JPH06211802A - 1,5,6,7−テトラヒドロ−4h−インダゾール−4− オン類、該化合物を含有する鎮痛、解熱及び消炎用医薬組成物及びそれらの製造方法 - Google Patents
1,5,6,7−テトラヒドロ−4h−インダゾール−4− オン類、該化合物を含有する鎮痛、解熱及び消炎用医薬組成物及びそれらの製造方法Info
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- JPH06211802A JPH06211802A JP5240998A JP24099893A JPH06211802A JP H06211802 A JPH06211802 A JP H06211802A JP 5240998 A JP5240998 A JP 5240998A JP 24099893 A JP24099893 A JP 24099893A JP H06211802 A JPH06211802 A JP H06211802A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】表示素子あるいは電気光学素子に用いられる液
晶材料として有用な新規な光学活性テトラヒドロピラン
誘導体、それを含有する液晶組成物及び液晶素子の開
発。 【構成】下記式 〔式中、Rfは炭素数1又は2のフルオロアルキル基、
R1,R2,R3及びR4は水素又は炭素数1〜20の
直鎖又は分岐鎖アルキル基,炭素数2〜15のアルケニ
ル基又は炭素数7〜10のアラルキル基、X1及びX6
は−COO−,−OCO−,−O−又は単結合、X2及
びX5は−COO−,−OCO−,−CH2O−,−O
CH2−,−C C−又は単結合、X3は−COO−,−CH2O−又は
−O−、X4は−OCH2−,−O−又は−OCO−、
*は不斉炭素、A,B,D及びEは置換または無置換の
含六員環基、m及びnは0または1を示す。〕で表され
る光学活性テトラヒドロピラン誘導体,それを含有する
液晶組成物及び液晶素子。
晶材料として有用な新規な光学活性テトラヒドロピラン
誘導体、それを含有する液晶組成物及び液晶素子の開
発。 【構成】下記式 〔式中、Rfは炭素数1又は2のフルオロアルキル基、
R1,R2,R3及びR4は水素又は炭素数1〜20の
直鎖又は分岐鎖アルキル基,炭素数2〜15のアルケニ
ル基又は炭素数7〜10のアラルキル基、X1及びX6
は−COO−,−OCO−,−O−又は単結合、X2及
びX5は−COO−,−OCO−,−CH2O−,−O
CH2−,−C C−又は単結合、X3は−COO−,−CH2O−又は
−O−、X4は−OCH2−,−O−又は−OCO−、
*は不斉炭素、A,B,D及びEは置換または無置換の
含六員環基、m及びnは0または1を示す。〕で表され
る光学活性テトラヒドロピラン誘導体,それを含有する
液晶組成物及び液晶素子。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,5,6,7-テトラヒドロ
-4H-インダゾール-4- オン類を含有する医薬組成物、新
規1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類、
それらの製造方法及び鎮痛薬、解熱薬及び消炎薬として
の医薬組成物におけるこれらの物質の使用に関する。
-4H-インダゾール-4- オン類を含有する医薬組成物、新
規1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類、
それらの製造方法及び鎮痛薬、解熱薬及び消炎薬として
の医薬組成物におけるこれらの物質の使用に関する。
【0002】
【従来技術】1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン類は、化合物として、例えば、J.Het. Chem.19:
1355 (1982); J.Org.Chem.52: 4384(1987); J.Chem.Res
earch 1401 (1986); J. Chem. Soc. 803(1953)に記載さ
れている。以下の一般式Iによりカバーされない1,5,6,
7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類の様々な薬
理学的性質は、以下の文献から公知である。例えば、 a) 鎮痛及び抗炎症作用に関する化合物は、Il Farmac
o、Ed. Sci.42 :259(1987);Il Farmaco、Ed. Sci.43 :
763 (1988) 及び米国特許第3 657 438 号から公知であ
り、 b) 気管支疾患治療薬及び抗生物質として作用する化合
物は、Heterocycles 32: 41 (1991) 、米国特許第4 73
4 430 号及び米国特許第4 734 429 号から公知であり、 c) 抗ウイルス性のある化合物は、米国特許第3 691 18
0 号から公知である。
- オン類は、化合物として、例えば、J.Het. Chem.19:
1355 (1982); J.Org.Chem.52: 4384(1987); J.Chem.Res
earch 1401 (1986); J. Chem. Soc. 803(1953)に記載さ
れている。以下の一般式Iによりカバーされない1,5,6,
7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類の様々な薬
理学的性質は、以下の文献から公知である。例えば、 a) 鎮痛及び抗炎症作用に関する化合物は、Il Farmac
o、Ed. Sci.42 :259(1987);Il Farmaco、Ed. Sci.43 :
