JP2969625B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2969625B2 JP63201074A JP20107488A JP2969625B2 JP 2969625 B2 JP2969625 B2 JP 2969625B2 JP 63201074 A JP63201074 A JP 63201074A JP 20107488 A JP20107488 A JP 20107488A JP 2969625 B2 JP2969625 B2 JP 2969625B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、固体撮像装置に関し、特に、光電変換部お
よび電荷蓄積部の構造に改良を加え、残像を抑止せしめ
た固体撮像装置に関する。
[従来の技術] 従来の固体撮像装置としては、第7図に図示したもの
が知られている。同図において1は、P導電型の半導体
基板、2は、N導電型の半導体領域であって、P型基板
と共にPNフォトダイオード構造の光電変換部を形成して
いる。3は、上記光電変換部で発生した信号電荷が後述
の出力ゲート以外の方向へ流れ出すことを防ぐ、基板よ
り不純物濃度が高くなされたP+型のチャネルストップ領
域、4は、前記チャネルストップ領域3と重なるように
形成されている表面P+型領域である。この表面P+型領域
の存在により、N型領域2は、空乏化されている。ま
た、5は、半導体基板上に形成された絶縁膜、6は、出
力ゲート、7は、蓄積ゲート、8は、トランスファーゲ
ート、9は、CCDレジスタゲートであって、これら各ゲ
ート6〜9は、絶縁膜5内で二層構造で形成されてお
り、これらのゲートには一定電圧VOG、VSTあるいはクロ
ックφTG、φが印加される。10は、前記絶縁膜5上で
光電変換領域を除く部分に設けられた光シールドであ
り、また、2′は、埋め込みチャネル型CCDを構成する
ためのN型領域である。
第8図は、上記固体撮像装置の基板1およびチャネル
ストップ領域3に零電位が、前記各ゲート6〜9にそれ
ぞれ所定の直流電圧あるいはクロックパルスが印加され
た場合の基板内電位プロファイルおよび信号電荷の流れ
を示している。同図において、ΦPDは、空乏化している
光電変換部の電位井戸の深さ、ΦOGは、一定の直流電圧
VOGが印加される出力ゲート6下の電位井戸の深さ、Φ
STは、一定の直流電圧VSTが印加される蓄積ゲート下に
形成される電位井戸の深さ、ΦTGは、トランスファーゲ
ート8に印加されるクロックφTGがハイレベルであると
きのトランスファーゲート下の電位を示している。
この装置においては、光電変換部に光入射によって発
生した信号電荷は、出力ゲート6下を経て蓄積ゲート7
下の電位井戸に蓄積される。蓄積された信号電荷は、ト
ランスファーゲート8を開くことにより、CCDレジスタ
ゲート9下へ転送される。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来の光電変換部構造では、フォトダイオー
ド部を空乏化させることにより残像の低減を図っている
が、出力ゲート6が、P型基板1上のみならずN型領域
2の上にも一部延在しているので、その部分の電位井戸
の深さΦOGLは、基板領域の電位井戸ΦOGより深くな
り、信号電荷が出力ゲート6下を通過するとともに、上
記深い個所にたまり、蓄積ゲート7下へ出力する時間が
遅れ、そのため、残像が発生する。このように残像が発
生する原因は、従来の装置では、光電変換部電位の最も
低い部分が基板内に形成される(埋め込みチャネル型)
のに対し、蓄積部では基板表面の電位が最も低くなる
(表面チャネル型)ために、その間を取り次ぐ出力ゲー
トが、N型領域にかかると、そこに最も電位が低い井戸
が形成されてしまうことによる。これを避けるために、
出力ゲート6がN型領域と重ならないようにすると、P
型基板の出力ゲートに覆われない部分に、信号電荷に対
する障壁ができて、やはり残像の原因となる。出力ゲー
ト6が、P型基板とN型領域との境界部分で終わるよう
にすれば、このような問題は解消するが、そのようにす
ることは現在の製造技術では極めて困難なことである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の固体撮像装置は、光電変換用の半導体領域
と、この光電変換部に隣接して形成された、電荷蓄積用
の半導体領域と、電荷蓄積部に隣接して形成されたトラ
ンスファー用の半導体領域と、トランスファー部に隣接
して形成されたCCD用の半導体領域とを有するものであ
って、前記光電変換部および前記電荷蓄積部は、第1導
電型の半導体基板に形成された第2導電型の領域に形成
されるとともに、前記光電変換部と前記電荷蓄積部の前
記半導体基板表面には第1導電型領域が形成され、前記
光電変換部の前記第1導電型領域の深さは前記電荷蓄積
部の前記第1導電型領域の深さより深いことを特徴とし
ている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の固体撮像装置の光電変換領域とそ
