JPH06211861A - ベンズイミダゾール - Google Patents
ベンズイミダゾールInfo
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- JPH06211861A JPH06211861A JP5242538A JP24253893A JPH06211861A JP H06211861 A JPH06211861 A JP H06211861A JP 5242538 A JP5242538 A JP 5242538A JP 24253893 A JP24253893 A JP 24253893A JP H06211861 A JPH06211861 A JP H06211861A
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- JP
- Japan
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- group
- formula
- benzimidazole
- toner
- charge
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D235/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings
- C07D235/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D235/04—Benzimidazoles; Hydrogenated benzimidazoles
- C07D235/20—Two benzimidazolyl-2 radicals linked together directly or via a hydrocarbon or substituted hydrocarbon radical
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09733—Organic compounds
- G03G9/09758—Organic compounds comprising a heterocyclic ring
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 静電トナー中の有利な電荷安定剤として使用
されるベンズイミダゾール。 【構成】 式Iで示されるベンズイミダゾール。 [式中、n,qは1又は2;R1はH,Cl,CH3;
R2はH,C1〜4 −アルキル、ハロゲン、NO2等;
LはC2〜6 −アルキレン;An−はアニオン;を表わ
す]
されるベンズイミダゾール。 【構成】 式Iで示されるベンズイミダゾール。 [式中、n,qは1又は2;R1はH,Cl,CH3;
R2はH,C1〜4 −アルキル、ハロゲン、NO2等;
LはC2〜6 −アルキレン;An−はアニオン;を表わ
す]
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式I:
【0002】
【化2】
【0003】〔式中、n及びqは相互に無関係にそれぞ
れ1又は2を表わし、R1は水素原子、塩素原子又はメ
チル基を表わし、R2は水素原子、未置換もしくはヒド
ロキシル−もしくはC1〜C4−アルコキシ置換されたC
1〜C4−アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基又はC1
〜C4−アルカノイル基を表わし、LはC2〜C6−アル
キレン基を表わし、An-はアニオンの等価物を表わ
す〕で示される新規のベンズイミダゾール、該ベンズイ
ミダゾールを電荷安定剤として含有する静電トナー並び
に電荷安定剤としての該ベンズイミダゾールの使用に関
する。
れ1又は2を表わし、R1は水素原子、塩素原子又はメ
チル基を表わし、R2は水素原子、未置換もしくはヒド
ロキシル−もしくはC1〜C4−アルコキシ置換されたC
1〜C4−アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基又はC1
〜C4−アルカノイル基を表わし、LはC2〜C6−アル
キレン基を表わし、An-はアニオンの等価物を表わ
す〕で示される新規のベンズイミダゾール、該ベンズイ
ミダゾールを電荷安定剤として含有する静電トナー並び
に電荷安定剤としての該ベンズイミダゾールの使用に関
する。
【0004】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2 7
33 468号明細書及び米国特許第4912 006号
明細書には、類似のベンズイミダゾールが開示されてい
る。しかしながら、該化合物が、静電トナー中の電荷安
定剤として使用される場合には、依然として不良な性能
特性を有していることが見出されている。
33 468号明細書及び米国特許第4912 006号
明細書には、類似のベンズイミダゾールが開示されてい
る。しかしながら、該化合物が、静電トナー中の電荷安
定剤として使用される場合には、依然として不良な性能
