JPH0621370A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH0621370A
JPH0621370A JP4175379A JP17537992A JPH0621370A JP H0621370 A JPH0621370 A JP H0621370A JP 4175379 A JP4175379 A JP 4175379A JP 17537992 A JP17537992 A JP 17537992A JP H0621370 A JPH0621370 A JP H0621370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
region
wells
chip
well region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4175379A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Sase
泰規 佐瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP4175379A priority Critical patent/JPH0621370A/ja
Publication of JPH0621370A publication Critical patent/JPH0621370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置に対して印加される静電気ノイズに
よるストレスから半導体装置を保護する。 【構成】第1の導電型の半導体基板に対して形成される
第2の導電型のウエルを持つ半導体装置に於て、素子の
形成される基板表面で第1の導電型の領域が島状に点在
することを特徴とする。また半導体チップ切断用空き領
域のみ第1の導電型の領域で囲んであることを特徴とす
る。 【効果】基板に対して反対の導電型のウエル領域が従来
よりも広い面積で存在するために、静電気ノイズが基板
若しくはウエル領域に印加されても、流れ込む電荷に対
してウエル領域の電位の上昇が抑えられ、ゲート酸化膜
破壊は、人体に蓄積された静電気で、4000V以上ま
で破壊を起こさない。従って接合の静電破壊を防いだ
り、ゲート絶縁膜破壊を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の半導体素子を持
つ半導体装置における静電気ストレスの緩和方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】基板上に2種類の導電型のウエル領域を
形成しそれぞれの領域に半導体素子を作り込んだ半導体
装置は、従来半導体チップ切断面で生じる表面準位を介
して流れる電流のリークを防ぐためチップ切断面にP−
N接合が生じないように形成する必要があった。また、
マスクデータ作製を容易にするために、P形ウエル領域
若しくはN形ウエル領域のデータを作成した後に、残り
を反転データを用いる方法が広く行なわれている。
【0003】この場合効率的にウエルデータを作成する
ために、N形基板に対してはPウエルを、P形基板に対
してはNウエルを島状にデータ作製した後、その反転デ
ータで基板と同じ導電型の領域のデータを作製するとい
う手段を取っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では以下なる問題点を有する。
【0005】半導体装置、特に半導体集積回路に対して
は年々と更なる微細化・高速化が要求されている。それ
にともない半導体素子を形成するためのウェル領域はサ
イズが増々小さくなってきている。
【0006】ところが、基板に対して反対の導電型のウ
エルに静電気ストレスが印加された場合、ウエルのサイ
ズが小さくなっていくに従って同じ量の電荷の注入に対
するウエルの電位上昇が大きくなってしまうため、半導
体装置は微細化に伴い急激に静電気ストレスに対して弱
くなっていく。これは、MOS形デバイスに対して特に
顕著であり、微細化・高速化に伴いゲート絶縁膜厚が薄
くなってくると、ゲート絶縁膜の破壊に通じることにな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の半導体装置は、第1の導電型の半導体基板
に対して形成される第2の導電型のウエルを持つ半導体
装置に於て、素子の形成される基板表面で第1の導電型
の領域が島状に点在することを特徴とする。
【0008】
【実施例】本発明の1実施例として図1にN型基板上に
P・Nウエルの両方を形成したツインウエル構造のチッ
プの一部断面を割った鳥瞰図を示す。図1に示している
のはチップ上のチップ切断用空き領域及びウエルについ
てのみ示している。図中100で示すのはN形基板であ
り、101で示すのはNウエル領域、102で示すのは
Pウエル領域、103で示すのはNウエルで構成された
チップ切断用空き領域である。本実施例に於いては、P
ウエル領域はPウエル領域同士継がっており、Nウエル
領域はN形基板を介してNウエル領域同士互いに継がっ
ている。チップ表面から見ると、このウエルの構造は図
から判るように、Nウエル領域がPウエル領域の中に島
状に点在している。また、Nウエルのサイズは本実施例
では20μm□とした。
【0009】図1中のA−B間を結ぶ一点鎖線に沿った
断面図を図2に示す。図中200で示すのはN形基板で
あり、201で示すのはNウエル、202で示すのはP
ウエル、203で示すのはNウエルである。203のN
ウエル領域は、チップ周辺部での電流のリークを防ぐた
めに設けられた、チップ切断用空き領域207の為のN
ウエルである。そして、各ウエル中にNチャネルMOS
トランジスタ204、PチャネルMOSトランジスタ2
05を形成し、パッシベーション膜206でカバーして
ある。尚、これらのトランジスタに於いてはゲート酸化
膜厚が15nm、ポリシリコン寸法を1μm、チャネル
幅を15μmに形成している。これからわかるように、
素子の形成される断面から見ると、断面構造は従来と同
等の構造になっている。
【0010】尚、本実施例に於いては、比抵抗が10Ω
・チップサイズが5mm□のN形シリコン基板を用い
て、Nウエル・Pウエル領域の表面近傍の不純物濃度は
それぞれ、不純物濃度が3x1016cm-3程度で深さは
5μm程度に調整してある。(燐・ボロンのイオン注入
をドーズ量1x1013cm-2の条件でした後アニールを
1200℃ 10時間で行なった。)本実施例に於い
て、PウエルのサイズはNチャネルMOSトランジスタ
・PチャネルMOSトランジスタの数がほぼ同数と考え
ると、チップの半分、つまり2.5mm x 5mmの面
積となり、従来の半導体装置での1つのPウエルあたり
20μm□(トランジスタサイズに合わせると本実施例
のNウエルのサイズと同程度と考えられる。)と比較し
て、約30000倍の面積となる。従って、静電気ノイ
ズがPウエルに印加された場合、電荷の許容量が面積比
で増加するために静電気ノイズに対して面積比分の耐性
が得られることになる。
【0011】つぎに図3に示すように、このウエル形成
用フォトレジストマスク作製時のデータ作製方法につい
て示す。先に示した半導体装置の実施例の構造を得るた
