JPH06216596A - 実装機におけるノズル交換装置 - Google Patents

実装機におけるノズル交換装置

Info

Publication number
JPH06216596A
JPH06216596A JP5007012A JP701293A JPH06216596A JP H06216596 A JPH06216596 A JP H06216596A JP 5007012 A JP5007012 A JP 5007012A JP 701293 A JP701293 A JP 701293A JP H06216596 A JPH06216596 A JP H06216596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
clamp
hole
clamp plate
head unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5007012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3115958B2 (ja
Inventor
Hitoshi Onodera
仁 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP05007012A priority Critical patent/JP3115958B2/ja
Publication of JPH06216596A publication Critical patent/JPH06216596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3115958B2 publication Critical patent/JP3115958B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装機における部品吸着用のノズル部材の先
端のノズルを交換するときに、ノズルをヘッドユニット
から取り外してノズル収納孔に収容する作業を、簡単
に、かつ能率良く行うことができるようにする。 【構成】 ノズル部材20のノズルシャフト24に対し
てノズル25を外力に応じて離脱可能とする一方、ノズ
ル交換ステーション30のノズル保持部31の上方に、
複数のノズル挿通孔34を有するクランプ板33をクラ
ンプ位置とクランプ解除位置とにわたって移動可能と
し、スプリング38でクランプ板33をクランプ位置に
付勢するとともに、ノズル挿通孔30の周辺に傾斜面3
9を設けて、ノズル収納孔32へのノズル挿入時にノズ
ルの被クランプ用の突出部29がノズル挿通孔34を通
過することを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ部品吸着用のノ
ズル部材を備えたヘッドユニットによりIC等のチップ
部品をプリント基板に実装する実装機において、ノズル
部材のノズルを交換するためのノズル交換装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基台の上方に移動可能に装備した
ヘッドユニットに、チップ部品吸着用のノズル部材を昇
降可能に設け、上記ノズル部材により部品供給部からチ
ップ部品を吸着した後、ヘッドユニットをプリント基板
上へ移動させて、チップ部品を基板上に装着するように
した実装機は一般に知られている。この実装機におい
て、上記ノズル部材は、中空状に形成されたノズルシャ
フトの下端部にノズルを備え、負圧が負圧供給源からバ
ルブ等を介して上記ノズルシャフト内に導かれ、ノズル
に作用することにより、チップ部品を吸着することがで
きるようになっている。
【0003】上記ノズル部材の下端部のノズルは、チッ
プ部品の種類などに応じて大きさや形状が異なるものと
交換することができるように、上記ノズルシャフトに対
して着脱可能に取り付けられている。
【0004】また、このような実装機において、その基
台上の適当な箇所にノズル交換ステーションを設置し、
このノズル交換ステーションに複数のノズル収納孔を有
するノズル保持部を設け、ノズル交換時には、ノズル交
換ステーションの上方にヘッドユニットを位置させた状
態で、ヘッドユニットのノズル部材からノズルを離脱さ
せて、このノズルを上記ノズル保持部のノズル収納孔に
収納し、次に別の収納孔から取り出したノズルをヘッド
ユニットに装着するようにしたノズル交換装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のノズ
ル交換装置は、ノズル交換ステーションに、ノズル収納
孔内のノズルをクランプするクランプ手段と、このクラ
ンプ手段をクランプ状態とクランプ解除状態とに切換え
るためのアクチュエータとを設け、ノズルをヘッドユニ
ットから取り外してノズル収納孔に収容する際、および
ノズルをノズル交換ステーションのノズル収納孔から取
り出してヘッドユニットに取り付ける際のいずれにおい
ても、上記アクチュエータによるクランプ手段の作動を
行っていた。つまり、ノズルをヘッドユニットから取り
外す場合について説明すると、先ずアクチュエータによ
りクランプ手段をクランプ解除状態に作動した上で、ヘ
ッドユニットのノズル部材を下降させてノズルをノズル
収納孔に挿入した後、クランプ手段をクランプ状態に作
動し、それから上記ノズル部材のノズルシャフトを引き
上げてこれとノズルとを離脱させるようにしていた。
