JPH0621119U - テ−プ電線用シ−ルドテ−プ - Google Patents
テ−プ電線用シ−ルドテ−プInfo
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- JPH0621119U JPH0621119U JP6471392U JP6471392U JPH0621119U JP H0621119 U JPH0621119 U JP H0621119U JP 6471392 U JP6471392 U JP 6471392U JP 6471392 U JP6471392 U JP 6471392U JP H0621119 U JPH0621119 U JP H0621119U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】テ−プ電線を優れた電磁波シ−ルド効果で、し
かも電線の繰返し屈曲下のもとでもその優れた電磁波シ
−ルド効果を安定に維持できるテ−プ電線用シ−ルドテ
−プを提供する。 【構成】絶縁テ−プ間に平行配列の信号伝送用導体と接
地用ドレンワイヤ−とを有するテ−プ電線の接地用ドレ
ンワイヤ−を、絶縁テ−プを開口することにより露出さ
せ、片面に接着剤層を有するシ−ルドテ−プを、接着剤
層を内側にして上記テ−プ電線に縦添えし、シ−ルドテ
−プと接地用ドレンワイヤ−とを加圧により電気的に導
通させるシ−ルドテ−プ付きテ−プ電線のシ−ルドテ−
プにおいて、接着剤層に粘着性を有する熱可塑性接着剤
層を用いた。
かも電線の繰返し屈曲下のもとでもその優れた電磁波シ
−ルド効果を安定に維持できるテ−プ電線用シ−ルドテ
−プを提供する。 【構成】絶縁テ−プ間に平行配列の信号伝送用導体と接
地用ドレンワイヤ−とを有するテ−プ電線の接地用ドレ
ンワイヤ−を、絶縁テ−プを開口することにより露出さ
せ、片面に接着剤層を有するシ−ルドテ−プを、接着剤
層を内側にして上記テ−プ電線に縦添えし、シ−ルドテ
−プと接地用ドレンワイヤ−とを加圧により電気的に導
通させるシ−ルドテ−プ付きテ−プ電線のシ−ルドテ−
プにおいて、接着剤層に粘着性を有する熱可塑性接着剤
層を用いた。
Description
【0001】 本考案は信号伝送用のテ−プ電線の電磁波シ−ルドに使用するシ−ルドテ−プ に関するものである。
【0002】
電子機器類のプリント基板間を接続する電線には、テ−プ電線が広く使用され ているが、通常、外来ノイズの防止のために、電磁波シ−ルドを施すことが必要 である。
【0003】 このため、テ−プ電線の平行導体一本を接地用ドレンワイヤ−とし、この接地 用ドレンワイヤ−をテ−プ電線の絶縁被覆層を切開することにより露出させ、片 面に接着剤層を有するシ−ルドテ−プを接着剤層を内側にしてテ−プ電線に縦添 えし、接地用ドレンワイヤ−とシ−ルドテ−プとの間をプレス等により加圧して 電気的に導通させると共にシ−ルドテ−プをテ−プ電線に固着し、接地用ドレン ワイヤ−を接地することによりテ−プシ−ルド層を接地電位に保持することが公 知である。
【0004】
上記電磁波シ−ルド構造において、シ−ルドテ−プの接着剤層に粘着剤を使用 すると、テ−プ電線の繰返し屈曲により、接地用ドレンワイヤ−とシ−ルドテ− プとの間の電気的導通性が次第に低下し、電磁波シ−ルド効果の悪化が懸念され る。
【0005】 また、シ−ルドテ−プの接着剤層にホットメルト型接着剤を使用し、接地用ド レンワイヤ−とシ−ルドテ−プとの間をホットメルト型接着剤の加熱融着により 固着すると、その優れた固着安定性のために、繰返し屈曲下でも、電磁波シ−ル ド効果を安定に維持できるが、粘着剤層の場合とは異なり、接着剤層がテ−プ電 線に熱融着されるまでに滑り易く、シ−ルドテ−プの重ね目を一定の位置に位置 させることが難しく、これが原因で、シ−ルド効果にばらっきが生じ易く、安定 した作業性にも乏しい。
【0006】 本考案の目的は、テ−プ電線を優れた電磁波シ−ルド効果で、しかも電線の繰 返し屈曲下のもとでもその優れた電磁波シ−ルド効果を安定に維持できるテ−プ 電線用シ−ルドテ−プを提供することにある。
【0007】
本考案のテ−プ電線用シ−ルドテ−プは絶縁テ−プ間に平行配列の信号伝送用 導体と接地用ドレンワイヤ−とを有するテ−プ電線の接地用ドレンワイヤ−を、 絶縁テ−プを開口することにより露出させ、片面に接着剤層を有するシ−ルドテ −プを、接着剤層を内側にして上記テ−プ電線に縦添えし、シ−ルドテ−プと接 地用ドレンワイヤ−とを加圧により電気的に導通させるシ−ルドテ−プ付きテ− プ電線のシ−ルドテ−プにおいて、接着剤層に粘着性を有する熱可塑性接着剤層 を用いたことを特徴とする構成である。
【0008】
シ−ルドテ−プの接着剤層に粘着性を付与してあるので、シ−ルドテ−プをテ −プ電線に縦沿えした後、その縦沿えシ−ルドテ−プをテ−プ電線に最終的に固 着するまでに、縦沿えシ−ルドテ−プがずれるのを防止でき、シ−ルドテ−プの 縦沿え重ね目を一定の位置に位置させ得、その重ね目が接地用ドレンワイヤ−上 にくるのを排除でき、優れたシ−ルド効果を付与できる。
【0009】 また、シ−ルドテ−プと接地用ドレンワイヤ−との最終的な固着を熱融着で行 い得るから、その固着が安定であり、繰返し屈曲下でも、上記の優れた電磁波シ −ルド効果を長期にわたって安定に保持できる。
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の実施例を示す断面図である。 図1において、1は導電性フィルムであり、例えば、不織布に金属ペ−ストを 含浸したものを使用できる。2は導電性フィルム1の片面に接着剤3(例えば、 ポリエステル系、ポリウレタン系等の接着剤)で接着した補強フィルムであり、 例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト,ポリイミド、PEEK等を使用できる。 4は導電性フィルム1の他面に設けた粘着性を有する熱可塑性接着剤層であり、 例えば、粘着付与剤を混合したポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤等 を使用できる。5は剥離紙である。
【0010】 上記の補強フィルム2には、難燃性若しくは不燃性のものを使用することが好 ましい。また、接着剤層3,4においても、難燃性若しくは不燃性のものを使用 することが好ましく、更に、発泡させたものを使用することもできる。
