JP2019134003A - 電磁石装置及び電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動対象となる複数の装置を制御することができる電磁石装置及び電磁継電器を提供する。【解決手段】電磁石装置10は、励磁コイル14と、第1継鉄11a及び第2継鉄11bと、第1固定子12及び第2固定子12bと、第1可動子13a及び第2可動子13bと、第1磁気回路と、第2磁気回路と、を備える。第1継鉄11a及び第2継鉄11bは励磁コイル14の内側に設けられ、第1固定子12及び第2固定子12bは励磁コイル14の外側に設けられる。第1磁気回路50は、少なくとも第1継鉄11a、第1固定子12a及び第1可動子13aを含む。第2磁気回路51は、少なくとも第2継鉄11b、第2固定子12b及び第2可動子13bを含む。第1継鉄11a及び第1固定子12aと、第2継鉄11b及び第2固定子12bとは、互いに絶縁されている。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に電磁石装置及び電磁継電器に関し、より詳細には励磁コイルの磁束が通る磁気回路を有する電磁石装置及び電磁継電器に関する。
従来、接点装置を駆動する電磁石装置がある(例えば、特許文献1)。特許文献1では、電磁石装置は、励磁コイル(励磁用巻線)に通電することで生じる電磁力によって、可動接触子を移動させて、接点装置が有する固定端子の固定接点に可動接触子の可動接点を接触させる。
特開2014−232668号公報
特許文献1の電磁石装置では、励磁コイル(励磁用巻線)に通電することで、継鉄、固定鉄芯及び可動鉄芯との間で磁気回路が形成され、可動鉄芯が固定鉄芯と磁気結合するように移動する。可動鉄芯が移動するに伴って、可動接触子が移動している。つまり、特許文献1では、1つの電磁石装置が1つの接点装置を駆動させている。
近年、1つの電磁石装置が、複数の接点装置を駆動させることが望まれている。
本開示は上記課題に鑑みてなされ、駆動対象となる複数の装置を制御することができる電磁石装置及び電磁継電器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電磁石装置は、通電により磁束を発生する励磁コイルと、第1継鉄及び第2継鉄と、第1固定コア及び第2固定コアと、第1可動コア及び第2可動コアと、第1磁気回路と、第2磁気回路とを備える。前記第1継鉄及び前記第2継鉄は、前記励磁コイルの内側に設けられている。前記第1固定コア及び前記第2固定コアは、前記励磁コイルの外側に設けられている。前記第1可動コアは、前記励磁コイルの通電に応じて、前記第1固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。前記第2可動コアは、前記励磁コイルの通電に応じて、前記第2固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。前記第1磁気回路は、少なくとも前記第1継鉄、前記第1固定コア及び前記第1可動コアを含む、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る。前記第2磁気回路は、少なくとも前記第2継鉄、前記第2固定コア及び前記第2可動コアを含む、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る。前記第1継鉄及び前記第1固定コアと、前記第2継鉄及び前記第2固定コアとは、互いに絶縁されている。
本開示の一態様に係る電磁継電器は、前記電磁石装置と、第1固定接点と、第2固定接点と、第1可動接点と、第2可動接点とを備える。前記第1可動接点は、前記第1可動コアの移動に応じて、前記第1固定接点に接触する閉位置と前記第1固定接点から離れる開位置との間で移動する。前記第2可動接点は、前記第2可動コアの移動に応じて、前記第2固定接点に接触する閉位置と前記第2固定接点から離れる開位置との間で移動する。
本開示によると、駆動対象となる複数の装置を制御することができる。
図1は、実施形態1に係る電磁継電器の断面図である。 図2は、同上の電磁継電器の斜視図である。 図3は、同上の電磁継電器の別の断面図である。 図4は、第1継鉄及び第2継鉄におけるかしめ結合を説明する図である。 図5は、変形例1に係る電磁継電器の断面図である。 図6は、変形例2に係る電磁継電器の断面図である。 図7Aは、変形例3に係る電磁継電器における第1継鉄上板と第1L字継鉄の組み合わせ例、及び第1継鉄上板と第1L字継鉄の組み合わせ例を説明する図である。図7B〜図7Cは、変形例3に係る別例として第1継鉄及び第2継鉄に対して補強部材を設けた場合の例を説明する図である。 図8Aは、変形例4に係る電磁継電器における第1継鉄上板と第1L字継鉄の組み合わせ例、及び第1継鉄上板と第1L字継鉄の組み合わせ例を説明する図である。図8B〜図8Cは、図8Aの電磁継電器における第1継鉄及び第2継鉄に加わるモーメントを説明する図である。 図9は、変形例5に係る電磁継電器の断面図である。 図10は、実施形態2に係る電磁継電器の断面図である。 図11は、変形例におけるヒンジタイプの電磁石装置の概念を説明する図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されることなく、この実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態及び変形例において、説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態1)
本実施形態に係る接点装置1及び電磁継電器100について、図1〜図4を用いて説明する。
(1)構成
(1.1)全体構成
本実施形態に係る電磁継電器100は、2つの接点装置1と、1つの電磁石装置10とを備えている(図2参照)。なお、以下の説明において、2つの接点装置1を区別する場合には、接点装置1a,1bと記載する。
各接点装置1は、一対の固定端子31,32と、可動接触子8とを有する(図1参照)。各固定端子31,32は、固定接点311,321を保持する(図3参照)。可動接触子8は、一対の可動接点81,82を保持する(図3参照)。接点装置1aの固定接点311,321が本開示の第1可動接点に、接点装置1bの固定接点311,321が本開示の第2可動接点に、それぞれ相当する。
電磁石装置10は、第1可動子13a(第1可動コア)、第2可動子13b(第2可動コア)及び励磁コイル14を有している(図1参照)。電磁石装置10は、励磁コイル14への通電時に励磁コイル14で生じる磁界によって第1可動子13a及び第2可動子13bを吸引する。第1可動子13a及び第2可動子13bの吸引に伴って、接点装置1a,1bのそれぞれの可動接触子8が開位置から閉位置に移動する。本開示でいう「開位置」は、可動接点81,82が固定接点311,321から離れるときの可動接触子8の位置である。本開示でいう「閉位置」は、可動接点81,82が固定接点311,321に接触するときの可動接触子8の位置である。
また、本実施形態では、第1可動子13aは、直線L1上に配置され、直線L1に沿って直進往復移動するように構成されている。第2可動子13bは、直線L2上に配置され、直線L2に沿って直進往復移動するように構成されている。
本実施形態では、2つの接点装置1が、図1に示すように電磁石装置10と共に電磁継電器100を構成する場合を例として説明する。ただし、各接点装置1は、電磁継電器100に限らず、例えばブレーカ(遮断器)又はスイッチ等に用いられていてもよい。本実施形態においては、電磁継電器100が電気自動車に搭載される場合を例とする。この場合において、走行用のバッテリから負荷(例えば、インバータ)への直流電力の供給路上に、接点装置1(固定端子31,32)が電気的に接続される。
(1.2)接点装置
次に、各接点装置1の構成について説明する。接点装置1aと接点装置1bとは同じ構成であるので、ここでは、接点装置1aの構成について説明する。
接点装置1aは、図1、図3に示すように、一対の固定端子31,32、可動接触子8、筐体4及びフランジ5を備える。接点装置1aは、更に、第1ヨーク6、第2ヨーク7及び絶縁板41を備える。固定端子31は固定接点311を、固定端子32は固定接点321を、それぞれ保持している。可動接触子8は、導電性を有する金属材料からなる板状の部材である。可動接触子8は、一対の固定接点311,321に対向して配置された一対の可動接点81,82を保持している。
以下では、説明のために固定接点311,321と可動接点81,82との対向方向を上下方向と定義し、可動接点81,82から見て固定接点311,321側を上方と定義する。更に、一対の固定端子31,32(一対の固定接点311,321)の並んでいる方向を前後方向と定義し、固定端子32から見て固定端子31側を前方と定義する。また、以下では、上下方向及び前後方向の両方に直交する方向を、左右方向として説明する。つまり、以下では、図1の上下左右を上下左右として説明する。ただし、これらの方向は各接点装置1及び電磁継電器100の使用形態を限定する趣旨ではない。
固定接点311は固定端子31の下端部(一端部)に保持されており、固定接点321は固定端子32の下端部(一端部)に保持されている。
一対の固定端子31,32は、前後方向に並ぶように配置されている(図1参照)。一対の固定端子31,32の各々は、導電性の金属材料からなる。一対の固定端子31,32は、一対の固定接点311,321に外部回路(バッテリ及び負荷)を接続するための端子として機能する。本実施形態では、一例として銅(Cu)で形成された固定端子31,32を用いることとするが、固定端子31,32を銅製に限定する趣旨ではなく、固定端子31,32は銅以外の導電性材料で形成されていてもよい。