【0006】しかし、このような装置では、上記クラン
プ解除状態への作動、ノズル部材の下降、クランプ状態
への作動、ノズル部材の上昇の各動作を順次行わせるた
めに、面倒な操作もしくは複雑な制御が必要となり、し
かも作業能率が悪いという問題があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、ノズルを
ヘッドユニットから取り外してノズル収納孔に収容する
作業を、簡単に、かつ能率良く行うことができる実装機
におけるノズル交換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基台の上方に移動可能に装備したヘッド
ユニットに、中空状のシャフトの下端部にノズルを有す
るチップ部品吸着用のノズル部材を昇降可能に設け、該
ヘッドユニットによりチップ部品を部品供給側から部品
装着側へ運ぶように構成するとともに、上記基台上の所
定箇所にノズル交換ステーションを設置し、このノズル
交換ステーションに、複数のノズル収納孔を有するノズ
ル保持部を設けた実装機において、上記ノズルを上記シ
ャフトに対し、外力に応じて離脱可能となるように取り
付け、一方、上記ノズル交換ステーションのノズル保持
部の上方に、複数のノズル挿通孔を有するクランプ板を
設け、このクランプ板を、その各ノズル挿通孔が上記各
ノズル収納孔に対して一定量ずれたクランプ位置と、各
ノズル挿通孔が各ノズル収納孔に合致するクランプ解除
位置とにわたって移動可能とし、該クランプ板をクラン
プ位置に付勢する付勢手段をノズル交換ユニットに設け
るとともに、上記ノズルの中間部外周に被クランプ用の
突出部を設け、かつ、上記ノズル収納孔へのノズル挿入
時に上記突出部が上記クランプ板をクランプ解除位置へ
押し動かしつつノズル挿通孔を通過するように、上記ノ
ズル挿通孔の周辺部と上記突出部との少なくとも一方に
傾斜面を形成したものである。
【0009】
【作用】上記の構成によると、ヘッドユニットのノズル
部材の先端のノズルを取り外してノズル交換ステーショ
ンのノズル保持部に保持させるときには、ヘッドユニッ
トをノズル交換ステーションの上方に位置させた状態
で、ノズル部材を下降させていくことにより、ノズルの
突出部がクランプ板をクランプ解除位置へ押し動かしつ
つノズル挿通孔を通過し、その通過後にクランプ板が上
記付勢手段の付勢力で自動的にクランプ位置となり、そ
れからノズル部材が上昇することにより、ノズルが上記
シャフトから分離し、ノズル収納孔に収納される。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の一実施例による実装機全体の
構造を示している。これらの図において、基台1上に
は、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリ
ント基板3が上記コンベア2上を搬送され、所定の装着
作業用位置で停止されるようになっている。上記コンベ
ア2の両側には部品供給部4が配置されている。また、
基台1の上方には、ヘッドユニット5が装備されてい
る。さらに基台1上の所定箇所には、ノズル交換ステー
ション30が設置されている。
【0011】上記部品供給部4は多数列のテープフィー
ダー4aを備え、各テープフィーダー4aはそれぞれ、
リールから導出されるテープにIC等の小片状のチップ
部品を所定間隔おきに収納、保持し、上記ヘッドユニッ
ト5によるピックアップにつれてチップ部品を順次供給
するようになっている。
【0012】また、上記ヘッドユニット5はX軸方向
(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平面上でX軸
と直交する方向)に移動することができるようになって
いる。すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に延びる
一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転
駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レー
ル7上にヘッドユニット支持部材11が配置されて、こ
の支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボー
ルねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11に
は、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サーボモ
ータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設さ
れ、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移動可能
に保持され、このヘッドユニット5に設けられたナット
部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合してい
る。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボールね
じ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に移動す
るとともに、X軸サーボモータ15の作動によりボール
ねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持部材1
1に対してX軸方向に移動するようになっている。
【0013】上記ヘッドユニット5にはチップ部品吸着
用のノズル部材20が設けられ、図示の実施例では3つ
のノズル部材20が設けられている。各ノズル部材20
は、それぞれ、ヘッドユニット5のフレームに対して昇
降(Z軸方向の移動)およびノズル中心軸(R軸)回り
の回転が可能とされ、Z軸サーボモータ17およびR軸
サーボモータ18により作動されるようになっている。
【0014】図3は上記ノズル部材20の具体的構造を
示している。この図において、ノズル部材20は、スプ
ラインシャフト21と、その下部に圧入されたカラー2
2と、このカラー22に挿入されたノズルシャフト24
と、このノズルシャフト24の先端に取り付けられたノ
ズル25と有している。上記スプラインシャフト21は
図外のハウジングおよび伝動手段を介し、上記Z軸,R
軸サーボモータ17,18に連結されている。また、上
記ノズルシャフト24に設けられた回り止めピン24a
がカラー22に形成された長孔22aに係合するととも
に、スプラインシャフト21の内部にノズルシャフト2
4を下方に弾性的に押圧する圧縮バネ26が装備される
ことにより、上記ノズルシャフト24に対して適度のク
ッション性をもって結合されている。
【0015】このスプラインシャフトおよびノズルシャ
フトは中空状に形成され、これらとノズルとにわたって
負圧を導く通路27が形成され、この通路27が図外の
負圧供給源にバルブ等を介して接続されるようになって
いる。
【0016】上記ノズル25は、ノズルシャフト24に
嵌合されるとともに、ノズルシャフト24に取り付けら
れた一対の板バネ28で上端縁部25aが弾性的に保持
されることにより、この板バネ28による保持力よりも
大きな外力がノズル引き抜き方向に作用したときに、ノ
ズルシャフト24から分離するようになっている。
【0017】上記ノズル25の中間部外周面には、被ク
ランプ用の鍔状の突出部29が設けられている。
【0018】図4〜図6は、ノズル交換ステーション3
0を示している。これらの図において、ノズル交換ステ
ーション30には、大きさや形状の異なる各種のノズル
25を収納、保持しておくための複数のノズル収納孔3
2を有するノズル保持部31が設けられるとともに、こ
のノズル保持部31の上面側にクランプ板33が設けら
れている。このクランプ板33には、各ノズル収納孔3
2に対応する複数のノズル挿通孔34が設けられてい
る。上記クランプ板33は、その各ノズル挿通孔34が
上記各ノズル収納孔32に対して一定量ずれたクランプ
位置と、各ノズル挿通孔34が各ノズル収納孔32に合
致するクランプ解除位置とにわたって移動可能となるよ
うに、ガイド35を介して結合されている。上記クラン
プ板33の一端部には、下方に突出する壁板36が連設
され、後記ロッド41の大径部42に連なる軸体37が
壁板36を貫通し、この軸体37の先端と壁板36との
間に付勢手段としてのスプリング38が設けられてい
る。このスプリング38によりクランプ板33が上記ク
ランプ位置に付勢されている。そして、ノズル収納孔3
2にノズル25が収納されるとともにクランプ板33が
クランプ位置となっているときは、クランプ板33にお
けるノズル挿通孔34の周辺部分の一部が、ノズル25
の突出部29の上側に被さるようになっている(図9参
照)。
【0019】また、上記ノズル収納孔32へのノズル挿
入時に上記突出部29が上記クランプ板33をクランプ
解除位置へ押し動かしつつノズル挿通孔34を通過する
ように、上記ノズル挿通孔34の周辺部には、上側に広
がったテーパー状の傾斜面39が形成されている。
【0020】さらに、ノズル交換ステーション30に
は、ノズル収納孔32からノズル25を取り出す際にク
ランプ板33をクランプ解除位置に移動させるためのエ
アシリンダ40が設けられ、このエアシリンダ40で作
動されるロッド41に設けられた大径部42が、上記壁
板36に当接している。
【0021】以上のような当実施例のノズル交換装置に
よると、ノズル交換時等におけるノズル取外し作業(ノ
ズル25をヘッドユニット5から取り外してノズル交換
ステーション30のノズル保持部31に保持させる作
業)は、図7〜図9のように簡単に行うことができる。
【0022】すなわち、先ずノズル交換ステーション3
0の上方へヘッドユニット5を移動させてから、ノズル
部材20を下降させることにより、その先端のノズル2
5をノズル保持部31の所定のノズル収納孔32に挿入
する。この場合に、挿入途中でノズル25の突出部29
がクランプ板33のノズル挿通孔34の周辺部の一部分
に当接するが、ノズル挿通孔34の周辺部が傾斜面39
となっていることにより、突出部29が傾斜面39に摺
接して、クランプ板33をクランプ解除位置へ押し動か
しつつ、ノズル挿通孔34を通過する。突出部29がノ
ズル挿通孔34の下方のノズル収納孔32内に達する
と、スプリング38の付勢力でクランプ板33がクラン
プ位置に戻る。この状態になるまでノズル部材20を下
降させてから逆にノズル部材20を上昇させると、上記
クランプ板33でノズル25の抜出が阻止されているこ
とにより、ノズル25がノズルシャフト24から離脱し
てノズル収納孔32内に残される。
【0023】こうして、Z軸サーボモータ17によるノ
ズル部材20の下降、上昇作業だけで、簡単かつ能率良
