JPH06209407A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06209407A
JPH06209407A JP5002699A JP269993A JPH06209407A JP H06209407 A JPH06209407 A JP H06209407A JP 5002699 A JP5002699 A JP 5002699A JP 269993 A JP269993 A JP 269993A JP H06209407 A JPH06209407 A JP H06209407A
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recording
time
temperature
fixing
image
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English (en)
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Ikuo Sofue
育夫 祖父江
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録部に熱による定着器を持つファクシミリ
装置の消費電力を削減する。 【構成】 熱定着器を持つファクシミリ装置にタイマを
設けて、記録動作終了後に一定時間経過しても記録動作
がないときに定着器の温度を下げる。また、時計を設け
て、メモリ受信した受信内容を指定時刻に記録出力させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プリンタを記
録部に用いたファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のファクシミリは、受信後、
即印字開始ができるように熱定着器の温度を常時ある所
定の温度にまで昇温させ、それを保持するよう定温制御
される。その状態で記録開始の指示信号が発せられる
と、熱定着器の温度を定着可能な温度に即座に昇温さ
せ、定着動作するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では記録動作が行わない間においても、定着ヒ
ータの温度を監視しつつ、常に一定周期でヒータ点灯を
オン/オフさせるため次のような欠点があった。
【0004】(1)記録動作が無い時でも消費電力の大
きな定着器のヒータをある程度の温度に保つ為不必要な
電力を供給しなければならない。
【0005】(2)ヒータのオン/オフには通常大電流
用のスイッチ素子を用いているが、このようなスイッチ
素子はオン/オフによって電気的ストレスが加わり、そ
の回数が多いとスイッチ素子の寿命を短くする。よっ
て、その装置寿命確保の為、高価で大容量の素子を必要
とする。
【0006】(3)装置の熱設計においても、常時高温
領域を内包しているため、余分な放熱処理を施さなけれ
ばならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明では、時刻を計
時する時計と記録終了後の時間を計るタイマを設け、所
定時刻および記録後の所定時間の経過により定着器のオ
ン/オフを行うようにしたものである。
【0008】
【実施例】
(実施例1)図2は本実施例のLBP FAXの概観図
である。1は原稿トレイ、2は受信紙トレイ、3はトナ
ー交換時又は記録紙ジャムを解除する時に開けるプリン
タカバー、4はそのプリンタカバー開閉ボタン、5は記
録紙サブトレイ、6は記録紙トレイ、7はサブトレイ上
の記録紙サイズの切替スイッチ、8は記録紙カセット、
9は受話器、10は原稿のセット時に巾をそろえるスラ
イダ、11は操作パネル、12はトップカバーを開ける
為のリリースボタン、13は動作表示等のディスプレ
イ、14は原稿ジャム解除時に開ける為のトップカバー
である。
【0009】図3は、本実施例を示すファクシミリ装置
の断面図である。
【0010】このファクシミリ装置は、原稿トレイ1と
受信紙トレイ2と、記録紙サブトレイ5と、記録紙カセ
ット8と、カセット給紙ローラ15と、カセット運搬ロ
ーラ16と、搬送ローラ17と、分離パッド18と、転
写帯電ローラ19と、感光ドラム20と、入口ガイド2
1と、給紙ローラ22と、定着上ローラ23と、定着下
ローラ24とを有している。
【0011】図4は、記録紙サブトレイ5より給紙する
場合の給紙ルートを示す部分断面図である。
【0012】記録紙は、図中の矢印に沿って、まず給紙
ローラ22から給紙され、転写帯電ローラ19により感
光ドラム20の現像画像を転写して、定着上ローラ23
と、定着下ローラ24とで熱定着されて受信トレイ2に
運ばれる。
【0013】図5は、カセット8より給紙する場合の給
紙ルートを示す部分断面図である。
【0014】記録紙は、図中の矢印に沿って、まずカセ
ット給紙ローラ15より給紙され、転写帯電ローラ19
により感光ドラム20の現像画像を転写して、定着上ロ
ーラ23と定着下ローラ24とで熱定着されて受信紙ト
