JPH06216363A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH06216363A
JPH06216363A JP5003710A JP371093A JPH06216363A JP H06216363 A JPH06216363 A JP H06216363A JP 5003710 A JP5003710 A JP 5003710A JP 371093 A JP371093 A JP 371093A JP H06216363 A JPH06216363 A JP H06216363A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固体撮像装置において、残像量のバラツキ,及
びその絶対量の低減を目的とする。 【構成】光電変換部12,電荷蓄積部13,トランスフ
ァゲート部14,CCDレジスタ部がすべて同一のN型
領域に形成されている固体撮像装置において、トランス
ファゲート部のチャネル電位コントロール用のP型不純
物イオン注入を電荷蓄積部,CCDレジスタゲート部の
ゲート電極をマスクとするセルフアライメントで行なう
ことにより、トランスファゲート部での不必要なポテン
シャル井戸、バリアの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像装置に関し、特
にFAXやイメージスキャナ,ディジタルコピーへの使
用に好適な固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置としては図9(a)
に断面図をしたものが知られている(例えば特開平2−
50480号公報)。同図において1はP型シリコン基
板,3はP型シリコン基板1の表面部のN型領域であ
る。4はN型領域3の一部の表面部に選択的に形成され
た基板1より濃度の高いP+ 型領域である。このP+
領域4とN型領域3とP型シリコン基板1とによりP−
Nフォトダイオード構造の光電変換部12Aを構成して
いる。2は、光電変換部12Aで発生した信号電荷が後
述の電荷蓄積部13A以外の方向へ流れ出すことを防ぐ
+ 型のチャネルストップ領域である。光電変換部12
Aに隣接し、P+ 型領域4に接続して、P+型領域4よ
り浅いところにP−N接合を有するP+ 型領域21が形
成されている。このP+ 型領域21とN型領域3によ
り、電荷蓄積部13Aが構成されている。この表面のP
+ 型領域4,21の存在により、光電変換部12Aと電
荷蓄積部13AのN型領域3は空乏化されている。また
10は半導体基板上に形成された層間絶縁膜,8Aはト
ランスファゲート電極、9−1aはCCDレジスタ部の
ゲート電極であって、これら各ゲート電極8A,9−1
aは二層構造を有している。ゲート電極8A,9−1a
にそれぞれクロックφTG,φ1 (図3)が印加される。
トランスファゲート電極8A下の基板表面にはトランス
ファゲート部14Aのチャネル電位設定用にP- 型領域
5Aが形成されている。CCDレジスタのゲート電極9
−1aはその下部のN型領域3とともに埋込みチャネル
型CCDを構成している。11は層間絶縁膜10上で光
電変換領域12A上に開口を有する光シールドである。
【0003】図9(b)は図9(a)に示した固体撮像
装置のP型シリコン基板1およびチャネルストップ領域
2に零電位が、トランスファゲート電極8Aおよびゲー
ト電極9−1aにそれぞれクロックパルスφTGおよびφ
1が印加された場合の基板表面の電位プロファイルを示
す図である。同図において、ΦPDは、空乏化している光
電変換部12Aの電位井戸の深さ、ΦTGH は、トランス
ファゲート電極8Aに印加されるクロックφTGが“H”
レベルであるとき(図3のタイミング(t2))のトラ
ンスファゲート電極8A下の電位を示している。
【0004】この装置においては、光電変換部12Aに
光入射によって発生した信号電荷Qは、電荷蓄積部13
Aの電位井戸に蓄積される。蓄積された信号電荷Qは、
トランスファゲートを開く(ΦTGが“H”となる)こと
により、CCDレジスタのゲート電極9−1a下へ転送
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の固体撮
像装置の光電変換部,及び電荷蓄積部の構造では、各部
を空乏化させることにより、残像の低減を図っている
が、電荷蓄積部13Aとトランスファゲート部14Aと
の接続部分には、トランスファゲート電極8A下で、P
- 型領域5Aが存在しない領域22が存在している。こ
の部分の電位井戸の深さΦTGE は、P- 型領域5Aが存
在しているトランスファゲート部の電位井戸ΦTGH より
