JPH0621052Y2 - 光学ヘッド装置 - Google Patents

光学ヘッド装置

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JPH0621052Y2
JPH0621052Y2 JP1076189U JP1076189U JPH0621052Y2 JP H0621052 Y2 JPH0621052 Y2 JP H0621052Y2 JP 1076189 U JP1076189 U JP 1076189U JP 1076189 U JP1076189 U JP 1076189U JP H0621052 Y2 JPH0621052 Y2 JP H0621052Y2
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JP
Japan
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objective lens
leaf spring
lens holder
fixed
spring member
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JP1076189U
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JPH02105222U (ja
Inventor
高志 上坂
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ティアツク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は光ディスク装置に適用される光学ヘッド装置に
関する。
光学ヘッド装置は、トラッキング制御及びフォーカス制
御が安定に行われる構成であることが必要である。
従来の技術 第10図は例えば実開昭63-6518号に示されている光学
ヘッド装置1を示す。
2は対物レンズ3を保持するレンズホルダであり、左右
側夫々2本ずつ計4本の金属線4により、固定部材であ
るベース5に片持ち構造で支持されている。
レンズホルダ2は、金属線4の弾性屈曲を伴って、第1
1図及び第12図に示すように変位される。
第11図はトラッキング制御時の一態様であり、対物レ
ンズ3はトラック方向6と直交する方向にδ変位され
ている。
第12図はフォーカス制御時の一態様であり、対物レン
ズ3はディスク面に直交する方向にδ変位されてい
る。
考案が解決しようとする課題 トラッキング制御時には、第11図に示すように、対物
レンズ3はトラック方向6にδ1a変位してしまう。フォ
ーカス制御時にも第12図に示すように対物レンズ3は
トラック方向6にδ2a変位してしまう。
このため、再生信号にはジッタ成分が含まれることにな
り、良質の信号の再生が困難となる。
また、フォーカス制御時には、符号3aで示すように対
物レンズ3の光軸が傾斜する。これによっても、再生信
号の質は低下する。
本考案は上記課題を解決した光学ヘッド装置を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、対物レンズを保持する対物レンズ保持体が固
定部材に対して変位可能に支持されており、トラッキン
グ及びフォーカス制御時に上記対物レンズ保持体が上記
固定部材に対して変位される光学ヘッド装置において、 両端近傍にU字状部を有する複数の板ばね部材の一端を
上記対物レンズ保持体の両側に固着し、且つ上記板ばね
部材の他端を上記固定部材に固着し、上記対物レンズ保
持体が上記板ばね部材を介して上記固定部材に対して両
持ち構造で支持されてなる構成としたものである。
作用 U字状部は自由に屈曲することが出来る部分を提供す
る。
各板ばね部材がその両端近傍にU字状部を有する形状で
あるため対物レンズ保持体をこれが自由に変位可能な状
態として、両持ちにより支持することが可能となる。
両持ち構造であるため、対物レンズのトラック方向の変
位を伴わずにトラッキング及びフォーカス制御が可能と
なると共に、片持ち構造に比べて対物レンズ保持体の支
持状態が安定化する。
実施例 第1図乃至第3図は本考案の一実施例になる光学ヘッド
装置10を示す。
11は対物レンズ保持体であり、非磁性体製であり、略
立方体形状をなし、中央に対物レンズ12が保持してあ
る。
13はフォーカスコイルであり、対物レンズ保持体11
の周囲に巻回形成してある。
14-1〜14-4は偏平なトラッキングコイルであり、対
物レンズ保持体11の両側の側面15,16に、二つず
つ固定してある。
17はバランスウェイトであり、対物レンズ保持体11
の底面に位置調整して固着してある。
18,19は夫々断面が長方形状の貫通孔であり、対物
レンズ保持体11のうち上記側面15,16の近傍に形
成してある。
20は固定部材としてのベースであり、ヨーク21,2
2,23,24が立設してある。外側のヨーク21,2
4の内面側に永久磁石25,26が固定してある。
ベース20の両側の垂立板部20a,20bには夫々突
起部20c,20dが4つずつ設けてある。
対物レンズ保持体11は、貫通孔18,19を夫々ヨー
ク22,23に嵌合させ、トラッキングコイル14-1
14-2を永久磁石25に対向させ、トラッキングコイル
14-3,14-4を永久磁石26に対向させ、フォーカス
コイル13を永久磁石25,26に対向させた状態で、
一の側面15側を4本の板ばね部材30-1〜30-4を介
して、反対の側面16側を同じく4本の板ばね部材30
-5〜30-8を介して変位可能な状態で、ベース20に両
持ち構造で支持されている。
一の板ばね部材30-1は第4図に示すように、中央の幅
広の本体部30-1aと、この両端の幅狭のU字状部30
-1b,30-1cと、各U字状部より先端側の矩形状の舌部
30-1d,30-1eとよりなる。
他の板ばね部材30-2〜30-8も上記の一の板ばね部材
30-1と実質上同じ形状であり、対応する部分には対応
する符号を付す。
ここで、U字状部30-1bの作用について説明する。
第5図(A)は自然な状態を示す。
本体部30-1aが矢印A方向に付勢されると、U字状
部30-1bは口が広がって第5図(B)に示すように弾
性変形し、本体部30-1aの舌部30-1eに対する矢印A
方向変位を可能とする。
本体部30-1aが逆に矢印A方向に付勢されると、U
字状部30-1bは口が狭まって第5図(C)に示すよう
に弾性変形し、本体部30-1aの矢印B方向変位を可
能とする。
本体部30-1aが矢印B方向に付勢されると、U字状
部30-1bは第5図(D)に示すように捩れ変形し、本
体部30-1aの舌部30-1eに対する矢印B方向の回動
変位を可能とする。
本体部30-1aが矢印B方向に付勢されると、U字状
部30-1bは第5図(E)に示すように捩れ変形し、本
体部30-1aの矢印B方向の回動変位を可能とする。
他のU字状部も上記と同様に機能する。
次に、対物レンズ保持体11の両持ち構造について説明
する。
対物レンズ保持体11の側面15側は、第4図に併せて
示すように、二つの板ばね部材30-1,30-2の一端の
舌部30-1d,30-2dを対物レンズ保持体11の上面の
コーナ部に固着し、他端の舌部30-1e,30-2eを垂直
板部20aの対応する突起部20cに固着し、且つ別の
二つの板ばね部材30-3,30-4の一端の舌部3
-3d,30-4dを対物レンズ保持体11の下面のコーナ
部に固着し、他端の舌部30-3e,30-4eを垂直板部2
0aの対応する突起部20cに固着して、矩形状の側面
15の各コーナ部を夫々一の板ばね部材を介して垂直板
部20aに対して支持された状態にある。
対物レンズ保持体11の反対側の側面16側も、上記の
側面15側と同様に、四つの板ばね部材30-5〜30-8
の一端の舌部30-5e〜30-8dを側面16の各コーナ部
に固着し他端の舌部30-5e〜30-8eを垂直板部20b
の対応する突起部20dに固着して、四つの板ばね部材
30-5〜30-8を介して支持されている。
次にトラッキング制御時及びフォーカス制御時の動作に
ついて説明する。
第6図はトラッキング制御時の動作を示す。
トラッキング制御信号に応じた電流がトラッキングコイ
ル14-1〜14-4に流れると、例えば矢印Fで示す電
磁力が対物レンズ保持体11の両方の側面15,16に
生ずる。
これにより、各板ばね部材30-1〜30-8のU字状部3
-1b,30-1c等が第5図(D),(E)に示すように
変形し、両側の板ばね部材30-1〜30-4及び30-5
30-8が第6図に示すように変形する。特に一の板ばね
部材30-1は第7図中実線で示す状態から二点鎖線で示
す状態に変形する。
対物レンズ保持体11は矢印F方向に変位し対物レン
ズ12は矢印6で示すトラック方向に対して直角方向に
δ変位し、トラッキング制御が行われる。
ここで、対物レンズ保持体11を両持ち支持する板ばね
部材30-1〜30-4及び30-5〜30-8は対物レンズ1
2の中心Oを通り、トラック方向6に対して直交する面
Sに関して左右対称に変形する。
このため、対物レンズ保持体11のトラック方向6の変
位は全く無く、零である。
上記の矢印Fとは逆方向の電磁力が生じた場合にも、
板ばね部材30-1〜30-4と30-5〜30-8とは面Sに
関して左右対称に変形し(板ばね部材30-1は第7図中
一点鎖線で示すように変形する)、対物レンズ保持体1
1はトラック方向6には変位することなくトラック方向
と直交する方向に変位する。
第8図はフォーカス制御時の動作を示す。
フォーカス制御信号に応じた電流がフォーカスコイル1
3に流れると、例えば矢印Fで示す電磁力が対物レン
ズ保持体11の両方の側面15,16に生ずる。
これにより、各板ばね部材30-1〜30-8のU字状部3
-1b,30-1c等が例えば第5図(A),(B)に示す
ように変形し、両側の板ばね部材30-1〜30-4及び3
-5〜30-8が第8図に示すように変形する。特に一の
板ばね部材30-2は、第9図中実線で示す状態から二点
鎖線で示す状態に変形する。
対物レンズ保持体11は矢印F方向に変位し、対物レ
ンズ12はディスク(図示せず)にδ接近し、フォー
カス制御が行われる。
ここで、板ばね部材30-1〜30-4と30-5〜30-8
は、上記の面Sに関して左右対称に変形する。
このため、対物レンズ保持体11のトラック方向6の変
位は全く無く、零である。また対物レンズ保持体11は
水平のまま変位し対物レンズ12の光軸12aは傾斜せ
ず垂直状態を維持する。
上記の矢印Fとは逆方向の電磁力が生じた場合にも、
板ばね部材30-1〜30-4と30-5〜30-8とは面Sに
関して左右対称に変形し(板ばね部材30-2は第9図中
一点鎖線で示すように変形する)、対物レンズ保持体1
1はトラック方向の変位を伴わずに、且つ対物レンズ1
2の光軸12aを垂直としたまま変位する。
従って、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われ
ても、再生信号にジッタ成分は発生せず、良質の信号を
再生することが出来る。
また、対物レンズ保持体11は両持ち構造であるため、
従来例の片持ち構造に比べてより安定に支持される。
このため第1には、アクセス時の対物レンズ保持体11
の姿勢変化を小さくし得、結果的にアクセスタイムを短
縮することが可能となる。
第2には、上記の安定となった分、バランスウエイト1
7の位置調整については若干寛容となり、量産性が向上
する。
第3図には、トラッキング及びフォーカス制御時に起こ
りうる対物レンズ保持体11のローリング及びピッチン
グを抑制する作用がある。
またばねを使用しているため温度特性が良く、また板ば
ね部材を使用しているため、トラッキング制御及びフォ
ーカス制御間のクロストークが軽減される。
考案の効果 以上説明した様に、本考案によれば、両端近傍にU字状
部を有する板ばね部材を使用しているため、対物レンズ
保持体を自由に変位可能な状態で対物レンズ保持体を両
持ち支持することが出来る。
これにより対物レンズのトラック方向の変位を伴わずに
対物レンズ保持体をトラックと直交する方向及びディス
クに垂直な方向に移動させることが出来、然して、ジッ
タ成分を含まない良質の再生信号を得ることが出来る。
また、両持ち構造であるため、片持ち構造に比べて、支
持が安定化し、アクセスタイムを短くすることが出来、
且つローリング、ピッチングを抑制することが出来、こ
れに伴いウェイトバランスの位置精度がゆるくなり、量
産性を向上出来るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の光学ヘッド装置の斜視図、
第2図は第1図に示す装置の平面図、第3図は第1図に
示す装置の正面図、第4図は第1図中対物レンズ保持体
の左側を支持する四つの板ばね部材を取り出して示す斜
視図、第5図は板ばね部材のU字状部の種々の変形状態
を示す図、第6図は第1図の装置のトラッキング制御時
の状態を示す図、第7図はトラッキング制御時の一の板
ばね部材の変形を示す図、第8図は第1図の装置のフォ
ーカス制御時の状態を示す図、第9図はフォーカス制御
時の一の板ばね部材の変形を示す図、第10図は従来の
光学ヘッド装置の一例を示す図、第11図は第10図の
装置のトラッキング制御時の状態を示す図、第12図は
第10図の装置のフォーカス制御時の状態を示す図であ
る。 6…トラック方向、10…光学ヘッド装置、11…対物
レンズ保持体、12…対物レンズ、12a…光軸、13
…フォーカスコイル、14-1〜14-4…トラッキングコ
イル、20…ベース、20a,20b…垂直板部、20
c,20d…突起部、25,26…永久磁石、30-1
30-8…板ばね部材、30-1a〜30-8a…本体部、30
-1b〜30-8b,30-1c〜30-8c…U字状部、30-1d
〜30-8d,30-1e〜30-8e…舌部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを保持する対物レンズ保持体が
    固定部材に対して変位可能に支持されており、トラッキ
    ング及びフォーカス制御時に上記対物レンズ保持体が上
    記固定部材に対して変位される光学ヘッド装置におい
    て、 両端近傍にU字状部を有する複数の板ばね部材の一端を
    上記対物レンズ保持体の両側に固着し、且つ上記板ばね
    部材の他端を上記固定部材に固着し、上記対物レンズ保
    持体が上記板ばね部材を介して上記固定部材に対して両
    持ち構造で支持されてなる構成の光学ヘッド装置。
JP1076189U 1989-02-02 1989-02-02 光学ヘッド装置 Expired - Lifetime JPH0621052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1076189U JPH0621052Y2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 光学ヘッド装置

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JP1076189U JPH0621052Y2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 光学ヘッド装置

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JPH02105222U JPH02105222U (ja) 1990-08-21
JPH0621052Y2 true JPH0621052Y2 (ja) 1994-06-01

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ID=31218706

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