JPH06216561A - ノイズフィルタおよびそのケース - Google Patents

ノイズフィルタおよびそのケース

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JPH06216561A
JPH06216561A JP492093A JP492093A JPH06216561A JP H06216561 A JPH06216561 A JP H06216561A JP 492093 A JP492093 A JP 492093A JP 492093 A JP492093 A JP 492093A JP H06216561 A JPH06216561 A JP H06216561A
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JP
Japan
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noise filter
case
substrate
fixing member
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP492093A
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English (en)
Inventor
Hironobu Tsutsumi
広宣 堤
Akira Saito
晃 斉藤
Yasuhiko Okubo
安彦 大久保
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストかつ加工が容易で、補強材を使用す
ることなく基板に実装でき、また基板の振動による断
線、パターン剥離、半田割れ等が発生することがないノ
イズフィルタおよびそのケースを得る。 【構成】 磁性体コア11を収容する環状のケース2の
外周部に、2組のコモンモードコイル3が巻回され、各
コイル3を仕切るつば状の突出部4がケース2と一体的
に形成されており、突出部4の下端部から固着部材12
が突出して基板7に固着され、ノイズフィルタ1が基板
7に実装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電源ラインにおける伝
導ノイズを除去するためのノイズフィルタおよびそのケ
ースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のノイズフィルタを示し、
(a)は平面図、(b)は正面図である。図において、
1はノイズフィルタで、磁性体コア(図示省略)を収容
する環状絶縁体製のケース2の両側に2組のコモンモー
ドコイル3が巻回され、コモンモードチョークコイルを
構成している。ケース2には各コイル3を仕切るよう
に、つば状の突出部4が一体的に形成され、各コイル3
を磁気的に遮断する仕切板5が一体的に取付けられてい
る。6は各コイル3から出るリードであって、基板7に
取付けられた端子8に半田9により固着され接続されて
いる。
【0003】上記のノイズフィルタ1は、リード6を端
子8に半田9で固着することにより、基板7に実装して
支持し、電源ラインにおける伝導ノイズを除去する。電
源ラインを流れる伝導ノイズは、ノイズフィルタ1を通
る際、コイル3のL分、および基板7に実装されるコン
デンサ、バリスタ、サージアブソーバ等の諸機能により
除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のノイズフィルタ1は、リード6を端子8に接
続することにより支持するため、ノイズフィルタ1の荷
重がリード6に直接かかる構造になっている。このため
リード6を直接基板7の導体パターンに半田付けする
と、基板7の振動によりパターン剥離、半田割れ等が生
じるため、ハトメ等の補強材10で補強する必要があ
り、この場合でも基板7の振動等によりリード6が断線
するなどの問題点があった。
【0005】このようなノイズフィルタ1を金属ケース
に封入し、この金属ケースを基板7に実装するものもあ
るが、金属ケース内で絶縁紙による絶縁および樹脂材に
よる封着を行う必要があり、加工面、コスト面で問題が
あった。
【0006】この発明は、上記のような従来の問題点を
解決するためになされたもので、低コストかつ加工が容
易で補強材を使用することなく基板に実装でき、また基
板の振動による断線、パターン剥離、半田割れ等が発生
することがないノイズフィルタおよびそのケースを得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は次のノイズフ
ィルタおよびそのケースである。 (1)磁性体コアを収容する環状のケースと、このケー
スの外周部に巻回された2組のコモンモードコイルと、
各コイルを仕切るように前記ケースに一体的に形成され
たつば状の突出部と、この突出部から伸びて基板に固着
される固着部材とを備えたことを特徴とするノイズフィ
ルタ。 (2)固着部材が基板と係合する係止部を備えたことを
特徴とする上記(1)記載のノイズフィルタ。 (3)固着部材がケース状に形成され、部品実装基板を