の周辺部の断面構造であって、第7図に示した従来例に
比べ、電荷蓄積部の構造およびトランスファーゲート部
の構造が異なっている。しかし、その他の部分は同じで
あるので、第7図中のものと同一のものは、同一符号を
付してその詳細な説明を省略する。本実施例において
は、出力ゲートおよび蓄積ゲートが除去され、そして、
N型領域12が、光電変換部、電荷蓄積部17、トランスフ
ァーゲート部18およびCCD部にわたって共通に形成され
ている。電荷蓄積部の基板表面には、光電変換部上の表
面P+型領域4に接続して、この領域より浅いところにpn
接合を有するP+型領域14が形成されている。また、トラ
ンスファーゲート部においては、トランスファーゲート
8の下の基板表面にP-型領域15が形成されている。
この撮像装置の各部の深さ方向の電位プロファイルを
第3図に示す。これらいずれの領域においてもN型領域
は空乏層化されて、電位の最も低い部分が基板内部に存
在する。そして、光電変換部と電荷蓄積部とを比較する
と、電荷蓄積部の方がN型領域が厚く形成されているの
で、その電位井戸の深さΦSTは光電変換部のそれΦPD
り深くなっている。また、トランスファーゲート8に、
クロックφTGのハイレベルの電圧VTGHが印加されたとき
のトランスファーゲート部18の電位井戸の深さΦ
TGHは、電荷蓄積部のΦSTより深くなるように設定され
ている。また、第1図の断面に対応した電位プロファイ
ルを第2図に示す。
この撮像装置においては、光電変換部において発生し
た電荷は、ここより深い井戸の形成された電荷蓄積部に
一時的に蓄えられる。そして、この電荷は、トランスフ
ァーゲート8を操作することによりCCDのゲート電極9
下に読み出される。而して、このような電荷の移動過程
において、電荷の通過路には、各部が本来有する以外の
特別の深い井戸は形成されていないので、電荷の転送は
速やかに行われ、残像の発生も防止できる。
次に、第4図、第5図および第6図を参照して本発明
の他の実施例について説明する。この実施例において
は、先の実施例で光電変換部と電荷蓄積部の基板表面に
形成されていたP+型領域4、14は除去されて、代わりに
両領域を覆ってフォトゲート21が設けられており、ま
た、電荷蓄積部の基板表面にはN+型領域23が設けられて
いる。そして、第5図は、第4図に対応した電位プロフ
ァイルを示しており、第6図は、各部の深さ方向の電位
プロファイルを示している。ここで、フォトゲート21に
は、フォトゲートの下部の基板表面の電位が、基板電位
と同電位となるに十分な負の電位が印加されている(例
えば、VPD=−8V)。この実施例においても、先の実施
例と同様の電位プロファイルが得られ、いかなる特別な
井戸も形成されていないので、残像の発生は抑止でき
る。
本発明各実施例は、基板をP型として説明したが、導
電形を逆とし、電圧の正負を逆とすれば、基板がN型の
ものでも成立するのは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、光電変換部のみなら
ず、電荷蓄積部をも空乏化した埋め込みチャネル形と
し、信号電荷を常に半導体表面より深い所を通過させる
ことにより、光電変換部から電荷蓄積部への電荷の通過
路において、これら2つの領域が本来有する以外の特別
な井戸は形成されていないので、電荷の移動は円滑に行
われ、残像の発生は防止できる。さらに、光電変換部か
ら電荷蓄積部への信号電荷の転送がドープされた不純物
によって形成された電位勾配のみに基づいて行われるよ
うにしたので、この電荷転送機構の設計および製作が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の縦断面図、第2図は、第
1図の各部に対応した電位プロファイル、第3図は、第
1図の各部の深さ方向の電位プロファイル、第4図は、
本発明の他の実施例の縦断面図、第5図は、第4図の各
部に対応した電位プロファイル、第6図は、第4図の各
部の深さ方向の電位プロファイル、第7図は、従来例の
縦断面図、第8図は、第7図の各部に対応した電位プロ
ファイルである。 1……P型基板、2、12……N型領域、17……電荷蓄積
部、4……表面P+型領域、14……P+型領域、15……P-
領域、21……フォトゲート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光に応じて信号電荷を発生する光電変
    換部と、前記光電変換部に隣接して設けられ、前記信号
    電荷を一時的に蓄積しておく電荷蓄積部とを具備する固
    体撮像装置において、前記光電変換部および前記電荷蓄
    積部は、第1導電型の半導体基板に形成された第2導電
    型の領域に形成されるとともに、前記光電変換部と前記
    電荷蓄積部の前記半導体基板表面には第1導電型領域が
    形成され、前記光電変換部の前記第1導電型領域の深さ
    は前記電荷蓄積部の前記第1導電型領域の深さより深い
    ことを特徴とする固体撮像装置。
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