763 (1988) 及び米国特許第3 657 438 号から公知であ
り、 b) 気管支疾患治療薬及び抗生物質として作用する化合
物は、Heterocycles 32: 41 (1991) 、米国特許第4 73
4 430 号及び米国特許第4 734 429 号から公知であり、 c) 抗ウイルス性のある化合物は、米国特許第3 691 18
0 号から公知である。
【0003】
【発明の内容】以下の一般式で表される1,5,6,7-テトラ
ヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類及び光学活性炭素原
子を含むそれらの光学的対掌体は、価値のある薬理学的
性質、具体的には鎮痛、解熱及び/又は消炎作用を有す
ることが見出された。
ヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類及び光学活性炭素原
子を含むそれらの光学的対掌体は、価値のある薬理学的
性質、具体的には鎮痛、解熱及び/又は消炎作用を有す
ることが見出された。
【0004】
【化7】
【0005】上記一般式Iにおいて、R1 及びR2 は同
一でも異なっていてもよく、それぞれは水素原子、炭素
数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基又はハロゲン原子に
より所望により置換されてもよいフェニル基を表し、こ
こで該アルキル基はフェニル、フルオロフェニル、クロ
ロフェニル又はブロモフェニル基により所望により置換
されてもよく、Xは単結合、1つ又は2つの炭素数1〜
3のアルキル基により所望により置換されてもよいメチ
レン基又はエチレン基を表すものである。
一でも異なっていてもよく、それぞれは水素原子、炭素
数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基又はハロゲン原子に
より所望により置換されてもよいフェニル基を表し、こ
こで該アルキル基はフェニル、フルオロフェニル、クロ
ロフェニル又はブロモフェニル基により所望により置換
されてもよく、Xは単結合、1つ又は2つの炭素数1〜
3のアルキル基により所望により置換されてもよいメチ
レン基又はエチレン基を表すものである。
【0006】一般式Iで表される新規な1,5,6,7-テトラ
ヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類は、R1 が水素原子
でありR2 が炭素数2〜6の直鎖又は分岐アルキル基を
示すものであるか、R1 がフェニル基でありR2 が炭素
数2〜6の直鎖又は分岐アルキル基を示すものである
か、又はR1 がハロフェニル基でありR2 が炭素数1〜
6の直鎖又は分岐アルキル基を示すものである。従っ
て、本発明は、痛み、熱及び炎症を治療し、カタル性疾
患の症状を克服するのに好適な一般式Iで表される化合
物を含む新規医薬組成物、上記一般式Iで表される新規
1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類及び
それらの製造方法に関する。
ヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類は、R1 が水素原子
でありR2 が炭素数2〜6の直鎖又は分岐アルキル基を
示すものであるか、R1 がフェニル基でありR2 が炭素
数2〜6の直鎖又は分岐アルキル基を示すものである
か、又はR1 がハロフェニル基でありR2 が炭素数1〜
6の直鎖又は分岐アルキル基を示すものである。従っ
て、本発明は、痛み、熱及び炎症を治療し、カタル性疾
患の症状を克服するのに好適な一般式Iで表される化合
物を含む新規医薬組成物、上記一般式Iで表される新規
1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン類及び
それらの製造方法に関する。
【0007】特有の作用のために好ましい一般式Iで表
される化合物は、R1 が水素原子又はメチル基を表し、
R2 がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ベン
ジル又はフェニル基を表し、Xがメチレン基又は2つの
メチル基で置換されたメチレン基を表すものである。特
に好ましい化合物は、式中R1 が水素原子、R2 がメチ
ル基を表し、かつXがメチレン基を表す一般式Iの化合
物である。この化合物は、鎮痛及び炎症抑制作用のある
化合物を製造するための出発化合物として、Il Farmaco
Ed. Sci. 42: 259(1987) 及びIl Farmaco Ed. Sci. 4
7: 567(1992) に記載されたが、該文献には該出発化合
物自体の薬理学的性質のいずれについても述べられてい
ない。従って、この化合物は非常に優れた鎮痛、解熱及
び消炎性を有することがわかったのは非常に驚くべきこ
とであり、このことはこれまで認められてこなかった。
される化合物は、R1 が水素原子又はメチル基を表し、
R2 がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ベン
ジル又はフェニル基を表し、Xがメチレン基又は2つの
メチル基で置換されたメチレン基を表すものである。特
に好ましい化合物は、式中R1 が水素原子、R2 がメチ
ル基を表し、かつXがメチレン基を表す一般式Iの化合
物である。この化合物は、鎮痛及び炎症抑制作用のある
化合物を製造するための出発化合物として、Il Farmaco
Ed. Sci. 42: 259(1987) 及びIl Farmaco Ed. Sci. 4