一対の固定端子31,32の各々は、上下方向に直交する平面内での断面形状が円形状となる円柱状に形成されている。ここでは、一対の固定端子31,32の各々は、上端部(他端部)側の径が下端部(一端部)側の径よりも大きく、正面視がT字状となるように構成されている。一対の固定端子31,32は、筐体4の上面から一部(他端部)が突出した状態で、筐体4に保持される。具体的には、一対の固定端子31,32の各々は、筐体4の上壁に形成されている開口孔を貫通した状態で、筐体4に固定されている。
可動接触子8は、上下方向に厚みを有し、かつ左右方向よりも前後方向に長い板状に形成されている。可動接触子8は、その長手方向(前後方向)の両端部を一対の固定接点311,321に対向させるように、一対の固定端子31,32の下方に配置されている(図3参照)。可動接触子8のうち、一対の固定接点311,321に対向する部位には、一対の可動接点81,82が設けられている(図3参照)。
可動接触子8は、筐体4に収納されている。可動接触子8は、筐体4の下方に配置された電磁石装置10によって上下方向に移動する。これにより、可動接触子8は、閉位置と開位置との間で移動することになる。図1は、可動接触子8が閉位置に位置する状態を示しており、この状態では、可動接触子8に保持されている一対の可動接点81,82が、それぞれ対応する固定接点311,321に接触する。一方、可動接触子8が開位置に位置する状態では、可動接触子8に保持されている一対の可動接点81,82が、それぞれ対応する固定接点311,321から離れる。
したがって、可動接触子8が閉位置にあるとき、一対の固定端子31,32間は可動接触子8を介して短絡する。すなわち、可動接触子8が閉位置にあれば、可動接点81,82が固定接点311,321に接触するので、固定端子31は、固定接点311、可動接点81、可動接触子8、可動接点82及び固定接点321を介して、固定端子32と電気的に接続される。そのため、バッテリ及び負荷の一方に固定端子31が電気的に接続され、他方に固定端子32が電気的に接続されていれば、可動接触子8が閉位置にあるときに、接点装置1aはバッテリから負荷への直流電力の供給路を形成する。
ここで、可動接点81,82は、可動接触子8に保持されていればよい。そのため、可動接点81,82は、可動接触子8の一部が打ち出されるなどして可動接触子8と一体に構成されていてもよいし、可動接触子8とは別部材からなり、例えば溶接等により、可動接触子8に固定されていてもよい。同様に、固定接点311,321は、固定端子31,32に保持されていればよい。そのため、固定接点311,321は、固定端子31,32と一体に構成されていてもよいし、固定端子31,32とは別部材からなり、例えば溶接等により、固定端子31,32に固定されていてもよい。
可動接触子8は、中央部位に貫通孔83を有している。本実施形態では、貫通孔83は、可動接触子8における一対の可動接点81,82の中間に形成されている。貫通孔83は、可動接触子8を厚み方向(上下方向)に貫通している。貫通孔83は、後述する第1シャフト15aを通すための孔である。なお、接点装置1bの可動接触子8の貫通孔83は、後述する第2シャフト15bを通すための孔である。
第1ヨーク6は、磁性体であって、例えば、鉄等の金属材料で形成されている。第1ヨーク6は、第1シャフト15aの先端部(上端部)に固定されている。第1シャフト15aは、可動接触子8の貫通孔83を通して可動接触子8を貫通しており、第1シャフト15aの先端部(上端部)は、可動接触子8の上面から上方に突出する。そのため、第1ヨーク6は、可動接触子8の上方に位置する(図1、図3参照)。
第2ヨーク7は、磁性体であって、例えば、鉄等の金属材料で形成されている。第2ヨーク7は、可動接触子8の下面に固定されている(図1、図3参照)。これにより、第2ヨーク7は、可動接触子8の上下方向の移動に伴って上下方向に移動する。
第2ヨーク7は、中央部位に貫通孔71を有している。本実施形態では、貫通孔71は、可動接触子8の貫通孔83に対応する位置に形成されている。貫通孔71は、第2ヨーク7を厚み方向(上下方向)に貫通している。貫通孔71は、第1シャフト15a及び後述する第1接圧ばね17aを通すための孔である。なお、接点装置1bの第2ヨーク7の貫通孔71は、第2シャフト15b及び後述する第2接圧ばね17bを通すための孔である。
このような形状によれば、可動接触子8を電流が流れた場合には、第1ヨーク6及び第2ヨーク7で形成される磁路を通る磁束が生じる。その結果、第1ヨーク6と第2ヨーク7との間に吸引力が作用する。
筐体4は、例えば酸化アルミニウム(アルミナ)等のセラミック製である。筐体4は、左右方向よりも前後方向に長い中空の直方体状(図2参照)に形成されている。筐体4の下面は開口している。筐体4は、一対の固定接点311,321と、可動接触子8と、第1ヨーク6と、第2ヨーク7と、を収容する。筐体4の上面には、一対の固定端子31,32を通すための一対の開口孔が形成されている。一対の開口孔は、それぞれ円形状に形成されており、筐体4の上壁を厚み方向(上下方向)に貫通している。一方の開口孔には固定端子31が通され、他方の開口孔には固定端子32が通されている。一対の固定端子31,32と筐体4とは、ろう付けによって結合される。
筐体4は、一対の固定接点311,321と、可動接触子8とを収容する箱状に形成されていればよく、本実施形態のような中空の直方体状に限らず、例えば中空の楕円筒状や、中空の多角柱状などであってもよい。つまり、ここでいう箱状は、内部に一対の固定接点311,321と、可動接触子8とを収容する空間を有する形状全般を意味しており、直方体状に限定する趣旨ではない。筐体4は、セラミック製に限らず、例えば、ガラス又は樹脂等の絶縁材料にて形成されていてもよいし、金属製であってもよい。筐体4は、磁気により磁性体とならない非磁性材料からなることが好ましい。
フランジ5は、非磁性の金属材料で形成されている。非磁性の金属材料は、例えば、SUS304等のオーステナイト系ステンレスである。フランジ5は、前後方向に長い中空の直方体状に形成されている。フランジ5の上面及び下面は開口している。フランジ5は、筐体4と電磁石装置10との間に配置される(図1〜図3参照)。フランジ5は、筐体4、及び後述する電磁石装置10の第1継鉄上板111aに対して気密接合されている。これにより、筐体4、フランジ5及び第1継鉄上板111aで囲まれた接点装置1の内部空間を、気密空間とすることができる。フランジ5は、非磁性でなくともよく、例えば、42アロイ等の鉄を主成分とする合金であってもよい。
絶縁板41は、合成樹脂製であって電気絶縁性を有する。絶縁板41は、矩形板状に形成されている。絶縁板41は、可動接触子8の下方に位置し、可動接触子8と電磁石装置10との間を電気的に絶縁する。絶縁板41は、中央部位に貫通孔42を有している。本実施形態では、貫通孔42は、可動接触子8の貫通孔83に対応する位置に形成されている。貫通孔42は、絶縁板41を厚み方向(上下方向)に貫通している。貫通孔42は、第1シャフト15aを通すための孔である。なお、接点装置1bの絶縁板41の貫通孔42は、第2シャフト15bを通すための孔である。
(1.3)電磁石装置
次に、電磁石装置10の構成について説明する。
電磁石装置10は、2つの接点装置1のそれぞれが有する可動接触子8の下方に配置される。電磁石装置10は、図1に示すように、第1固定子12a(第1固定コア)と、第2固定子12b(第2固定コア)と、第1可動子13aと、第2可動子13bと、励磁コイル14と、を有している。
電磁石装置10は、励磁コイル14への通電時に励磁コイル14で生じる磁界によって第1固定子12aに第1可動子13aを、第2固定子12bに第2可動子13bをそれぞれ吸引し、第1可動子13a及び第2可動子13bを上方に移動させる。
ここでは、電磁石装置10は、更に、第1継鉄11aと、第2継鉄11bと、第1シャフト15aと、第2シャフト15bと、第1接圧ばね17aと、第2接圧ばね17bと、第1復帰ばね18aと、第2復帰ばね18bと、コイルボビン19と、を有している。電磁石装置10は、更に、第1ブッシュ20aと、第2ブッシュ20bと、第1プランジャキャップ21aと、第2プランジャキャップ21bと、を有している。
第1継鉄11aは第1継鉄上板111aを、第2継鉄11bは第2継鉄上板111bを、それぞれ有している。
第1固定子12aは、第1継鉄上板111aの下面中央部から下方に突出する形の円筒状に形成された固定鉄芯である。第1固定子12aの上端部は第1継鉄上板111aに固定されている。
第2固定子12bは、第2継鉄上板111bの下面中央部から下方に突出する形の円筒状に形成された固定鉄芯である。第2固定子12bの上端部は第2継鉄上板111bに固定されている。
第1可動子13aは、円柱状に形成された可動鉄芯である。第1可動子13aは、第1固定子12aの下方において、その上端面を第1固定子12aの下端面に対向させるように配置されている。第1可動子13aは、上下方向に移動可能に構成されている。第1可動子13aは、その上端面が第1固定子12aの下端面に接触した励磁位置(図1、図3参照)と、その上端面が第1固定子12aの下端面から離れた非励磁位置との間で移動する。第1可動子13aは、励磁コイル14の通電に応じて、第1固定子12aとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。具体的には、第1可動子13aは、励磁コイル14の通電に応じて、上方向に移動する。
第2可動子13bは、円柱状に形成された可動鉄芯である。第2可動子13bは、第2固定子12bの下方において、その上端面を第2固定子12bの下端面に対向させるように配置されている。第2可動子13bは、上下方向に移動可能に構成されている。第2可動子13bは、その上端面が第2固定子12bの下端面に接触した励磁位置(図1参照)と、その上端面が第2固定子12bの下端面から離れた非励磁位置との間で移動する。第2可動子13bは、励磁コイル14の通電に応じて、第2固定子12bとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。具体的には、第2可動子13bは、励磁コイル14の通電に応じて、上方向に移動する。
