JPH062106A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH062106A
JPH062106A JP16605592A JP16605592A JPH062106A JP H062106 A JPH062106 A JP H062106A JP 16605592 A JP16605592 A JP 16605592A JP 16605592 A JP16605592 A JP 16605592A JP H062106 A JPH062106 A JP H062106A
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JP
Japan
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magneto
film
recording medium
thickness
optical recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP16605592A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Yoshikawa
高正 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Publication of JPH062106A publication Critical patent/JPH062106A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 性能指数が極めて高く、記録再生特性に優れ
た光磁気記録媒体を提供する。 【構成】 純炭素球面籠状化合物からなる中間膜をエン
ハンス膜として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体、特
に、記録再生特性の改善された光磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁性体を記録媒体との情報の記録および
読み出しを光学的に行なう媒体が光磁気ディスクと呼ば
れる。光磁気ディスクメモリーは、1)記録密度が高
い、2)非接触で記録・読み出しができる、3)高速ラ
ンダムアクセスができる、4)信号の並列処理が可能、
5)書き換えが可能である。、という特徴をもってい
る。
【0003】このような記録媒体の記録原理はあらかじ
め、強い磁界によって磁性薄膜の磁化を全面1方向に揃
えておき、次に収束したレーザー光をその表面に短時間
照射し、局部的な温度上昇を生じさせる。すると、ミク
ロンオーダーの直径をもつ反転磁区が磁性薄膜中に形成
され、これが1ビットに対応する。
【0004】記録された情報の消去は、記録時と逆方向
の外部磁界をかけた状態で熱磁気記録を行なってビット
ごとに消去したり、あるいは強い磁界を媒体の広い範囲
にかけて多数の情報を同時に消去したりして行なわれ
る。
【0005】記録の再生に際しては、反射光の偏光面が
回転する磁気Kerr効果現象が利用され、記録再生特
性の良否の指標としてカー回転角θKと反射率Rとの積
で表わされる性能指数R・θKが用いられる。
【0006】この性能指数R・θKを高めるために、従
来、基板と磁性薄膜との間にZnS、SiN等からなる
誘電体膜を設ける等の改善が図られてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ZnSの誘電体を設けたとしても、カー回転角θK=
0.8(deg)、反射率R=20(%)、性能指数R
・θK=0.16であり、十分とは言えない。
【0008】このような実情のもと、本発明は創案され
たものであって、その目的は、性能指数が極めて高く、
記録再生特性に優れた光磁気記録媒体を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、基板上に磁性薄膜を備える光磁気記録媒体に
おいて、前記基板と前記磁性薄膜との間に、純炭素球面
籠状化合物からなる中間膜を備えるように構成した。
【0010】
【作用】本発明は、純炭素球面籠状化合物からなる中間
膜をエンハンス膜として用いてるので、性能指数は極め
て高くなり、媒体の記録再生特性は格段と向上する。
【0011】
【実施例】本発明の第1実施例を図1に基づいて説明す
る。本発明の光磁気記録媒体1は、基板11上にカー効
果エンハンスのための中間膜13を備え、この中間膜1
3の上に磁性薄膜15を備えている。さらに、この磁性
薄膜15の上には保護膜17が設けられ、この保護膜1
7の上には、有機保護膜19が設けられている。
【0012】基板11は、通常、ディスク形状をなし、
用いられる材質としては、ガラス、アクリル、ポリカー
ボネイト、アモルファスポリオレフィン等の光透過性の
基板が挙げられる。基板11の厚さは、1.0〜2.0
mm程度である。
【0013】中間膜13は、カー効果エンハンスのため
に設けられ、その材質としては、純炭素球面籠状化合物
が用いられる。純炭素球面籠状化合物は、一般式Cnで
表わされるいわゆるバックミンスターフラーレン(buck
minsterfullerene )であり、nはある種の数学的規則
で許された正の整数値のみをとる。具体的には、n=6
0、70,76,78,80,82,84,90,9
6,100,102,104,110等の正の整数値を
とる。このような純炭素球面籠状化合物は、例えば、H
eガスフロー中で、二つのグラファイト棒の間に放電を
生じさせることによって、ススの成分として形成され
る。このような化合物を基板11上へ形成するには、ま
ず純炭素球面籠状化合物の結晶(例えば、C60のフラー
レン)を真空中または不活性気体中で加熱昇華させ、基
板11上に薄膜を形成すればよい。
【0014】このような中間膜13の厚さは、10〜2
00nm、より好ましくは、20〜90nmとされる。
この値が200nmをこえると膜にクラックが発生する
という不都合が生じ、この値が10nm未満となるとカ
ー効果エンハンス膜としての光学特性が劣化するという
不都合が生じる。
【0015】このような中間層は13の上に形成される
磁性薄膜15は、TbFeCo、GdFeCo/TbF
e、Pt/Co、DyFeCo,BiまたはCe置換ガ
ーネット等の公知の種々の光磁気メモリ材料から形成さ
れる。
【0016】形成方法としては、スパッタ法、イオンプ
レーティング法、蒸着法等の真空成膜法が用いられる。
厚さは、10〜150nm程度である。磁性薄膜15の
上に形成される保護膜17はZnS、SiN、AlN,
SiO等の誘電体膜で形成される。この保護膜17は磁
性薄膜15の保護を主目的として設けられる。厚さは1
0〜150nm程度であり、このものも、また一般に、
上記真空成膜法で形成される。
【0017】保護膜17の上に設けられる有機保護膜1
9は、保護膜17の上のみならず、媒体の側面をも覆う
ように形成される。磁性薄膜15の側面からの劣化を防
止することを主目的とするからである。有機保護膜19
の材質としては、アクリル系、エポキシ系のUV硬化樹
脂等が挙げられる。厚さは、10〜100μm程度であ
り、一般には、スピンコート法で形成される。
【0018】次に本発明の第2実施例を図2に基づいて
説明する。図2に示される光磁気記録媒体2は、基板1
1上に純炭素球面籠上化合物からなる中間膜13a、磁
性薄膜15、純炭素球面籠状化合物からなる中間膜13
b、反射膜21、有機保護膜19を順次積層して形成さ
れる。
【0019】第2実施例の光磁気記録媒体2が第1実施
例のそれと根本的に異なるところは、磁性薄膜15の厚
さをより薄く設定し、ある程度の光透過を可能とし、反
射膜21を別途設けて、この反射膜面で入射光を反射さ
せるようにするとともに、さらに磁性薄膜15と反射膜
21との間に純炭素球面籠状化合物からなる中間膜13
bを設けたことにある。
【0020】従って、第2実施例における磁性薄膜15
の厚さは、例えば25nm、中間膜13bの厚さは15
nm、中間膜13aの厚さは45nm、反射膜21の厚
さは40nmであるように構成される。
【0021】なお、反射膜の材質としては、Al,A
g,Au,Cr等の反射率の高い金属が用いられる。以
下、本発明の具体的実験例を示し、本発明をさらに詳細
に説明する。
【0022】本発明サンプルの作製 直径13cm、厚さ1.2mmのガラス基板の上に、C
60フラーレンの結晶を真空中で加熱昇華させ、純炭素球
面籠状化合物からなる中間膜を形成した。膜厚は50n
mとした。この上に、Tb20(Fe90Co1080からな
る磁性薄膜を真空蒸着法で、厚さ90nmとなるように
形成した。この上にZnSからなる保護膜を真空蒸着法
で、厚さ90nmとなるように形成した。この上に有機
保護膜をスピンコート法で設けた。厚さは、約20μm
程度であった。このようにして本発明サンプルを作製し
た。
【0023】比較サンプルの作製 上記本発明サンプルの中間膜(C60フラーレン)をZn
Sからなるスパッタ膜の中間膜に変えた。それ以外は、
上記本発明サンプルと同様にして比較サンプルを作製し
た。
【0024】このような2つのサンプルについて反射率
R、カー回転角θKおよび性能指数R・θKをそれぞれ
測定した。結果を下記表1に示す。
【0025】
【表1】 表1の結果より、本発明の性能指数は2倍になることが
分かる。次いて、上記2つの本発明および比較サンプル
について再生特性の比較、すなわち記録周波数とC/N
比との関係を調べた。測定条件は、媒体(サンプル)半
径60nm、媒体(サンプル)回転数1800r.p.m.と
した。
【0026】図3の結果より、本発明サンプルは、1〜
8MHzの記録周波数範囲で、C/N比が3(dB)も
高くなることが確認された。
【0027】
【発明の効果】上記実験例の結果より、本発明の効果は
明らかである。すなわち、本発明の光磁気記録媒体は、
純炭素球面籠状化合物からなる中間膜をエンハンス膜と
して用いているので、性能指数は極めて高くなり、媒体
の記録再生特性は格段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気記録媒体の第1実施例の概略積
層構造を説明するための断面図である。
【図2】本発明の光磁気記録媒体の第2実施例の概略積
層構造を説明するための断面図である。
【図3】本発明サンプルと比較サンプルとの再生特性を
比較するグラフである。
【符号の説明】
11…基板 13,13a,13b…中間膜 15…磁性薄膜 17…保護膜 19…有機保護膜 21…反射膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に磁性薄膜を備える光磁気記録媒
    体において、前記基板と前記磁性薄膜との間に、純炭素
    球面籠状化合物からなる中間膜を備えることを特徴とす
    る光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 基板上に磁性薄膜を備え、該磁性薄膜の
    上に反射膜を備える光磁気記録媒体において、前記磁性
    薄膜と反射膜との間に、純炭素球面籠状化合物からなる
    中間膜を備えることを特徴とする光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記基板と前記磁性薄膜との間には、さ
    らに、純炭素球面籠状化合物からなる中間膜を備えるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光磁気記録媒体。
JP16605592A 1992-06-24 1992-06-24 光磁気記録媒体 Pending JPH062106A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16605592A JPH062106A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 光磁気記録媒体

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JP16605592A JPH062106A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 光磁気記録媒体

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JPH062106A true JPH062106A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15824132

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JP16605592A Pending JPH062106A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 光磁気記録媒体

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JP (1) JPH062106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1045113C (zh) * 1996-05-31 1999-09-15 清华大学 铁-碳合金表面富勒碳涂层的激光改性方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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