深くなっている。このため、φTGが“H”レベルとなり
電荷蓄積部13Aより信号電荷をCCDレジスのゲート
電極9−1a下へ流出させる時、信号電荷Qはトランス
ファゲート部を通過するとともに、前述の深い個所22
にたまり、トランスファゲート部を通過する時間が遅
れ、そのため残像が発生する。この残像を消減させるた
めには、トランスファゲート部での電位井戸ΦTGE の発
生を防止すればよいが、前述の構造のものでは以下の理
由により実際上不可能に近く、残像量のバラツキは大き
くなってしまう。以下その理由を説明する。
【0006】図10(a)〜(c)は図9(a)に示し
た固体撮像装置の製造方法の説明のための工程順断面図
である。まず図10(a)に示すようにP型シリコン基
板1の表面部に選択的にN型領域3を形成し、その表面
一部にCCDレジスタのゲート電極9−1aをゲート絶
縁膜6−3を介して形成した後、レジスト膜2−3およ
びゲート電極9−1aをマスクとしたP型不純物イオン
をN型領域3の表面にP- 型領域5Aを形成するため注
入する。次に、図10(b)に示すように、P- 型領域
5Aの上部の表面にトランスファゲート電極8Aをゲー
ト絶縁膜6−2aを介して形成する。ここでトランスフ
ァゲート電極8Aの左端部AとP- 型領域5Aの左端部
Bとは一致していない点に注意したい。この不一致はト
ランスファゲート電極8A形成用のマスクとP- 型領域
5A形成用マスクとの位置合わせ誤差により発生するも
のである。一方、CCDレジスタのゲート電極9−1a
の左端と、P- 型領域5Aの右端は実際上の一致してい
るとみなすことができる。これはP型不純物イオンが注
入される領域の右端はCCDレジスタのゲート電極9−
1aの左端により決定されるいわゆるセルフアライメン
ト(自己整合)によっているためである。
【0007】次に、図10(c)に示すように、レジス
ト膜24とトランスファゲート電極8Aをマスクとして
表面のP+ 型領域4を形成するためP型不純物イオンを
注入する。ここでのP+ 型領域4の右端はセルフライメ
ントによりトランスファゲート電極8Aの左端と実際上
同一となる。以後の工程は本発明のポイントと関係がな
いため省略する。
【0008】以上説明した様に、トランスファゲート電
極8Aの左端とP- 型領域5Aの左端は、マスクの位置
合わせ誤差により通常は一致していない。このためトラ
ンスファゲート部の一部にポテンシャルの深い部分が発
生していた。
【0009】この部分の不一致の部分を図9(a)の例
とは異なり、図11に示すように、P- 領域5Bの左端
がトランスファゲート電極8Aの左端より左がわに出る
様にイオン注入を行なうと表面のP+ 領域21のトラン
スファゲート側にポテンシャルのより浅い部分21aが
存在することになるので、電荷蓄積部13Aに蓄積され
た信号電荷がすべてCCDレジスタ部へ転送されること
なく、残留電荷ΔQが存在することになり、残像は図9
(a)の例よりさらに大きなものとなってしまう。
【0010】また、従来の別の例として図12(a)に
示す様な構造のものもある。
【0011】これはN型領域3上にゲート絶縁膜6−4
を介してフォトゲート電極26を設けて正電圧VPDを印
加して光電変換部とし、フォトゲート電極26下のP-
型領域5Cの隣りにN+ 型領域25を設けて電荷蓄積部
としたものであるが図12(b)のボテンシャル図に示
す様にN+ 型領域25の右端とフォトゲート電極26の
右端とがマスク位置合わせ精度により必ずしも一致しな
いので、やはり残像特性はばらつくことになる。
【0012】この様に従来の固体撮像装置においては、
原理的には残像の低減は可能であるが、実際上は目合わ
せ精度により大きく変化し、製造上の再現性は悪いもの
であった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、P(またはN)型半導体基板の表面部に選択的に形
成されたN(またはP)型領域および前記N(または
P)型領域の表面部に選択的に形成された第1のP(ま
たはN)型領域からなり入射光に応じて信号電荷を発生
する光電変換部と、前記第1のP(またはN)型領域に
隣接する前記N(またはP)型領域上に第1のゲート絶
縁膜を介して設けられた蓄積ゲート電極および前記蓄積
ゲート電極に負(または正)の電位を印加する手段を有
し前記光電変換部からの前記信号電荷を受け取る電荷蓄
積部と、前記電荷蓄積部に隣接して前記N(またはP)
型領域の表面部に選択的に形成された第2のP(または
N)型領域、前記第2のP(またはN)型領域上に第2
のゲート絶縁膜を介して設けられたトランスファゲート
電極および前記トランスファゲート電極に所定のクロッ
