JPH06210893A - 記録用電極 - Google Patents

記録用電極

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JPH06210893A
JPH06210893A JP474493A JP474493A JPH06210893A JP H06210893 A JPH06210893 A JP H06210893A JP 474493 A JP474493 A JP 474493A JP 474493 A JP474493 A JP 474493A JP H06210893 A JPH06210893 A JP H06210893A
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toner
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control electrodes
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Tetsuya Kitamura
哲弥 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接する制御電極との間に電界が形成される
ことなく、入力された画像データを忠実に記録すること
が可能な記録用電極を提供することを目的としている。 【構成】 本発明の記録用電極は、絶縁層2と、その絶
縁層2に列状に設けられた開口部4と、各開口部4の周
りに設けられた制御電極3と、各制御電極間に設けられ
たシールド電極5とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に適用される記録用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録用電極の中には、複
数の開口部と、これらの開口部の周りに各々独立して設
けられる制御電極を備え、これらの制御電極に対して、
画像データに基いて選択的にトナー通過電圧、あるいは
トナー遮蔽電圧を印加することにより、開口部に対して
帯電したトナーを通過させるか、否かを制御しようとす
るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の記録用電極において、トナー通過電圧が
印加された制御電極に対応する開口部を通過したトナー
の、支持体まで飛翔する軌跡は、隣接する開口部の制御
電極に印加される電圧によって異なっていた。そして、
この現象は、隣接する制御電極との間に電界が形成され
ることにより生じるものであり、この結果、入力された
画像データを忠実に記録することができなかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、隣接する制御電極の間に電界が
形成されることなく、印加される画像データを忠実に記
録することが可能な記録用電極を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の記録用電極は、複数の開口部を有し、これ
らの開口部の周りに各々独立した制御電極を備えるもの
であり、更には、前記各制御電極の間に、シールド電極
を備えている。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の記録用電極におけ
るシールド電極は、各制御電極間に電界が形成されるこ
とを防ぐ。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は、本発明を適用したアパチャ電極の
斜視図である。アパチャ電極1は、絶縁層2と、絶縁層
2に列状に設けられた開口部4と、さらに、このアパチ
ャ電極1の上面に於いて、前記開口部4の周りに設けら
れた制御電極3と、それぞれの制御電極の間に設けられ
たシールド電極5とから構成されている。そして、前記
絶縁層2は、厚み約25μmのポリイミドなどの樹脂フ
ィルムによって構成されている。また、前記制御電極
3、及びシールド電極5は、スパッタされた銅膜等によ
って構成されている。尚、前記開口部4の穴径は、30
0dpiの解像度の記録を達成させる場合、約80μm
が望ましい。
【0009】図2は本発明を適用したアパチャ電極を搭
載した記録装置の概略構成図であり、装置外装26の側
部には、挿入口21と取り出し口22とが設けられてお
り、装置内部には、本発明のアパチャ電極1と、対向電
極6と、トナー供給装置10とが設けられている。アパ
チャ電極1は、台8によって固定されている。
【0010】前記アパチャ電極1の下部には、トナー供
給装置10が設けられる。このトナー供給装置10は、
トナーケース15によって覆われており、回転可能なト
ナー担持ローラ11と、回転可能な供給ローラ12と、
ブレード13とから構成されている。トナーケース15
の内部には、トナー14が貯蔵されている。供給ローラ
12は、前記トナー担持ローラ11にトナー14が供給
されるように構成されている。前記ブレード13は、ト
ナー担持ローラ11に圧接されて設けられている。更
に、トナー担持ローラ11は、アパチャ電極1の開口部
4に接触して設けられている。
【0011】前記アパチャ電極1の上部には、支持体の
通過できるようなスペースを介して、対向電極6が設け
られている。この対向電極6には、電源7によってプラ
ス1キロボルトの電圧が印加される。この電圧印加によ
って、アパチャ電極1の開口部4を通過してきた帯電ト
ナーが、対向電極6に搬送されてきた支持体に付着して
画像などが形成される。
【0012】前記挿入口21から装置内部に挿入された
支持体Pは一対のガイドローラ23によって、挿入口2
1からアパチャ電極1の上部に設けられた対向電極6に
まで搬送されるように構成されている。そして、対向電
極6を通過して画像形成された支持体Pは、内部に熱源
を備えたヒートローラ24とプレスローラ25との間に
まで搬送されて、支持体上のトナーが熱定着されるよう
に構成されている。
【0013】次に、上記のように構成された記録装置に
ついて、その動作を説明する。
【0014】トナー供給装置10に於て、トナーケース
15に貯蔵されたトナー14は、供給ローラ12によっ
て、トナー担持ローラ11に供給される。この場所で、
トナー14は、供給ローラ12とトナー担持ローラ11
とによって、接触しつつ摩擦して、マイナスに帯電す
る。この帯電したトナー14は、トナー担持ローラ11
が回転することによって、ブレード13を経由してアパ
チャ電極1の開口部4に搬送される。ブレード13によ
って、トナー担持ローラ11に担持されたトナー14
は、薄く均一な厚みのトナー層となる。
【0015】アパチャ電極1の開口部4に供給されたマ
イナス帯電トナー14は、制御電圧印加回路9から制御
電極3に印加される電圧によって、この制御電極3に対
応して設けられた開口部4の通過が制御される。具体的
に述べると、制御電圧印加回路9からトナー通過電圧と
して、プラス75ボルトの電圧が制御電極3に印加され
るとき、接地されたトナー担持ローラ11と制御電極3
との間に、すなわち制御電極3に対応する開口部4の内
部において、マイナス帯電したトナー14が開口部24
を通過できるような電界が発生し、トナー14は開口部
4を通過する。
【0016】また制御電圧印加回路9からトナー遮蔽電
圧として、マイナス75ボルトの電圧が制御電極3に印
加されると、接地されたトナー担持ローラ11と制御電
極3との間に、すなわちその開口部4内部において、マ
イナス帯電したトナー14が、開口部4の通過を阻止さ
れる電界が発生し、トナー14は開口部4を通過しな
い。
【0017】アパチャ電極1のそれぞれの制御電極の間
には、シールド電極5が設けられているために、制御電
極間に電界が形成されることなく、開口部4を通過した
トナーの流れをゆがませるようなことはない。
【0018】一方、挿入口21より装置内部に挿入され
た支持体Pは、一対のガイドローラ23によって対向電
極6に搬送される。
【0019】対向電極6には、電源7によってプラス1
キロボルトの電圧が印加されている。この電圧印加によ
って対向電極6とアパチャ電極1との間に電界が形成さ
れ、この電界に沿ってアパチャ電極1の開口部4を通過
してきたトナー14が対向電極6へ吸引される。そし
て、搬送されてきた支持体Pにトナー14が塗布され
る。そして、順次支持体が搬送されることによって、ト
ナー画像が支持体P上に形成される。
【0020】その後、支持体Pは取り出し口の方向に搬
送され、ヒートローラ24、及びプレスローラ25とに
よって挟み込まれ、支持体P上のトナー画像は熱定着さ
れる。そして、トナー像の熱定着された支持体Pは、取
り出し口22へ搬送され、取り出される。
【0021】以上説明したように本実施例によれば、ア
パチャ電極の制御電極間にシールド電極が設けられるた
めに、隣接する制御電極との間に電界が形成されない。
この結果、このアパチャ電極が記録装置に搭載されたと
きに、アパチャ電極を通過したトナーの流れが歪まなく
なって、入力された画像データに忠実な記録を達成でき
るようになる。
【0022】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
るものではなくて、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることは容易である。
【0023】たとえば、図3に示されるような前記実施
例のアパチャ電極における絶縁層2の制御電極3の反対
面に電極36を形成したようなアパチャ電極31を用い
ることも可能である。
【0024】また、記録用電極として、ワイヤをメッシ
ュ状に編んだものを用いることも可能である。この場
合、メッシュのワイヤ毎に少なくとも1本のシールドワ
イヤを設けることとなる。
【0025】更に、記録用電極の駆動を、1つおきに行
い、間の制御電極に印加される電圧を0ボルトにするこ
とによって、制御電極同士の電界をシールドすることも
可能である。
【0026】本実施例では、トナー供給手段として、ト
ナーを薄層化することによって、帯電させる、いわゆる
1成分系のトナー供給装置を用いたが、トナーにキャリ
アを混合した、いわゆる2成分系のトナー供給装置な
ど、何を用いても良い。
【0027】また、本実施例では、記録用の電極をトナ
ー担持ローラに接触させていたが、ある程度のスペース
を持って、記録用電極を配置することも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のアパチャ電極によれば、隣接する制御電極との間
に電界が形成されないことにより、記録装置に搭載され
たときに、印加される画像データを忠実に記録すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録用電極の構成を具体化した一実施
例を示す斜視図である。
【図2】本発明の記録用電極を搭載した記録装置の断面
構成図である。
【図3】本発明の記録用電極の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 アパチャ電極 2 絶縁層 3 制御電極 4 開口部 5 シールド電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部を有し、これらの開口部の
    周りに各々独立した制御電極を備える記録用電極におい
    て、 前記各制御電極の間に、シールド電極を備えたことを特
    徴とする記録用電極。
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