くノズル25が取り外される。
【0024】また、ノズル装着作業(ノズル25をノズ
ル交換ステーション30のノズル保持部31から取り出
してヘッドユニット5に装着する作業)は、図10のよ
うに行われる。すなわち、エアシリンダ40でクランプ
板33をクランプ解除位置に作動するとともに、ノズル
部材20のノズル25以外の部分を下降させることによ
り、ノズル25の上部がノズルシャフト24に結合され
る。それからノズル25を含むノズル部材20を上昇さ
せればよい。
【0025】なお、当実施例では、ヘッドユニット5に
対するノズル部材20の下降方向の可動量を、チップ部
品の吸着、装着に必要なストロークよりも大きくしてお
き、ノズル交換ステーション30のノズル保持部31は
上下動を行わないようにすることにより、その構造を簡
略化している。つまり、従来のこの種の装置では、ノズ
ル部材を、部品供給部からの部品の吸着およびプリント
基板上への部品の装着が可能な位置まで下降可能とする
一方、ノズル交換ステーションのノズル保持部を、通常
は部品実装作業の邪魔にならないように下降位置とし、
ノズル交換時に上昇させるようにしているが、その昇降
のための機構が必要であって構造が複雑になる。そこで
当実施例では、ノズル交換ステーション30のノズル保
持部31を、部品実装作業の邪魔にならないような比較
的低い位置に固定的に設けるとともに、ノズル交換時に
は、ノズル部材20を部品吸,装着時よりも大きく下降
させることで、ノズル保持部31に対するノズル25の
収納、取り出しを可能にしている。
【0026】ノズル交換装置の具体的構造は上記実施例
に限定されず、種々変更可能である。例えば、上記実施
例では、ノズル収納孔32へのノズル挿入時に上記突出
部29が上記クランプ板33をクランプ解除位置へ押し
動かしつつノズル挿通孔34を通過することが許容され
るようにするために、ノズル挿通孔34の周辺部に傾斜
面39を形成しているが、ノズル25の突出部29の下
面側を傾斜面としてもよい。
【0027】また、以上に述べたような構造に加え、ノ
ズル交換時にノズルシャフト24に対するノズル25の
回転角がずれると板バネ28によるノズルの保持などに
支障が生じる。また、ヘッドユニット5へのノズル装着
の際に、装着すべきノズル25が収納されているはずの
ノズル収納孔32に誤って別の種類のノズル25が収納
されていると、ヘッドユニット5に対するノズル25の
付け間違いが生じる。そこで、図11および図12に示
すように、ノズル交換ステーション30のノズル保持部
31でノズルの回転方向の位置決めを行う位置決め部を
設けるとともに、この位置決め部を利用して上記間違い
を確実に防止することが望ましい。すなわち、これらの
図において、ノズル保持部31の各ノズル収納孔32
A,32Bの周辺にそれぞれ一対の位置決めピン51が
設けられるとともに、各ノズル収納孔32A,32Bに
収納されるべき各ノズル25A,25Bの突出部29に
は、位置決めピン51に対応する一対の切欠き52が設
けられ、ノズル25A,25Bがノズル収納孔32A,
32Bに収納されたとき切欠き52が位置決めピン51
に係合するようになっている。また、一対の位置決めピ
ン51(および一対の切欠き52)の位置関係が各ノズ
ル収納孔32A,32B(各ノズル25A,25B)で
相違することにより、ノズル収納孔32A,32Bに対
し、収納されるべきノズルと別種のノズルが収納されよ
うとするときは、位置決めピン51と切欠き52が対応
しないことにより収納が阻止されるようになっている。
【0028】また、各ノズルの先端の吸着孔の形状は従
来から知られているような円形であっても良いが、とく
に図13に示すように、ノズル25の先端の吸着面60
に複数列の細長い吸着孔61を形成しておけば、円形の
吸着孔に比べて次のような利点がある。すなわち、円形
の吸着孔では、チップ部品を吸着したときにチップ部品
の角部が吸着孔に嵌まり込んで所謂部品立ちとなる不正
常な吸着状態を生じることがあるのに対し、吸着孔61
を細くすれば上記部品立ちが防止される。また、円形の
吸着孔と比べて同じ面積でも中心から遠い位置まで吸着
力がおよんで吸着モーメント力が大きくなるため、チッ
プ部品の回転方向のずれ動きを防止することができる。
さらに、同一ノズルで吸着可能なチップ部品の種類が増
大し、ノズル交換の頻度を減少して作業能率向上に寄与
するものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のノズル交換装置
は、ヘッドユニットに設けられたノズル部材の先端のノ
ズルを、外力に応じて離脱可能とする一方、ノズル交換
ステーションのノズル保持部の上方に、複数のノズル挿
通孔を有するクランプ板をクランプ位置とクランプ解除
位置とにわたって移動可能とし、該クランプ板をクラン
プ位置に付勢する付勢手段を設けるとともに、上記ノズ
ル収納孔へのノズル挿入時にノズルの被クランプ用の突
出部が上記クランプ板をクランプ解除位置へ押し動かし
つつノズル挿通孔を通過するように構成している。この
ため、ノズル交換時にノズルをヘッドユニットから取り
外してノズル収納孔に収容する作業を、ノズル部材の下
降、上昇を行わせるだけで簡単に、かつ能率良く行うこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるノズル交換装置を備え
た実装機の概略平面図である。
【図2】同実装機の概略平面図である。
【図3】ノズル部材の断面図である。