励磁コイル14は、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで筐体4の下方に配置されている。励磁コイル14の内側に、第1継鉄11aの一部及び第2継鉄11bの一部が配置されている。
励磁コイル14は、第1コイル141と第2コイル142とを有している。第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へと移動する、つまり接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際に、第1コイル141及び第2コイル142に通電される。第1可動子13a及び第2可動子13bが励磁位置での状態を保持する、つまり接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が閉位置の状態を保持する際に、第1コイル141と第2コイル142との少なくともいずれか一方に通電される。例えば、第1コイル141を通電し、第2コイル142を非通電とすることができる。本実施形態では、第1コイル141と、第2コイル142の軸は同一である。第1コイル141は、第2コイル142の内側に配置されている。
第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aとL字形状の第1L字継鉄112aとを有している。第1L字継鉄112aは、2つのかしめ部113aにて第1継鉄上板111aとかしめ結合されている。第1L字継鉄112aにおいて上下方向に延びる部位は、励磁コイル14の内側、特に第1コイル141の内側に配置されている。第1継鉄11aは、第1固定子12a及び第1可動子13aと共に、励磁コイル14の通電時に生じる磁束が通る第1磁気回路50を形成する。そのため、第1継鉄11aと第1固定子12aと第1可動子13aとはいずれも磁性材料から形成されている。第1継鉄上板111aは、第1継鉄11aの一部を構成している。言い換えると、第1継鉄11aの少なくとも一部(第1継鉄上板111a)は、励磁コイル14と接点装置1aの可動接触子8との間に位置する。第1継鉄上板111aは、ステンレス鋼材(SUS430)で形成されており、接点装置1aのフランジ5と溶接により結合される。第1L字継鉄112aは、鋼板(SPCC)で形成されている。
第2継鉄11bは、第2継鉄上板111bとL字状の第2L字継鉄112bとを有している。第2L字継鉄112bは、2つのかしめ部113bにて第2継鉄上板111bとかしめ結合されている。第2L字継鉄112bにおいて上下方向に延びる部位は、励磁コイル14の内側、特に第1コイル141の内側に配置されている。第2継鉄11bは、第2固定子12b及び第2可動子13bと共に、励磁コイル14の通電時に生じる磁束が通る第2磁気回路51を形成する。そのため、第2継鉄11bと第2固定子12bと第2可動子13bとはいずれも磁性材料から形成されている。第2継鉄上板111bは、第2継鉄11bの一部を構成している。言い換えると、第2継鉄11bの少なくとも一部(第2継鉄上板111b)は、励磁コイル14と接点装置1bの可動接触子8との間に位置する。第1継鉄上板111aは、ステンレス鋼材(SUS430)で形成されており、接点装置1bのフランジ5と溶接により結合される。第2L字継鉄112bは、鋼板(SPCC)で形成されている。
本実施形態では、励磁コイル14が発生する磁束のうち第1継鉄11aを通る磁束が、実質的に第1固定子12aと第1可動子13aとの間を通り、及び励磁コイル14が発生する磁束のうち第2継鉄11bを通る磁束が、実質的に第2固定子12bと第2可動子13bと間を通るように、第1磁気回路50及び第2磁気回路51は構成されている。例えば、励磁コイル14が発生する磁束のうち第1継鉄11aを通る磁束の90%以上、好ましくは95%以上が、第1固定子12aと第1可動子13aとの間を通り、励磁コイル14が発生する磁束のうち第2継鉄11bを通る磁束の90%以上、好ましくは95%以上が、第2固定子12bと第2可動子13bとの間を通るように、第1継鉄11aと第2継鉄11bが設けられている。なお、これらの数値は一例であり、これらの数値に限定する趣旨ではない。
第1接圧ばね17aは、接点装置1aの可動接触子8の下面と接点装置1aの絶縁板41の上面との間に配置されている。第1接圧ばね17aは、接点装置1aの可動接触子8を上方へと付勢するコイルばねである(図1参照)。
第2接圧ばね17bは、接点装置1bの可動接触子8の下面と接点装置1bの絶縁板41の上面との間に配置されている。第2接圧ばね17bは、接点装置1bの可動接触子8を上方へと付勢するコイルばねである(図1参照)。
第1復帰ばね18aは、少なくとも一部が第1固定子12aの内側に配置されている。第1復帰ばね18aは、第1可動子13aを下方(非励磁位置)へ付勢するコイルばねである。第1復帰ばね18aの一端は第1可動子13aの上端面に接続され、第1復帰ばね18aの他端は第1継鉄上板111aを貫通している(図1参照)。
第2復帰ばね18bは、少なくとも一部が第2固定子12bの内側に配置されている。第2復帰ばね18bは、第2可動子13bを下方(非励磁位置)へ付勢するコイルばねである。第2復帰ばね18bの一端は第2可動子13bの上端面に接続され、第2復帰ばね18bの他端は第2継鉄上板111bを貫通している(図1参照)。
第1シャフト15aは、非磁性材料からなる。第1シャフト15aは、上下方向に延びた丸棒状に形成されている。第1シャフト15aは、電磁石装置10で発生した駆動力を、電磁石装置10の上方に設けられている接点装置1aへ伝達する。第1シャフト15aは、第1接圧ばね17aの内側、第1継鉄上板111aの中央部に形成された貫通孔、第1固定子12aの内側、及び第1復帰ばね18aの内側を通って、その下端部が第1可動子13aに固定されている。第1シャフト15aの上端部には、接点装置1aの第1ヨーク6が固定されている。
第2シャフト15bは、非磁性材料からなる。第2シャフト15bは、上下方向に延びた丸棒状に形成されている。第2シャフト15bは、電磁石装置10で発生した駆動力を、電磁石装置10の上方に設けられている接点装置1bへ伝達する。第2シャフト15bは、第2接圧ばね17bの内側、第2継鉄上板111bの中央部に形成された貫通孔、第2固定子12bの内側、及び第2復帰ばね18bの内側を通って、その下端部が第2可動子13bに固定されている。第2シャフト15bの上端部には、接点装置1bの第1ヨーク6が固定されている。
コイルボビン19は、合成樹脂製であって励磁コイル14(第1コイル141、第2コイル142)が巻き付けられている。コイルボビン19は、励磁コイル14の巻軸となる部位である軸部19aを有する。軸部19aの上下方向における両端には、凹凸部190、195が設けられている。具体的には、軸部19aの上方向の端部には、複数の凸部191と複数の凹部192とが、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向に設けられている。これにより、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向において、凹凸部190が形成されている。軸部19aの下方向の端部には、複数の凸部196と複数の凹部197とが、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向に設けられている。これにより、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向において、凹凸部195が形成されている。コイルボビン19は、軸部19aの上端部から前方向に延びる面部19bと、後方向に延びる面部19cとを有する。面部19bに第1継鉄上板111aが、面部19cに第2継鉄上板111bがそれぞれ配置されている。凹凸部190は、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bとの間に設けられている。コイルボビン19は、軸部19aの下端部から前方向に延びる面部19dと、後方向に延びる面部19eとを有する。面部19dに第1L字継鉄112aの一部が、面部19eに第2L字継鉄112bの一部がそれぞれ配置されている。つまり、凹凸部195は、第1L字継鉄112aと第2L字継鉄112bとの間に設けられている。凹凸部190,195は、本開示の絶縁部材に相当する。
これにより、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間には、合成樹脂製のコイルボビン19、つまり絶縁性のコイルボビン19によって区切られているので、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の絶縁性を保つことができる。また、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間に凹凸部190,195を設けることで、沿面距離を大きくしているので、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の絶縁性を高くすることができる。
第1プランジャキャップ21aは、円筒形に形成されている。第1プランジャキャップ21aは、第1固定子12a及び第1可動子13aを収納し、第1可動子13aの移動方向を上下に規制する。
第2プランジャキャップ21bは、円筒形に形成されている。第2プランジャキャップ21bは、第2固定子12b及び第2可動子13bを収納し、第2可動子13bの移動方向を上下に規制する。
第1ブッシュ20aは、円筒形に形成されている。第1ブッシュ20aは、第1ブッシュ20aの円筒の軸が励磁コイル14の軸に沿うように、コイルボビン19の面部19dに配置されている。第1ブッシュ20aは、第1プランジャキャップ21aの下方の部位を収納する。
