JPH06216453A - 固体レーザ装置 - Google Patents

固体レーザ装置

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JPH06216453A
JPH06216453A JP5005059A JP505993A JPH06216453A JP H06216453 A JPH06216453 A JP H06216453A JP 5005059 A JP5005059 A JP 5005059A JP 505993 A JP505993 A JP 505993A JP H06216453 A JPH06216453 A JP H06216453A
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laser
nonlinear optical
reflecting mirror
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紫外領域で効率良くコヒーレンス度の高い光
を発生する固体レーザ装置を提供する。 【構成】 非線形光学材料NYAB結晶120を活性媒
質とし、ミラー321,322,323および324で
共振器を構成し、波長808nmの半導体レーザ200
でポンプして1062nmでレーザ発振させる。この1
062nmの基本波λ、により結晶120中に発生し
た531nmの第2高調波λが位相整合して結晶12
0中で同一光路をとるように結晶120を配向させる。
ミラー323と324の間に1/2波長板を挿入してλ
の偏光面を90°回転させて、λとλを同一方向
に偏光させた後、ミラー324で反射させて結晶120
を再び通過させると、結晶120の非線形性によりλ
とλの和の周波数で波長354nmの紫外領域で第3
高調波λが発生し、ミラー322を通って出力され
る。同様にして4次以上の高調波の発生も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コヒーレンス性の良い
短波長光の発生に係わり、特に高調波光生成を利用する
レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コヒーレンス性の良い光はレーザ発振に
よって得ることができるが、レーザ光は、波長の長い光
ほど発振しやすく、現状では赤外光、可視光、近紫外光
までは実現されている。これらの波長よりも短い波長の
レーザ光の生成が困難な理由は次の二点がある。
【0003】(1) 自然放射の確率が放射光の周波数
の3乗に比例して増大する問題 このために、励起準位の寿命がきわめて短くなる。一
方、レーザ発振を可能にするには、まず関与する準位間
で反転分布を実現する必要があるが、寿命の短い励起準
位に励起を蓄積して反転分布を作るには、強力なポンプ
光を必要とする。その必要入力強度は周波数の4乗に比
例して増大する。さらに、レーザ発振は反転分布下での
誘導放射で引き起こされるが、強い自然放射に打ち勝つ
誘導放射を実現する困難さがある。
【0004】(2) 反射鏡の問題 可視域では誘電体多層膜により、容易に100%の反射
鏡が得られるが、短波長領域ではほとんどの物質は屈折
率が1に近くなり、光の干渉を用いた反射鏡は不可能と
なる。
【0005】このため、コヒーレント性の良い短波長光
を得るために、レーザ発振と非線形光学効果を有する素
子の第2次の非線形電気分極に伴う高調波の発生とを利
用する装置が注目され、提案・試作が行われている。例
えば、この種の方式を採用した装置として特開平3−2
92783に開示された、図6に示す構成の「半導体レ
ーザ励起固体レーザ装置」がある。この装置は、同一パ
ッケージ内にλ/4波長板620(λ=1.062μ
m)、レーザ媒質であり非線形光学素子であるNYAB
(Ndx 1-x Al3 (BO3 4 )ロッド610、セ
ルフォックレンズ630、半導体レーザチップ640が
順番に収容されている。NYABロッド610のセルフ
ォックレンズ側の端面610aはレーザ媒質としてのN
YABロッド610の発振光波長(1064nm)に対
して高反射コートされ、λ/4波長板620側の端面6
10bは無反射コートされている。また、λ/4波長板
620のNYABロッド610側の端面620aは無反
射コートされ、出射端側の端面620bは端面610a
と同様の高反射コートがなされており、前述の端面61
0aと端面620bとを両端として共振器が形成されて
いる。
【0006】半導体レーザチップ640から出射された
励起光(波長=804nm)は、セルフォックレンズ6
30を介することにより集光され、端面610aからN
YABロッド610を照射する。励起光の照射を受ける
と、レーザ媒質であるNYABロッド610は誘導放射
を開始し、端面610aと端面620bとの間で形成さ
れる共振器内において発振状態となりレーザ光(波長=
1064nm)を生成する。一方、NYABロッド61
0は、非線形光学効果を有する非線形光学素子でもあ
り、自らが生成したレーザ光によって2次の非線形電気
分極が発生し、位相整合の条件を満たせば、レーザ光の
進行方向にレーザ光の第2次高調波光(波長=532n
m)を発生する。この装置で、λ/4波長板620は第
2次高調波光の出力強度の安定化のために設置されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は上記のよ
うに構成され、レーザ媒質であるNYABロッド610
によって生成されるレーザ光の共振器内の光路が、非線
形光学素子でもあるNYABロッド610内を第2次高
調波光の発生に関する位相整合方向にしか進行しないの
で、第2次高調波光のみしか新たな光を発生せず、可視
光領域の光発生に止まり、より短波長の紫外光は発生で
きないという問題点があった。
【0008】本発明は、この問題点を解消するためにな
されたもので、紫外領域の波長を有し、コヒーレンス性
の良い光を得ることのできる固体レーザ装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の固体レーザ装置
は、(a)励起光を出力するレーザ光源と、(b)レー
ザ光源の出力する励起光を集光するレンズ系と、(c)
レーザ共振器の一方の端面を形成する、レンズ系を介し
