JPH06215936A - 双安定型電磁石装置 - Google Patents

双安定型電磁石装置

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JPH06215936A
JPH06215936A JP5003412A JP341293A JPH06215936A JP H06215936 A JPH06215936 A JP H06215936A JP 5003412 A JP5003412 A JP 5003412A JP 341293 A JP341293 A JP 341293A JP H06215936 A JPH06215936 A JP H06215936A
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JP
Japan
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movable
coil
yoke
yoke member
permanent magnet
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JP5003412A
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English (en)
Inventor
Fumio Isobe
文夫 礒部
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡潔で、動作機能のすぐれた双安定型
電磁石装置を提供すること。 【構成】 中央ヨーク部材12と両側ヨーク部材13,
14とを所定間隔をあけて配設し、各ヨーク部材の間を
連結部15で結合する。中央ヨーク部材12にはコイル
16を巻装したボビン17を嵌挿する。また、2つの脚
部20aを連結部20bで結合した可動鉄心枠20を設
け、可動鉄心枠20内に永久磁石21を抱持し、上記脚
部20aの先端を上記中央ヨーク部材12と両側ヨーク
部材13,14の間に進入させて可動吸着部材19を構
成する。可動鉄心枠20の連結部20bには漏洩磁路と
しての間隙22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双安定型電磁石装置に係
り、特に可動部が電気信号により2つの位置を高速移動
する双安定型電磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気信号を機械的な変位に変換して種々
の制御を行なう電磁石装置として双安定型ソレノイドが
知られている。この双安定型(2位置ラッチ型)ソレノ
イドは、永久磁石とソレノイドにより形成される各磁気
回路の中に磁性体からなる可動部材を入れ、ソレノイド
への通電状態を変えることにより、ソレノイドの磁気回
路を変え、それにより上記各磁気回路中の可動部材を可
動させ、かつ可動した一方の位置に磁力により自己保持
させるものである。
【0003】この種の従来技術として、例えば特公平3
−76767号,特公平3−78765号等に開示のも
のがある。特公平3−76767号のソレノイドは、コ
イルを巻装したボビンの中に下端部に支軸を有する可動
鉄心を揺動自在に配置し、コイルの上端対称位置に反対
の極を対向させた2つの永久磁石を配置して構成されて
いる。このソレノイドではコイルに通電されていないと
きは、可動鉄心の揺動先端部は一方の永久磁石に吸着さ
れている。また、コイルに所定パルス幅の電気信号を短
時間通電して可動鉄心の揺動先端と軸受部に従前と逆の
極性を生じさせることにより可動鉄心を反対側に揺動さ
せる構成とされている。
【0004】特公平3−78765号のソレノイドは、
特公平3−76767号と同様にコイルを巻装したボビ
ンの内部に下方に支軸を有するレバーが揺動自在に配置
されており、コイルの一側上部に永久磁石が配置されて
いる。図8を参照して説明すると、外周にコイル1が巻
装された四角筒状のボビン2の内部にレバー3が揺動自
在に収容されている。レバー3の下部は支点ピン5で支
持されている。支点ピン5はボビン2の下端に一体に形
成された脚部(図では表れない)に開設したピン孔6に
挿入されている。ボビン2はヨーク7の内側に配設され
ており、ヨーク7の一側上部にはサイドヨーク7aとサ
イドホルダ8を介して永久磁石9が配置されている。
