JPH0620974B2

JPH0620974B2 - シ−ト処理装置

Info

Publication number: JPH0620974B2
Application number: JP60271187A
Authority: JP
Inventors: 敏彦広瀬
Original assignee: Nisca Corp
Current assignee: Canon Finetech Nisca Inc
Priority date: 1985-12-02
Filing date: 1985-12-02
Publication date: 1994-03-23
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: JPS62130941A

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、複写機、レーザプリンタ、液晶プリンタ、
印刷機などの画像形成装置に装着されるシート供給装置
とシート収容装置とを信号連結したシート処理装置に関
する。

〔発明の技術背景〕

一般に画像形成装置例えば複写機においては、シート取
り込み口に給紙カセットを装着し、コピー用紙やトレー
シングペーパ、合成樹脂フィルムなどのシートを供給し
ているが、一度に多量の複写を行う場合には、複写途中
で度々シートを補給しなければならない。

そこで、複写機に設けられた通常の給紙カセットを装着
するシート取り込み口あるいは特別に設けられたシート
取り込み口に、多量のシートを収容したシート供給装置
を装着し、シートの補給回数を低減している。

一方、複写されたシートを原稿順(ページ順)にトレイに
収容するために、排出口にシート収容装置を取り付け、
シートをスイッチバックさせたり、Ｕターンさせたりし
てシートの表裏を反転して収容している。

〔背景技術の問題点〕

ところで、シート収容装置にシートが満杯になったり、
シートが搬送経路に詰まったり(ジャム)すると、複写機
に信号を送って複写機を停止させている。

しかし、最近ではシート収容装置がオプショク化される
傾向にあり、複写機と電気的な結合をなくして簡単に取
り付けられるようにしたシート収容装置が考えられてい
る。このような場合には、シート収容装置が満杯になっ
たり、シートが詰まっても複写機を停止させることがで
きず、複写機がシート詰まりになるまで停止しない。即
ち、シート収容装置が収容不能であるにも拘わらず、シ
ート供給装置はシートを供給し続けてしまう。

〔発明の目的〕

この発明は、例えシート収容装置が画像形成装置と信号
連結されていなくとも、シート収容装置が満杯になった
り、シート詰まりが生じて、シート収容不能状態に陥っ
た際、シート供給装置のシート供給を停止させることが
できるシート処理装置を得ることを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するためにこの発明では、積層シートか
ら一枚づつ送り出す給送手段を具備するとともに、画像
形成装置のシート取り込み口に結合され、該シート取り
込み口に向かってシートを給送するシート供給装置と、
同じく画像形成装置の排出口に結合され、該画像形成装
置によって処理済みのシートを受けるシート収容装置と
から成るシート処理装置において、前記シート収容装置
に、シートの受け入れが不能となった旨の条件を検出す
るシート収容不能検出手段を設けるとともに、前記シー
ト収容不能検出手段の検出結果に基づき前記シート供給
装置の前記給送手段を停止させる信号を、前記画像形成
装置を経由することなく直接前記シート供給装置へ伝え
る信号伝達経路を、前記シート収容装置と前記シート供
給装置との間に形成したものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について、第１図を参照して
説明する。

第１図に示すように載置台を兼ねたシート供給装置１上
に、シート取り込み部３および画像形成部５を備えた画
像形成装置例えば複写機７が載置され、この複写機７の
排出口９７にシート収容装置９９が取り付けられてい
る。

上記シート供給装置１は、サイズの異なるシートを収容
した小容量の給紙カセット９を複数収容する多段構成の
カセット収容部１１と、多量のシートを収容するシート
収容部１３と、シート取り込み部３から画像形成部５に
シートを供給する方向とは逆の方向へシート収容部１３
に収容されたシートを送り出す給送手段例えば送り出し
ローラ１５と、この送り出しローラ１５により送り出さ
れたシートを反転してシート取り込み部３に供給する反
転ユニット１７とを備えている。

前記シート収容部１３には、シートを支持するホッパ１
９、このホッパ１９を上下動する昇降装置２１が設けら
れている。昇降装置２１は駆動モータにより回転するロ
ーラ２３、このローラ２３とホッパ１９とを結合したベ
ルト２５、このベルト２５を支持したローラ２７を備え
ている。