た励起光を透過し少なくともレーザ発振光を反射する第
1の反射鏡と、(d)第1の反射鏡を透過した励起光
を、第1の生成光(レーザ発振光に対する第2次高調波
光あるいは励起光とレーザ発振光との和周波光)の発生
に関する位相整合方向で受光する、レーザ媒質であり非
線形光学効果を有した第1の非線形光学素子と、(e)
レーザ発振光の光路上、第1の非線形光学素子に対して
第1の反射鏡側と反対の側に配置された、第1の非線形
光学素子で発生する第1の生成光の偏光方向を90゜回
転する1/2波長板と、(f)レーザ発振光の光路上、
前記1/2波長板に対して前記第1の非線形光学素子側
と反対の側に、レーザ発振光と前記1/2波長板を介し
た第1の生成光との和周波混合による第2の生成光の発
生に関する位相整合方向で配置された、2次の非線形光
学効果を有する第2の非線形光学素子と、(g)第2の
非線形光学素子に対して1/2波長板側と反対の側に配
置されレーザ共振器の他方の端面を形成する、第2の生
成光を透過し、少なくともレーザ発振光を反射する第2
の反射鏡と、を含んで構成されることを特徴とする。こ
こで、第1の非線形光学素子は、NdYAl3 (B
3 4 結晶から成り、レーザ光源の出力する励起光の
波長は、略808nmであることを特徴としてもよい。
また、第2の非線形光学素子は、NdYAl3 (B
3 4 結晶、LiB3 5 結晶、β−BaB2 4
晶、KH2 PO4 結晶、KD2 PO4 結晶、KTiOP
4 結晶、およびLiIO3結晶のいずれか一つから成
ることを特徴としてもよい。また、第1の反射鏡は適切
に切り出された第1の非線形光学素子の励起光入力面に
反射材を塗布して形成してもよいし、第2の反射鏡は適
切に切り出された非線形光学素子の第3次高調波光の出
力面に反射材を塗布して形成してもよい。
【0010】また、本発明の他の固体レーザ装置は、
(a)励起光を出力するレーザ光源と、(b)レーザ光
源の出力する励起光を集光するレンズ系と、(c)レー
ザ共振器の一方の端面を形成する、レンズ系を介した励
起光を透過し少なくともレーザ発振光を反射する第1の
反射鏡と、(d)第1の反射鏡を透過した励起光を、第
1の生成光(レーザ発振光に対する第2次高調波光ある
いは励起光とレーザ発振光との和周波光)の発生に関す
る位相整合方向で受光する、レーザ媒質であり非線形光
学効果を有した非線形光学素子と、(e)レーザ発振光
の光路上,非線形光学素子の第1の反射鏡側と反対の側
から出力される、レーザ発振光と第1の生成光とについ
て、和周波混合による第2の生成の発生に関する位相整
合方向から非線形光学素子へ入力する光路を形成する反
射鏡群と、(f)形成された光路中に配置された、第1
の生成光の偏光方向を90゜回転する1/2波長板と、
(g)第2の生成光の進行方向中、前記非線形光学素子
に対して前記反射鏡群と反対の側に配置され、レーザ共
振器の他方の端面を形成する、第2の生成光を透過し、
少なくともレーザ発振光を反射する第2の反射鏡と、を
含んで構成されることを特徴とする。ここで、非線形光
学素子は、NdYAl3 (BO3 4 結晶から成り、レ
ーザ光源の出力する励起光の波長は略808nmであ
る、ことを特徴としてもよい。また、第1の反射鏡、第
2の反射鏡、または反射鏡群は、反射鏡を個別に設置し
て形成してもよいし、適切に切り出された非線形光学素
子の切り出し面に反射材を塗布して形成してもよい。更
に、反射鏡群については、切り出し角を工夫することに
より全反射現象を利用して形成してもよい。
【0011】また、本発明の別の固体レーザ装置は、
(a)励起光を出力するレーザ光源と、(b)レーザ光
源の出力する励起光を集光するレンズ系と、(c)レー
ザ共振器の一方の端面を形成する、レンズ系を介した励
起光を透過し少なくともレーザ発振光を反射する第1の
反射鏡と、(d)第1の反射鏡を透過した励起光をレー
ザ発振光に対する第2次高調波光の発生に関する位相整
合方向で受光する、レーザ媒質であり非線形光学効果を
有した非線形光学素子と、(e)レーザ発振光の光路
上,非線形光学素子の第1の反射鏡側と反対の側から出
力される、レーザ発振光と第2次高調波光との和周波混
合による第3次高調波光の発生に関する位相整合方向か
ら非線形光学素子へ入力する第1の光路を形成する第1
の反射鏡群と、(f)第1の光路中に配置された、第2
次高調波光の偏光方向を90゜回転する第1の1/2波
長板と、(g)第3次高調波光の発生にあたり、非線形
光学素子に対して第1の反射鏡群と反対の側に配置さ
れ、非線形光学素子から出力されるレーザ発振光と第3
次高調波光との和周波混合による第4次高調波の発生に
関する位相整合方向から非線形光学素子へ入力する第2
の光路を形成する第2の反射鏡群と、(h)第2の光路
中に配置された、第3次高調波光の偏光方向を90゜回
転する第2の1/2波長板と、(i)第4次高調波光の
発生にあたり、非線形光学素子に対して第2の反射鏡群
と反対の側に配置され、レーザ共振器の他方の端面を形
成する、第3次高調波光を透過し、少なくともレーザ発
振光を反射する第2の反射鏡と、を含んで構成されるこ
とを特徴とする。ここで、第1の非線形光学素子は、N
dYAl3 (BO3 4 結晶から成り、レーザ光源の出
力する励起光の波長は略808nmである、ことを特徴
としてもよい。また、第1の反射鏡、第2の反射鏡、第
1の反射鏡群、または第2の反射鏡群は、反射鏡を個別
に設置して形成してもよいし、適切に切り出された非線
形光学素子の切り出し面に反射材を塗布して形成しても
よい。更に、第1および第2の反射鏡群については、切
り出し角を工夫することにより全反射現象を利用して形
成してもよい。
【0012】
【作用】本発明の固体レーザ装置の構成によれば、順に
配置された、第1の反射鏡、レーザ媒質としての機能と
2次の非線形光学効果とを有する第1の非線形光学素
子、第1の生成光の偏光方向を90゜回転する1/2波
長板、2次の非線形光学効果を有する第2の非線形光学
素子、および第2の反射鏡によってレーザ共振器を形成
している。この共振器中のレーザ媒質である第1の非線
形光学素子に対して、レーザ光源の出力する励起光を、
レンズ系を介して集光し、共振器内の第1の非線形光学
素子へ、2次の非線形光学効果による第1の生成光の発
生に関する位相整合方向から照射する。励起光の照射を
受けると、レーザ媒質である第1の非線形光学素子内の