【0005】上記の構成では、コイル1に通電していな
い場合、永久磁石9による磁束の流れがサイドヨーク7
a,レバー3,右半分のヨーク7,永久磁石9という閉
ループに沿う。このため、レバー3は図8の右側に引寄
せられていて、サイドヨーク7aの当り面に接してい
る。レバー3が右傾したこの状態は安定である。
【0006】上記の状態からコイル7に通電し、図8の
レバー3の下から上に向かう方向に磁力線が生じるよう
に電流を流す。この起磁力によって永久磁石9による磁
力線が打消される。またこのとき、レバー3の上端にN
極が生じ、これがサイドヨーク7aの当り面10に現れ
ているN極と反発して、レバー3は図8の左方へ揺動
し、二点鎖線で示す位置に移る。この状態も安定であ
り、電流が流れ続ける限り、レバー3が左方へ倒れた状
態が維持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平3−76767
号および特公平3−78765号のソレノイドはボビン
に巻装したコイルの上部両側または一側に永久磁石を固
定的に配設した構成である。そして、可動部材である可
動鉄心やレバーは、上記ボビン内に揺動自在に配設され
ている。このため、可動鉄心やレバーは、おのずから揺
動角が制限されるという問題がある。また、上記の構成
に伴なって、可動鉄心やレバー,ヨーク,コイル,永久
磁石の相互の構成が複雑であり、製作費がコストアップ
するという欠点がある。さらに、図8に示す構成ではレ
バーを永久磁石と反対側に自己保持させるには、コイル
に通電し続ける必要があり、消電電力が増えるという欠
点があった。
【0008】本発明は上記の欠点を改良した双安定型電
磁石装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る双安定型電磁石装置は、略“E”字状
の側面形状を有するよう中央ヨーク部材およびその両側
に配された側部ヨーク部材とを含むヨークと、上記中央
ヨーク部材に巻装されたコイルと、永久磁石を抱持する
とともに、両側脚部の間を漏洩磁路を有する連結部で連
結した可動鉄心を具備していて、上記脚部の先端を上記
中央ヨーク部材と側部ヨーク部材との間に可動的に侵入
させてなる可動吸着部材とを具備してなることを特徴と
する。
【0010】上記コイルは上記中央ヨーク部材に嵌合し
たボビンに巻装し、上記ボビンに所定の間隔をあけてガ
イド枠を起立設し、上記可動吸着部材を上記ガイド枠に
沿って摺動可能に構成するとよい。
【0011】また、上記ヨークの下部に支軸を設け、こ
の支軸に揺動レバーを枢支、この揺動レバーに上記可能
吸着部材を取付けて構成するとよい。
【0012】
【作用】上記の構成によると、コイルに所定パルスの電
流を通電することにより、中央ヨークの部材と側部ヨー
ク部材とにS極とN極が交互に発生し、各ヨーク部材と
左右位置に移動した可動吸着部材の可動鉄心を流れる磁
束が発生する。可動鉄心枠を流れる永久磁石の磁束と、
コイル印加による磁束の向きが同じとき、またはコイル
の磁束が発生していないときは、可動吸着部材は左また
は右に移動した位置に自己保持される。また、可動鉄心
を流れる永久磁石の磁束と、コイル印加による磁束の向
きが逆になったときは、コイルの磁束が永久磁石の磁束
に打勝って可動吸着部材を反対側に移動させる。このと
き、可動鉄心に形成された漏洩磁路により生じる磁束を
打消すことができ、したがって、電磁石装置は低電圧で
作動できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0014】図1〜図5は第1実施例に係る双安定型電
磁石装置を示す。各図において、ヨーク11は正面から
みて略「E」字形状であって、中央ヨーク部材12とそ
の両側に位置する側部ヨーク部材13,14とが所定の
間隔をおいて配置され、かつ上端が同じ高さにして設け
られており、これらの中央ヨーク部材12と2つの側部
ヨーク部材13,14は、その一端が連結部15により
結合されている。
【0015】中央ヨーク部材12にはコイル16を巻装
するコイルボビン17の筒状部17aが嵌挿される。コ
イルボビン17は、図4に斜視図で示す構成であって、
筒状部17aは、中央ヨーク部材12の外形に合わせて
長方形の角筒形状に構成されており、この筒状部17a
の上下端部に鍔部17b,17cが設けられている。上