第2ブッシュ20bは、円筒形に形成されている。第2ブッシュ20bは、第2ブッシュ20bの円筒の軸が励磁コイル14の軸に沿うように、コイルボビン19の面部19eに配置されている。第2ブッシュ20bは、第2プランジャキャップ21bの下方の部位を収納する。
この構成により、電磁石装置10で発生した駆動力で第1可動子13a及び第2可動子13bが上下方向に移動するのに伴い、接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8が上下方向に移動する。
(2)動作
次に、上述した構成の接点装置1a,1b及び電磁石装置10を備えた電磁継電器100の動作について簡単に説明する。
励磁コイル14に通電されていないとき(非通電時)には、第1可動子13aと第1固定子12aとの間に磁気吸引力が生じないため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力によって非励磁位置に位置する。このとき、第1シャフト15aは、接圧ばね17aのばね力に抗って、下方に引き下げられている。接点装置1aの可動接触子8は、第1シャフト15aにて上方への移動が規制される。これにより、接点装置1aの可動接触子8は、その可動範囲における下端位置である開位置に位置する。そのため、接点装置1aの可動接点81,82は接点装置1aの固定接点311,321から離れることになり、接点装置1aは開状態となる。この状態では、接点装置1aの固定端子31,32間は非導通である。
励磁コイル14に通電されていないとき(非通電時)には、第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じないため、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力によって非励磁位置に位置する。このとき、第2シャフト15bは、接圧ばね17bのばね力に抗って、下方に引き下げられている。接点装置1bの可動接触子8は、第2シャフト15bにて上方への移動が規制される。これにより、接点装置1bの可動接触子8は、その可動範囲における下端位置である開位置に位置する。そのため、接点装置1bの可動接点81,82は接点装置1bの固定接点311,321から離れることになり、接点装置1bは開状態となる。この状態では、接点装置1bの固定端子31,32間は非導通である。
一方、第1コイル141及び第2コイル142に通電されると、第1可動子13aと第1固定子12aとの間及び第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じる。そのため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力に抗して上方に、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力に抗して上方に、それぞれ引き寄せられ励磁位置に移動する。このとき、第1シャフト15aが上方に押し上げられるため、接点装置1aの可動接触子8は、第1シャフト15aによる上方への移動規制が解除される。同様に、第2シャフト15bが上方に押し上げられるため、接点装置1bの可動接触子8は、第2シャフト15bによる上方への移動規制が解除される。
そして、第1接圧ばね17aが接点装置1aの可動接触子8を上方に付勢することで、接点装置1aの可動接触子8は、その可動範囲における上端位置である閉位置に移動する。そのため、接点装置1aの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1aは閉状態となる。この状態では、接点装置1aは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。同様に、第2接圧ばね17bが接点装置1bの可動接触子8を上方に付勢することで、接点装置1bの可動接触子8は、その可動範囲における上端位置である閉位置に移動する。そのため、接点装置1bの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1bは閉状態となる。この状態では、接点装置1bは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。
その後、通電を第1コイル141及び第2コイル142から第1コイル141と第2コイル142との少なくともいずれか一方のコイル(例えば第1コイル141)に外部からの制御で切り替えることで、接点装置1a、1bの閉状態は保持される。
このように、電磁石装置10は、励磁コイル14の通電状態の切り替えにより第1可動子13a及び第2可動子13bに作用する吸引力を制御し、第1可動子13a及び第2可動子13bを上下方向に移動させることにより、接点装置1a,1bの開状態と閉状態とを切り替えるための駆動力を発生する。
(3)利点
電磁石装置10は、励磁コイル14の内側に第1継鉄11a及び第2継鉄11bを設け、励磁コイル14の外側に第1固定子12a、第2固定子12b、第1可動子13a及び第2可動子13bを備える。これにより、1つの電磁石装置10において、2つの可動子(第1可動子13a、第2可動子13b)を可動させることできる。つまり、1つの電磁石装置10は、2つの接点装置1を駆動させることができる。
第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間に絶縁部材(凹凸部190,195)を設けているので、第1可動子13a及び第2可動子13bを可動させる場合であっても絶縁性を保つことができる。
接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動させるには、第1復帰ばね18a及び第2復帰ばね18bを押し上げる力が必要となる。そのため、コイルに大きな電流を投入する必要がある。一方、接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方を開位置から閉位置へと移動させるために必要とする電流よりも小さい電流で、可動接触子8を閉位置の状態で保持させることができる。本実施形態では、励磁コイル14は、第1コイル141と第2コイル142とを有している。接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方を開位置から閉位置へと移動させるために、第1コイル141と第2コイル142とに電流を投入し、双方の可動接触子8を閉位置の状態で保持させるために、例えば第1コイル141のみに電流を投入している。第1コイル141のみに流れる電流の量は、第1コイル141と第2コイル142とに流れる電流の量よりも少ない。つまり、投入する電流を第1コイル141と第2コイル142との双方から第1コイル141に切り替えることで、消費電流を低減することができる。
(4)変形例
以下、実施形態1の変形例について述べる。以下、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)変形例1
実施形態1では、第1継鉄上板111a及び第2継鉄上板111bは、磁性体のステンレス鋼材(SUS430)で形成される構成としたが、この構成に限定されない。
第1継鉄上板111aの一部及び第2継鉄上板111bの一部が、ステンレス鋼材(SUS430)で形成されてもよい。例えば、第1継鉄上板111aは、接点装置1aが結合される部位である第1部位150aと、残りの部位である第2部位151aとを有する。第1部位150aは、ステンレス鋼材(SUS430)で形成される。第1部位150aは、接点装置1aのフランジ5と溶接により結合される。第2部位151aは、第1L字継鉄112aと同一の部材(例えば、磁性体のSPCC)で形成される。第2継鉄上板111bは、接点装置1bが結合される部位である第1部位150bと、残りの部位である第2部位151bとを有する。第1部位150bは、ステンレス鋼材(SUS430)で形成される。第1部位150bは、接点装置1bのフランジ5と溶接により結合される。第2部位151bは、第2L字継鉄112bと同一の部材(例えば、SPCC)で形成される。
ステンレス鋼材(SUS430)は、溶接による機械的結合力が安定している。鋼板(SPCC)は、ステンレス鋼材(SUS430)よりも透磁率が大きいため磁気効率が高い。そこで、ステンレス鋼材(SUS430)で形成された第1部位150aと接点装置1aのフランジ5とを溶接により結合することで、第1継鉄上板111aと接点装置1aとは、確実に結合される。更に、第2部位151aと第1L字継鉄112aとを同一の部材で形成することで、磁気効率をより高めることができる。また、ステンレス鋼材(SUS430)で形成された第1部位150bと接点装置1bのフランジ5とを溶接により結合することで、第2継鉄上板111bと接点装置1bとは、確実に結合される。更に、第2部位151bと第2L字継鉄112bとを同一の部材で形成することで、磁気効率をより高めることができる。
(4.2)変形例2
実施形態1において、励磁コイル14は、第1コイル141と第2コイル142とを有し、第1コイル141は第2コイル142の内側に配置される構成としたが、この構成に限定されない。
第1コイル141は、第2コイル142の外側に配置される構成であってもよい。
または、第1コイル141と第2コイル142とは、上下方向に並ぶように配置されてもよい。例えば、第1コイル141の上方に第2コイル142が位置するように、第1コイル141と第2コイル142とを上下方向に並ぶように配置されてもよい(図6参照)。なお、第1コイル141と第2コイル142との配置位置は、上下逆であってもよい。
(4.3)変形例3
第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとは、2つのかしめ部113aでかしめ結合される構成としたが、この構成に限定されない。
