JPH06212611A - 防波堤 - Google Patents
防波堤Info
- Publication number
- JPH06212611A JPH06212611A JP2160993A JP2160993A JPH06212611A JP H06212611 A JPH06212611 A JP H06212611A JP 2160993 A JP2160993 A JP 2160993A JP 2160993 A JP2160993 A JP 2160993A JP H06212611 A JPH06212611 A JP H06212611A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- breakwater
- channels
- bodies
- wave
- shaped
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 十分な消波効果を得られると共に、防波堤の
内側と外側との海水の交換を良好に行うことができる防
波堤を提供する。 【構成】 水面より露出するくの字状の堤体１を、同一
方向を向けて複数並列させ、堤体間にくの字状の水路２
を設けて構成した、防波堤である。また、水路の底部に
潜堤３を設けて構成した防波堤である。
内側と外側との海水の交換を良好に行うことができる防
波堤を提供する。 【構成】 水面より露出するくの字状の堤体１を、同一
方向を向けて複数並列させ、堤体間にくの字状の水路２
を設けて構成した、防波堤である。また、水路の底部に
潜堤３を設けて構成した防波堤である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は防波堤に関するものであ
る。
る。
【０００２】
【従来技術の問題点】近年、沿岸部におけるレジャ−施
設等の建設が多くなっている。そして、このような沿岸
部には、レジャ−施設等へ波の影響が直接及ばないよう
に、防波堤が設けられる場合がある。しかし、従来の防
波堤は、堤体の壁面や遊水部により消波を行っていたた
め、防波堤の内側と外側との海水の交換が良好に行われ
ていなかった。従って、防波堤の内海の環境を悪化させ
る原因となっていた。
設等の建設が多くなっている。そして、このような沿岸
部には、レジャ−施設等へ波の影響が直接及ばないよう
に、防波堤が設けられる場合がある。しかし、従来の防
波堤は、堤体の壁面や遊水部により消波を行っていたた
め、防波堤の内側と外側との海水の交換が良好に行われ
ていなかった。従って、防波堤の内海の環境を悪化させ
る原因となっていた。
【０００３】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、十分な消波効果を得られる
と共に、防波堤の内側と外側との海水の交換を良好に行
うことができる防波堤を提供することを目的とする。
するためになされたもので、十分な消波効果を得られる
と共に、防波堤の内側と外側との海水の交換を良好に行
うことができる防波堤を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、防波堤の内側
と外側との海水の交換が良好に行うことができる防波堤
を提供することを目的とする。即ち、本発明は、水面よ
り露出するくの字状の堤体を、同一方向を向けて複数並
列させ、堤体間にくの字状の水路を設けて構成した、防
波堤である。また、上記水路の底部に潜堤を設けて構成
した防波堤である。
問題点を解決するためになされたもので、防波堤の内側
と外側との海水の交換が良好に行うことができる防波堤
を提供することを目的とする。即ち、本発明は、水面よ
り露出するくの字状の堤体を、同一方向を向けて複数並
列させ、堤体間にくの字状の水路を設けて構成した、防
波堤である。また、上記水路の底部に潜堤を設けて構成
した防波堤である。
【０００５】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 ＜イ＞堤体 堤体１は図１に示すように、くの字状に作製する。例え
ば、２つの平行四辺形のケ−ソンを、くの字状に合体さ
せて作製する。堤体１の内部には、図２に示すように、
土砂、コンクリ−トなどの中詰材１１を充填し、所要の
重量を付与する。また、堤体１の高さは、十分な消波効
果が得られるだけ海面より露出させる。設置に当たって
は、海底に捨石マウンドＭを構築してフラットにした
後、中空のケ−ソンを曵航して捨石マウンドＭ上に沈設
し、中詰材１１を内部に充填して定着させる。
例について説明する。 ＜イ＞堤体 堤体１は図１に示すように、くの字状に作製する。例え
ば、２つの平行四辺形のケ−ソンを、くの字状に合体さ
せて作製する。堤体１の内部には、図２に示すように、
土砂、コンクリ−トなどの中詰材１１を充填し、所要の
重量を付与する。また、堤体１の高さは、十分な消波効
果が得られるだけ海面より露出させる。設置に当たって
は、海底に捨石マウンドＭを構築してフラットにした
後、中空のケ−ソンを曵航して捨石マウンドＭ上に沈設
し、中詰材１１を内部に充填して定着させる。
【０００６】＜ロ＞水路 図１に示すように、複数の堤体１を、間隔をおいてかつ
同一方向を向けて複数並列させる。これによって、堤体
１間にくの字状の水路２が形成される。このとき、水路
２の一方の開口２１が波向Ｎに対向するように、堤体１
を配置する。また、水路２の角度、幅、長さは、現地の
海象特性に応じて、消波効率及び海水の透過性が最適に
なるように設計する。水路２の角度、幅、長さは、堤体
１の作製角度及び設置位置により決定する。
同一方向を向けて複数並列させる。これによって、堤体
１間にくの字状の水路２が形成される。このとき、水路
２の一方の開口２１が波向Ｎに対向するように、堤体１
を配置する。また、水路２の角度、幅、長さは、現地の
海象特性に応じて、消波効率及び海水の透過性が最適に
なるように設計する。水路２の角度、幅、長さは、堤体
１の作製角度及び設置位置により決定する。
【０００７】＜ハ＞潜堤 水路１の底部には、コンクリ−トブロック等で潜堤３を
設ける。この潜堤３は、水路２と同様にくの字状に作製
する。また、潜堤３の上面と水面との間には所定の間隔
を設け、消波効率及び海水の透過性が最適になるように
設計する。なお、潜堤３は設けない場合もある。
設ける。この潜堤３は、水路２と同様にくの字状に作製
する。また、潜堤３の上面と水面との間には所定の間隔
を設け、消波効率及び海水の透過性が最適になるように
設計する。なお、潜堤３は設けない場合もある。
【０００８】
【作用】波向Ｎ側の開口２１から侵入してきた波は、水
路２がくの字状であるため、真っ直ぐ抜けることができ
