JPH0621622U - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JPH0621622U JPH0621622U JP6008992U JP6008992U JPH0621622U JP H0621622 U JPH0621622 U JP H0621622U JP 6008992 U JP6008992 U JP 6008992U JP 6008992 U JP6008992 U JP 6008992U JP H0621622 U JPH0621622 U JP H0621622U
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- groove
- diaper
- liquid
- crotch region
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 股下部位に大きな皺が生じないようにして、
該部位の体液吸収速度を向上させる。 【構成】 使い捨ておむつ1において、吸液性コア4の
表面シート2との対向面に股下部位9を中心に前後身頃
7,8の縦方向へ延在する条溝20と、この条溝20と
並行または交叉する方向に配置した弾性伸縮部材22と
を設け、おむつ1を着用したときに股下部位9を外側方
向へ湾出可能にし、表面シート2には大きな皺が生じな
いようにする。
該部位の体液吸収速度を向上させる。 【構成】 使い捨ておむつ1において、吸液性コア4の
表面シート2との対向面に股下部位9を中心に前後身頃
7,8の縦方向へ延在する条溝20と、この条溝20と
並行または交叉する方向に配置した弾性伸縮部材22と
を設け、おむつ1を着用したときに股下部位9を外側方
向へ湾出可能にし、表面シート2には大きな皺が生じな
いようにする。
Description
【0001】
この考案は、使い捨ておむつに関する。
【0002】
従来、使い捨ておむつの股下部位の幅は着用者の股間幅に比べて広くつくられ ている。体液の排泄が股下部位に集中しているから、このようにして、着用感を 阻害しない程度に股下部位の面積を極力大きくし、体液の吸収量と吸収速度とを 大きくすることが好ましい。一方、吸液性コアも、股下部位において可及的にそ の厚みを厚くし、吸液量が多くなるようにしてある。吸液性コアは、粉砕パルプ や粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物などからなり、その厚みにもよるが 、一般に半剛性である。
【0003】
このようなおむつは、着用すると股下部位に幾すじもの大きな皺が入り、その 皺が互いに接触すると、接触部位では表面シートを透過しての体液吸収が低下す る。そのため、おむつは股下部位に広い面積を有するにもかかわらず、その面積 に見合う迅速な体液吸収が得られないという問題がある。
【0004】 そこで、この考案は、吸液性コアの表面シートと対向する面に前後身頃の縦方 向へ延在する条溝を設けるとともに、コアと表面シートとの間に弾性伸縮部材を 設けることにより、股下部位を外側方向へ向かって湾出可能にすることで前記問 題を解決することを課題にしている。
【0005】
この考案が前記課題を解決するために要旨とするところは、以下のとおりであ る。
【0006】 この考案が前提とするのは、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に 吸液性コアが介在してなる使い捨ておむつである。
【0007】 かかるおむつにおいて、コアの表面シートとの対向面に、股下部位を中心に前 後身頃の縦方向へ延在する条溝を設けるとともに、この条溝を中心として該股下 部位を外側へ湾出させる伸張下の弾性伸縮部材を、この条溝の近傍における前記 対向面および表面シート裏面の少なくともいずれか一方に貼着してあることが、 この考案の特徴である。
【0008】
このように構成したおむつでは、股下部位の幅が着用者の股間幅よりも広いと きに、股下部位が条溝を折り曲げ案内線として外側方向へ湾出するから、互いに 接触し合うことで吸収面積を実質的に減殺するような大きな皺を生じることがな い。条溝と並行または交叉する方向に配置した弾性伸縮部材は、その伸縮作用に より股下部位を速やかに湾出させるように作用する。
【0009】
この考案に係る使い捨ておむつの詳細を添付の図に基づいて説明すると、以下 のとおりである。
【0010】 図1と図2は、この考案に係るおむつ1の平面図と、そのA−A線断面図であ る。おむつ1は、透液性表面シート2、不透液性裏面シート3、これら両シート 2,3間に介在する吸液性コア4とからなり、脚周り側縁6、前身頃7の端縁1 1、および後身頃8の端縁12は、それらに沿って伸長した糸ゴム13,14, 15が貼着してあり、伸縮性を有する。後身頃8の両側縁にはテープファスナ1 6が取り付けてある。
【0011】 吸液性コア4の表面シート2に対向する上面21には、股下部位9の幅方向中 央に前後身頃7,8の縦方向へ延在する条溝20が設けてあり、さらにこの条溝 20の左右にはこれと並行する糸ゴム22が伸長下に貼着してある。