部の鍔部12bからは所定間隔をあけて2つのガイド片
17dを一体に立上げている(図4参照)。このガイド
片17dは、中央ヨーク部材12と側部ヨーク部材1
3,14とにより形成される間隔18の両側を塞ぐよう
に配設されていて、カイド片17dと中央ヨーク部材1
2と側部ヨーク部材13,14の上端は略同じ高さに揃
えて設けられている。
【0016】また、図1,図4においてヨーク11の上
端(開放端)側にはコイル16を励磁したときに生じる
磁力により左右に移動する可動吸着部材19が設けられ
る。可動吸着部材19は2つの脚部20aと、左右の脚
部20aの間を結合する連結部20bを有する可動鉄心
枠20と、可動鉄心枠20の内側に抱持される永久磁石
21を有している。この可動鉄心枠20は磁性金属板に
より形成され、かつ連結部20bに漏洩磁路である間隙
22が形成されている。本実施例では、この間隔22を
形成するため可動鉄心枠20は左右の部材に分離されて
おり、したがって、左右に分離された連結部20bの間
はリン錆銅板からなる固定板23を介して一体的に結合
されている。
【0017】また、永久磁石21は、N極とS極が、図
に示すように両側の脚部20aに近接するようにして可
動鉄心枠20の底部に固定されている。
【0018】可動吸着材19は例えば図5に示す作成工
程で構成される。まず、可動鉄心枠20は所定厚の磁性
鋼板24をプレス金型によりコ字形に打抜いて構成され
る(分図a)。磁性鋼板24は板厚の大きなものを一枚
使用してもよいし、図のように薄い板厚の鋼板を複数枚
積層し、一体に固着して構成してもよい。
【0019】つぎに、コ字形の可動鉄心枠20の左右の
脚20aを結合する連結部20bの側面に固定板23を
当てがいスポット溶接により固定する。つづいて、分図
bに示すように可動鉄心枠20の連結部20bにすり割
りを入れて所定幅の間隙22を形成し、漏洩磁路を形成
する。上記の間隙22を形成することにより、可動鉄心
枠20は左右に分離されるが、この分離された左右の部
材は、固定板23で固定されているから、左右がバラバ
ラにはならない。
【0020】上記の構成からなる可動吸着部材19は、
図1,図4に示されるように両側の脚20aを、ヨーク
11の中央ヨーク部材12と、側部ヨーク部材13,1
4の間隔18に可動的に挿入して配置される。そして、
両側の脚20aが、左右に移動して各ヨーク部材12,
13,14の先端側面に接触するとき、ヨーク11と可
動鉄心枠20とによりそれぞれ磁束の向きが逆の閉ルー
プの磁路が形成される。この磁路を通る磁力で吸引され
て、可動吸着部材19は中央ヨーク部材12とその両側
の脚部ヨーク部材13,14との間を移動し、かつ左右
に移動した位置に自己保持される。また、その際、可動
吸着部材19は図4に示すガイド片17dの内側をガイ
ドされて移動し、移動方向と直角の方向にずれることが
ない。
【0021】第1実施例の作用を説明する。
【0022】この電磁石装置は双安定型であって、コイ
ル16に通電されていないときは、可動吸着部材19は
ヨーク11に対して左移動しているか(図1a)、また
は右移動した位置で停止している(図1c)。可動吸着
部材19が図1(a,c)の各位置で安定しているとき
は、各図に示す通り永久磁石21による磁束のみが点線
矢印の通り形成されている。つまり、図aでは可動鉄心
枠20の脚20aと中央ヨーク部材12と、左側ヨーク
部材13とにより閉ループの磁束が形成されていて、可
動吸着部材19はその位置に自己保持されている。図c
では、可動鉄心枠19の脚20bと中央ヨーク部材12
と、右側ヨーク部材14とにより閉ループの磁路が形成
されて、可動吸着部材19はその位置に自己保持され
る。
【0023】さらに、図1と図2,図3を参照して説明
する。可動吸着部材19が図2(a)の位置において、
コイル16に図3に示すt1 〜t5 のパルス幅の電気信
号を通電すると、時点t1 のとき、図2aに示す通り、
中央ヨーク部材12と一側のヨーク部材13と可動鉄心
枠20の両側の脚20aには同極が現れ、互いに反発し
合って、コイル16の磁力は、永久磁石21の磁力に打
勝って可動吸着部材19を図2bの位置に移動させる。
そして期間t2 〜t3 のときは、コイル16は励磁され
ず、永久磁石21の磁力で可動吸着部材19は図2bの
位置に自己保持される。
【0024】また、時点t3 のとき、期間t1 〜t2
は逆方向の通電がされるので図2cに示す通り、中央ヨ