クパルスを印加する手段を有し所定のタイミングで前記
電荷蓄積部から前記信号電荷を受け取るトランスァゲー
ト部と、前記トランスファゲート部の前記第2のP(ま
たはN)型領域に隣接する前記N(またはP)型領域上
に第3のゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極を
有し前記所定のタイミングで前記トランスファゲート部
から前記信号電荷を受け取る電荷転送部とを有するとい
うものである。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を概略的に示す平面
図、図2(a)は図1のA−A線断面図、図2(b)は
一実施例の説明に使用するポテンシャル図、図3は一実
施例の動作説明に使用するタイムチャートである。
【0015】この実施例は、P型シリコン基板1の表面
部に選択的に形成されたN型領域3およびN型領域3の
表面部に選択的に形成されたP+ 型領域4(第1のP型
領域。図1に便宜上右下りの斜線で表示。)からなる入
射光に応じて信号電荷を発生する光電変換部12と、P
+ 型領域4に隣接するN型領域3上に第1のゲート絶縁
膜6−1を介して設けられた蓄積ゲート電極7および蓄
積ゲート電極7に負の電位VSTを印加する手段を有し光
電変換部12からの信号電荷を受け取る電荷蓄積部13
と、電荷蓄積部13に隣接してN型領域3の表面部に選
択的に形成されたP- 型領域5(第2のP型領域。図1
に便宜上右下りの粗な斜線で表示。)、P- 型領域5上
に第2のゲート絶縁膜6−2を介して設けられたトラン
スファゲート電極8およびトランスファゲート電極8に
所定のクロックパルスφ1を印加する手段を有し所定の
タイミングt2で電荷蓄積部13から信号電荷を受け取
るトランスファゲート部14と、トランスファゲート部
14P- 型領域5に隣接するN型領域3上に第3のゲー
ト絶縁膜6−3を介して設けられたゲート電極9−1a
を有し所定のタイミングt2でトランスファゲート部1
4から信号電荷を受け取る電荷転送部とを有するという
ものである。
【0016】本実施例においては電荷蓄積部13には、
図9(a)の従来例における浅いP+ 型領域21は存在
せず、半導体表面上に蓄積ゲート電極7が形成されてい
る。またトランスファゲート電極8は、その両側の蓄積
ゲート電極7およびCCDレジスタのゲート電極9−1
aとオーバーラップしている。
【0017】この固体撮像装置の各部(12,13,1
4)の深さ方向の電位プロファイルを図4に示す。これ
ら各部のいずれにおいてもN型領域3は空乏下されて電
位も最も低い部分が基板内部に存在するいわゆる埋め込
みチャネルであるため、電荷の移動速度が速い。光電変
換部12と電荷蓄積部13とを比較すると、電荷蓄積部
13の方かN型領域が厚くなっており、しかもその蓄積
ゲート電極7には、その下部の基板表面電位が、基板電
極と同電位となるに十分な負の電位が印加されている
(例えばVST=−8V)。
【0018】このため図4のポテンシャル図よりわかる
様に、電荷蓄積部13の電位井戸の深さΦSTは光電変換
部のそれであるΦPDより深くなっている。またトランス
ファゲート電極8−1aにクロックφTGのハイレベル電
圧φTG(H) (図2のタイミングt2におけるφTG)が印
加されたときのトランスファゲート部14の電位井戸の
深さΦTGH は電荷蓄積部13のΦSTより深くなるように
設定されている。なお、図2における破線はΦ1が
“L”レベルのときの電位を示す。
【0019】この固体撮像装置においては、光電変換部
12において発生した電荷は、これより深い井戸の形成
された電荷蓄積部13に一時的に蓄えられる。そして、
この電荷はトランスファゲート電極8の電位を操作する
(タイミングt2においてΦTGH がΦSTより深くCCD
のゲート電極9−1a下の電位より浅くなるように)こ
とにより9−1a下に読み出される。このような電荷の
移動過程において、電荷の通過路には、従来例とは異な
り各領域が本来有するもの以外には特別な深い井戸は形
成されず、電荷の転送は速やかに行われ、残像の発生も
防止している。
【0020】本構造の固体撮像装置が本来有する以外の
特別な深い井戸が形成されないのかその理由について次
に説明する。
【0021】図5〜図7は本発明の一実施例の製造方法
の説明のための工程順断面図である。
【0022】図5(a)に示すように、レジスト膜15
をマスクとして、ボロンなどのN型不純物イオンを10
0keVのエネルギーで1×1012/cm2 注入し、イ
オン注入層16を形成する。次に、1000℃,約3時
間の熱処理を行ない、図5(b)に示すように、深さ約
1μm、不純物濃度約5×1016/cm3 のN型領域3
を形成する。次に、図6(a)に示すように、チャネル
ストップ領域2(図1に右下りの斜線で表示)を形成す
るため、レジスト膜17をマスクとしてボロンなどのP
型不純物イオンを100keVのエネルギーで注入して
不純物を1×1018/cm3 程度含むイオン注入層18
を形成する。次に、1000℃、約3時間の熱処理を行
なって、図6(b)に示すように、不純物濃度約1×1
17/cm3 のチャネルストップ領域2が形成される。
このとき、N型領域3の不純物濃度は約2×1016/c
3 になっている。次に、厚さ100nmの酸化シリコ
ン膜を形成し、リンをドープした厚さ500nmの多結
晶シリコン膜を堆積し、パターニングを行ない図1,図
6(c)に示すように、蓄積ゲート電極7,CCDレジ
スタのゲート電極9−1a,9−1bを形成する。
【0023】次に、図1,図7(a)に示すように、P
- 型領域5(不純物濃度約5×1015/cm3 )を形成
するため、レジスト膜19,蓄積ゲート電極7,ゲート
電極9−1aをマスクにしてボロンイオンを注入する。
同様にして、CCDレジスタのバリア層5a(不純物濃
度1×1016/cm3 )を形成する。ここで、P- 型領
域5の左端,右端はそれぞれ蓄積ゲート7の右端とCC
Dレジスタのゲート電極9−1aの左端とそれぞれ実際
上一致して形成される。これは、P型不純物イオンが注
入される領域はゲート電極のエッジで決定されるセルフ
アライメントによっているためである。
【0024】次に、厚さ100nmの酸化シリコン膜,
厚さ500nmのリンをドープした多結晶シリコン膜を
順次に堆積し、パターニングを行ない、図1,図7
(b)に示すように、トランスファゲート電極7および
CCDレジスタのゲート電極9−2を形成する。このト
ランスファゲート電極8は蓄積ゲート電極7およびCC
Dレジスタのゲート電極9−1aはオーバーラップして
おり、しかも前述した様にトランスファゲート下部は完
全にP- 型領域5が形成され、蓄積ゲート電極7下、及
びCCDレジスタのゲート電極9−1a下にはP- 型領
域が形成されていないため、各領域の接合部には従来例
の様な特別の深い井戸は形成されない。
【0025】次に、図1,図7(c)に示すように、P
+ 型領域4(深さ300nm,不純物濃度約2×1016
/cm3 )を形成するため、レジスト膜20および蓄積
ゲート電極7をマスクとしてボロンイオンを注入する。
【0026】このP+ 型領域4の右端はセルフアライメ
ントにより、蓄積ゲート電極7の左端と実際上一致して
おり、この光電変換部と電荷蓄積部との接合部において
も特別の深い井戸は形成されていない。
【0027】次に、図2に示すように、層間絶縁膜10
を形成し、アルミニウム膜を堆積しパターニングを行な
い光シールド11(便宜上2点鎖線で表示)を形成す
る。
【0028】以上、シングル・チャネル型のラインセン
サについて説明したが、本発明はデュアル・チャネル型
のラインセンサに適用できる。
【0029】図8(a)は本発明の一実施例の変形であ
るデュアル・チャネル型のラインセンサの平面模式図、
図8(b)は負電圧発生回路の回路図である。
【0030】中央部の光電変換アレー110の構成は前
述の一実施例と同様に光電変換部を列状に配置したもの
であるが、一つおきにCCDレジスタ54−1または5
4−2に連結している点で相違していること、通当のデ
ュアル・チャネル型のラインセンサと同様であるので詳
述しない。
【0031】蓄積ゲート電極7A−1,7A−2に印加
される電圧VSTは負電圧発生回路52より供給される。
負電圧発生回路52は、キャパシタCとMOSトランジ
スタM1とからなり、回路上BBDと同一のチャージ・
ポンプ回路である。MOSトランジスタM2は逆流防止
用であるが、必ずしもなくてもよい。φ1,φ2はCC
D駆動用の2相クロック(図3参照)であり、このよう
にすると、固体撮像装置としては特別な外部入力負電圧
は必要でないので、好都合である。なお、この負電圧発
生回路は前述の一実施例にも使用できることはいうまで
もない。トランスファゲート電極8A−1,8A−2,
蓄積ゲート電極7A−1,7A−2,CCDレジスタ5
4−1,54−2は一実施例に準じる構成を有してい
る。CCDレジスタ54−1,54−2を転送されてき
た信号電荷は流出しゲート53を通って出力回路51に
より外部へとり出される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光電変換
部のみならず、電荷蓄積部,トランスファゲート部およ
び電荷転送部が同一のN(またはP)型領域に形成され