第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとは、3つ以上のかしめ部でかしめ結合されてもよい。第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとにおいても同様に、3つ以上のかしめ部でかしめ結合されてもよい。
第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとは、圧入によって結合されてもよい。例えば、第1継鉄上板111aの開口部111cに第1L字継鉄112aの上端部を圧入することで、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aは結合される(図7A参照)。第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとにおいても同様に、圧入によって結合されてもよい。
これらの構成によると、磁気ギャップを低減することができる。
または、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとの結合部位に、補強部材を設けてもよい。例えば、第1継鉄11aと励磁コイル14との間に、補強部材200を配置して、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとの結合を補強してもよい(図7B参照)。別の例として、第1継鉄11aとコイルボビン19との間に、補強部材201を配置して、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとの結合を補強してもよい(図7C参照)。第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとにおいても同様に、第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとの結合部位に、補強部材200又は補強部材201を設けてもよい。または、第1継鉄11a及び第2継鉄11bに、補強部材200及び補強部材201の双方を設けてもよい。
第1継鉄上板111a及び第2継鉄上板111bは、一端を固定支持し、他端を自由にした状態片持ち構造となっている。第1固定子12aと第1可動子13aとが磁気結合を繰り返すことにより、第1継鉄上板111aの他端が撓んで第1継鉄上板111aが変形する可能性がある。同様に、第2固定子12bと第2可動子13bとが磁気結合を繰り返すことにより、第2継鉄上板111bの他端が撓んで第2継鉄上板111bが変形する可能性がある。そこで、第1継鉄11a及び第2継鉄11bに対して補強部材を設けることで、片持ち構造の変形を低減することができる。また、第1継鉄11a及び第2継鉄11bに対して補強部材を設けることで、第1継鉄11aを含む第1磁気回路50及び第2継鉄11bを含む第2磁気回路51における磁気飽和を低減することもできる。
(4.4)変形例4
第1継鉄上板111aは第1L字継鉄112aの上部に配置される構成としたが、この構成に限定されない。
第1継鉄上板111aは、第1L字継鉄112aの下部に配置される構成であってもよい。この場合、図8Aに示すように、第1L字継鉄112aは、第1L字継鉄112aを正面視した場合に逆L字となるように配置、つまり実施形態1とは上下反対となるように配置される。第1L字継鉄112aの下端部と、第1継鉄上板111aとを結合する。
第1継鉄上板111aが第1L字継鉄112aの上部に配置される場合、上述したように、第1継鉄上板111aは片持ち構造となっている。そのため、第1固定子12aと第1可動子13aとの磁気結合時に、第1継鉄上板111aの固定支持されていない端部には、下向きに力F1が生じる。このとき、片持ち構造の変形に影響する力は、かしめ結合された部位P1(固定支持された端部)を中心とした回転モーメントである。第1継鉄上板111aが第1L字継鉄112aの上部に配置される場合において、かしめ結合された部位P1を中心とした回転モーメントは、F1そのものとなる。
一方、第1継鉄上板111aが第1L字継鉄112aの下部に配置される場合、第1L字継鉄112aの固定支持されていない端部においても、第1固定子12aと第1可動子13aとの磁気結合時には下向きに力F1が生じる。このとき、片持ち構造の変形に影響する力は、かしめ結合された部位P2(固定支持された端部)を中心とした回転モーメントである。第1継鉄上板111aが第1L字継鉄112aの下部に配置される場合において、かしめ結合された部位P2を中心としたモーメントは、F1のうち部位P2を中心とする円の接線方向の力F2となる。力F2は、力F1の分力であるので、力F1よりも小さい。
そのため、第1継鉄上板111aが第1L字継鉄112aの下部に配置される場合は、上部に配置される場合に比べて、第1継鉄11aにおける片持ち構造の変形を低減することができる。
また、第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとにおいても同様に、第2継鉄上板111bは、第2L字継鉄112bの下部に配置される構成であってもよい。この場合も、第2継鉄11bにおける片持ち構造の変形を低減することができる。
(4.5)変形例5
第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとがかしめ結合されて形成される構成としたが、この構成に限定されない。
第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとを一体化した形状であってもよい。この場合、第1継鉄11aは、励磁コイル14の軸方向に沿った第1片115aと、第1片115aの一端から軸方向に直交する方向に突出する第2片116aと、第1片115aの他端から軸方向に直交する方向に突出する第3片117aとで一体形成されている(図9参照)。ここで、上述した第1継鉄上板111aに相当する第2片116aは、変形例1で説明した第1部位150aと第2部位151aとを有することが好ましい。
更に、第2継鉄11bは、第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとを一体化した形状であってもよい。この場合、第2継鉄11bは、励磁コイル14の軸方向に沿った第1片115bと、第1片115bの一端から軸方向に直交する方向に突出する第2片116bと、第1片115bの他端から軸方向に直交する方向に突出する第3片117bとで一体形成されている(図9参照)。ここで、上述した第2継鉄上板111bに相当する第2片116bは、変形例1で説明した第1部位150bと第2部位151bとを有することが好ましい。
第1継鉄11aを、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄112aとを一体化した形状とすることで、かしめ結合される部位が無くなるため、第1継鉄上板111aに相当する第2片116aが撓んでも片持ち構造が変形する可能性を低くし、更に磁気ギャップを低減することができる。
同様に、第2継鉄11bを、第2継鉄上板111bと第2L字継鉄112bとを一体化した形状とすることで、かしめ結合される部位が無くなるため、第2継鉄上板111bに相当する第2片116bが撓んでも片持ち構造が変形する可能性を低くし、更に磁気ギャップを低減することができる。
(4.6)変形例6
実施形態1では、接点装置1aの固定端子31,32、及び接点装置1bの固定端子31,32は前後方向に並ぶように配置された構成としたが、この構成に限定されない。
接点装置1aの固定端子31,32、及び接点装置1bの固定端子31,32は左右方向に並ぶ構成であってもよい。これにより、前後方向の長さを短くすることができる。例えば、上下方向及び左右方向を含む平面に対して電磁継電器100を取り付ける場合、低背化を実現することができる。
なお、本変形例は、他の変形例に適用可能である。
(4.7)その他の変形例
実施形態1では、第1継鉄11aと第2継鉄11bとを、互いに絶縁するために、絶縁部材を用いる構成としたが、この構成に限定されない。第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の距離を一定値以上とすることで、第1継鉄11aと第2継鉄11bとを、互いに絶縁する構成であってもよい。または、第1継鉄11aと第2継鉄11bとが絶縁性を有していてもよい。
実施形態1では、励磁コイル14は、第1コイル141と第2コイル142とを有する構成としたが、この構成は必須ではない。励磁コイル14は、1種類のコイルで構成されてもよい。
実施形態1では、第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へと移動する、つまり接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際には、第1コイル141及び第2コイル142の双方に通電する構成としたが、この構成に限定されない。接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際には、第1コイル141又は第2コイル142のみに通電してもよい。
(実施形態2)
本実施形態では、第1固定子12a及び第1可動子13aを内側に有する励磁コイルと、第2固定子12b及び第2可動子13bを内側に有する励磁コイルとを有する点が、実施形態1とは異なる。以下、異なる点を中心に説明する。実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電磁石装置10aは、実施形態1の電磁石装置10の励磁コイル14の代わりに、励磁コイル14a、励磁コイル145,146を備える(図10参照)。
励磁コイル14aは、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで接点装置1a,1bの下方に配置されている。励磁コイル14aの内側に、第1継鉄11aの一部及び第2継鉄11bの一部が配置されている。励磁コイル14aは、接点装置1a、1bの閉状態を保持するためのコイルとして用いることができる。