めのウエル形成マスクについてはN形基板を用いる場
合、Pウエルが広く広がらなくてはならないために、ウ
エルがN形であることが必要なところに最小限度のNウ
エルのデータ301を形成する。また、半導体チップ切
断用空き領域となる領域についてもデータ300を形成
し、そのデータの和302を形成する。そしてそれを反
転し、Pウエルデータ303とする。そして、そのデー
タにより形成されたマスクを用いて通常のセルフアライ
ンのツインウエル形成工程にてウエル形成を行なう。
【0012】尚、P形基板を用いた場合は、Pウエルの
和でデータによりマスクを形成し、通常のツインウエル
工程でウエル形成を行なう。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、従来の構造のウエル
を用いた場合ゲート酸化膜の厚みが15nm程度の時に
は人体に蓄積された100V弱の静電気でゲート酸化膜
の破壊を起こしていたが、本発明によれば、基板に対し
て反対の導電型のウエル領域が従来よりも広い面積で存
在するために、静電気ノイズが基板若しくはウエル領域
に印加されても、流れ込む電荷に対してウエル領域の電
位の上昇が抑えられ、ゲート酸化膜破壊は、人体に蓄積
された静電気で、4000V以上まで破壊を起こさな
い。従って本発明により接合の静電破壊を防いだり、ゲ
ート絶縁膜破壊を防ぐことができるという効果を有す
る。
【0014】尚、本実施例に於いてはN形基板状に形成
したツインウエルの構造についての説明を行なったが、
シングルウエルの構造でも同様の効果が得られることは
言うまでもなく、逆にP形基板上に形成したNウエル領
域の面積を広く取ることで同様の効果が得られることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のチップの一部断面を割った
鳥瞰図。
【図2】本発明の断面図。
【図3】本発明のウエルデータ作成方法を表した図。
【符号の説明】
100...N形シリコン基板 101...Nウエル 102...Pウエル 103...LOCOS素子分離膜 104...NチャネルMOSトランジスタ 105...PチャネルMOSトランジスタ 106...チップ周辺部Nウエル領域 200...Nウエルデータ 201...チップ切断用空き領域データ 202...Nウエル和データ 202...Pウエルデータ 300...チップ切断用空き領域データ 301...Nウエル領域データ 302...Nウエル形成領域和データ 303...Pウエル領域データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型の半導体基板に対して形成
    される第2の導電型のウエルを持つ半導体装置に於て、
    素子の形成される基板表面で第1の導電型の領域が島状
    に点在することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップ切断用空き領域のみ第1の
    導電型の領域で囲んであることを特徴とする請求1記載
    の半導体装置。
JP4175379A 1992-07-02 1992-07-02 半導体装置 Pending JPH0621370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175379A JPH0621370A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175379A JPH0621370A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621370A true JPH0621370A (ja) 1994-01-28

Family

ID=15995082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4175379A Pending JPH0621370A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621370A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007115971A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Fujitsu Ltd 半導体装置とその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007115971A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Fujitsu Ltd 半導体装置とその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09115999A (ja) 半導体集積回路装置
US5828110A (en) Latchup-proof I/O circuit implementation
JP3456242B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
EP0178991B1 (en) A complementary semiconductor device having high switching speed and latchup-free capability
US6278162B1 (en) ESD protection for LDD devices
US5675168A (en) Unsymmetrical MOS device having a gate insulator area offset from the source and drain areas, and ESD protection circuit including such a MOS device
JP3252790B2 (ja) 半導体集積回路
JPS63244874A (ja) 入力保護回路
JPH08102498A (ja) 半導体装置
JPH0621370A (ja) 半導体装置
JPH02238668A (ja) 半導体装置
JPH01194349A (ja) 半導体装置
JPS62102555A (ja) 半導体装置
KR100268786B1 (ko) 반도체소자의 정전기방지회로 제조방법
JPS61265859A (ja) 相補型mos半導体装置
JP3237269B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2826024B2 (ja) Mos型トランジスタの製造方法
JP3010911B2 (ja) 半導体装置
JP3403007B2 (ja) 静電破壊保護素子
JPH0235778A (ja) 半導体装置
JPS6271258A (ja) 半導体集積回路装置
JP3038744B2 (ja) Cmos型半導体集積回路装置
JPS60137056A (ja) 半導体装置
JPH08130253A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
KR100289838B1 (ko) 정전방전회로를 포함하는 반도체장치 및 그의 제조방법