ている固体撮像装置において、トランスファゲート部の
チャネル電位制御用のP(またはN)型領域を蓄積ゲー
ト電極および電極転送部のゲート電極とセルフアライメ
ント構造で構成することにより、トランスファゲート部
が本来有する以外の特別な電位井戸は形成されないた
め、電荷の移動が円滑に行われ、残像の発生を防止でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図(図2(a))およびポ
テンシャル図(図2(b))である。
【図3】固体撮像装置における各クロックの一例を示す
タイムチャートである。
【図4】一実施例における基板深さ方向の電位プロファ
イルを示すポテンシャル図である。
【図5】一実施例の製造方法の説明のため(a),
(b)に分図して示す工程順断面図である。
【図6】図5に対応する工程の次工程の説明のため
(a)〜(c)に分図して示す工程順断面図である。
【図7】図6に対応する工程の次工程の説明のため
(a)〜(c)に分図して示す工程順断面図である。
【図8】一実施例の変形を示す平面模式図(図8
(a))および負電位発生回路の回路図である。
【図9】従来例を示す断面図(図9(a))およびポテ
ンシャル図(図9(b))である。
【図10】従来例の製造方法の説明のため(a)〜
(c)に分図して示す工程順断面図である。
【図11】従来例の問題点の説明に説明する断面図(図
11(a))およびポテンシャル図(図11(b))で
ある。
【図12】他の従来例を示す断面図(図12(a))お
よびポテンシャル図(図12(b))である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板 2 チャネルストップ領域 3 N型領域 4 P+ 型領域 5,5A,5B P- 型領域 6−1,6−2,6−3 ゲート絶縁膜 7,7A−1,7A−2 蓄積ゲート電極 8,8A−1,8A−2 トランスファゲート電極 9−1a,9−1b,9−2 CCDレジスタのゲー
ト電極 10 層間絶縁膜 11 光シールド 12,12A 光電変換部 13,13A 電荷蓄積部 14,14A,14B トランスファゲート部 15 レジスト膜 16 イオン注入層 17 レジスト膜 18 イオン注入層 19 レジスト膜 20 レジスト膜 21,21a P+ 型領域 23 レジスト膜 24 レジスト膜 25 N+ 型領域 51 出力回路 52 負電圧発生回路 53 読出しゲート 54−1,54−2 CCDレジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P(またはN)型半導体基板の表面部に
    選択的に形成されたN(またはP)型領域および前記N
    (またはP)型領域の表面部に選択的に形成された第1
    のP(またはN)型領域からなり入射光に応じて信号電
    荷を発生する光電変換部と、前記第1のP(またはN)
    型領域に隣接する前記N(またはP)型領域上に第1の
    ゲート絶縁膜を介して設けられた蓄積ゲート電極および
    前記蓄積ゲート電極に負(または正)の電位を印加する
    手段を有し前記光電変換部からの前記信号電荷を受け取
    る電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に隣接して前記N(ま
    たはP)型領域の表面部に選択的に形成された第2のP
    (またはN)型領域、前記第2のP(またはN)型領域
    上に第2のゲート絶縁膜を介して設けられたトランスフ
    ァゲート電極および前記トランスファゲート電極に所定
    のクロックパルスを印加する手段を有し所定のタイミン
    グで前記電荷蓄積部から前記信号電荷を受け取るトラン
    スァゲート部と、前記トランスファゲート部の前記第2
    のP(またはN)型領域に隣接する前記N(またはP)
    型領域上に第3のゲート絶縁膜を介して設けられたゲー
    ト電極を有し前記所定のタイミングで前記トランスファ
    ゲート部から前記信号電荷を受け取る電荷転送部とを有
    することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 第2のP(またはN)型領域がトランス
    ファゲート電極およびゲート電極と自己整合している請
    求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 電荷転送部がCCDレジスタである請求
    項1または2記載の固体撮像装置。
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