内蔵することを特徴とする上記(1)または(2)記載
のノイズフィルタ。 (4)内部に磁性コアを収容し、外周部に2組のコモン
モードコイルを巻回すように形成された環状のケース
と、前記各コイルを仕切るように前記ケースと一体的に
形成されたつば状の突出部と、この突出部から伸びて基
板に固着される固着部材とを備えたことを特徴とするノ
イズフィルタ用ケース。
【0008】
【作用】この発明の請求項1のノイズフィルタは、環状
のケースに磁性体コアを収容した状態で、その外周にコ
モンモードコイルを形成し、固着部材を基板に固着して
実装する。コイルのリードは半田付により基板の導体パ
ターンに接続するが、ノイズフィルタの荷重は固着部材
によって支持されるため、基板の振動等が起こっても、
パターン剥離や半田割れなどは発生しない。
【0009】この発明の請求項2のノイズフィルタは、
固着部材の係止部を基板と係合させて実装することがで
き、機械的係合であるため固着性に優れる。
【0010】この発明の請求項3のノイズフィルタは、
部品を実装した部品実装基板をケース状の固着部材に内
蔵した状態で、固着部材を基板に固着して実装する。こ
の場合、ケース状の固着部材の内部に部品が実装される
ため、部品実装密度が高くなる。
【0011】この発明の請求項4のノイズフィルタ用ケ
ースは、内部に磁性体コアを収容して、外周部にコモン
モードコイルを形成することにより、ノイズフィルタを
形成し、固着部材により基板に固着することにより、実
装することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1 図1は実施例1のノイズフィルタを示し、(a)は平面
図、(b)はそのA−A断面図であり、図において、図
5と同符号は同一または相当部分を示す。
【0013】ノイズフィルタ1は従来のものとほぼ同様
の構成となっており、磁性体コア11を収容する環状絶
縁体製のケース2の両側に2組のコモンモードコイル3
が巻回されて、コモンモードチョークコイルを構成して
いる。ケース2には各コイル3を仕切るように、つば状
の突出部4が一体的に形成され、各コイル3を磁気的に
遮断する仕切板5が一体的に取付けられており、突出部
4はケース状の固着部材12により基板7に固着されて
いる。
【0014】固着部材12は、ケース2の突出部4およ
びコイル3を支持する支持体13と、突出部4およびコ
イル3を固定する固定用係合部14と、基板7に接着剤
等により固着される脚部15と、係止部16によって支
持された部品実装基板17とから構成されている。部品
実装基板17には、コンデンサ、バリスタ、サージアブ
ソーバ等の実装部品18が実装され、基板7と接続して
いる。実装部品18には部品実装基板17に接続するも
のと、リード19によって、基板7に接続するものがあ
る。
【0015】コイル3のリード6は部品実装基板17を
貫通して、半田9により基板7に接続している。ノイズ
フィルタ1の荷重は固着部材12の脚部15によって基
板に支持され、リード6にはかからないようになってい
る。
【0016】上記のノイズフィルタ1は、ケース2内に
磁性体コア11を収容した状態で外周部にコモンモード
コイル3を形成し、突出部4を固着部材12の支持体1
3上に支持して、固定用係合部14と係合させて固定す
る。そして実装部品18を実装した部品実装基板17を
固着部材12内に内装して、係止部16により係合固着
する。この状態で脚部15を基板7上に固定して、接着
剤等により固着し、リード6、19を半田9により基板
7の端子(導体パターン)8に接続して実装する。
【0017】この状態で、電源ラインを流れるノイズ
は、ノイズフィルタ1を流れる際コイル3のL分および
実装部品18の諸機能により除去される。上記のノイズ
フィルタ1においては、ノイズフィルタ1の荷重は固着
部材12によって基板7に支持されており、リード6に
は荷重がかからないため、基板7の振動等によりパター
ン剥離、半田割れ等は生じない。そして固着部材12が
ケース状になっているため、内蔵する部品実装基板17
に実装部品18を実装することができ、部品実装密度が
高くなる。
【0018】実施例2 図2は実施例2のノイズフィルタの一部を示す図1
(a)のA−A相当断面図である。この実施例では、図
1とほぼ同様に構成されたノイズフィルタ1の固着部材
12の脚部15の先端部の一部から係止部21が突出
し、基板7の係合孔22に挿入されて係合するようにな
っている。
【0019】上記のノイズフィルタ1は、脚部15を基
板7上に載置すると同時に、係止部21を係合孔22に
挿入し、弾性変形を利用して基板7と機械的に係合さ
せ、固着部材12を基板7に装着して、ノイズフィルタ
1を実装する。このノイズフィルタ1では、係止部21
の挿入によりノイズフィルタ1の実装が可能であり、装
着が容易であり、接着剤等の固着手段を使用しなくても
よい。また機械的係合を利用するため、固着力は大きく
なる。
【0020】実施例3 図3は実施例3のノイズフィルタを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図である。この実施例では、図2と同
様の形状の係止部21を有する固着部材12が突出部4
の下端部から部分的に突出し、係合孔22に挿入され
て、基板7と機械的に係合するようになっている。係止
部21が突出していない突出部4の下端部は基板7上に
支持された状態となっている。
【0021】上記のノイズフィルタ1は、固着部材12
の係止部21を係合孔22に挿入して基板7と機械的に
係合させ、基板7に固着すると同時にリード6を基板7
の端子(回路パターン)8に半田9で接続し、実装す
る。このときノイズフィルタ1は突出部4の下端部が基
板7上に載置されて支持され、リード6に荷重はかから
ず、パターン剥離、半田割れ等は発生しない。
【0022】実施例4 図4は実施例4のノイズフィルタを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図である。この実施例のノイズフィル
タ1は、図3における突出部4間に別の突出部4aが形
成され、この突出部4aの下端部から係止部21を有す
る固着部材12が突出している。
【0023】上記のノイズフィルタ1も図3のものと同
様に基板7に実装して使用されるが、固着部材12が多
くなっているため、固着性に優れ、安定した実装状態を
維持する。
【0024】なお、上記の実施例において、ケース2、
突出部4、4a、固着部材12等の形状、構造等は図示
のものに限定されず、変更可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1のノイズフィルタは、
ケースと一体的に形成されたつば状の突出部から伸びる
固着部材により基板に固着するようにしたので、ノイズ
フィルタの荷重は固着部材によって支持され、リードに
はかからないため、基板の振動等が起こっても、パター
ン剥離や半田割れなどは発生せず、低コストかつ加工が
容易で、補強材等を使用する必要がないなどの効果が得
られる。
【0026】本発明の請求項2のノイズフィルタは、固
着部材に係合部を有するため、上記に加えて基板への実
装が容易であり、かつ機械的に係合するため、固着性に
優れるなどの効果がある。
【0027】本発明の請求項3のノイズフィルタは、固
着部材がケース状に形成され、部品実装基板を内蔵する
ため、上記に加えて、部品の実装密度が高くなるという
効果がある。
【0028】本発明の請求項4のノイズフィルタ用ケー
スは、磁性体コアを収容するケースと一体的に形成され
た突出部から固着部材が伸びているため、加工および装
着が容易でパターン剥離、半田割れ等がないノイズフィ
ルタを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のノイズフィルタを示し、(a)は平
面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図2】実施例2のノイズフィルタの一部を示す図1
(a)のA−A相当断面図である。
【図3】実施例3のノイズフィルタを示し(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図4】実施例4のノイズフィルタを示し(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図5】従来のノイズフィルタを示し(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 ノイズフィルタ 2 ケース 3 コモンモードコイル 4、4a 突出部 5 仕切板 6、19 リード 7 基板 8 端子 9 半田 11 磁性体コア 12 固着部材 13 支持体 14 固定用係合部 15 脚部 16、21 係止部 17 部品実装基板 18 実装部品 22 係合孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体コアを収容する環状のケースと、
    このケースの外周部に巻回された2組のコモンモードコ
    イルと、各コイルを仕切るように前記ケースに一体的に
    形成されたつば状の突出部と、この突出部から伸びて基
    板に固着される固着部材とを備えたことを特徴とするノ
    イズフィルタ。
  2. 【請求項2】 固着部材が基板と係合する係止部を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のノイズフィルタ。
  3. 【請求項3】 固着部材がケース状に形成され、部品実
    装基板を内蔵することを特徴とする請求項1または2記
    載のノイズフィルタ。
  4. 【請求項4】 内部に磁性コアを収容し、外周部に2組
    のコモンモードコイルを巻回すように形成された環状の
    ケースと、前記各コイルを仕切るように前記ケースと一
    体的に形成されたつば状の突出部と、この突出部から伸
    びて基板に固着される固着部材とを備えたことを特徴と
    するノイズフィルタ用ケース。
JP492093A 1993-01-14 1993-01-14 ノイズフィルタおよびそのケース Pending JPH06216561A (ja)

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