送り出しローラ１５は図示してないモータにより回転駆
動されると共に、アーム２９により上下に回動するよう
になっている。送り出しローラ１５の前方には、送り出
しローラ１５により送り出されたシートを給送する給送
ローラ３１及び送り出されたシートに追従するシートを
退ける給送方向とは逆方向に回転する分離ローラ３３が
設けられ、１枚に分離したシートを給送口３５から送り
出すようになっている。

反転ユニット１７は、搬送部３７およびシート取り込み
部３に取り付けられる装着部３９を備えている。搬送部
３７には、供給路４１および複数のローラ４３が設けら
れている。また、装着部３９にはガイド４５及びシート
検出センサＳが設けられている。このセンサＳは、シー
トが後述する取り込みローラ５１とガイド４５との間に
無いことを検出すると、送り出しローラ１５を回転させ
てシートを常に取り込みローラ５１の所に待機させてお
くために設けられている。

一方、前記複写機７は次のような構成となっている。

まず、前記シート取り込み部３には、２つの取り込み口
４７，４９が設けられている。取り込み口４７には反転
ユニット１７の装着部３９が挿入され、取り込み口４９
には給紙カセット９が挿入され、内部に設けられた取り
込みローラ５１，５３によりシートを取り込むようにな
っている。そして、取り込まれたシートはレジストロー
ラ５５および搬送ベルト５７により画像形成部５に送ら
れる。

画像形成部５には感光ドラム５９が設けられている。こ
の感光ドラム５９の回りには帯電装置６１、不要チャー
ジイレーサ６３、現像装置６５、転写装置６７、分離用
チャージ装置６９、分離爪７１、ドラムクリーナ７３が
配置されている。

原稿のセット部には原稿カバー７５が背面をヒンジによ
り開閉可能に取り付けられている。

この原稿カバー７５の下にはコンタクトガラスからなる
プラテン７７が設けられ、その下方にはスリット照明装
置７９がプラテン７７に沿って左右方向に移動可能に設
けられている。

また、２つの可動反射鏡８１，８３とレンズ８５および
２つの固定反射鏡８７，８９とを備えた露光光学装置
が、スリット照明装置７９によって照明された原稿の画
像に対する光像を感光ドラム５９に伝達し、露光を行う
ようになっている。

感光ドラム５９はその外周面に原稿の画像に対応する静
電潜像を形成し、この潜像が現像装置６５によってトナ
ーによる可視像化が行われる。

このようにして感光ドラム５９に形成された可視像は、
取り込みローラ５１または５３により取り込まれ、レジ
ストローラ５５により給紙タイミングを調節され、感光
ドラム５９と転写装置６７との間におくられたシートＰ
上に転写される。

このようにして可視像を転写されたシートは、分離用チ
ャージ装置６９によるディスチャージ作用および分離爪
７１による機械的分離作用を受けて感光ドラム５９から
離れ、搬送ローラ９１により定着装置９３に送られる。

転写シートは排出ローラ９５によつて可視像が上向きの
状態で排出口９７から排出され、シート収容装置９９に
収容される。

シート収容装置９９は、排出口９７から排出されたシー
トの表裏を反転させる反転手段例えばシートを一旦下方
に導き、スイッチバックさせて上昇させるスイッチバッ
ク経路１０１と、このスイッチバック経路１０１により
表裏反転されたシートを収容するトレイ１０３とを備え
ている。

スイッチバック経路１０１には、入口にシート収容装置
９９の駆動モータを起動させるためのシート検出センサ
Ｓ１、一対の搬送ローラ１０８、シートをスイッチバッ
クさせる一対の正逆転ローラ１０５、シートの後端を検
出して正逆転ローラ１０５を逆回転させるシート検出セ
ンサＳ２、スイッチバックしたシートの入口側への進入
を阻止する搬送路切り換え部材例えば合成樹脂シート１
０９、排出されるシートを検出するシート検出センサＳ
３、シートを排出する一対の排出ローラ１１１が設けら
れている。

ところで、シート収容不能検出手段の一つとしてセンサ
Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３が設けられ、センサＳ１，Ｓ２，Ｓ３
がそれぞれオンしてから所定時間以内にオフしなければ
シート詰まり(ジャム)とするようになっている。なお、
センサがシートを検出してから所定時間内に次のセンサ
がシートを検出しない場合、シート詰まりが生じたと判
断するようにしてもよい。