励磁コイル145,146は、第1固定子12aと第1可動子13aとに通る磁束の磁束密度と、第2固定子12bと第2可動子13bとに通る磁束の磁束密度とが、不均衡となるように、磁束を発生させることができる。
励磁コイル145は、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで接点装置1aの下方に配置されている。励磁コイル145の内側に、第1固定子12a及び第1可動子13aが配置される。励磁コイル145は、接点装置1aの可動接触子8を開位置から閉位置へと移動させるためのコイルとして用いることができる。
励磁コイル145に導通されると、励磁コイル145で発生する磁束は、第1継鉄11a、第1固定子12a及び第1可動子13aを通る。第1磁気回路50において、励磁コイル145に通電したときに生じる磁束は、励磁コイル14aに通電したときに生じる磁束の向きと同じ方向である。つまり、第1磁気回路50には、励磁コイル14aの通電時に生じる磁束と励磁コイル145の通電時に生じる磁束の少なくとも一方が通る。
励磁コイル146は、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで接点装置1bの下方に配置されている。励磁コイル146の内側に、第2固定子12b及び第2可動子13bが配置される。励磁コイル146は、接点装置1bの可動接触子8を開位置から閉位置へと移動させるためのコイルとして用いることができる。
励磁コイル146に導通されると、励磁コイル146で発生する磁束は、第2継鉄11b、第2固定子12b及び第2可動子13bを通る。第2磁気回路51において、励磁コイル146に通電したときに生じる磁束は、励磁コイル14aに通電したときに生じる磁束の向きと同じ方向である。つまり、第2磁気回路51には、励磁コイル14aの通電時に生じる磁束と励磁コイル145の通電時に生じる磁束の少なくとも一方が通る。
例えば、励磁コイル145に通電し、励磁コイル146に通電しない場合、第1固定子12aと第1可動子13aとには、励磁コイル145の発生した磁束が通る。一方、第2固定子12bと第2可動子13bとには、励磁コイル145の発生した磁束は実質的に通らない。そのため、第1磁気回路50と第2磁気回路51との間で磁束密度に不均衡が生じる。
次に、上述した構成の接点装置1a,1b及び電磁石装置10aを備えた電磁継電器100の動作について簡単に説明する。
励磁コイル14a及び励磁コイル145,146に通電されていないとき(非通電時)には、第1可動子13aと第1固定子12aとの間に磁気吸引力が生じないため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力によって非励磁位置に位置する。これにより、接点装置1aの可動接触子8は、その可動範囲における下端位置である開位置に位置する。そのため、接点装置1aの可動接点81,82は接点装置1aの固定接点311,321から離れることになり、接点装置1aは開状態となる。
励磁コイル14a及び励磁コイル145,146に通電されていないとき(非通電時)には、第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じないため、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力によって非励磁位置に位置する。これにより、接点装置1bの可動接触子8は、その可動範囲における下端位置である開位置に位置する。そのため、接点装置1bの可動接点81,82は接点装置1bの固定接点311,321から離れることになり、接点装置1bは開状態となる。
一方、励磁コイル145及び励磁コイル14aに通電されると、第1可動子13aと第1固定子12aとの間に磁気吸引力が生じる。そのため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力に抗して上方に引き寄せられ励磁位置に移動する。このとき、第1シャフト15aが上方に押し上げられるため、接点装置1aの可動接触子8は、第1シャフト15aによる上方への移動規制が解除される。そのため、接点装置1aの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1aは閉状態となる。この状態では、接点装置1aと接点装置1bのうち少なくとも接点装置1aは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。
励磁コイル145及び励磁コイル14aの通電後、通電を励磁コイル145又は励磁コイル14aのうちの一方に切り替えることで、接点装置1aの閉状態を保持することができる。
励磁コイル146及び励磁コイル14aに通電されると、第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じる。そのため、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力に抗して上方に引き寄せられ励磁位置に移動する。このとき、第2シャフト15bが上方に押し上げられるため、接点装置1bの可動接触子8は、第2シャフト15bによる上方への移動規制が解除される。そのため、接点装置1bの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1bは閉状態となる。この状態では、接点装置1aと接点装置1bのうち少なくとも接点装置1bは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。
励磁コイル146及び励磁コイル14aの通電後、通電を励磁コイル146又は励磁コイル14aのうちの一方に切り替えることで、接点装置1bの閉状態を保持することができる。
本実施形態では、励磁コイル14aが接点装置1a、1bの閉状態を保持するために用いる第1機能コイルとしての機能を有し、励磁コイル145,146が接点装置1a、1bを閉状態から開状態へ変位させるために用いる第2機能コイルとしての機能を有する。
具体例として、励磁コイル14a,145,146に通電することで、接点装置1a,1bは閉状態となる。その後、通電を励磁コイル14a,145,146から励磁コイル14aのみに切り替える。これにより、接点装置1aと接点装置1bを閉状態に保持し続けることができ、消費電流を低減することができる。
本実施形態では、励磁コイル14aが第2機能コイルとしての機能を有し、励磁コイル145,146が第1機能コイルとしての機能を有してもよい。
具体例として、励磁コイル14a,145,146に通電することで、接点装置1a,1bを閉状態とする。その後、通電を励磁コイル14a,145,146から励磁コイル14aを非通電とし励磁コイル145、146の通電に切り替える。これにより、接点装置1aと接点装置1bを閉状態に保持し続けることができ、消費電流を低減することができる。
また、接点装置1a,1bのうち一方のみを開状態となるように制御も可能である。
具体例として、接点装置1a,1bの双方が閉状態である場合に接点装置1bのみを開状態とする場合について説明する。励磁コイル14a、145、146に通電し、接点装置1a,1bの双方を閉状態とする。電磁石装置10aは、励磁コイル145,146に通電している間に、励磁コイル14aを非通電にする。その後、通電を励磁コイル145,146のうち少なくとも一方に切り替える。例えば、励磁コイル146を非通電にする。このとき、励磁コイル145には通電中である。これにより、接点装置1aを閉状態としたままで、接点装置1bを開状態にすることができる。つまり、電磁石装置10aは、接点装置1a,1bに対して個別に開閉状態を制御することができる。
実施形態1の電磁石装置10の励磁コイル14aが発生する磁束が第1固定子12aに到達するまでに、その距離が長いため当該磁束の漏れが生じる可能性がある。そこで、励磁コイル145,146を設けることで、漏れ磁束を低減することができる。
また、本実施形態では、電磁石装置10aは、励磁コイル14aの他、2つの励磁コイル145,146を有する構成としたが、この構成に限定されない。電磁石装置10aは、2つの励磁コイル145,146のうち1つの励磁コイルを有してもよい。
また、本実施形態では、励磁コイル14aが第1機能コイルとしての機能を有する構成である。しかしながら、この構成に限定されない。励磁コイル14aは、第1機能コイルと第2機能コイルの双方の機能を有してもよい。このとき、電磁石装置10aは、励磁コイル145,146のうち一方のみを備えてもよいし、双方を有してもよい。
電磁石装置10aが、第2機能コイルとしての機能を有する励磁コイル145,146の双方を備える場合、励磁コイル145,146は、第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へとそれぞれ移動する際のアシストを行うことができる。
励磁コイル14aが第1機能コイルと第2機能コイルの双方の機能を有している場合、励磁コイル145,146は、励磁コイル14aが発生する磁束の向きとは逆の向きに磁束を発生させてもよい。この場合、接点装置1a,1bの双方が閉状態である場合に、例えば励磁コイル145に通電すると、励磁コイル14aが発生する磁束の少なくとも一部は、励磁コイル145が発生する磁束によってキャンセルされる。そのため、第1固定子12aと第1可動子13aとの間の磁気結合が弱まり、その結果、接点装置1aは開状態となる。これにより、接点装置1a,1bに対して個別に開閉状態を制御することができる。
なお、本実施形態の電磁石装置10aは、実施形態1で説明した変形例1〜5と適宜組み合わせ可能である。
(その他の変形例)
以下に、その他の変形例について列記する。以下に説明する変形例は、上記各実施形態(各実施形態の変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。