【0011】 図2は上記シ−ルドテ−プの使用状態を示し、絶縁フィルム6,6によって平 行導体7,…(平角線または丸線)を絶縁し、それらの導体の一本71を接地用 ドレンワイヤ−とし、他の導体7,…を伝送用導体とするテ−プ電線Bの接地用 ドレンワイヤ−71を絶縁フィルム6の切開により露出させ、当該シ−ルドテ− プAを、剥離紙5を除去のうえ、粘着性を有する熱可塑性接着剤層4を内側にし てテ−プ電線Bに縦添えし、プレス等による加熱加圧で当該シ−ルドテ−プAを テ−プ電線Bに接着し、接着剤4を押し退けてのシ−ルドテ−プAの導電性フィ ルム1と接地用ドレンワイヤ−61との直接接触により電磁波シ−ルド効果が付 与されている。
【0012】 この場合、シ−ルドテ−プAの接着剤層4に粘着性を付与してあるから、シ− ルドテ−プAの縦沿え後、その縦添えしたシ−ルドテ−プのずれ移動を防止でき 、シ−ルドテ−プAの縦添え重ね目が接地用ドレンワィヤ−61上にくるのを排 除でき、優れた電磁波シ−ルド効果を付与できる。
【0013】 また、縦添えシ−ルドテ−プAの最終的固着が接着剤層4の熱可塑性接着剤に よる熱融着で行われ、その安定強固な接着性のために、テ−プ電線の繰返し屈曲 下でも、シ−ルドテ−プAの導電性フィルム1と接地用ドレンワイヤ−61との 直接接触を安定に維持でき、初期の優れた電磁波シ−ルド効果を長期にわたって 安定に保持できる。
【0014】 なお、上記の実施例においては、シ−ルドテ−プの導電体に可撓性に優れた導 電性フィルムを使用しているから、耐屈曲性に優れ、かかる点からも電磁波シ− ルド効果を安定に維持できる。
【0015】
本考案のテ−プ電線用シ−ルドテ−プにおいては、上述した通り、テ−プ電線 に縦添えしたのち、ずれを排除してテ−プ電線への最終的固着を行い得、縦添え シ−ルドテ−プの縦添え重ね目を所定の位置に位置させ得、この重ね目が接地ド レンワィヤ−上に来るのを確実に排除して優れた電磁波シ−ルド効果を付与でき る。
【0016】 また、縦添えシ−ルドテ−プのテ−プ電線への最終的な固着を熱可塑性接着剤 による熱融着によって行い得、テ−プ電線の繰返し屈曲下でも、その固着状態を 安定に保持でき、上記優れた電磁波シ−ルド効果を長期にわたって安定に保持で きる。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案のシ−ルドテ−プの使用状態を示す断面
図である。
図である。
A シ−ルドテ−プ 1 導電性フィルム 4 粘着性を有する熱可塑性接着剤層 B テ−プ電線 6 絶縁フィルム 7 導体 71 接地用ドレンワィヤ−
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁テ−プ間に平行配列の信号伝送用導体
と接地用ドレンワイヤ−とを有するテ−プ電線の接地用
ドレンワイヤ−を、絶縁テ−プを開口することにより露
出させ、片面に接着剤層を有するシ−ルドテ−プを、接
着剤層を内側にして上記テ−プ電線に縦添えし、シ−ル
ドテ−プと接地用ドレンワイヤ−とを加圧により電気的
に導通させるシ−ルドテ−プ付きテ−プ電線のシ−ルド
テ−プにおいて、接着剤層に粘着性を有する熱可塑性接
着剤層を用いたことを特徴とするテ−プ電線用シ−ルド
テ−プ。 - 【請求項2】繊維質フィルムに導電物質が含浸されて成
る導電性フィルムでシ−ルドテ−プの導電材が構成され
ている請求項1記載のテ−プ電線用シ−ルドテ−プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064713U JP2606278Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | テープ電線用シ−ルドテ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064713U JP2606278Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | テープ電線用シ−ルドテ−プ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621119U true JPH0621119U (ja) | 1994-03-18 |
JP2606278Y2 JP2606278Y2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13266071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992064713U Expired - Lifetime JP2606278Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | テープ電線用シ−ルドテ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606278Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003242838A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | フラットケーブル及びその製造方法 |
WO2020171397A1 (en) * | 2019-02-19 | 2020-08-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flexible flat cable and method of producing the same |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP1992064713U patent/JP2606278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003242838A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | フラットケーブル及びその製造方法 |
WO2020171397A1 (en) * | 2019-02-19 | 2020-08-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flexible flat cable and method of producing the same |
CN113316827A (zh) * | 2019-02-19 | 2021-08-27 | 三星电子株式会社 | 柔性扁平电缆及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606278Y2 (ja) | 2000-10-10 |
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