ーク部材12と一側のヨーク部材14と可動鉄心枠20
の両側の脚20aには同極が現れ、互いに反発し合っ
て、コイル16の磁力は、永久磁石21の磁力に打勝っ
て可動吸着部材19を図2dの位置に移動させる。そし
て、パルス電流がt3 〜t4 のときは、コイル16は励
磁されず、永久磁石21の磁力で可動吸着部材19は図
2dの位置に自己保持される。
【0025】上記のように、コイル16にt1 〜t5
パルス電流が流れることにより、可動吸着部材19は左
右に高速で移動し、振動することができる。また、コイ
ル16への電流が停止されたときは、上述のように永久
磁石21の磁力で、可動吸着部材19は、図2(b)ま
たは(d)の位置に自己保持される。このため、自己保
持期間中は通電する必要がないので、消費電力が抑えら
れる。
【0026】また、図1(b)において、永久磁石21
の磁束を打消す方向にコイル16の磁束を形成すると
き、可動鉄心枠20には間隙22により漏洩磁路が形成
されているが、永久磁石による磁束は閉時路である吸着
側にほとんど流れ、吸着力への影響は少ない。しかし、
コイル16により励磁された磁束はほとんどその漏洩磁
路部を通るため、永久磁石による磁束を小さい入力で打
ち消すことができる。つまり、保持力をほとんど弱める
ことなくコイル16に通電する電圧が低電圧であって
も、可動吸着部材19を動作させることができる。ま
た、コイル16の磁束が永久磁石21の矢印方向の磁束
よりも大であれば、可動吸着部材19を移動させること
は十分にできる。上記理由から、間隙22は余り小さい
と磁束漏洩の効果が強く、吸着力(保持力)は低下す
る。逆に間隔22が大きすぎるとコイル16による磁路
が切れるので永久磁石の磁束を打ち消すためのコイル入
力が多く必要となる。したがって、間隙22の幅寸法は
これらを考慮して適切に設定するのがよい。
【0027】図1の可動吸着部材19には、図示を省略
するが、振動子等の従動部材が取付けられる。また、可
動吸着部材19は図示しない支持部材に支持されて移動
すると共に、その際、図4に示されるように、ボビン1
7の上部両側に起立設されたガイド片17dに沿って安
定して移動できる。
【0028】次に、図6を参照して第2実施例を説明す
る。
【0029】この実施例では、可動鉄心枠20の一側面
に固定される固定板25を断面略L字形状に構成し、そ
の直角折曲げ部25aに揺動レバー26の上部折曲げ部
26aがリベット27で固定されている。揺動レバー2
6はヨーク11の側方に沿って垂直に配設されており、
その下端はヨーク11の連結部15の側部に突設した支
軸28に支持されている。その他の構成は第1実施例と
同じである。
【0030】この第2実施例によると、コイル16に所
定パルスの電圧を印加することにより、可動吸着部材1
9を図6aにおいて左右方向に移動させようとする磁力
が作用する。このとき可動吸着部材19は、固定板25
を介して揺動レバー26に一体に取付けられていること
により、この可動吸着部材19と揺動レバー26とは支
軸28を支点として高速で揺動することができる。この
ように、第2実施例によると可動吸着部材19と揺動レ
バー26に適宜の従動子を取付けて、これを例えばアン
クルとガンギ車を有する駆動機構(図示せず)等に適用
することができる。すなわち、上記従動子を上記アンク
ルに連動させてこれを高速で揺動させることにより、所
定の駆動機構を駆動させることができる。
【0031】次に、図7を参照して第3実施例を説明す
る。
【0032】第3実施例では、揺動レバー26と可動吸
着部材19との連結構造が第2実施例と相異している。
すなわち、第3実施例では、揺動レバー26の上端部を
直角に折曲げて第1折曲げ部26bを形成したうえ、第
1折曲げ部26bの先端を再び上方に直角に折曲げて第
2折曲げ部26cを形成している。そして、この第2折
曲げ部26cを左右に分離された可動鉄心枠20の側面
に当てがい固定しており、これにより左右側が一体的に
保持されている。
【0033】この第3実施例によると、揺動レバー26
の上端に一体的に曲げ形成した第2折曲げ部26cが、
第2実施例における固定板25の作用をなしている。し
たがって、第3実施例によると、第2実施例における別
部材としての固定板25が不要となって構成が簡易とな
り、組立工数も少なくできる。
【0034】なお、揺動レバー26と可動吸着部材19