特性を有していることが見出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、有利
な性能特性を有する新規のベンズイミダゾールを提供す
ることである。
な性能特性を有する新規のベンズイミダゾールを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題が冒頭で定義さ
れた式Iのベンズイミダゾールによって解決されること
が見出された。
れた式Iのベンズイミダゾールによって解決されること
が見出された。
【0007】
【作用】式Iに現われる全てのアルキル基もしくはアル
キレン基は、直鎖状であってもよいし、枝分れしていて
もよい。
キレン基は、直鎖状であってもよいし、枝分れしていて
もよい。
【0008】R2は、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
−ブチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−もしくは3
−ヒドロキシプロピル基、2−もしくは4−ヒドロキシ
ブチル基、2−メトキシエチル基、2−もしくは3−メ
トキシプロピル基、2−もしくは4−メトキシブチル
基、2−エトキシエチル基、2−もしくは3−エトキシ
プロピル基、2−もしくは4−エトキシブチル基、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基又はイソブチリル基で
ある。
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
−ブチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−もしくは3
−ヒドロキシプロピル基、2−もしくは4−ヒドロキシ
ブチル基、2−メトキシエチル基、2−もしくは3−メ
トキシプロピル基、2−もしくは4−メトキシブチル
基、2−エトキシエチル基、2−もしくは3−エトキシ
プロピル基、2−もしくは4−エトキシブチル基、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基又はイソブチリル基で
ある。
【0009】Lは、例えば(CH2)2、(CH2)3、(CH2)4、(C
H2)5、(CH2)6、CH(CH3)CH2又はCH(CH3)CH(CH3)である。
H2)5、(CH2)6、CH(CH3)CH2又はCH(CH3)CH(CH3)である。
【0010】適当なアニオンの例は、無機アニオンもし
くは有機アニオン、例えばハロゲン化物、例えばフッ化
物、塩化物、臭化物もしくはヨウ化物、ヘキサフルオロ
ホスフェート、テトラフルオロボレート、ホルメート、
アセテート、プロピオネート、オキサレート、ベンゼン
スルホネート、トルエンスルホネート及びテトラフェニ
ルボラネートである。
くは有機アニオン、例えばハロゲン化物、例えばフッ化
物、塩化物、臭化物もしくはヨウ化物、ヘキサフルオロ
ホスフェート、テトラフルオロボレート、ホルメート、
アセテート、プロピオネート、オキサレート、ベンゼン
スルホネート、トルエンスルホネート及びテトラフェニ
ルボラネートである。
【0011】式Iの有利なベンズイミダゾールは、qが
1であり、R1が水素原子であり、R2が水素原子又はC
1〜C4−アルキル基であり、LがC3〜C6−アルキレン
基でありかつn及びAn-がそれぞれ上記の意味を有す
るベンズイミダゾールである。
1であり、R1が水素原子であり、R2が水素原子又はC
1〜C4−アルキル基であり、LがC3〜C6−アルキレン
基でありかつn及びAn-がそれぞれ上記の意味を有す
るベンズイミダゾールである。
【0012】LがC3−もしくはC4−アルキレン基であ
る式Iのベンズイミダゾールは、特に重要である。
る式Iのベンズイミダゾールは、特に重要である。
【0013】式Ia:
【0014】
【化3】
【0015】〔式中、An-は上記意味を有する〕で示
されるベンズイミダゾールは、重要である。
されるベンズイミダゾールは、重要である。
【0016】式Iの新規のベンズイミダゾールは、常
法、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2 733
468号明細書に記載された方法で得ることができる。
法、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2 733
468号明細書に記載された方法で得ることができる。
【0017】例えば、式II:
【0018】
【化4】
【0019】〔式中、n、q及びR1はそれぞれ上記意
味を有する〕で示される架橋ベンズイミダゾールを式I
II:
味を有する〕で示される架橋ベンズイミダゾールを式I
II:
【0020】
【化5】
【0021】〔式中、L及びR2はそれぞれ上記意味を
有し、Xは離脱基、例えば塩素原子、臭素原子又はヨウ
素原子を表わす〕で示される化合物と反応させることが
でき、さらに、必要に応じて式IV: M+An- (IV) 〔式中、An-は上記意味を有し、M+は金属カチオンの