7: 567(1992) に記載されたが、該文献には該出発化合
物自体の薬理学的性質のいずれについても述べられてい
ない。従って、この化合物は非常に優れた鎮痛、解熱及
び消炎性を有することがわかったのは非常に驚くべきこ
とであり、このことはこれまで認められてこなかった。
【0008】米国特許第3 657 438 号において、一般式
I中、R1 はメチル基、R2 はベンジル基であり、かつ
Xがメチレン基を表す化合物は、抗炎症作用を有する化
合物を製造するための出発化合物として使用され、出発
化合物それ自体に付随した薬理学的性質のいずれも述べ
られていない。本化合物は、上記の価値ある性質を有す
ることが驚くべきことに見出された。一般式I中、R1
が水素原子、R2 がメチル又はフェニル基を表し、かつ
Xがメチレン基又はジメチルメチレン基を表す化合物の
製造方法は、J. Het. Chem.19:1355(1982) に記載され
ている。
I中、R1 はメチル基、R2 はベンジル基であり、かつ
Xがメチレン基を表す化合物は、抗炎症作用を有する化
合物を製造するための出発化合物として使用され、出発
化合物それ自体に付随した薬理学的性質のいずれも述べ
られていない。本化合物は、上記の価値ある性質を有す
ることが驚くべきことに見出された。一般式I中、R1
が水素原子、R2 がメチル又はフェニル基を表し、かつ
Xがメチレン基又はジメチルメチレン基を表す化合物の
製造方法は、J. Het. Chem.19:1355(1982) に記載され
ている。
【0009】一般式I中、R1 が水素原子、R2 がベン
ジル基を表し、かつXがメチレン基を表す化合物の製造
方法は、Heterocycles 32: 41 (1991) から公知であ
る。一般式I中、R1 がメチル基、R2 がフェニル基を
表し、かつXがメチレン基を表す化合物の製造方法は、
J. Chem. Soc. 803 (1953)から明白である。本発明によ
る上記の新規1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン類は、以下のような方法により得られる。 a) 一般式IIで表される化合物
ジル基を表し、かつXがメチレン基を表す化合物の製造
方法は、Heterocycles 32: 41 (1991) から公知であ
る。一般式I中、R1 がメチル基、R2 がフェニル基を
表し、かつXがメチレン基を表す化合物の製造方法は、
J. Chem. Soc. 803 (1953)から明白である。本発明によ
る上記の新規1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン類は、以下のような方法により得られる。 a) 一般式IIで表される化合物
【0010】
【化8】
【0011】(式中、Xは上記定義のとおりであり、R
1 は上記のものを意味するが水素原子ではない。)を一
般式III で表されるヒドラジン H2 N−NH−R2 (III) (式中、R2 は上記定義のとおりである。)と反応させ
ることによる一般式Iで表される化合物(式中、R1 は
水素以外の上記定義のものを意味する。)の製造。 反
応は、溶媒、例えばメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、塩化メチ
レン又はベンゼン中、0℃〜反応混合物の還流温度にお
いて好ましく行われる。最終生成物の単離は、溶媒を除
去することにより公知の方法で行われる。 b) 一般式IVで表される化合物
1 は上記のものを意味するが水素原子ではない。)を一
般式III で表されるヒドラジン H2 N−NH−R2 (III) (式中、R2 は上記定義のとおりである。)と反応させ
ることによる一般式Iで表される化合物(式中、R1 は
水素以外の上記定義のものを意味する。)の製造。 反
応は、溶媒、例えばメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、塩化メチ
レン又はベンゼン中、0℃〜反応混合物の還流温度にお
いて好ましく行われる。最終生成物の単離は、溶媒を除
去することにより公知の方法で行われる。 b) 一般式IVで表される化合物
【0012】
【化9】
【0013】(式中、Xは上記定義のとおりであり、R
3 はアルキル基、好ましくはメチル基を表す。)を上記
一般式III のヒドラジンと反応させることによる一般式
Iで表される化合物(式中、R1 は水素原子を表す。)
の製造。一般式III のヒドラジン及び一般式IVの化合物
をメタノール、エタノール、イソプロパノール、テロラ
ヒドロフラン、ジオキサン又は塩化メチレンに溶解し、
溶液を約0℃で化合させる。混合物を0℃〜反応混合物
の還流温度で数時間攪拌した後、溶媒を例えば蒸留によ
り除去する。一般式IIによる出発物質を、J.Chem. Soc.
803(1953)及びSynthesis 925(1978) に記載された方法
を用いて製造することができる。一般式IVの出発物質の
製造に関して、J. Het. Chem. 19: 1355(1982)を参照の
こと。
3 はアルキル基、好ましくはメチル基を表す。)を上記
一般式III のヒドラジンと反応させることによる一般式
Iで表される化合物(式中、R1 は水素原子を表す。)
の製造。一般式III のヒドラジン及び一般式IVの化合物
をメタノール、エタノール、イソプロパノール、テロラ
ヒドロフラン、ジオキサン又は塩化メチレンに溶解し、
溶液を約0℃で化合させる。混合物を0℃〜反応混合物
の還流温度で数時間攪拌した後、溶媒を例えば蒸留によ
り除去する。一般式IIによる出発物質を、J.Chem. Soc.
803(1953)及びSynthesis 925(1978) に記載された方法
を用いて製造することができる。一般式IVの出発物質の
製造に関して、J. Het. Chem. 19: 1355(1982)を参照の
こと。
【0014】すでに上述したように、一般式Iの化合物
は価値ある薬理学的性質、具体的には解熱、鎮痛及び消
炎性を有する。具体的には、化合物1-メチル- 1,5,6,7-
テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン(物質A)を以
下のように試験した。 1.ラットにおける炎症の痛みに対する作用を、RANDAL
L 及びSELITTO の方法を用いて試験した(Arch. int. Ph
armacodyn. 111: 409 (1957)) 。試験物質を、体重100
〜130 gの雄性ラットに、1%メチルセルロース(1.0ml
/ 動物100 g) における倍散剤として、酵母の皮下投与
の後、食道管により90分間投与した。様々な用量の投与
の後、45、90及び180 分後に測定した痛みの閾値を使用
して回帰直線分析によりED50を測定した。ED50は、痛み
の閾値を50%上昇する用量である。
は価値ある薬理学的性質、具体的には解熱、鎮痛及び消
炎性を有する。具体的には、化合物1-メチル- 1,5,6,7-
テトラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン(物質A)を以
下のように試験した。 1.ラットにおける炎症の痛みに対する作用を、RANDAL
L 及びSELITTO の方法を用いて試験した(Arch. int. Ph
armacodyn. 111: 409 (1957)) 。試験物質を、体重100
〜130 gの雄性ラットに、1%メチルセルロース(1.0ml
/ 動物100 g) における倍散剤として、酵母の皮下投与
の後、食道管により90分間投与した。様々な用量の投与
の後、45、90及び180 分後に測定した痛みの閾値を使用
して回帰直線分析によりED50を測定した。ED50は、痛み
の閾値を50%上昇する用量である。
【0015】以下の表は、得られた値を示す。 物質 ED50 mg/kg 45分後 90 分後 A 3.1 2.1 2. マウスにおける熱により引き起こされる痛みに対
する作用を、CHEN及びBECKMAN の方法を用いて試験した
(Science 113: 631 (1951)) 。平均体重が20gの雄性マ
ウスに試験物質を1%メチルセルロース(0.1ml/ 動物10
g) における倍散剤として食道管により与えた。様々な
用量を投与した後に観察した個々の反応時間における増
加を用い、ED100 を回帰直線分析により計算した。ED
100 は反応時間が倍増する用量である
する作用を、CHEN及びBECKMAN の方法を用いて試験した
(Science 113: 631 (1951)) 。平均体重が20gの雄性マ
ウスに試験物質を1%メチルセルロース(0.1ml/ 動物10
g) における倍散剤として食道管により与えた。様々な
用量を投与した後に観察した個々の反応時間における増
加を用い、ED100 を回帰直線分析により計算した。ED
100 は反応時間が倍増する用量である
【0016】以下の表に得られた結果を示す。物質 ED100 mg/kg A 159 3. 物理的に引き起こした痛みに対する作用を、HAFF
NER によるテイルクリップ法により試験した(Dtsch. me
d. Wschr. 54: 731 (1929)) 。体重19〜24gの雄性マウ
スに試験物質を1 %メチルセルロース(0.1ml/ 動物10
g) における倍散剤として食道管により与えた。治療
後、30分の間隔で、どれだけのマウスがクリップの存在
に反応しなくなったかを記録した。様々な用量を投与し
た後、痛みに反応を示さない動物の百分率からプロビッ
ト分析により、ED50を計算した。
NER によるテイルクリップ法により試験した(Dtsch. me
d. Wschr. 54: 731 (1929)) 。体重19〜24gの雄性マウ
スに試験物質を1 %メチルセルロース(0.1ml/ 動物10
g) における倍散剤として食道管により与えた。治療
後、30分の間隔で、どれだけのマウスがクリップの存在
に反応しなくなったかを記録した。様々な用量を投与し
た後、痛みに反応を示さない動物の百分率からプロビッ
ト分析により、ED50を計算した。
【0017】以下の表に得られた結果を示す。物質 ED50 mg/kg A 45.2 4. 体温に対する作用を体重120 〜140 gの正常温度
のラットについて試験した。試験物質を1 %メチルセル
ロース(0.1ml/ 動物100 g) における倍散剤として食道
管により投与した。様々な用量を投与した後に観察した
直腸の温度の低下から、ED-1.5℃を、体温1.5 ℃を低下
する用量として回帰直線分析により計算した。以下の表
に得られた結果を示す。物質 ED -1.5℃ mg/kg A 7.1
のラットについて試験した。試験物質を1 %メチルセル
ロース(0.1ml/ 動物100 g) における倍散剤として食道
管により投与した。様々な用量を投与した後に観察した
直腸の温度の低下から、ED-1.5℃を、体温1.5 ℃を低下
する用量として回帰直線分析により計算した。以下の表
に得られた結果を示す。物質 ED -1.5℃ mg/kg A 7.1
【0018】5. 急性毒性を、平均体重20gの雌性及
び雄性のマウス又はラットについて測定した。試験物質
を1 %メチルセルロース(0.2ml/ 動物10g) における倍
散剤として食道管により投与した。様々な用量を投与し
た後に14日以内に死亡した動物の百分率から、LITCHFIE
LD及びWILCOXON(J.Pharmacol.exp.Therap.96:99(1949)
により、(考え得る)LD50を計算した。以下の表に得ら
れた結果を示す。 物質 LD50 mg /kg マウス ラット A 1670 1090
び雄性のマウス又はラットについて測定した。試験物質
を1 %メチルセルロース(0.2ml/ 動物10g) における倍
散剤として食道管により投与した。様々な用量を投与し
た後に14日以内に死亡した動物の百分率から、LITCHFIE
LD及びWILCOXON(J.Pharmacol.exp.Therap.96:99(1949)
により、(考え得る)LD50を計算した。以下の表に得ら
れた結果を示す。 物質 LD50 mg /kg マウス ラット A 1670 1090
【0019】それらの薬理学的性質から見て、一般式I
の化合物は、アミノフェナゾン型の鎮痛/解熱薬であ
る。従って、それらは痛みのある状態、例えば頭痛、歯
痛、月経痛、神経痛、偏頭痛、術後及び外傷後の痛みの
治療及び熱及び炎症及びカタル性疾患の症状の制御に好
適である。この目的のため、所望により他の活性物質と
合わせた一般式Iの化合物は、一つ以上の不活性担体及
び/又は賦形剤、例えば、水、トウモロコシデンプン、
ジャガイモデンプン、ラクトース、グルコース、微結晶
性セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニル
ピロリドン、固形脂肪、カルボキシメチルセルロース又
はそれらの好適な混合物と処方し、慣用のガレヌス製
剤、例えば裸錠又はコーティング錠、カプセル剤、散
剤、坐剤、懸濁液及び溶液を製造してもよい。成人に対
する各投与量は、25〜1200mg、好適には50〜600 mgであ
るが、好ましくは100 〜300 mgである。以下の実施例に
より本発明をより具体的に説明する。
の化合物は、アミノフェナゾン型の鎮痛/解熱薬であ
る。従って、それらは痛みのある状態、例えば頭痛、歯
痛、月経痛、神経痛、偏頭痛、術後及び外傷後の痛みの
治療及び熱及び炎症及びカタル性疾患の症状の制御に好
適である。この目的のため、所望により他の活性物質と
合わせた一般式Iの化合物は、一つ以上の不活性担体及
び/又は賦形剤、例えば、水、トウモロコシデンプン、
ジャガイモデンプン、ラクトース、グルコース、微結晶
性セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニル
ピロリドン、固形脂肪、カルボキシメチルセルロース又
はそれらの好適な混合物と処方し、慣用のガレヌス製
剤、例えば裸錠又はコーティング錠、カプセル剤、散
剤、坐剤、懸濁液及び溶液を製造してもよい。成人に対
する各投与量は、25〜1200mg、好適には50〜600 mgであ
るが、好ましくは100 〜300 mgである。以下の実施例に
より本発明をより具体的に説明する。
【0020】
【実施例】実施例1 1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4-
オン メタノール400 ml中のメチルヒドラジン46.1g(1.0モ
ル) を含む溶液を周囲温度において、167.2 g(1.0モ
ル) の2-( ジメチルアミノメチレン)-シクロヘキサン-
1,3- ジオンを2000mlのメタノール中に含む溶液にゆっ
くりと滴下した。その後、反応混合物を1.5 時間還流し
た。それを真空下で蒸発乾固し、得られた粗生成物をシ
リカゲル(Baker 製造、30〜60μm ) におけるクロマト
グラフィにより、酢酸エチルとシクロヘキサンの9:1
の混合物を用いて精製した。 ジイソプロピルエーテル
から再結晶し、所望の化合物を理論値の89.3%の収率で
得た。無色の結晶、融点96〜97℃であった。
オン メタノール400 ml中のメチルヒドラジン46.1g(1.0モ
ル) を含む溶液を周囲温度において、167.2 g(1.0モ
ル) の2-( ジメチルアミノメチレン)-シクロヘキサン-
1,3- ジオンを2000mlのメタノール中に含む溶液にゆっ
くりと滴下した。その後、反応混合物を1.5 時間還流し
た。それを真空下で蒸発乾固し、得られた粗生成物をシ
リカゲル(Baker 製造、30〜60μm ) におけるクロマト
グラフィにより、酢酸エチルとシクロヘキサンの9:1
の混合物を用いて精製した。 ジイソプロピルエーテル
から再結晶し、所望の化合物を理論値の89.3%の収率で
得た。無色の結晶、融点96〜97℃であった。
【0021】実施例2 1-エチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4-
オン エチルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-シ
クロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、実施例1と同様
に製造した。 融点:60〜61℃ 収率:理論値の88%実施例3 1-プロピル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン プロピルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-
シクロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、実施例1と同
様に製造した。 融点:47〜48℃ 収率:理論値の70%
オン エチルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-シ
クロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、実施例1と同様
に製造した。 融点:60〜61℃ 収率:理論値の88%実施例3 1-プロピル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン プロピルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-
シクロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、実施例1と同
様に製造した。 融点:47〜48℃ 収率:理論値の70%
【0022】実施例4 1-(1- メチルエチル)-1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダ
ゾール-4- オン イソプロピルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレ
ン)-シクロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、実施例1
と同様に製造した。 融点:84〜85℃ 収率:理論値の58%実施例5 1-ベンジル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン ベンジルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-
シクロヘキサン-1,3-ジオンから出発し、実施例1と同
様に製造した。 融点:60℃ 収率:理論値の72%
ゾール-4- オン イソプロピルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレ
ン)-シクロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、実施例1
と同様に製造した。 融点:84〜85℃ 収率:理論値の58%実施例5 1-ベンジル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン ベンジルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-
シクロヘキサン-1,3-ジオンから出発し、実施例1と同
様に製造した。 融点:60℃ 収率:理論値の72%
【0023】実施例6 1-フェニル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン フェニルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-
シクロヘキサン-1,3-ジオンから出発し、実施例1と同
様に製造した。 融点:140 ℃ 収率:理論値の49%実施例7 1,6,6-トリメチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オン メチルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-5,
5-ジメチル- シクロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、
実施例1と同様に製造した。 融点:74〜75℃ 収率:理論値の32%
- オン フェニルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-
シクロヘキサン-1,3-ジオンから出発し、実施例1と同
様に製造した。 融点:140 ℃ 収率:理論値の49%実施例7 1,6,6-トリメチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オン メチルヒドラジン及び2-( ジメチルアミノメチレン)-5,
5-ジメチル- シクロヘキサン-1,3- ジオンから出発し、
実施例1と同様に製造した。 融点:74〜75℃ 収率:理論値の32%
【0024】実施例8 1-エチル-3- メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダ
ゾール-4- オン 2-アセチル- シクロヘキサン-1,3- ジオン及びエチルヒ
ドラジンから出発し、実施例1と同様に製造した。 融点:66〜67℃ 収率:理論値の43%
ゾール-4- オン 2-アセチル- シクロヘキサン-1,3- ジオン及びエチルヒ
ドラジンから出発し、実施例1と同様に製造した。 融点:66〜67℃ 収率:理論値の43%
【0025】製剤例 実施例I 125 mgの1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オンを含む錠剤 組成: 活性物質 125.0 mg 微結晶セルロース 63.5 mg 錠剤製造するために準備したラクトース 110.0 mg ステアリン酸マグネシウム 1.5 mg 300.0 mg 製造方法:賦形剤を活性物質と十分に混合し、錠剤に圧
縮した。丸く、両面が平坦な(biplanar)錠剤が得られ、
両面にファセットを作り(facet) 、片面に刻みを入れ
た。 錠剤の重量:約300 mg 錠剤の直径:10mm
ール-4- オンを含む錠剤 組成: 活性物質 125.0 mg 微結晶セルロース 63.5 mg 錠剤製造するために準備したラクトース 110.0 mg ステアリン酸マグネシウム 1.5 mg 300.0 mg 製造方法:賦形剤を活性物質と十分に混合し、錠剤に圧
縮した。丸く、両面が平坦な(biplanar)錠剤が得られ、
両面にファセットを作り(facet) 、片面に刻みを入れ
た。 錠剤の重量:約300 mg 錠剤の直径:10mm
【0026】実施例II 1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4-
オンを含むコーティング錠 組成: 活性物質 125.0 mg 微結晶セルロース 63.5 mg 錠剤製造するために準備したラクトース 110.0 mg ステアリン酸マグネシウム 1.5 mg 300.0 mg 製造方法:賦形剤を活性物質と十分に混合し、錠剤に圧
縮した。得られた錠剤を慣用の糖衣用懸濁液でコーティ
ングし、その後コーティングパンにおいて純粋なシュガ
ーシロップでコーテイングし、最終の重量がコーティン
グ錠当たり390 mgのものを得た。
オンを含むコーティング錠 組成: 活性物質 125.0 mg 微結晶セルロース 63.5 mg 錠剤製造するために準備したラクトース 110.0 mg ステアリン酸マグネシウム 1.5 mg 300.0 mg 製造方法:賦形剤を活性物質と十分に混合し、錠剤に圧
縮した。得られた錠剤を慣用の糖衣用懸濁液でコーティ
ングし、その後コーティングパンにおいて純粋なシュガ
ーシロップでコーテイングし、最終の重量がコーティン
グ錠当たり390 mgのものを得た。
【0027】コアの重量:300 mg コアの直径:10mm 外観:丸く、両面が中高(biconvex)実施例III 1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4-
オンを含むグラニュール
オンを含むグラニュール
【0028】製造方法:成分(01)、(02)及び(03)を一緒
に混合し、エタノールで湿らせたグラニュールにした。
乾燥し、篩(メッシュサイズ1.0 mm) にかけた後、グラ
ニュールを(04)と混合し、サッシェに詰めた。グラニュ
ール1gを含有するサッシェは、125 mgの活性物質を含
有した。実施例IV 1-メチル-1,5,6.7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4-
オンを含む微細なグラニュール
に混合し、エタノールで湿らせたグラニュールにした。
乾燥し、篩(メッシュサイズ1.0 mm) にかけた後、グラ
ニュールを(04)と混合し、サッシェに詰めた。グラニュ
ール1gを含有するサッシェは、125 mgの活性物質を含
有した。実施例IV 1-メチル-1,5,6.7- テトラヒドロ-4H-インダゾール-4-
オンを含む微細なグラニュール
【0029】製造方法:粒度0.2 〜0.45mmである成分(0
3)を回転コーティングパンに置いた。成分(02)をイソプ
ロパノールに溶解し、その後(01)及び(04)を懸濁した。
該懸濁液をコーティングパン中のラクトースの結晶に乾
燥空気を供給しながら注意深くスプレーした。乾燥後、
成分(05)を加え、活性物質125 mgを含有する所定量のグ
ラニュールをサッシェに詰めた。
3)を回転コーティングパンに置いた。成分(02)をイソプ
ロパノールに溶解し、その後(01)及び(04)を懸濁した。
該懸濁液をコーティングパン中のラクトースの結晶に乾
燥空気を供給しながら注意深くスプレーした。乾燥後、
成分(05)を加え、活性物質125 mgを含有する所定量のグ
ラニュールをサッシェに詰めた。
【0030】実施例V 125 mgの1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オンを含む注射可能な溶液 組成: 活性物質 125.0 mg 注射用水を加え、全量を2 mlにする 製造方法:活性物質を周囲温度下で注射用水に溶解し
た。溶液を滅菌濾過し、クリーンアンプルに移し、20分
間、121 ℃のオートクレーブにかけた。実施例VI 200 mgの1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オンを含む坐剤 組成: 活性物質 200.0 mg 固形脂肪(例、ウイテップゾール H 19 及び ウイテップゾール W 45) 1,500.0 mg
ール-4- オンを含む注射可能な溶液 組成: 活性物質 125.0 mg 注射用水を加え、全量を2 mlにする 製造方法:活性物質を周囲温度下で注射用水に溶解し
た。溶液を滅菌濾過し、クリーンアンプルに移し、20分
間、121 ℃のオートクレーブにかけた。実施例VI 200 mgの1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オンを含む坐剤 組成: 活性物質 200.0 mg 固形脂肪(例、ウイテップゾール H 19 及び ウイテップゾール W 45) 1,500.0 mg
【0031】製造方法:硬質の脂肪を溶解した。38℃に
おいて、粉砕した活性物質を溶解物中に均一に分散し
た。その後、これを35℃に冷却し、わずかに冷却した坐
剤型に注いだ。実施例VII 125 mgの1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オンを含むシロップ剤 組成: 活性物質 2.50g カルボキシメチルセルロース 0.10g p-ヒドロキシ安息香酸メチル 0.05g p-ヒドロキシ安息香酸プロピル 0.03g サッカロース 10.00g グリセロール 5.00g 70% ソルビトール溶液 20.00g 矯味・矯臭剤 0.30g 蒸留水を加えて 全量を100.00mlにする。
おいて、粉砕した活性物質を溶解物中に均一に分散し
た。その後、これを35℃に冷却し、わずかに冷却した坐
剤型に注いだ。実施例VII 125 mgの1-メチル-1,5,6,7- テトラヒドロ-4H-インダゾ
ール-4- オンを含むシロップ剤 組成: 活性物質 2.50g カルボキシメチルセルロース 0.10g p-ヒドロキシ安息香酸メチル 0.05g p-ヒドロキシ安息香酸プロピル 0.03g サッカロース 10.00g グリセロール 5.00g 70% ソルビトール溶液 20.00g 矯味・矯臭剤 0.30g 蒸留水を加えて 全量を100.00mlにする。
【0032】製造方法:蒸留水を70℃に加熱した。p-ヒ
ドロキシ安息香酸メチル及びp-ヒドロキシ安息香酸プロ
ピル、グリセロール及びカルボキシメチルセルロースを
攪拌しながら溶解した。混合物を周囲温度に冷却し、活
性物質を加え、攪拌しながら溶解した。サッカロース、
ソルビトール溶液及び矯味・矯臭剤を加え、溶解した
後、空気を除くためにシロップを攪拌しながら脱気し
た。
ドロキシ安息香酸メチル及びp-ヒドロキシ安息香酸プロ
ピル、グリセロール及びカルボキシメチルセルロースを
攪拌しながら溶解した。混合物を周囲温度に冷却し、活
性物質を加え、攪拌しながら溶解した。サッカロース、
ソルビトール溶液及び矯味・矯臭剤を加え、溶解した
後、空気を除くためにシロップを攪拌しながら脱気し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト ミーム ドイツ連邦共和国 デー88400 ビベラッ ハ ニッケレスハルデ 5−1 (72)発明者 クラウス ルドルフ ドイツ連邦共和国 デー88400 ビベラッ ハ ヴィッデルシュタインシュトラーセ 162 (72)発明者 ギュンター エンゲルハルト ドイツ連邦共和国 デー88400 ビベラッ ハ ウンテレル ビュール 18