電子が励起され、誘導放出による増幅作用により共振器
内でレーザ発振が起こる。
【0013】こうして発生したレーザ発振光および励起
光に伴う電界に応答して、第1および第2の非線形光学
素子で電気分極が発生する。これらの電気分極は電界に
対して2次の成分を有するが、レーザ光および励起光の
進行方向が第1の生成光である第2次高調波光あるいは
励起光とレーザ発振光に関する位相整合方向である第1
の非線形光学素子で第1の生成光が発生する。こうして
発生した第1の生成光は1/2波長板で偏光方向を90
゜回転された後、第1の非線形光学素子を透過したレー
ザ発振光と共に、レーザ発振光と第1の生成光との和周
波発生に関する位相整合方向から第2の非線形光学素子
へ入力する。第2の非線形光学素子の中を同時に進行す
るレーザ発振光および第1の生成光に伴う電界によって
生じる電気分極の電界に関する第2次の成分で位相整合
条件を満たす、レーザ発振光と第1の生成光との和周波
である第2の生成光が発生する。発生した第2の生成光
は、第2の非線形光学素子を透過するレーザ発振光およ
び第1の生成光とともに出力し、第2の反射鏡に到達す
る。第2の反射鏡は第2の生成光に対しては透過性を有
するので、この第2の生成光はレーザ共振器から放出さ
れる。一方、第2の反射鏡はレーザ発振光に対しては高
反射性を有し、到達光路の逆方向経路をたどるように反
射面が設定されているので、反射されたレーザ発振光は
レーザ共振に寄与する。
【0014】本発明の他の固体レーザ装置は、上記の本
発明の固体レーザ装置で使用していた2個の非線形光学
素子を1個にまとめたものであり、共振器内のレーザ発
振光の順路は、第1の反射鏡、非線形光学素子、
反射鏡群および1/2波長板、非線形光学素子、そし
て第2の反射鏡、および以上の逆経路となる。共振器
中のレーザ媒質である非線形光学素子に対して、レーザ
光源の出力する励起光をレンズ系を介して集光し、共振
器内の第1の非線形光学素子へ、2次の非線形光学効果
による第1の生成光の発生に関する位相整合方向から照
射する。励起光の照射を受けると、レーザ媒質である非
線形光学素子内の電子が励起され、誘導放出による増幅
作用により共振器内でレーザ発振が起こる。
【0015】こうして発生したレーザ発振光および励起
光に伴う電界に応答して、非線形光学素子では電気分極
が発生する。これらの電気分極はレーザ発振光に伴う電
界に対して2次の成分を有するが、これを種としてレー
ザ発振光の進行方向に第1の生成光が発生する。こうし
て発生した第1の生成光は1/2波長板で偏光方向を9
0゜回転されるとともに、非線形光学素子を透過したレ
ーザ発振光共々、反射鏡群によって設定される光路、す
なわちレーザ発振光と第1の生成光との和周波発生に関
する位相整合方向から非線形光学素子へ入力する。非線
形光学素子の中では、同時に進行するレーザ発振光およ
び第1の生成光に伴う電界によって生じる電気分極の電
界に関する第2次の成分で位相整合条件を満たすレーザ
発振光と第1の生成光との和周波である第2の生成光が
発生する。発生した第2の生成光は、第2の非線形光学
素子を透過するレーザ発振光および第1の生成光ととも
に出射し、第2の反射鏡に到達する。第2の反射鏡は第
2の生成光に対しては透過性を有するので、この第2の
生成光はレーザ共振器から放出される。一方、第2の反
射鏡はレーザ発振光に対しては高反射性を有し到達光路
の逆方向経路をたどるように反射面が設定されているの
で、反射されたレーザ発振光はレーザ共振に寄与する。
【0016】本発明の別の固体レーザ装置は、上記の本
発明の他の固体レーザ装置で発生した第3次高調波光に
関して、更に基本周波数光との和周波混合を非線形光学
素子で行い、第4次高調波光を発生させる装置であり、
共振器内のレーザ発振光の順路は、第1の反射鏡、
非線形光学素子、第1の反射鏡群および第1の1/2
波長板、非線形光学素子、第2の反射鏡群および第
2の1/2波長板、非線形光学素子、そして第2の
反射鏡、および以上の逆経路となる。共振器中のレーザ
媒質である非線形光学素子に対して、レーザ光源の出力
する励起光をレンズ系を介して集光し、共振器内で発振
するレーザ発振光を基本周波数光とする非線形光学素子
での第2次高調波光の発生に関する位相整合方向から照
射する。励起光の照射を受けると、レーザ媒質である第
1の非線形光学素子内の電子が励起され、誘導放出によ
る増幅作用により共振器内でレーザ発振が起こる。
【0017】以下、上記の本発明の他の固体レーザ装置
と同一の作用によって、第3次高調波が発生する。こう
して発生した第3次高調波光は第2の1/2波長板で偏
光方向を90゜回転されるとともに、非線形光学素子を
透過した基本周波数光および第2次高調波光共々、第2
の反射鏡群によって設定される光路、すなわち基本波長
光と第3次高調波光との和周波発生に関する位相整合方
向から非線形光学素子へ入力する。非線形光学素子の中
では、同時に進行する基本波長光および第3次高調波光
に伴う電界によって生じる電気分極の電界に関する第2
次の成分で位相整合条件を満たす基本周波数光と第3次
高調波光との和周波である第4次高調波光が発生する。
発生した第4次高調波光は、非線形光学素子を透過する
基本周波数光、第2次高調波光、および第3次高調波光
とともに出射し、第2の反射鏡に到達する。第2の反射
鏡は第4次高調波光に対しては透過性を有するので、こ
の第4次高調波光はレーザ共振器から放出される。一
方、第2の反射鏡は基本周波数光に対しては高反射性を
有し到達光路の逆方向経路をたどるように反射面が設定
されているので、反射された基本周波数光はレーザ共振
に寄与する。
【0018】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、本発明の
装置で利用する2次の非線形光学効果による2倍高調波
光および和周波光の発生に関して述べる。光が絶縁体結
晶を伝播する時、光に伴う電界に応答して電気分極が生
じる。この電気分極は、電界に線形な成分ばかりではな
く、非線形成分も含んでいる。この非線形成分の中で最
も低次の成分である2次成分が種となって2倍高調波光
あるいは和周波光が発生する。ところで、2倍高調波光
あるいは和周波光は、無条件に発生するものではなく、
基本光、絶縁体結晶、および発生光の間で次のような位
相整合条件が成立する必要がある。