等価物、例えばナトリウムもしくはカリウムを表わす〕
で示される塩を用いて沈殿させることができる。
有し、Xは離脱基、例えば塩素原子、臭素原子又はヨウ
素原子を表わす〕で示される化合物と反応させることが
でき、さらに、必要に応じて式IV: M+An- (IV) 〔式中、An-は上記意味を有し、M+は金属カチオンの
等価物、例えばナトリウムもしくはカリウムを表わす〕
で示される塩を用いて沈殿させることができる。
【0022】新規のベンズイミダゾールは、有利に静電
トナー中の電荷安定剤として使用することができる。
トナー中の電荷安定剤として使用することができる。
【0023】従って本発明は、重合体バインダ及び電荷
安定剤としての式Iのベンズイミダゾールを含有する静
電トナーにも関する。
安定剤としての式Iのベンズイミダゾールを含有する静
電トナーにも関する。
【0024】静電トナー中の式Iのベンズイミダゾール
の量は、トナーの重量に対して通常0.01〜10重量
%である。
の量は、トナーの重量に対して通常0.01〜10重量
%である。
【0025】新規の静電トナー中に存在する重合体バイ
ンダは、自体公知である。該重合体バインダは通常、熱
可塑性であり、かつ40〜200℃、特に50〜130
℃、殊に65〜115℃の軟化点を有する。重合体バイ
ンダの例は、ポリスチレン、スチレンとアクリレートも
しくはメタクリレートとのコポリマー、スチレンとブタ
ジエン及び/又はアクリロニトリルとのコポリマー、ポ
リアクリレート、ポリメタクリレート、アクリレートも
しくはメタクリレートと塩化ビニルもしくは酢酸ビニル
とのコポリマー、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと塩化ビ
ニリデンとのコポリマー、塩化ビニルと酢酸ビニルとの
コポリマー、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
ミド又はポリウレタンである。
ンダは、自体公知である。該重合体バインダは通常、熱
可塑性であり、かつ40〜200℃、特に50〜130
℃、殊に65〜115℃の軟化点を有する。重合体バイ
ンダの例は、ポリスチレン、スチレンとアクリレートも
しくはメタクリレートとのコポリマー、スチレンとブタ
ジエン及び/又はアクリロニトリルとのコポリマー、ポ
リアクリレート、ポリメタクリレート、アクリレートも
しくはメタクリレートと塩化ビニルもしくは酢酸ビニル
とのコポリマー、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと塩化ビ
ニリデンとのコポリマー、塩化ビニルと酢酸ビニルとの
コポリマー、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
ミド又はポリウレタンである。
【0026】上記のベンズイミダゾールI及び重合体バ
インダに加えて新規のトナーは、既知量の着色剤、磁気
吸引性材料、ワックス及びフラックスを含有していても
よい。
インダに加えて新規のトナーは、既知量の着色剤、磁気
吸引性材料、ワックス及びフラックスを含有していても
よい。
【0027】着色剤は、有機染料もしくは顔料、例えば
ニグロシン、アニリンブルー、2,9−ジメチルキナク
リドン、C.I.ディスパース レッド 15(C.I. Disper
se Red 15)(C.I. 6010)、C.I.ソルベント レ
ッド 19(C.I. Solvent Red19)(C.I. 2605
0)、C.I.ピグメント ブルー 15(C.I. Pigment Bl
ue 15)(C.I. 74160)C.I.ピグメント ブルー
22(C.I. Pigment Blue22)(C.I. 69810)又
はC.I.ソルベント イエロー 16(C.I. SolventYello
w 16)(C.I. 12700)、或いは無機顔料、例えば
カーボンブラック、鉛丹、黄色酸化鉛又はクロムイエロ
ーであってもよい。通常、トナー中に存在する着色剤の
量は、トナーの重量に対して15重量%を超えない。
ニグロシン、アニリンブルー、2,9−ジメチルキナク
リドン、C.I.ディスパース レッド 15(C.I. Disper
se Red 15)(C.I. 6010)、C.I.ソルベント レ
ッド 19(C.I. Solvent Red19)(C.I. 2605
0)、C.I.ピグメント ブルー 15(C.I. Pigment Bl
ue 15)(C.I. 74160)C.I.ピグメント ブルー
22(C.I. Pigment Blue22)(C.I. 69810)又
はC.I.ソルベント イエロー 16(C.I. SolventYello
w 16)(C.I. 12700)、或いは無機顔料、例えば
カーボンブラック、鉛丹、黄色酸化鉛又はクロムイエロ
ーであってもよい。通常、トナー中に存在する着色剤の
量は、トナーの重量に対して15重量%を超えない。
【0028】磁気吸引性材料は、例えば鉄、ニッケル、
酸化クロム、酸化鉄又は式:MeFe2O4〔式中、Me
は二価の金属、例えば鉄、コバルト、亜鉛、ニッケル又
はマンガンを表わす〕で示されるフェライトであっても