【図4】ノズル交換ステーションの平面図である。
【図5】ノズル交換ステーションの正面図である。
【図6】ノズル交換ステーションの一部断面側面図であ
る。
【図7】ヘッドユニットからのノズル取外し作業の第1
の段階を示す説明図である。
【図8】ノズル取外し作業の第2の段階を示す説明図で
ある。
【図9】ノズル取外し作業の第3の段階を示す説明図で
ある。
【図10】ヘッドユニットへのノズル装着作業を示す説
明図である。
【図11】部品収納孔に対するノズルの位置決め部を設
けた構造の一例を示す要部の拡大平面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿った断面図で
ある。
【図13】ノズル先端の吸着孔の形状の一例を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1 基台 5 ヘッドユニット 20 ノズル部材 24 ノズルシャフト 25 ノズル 29 突出部 30 ノズル交換ステーション 31 ノズル保持部 32 ノズル収納孔 33 クランプ板 34 ノズル挿通孔 38 スプリング(付勢手段) 39 傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の上方に移動可能に装備したヘッド
    ユニットに、中空状のシャフトの下端部にノズルを有す
    るチップ部品吸着用のノズル部材を昇降可能に設け、該
    ヘッドユニットによりチップ部品を部品供給側から部品
    装着側へ運ぶように構成するとともに、上記基台上の所
    定箇所にノズル交換ステーションを設置し、このノズル
    交換ステーションに、複数のノズル収納孔を有するノズ
    ル保持部を設けた実装機において、上記ノズルを上記シ
    ャフトに対し、外力に応じて離脱可能となるように取り
    付け、一方、上記ノズル交換ステーションのノズル保持
    部の上方に、複数のノズル挿通孔を有するクランプ板を
    設け、このクランプ板を、その各ノズル挿通孔が上記各
    ノズル収納孔に対して一定量ずれたクランプ位置と、各
    ノズル挿通孔が各ノズル収納孔に合致するクランプ解除
    位置とにわたって移動可能とし、該クランプ板をクラン
    プ位置に付勢する付勢手段をノズル交換ユニットに設け
    るとともに、上記ノズルの中間部外周に被クランプ用の
    突出部を設け、かつ、上記ノズル収納孔へのノズル挿入
    時に上記突出部が上記クランプ板をクランプ解除位置へ
    押し動かしつつノズル挿通孔を通過するように、上記ノ
    ズル挿通孔の周辺部と上記突出部との少なくとも一方に
    傾斜面を形成したことを特徴とする実装機におけるノズ
    ル交換装置。
JP05007012A 1993-01-19 1993-01-19 実装機におけるノズル交換装置 Expired - Fee Related JP3115958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05007012A JP3115958B2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 実装機におけるノズル交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05007012A JP3115958B2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 実装機におけるノズル交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06216596A true JPH06216596A (ja) 1994-08-05
JP3115958B2 JP3115958B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=11654141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05007012A Expired - Fee Related JP3115958B2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 実装機におけるノズル交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3115958B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10135697A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品装着装置
JP2000252695A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機のノズル取付構造
JP2005138260A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 I-Pulse Co Ltd 吸着ノズル、部品実装機および部品検査装置
KR101019038B1 (ko) * 2008-12-29 2011-03-04 미래산업 주식회사 노즐 교체장치
KR20110056919A (ko) * 2009-11-23 2011-05-31 삼성테크윈 주식회사 교체용 노즐 안착 유니트 및 이를 갖는 부품 실장기용 노즐 교체 장치