【0019】 2倍高調波光の発生に関する位相整合
条件 単一の基本光から2倍高調波生成により第2次高調波光
を発生するには、次の条件式を満たさねばならない。
【0020】n(ω0 )=n(2ω0 )・・(1) ここで、n(ω):角速度ωに対する屈折率 ω0 :基本光の角速度 この位相整合条件を満たして発生した2倍高調波光は、
基本光と同一の光路を進行する。なお、低い対称性を有
する絶縁体結晶については、光路の方向を調整すること
により、この位相整合条件を満たすことができることが
ある。
【0021】 和周波光の発生に関する位相整合条件 同一光路を同時に進行する2つの基本光から和周波光生
成により有効に和周波光を生成するには、次の条件式を
満たさねばならない。
【0022】 ω1 n(ω1 )+ω2 n(ω2 ) =(ω1 +ω2 )n(ω1 +ω2 )・・(2) ここで、n(ω):角速度ωに対する屈折率 ω1 :第1の基本光の角速度 ω2 :第2の基本光の角速度 この位相整合条件を満たして発生した和周波光は、基本
光と同一の光路を進行する。なお、低い対称性を有する
絶縁体結晶については、光路の方向を調整することによ
り、この位相整合条件を満たすことができることがあ
る。
【0023】和周波混合にあたっては、入力する2つの
光の偏光方向が互いに平行な場合をタイプIと呼び、互
いに垂直な場合をタイプIIと呼ぶ。使用する非線形光
学素子である絶縁体結晶の種類によって夫々のタイプに
おける和周波光の発生効率、偏光方向の選択法、または
結晶構造に対する位相整合方向がことなる。また、基本
光の波長、発生光の波長によっても位相整合方向が異な
る。なお、2倍高調波の発生は、同一光路を同時に進行
する同一波長で同一偏光方向の2つの光に関する和周波
の発生なので、このタイプの呼称を拡張して使用する。
【0024】(第1実施例)本実施例は、レーザ媒質機
能と2次の非線形光学光学効果を有する第1の非線形光
学素子として(Ndx 1-x )Al3 (BO3 4 結晶
(x=0.01〜0.2;以後、NYAB結晶と呼ぶ)
を、2次の非線形光学効果を有する第2の非線形光学素
子としてNYAB結晶を使用し、基本周波数光としてN
YAB結晶をレーザ媒質として発生する波長=1062
nmのレーザ発振光(以後、基本周波数光とも呼ぶ)を
用い、第2次高調波光の生成および第3高調波光の生成
をタイプIで行ったものである。図5に、NYAB結晶
におけるタイプIでの和周波混合にあったて、第1の光
の波長を1062nmと固定した場合の、第2の光の波
長と位相整合方向との関係を示す。NYAB結晶のタイ
プIで極大となる位相整合方向は、結晶軸系でのc軸と
なす角度(θ)に依存していることが知られている。
【0025】図1は、本実施例の装置の構成を示す。こ
の装置は、励起光(波長=808nm)を出力する半導
体レーザ200と、半導体レーザ200が出力する励起
光を集光するレンズ211およびレンズ212からなる
レンズ系210と、レーザ媒質をNYAB結晶とするレ
ーザ共振器とから構成される。このレーザ共振器は、励
起光を透過し基本周波数光を反射する反射鏡311と、
光路が第2次高調波光の発生に関する位相整合方向とな
るように配置された第1の非線形光学素子111と、第
2次高調波光の偏光方向を90゜回転する1/2波長板
410と、光路が基本周波数光と第2次高調波光との和
周波混合による第3次高調波光の発生に関する位相整合
方向となるよう配置された第2の非線形光学素子112
と、第3次高調波光を透過し基本周波数光を反射する第
2の反射鏡と、を順に配列して構成される。
【0026】この装置では、まず、半導体レーザ200
から出力された励起光が、レンズ系210で集光され、
反射鏡311を介して第1の非線形光学素子111に照
射される。励起光が照射された第1の非線形光学素子1
11は励起状態となり、共振器内でレーザ発振し基本周
波数光となるレーザ光(波長=1062nm)を発生す
る。この基本周波数光が第1の非線形光学素子111内
を第2次高調波光発生に関するタイプIでの位相整合方
向(θSHG =35.3゜)に進行する。こうして、第1
の非線形光学素子111において、基本周波数光の担っ
た電界に応答して電界に関して2次の成分を有する電気
分極が生じる。この電気分極を種として、位相整合条件
に従い、基本周波数光と同一方向に進行する第2次高調
波が発生し、透過する基本周波数光とともに非線形光学
素子110から出力される。ここで、発生した第2次高
調波の偏光方向は、基になった基本周波数光の偏光方向
とは垂直となっている。
【0027】次に、第1の非線形光学素子111から1
/2波長板410方向へ出力された第2次高調波光は、
1/2波長板410で偏光方向が90゜回転して第2の
非線形光学素子112へ第1の非線形光学素子111を
透過した基本周波数光とともに入力する。この基本周波
数光と第2次高調波光とは、第2の非線形光学素子11
2内を和周波混合による第3次高調波光の発生に関する
位相整合方向(θTHG=47゜)を進行する。こうし
て、第2の非線形光学素子112に同時に入力した基本
周波数光と第2次高調波光とは、第2に非線形光学素子
112の非線形光学応答(入力光の電界に対する2次の
電気分極成分の発生)によって、和周波混合され第3次
高調波光が生成され、透過する基本周波数光および第2
次高調波光とともに第2の非線形光学素子112から出
力される。
【0028】次いで、第2の非線形光学素子112から
同一方向へ出力された、上記の基本周波数光と第2次高
調波光と第3次高調波とを、これらの光の光路上に配置
された共振器の一方の端面を形成する反射鏡312に到
達する。反射鏡312に到達した光の内、第3次高調波
光は反射鏡312を透過して共振器からの出力光とな
り、基本周波数光は反射してレーザ発振に寄与する。
【0029】この実施例では、第2の非線形素子として
NYAB結晶を使用したが、これ以外に2次の非線形光
学効果を有する、LiB3 5 (LBO)結晶、β−B
aB 2 4 (BBO)結晶、KH2 PO4 (KDP)結
晶、KD2 PO4 (KD* P)結晶、KTiOPO
4 (KTP)結晶、またはLiIO3 結晶などを使用し
てもよい。ただし、位相整合方向および高調波・和周波
発生率は夫々の結晶によって異なるので方向での配置が
必要となる。
【0030】また、最終的に得る出力光をレーザ発振光
の第3次高調波光としたが、第1および第2の非線形光
学素子の配置方向を調整して、第1の非線形光学素子で
はレーザ発振光と励起光との第1の和周波光(波長=4
58.9nm)を、第2の非線形光学素子で第1の和周
波光とレーザ発振光との第2の和周波光(波長=32
0.4nm)を、発生して第2の和周波光を共振器から
出力してもよい。
【0031】また、第1の反射鏡は、第2次高調波光の
発生に関する位相整合条件を満たすレーザ発振光の進行
方向に対して垂直に切り出された、第1の非線形光学素
子の励起光の入力面に反射材を塗布して形成してもよい
し、第2の反射鏡は、第3次高調波光の進行方向に対し
て垂直に切り出された第2の非線形光学素子の第3高調
波光の出力面に反射材を塗布して形成してもよい。
【0032】(第2実施例)本実施例は、第1実施例と
同様に、レーザ媒質機能と非線形光学効果を有する非線
形素子としてNYAB結晶を使用する。この装置では、
この単一の非線形光学素子で第2次高調波光および第3
次高調波光の発生をタイプIで行わせる。
【0033】図2は、本実施例の装置の構成を示す。こ
の装置は、励起光(波長=808nm)を出力する半導
体レーザ200と、半導体レーザ200が出力する励起
光を集光するレンズ211およびレンズ212からなる
レンズ系210と、レーザ媒質をNYAB結晶とするレ
ーザ共振器とから構成される。ここで、レーザ共振器
は、励起光を透過し基本周波数光を反射する反射鏡32
1と、光路が第2次高調波光の発生に関する位相整合方
向となるように配置された非線形光学素子120と、非
線形光学素子120から出力される基本周波数光と第2
次高調波光とを和周波混合による第3次高調波光の発生
に関する位相整合方向から非線形光学素子120へ入力
する光路を設定する反射鏡323および反射鏡324
と、第2次高調波光の偏光方向を90゜回転する1/2
波長板420と、第3次高調波光を透過し基本周波数光
を反射する第2の反射鏡322と、から構成される。
【0034】この装置では、まず、半導体レーザ200
から出力された励起光が、レンズ系210で集光され、
反射鏡321を介して非線形光学素子120に照射され
る。励起光が照射された非線形光学素子120は励起状
態となり、共振器内でレーザ発振し基本周波数光となる
レーザ光(波長=1062nm)を発生する。この基本
周波数光が非線形光学素子120内を第2次高調波光発
生に関するタイプIでの位相整合方向(θSHG =35.
3゜)に進行する。こうして、非線形光学素子120に
おいて、基本周波数光の担った電界に応答して電界に関
して2次の成分を有する電気分極が生じる。この電気分
極を種として位相整合条件に従い、基本周波数光と同一
方向に進行する第2次高調波が発生し透過する基本周波
数光とともに非線形光学素子120から出力される。こ
こで、発生した第2次高調波の偏光方向は、基になった
基本周波数光の偏光方向とは垂直となっている。
【0035】次に、第1の非線形光学素子120から同
一方向へ出力された第2次高調波光と透過した基本周波
数光とは、反射鏡323および反射鏡324によって設
定される光路を進行し、和周波混合による第3次高調波
光の発生に関する位相整合方向となる方向から非線形光
学素子120へ入力する。この再入力までの間に第2次
高調波光は、1/2波長板420で偏光方向が90゜回
転する。非線形光学素子120に入力後、基本周波数光
と第2次高調波光とは、非線形光学素子120内を和周
波混合による第3次高調波光の発生に関する位相整合方
向(θTHG =47゜)を進行する。こうして、非線形光
学素子120に同時に入力した基本周波数光と第2次高
調波光とは、非線形光学素子120の非線形光学応答
(入力光の電界に対する2次の電気分極成分の発生)に
よって、和周波混合され第3次高調波光が生成され、透
過する基本周波数光および第2次高調波光とともに非線
形光学素子120から出力される。
【0036】次いで、非線形光学素子120から同一方
向へ出力された、上記の基本周波数光と第2次高調波光
と第3次高調波とを、これらの光の光路上に配置された
共振器の一方の端面を形成する反射鏡322に到達す
る。反射鏡322に到達した光の内、第3次高調波光は
反射鏡322を透過して共振器からの出力光となり、基
本周波数光は反射してレーザ発振に寄与する。
【0037】また、最終的に得る出力光をレーザ発振光
の第3次高調波光としたが、第1実施例と同様に、非線
形光学素子への光の入力方向を調整して、まず、レーザ
発振光と励起光との第1の和周波光(波長=458.9
nm)を、次に第2の非線形光学素子で第1の和周波光
とレーザ発振光との第2の和周波光(波長=320.4
nm)を、発生して第2の和周波光を共振器から出力し
てもよい。
【0038】(第3実施例)本実施例は、第1実施例と
同様に、レーザ媒質機能と非線形光学効果を有する非線
形素子としてNYAB結晶を使用する。また、この装置
では第2実施例と同様に単一の非線形光学素子で第2次
高調波光および第3次高調波光の発生をタイプIで行わ
せるが、非線形光学素子の切り出し角度を工夫して、切
り出し面に反射材を塗布することにより、反射鏡を個別
に配置する必要をなくし、装置サイズをコンパクトにし
ている。
【0039】図3は、本実施例の装置の構成を示す。こ
の装置は、励起光(波長=808nm)を出力する半導
体レーザ200と、半導体レーザ200が出力する励起
光を集光するレンズ211およびレンズ212からなる
レンズ系210と、レーザ媒質をNYAB結晶とするレ
ーザ共振器とから構成される。ここで、レーザ共振器
は、励起光を透過し基本周波数光を反射する反射面13
0aと、光路が第2次高調波光の発生に関する位相整合
方向となるように配置された非線形光学素子130と、
非線形光学素子130から出力される基本周波数光と第
2次高調波光とを和周波混合による第3次高調波光の発
生に関する位相整合方向から非線形光学素子130へ入
力する光路を設定する反射面130cおよび反射面13
0dと、第2次高調波光の偏光方向を90゜回転する1
/2波長板430と、第3次高調波光を透過し基本周波
数光を反射する反射面130dと、から構成される。
【0040】この装置での第3次高調波光の発生動作
は、第2実施例の装置と同様である。すなわち、この装
置では、まず、半導体レーザ200から出力された励起
光が、レンズ系210で集光され、反射面130aを介
して非線形光学素子130に照射される。励起光が照射
された非線形光学素子130は励起状態となり、共振器
内でレーザ発振し基本周波数光となるレーザ光(波長=
1062nm)を発生する。この基本周波数光が非線形
光学素子130内を第2次高調波光発生に関するタイプ
Iでの位相整合方向(θSHG =35.3゜)に進行す
る。こうして、非線形光学素子130において、基本周
波数光の担った電界に応答して電界に関して2次の成分
を有する電気分極が生じる。この電気分極を種として位
相整合条件に従い、基本周波数光と同一方向に進行する
第2次高調波が発生し透過する基本周波数光とともに非
線形光学素子130から出力される。ここで、発生した
第2次高調波の偏光方向は、基になった基本周波数光の
偏光方向とは垂直となっている。
【0041】次に、非線形光学素子130から同一方向
へ出力された第2次高調波光と透過した基本周波数光と
は、反射面130cおよび反射面130dによって設定
される光路を進行し、和周波混合による第3次高調波光
の発生に関する位相整合方向となる方向から非線形光学
素子130へ入力する。この再入力までの間に第2次高
調波光は、1/2波長板430で偏光方向が90゜回転
する。非線形光学素子130に入力後、基本周波数光と
第2次高調波光とは、非線形光学素子130内を和周波
混合による第3次高調波光の発生に関する位相整合方向
(θTHG =47゜)を進行する。こうして、非線形光学
素子130に同時に入力した基本周波数光と第2次高調
波光とは、非線形光学素子130の非線形光学応答(入
力光の電界に対する2次の電気分極成分の発生)によっ
て、和周波混合され第3次高調波光が生成され、透過す
る基本周波数光および第2次高調波光とともに非線形光
学素子130から出力される。
【0042】次いで、非線形光学素子130から同一方
向へ出力された、上記の基本周波数光と第2次高調波光
と第3次高調波とを、これらの光の光路上に配置された
共振器の一方の端面を形成する反射面130bに到達す
る。反射面130bに到達した光の内、第3次高調波光
は反射面130bを透過して共振器からの出力光とな
り、基本周波数光は反射してレーザ発振に寄与する。
【0043】この実施例では、最終的に得る出力光をレ
ーザ発振光の第3次高調波光としたが、第1実施例と同
様に、非線形光学素子への光の入力方向と非線形光学素
子の切り出し角度とを調整して、まず、レーザ発振光と
励起光との第1の和周波光(波長=458.9nm)
を、次に第2の非線形光学素子で第1の和周波光とレー
ザ発振光との第2の和周波光(波長=320.4nm)
を、発生して第2の和周波光を共振器から出力してもよ
い。
【0044】また、この実施例の反射面130c、13
0dの光路設定機能は、反射材の塗布を施さずに、全反
射現象を利用してもよい。ただし、この際には非線形光
学素子の切り出し角度を、非線形光学素子の屈折率との
関係から選択する必要がある。
【0045】(第4実施例)本実施例は、第1実施例と
同様に、レーザ媒質機能と非線形光学効果を有する非線
形素子としてNYAB結晶を使用する。この装置では、
この単一の非線形光学素子で第2次高調波光の生成、第
3高調波光の生成、および第4高調波の生成をタイプI
で行うものである。
【0046】図4は、本実施例の装置の構成を示す。こ
の装置は、第2実施例の装置に対して更にタイプIでの
基本周波数光と第3次高調波光との和周波混合を実施さ
せるように構成したものであり、励起光(波長=808
nm)を出力する半導体レーザ200と、半導体レーザ
200が出力する励起光を集光するレンズ211および
レンズ212からなるレンズ系210と、レーザ媒質を
NYAB結晶とするレーザ共振器とから構成される。こ
こで、レーザ共振器は、励起光を透過し基本周波数光を
反射する反射鏡321と、光路が第2次高調波光の発生
に関する位相整合方向となるように配置された第1の非
線形光学素子120と、非線形光学素子120から出力
される基本周波数光と第2次高調波光とを和周波混合に
よる第3次高調波光の発生に関する位相整合方向から非
線形光学素子120へ入力する光路を設定する反射鏡3
23および反射鏡324と、第2次高調波光の偏光方向
を90゜回転する1/2波長板420と、非線形光学素
子120から出力される基本周波数光と第2次高調波光
と第3次高調波光とを基本周波数光と第3次高調波光と
の和周波混合による第4次高調波光の発生に関する位相
整合方向から非線形光学素子120へ入力する光路を設
定する反射鏡343および反射鏡344と、第3次高調
波光の偏光方向を90゜回転させる1/2波長板440
と、第4次高調波光を透過し基本周波数光を反射する第
2の反射鏡342と、から構成される。
【0047】この装置では、第3次高調波光の生成まで
は第2実施例と全く同一の動作で行われる。第3次高調
波光の生成に引き続き、非線形光学素子120から同一
方向へ出力された、上記の基本周波数光と第3次高調波
光とに対して、反射鏡343および反射鏡343を使用
して、タイプIで和周波混合による第4次高調波光の発
生に関する位相整合方向(θ4HG =67.2゜)から非
線形光学素子120に入力する光路を設定するととも
に、この光路中に配置された第3高調波光に関する1/
2波長板を使用して基本周波数光の偏光方向は変化させ
ずに第3次高調波光の偏光方向を90゜回転して、タイ
プIの位相整合条件を整える。こうして、非線形光学素
子120に同時に入力した基本周波数光と第3次高調波
光とは、非線形光学素子120の非線形光学応答(入力
光の電界に対する2次の電気分極成分の発生)によっ
て、和周波混合され第4次高調波光が生成され、透過す
る基本周波数光、第2次高調波光および第3次高調波光
とともに非線形光学素子120から出力される。
【0048】次いで、非線形光学素子120から同一方
向へ出力された、上記の基本周波数光と第2次高調波光
と第3次高調波光と第4次高調波光とは反射鏡342に
到達する。反射鏡322に到達した光の内、第4次高調
波光は反射鏡342を透過して共振器からの出力光とな
り、基本周波数光は反射してレーザ発振に寄与する。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の固
体レーザ装置によれば、レーザ共振器内にレーザ媒質機
能および非線形光学効果を有する第1の非線形素子と、
非線形光学効果を有する第2の非線形光学素子とを位相
整合方向に配置して、第1の非線形光学素子を利用し
てレーザ発振と、レーザ発振光の第2次高調波光の発生
あるいはレーザ発振光と励起光との和周波光の発生とを
行い、第2の非線形光学素子を利用して第1の非線形
光学素子での発生光とレーザ発振光との和周波光の発生
を行って、この和周波光を共振器から出力するようにし
たので、レーザ発振光の1/3の波長程度の安定した強
度の紫外光を得ることができる。
【0050】また、本発明の他の固体レーザ装置によれ
ば、レーザ共振器内にレーザ媒質機能および非線形光学
効果を有する非線形光学素子を配置し、レーザ発振光の
光路を和周波混合に関する位相整合方向に設定するで、
レーザ発振と、レーザ発振光の第2次高調波光の発生
あるいはレーザ発振光と励起光との和周波光の発生とを
行い、更に、の発生光とレーザ発振光との和周波光
の発生を行って、この和周波光を共振器から出力するよ
うにしたので、レーザ発振光の1/3の波長程度の安定
した強度の紫外光を単一の非線形光学素子を使用して得
ることができる。
【0051】また、本発明の別の固体レーザ装置によれ
ば、レーザ共振器内にレーザ媒質機能および非線形光学
効果を有する非線形光学素子を配置し、レーザ発振光の
光路を和周波混合に関する位相整合方向に設定するで、
レーザ発振と、レーザ発振光の第2次高調波光の発生
を行うとともに、で発生する第2次高調波光とレー
ザ発振光との和周波混合により第3次高調波光の発生を
行い、更に、第3次高調波光とレーザ発振光との和周
波混合により第4次高調波光の発生を行って、第4次高
調波光を共振器から出力するようにしたので、レーザ発
振光の1/4の波長の安定した強度の紫外光を単一の非
線形光学素子を使用して得ることができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の固体レーザ装置の構成図
である。
【図2】本発明の第2実施例の固体レーザ装置の構成図
である。
【図3】本発明の第3実施例の固体レーザ装置の構成図
である。
【図4】本発明の第4実施例の固体レーザ装置の構成図
である。
【図5】NYAB結晶における和周波混合の波長と位相
整合方向の関係を表すグラフである。
【図6】従来の固体レーザ装置の構成図である。
【符号の説明】
111,112,120,130,610…非線形光学
素子、200,650…半導体レーザ、210,630
…集光レンズ系、211,212…レンズ、311,3
12,321,322,323,324,342,34
3,344…反射鏡、130a,130b,130c,
130d,610a,620b…反射面、410,42
0,430,620…1/2波長板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/108 8934−4M 3/16 8934−4M

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光を出力するレーザ光源と、 前記レーザ光源の出力する励起光を集光するレンズ系
    と、 レーザ共振器の一方の端面を形成する、前記レンズ系を
    介した励起光を透過し、少なくともレーザ発振光を反射
    する第1の反射鏡と、 前記第1の反射鏡を透過した励起光を、2次の非線形光
    学効果による第1の生成光の発生に関する位相整合方向
    で受光する、レーザ媒質であり非線形光学効果を有した
    第1の非線形光学素子と、 レーザ発振光の光路上、前記第1の非線形光学素子に対
    して前記第1の反射鏡側と反対の側に配置された、前記
    第1の非線形光学素子で発生する第1の生成光の偏光方
    向を90゜回転する1/2波長板と、 レーザ発振光の光路上、前記1/2波長板に対して前記
    第1の非線形光学素子側と反対の側に、レーザ発振光と
    前記1/2波長板を介した第1の生成光との和周波混合
    によるレーザ発振光に対する第2の生成光の発生に関す
    る位相整合方向で配置された、2次の非線形光学効果を
    有する第2の非線形光学素子と、 前記第2の非線形光学素子に対して前記1/2波長板側
    と反対の側に配置され、レーザ共振器の他方の端面を形
    成する、第2の生成光を透過し、少なくともレーザ発振
    光を反射する第2の反射鏡と、 を含んで構成されることを特徴とする固体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の非線形光学素子は、NdYA
    3 (BO3 4 結晶から成り、 前記レーザ光源の出力する励起光の波長は、略808n
    mである、 ことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の非線形光学素子は、NdYA
    3 (BO3 4 結晶、LiB3 5 結晶、β−BaB
    2 4 結晶、KH2 PO4 結晶、KD2 PO4 結晶、K
    TiOPO4 結晶、およびLiIO3 結晶のいずれかか
    ら成ることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の反射鏡は、前記第1の生成光
    の発生に関する位相整合条件を満たすレーザ発振光の進
    行方向に対して垂直に切り出された前記第1の非線形光
    学素子の励起光の入力面に反射材を塗布して形成され
    る、ことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の反射鏡は、前記第2の生成光
    の進行方向に対して垂直に切り出された前記第2の非線
    形光学素子の前記第2の生成光の出力面に反射材を塗布
    して形成される、ことを特徴とする請求項1記載の固体
    レーザ装置。
  6. 【請求項6】 励起光を出力するレーザ光源と、 前記レーザ光源の出力する励起光を集光するレンズ系
    と、 レーザ共振器の一方の端面を形成する、前記レンズ系を
    介した励起光を透過し少なくともレーザ発振光を反射す
    る第1の反射鏡と、 前記第1の反射鏡を透過した励起光を、2次の非線形光