排出口にはシート収容不能検出手段のもう一つとして、
トレイ１０３に収容されたシートの満杯を検出する例え
ばレバー式の満杯検出センサＳ４が設けられている。

このように構成されたシート供給装置１及びシート収容
装置９９は、第２図のように信号伝達経路としてのケー
ブルＫにより信号連結され、シート収容装置９９におい
て、スイッチバック経路１０１のシート詰まりまたはト
レイ１０３の満杯が検出されると、シート供給装置９９
からシート供給装置１へシート供給停止信号が与えられ
るようらなっている。なお、シート供給装置１及びシー
ト収容装置９９は、複写機７と電気的に結合されていな
い。

以上のような構成において、この装置は次のように動作
する。

まず、給紙カセット９によりシートを供給する場合に
は、給紙カセット９を取り込み口４９に装着して、取り
込みローラ５３により給紙カセット９内のシートを取り
込む。

また、シート収容部１３を使用する場合には、ホッパ１
９上にシートをセツトし、ローラ２３を回転させてホッ
パ１９を上昇させる。そして、シートが送り出しローラ
１５を押し上げて停止する。最初はセンサＳがシートを
検出していないので、送り出しローラ１５が回転する。
このため、シートが送り出され、給送ローラ３１と分離
ローラ３３により１枚に分離されて反転ユニット１７に
供給される。このシートは供給路４１を通してガイド４
５上に送られ、取り込みローラ５１のところに待機す
る。

このような状態において、取り込みローラ５１が回転す
ると、待機していたシートが取り込まれる。センサＳが
オフすると送り出しローラ１５が回転して次のシートが
待機位置に供給される。シートが所定量取り込まれると
ホッパ１９が一定量上昇し、常にシートが送り出しロー
ラ１５に接した状態になっている。

このようにして取り込まれたシートには画像形成部５で
画像が複写され、シート収容装置９９に供給される。

複写機７の排出口９７から供給されたシートの先端がセ
ンサＳ１に検出されると、駆動モータが起動して搬送ロ
ーラ１０８が回転し、正逆転ローラ１０５が正回転を開
始すると共に、排出ローラ１１１が逆回転する。

搬送ローラ１０８にくわえられたシートは合成樹脂シー
ト１０９を押してスイッチバック部に供給され、正逆転
ローラ１０５にくわえ込まれる。シート後端がセンサＳ
２により検出されると、駆動モータが逆回転して正逆転
ローラ１０５が逆回転して、シートのスイッチバックを
開始する。また、排出ローラ１１１が排出方向に回転し
て、、排出口から表裏反転されたシートがトレイ１０３
上に排出される。

このような動作が繰り返されてトレイ１０３上にシート
がページ順に収容される。

ところが、センサＳ１，Ｓ２，Ｓ３がそれぞれオンして
から所定時間以内にオフしない場合が生じると、シート
詰まり(ジャム)となる。例えばスイッチバックされたシ
ートの上端がセンサＳ２で検出されてから所定時間内に
センサＳ２オフしない場合には、スイッチバック経路１
０１にシートが詰まったことになる。

また、トレイ１０３にシートが一杯になると、満杯検出
センサＳ４がオンして満杯検出が行われる。

このようにシート詰まりや満杯などのシート収容不能状
態が検出されると、シート収容装置９９の駆動モータを
停止させると共に、ケーブルＫを介してシート供給装置
１にシート供給停止信号を与え、例えば送り出しローラ
１５のモータの電源を遮断し、シート供給装置１の供給
動作を停止させる。

従って、取り込みローラ５１が回転しても、待機してい
た１枚のシートだけが取り込まれ、次のシートは供給さ
れない。このため、取り込みローラ５１が回転しても複
写機７にシートが供給されず、取り込みローラ５１が回
転してから一定時間以上シートが供給されない場合に
は、複写機７はシート詰まりとして停止する。

上記したこの実施例によれば、次のような効果が得られ
る。

（１）複写機７にシートを供給すると共に、シート供
給停止信号を受けるとシートの供給を停止するシート供
給装置１と、このシート供給装置１と信号連結され、複
写機７により複写されたシートを収容すると共に、シー
ト詰まりや満杯が検出されると、シート供給装置１にシ
ート供給停止信号を供給するシート収容装置９９とを設
けたので、少なくともシート収容装置９９が複写機７と
信号連結されていなくても、シート収容装置９９のスイ
ッチバック経路１０１にシート詰まりが生じたり、トレ
イ１０３が満杯になったとき、シート供給装置１を停止
させることができる。

このため、シート収容装置９９が複写機７から電気的に
独立していても、シート収容不能時にシートを傷めたり
故障を発生させることがない。

（２）少なくともシート収容装置９９が複写機７と電
気的結合が無くてもシート収容不能時、シート供給装置
１を停止できるので、シート収容装置９９を複写機７と
は関係になく製造することかできる。従ってオプション
化しやすく、既に稼働中の複写機７にも簡単に装着可能
である。

〔変形例〕

以上、この発明の一実施例について説明したが、この発
明は前記実施例に限定されるものではなく、例えば次の
ような変形が可能である。

（１）シート収容装置としてシートの表裏を反転して
収容するものを示したが、シートを区分けして収容する
ソータなどでも良い。

（２）シート収容装置として載置台を兼ねたものを示
したが、取り込み口４７に直接装着される大容量のシー
ト供給装置でも良い。

（３）シート収容装置は画像形成装置と電気的に結合
されていてもよい。

〔発明の効果〕

この発明のシート処理装置によれば、積層シートから一
枚づつ送り出す給送手段を具備するとともに、画像形成
装置のシート取り込み口に結合され、該シート取り込み
口に向かってシートを給送するシート供給装置と、同じ
く画像形成装置の排出口に結合され、該画像形成装置に
よって処理済みのシートを受けるシート収容装置とから
成るシート処理装置において、前記シート収容装置に、
シートの受け入れが不能となった旨の条件を検出するシ
ート収容不能検出手段を設けるとともに、前記シート収
容不能検出手段の検出結果に基づき前記シート供給装置
の前記給送手段を停止させる信号を、前記画像形成装置
を経由することなく直接前記シート供給装置へ伝える信
号伝達経路を、前記シート収容装置と前記シート供給装
置との間に形成したから、シート供給装置及びシート収
容装置ともに画像形成装置とは電気的に結合する必要が
なく、例えばシート供給装置についてみれば、あたかも
小容量の通常のカセットを画像形成装置のシート取り込
み口へ挿入する要領で結合すればよく、しかもシート収
容装置におけるジャム等によるシート受け入れ不能状態
の検知によって直ちにシートの給送が停止されるもので
ある。

又、電気的結合を必ずしも要しないから、画像形成装置
とシート処理装置との製造部門を分離することが可能で
あり、さらに既に使用者の手に渡っている既製の画像形
成装置に対しても、複雑な制御部の変更等を要せず、一
部部材の取り替えだけで適用が可能となり、本シート処
理装置のオープション性を著しく向上させることができ
るようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体構成を示す断面図、
第２図はシート供給装置とシート収容装置とを信号連結
したブロック図である。１……シート供給装置、７……複写機、１５……送り出
しローラ、９９……シート収容装置、１０１……スイッ
チバック経路、１０３……トレイ、Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３…
…シート検出センサ、Ｓ４……満杯検出センサ、Ｋ……
ケーブル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】積層シートから一枚づつ送り出す給送手段
を具備するとともに、画像形成装置のシート取り込み口
に結合され、該シート取り込み口に向かってシートを給
送するシート供給装置と、同じく画像形成装置の排出口
に結合され、該画像形成装置によって処理済みのシート
を受けるシート収容装置とから成るシート処理装置にお
いて、前記シート収容装置に、シートの受け入れが不能となっ
た旨の条件を検出するシート収容不能検出手段を設ける
とともに、前記シート収容不能検出手段の検出結果に基づき前記シ
ート供給装置の前記給送手段を停止させる信号を、前記
画像形成装置を経由することなく直接前記シート供給装
置へ伝える信号伝達経路を、前記シート収容装置と前記
シート供給装置との間に形成したことを特徴とするシー
ト処理装置。
【請求項２】特許請求の範囲第１項記載のシート処理装
置において、前記シート収容不能検出手段は、前記シー
ト収容装置におけるジャムの発生を検出するジャムセン
サであることを特徴とするシート処理装置。
【請求項３】特許請求の範囲第１項記載のシート処理装
置において、前記シート収容不能検出手段は、前記シー
ト収容装置におけるシートの満配を検出する満配検出セ
ンサであることを特徴とするシート処理装置。