JPH0621196Y2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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JPH0621196Y2
JPH0621196Y2 JP1987103977U JP10397787U JPH0621196Y2 JP H0621196 Y2 JPH0621196 Y2 JP H0621196Y2 JP 1987103977 U JP1987103977 U JP 1987103977U JP 10397787 U JP10397787 U JP 10397787U JP H0621196 Y2 JPH0621196 Y2 JP H0621196Y2
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JP
Japan
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top plate
induction heating
heating coil
heating device
holding
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JP1987103977U
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JPS649395U (ja
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勇 ▲楢▼崎
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は誘導加熱装置に関する。
(ロ)従来の技術 誘導加熱装置としては、金属製のポットや鍋を高周波交
番磁界で誘導加熱するものがある。こうした誘導加熱装
置は例えば実公昭60−16072号に示されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 このような誘導加熱装置においては、冷却ファンを備え
ているため、冷却ファンの冷却風により調理具から天板
を介して伝わった熱を奪い取って制御回路部品に伝わら
ないように装置外に排気するとともに、冷却風を強制的
に制御回路部品に当てて冷却している。
しかしながら、コストダウンや薄型化のため、または高
温加熱しない用途の誘導加熱装置にあっては、冷却ファ
ンが備えられていないので、制御回路部品や加熱コイル
からの発熱、調理具からの輻射熱により装置内の空気が
加熱されることにより発生する自然対流により冷却され
る。
そこで、天板を介して伝わる熱は、天板の下部の空気を
加熱して対流を起こすが、この対流は装置内を循環する
ことになり、制御回路部品への熱が伝わりやすくなる。
従って、制御部品の温度上昇を招き、動作に悪影響を与
えるという問題がある。
本考案は斯る問題点を解決するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案の解決する手段は、加熱コイルから発生された高
周波交番磁界により金属製の調理具を誘導加熱するとと
もに、自然対流により制御回路部品を冷却する誘導加熱
装置において、装置底面を為す底板と、上記加熱コイル
を保持する保持台と、上記加熱コイル直上に設けられた
天板と、この天板周囲を被う天板枠と、この天板枠から
上記加熱コイルの全周に延在した延在部と、装置内と略
区画するために上記保持台と上記延在部で形成された断
熱室を形成した構成である。
(ホ)作用 調理具からの熱により天板の下部の空気は加熱される
が、天板の下部には加熱コイルの保持台と天板枠の延在
部とで囲われ、装置内と略区画した断熱室が形成されて
いるので、天板下部の空気は調理具から天板を介して伝
わってきた熱により加熱されるが、断熱室内で対流する
だけである。従って、装置内には断熱室の対流が広がり
にくいので調理具からの熱は装置内の制御部品回路へ伝
わりにくくなるのである。
(ヘ)実施例 第2図は本考案誘導加熱装置の斜視図であって、(1)は
樹脂製の天板枠を示し、その上面は前方が低く、後方が
高くなるよう斜面状に形成されている。(2)はこの天板
枠(1)斜面に設けられた凹部であり、この凹部(2)の底面
には水平状態で円形のセラミック天板(3)が設けられて
いる。また、この凹部(2)一側端は装置側面まで切り取
られた状態になっていて、第3図のように被加熱体であ
る金属製のポット(4)を天板(3)上に配置したり、この天
板(3)上から取り去ったりするとき、この切り取り部を
通してポット(4)を運搬することが出来る。(5)は上記天
板枠(1)の斜面に設けられた電源スイッチ、(6)はこの装
置底面部を為す樹脂製の底板、(7)は電源コードであっ
て、商用交流電源をこの装置へ供給する。
第4図は本考案誘導加熱装置を展開したときの図、第1
図は本考案誘導加熱装置の天板部を含む縦断面図であっ
て上記第2図、第3図と同一部分には同一符号が付して
ある。これ等の図において(3)は上記円形のセラミック
天板(3)の下に設けられた誘導加熱コイルであって、樹
脂製の保持板(9)によって保持されている。(10)は上記
天板(3)周囲の天板枠(1)から上記誘導加熱コイル(8)全
周へ垂下された延在部であって、上記天板(3)及び保
持板(9)とで断熱室となる空気層(11)を形成して
いる。(12)はインバータ回路部品や制御回路部品等の様
々な電気部品(13)(13)…が設けられた回路基板を示し、
その一部には開口(14)が設けられている。(15)は底板
(6)とこの回路基板(12)間に設けられたアルミ製の放熱
フィンであって、第5図のように上記回路基板(12)の開
口(14)と対応する部分はこの開口(14)に向かって突設さ
れた形状になっている。この突設部は曲げ加工でも良い
し、絞り加工で行っても良い。(16)は上記回路基板(12)
の開口(14)を介して放熱フィン(15)の突設部に取り付け
られたスイッチングトランジスタであって、このトラン
ジスタ(16)自身に異常温度上昇を検出するためのサーモ
スタット(17)が設けられている。
尚、本実施例においては、放熱フィン(15)は誘導加熱コ
イル(8)と重ならないようになっているが、これは放熱
フィン(15)を加熱コイル(8)直下まで延在させて加熱コ
イル(8)からの高周波磁界を遮へいして、装置の載置部
へ高周波磁界が供給されないようにしている。このため
装置の載置面が金属製材料であったとしても、この載置
面が誘導加熱されることはない。
(ト)考案の効果 以上述べた如く、本考案誘導加熱装置は、装置底面を為
す底板と、上記加熱コイルを保持する保持台と、上記加
熱コイル直上に設けられた天板と、この天板周囲を被う
天板枠と、この天板枠から上記加熱コイル周囲部に延在
した延在部と、から成り、天板を介して調理具から伝え
られる熱を上記保持台と延在部とで防ぐようにしている
ので、装置内の電子部品へ熱が加わるのが防がれ、誘導
加熱装置の長期に亘る連続使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案誘導加熱装置の加熱コイル部を含む断面
図、第2図、第3図は本考案誘導加熱装置の斜視図、第
4図は天板枠を底板から取りはずしたときの上面図、第
5図は本考案誘導加熱装置のスイッチングトランジスタ
取付部を含む断面図である。 (1)……天板枠、(2)……凹部、(3)……天板、(4)……ポ
ット、(6)……底板、(7)……電源コード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱コイルから発生された高周波交番磁界
    により金属製の調理具を誘導加熱するとともに、自然対
    流により制御回路部品を冷却する誘導加熱装置におい
    て、装置底面を為す底板と、上記加熱コイルを保持する
    保持台と、上記加熱コイル直上に設けられた天板と、こ
    の天板周囲を被う天板枠と、この天板枠から上記加熱コ
    イルの全周に延在した延在部と、装置内と略区画するた
    めに上記保持台と上記延在部で形成された断熱室を形成
    したことを特徴とする誘導加熱装置。
JP1987103977U 1987-07-07 1987-07-07 誘導加熱装置 Expired - Lifetime JPH0621196Y2 (ja)

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JPS649395U JPS649395U (ja) 1989-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0642389B2 (ja) * 1985-01-18 1994-06-01 松下電器産業株式会社 加熱調理器

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JPS649395U (ja) 1989-01-19

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