よい。
酸化クロム、酸化鉄又は式:MeFe2O4〔式中、Me
は二価の金属、例えば鉄、コバルト、亜鉛、ニッケル又
はマンガンを表わす〕で示されるフェライトであっても
よい。
【0029】新規のトナーは常法によって得られ、例え
ば、混練器で成分を混合しかつ引き続き微粉砕すること
によって得られるか、又は重合体バインダもしくは重合
体バインダの混合物を溶融し、引き続き、1個もしくは
それ以上のベンズイミダゾールI及び、使用されている
場合には、他の添加剤を溶融樹脂中に、このような目的
に公知である混合及び混練の装置を使用することによっ
て微細に分散し、引き続き、この溶融物を固体塊状物が
形成されるまで冷却し、最終的にこの固体塊状物を所望
の大きさの粒子(通常0.1〜50μm)が得られるま
で微粉砕することによって得られる。重合体バインダ及
び電荷安定剤を常用の溶剤中に懸濁し、かつ他の添加物
を該懸濁液に添加することも可能である。従って該懸濁
液を液体トナーとして使用することができる。
ば、混練器で成分を混合しかつ引き続き微粉砕すること
によって得られるか、又は重合体バインダもしくは重合
体バインダの混合物を溶融し、引き続き、1個もしくは
それ以上のベンズイミダゾールI及び、使用されている
場合には、他の添加剤を溶融樹脂中に、このような目的
に公知である混合及び混練の装置を使用することによっ
て微細に分散し、引き続き、この溶融物を固体塊状物が
形成されるまで冷却し、最終的にこの固体塊状物を所望
の大きさの粒子(通常0.1〜50μm)が得られるま
で微粉砕することによって得られる。重合体バインダ及
び電荷安定剤を常用の溶剤中に懸濁し、かつ他の添加物
を該懸濁液に添加することも可能である。従って該懸濁
液を液体トナーとして使用することができる。
【0030】しかしながら、該液体については公知方法
で噴霧乾燥することができ、溶剤を蒸発することもでき
るし、液体を凍結乾燥することもでき、かつ、所望の大
きさの粒子を得るために固体残留物を微粉砕することが
できる。
で噴霧乾燥することができ、溶剤を蒸発することもでき
るし、液体を凍結乾燥することもでき、かつ、所望の大
きさの粒子を得るために固体残留物を微粉砕することが
できる。
【0031】また、電荷安定剤として使用される新規の
ベンズイミダゾールを重合体バインダの溶液中で溶解さ
せず、しかし微細に分散させることも可能である。この
ようにして得られたトナー配合物は、さらに、例えば米
国特許第4 265 990号明細書によればゼログラフ
ィーによる画像記録システムに使用することができる。
ベンズイミダゾールを重合体バインダの溶液中で溶解さ
せず、しかし微細に分散させることも可能である。この
ようにして得られたトナー配合物は、さらに、例えば米
国特許第4 265 990号明細書によればゼログラフ
ィーによる画像記録システムに使用することができる。
【0032】上記の式Iのベンズイミダゾールは、有利
な電荷安定剤である。殊に、トナー調製剤に添加される
場合には、該ベンズイミダゾールは該トナー調製剤に有
利な静電荷蓄積プロフィールを付与し、即ち、トナーを
迅速に高い電荷レベルに帯電させることができる。また
新規の電荷安定剤によって、電荷が一定して高いレベル
で維持されることが保証される。
な電荷安定剤である。殊に、トナー調製剤に添加される
場合には、該ベンズイミダゾールは該トナー調製剤に有
利な静電荷蓄積プロフィールを付与し、即ち、トナーを
迅速に高い電荷レベルに帯電させることができる。また
新規の電荷安定剤によって、電荷が一定して高いレベル
で維持されることが保証される。
【0033】
【実施例】次に、本発明を例につき詳説する。
【0034】A) ベンズイミダゾールの製造 例 H1 ピロリジノ[1,2−a]ベンズイミダゾール79g及
び1−ブロモ−3−フェニルプロパン99.6gを14
0℃で4時間撹拌した。さらにこの高温溶融物を水13
00mlに導入し、この場合、澄明な暗色の溶液が得ら
れた。テトラフルオロ硼酸ナトリウム60.4gを60
℃で添加した。生じた沈殿物を濾別し、イソプロパノー
ルから再結晶し、かつ乾燥した。式:
び1−ブロモ−3−フェニルプロパン99.6gを14
0℃で4時間撹拌した。さらにこの高温溶融物を水13
00mlに導入し、この場合、澄明な暗色の溶液が得ら
れた。テトラフルオロ硼酸ナトリウム60.4gを60
℃で添加した。生じた沈殿物を濾別し、イソプロパノー
ルから再結晶し、かつ乾燥した。式:
【0035】
【化6】
【0036】で示される化合物159.5gが得られ
た。
た。
【0037】分析: C62.6%(計算値62.6%) H 5.9%(計算値5.8%) N 7.7%(計算値7.7%) 式:
【0038】
【化7】
【0039】で示される次のベンズイミダゾールが類似
の方法で得られた。
の方法で得られた。
【0040】
【表1】
【0041】B) 使用 使用の例は、樹脂及び新規の電荷安定剤からなる着色剤
不含モデルトナーを用いることによって実施した。
不含モデルトナーを用いることによって実施した。
【0042】I. トナーの製造 例 A1 例H1のベンズイミダゾール0.2gをキシレン100