の連結構造その他、各部の構成は実施例に限らず必要に
応じ変更して構わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の双安定型
電磁石装置によると、ヨークと、ヨークに巻装するコイ
ルの励磁によって駆動される可動吸着部材の構成およ
び、これらヨークと可動吸着部材との組立て構成が従来
に比べて著しく簡単で、製作も容易であり、安価に製作
することができる。また、可動吸着部材には直線往復移
動または揺動を行なわせることができ、しかも可動吸着
部材は、他の構成部品によってその移動範囲が規制され
ないから、可動吸着部材の十分な動作角をとることがで
きる。
【0036】さらに、永久磁石により形成される磁束
は、可動鉄心枠に形成した漏洩磁路によって、ほとんど
弱められることなく上記永久磁石の磁束と逆向きに生じ
るコイル印加による弱い磁束で可動吸着部材を移動させ
ることができる。よってコイルに通電する電圧は低電圧
でよく、したがって、低電圧駆動の双安定型電磁石装置
を構成できる。また、コイルボビンと一体に形成したガ
イド片によって可動吸着部材の移動をガイドしているの
で、簡単な構成で可動吸着部材を安定移動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a,b,cは第1実施例の正面説明図で、各分
図は可動吸着部材の異なる移動位置を示している。
【図2】a,b,c,dは、可動吸着部材の移動の順序
とコイルの励磁による磁極の関係を示す説明図である。
【図3】パルス電流の波形を示す図である。
【図4】実施例の分解斜視図である。
【図5】a,bは可動吸着部材の作成工程を示す斜視説
明図である。
【図6】aは第2実施例の正面図,bは側面図,cは分
図aのVI−VI線の断面図である。
【図7】aは第3実施例の正面図,bは側面図,cは分
図aのVII−VII線の断面図である。
【図8】従来例の断面図である。
【符号の説明】
11…ヨーク、12…中央ヨーク部材、13…側部ヨー
ク部材、14…側部ヨーク部材、15…連続部、16…
コイル、17…ボビン、17d…ガイド片、19…可動
吸着部材、20…可動鉄心枠、20a…脚部、20b…
連続部、21…永久磁石、22…間隙、26…揺動レバ
ー、28…支軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略“E”字状の側面形状を有するよう中
    央ヨーク部材およびその両側に配された側部ヨークとを
    含むヨークと、 前記中央ヨーク部材に巻装されたコイルと、 永久磁石を抱持するとともに、両側脚部の間を漏洩磁路
    を有する連結部で連結した可動鉄心を具備していて、前
    記脚部の先端を前記中央ヨーク部材と側部ヨーク部材と
    の間に可動的に侵入させてなる可動吸着部材とを具備し
    てなることを特徴とする双安定型電磁石装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルを前記中央ヨーク部材に嵌合
    したボビンに巻装し、前記ボビンに所定の間隔をあけて
    ガイド枠を起立設し、前記可動吸着部材を前記ガイド枠
    に沿って摺動可能に構成した請求項1記載の双安定型電
    磁石装置。
  3. 【請求項3】 前記ヨークの下部に支軸を設け、この支
    軸に揺動レバーを枢支し、この揺動レバーに前記可動吸
    着部材を取付けた構成を特徴とする請求項1記載の双安
    定型電磁石装置。
JP5003412A 1993-01-12 1993-01-12 双安定型電磁石装置 Pending JPH06215936A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011141975A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電磁石装置および電磁リレー

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JP2011141975A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電磁石装置および電磁リレー

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