レイ2に運ばれる。
【0015】図6は、本実施例のブロック図で、25は
CPU、26はROM、27はRAM、28は操作部、
29は画像メモリ、30は読み取り制御回路、31は記
録制御回路、32は変復調回路、33は回線制御回路、
34は時計である。
【0016】次に送信動作について説明する。
【0017】図2のスライダ10により原稿をそろえ
て、トップカバー14の下に原稿を挿入する。操作パネ
ル11により電話番号をキー入力することにより、図6
CPU25により、操作部28から電話番号がRAM2
7に格納される。次に、CPU25は読み取り制御回路
30を起動し読み取った画像データを画像メモリ29に
格納する。次にCPU25はRAM27に格納された電
話番号を回線制御回路33を通じて回線に送出する。相
手先と交信可能になった時点でCPU25は、画像メモ
リ29より格納された画像データを順次読み出し、変復
調回路32により変調し、回線制御回路33により回線
に送出する。
【0018】次に受信動作について説明する。
【0019】図6の回線制御回路33から、着信信号を
受けると、CPU25は着信準備に入る。CPU25は
着信可能な状態になると、回線制御回路33により画像
データを受信し始める。画像データは変復調回路32に
より復調され、画像メモリ29に一旦格納される。1ペ
ージ分の画像データの格納が終了すると、CPU25は
記録制御回路31を起動し、画像メモリ29から画像デ
ータを順次読み出し、記録制御回路31に送出する。記
録制御回路31に入力された1ページ分の画像データは
プリントされ、図2の受信紙トレイ2上に排出される。
【0020】図1は、本実施例の定着温度制御の概略を
示すブロック図である。本ブロック図は図6の記録制御
回路31に含まれる。
【0021】定着器の定着上ローラ23・定着下ローラ
24は、図示しないメインモータにより駆動される。
【0022】定着上ローラ23には1本の定着ヒータH
1が組み込まれており、このヒータで定着上ローラ23
は加熱される。
【0023】定着上ローラ23の表面温度はサーミスタ
TH1で検知され、その表面温度が上がるとTH1の抵
抗値が下がり、定着ローラ表面温度検知信号THINの
電圧は低くなる。
【0024】このTH1の出力であるTHIN信号の電
圧をもとに、記録制御回路31のマイクロコントローラ
CPU100は定着ヒータ駆動信号HTONの“H”、
“L”を制御し、定着上ローラ23の表面温度が規定値
になるようにしている。HTONが“H”になると、ト
ランジスタTR1がオンして抵抗R1を通してフォトカ
プラPHC1に電流が流れるこれによりスイッチ回路S
W1がオンしてヒータH1に通電する。また、HTON
が“L”になるとTR1がオフし、PH1とSW1がオ
フするためヒータH1はオフする。
【0025】本機には定着ヒータの誤点灯を防止する
為、次に示す3種類の保護機能がある。a.CPU10
0がTH1の出力電圧を監視し、異常時に定着ヒータ故
障と判断して本体のコントローラCPU25に知らせ
る。b.定着上ローラ23の表面温度が異常に上昇しT
H1の電圧が規定値より低くなった場合、安全回路C1
がCPU100の出力にかかわらず/RLONをアクテ
ィブにしてリレーRL1をオフにし定着ヒータへの通電
を遮断する。同時にCPU100はANIN2を通して
定着ヒータ故障と判断して本体のコントローラに知らせ
る。c.定着上ローラ23の表面温度が異常に上昇し、
サーモスイッチ(THS1)内部の温度が上限値を超え
た場合、サーモスイッチ(THS1)がオフし定着ヒー
タへの通電を遮断する。以上のa.b.cの3つが定着
ヒータの誤点灯防止の保護機能である。
【0026】つぎに、定着ヒータの定温制御について説
明する。図7にプリンタの状態と定着ヒータ駆動信号H
TONと定着温度信号THINとの関係を示す。図7
は、時刻および記録終了後のタイマによる温度制御を行
わない場合の定温制御である。
【0027】電源オン直後、定着温度が規定値T2 に達
するまで定着ヒータ駆動信号HTONをアクティブにし
ウェイト状態となる。定着温度が規定値T2 に達すると
定着ヒータ駆動信号HTONが間欠動作を開始して定着
温度をT2 に維持するスタンバイ状態をとる。プリント
開始コマンドを受けつけるとイニシャル状態に入って定
着ヒータ駆動信号HTONをアクティブにし定着温度を
2 からT1 に上昇させる。定着温度がT1 に達する
と、定着ヒータ駆動信号HTONが間欠動作をして定着
温度が常にT2 となるよう制御する。その間プリント
(定着)動作が行われる。
【0028】プリント終了後は、定着ヒータ駆動信号H
TONがインアクティブとなり、定着温度は下降する。
定着温度が再びT2 に達すると、定着ヒータ駆動信号H
TONを間欠動作にして定着温度が常にT2 になるよう
制御するスタンバイ状態をとる。
【0029】次に、上記T2 温度値の他に、さらにT2
より低い温度値T3 を設定した温度制御について説明す
る。そのタイムチャートを図8に示す。また、その温度
制御シーケンスを図9に示す。
【0030】ここで、3つの定温制御温度値をT1 、T
