倍の周波数が発生することになる。
【0019】これにより、周波数制御信号が2倍の利得
を持つことになり帰還特性が向上することになる。周波
数弁別器33には周波数ずれの2倍の周波数を持つ信号が
入力され、それに応じた電圧が発生して発振器34に供給
する。この周波数弁別器33は位相同期回路でありその整
流制御電圧を取り出しても良く、また、同調回路による
構成でも良く、さらに、抵抗とコンデンサの構成による
ラグリードフィルタでも良い。したがって、周波数変動
分が帰還ができ、正規の中間周波数に制御できる。
【0020】そして、検波器7、10の検波出力信号はロ
ールオフフィルタ9,12を介してクロック再生回路19、
デコーダ20に入力されて出力端子21から復調信号を得る
ことができる。
【0021】したがって、直交検波出力信号を振幅電圧
を抑制する振幅制限器31に供給し、この振幅制限器31の
出力信号の低周波成分をローパスフィルタ32で抜き取
り、このローパスフィルタ32の出力信号を、周波数変動
を検出する周波数弁別器33に入力してその出力を、ミキ
サ3に信号供給する発振器34の周波数制御信号とするこ
とにより、検波出力から周波数変動成分を振幅制限器3
1、帯域制限器としてのローパスフィルタ32さらに周波
数弁別器33で取り出して発振器34の周波数を制御してミ
キサ3で周波数変換する第2中間周波数を補正するた
め、第2中間周波数の周波数変動を抑えて検波すること
ができ、バンドパスフィルタ6を必要最小限の帯域幅に
することが可能になって受信機の高感度化が達成でき
る。
【0022】なお、本発明は4相PSK以上の多値直交
変調についても適応可能であるこは明白である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検波信号
の中から簡単な構成で周波数変動成分を検出して中間周
波数を正規の周波数に抑えることができるため、バンド
パスフィルタの帯域幅を占有帯域幅にすることができて
受信感度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における衛星放送受信装置の
構成を示すブロック図
【図2】図1の衛星放送受信装置における検波出力と検
波軸と符号点の関係を示すベクトル図
【図3】図1の衛星放送受信装置における検波出力の時
間軸波形図
【図4】従来の衛星放送受信装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
3 ミキサ 6 バンドパスフィルタ 7、10 検波器 31 振幅制限器 32 ローパスフィルタ 33 周波数弁別器 34 発振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送信号を受信して周波数変換器で中間周
    波数に周波数変換したのち直交検波する放送受信装置で
    あって、直交検波出力信号の振幅電圧を抑圧する振幅制
    限器と、前記振幅制限器の出力信号の低周波成分を抜き
    取るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの低周
    波成分から周波数変動を検出する周波数弁別器とを有
    し、前記周波数弁別器の出力信号を、前記周波数変換器
    に信号供給する発振器の周波数制御信号とする構成とし
    た放送受信装置。
JP366793A 1993-01-13 1993-01-13 放送受信装置 Pending JPH06216956A (ja)

Priority Applications (1)

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JP366793A JPH06216956A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 放送受信装置

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JPH06216956A true JPH06216956A (ja) 1994-08-05

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