CN109648283A (zh) * 2019-01-31 2019-04-19 快克智能装备股份有限公司 一种吸嘴快速更换设备
CN111843448A (zh) * 2020-07-31 2020-10-30 东科克诺尔商用车制动技术有限公司 一种用于容积式压缩机流量测量的喷嘴自动更换装置
CN114683178A (zh) * 2022-03-21 2022-07-01 重庆大学 一种用于磨料水射流系统的喷嘴自动更换装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050182434A1 (en) 2000-08-11 2005-08-18 National Research Council Of Canada Method and apparatus for performing intra-operative angiography
KR20230168402A (ko) 2022-06-07 2023-12-14 한화정밀기계 주식회사 노즐 배출 장치

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10135697A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品装着装置
JP2000252695A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機のノズル取付構造
JP2005138260A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 I-Pulse Co Ltd 吸着ノズル、部品実装機および部品検査装置
KR101019038B1 (ko) * 2008-12-29 2011-03-04 미래산업 주식회사 노즐 교체장치
KR20110056919A (ko) * 2009-11-23 2011-05-31 삼성테크윈 주식회사 교체용 노즐 안착 유니트 및 이를 갖는 부품 실장기용 노즐 교체 장치
CN109648283A (zh) * 2019-01-31 2019-04-19 快克智能装备股份有限公司 一种吸嘴快速更换设备
CN109648283B (zh) * 2019-01-31 2024-03-29 快克智能装备股份有限公司 一种吸嘴快速更换设备
CN111843448A (zh) * 2020-07-31 2020-10-30 东科克诺尔商用车制动技术有限公司 一种用于容积式压缩机流量测量的喷嘴自动更换装置
CN111843448B (zh) * 2020-07-31 2022-02-18 东科克诺尔商用车制动技术有限公司 一种用于容积式压缩机流量测量的喷嘴自动更换装置
CN114683178A (zh) * 2022-03-21 2022-07-01 重庆大学 一种用于磨料水射流系统的喷嘴自动更换装置
CN114683178B (zh) * 2022-03-21 2023-12-05 重庆大学 一种用于磨料水射流系统的喷嘴自动更换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3115958B2 (ja) 2000-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3301880B2 (ja) 部品装着方法及び装置
US4658494A (en) Apparatus for drilling printed circuit boards
JP2732828B2 (ja) 表面実装機ヘッドの吸着ノズル自動交換装置
JPH06216596A (ja) 実装機におけるノズル交換装置
JP4490236B2 (ja) ノズル交換ユニットおよび同ユニットを備えた表面実装機
JP2007142216A (ja) 部品実装方法およびノズル割付け方法
JP2648972B2 (ja) プリント基板穴あけ機における自動ドリル交換装置
JP3780659B2 (ja) 部品装着装置
JP7235572B2 (ja) 部品実装装置
JP4451284B2 (ja) ノズル交換ユニットにおけるノズル収納構造および表面実装機
JP4256005B2 (ja) 表面実装機
JPH06283899A (ja) 実装機におけるツール交換装置
JP7311704B2 (ja) フィルタ交換用装置および部品実装装置
JP3737978B2 (ja) 電子部品の吸着ノズル
JP7300040B2 (ja) 作業ヘッド
JPH0846392A (ja) 電子部品自動装着装置
JP2020064904A (ja) 部品供給装置及び部品装着装置
JP7486140B2 (ja) ノズルホルダ着脱装置およびヘッドメンテナンス方法
JP3741240B2 (ja) 実装機における部品吸着ノズルユニット
JP7121143B2 (ja) 作業ヘッド、および作業機
KR20230163406A (ko) 콜릿 교환 기구
JP3778583B2 (ja) 電子部品の吸着ノズル及び電子部品自動装着装置
JP3437996B2 (ja) 部品供給装置
JP6742415B2 (ja) 部品装着機
JP4129079B2 (ja) 電子部品実装機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees