JPH06211458A - エレベータの異常検出装置 - Google Patents

エレベータの異常検出装置

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JPH06211458A
JPH06211458A JP590493A JP590493A JPH06211458A JP H06211458 A JPH06211458 A JP H06211458A JP 590493 A JP590493 A JP 590493A JP 590493 A JP590493 A JP 590493A JP H06211458 A JPH06211458 A JP H06211458A
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Ichiro Kawabe
一郎 河辺
Yuichi Hara
裕一 原
Takaaki Oka
高明 岡
Kenji Kono
賢治 河野
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータドアの異常が乗場や乗りかごの呼
釦の故障によることを検知可能なエレベータの異常検出
装置を提供する。 【構成】 乗場或いは乗りかごの呼釦の操作によつて呼
びが登録され、登録された呼びに応答して運転される乗
りかごが、呼びが登録された階床のドアゾーンに入る
と、該登録が解除されるエレベータの呼釦の異常を検出
するエレベータの異常検出装置において、乗りかごの走
行状態にあると閉成する常開接点Vaと、呼びに応答し
た乗りかごが、呼びが登録された階床のドアゾーンに入
ると閉成する常開接点DZaと、常開接点Va及び常開
接点DZaの閉成が、同時に所定時間を越えて行われた
ことを検出するタイマTと、タイマTの検出回数が所定
回数に達すると、監視センタに呼釦の異常の通報を行う
通報装置CAとが設けてある。 【効果】 エレベータの復旧作業が効率的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗場或いは乗りかごの
呼釦の異常を検出し、監視センタに通報するエレベータ
の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータでは、利用客が乗場或いは乗
りかごの呼釦を押し込み操作すると、呼釦内部の接点が
閉じて呼びが登録され、登録された呼びに応答して乗り
かごが階床間を走行する。そして、乗りかごが、呼びが
登録された階床のドアゾーンに入ると、該呼びが解除さ
れるようにしてある。ところが、この呼釦の可動部分
が、長時間の使用によつて押し込みの復帰がスムーズに
行われない所謂固渋状態となることがあり、このような
固渋状態になると、乗りかごが、呼びが登録された階床
のドアゾーンに入つて乗場に停止しても、呼びが解除さ
れないためにエレベータドアが閉じず、乗りかごが起動
できないことになる。
【0003】このような事態が発生すると、エレベータ
の異常検出装置が該異常を検出し、該エレベータの端末
装置から監視センタに、エレベータドアの閉じ動作不能
の通報が行われ、この通報に基づいてエレベータの保守
会社から保守技術者が、現場に出向いて復旧作業を行つ
ている。なお、乗場呼釦装置に関しては、例えば実開昭
62−26834号公報に、また、故障発報装置に関し
ては、例えば特公昭63−63465号公報に関連技術
の開示が認められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のエレベー
タの異常検出装置では、エレベータのドア閉じ動作の不
能を検出するだけで、監視センタへの通報もこの範囲の
情報を含むだけで、監視センタからの依頼で現場に出向
く保守技術者も、該異常の原因などの情報を知ることは
できず、各種の状態を想定し必要な修理器具や部品を携
帯して現場に出向かねばならなかつた。
【0005】本発明は、前述したようなエレベータドア
の異常に対する復旧作業の現状に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、エレベータドアの異常が乗場や乗り
かごの呼釦の故障によることを検知可能なエレベータの
異常検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、乗場或いは乗りかごの呼釦の操作によつ
て呼びが登録され、登録された呼びに応答して運転され
る乗りかごが、呼びが登録された階床のドアゾーンに入
ると、前記登録が解除されるエレベータの前記呼釦の異
常を検出するエレベータの異常検出装置において、乗り
かごが走行状態にあることを検出する走行検出手段と、
呼びに応答した乗りかごが、前記呼びが登録された階床
のドアゾーンに入つたことを検出するドアゾーン検出手
段と、前記走行検出手段及び前記ドアゾーン検出手段の
検出動作が同時に行われ、その検出時間が所定時間を越
えたことを検出するタイマと、このタイマの検出回数が
所定回数に達すると、監視センタに前記呼釦の異常の通
報を行う通報手段とを有する構成にしてある。
【0007】
【作用】このような構成なので、操作された乗場或いは
乗りかごの呼釦が故障した状態では、乗りかごが走行状
態にあることを検出する走行検出手段と、呼びに応答し
た乗りかごが、呼びが登録された階床のドアゾーンに入
つたことを検出するドアゾーン検出手段とが、同時に所
定時間以上検出状態になる。このような状態になつたこ
とが、タイマで検出され、このタイマの検出回数が所定
回数に達すると、通報手段が作動して、監視センタに乗
場或いは乗りかごの呼釦の異常の通報が適確に行われ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して、2階乗場の乗場呼び装置の上昇呼釦の異常を検
出する場合について説明する。ここで、図1は実施例の
構成を示すブロツク図、図2はエレベータ乗場の正面図
である。
【0009】図2には2階乗場が例示してあり、乗場1
には、乗りかごの到着時に所定時間開かれる乗場ドア2
が設けてあり、この乗場ドア2の側方に、上昇呼釦2U
と下降呼釦2Dとを備えた乗場呼び装置4が設けてあ
り、乗場ドア2の上方には、乗りかごの現在位置を表示
するインジケータが取り付けてある。
【0010】説明を簡単にするために、図1には2階の
上昇呼釦2Uに対応する部分が示してあり、直流電源端
子PN間に上昇呼釦2Uの常開接点2UaとリレーHU
とが互いに直列に接続してあり、常開接点2Uaに並列
に、乗りかごがドアゾーンに入つたことを検出する図示
せぬドアゾーン検出手段(ドアゾーン検出リレー)の常
閉接点DZbとリレーHUの常開接点HUa1とが、互
いに直列に接続してある。同様に、直流電源端子PN間
に、乗りかごが走行状態にあることを検出する図示せぬ
走行検出手段(走行検出リレー)の常開接点Va、リレ
ーHUの常開接点HUa2、ドアゾーン検出手段の常開
接点DZa及びリレーHRが、互いに直列に接続してあ
る。
【0011】そして、直流電源端子PN間に、リレーH
Rの常開接点HRaとタイマTとの直列接続回路、タイ
マTの常開接点TaとカウンタCとの直列接続回路及び
カウンタCの常開接点Caと通報手段である通報装置C
Aとの直列接続回路が、互いに並列に接続してある。
【0012】次に、このような構成の実施例の動作を検
出する。
【0013】例えば、利用客が2階乗場において、上昇
呼釦2Uを操作すると、常開接点2Uaが閉成し、直流
電源端子P、常開接点2Ua、リレーHU及び直流電源
端子Nで閉回路が形成され、リレーHUが付勢し、常開
接点HUa1が閉成するので、リレーHUは自己保持さ
れる。このリレーHUの付勢によつて、図示せぬ制御装
置が作動し、この制御装置で制御される乗りかごは、2
階に向かつて走行し2階床に近付くと減速され、2階の
ドアゾーンに入ると、常閉接点DZbが開成してリレー
HUは消勢し乗りかごは2階乗場に着床する。
【0014】この場合、上昇呼釦2Uが正常であると、
乗りかごがドアゾーンに入つた状態では、乗りかごは依
然走行しているので常開接点Vaは閉成しており、常開
接点DZaも閉成しているが、常閉接点DZbの開成で
リレーHUが消勢しているので、常開接点HUa2が開
成していてリレーHRは消勢している。
【0015】ところが、上昇呼釦2Uが固渋状態にあつ
て、リレーHUが消勢しても常開接点HUa2が閉成状
態を保持していると、直流電源端子P、常開接点Va、
常開接点HUa2、常開接点DZa、リレーHR及び直
流電源端子Nで閉回路が形成され、リレーHRが付勢し
常開接点HRaが閉成する。この常開接点HRaの閉成
により、タイマTに直流電源端子P、Nから電源が供給
され、タイマTが所定の計時を開始し、実施例ではタイ
マTが10秒を計時すると、常開接点Taが閉成して、
カウンタCに直流電源端子P、Nから電源が供給され、
カウンタCが1カウントのカウント動作を行う。そし
て、カウンタCが10カウントのカウント動作を行う
と、常開接点Caが閉成し、通報装置CAに直流電源端
子P、Nから電源が供給され、通報装置CAが作動して
監視センタに乗場呼釦異常の通報が行われる。
【0016】このように、実施例では、上昇呼釦2Uが
固渋状態となる度に、この状態の発生をカウンタCがカ
ウントし、この固渋状態が10回発生すると、通報装置
CAが作動して、監視センタに乗場呼釦異常の通報が行
われる。このために、監視センタでは、従来のように、
エレベータのドア閉じ動作の不能の通報のみでなく、乗
場呼釦異常の通報も受信され、現場に出向く保守技術者
への異常事態の内容説明も適確に行われ、保守技術者は
必要な修理器具と部品とを携えて現場に出向き、エレベ
ータの復旧作業を効率的に行うことが可能になる。
【0017】なお、実施例では、2階乗場の上昇呼釦が
故障した場合を説明したが、本発明は実施例に限定され
るものでなく、下降呼釦が故障した場合、その他の階床
乗場の上昇呼釦や下降呼釦が故障した場合、或いは乗り
かご内の行先階釦が故障した場合についても本発明は適
用可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明では、乗場或いは乗りかごの呼釦
が故障して、乗りかごが走行状態にあることを検出する
走行検出手段と、乗りかごが、呼びが登録された階床の
ドアゾーンに入つたことを検出するドアゾーン検出手段
とが、同時に所定時間以上検出状態になると、タイマが
その回数を検出し、検出回数が所定回数を越えると、通
報手段が、監視センタにエレベータのドア閉じ動作不能
が、乗場或いは乗りかごの呼釦の異常に基づくことを通
報するので、保守技術者は、ドア閉じ動作不能の原因を
事前に知つて、エレベータの復旧作業を適確且つ迅速に
行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロツク図であ
る。
【図2】エレベータの乗場の正面図である。
【符号の説明】
1 乗場 2 乗場ドア 2U 上昇呼釦 2D 下降呼釦 HU,HR リレー T タイマ C カウンタ CA 通報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 賢治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場或いは乗りかごの呼釦の操作によつ
    て呼びが登録され、登録された呼びに応答して運転され
    る乗りかごが、呼びが登録された階床のドアゾーンに入
    ると、前記登録が解除されるエレベータの前記呼釦の異
    常を検出するエレベータの異常検出装置において、乗り
    かごが走行状態にあることを検出する走行検出手段と、
    呼びに応答した乗りかごが、前記呼びが登録された階床
    のドアゾーンに入つたことを検出するドアゾーン検出手
    段と、前記走行検出手段及び前記ドアゾーン検出手段の
    検出動作が同時に行われ、その検出時間が所定時間を越
    えたことを検出するタイマと、このタイマの検出回数が
    所定回数に達すると、監視センタに前記呼釦の異常の通
    報を行う通報手段とを有することを特徴とするエレベー
    タの異常検出装置。
JP00590493A 1993-01-18 1993-01-18 エレベータの異常検出装置 Expired - Fee Related JP3159818B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015231887A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 東芝エレベータ株式会社 故障診断装置及び故障診断方法
JP2016060565A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社日立ビルシステム 乗かご内釦の点灯検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015231887A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 東芝エレベータ株式会社 故障診断装置及び故障診断方法
JP2016060565A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社日立ビルシステム 乗かご内釦の点灯検出装置

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