ない。従って、堤体１の壁面間に乱反射して相殺し合
い、しかも潜堤３を設けた場合にはその砕波効果が伴う
ため、他方の開口から抜け出る時には波力が減衰されて
いる。また、水路２はくの字状であり、波の流れを停止
させるものではないため、上記のように減衰した波を内
海側に流入させることができ、またその反対に内海から
外海に流出させることもできる。従って、防波堤の内側
と外側との海水の交換を良好に行うことができる。
路２がくの字状であるため、真っ直ぐ抜けることができ
ない。従って、堤体１の壁面間に乱反射して相殺し合
い、しかも潜堤３を設けた場合にはその砕波効果が伴う
ため、他方の開口から抜け出る時には波力が減衰されて
いる。また、水路２はくの字状であり、波の流れを停止
させるものではないため、上記のように減衰した波を内
海側に流入させることができ、またその反対に内海から
外海に流出させることもできる。従って、防波堤の内側
と外側との海水の交換を良好に行うことができる。
【０００９】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞堤体にくの字状の水路を設けることによって、十
分な消波効果を得られると共に、防波堤の内側と外側と
の海水の交換を良好に行うことができる。従って、防波
堤の内海の環境を改善することができる。
め、次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞堤体にくの字状の水路を設けることによって、十
分な消波効果を得られると共に、防波堤の内側と外側と
の海水の交換を良好に行うことができる。従って、防波
堤の内海の環境を改善することができる。
【００１０】＜ロ＞堤体はケ−ソンを用いて作製できる
ため、従来の設計及び施工方法を適用することができ
る。
ため、従来の設計及び施工方法を適用することができ
る。
【図１】 本発明の防波堤の斜視図
【図２】 その断面図
Claims (1)
- 【請求項１】 水面より露出するくの字状の堤体を、 同一方向を向けて複数並列させ、 堤体間にくの字状の水路を設けて構成した、 防波堤。 【請求項１】 水面より露出するくの字状の堤体を、 同一方向を向けて複数並列させ、 堤体間にくの字状の水路を設け、 かつ水路の底部に潜堤を設けて構成した、 防波堤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2160993A JPH06212611A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 防波堤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2160993A JPH06212611A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 防波堤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212611A true JPH06212611A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12059785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2160993A Pending JPH06212611A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 防波堤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06212611A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100401554B1 (ko) * | 2000-11-14 | 2003-10-11 | 한국해양연구원 | 파력 분산 케이슨 방파제 |
| NL2001034C2 (nl) * | 2006-11-27 | 2008-09-08 | Tebezo Waterbouw B V | Krib. |
| WO2011065206A1 (ja) | 2009-11-24 | 2011-06-03 | Onda Ginjirou | 消波装置 |
| US9365990B2 (en) | 2014-08-13 | 2016-06-14 | Ginjirou Onda | Floating-type sandy beach growing device |
| CN106400738A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-02-15 | 中国海洋大学 | 一种自感应式气泡堆石潜堤 |
| KR102617371B1 (ko) * | 2022-11-30 | 2023-12-27 | 장준우 | 유속 감쇠 수중 블록 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP2160993A patent/JPH06212611A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100401554B1 (ko) * | 2000-11-14 | 2003-10-11 | 한국해양연구원 | 파력 분산 케이슨 방파제 |
| NL2001034C2 (nl) * | 2006-11-27 | 2008-09-08 | Tebezo Waterbouw B V | Krib. |
| WO2011065206A1 (ja) | 2009-11-24 | 2011-06-03 | Onda Ginjirou | 消波装置 |
| US9365990B2 (en) | 2014-08-13 | 2016-06-14 | Ginjirou Onda | Floating-type sandy beach growing device |
| CN106400738A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-02-15 | 中国海洋大学 | 一种自感应式气泡堆石潜堤 |
| CN106400738B (zh) * | 2016-11-17 | 2018-08-03 | 中国海洋大学 | 一种自感应式气泡堆石潜堤 |
| KR102617371B1 (ko) * | 2022-11-30 | 2023-12-27 | 장준우 | 유속 감쇠 수중 블록 |
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