Claims (9)
- 【請求項1】 以下の一般式Iにより表される化合物を
一つ以上の不活性担体及び/又は賦形剤と一緒に含むこ
とを特徴とする痛みの治療、熱及び炎症の制御及びカタ
ル性疾患の症状の制御用医薬組成物。 【化1】 (式中、R1 とR2 は同一でも異なっていてもよく、そ
れぞれは水素原子、炭素数1〜6の直鎖又は分岐アルキ
ル基又はハロゲン原子により所望により置換されてもよ
いフェニル基を表し、ここで該アルキル基はフェニル、
フルオロフェニル、クロロフェニル又はブロモフェニル
基により所望により置換されてもよく、Xは単結合、1
つ又は2つの炭素数1〜3のアルキル基により所望によ
り置換されてもよいメチレン基又はエチレン基を表すも
のである。) - 【請求項2】 一般式Iにおいて、R1 が水素原子又は
メチル基を表し、R 2 がメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ベンジル基又はフェニル基を表
し、Xがメチレン基、又は二つのメチル基により置換さ
れたメチレン基を表す化合物を含む請求項1に記載の医
薬組成物。 - 【請求項3】 R1 が水素原子、R2 がメチル基を表
し、Xがメチレン基を表す一般式Iの化合物を含有す
る、請求項1又は2に記載の医薬組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の一
般式Iで表される化合物を一つ以上の不活性担体及び/
又は賦形剤に非化学的方法により加えることを特徴とす
る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬組成物の
製造方法。 - 【請求項5】 以下の一般式Iで表される1,5,6,7-テト
ラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン。 【化2】 (式中、R1 は水素原子を表し、R2 は炭素数2〜6の
直鎖又は分岐アルキル基を表し、Xは1つ又は2つのメ
チル基で置換されてもよいメチレン基を表す。) - 【請求項6】 以下の一般式Iで表される1,5,6,7-テト
ラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン。 【化3】 (式中、R1 はハロゲン原子で所望により置換されても
よいフェニル基を表し、R2 はフェニル基又はハロフェ
ニル基により置換されてもよい炭素数1〜6の直鎖又は
分岐アルキル基を表し、Xは1つ又は2つのメチル基に
より置換されてもよいメチレン基を表す。) - 【請求項7】 以下の一般式Iで表される1,5,6,7-テト
ラヒドロ-4H-インダゾール-4- オン。 【化4】 (式中、R1 及びR2 は請求項1に定義したとおりであ
り、Xは単結合又はエチレン基を表す。) - 【請求項8】 請求項5、6又は7に記載の一般式Iに
より表される1,5,6,7-テトラヒドロ-4H-インダゾール-4
- オン類の製造方法であって、 a)一般式Iの化合物(式中、R1 が水素原子以外の上
記定義のものを表す。)を製造するために、一般式IIの
化合物 【化5】 (式中、Xは上記定義のとおりであり、R1 は水素原子
以外の上記定義のものを意味する。)を一般式III のヒ
ドラジン H2 N−NH−R2 (III) (式中、R2 は上記定義のとおりである。)と反応させ
ること、又は b)一般式Iの化合物(式中、R1 は水素原子を表
す。)を製造するために、一般式IVの化合物 【化6】 (式中、Xは上記定義のとおりであり、R3 はアルキル
基を表す。)を一般式III のヒドラジンと反応させるこ
とを特徴とする上記製造方法。 - 【請求項9】 反応を有機溶媒中、0℃〜反応混合物の
還流温度において行う、請求項8に記載の方法。
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DE4232544:7 | 1992-09-29 | ||
DE4232544A DE4232544A1 (de) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | Arzneimittel enthaltend 1,5,6,7-Tetrahydro-4H-indazol-4-one, neue 1,5,6,7-Tetrahydro-4H-indazol-4-one und Verfahren zu ihrer Herstellung |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06211802A true JPH06211802A (ja) | 1994-08-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5240998A Pending JPH06211802A (ja) | 1992-09-29 | 1993-09-28 | 1,5,6,7−テトラヒドロ−4h−インダゾール−4− オン類、該化合物を含有する鎮痛、解熱及び消炎用医薬組成物及びそれらの製造方法 |
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JP (1) | JPH06211802A (ja) |
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KR880009024A (ko) * | 1987-01-27 | 1988-09-13 | 게리 디.스트리트 | 기관지 확장제용 디피라졸 |
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US5108485A (en) * | 1990-08-31 | 1992-04-28 | American Cyanamid Company | Herbicidal 2-(2-imidazolin-2-yl)-benzazoles |
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