各実施形態では、電磁継電器100は、2つの接点装置1の開閉を制御する構成としたが、この構成に限定されない。電磁継電器100は、3つ以上の接点装置1の開閉を制御する構成としてもよい。例えば、電磁石装置10の励磁コイル14は、3つ以上の接点装置1にそれぞれ対応する3つ以上の継鉄を内側に有するように配置される。
各実施形態の電磁継電器100は、プランジャタイプの電磁継電器としたが、ヒンジタイプの電磁継電器であってもよい。ヒンジタイプの電磁継電器が備える電磁石装置10bについて図11を用いて簡単に説明する。本変形例の電磁石装置10bは、図11に示すように、励磁コイル400、第1鉄心500、第1継鉄501、第1接極子502、第2鉄心510、第2継鉄511及び第2接極子512を備える。第1継鉄501は、第1部位520と第2部位521とから構成されており、第1鉄心500及び第1接極子502と共に、励磁コイル400の通電時に生じる磁束が通る第1磁気回路を形成する。第2継鉄511は、第1部位530と第2部位531とから構成されており、第2鉄心510及び第2接極子512と共に、励磁コイル400の通電時に生じる磁束が通る第2磁気回路を形成する。励磁コイル400は、例えば、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで配置されている。励磁コイル400の内側に、第1継鉄501の一部(第2部位521)及び第2継鉄511の一部(第2部位531)が配置されている。励磁コイル400に通電されると、第1鉄心500と第1接極子502との間及び第2鉄心510と第2接極子512との間に磁気吸引力が生じる。その結果、第1鉄心500と第1接極子502とが、第2鉄心510と第2接極子512とが、それぞれ磁気結合する。第1接極子502の移動に伴って接点装置1aが、第2接極子512の移動に伴って接点装置1bが、それぞれ駆動する。
各実施形態において、電磁継電器は、励磁コイル14(14a)に通電されていないときには、可動接触子8が開位置に位置する、いわゆるノーマリオフタイプの電磁継電器としたが、ノーマリオンタイプの電磁継電器であってもよい。
各実施形態において、可動接触子8に保持される可動接点の数は2つであるが、この構成に限定されない。可動接触子8に保持される可動接点の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。同様に、固定端子(及び固定接点)の数も2つに限らず、1つ又は3つ以上であってもよい。
各実施形態に係る電磁継電器は、ホルダ無タイプの電磁継電器であるが、この構成に限らず、ホルダ付タイプの電磁継電器であってもよい。ここで、ホルダは、例えば前後方向の両面が開口した矩形筒状であって、可動接触子8がホルダを前後方向に貫通するように、ホルダが可動接触子8と組み合わされる。ホルダの下壁と可動接触子8との間に接圧ばね(例えば、第1接圧ばね17a)が配置される。つまり、可動接触子8の前後の中央部がホルダにて保持される。ホルダにはシャフトの上端部が固定されている。励磁コイル14(14a)に通電されると、シャフトが上方に押し上げられるため、ホルダが上方へ移動する。この移動に伴って、可動接触子8は、上方へ移動し、一対の可動接点81,82を一対の固定接点311,321に接触する閉位置に位置させる。
各実施形態に係る電磁石装置は、電磁継電器に適用する場合について説明したが、電磁石装置は、アクチュエータに適用してもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の電磁石装置(10,10a,10b)は、励磁コイル(14,14a,400)と、第1継鉄(11a,501)及び第2継鉄(11b,511)と、第1固定コア(第1固定子12a、第1鉄心500)及び第2固定コア(第2固定子12b,第2鉄心510)と、第1可動コア(第1可動子13a、第1接極子502)及び第2可動コア(第2可動子13b、第2接極子512)と、第1磁気回路(50)と、第2磁気回路(51)と、を備える。励磁コイル(14,14a,400)は、通電により磁束を発生する。第1継鉄(11a,501)及び第2継鉄(11b,511)は、励磁コイル(14,14a,400)の内側に設けられている。第1固定コア及び第2固定コアは、励磁コイル(14,14a,400)の外側に設けられている。第1可動コアは、励磁コイル(14,14a,400)の通電に応じて、第1固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。第2可動コアは、励磁コイル(14,14a,400)の通電に応じて、第2固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。第1磁気回路(50)は、少なくとも第1継鉄(11a,501)、第1固定コア及び第1可動コアを含み、励磁コイル(14,14a,400)の発生する磁束が通る。第2磁気回路(51)は、少なくとも第2継鉄(11b,511)、第2固定コア及び第2可動コアを含み、励磁コイル(14,14a,400)の発生する磁束が通る。第1継鉄(11a,501)及び第1固定コアと、第2継鉄(11b,511)及び前記第2固定コアとは、互いに絶縁されている。
この構成によると、駆動対象となる複数の装置(例えば、接点装置1a,1b)を制御することができる。また、第1磁気回路(50)を形成する第1継鉄(11a,501)と第1固定コアとの少なくとも一部と、第2磁気回路(51)を形成する第2継鉄(11b,511)と第2固定コアとの少なくとも一部とは、互いに絶縁されているので、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)とが短絡する可能性は低くなる。
第2の態様の電磁石装置(10a)は、第1の態様において、上述した励磁コイル(14)としての第1励磁コイルとは異なる第2励磁コイル(励磁コイル145,146)を、更に備える。第2励磁コイルは、第1固定コアと前記第1可動コアとに通る磁束の磁束密度と、第2固定コアと前記第2可動コアとに通る磁束の磁束密度とが、不均衡となるように、磁束を発生させる。
この構成によると、第1固定コアと第1可動コアとの結合、及び第2固定コアと第2可動コアとの結合とを個別に行うことができる。
第3の態様の電磁石装置(10a)では、第1又は第2の態様において、励磁コイル(14)としての第1励磁コイルとは異なる第2励磁コイル(励磁コイル145,146)を、更に備える。第2励磁コイルの軸が第1励磁コイルの外側に位置するように、第2励磁コイルは配置されている。第1固定コア及び第2固定コアのうち少なくとも一方の固定コアは、第2励磁コイルの内側に配置されている。
この構成によると、第1固定コアと第1可動コアとの結合、及び第2固定コアと第2可動コアとの結合とを個別に行うことができる。
第4の態様の電磁石装置(10,10a)では、第1〜第3のいずれかの態様において、励磁コイル(14,14a)の発生する磁束のうち第1継鉄(11a)を通る磁束は、実質的に第1固定コアと第1可動コアとの間を通り、及び励磁コイル(14)の発生する磁束のうち第2継鉄(11b)を通る磁束は、実質的に第2固定コアと第2可動コアとの間を通る。
この構成によると、励磁コイル(14,14a)の発生する磁束は、第1磁気回路(50)及び第2磁気回路(51)を実質的に通るので、第1固定コアと第1可動コアとの結合及び第2固定コアと第2可動コアとの結合に対する磁気効率が低下する可能性を低くすることができる。
第5の態様の電磁石装置(10,10a)は、第1〜第4のいずれかの態様において、 第1可動コアが取り付けられた第1シャフト(15a)と、第2可動コアが取り付けられた第2シャフト(15b)とを、更に備える。
この構成によると、第1可動コア及び第2可動コアの移動に応じて、第1シャフト(15a)と第2シャフト(15b)とを移動させることができる。
第6の態様の電磁石装置(10,10a)では、第5の態様において、第1シャフト(15a)と第2シャフト(15b)は、励磁コイル(14,14a,400)の軸方向に沿って移動する。
この構成によると、第1可動コア及び第2可動コアの移動に応じて、第1シャフト(15a)と第2シャフト(15b)とを、励磁コイル(14,14a,400)の軸に沿って移動させることができる。
第7の態様の電磁石装置(10,10a)は、第1〜第6のいずれかの態様において、電気絶縁性を有する絶縁部材(凹凸部190,195)を、更に備える。絶縁部材は、第1継鉄(11a)及び第1固定コアと、第2継鉄(11b)及び第2固定コアとを、互いに絶縁する。
この構成によると、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)とが短絡する可能性をより低くすることができる。
第8の態様の電磁石装置(10,10a)では、第7の態様において、絶縁部材は、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との間に設けられている。
この構成によると、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)との絶縁をより確実に行うことができる。
第9の態様の電磁石装置(10,10a)では、第8の態様において、絶縁部材は、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との並び方向において、凹凸を有する。
この構成によると、絶縁部材の沿面距離を大きくすることができる。その結果、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との間の絶縁性を高くすることができる。
第10の態様の電磁石装置(10,10a,10b)では、第1〜第9のいずれかの態様において、励磁コイルは、第1コイル(141)と、第2コイル(142)とを有する。第1コイル(141)と第2コイル(142)との通電により、第1可動コア及び第2可動コアを所定の方向に移動させる。第1コイル(141)の通電により、第1可動コア及び第2可動コアに所定方向に移動した状態を保持させる。