【0012】 図3は、着用状態にあるおむつ1の斜視図である。この状態において、股下部 位9は、条溝20を内側の折り曲げ案内線として幅方向に滑らかな曲線を描いて 湾出し、前後身頃7,8の縦方向もまた糸ゴム22の収縮によって滑らかに湾出 しており、股下部位9には、この部位の体液吸収面積を実質的に減殺するような 互いに触れ合う皺が生じない。
【0013】 図4は、糸ゴム22を貼着する態様の他の例を(A)と(B)とによって示す おむつ1の平面図である。(A)では、伸張下の糸ゴム22を条溝20と交叉す るようにジクザグに配置し、コア4の上面21に間欠的に貼着してある。(B) では、伸張下の糸ゴム22を条溝20の左右に横V字型に配置して、表面シート 2の裏面に間欠的に貼着してある。この例では、V字の延長線が条溝20と交叉 する。(A)、(B)いずれの例においても、糸ゴム22が収縮して股下部位9 を横幅方向にも、縦方向にも湾出させることができる。
【0014】 おむつ1において、条溝20は幅3〜20mm、深さ3〜15mm、長さ30 〜200mmにすることが好ましい。条溝20の本数は、半剛性の吸収体4の湾 曲が容易となるように一本に限ることなく、適宜の数にすることができる。この ような条溝20を有する吸収体4は、例えば、粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水 性ポリマーとの混合物などからなる素材を賦型することにより得ることができる 。かかる賦型は、素材の性状に応じ加湿加圧、加熱加圧などの条件下で行うとよ い場合がある。糸ゴム22は、コア4の剛性に応じ伸張応力、伸張率、使用本数 を定める。糸ゴム22はコア4へ貼着することが好ましいが、表面シート2、ま たはそれら両方に貼着することもできる。また、コア4と表面シート2とは間欠 的に接合しておき、両者が一体的に湾出するようにしておくことが好ましい。
【0015】 表面シート2には不織布や開孔プラスチックフィルム、裏面シート3にはプラ スチックフィルムを使用することができる。
【0016】
このおむつは、股下部位が外側方向へ滑らかに湾出するから大きな皺が入りに くく、股下部位の表面積を活用して速やかな体液吸収を実現することができると ともに、排泄大便を湾出部位に滞留させてその流動拡散を防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るおむつの平面図。
【図2】図1のA−A線部分断面図。
【図3】着用状態にあるおむつの斜視図。
【図4】(A)と(B)とによって、実施態様を例示す
るおむつの平面図。
るおむつの平面図。
1 おむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸液性コア 20 条溝 22 弾性伸縮部材
Claims (2)
- 【請求項1】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
の間に吸液性コアが介在してなる使い捨ておむつにおい
て、 前記コアの表面シートとの対向面に、前記おむつの股下
部位を中心に前後身頃の縦方向へ延在する条溝を設ける
とともに、該条溝を中心として該股下部位を外側へ湾出
させる伸長下の弾性伸縮部材を該条溝近傍における前記
対向面および表面シート裏面の少なくともいずれか一方
に貼着してあることを特徴とする前記おむつ。 - 【請求項2】前記弾性部材を前記条溝と並行または交叉
させてある請求項1に記載のおむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060089U JP2591621Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060089U JP2591621Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621622U true JPH0621622U (ja) | 1994-03-22 |
JP2591621Y2 JP2591621Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13132021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992060089U Expired - Lifetime JP2591621Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591621Y2 (ja) |
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- 1992-08-26 JP JP1992060089U patent/JP2591621Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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