    学効果による第1の生成光の発生に関する位相整合方向
    で受光する、レーザ媒質であり非線形光学効果を有した
    非線形光学素子と、 レーザ発振光の光路上前記非線形光学素子の前記第1の
    反射鏡側と反対の側から出力される、レーザ発振光と第
    1の生成光とについて、和周波混合による第2の生成光
    の発生に関する位相整合方向から前記非線形光学素子へ
    入力する光路を形成する反射鏡群と、 前記形成された光路中に配置された、第1の生成光の偏
    光方向を90゜回転する1/2波長板と、 第2の生成光の進行方向中、前記非線形光学素子に対し
    て前記反射鏡群と反対の側に配置され、レーザ共振器の
    他方の端面を形成する、第2の生成光を透過し、少なく
    ともレーザ発振光を反射する第2の反射鏡と、 を含んで構成されることを特徴とする固体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の反射鏡は、前記第1の生成光
    の発生に関する位相整合条件を満たすレーザ発振光の進
    行方向に対して垂直な前記非線形光学素子の励起光入力
    面に反射材を塗布して形成される、ことを特徴とする請
    求項6記載の固体レーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の反射鏡は、前記第2の生成光
    の進行方向に対して垂直な前記非線形光学素子の前記第
    2の生成光の出力面に反射材を塗布して形成される、こ
    とを特徴とする請求項6記載の固体レーザ装置。
  9. 【請求項9】 前記反射鏡群は、前記非線形光学素子の
    切り出し面に反射材を塗布して形成される、ことを特徴
    とする請求項6記載の固体レーザ装置。
  10. 【請求項10】 前記反射鏡群は、入射光を全反射する
    角度で切り出された、一つ以上の前記非線形光学素子の
    切り出し面である、ことをを特徴とする請求項6記載の
    固体レーザ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の生成光は、レーザ発振光の
    第2次高調波光であることを特徴とする請求項1または
    請求項6記載の固体レーザ装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の生成光は、レーザ発振光と
    励起光との和周波光であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項6記載の固体レーザ装置。
  13. 【請求項13】 励起光を出力するレーザ光源と、 前記レーザ光源の出力する励起光を集光するレンズ系
    と、 レーザ共振器の一方の端面を形成する、前記レンズ系を
    介した励起光を透過し少なくともレーザ発振光を反射す
    る第1の反射鏡と、 前記第1の反射鏡を透過した励起光をレーザ発振光に対
    する第2次高調波光の発生に関する位相整合方向で受光
    する、レーザ媒質であり非線形光学効果を有した非線形
    光学素子と、 レーザ発振光の光路上前記非線形光学素子の前記第1の
    反射鏡側と反対の側から出力される、レーザ発振光と第
    2次高調波光との和周波混合による第3次高調波光の発
    生に関する位相整合方向から前記非線形光学素子へ入力
    する第1の光路を形成する第1の反射鏡群と、 前記第1の光路中に配置された、第2次高調波光の偏光
    方向を90゜回転する第1の1/2波長板と、 第3次高調波の進行方向中、前記非線形光学素子に対し
    て前記第1の反射鏡群と反対の側に配置され、前記非線
    形光学素子から出力されるレーザ発振光と第3次高調波
    光との和周波混合による第4次高調波の発生に関する位
    相整合方向から前記非線形光学素子へ入力する第2の光
    路を形成する第2の反射鏡群と、 前記第2の光路中に配置された、第3次高調波光の偏光
    方向を90゜回転する第2の1/2波長板と、 第4次高調波の進行方向中、前記非線形光学素子に対し
    て前記第2の反射鏡群と反対の側に配置され、レーザ共
    振器の他方の端面を形成する、第3次高調波光を透過
    し、少なくともレーザ発振光を反射する第2の反射鏡
    と、 を含んで構成されることを特徴とする固体レーザ装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の反射鏡は、第2次高調波光
    の発生に関する位相整合条件を満たすレーザ発振光の進
    行方向に対して垂直な前記非線形光学素子の励起光入力
    面に反射材を塗布して形成される、ことを特徴とする請
    求項13記載の固体レーザ装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の反射鏡は、第4次高調波光
    の進行方向に対して垂直な前記非線形光学素子の切り出
    し面に反射材を塗布して形成される、ことを特徴とする
    請求項13記載の固体レーザ装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の反射鏡群は、前記非線形光
    学素子の切り出し面に反射材を塗布して形成される、こ
    とを特徴とする請求項13記載の固体レーザ装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の反射鏡群は、前記非線形光
    学素子の切り出し面に反射材を塗布して形成される、こ
    とを特徴とする請求項13記載の固体レーザ装置。
  18. 【請求項18】 前記第1または第2の反射鏡群は、入
    射光を全反射する角度で切り出された、一つ以上の前記
    非線形光学素子の切り出し面である、ことをを特徴とす
    る請求項13記載の固体レーザ装置。
  19. 【請求項19】 前記非線形光学素子は、NdYAl3
    (BO3 4 結晶から成り、 前記レーザ光源の出力する励起光の波長は、略808n
    mである、 ことを特徴とする請求項5または請求項13記載の固体
    レーザ装置。
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