この構成によると、磁束を発生させるコイルを使い分けることができる。その結果、消費電流を低減することができる。
第11の態様の電磁石装置(10,10a)では、第1〜10のいずれかの態様において、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)には、透磁率が異なる少なくとも2つの磁性部材が励磁コイル(14)の軸方向にそれぞれ組み合わされている。少なくとも2つの磁性部材のうち透磁率の小さい方の磁性部材(第1部位150a、第2部位150b)が、他装置(接点装置1)と結合されている。
この構成によると、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)において、他装置と結合する部位に透磁率の小さい磁性部材を割り当て、他の部位に透磁率の大きい磁性部材を割り当てることができる。これにより、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)の磁気特性を高めることができる。
第12の態様の電磁石装置(10,10a)では、第1〜第11のいずれかの態様において、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)のうち少なくとも一方は、第1片(115a,115b)と、第2片(116a,116b)と、第3片(117a,117b)とで一体形成されている。第1片(115a,115b)は、励磁コイル(14,14a)の軸方向に沿っている。第2片(116a,116b)は、第1片(115a,115b)の一端から軸方向に直交する方向に突出している。第3片(117a,117b)は、第1片(115a,115b)の他端から軸方向に直交する方向に突出している。
この構成によると、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)が変形する可能性を低くすることができる。
第13の態様の電磁継電器(100)は、第1〜第12のいずれかの態様の電磁石装置(10,10a,10b)と、第1固定接点(例えば接点装置1aの固定接点311,321の少なくとも1つ)と、第2固定接点(例えば接点装置1bの固定接点311,321の少なくとも1つ)と、第1可動接点(接点装置1aの可動接点81,82の少なくとも1つ)と、第2可動接点(接点装置1bの可動接点81,82の少なくとも1つ)とを備える。第1可動接点は、第1可動コアの移動に応じて、第1固定接点に接触する閉位置と第1固定接点から離れる開位置との間で移動する。第2可動接点は、第2可動コアの移動に応じて、第2固定接点に接触する閉位置と第2固定接点から離れる開位置との間で移動する。
この構成によると、駆動対象となる複数の装置(第1可動接点を有する接点装置、第2可動接点を有する接点装置)を制御することができる。そのため、1つの電磁石装置(10,10a,10b)で、2つの接点装置(1)を駆動させることができる。また、第1磁気回路(50)を形成する第1継鉄(11a)と第1固定コアとの少なくとも一部と、第2磁気回路(51)を形成する第2継鉄(11b)と第2固定コアとの少なくとも一部とは、互いに絶縁されているので、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)とが短絡する可能性は低くなる。
1,1a,1b 接点装置
10,10a,10b 電磁石装置
11a,501 第1継鉄
11b,511 第2継鉄
12a 第1固定子(第1固定コア)
12b 第2固定子(第2固定コア)
13a 第1可動子(第1可動コア)
13b 第2可動子(第2可動コア)
14,14a,400 励磁コイル(第1励磁コイル)
15a 第1シャフト
15b 第2シャフト
50 第1磁気回路
51 第2磁気回路
81,82 可動接点(第1可動接点、第2可動接点)
100 電磁継電器
115a,115b 第1片
116a,116b 第2片
117a,117b 第3片
141 第1コイル
142 第2コイル
145,146 励磁コイル(第2励磁コイル)
150a,150b 第1部位(別部材)
151a,152b 第2部位
190,195 凹凸部(絶縁部材)
311,321 固定接点(第1固定接点、第2固定接点)
500 第1鉄心(第1固定コア)
502 第1接極子(第1可動コア)
510 第2鉄心(第2固定コア)
512 第2接極子(第2可動コア)

Claims (13)

  1. 通電により磁束を発生する励磁コイルと、
    前記励磁コイルの内側に設けられた第1継鉄及び第2継鉄と、
    前記励磁コイルの外側に設けられた第1固定コア及び第2固定コアと、
    前記励磁コイルの通電に応じて、前記第1固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する第1可動コア、及び前記第2固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する第2可動コアと、
    少なくとも前記第1継鉄、前記第1固定コア及び前記第1可動コアを含む、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る第1磁気回路と、
    少なくとも前記第2継鉄、前記第2固定コア及び前記第2可動コアを含む、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る第2磁気回路と、を備え、
    前記第1継鉄及び前記第1固定コアと、前記第2継鉄及び前記第2固定コアとは、互いに絶縁されている
    ことを特徴とする電磁石装置。
  2. 前記励磁コイルとしての第1励磁コイルとは異なる第2励磁コイルを、更に備え、
    前記第2励磁コイルは、前記第1固定コアと前記第1可動コアとに通る磁束の磁束密度と、前記第2固定コアと前記第2可動コアとに通る磁束の磁束密度とが、不均衡となるように、磁束を発生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 前記励磁コイルとしての第1励磁コイルとは異なる第2励磁コイルを、更に備え、
    前記第2励磁コイルの軸が前記第1励磁コイルの外側に位置するように、前記第2励磁コイルは配置されており、
    前記第1固定コア及び前記第2固定コアのうち少なくとも一方の固定コアは、前記第2励磁コイルの内側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁石装置。
  4. 前記励磁コイルの発生する磁束のうち前記第1継鉄を通る磁束は、実質的に前記第1固定コアと前記第1可動コアとの間を通り、及び前記励磁コイルの発生する磁束のうち前記第2継鉄を通る磁束は、実質的に前記第2固定コアと前記第2可動コアとの間を通る
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  5. 前記第1可動コアが取り付けられた第1シャフトと、
    前記第2可動コアが取り付けられた第2シャフトとを、更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  6. 前記第1シャフトと前記第2シャフトは、前記励磁コイルの軸方向に沿って移動する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電磁石装置。
  7. 前記第1継鉄及び前記第1固定コアと、前記第2継鉄及び前記第2固定コアとを、互いに絶縁するために、電気絶縁性を有する絶縁部材を、更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  8. 前記絶縁部材は、前記第1継鉄と前記第2継鉄との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の電磁石装置。
  9. 前記絶縁部材は、前記第1継鉄と前記第2継鉄との並び方向において、凹凸形状の面を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電磁石装置。
  10. 前記励磁コイルは、第1コイルと第2コイルとを有し、
    前記第1コイルと前記第2コイルとの通電により、第1可動コア及び第2可動コアを所定の方向に移動させ、
    前記第1コイルの通電により、第1可動コア及び第2可動コアに所定方向に移動した状態を保持させる
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  11. 前記第1継鉄及び前記第2継鉄には、透磁率が異なる少なくとも2つの磁性部材が前記励磁コイルの軸方向にそれぞれ組み合わされており、
    前記少なくとも2つの磁性部材のうち透磁率の小さい方の磁性部材が、他装置と結合された
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  12. 前記第1継鉄及び前記第2継鉄は、
    前記励磁コイルの軸方向に沿った第1片と、前記第1片の一端から前記軸方向に直交する方向に突出する第2片と、前記第1片の他端から前記軸方向に直交する方向に突出する第3片とで一体形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の電磁石装置と、
    第1固定接点と、
    第2固定接点と、
    前記第1可動コアの移動に応じて、前記第1固定接点に接触する閉位置と前記第1固定接点から離れる開位置との間で移動する第1可動接点と、
    前記第2可動コアの移動に応じて、前記第2固定接点に接触する閉位置と前記第2固定接点から離れる開位置との間で移動する第2可動接点と、を備える
    ことを特徴とする電磁継電器。
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