ml中の未架橋のスチレン/ブチル アクリレート樹脂
10gの溶液中に室温で導入し、さらにこの混合物を凍
結乾燥した。
ml中の未架橋のスチレン/ブチル アクリレート樹脂
10gの溶液中に室温で導入し、さらにこの混合物を凍
結乾燥した。
【0043】例 A2 未架橋のスチレン/ブチル アクリレート樹脂10g及
び例H1のベンズイミダゾール0.2gを混合器中で完
全に混合し、かつ120℃で混練し、押し出しかつ微粉
砕した。平均粒径15μmを有するトナー粒子が、スク
リーニングによって得られた。
び例H1のベンズイミダゾール0.2gを混合器中で完
全に混合し、かつ120℃で混練し、押し出しかつ微粉
砕した。平均粒径15μmを有するトナー粒子が、スク
リーニングによって得られた。
【0044】II. 現像剤の製造及び試験 現像剤を得るために、平均粒径50μmを有する鋼キャ
リヤ99重量%をトナー1重量%と一緒に正確に重量測
定し、かつローラースタンド(roller stand)で下記の時
間中活性化した。さらに現像剤の静電荷蓄積を測定し
た。活性化された現像剤約5gを市販のq/mメーター
(Epping社、Neufahrn、から)を用いて、電位計に電気
的に接続されたハード・ブロー・オフ セル(hard-blow-
off cell)内に導入した。測定セルに使用されたスクリ
ーンの網目の大きさは、50μmであった。
リヤ99重量%をトナー1重量%と一緒に正確に重量測
定し、かつローラースタンド(roller stand)で下記の時
間中活性化した。さらに現像剤の静電荷蓄積を測定し
た。活性化された現像剤約5gを市販のq/mメーター
(Epping社、Neufahrn、から)を用いて、電位計に電気
的に接続されたハード・ブロー・オフ セル(hard-blow-
off cell)内に導入した。測定セルに使用されたスクリ
ーンの網目の大きさは、50μmであった。
【0045】このことによって、トナーが、測定セル中
に残留したキャリヤ以外は可能な限り完全に吹き飛ばさ
れたことが確認された。強力な流れ(約4000cm3
/分)及び同時の抽出によってトナーをキャリヤ粒子か
らほぼ完全に除去し、この場合、キャリヤ粒子は測定セ
ルに残留した。キャリアの電荷蓄積を電位計に記録し
た。該電荷蓄積はトナー粒子の電荷蓄積の大きさに相応
しているが、しかし、異符号が用いられていた。従っ
て、q/m値を計算するために、qの大きさに異符号を
用いて使用した。吹き飛ばされたトナーの質量を測定セ
ルを再重量測定することによって測定し、この値から静
電荷q/mを計算した。
に残留したキャリヤ以外は可能な限り完全に吹き飛ばさ
れたことが確認された。強力な流れ(約4000cm3
/分)及び同時の抽出によってトナーをキャリヤ粒子か
らほぼ完全に除去し、この場合、キャリヤ粒子は測定セ
ルに残留した。キャリアの電荷蓄積を電位計に記録し
た。該電荷蓄積はトナー粒子の電荷蓄積の大きさに相応
しているが、しかし、異符号が用いられていた。従っ
て、q/m値を計算するために、qの大きさに異符号を
用いて使用した。吹き飛ばされたトナーの質量を測定セ
ルを再重量測定することによって測定し、この値から静
電荷q/mを計算した。
【0046】トナーの測定電荷蓄積は、次の表にまとめ
られている。
られている。
【0047】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 〔式中、n及びqは相互に無関係にそれぞれ1又は2を
表わし、R1は水素原子、塩素原子又はメチル基を表わ
し、R2は水素原子、未置換もしくはヒドロキシル−も
しくはC1〜C4−アルコキシ置換されたC1〜C4−アル
キル基、ハロゲン原子、ニトロ基又はC1〜C4−アルカ
ノイル基を表わし、LはC2〜C6−アルキレン基を表わ
し、An-はアニオンの等価物を表わす〕で示されるベ
ンズイミダゾール。 - 【請求項2】 qが1であり、R1が水素原子であり、
R2が水素原子又はC1〜C4−アルキル基でありかつL
がC3〜C6−アルキレン基である、請求項1記載のベン
ズイミダゾール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4232524.2 | 1992-09-29 | ||
DE4232524A DE4232524A1 (de) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | Benzimidazole und ihre Anwendung als Ladungsstabilisatoren |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211861A true JPH06211861A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=6469061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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