2 、T3 とし、T1 >T2 >T3 とする。また、記録動
作終了後一定時間行われないときに定着温度をT3 に下
げるパワーダウンを行う基準となるパワーダウン移行判
定時間をta とする。
【0031】はじめに電源オン直後に定着温度がT3
達するまで定着ヒータ駆動信号HTONをアクティブに
し、ウェイト状態となる。定着温度が規定値T3 に達す
ると、定着ヒータ駆動信号HTONが間欠動作を開始し
てパワーダウン状態をとる。次に、記録制御回路31の
CPU100が本体のCPU25からプリント開始コマ
ンドを受けつけるとイニシャル状態に入り定着ヒータ駆
動信号HTONをアクティブにして定着温度をT3 から
1 に上昇させる。定着温度がT1 に達すると定着ヒー
タ駆動信号HTONを間欠動作して定着温度がT1 をと
り続けるように制御し、その間に記録動作の定着を行
う。この状態をプリントという。記録動作の終了後定着
ヒータ駆動信号HTONをインアクティブにし、定着温
度をT1 からT2 へ移行させスタンバイ状態に入る。ス
タンバイ状態では、定着温度がT2に達すると定着ヒー
タ駆動信号HTONを間欠駆動して規定温度T2 を持続
させる。
【0032】今、スタンバイ状態に入ってから経過した
時間をt1 とする。本実施例では記録終了後一定時間内
に再び記録が行われないと定着温度をT2 からT3 に下
げパワーダウン状態に移行する。そこで、記録終了後ス
タンバイ状態に入ってからの経過時間t1 を計り、t1
とパワーダウン移行時間ta を比較してt1 <ta で再
び記録要求があればイニシャル状態からプリント状態へ
入り、t1 ≧aであっても記録要求がなければパワーダ
ウン状態へ移る。パワーダウン状態では、定着温度をT
2 からT3 に下げるため定着ヒータ駆動信号HTONを
インアクティブにし、定着温度がT3 に達するとHTO
Nを間欠駆動して規定温度T3 を保持させる。
【0033】ここでT3 を周囲温度とすることができ
る。これはT3 に0を指定することで行う。また、T3
を周囲温度とすることを初期設定とすることもできる。
この様子を図8に破線で示す。
【0034】図9に温度制御のシーケンスを示す。
【0035】まず、ステップS1で電源オンで、定着温
度制御に入る。ステップS2で定着温度の目標値T0
3 を設定する。次にステップS3で定着温度Tを設定
されている目標値T0 になる様に温度制御する。この温
度制御は目標値T0 が新たに設定されるまで同じ温度を
取り続ける様に制御される。この温度制御の動作は後で
詳述する。
【0036】次にステップS4で記録動作のスタートが
要求されるのを待つ。そして記録動作のスタートが要求
されると、ステップS5で定着温度の目標値をT1 にセ
ットし直す。そして、ステップS6で温度制御を行い新
たにセットされた目標値T1になるように定着温度Tを
制御する。ステップS7で定着温度Tが目標値T1 にな
ったことを確認すると、定着動作が可能になったとして
記録動作に移る。ステップS8で記録を行いながらステ
ップS9で記録の終了を検出する。
【0037】次に、ステップS10で記録動作終了後か
らの経過時間をカウントするためにタイマをセットす
る。このタイマはソフトタイマであり初期値t0 から減
算してt0 =0になるまでカウントする。ここでは、記
録終了後のパワーダウン移行時間ta をt0 に設定す
る。
【0038】次に、ステップS11で記録終了後、短い
期間で記録が開始されたときに備えて一定時間は温度T
2 を取るために、目標温度をT2 にセットする。ステッ
プS12で新たに設定された温度T2 になる様に温度制
御する。
【0039】そして、ステップS13でパワーダウン移
行時間ta になる前に次の記録動作の開始を監視し、ス
テップS14でパワーダウン移行時間の経過を待つ。こ
のステップS13、S14では、パワーダウン移行時間
内に記録が行われればステップS5にもどって目標温度
をT1 に設定して記録動作に移り、パワーダウン移行時
間が経過しても記録動作が行われなければ、ステップS
2にもどって目標温度をT3 に設定してパワーダウンを
行う。
【0040】では、ここで温度制御の動作を説明する。
メインルーチンのステップS3にくるとサブルーチンの
ステップS100で温度制御がスタートし、目標温度設
定値T0 がどの温度に設定されているかを示す情報がサ
ブルーチン側で設定される。次にステップS101で定
着器の温度Tは目標値T0 と比較され、T≦T0 ならば
ステップS103で信号HTONをインアクティブにし
てヒータの電源を切り、T≦T0 でなければステップS
102で信号HTONをアクティブにしてヒータに通電
する。これを繰り返すことにより一定温度T0 を維持さ
せる。また、目標値T0 を設定し直せば、新たな設定値
で定常状態となる様に温度が変化する。
【0041】また、T3 を周囲温度とすることが指定さ
れているときはT3 の温度制御を行う際にステップS1
01でステップS103のループを取り続けさせればよ
い。
【0042】図10に定着ヒータ駆動信号のプリント
時、スタンバイ時、パワーダウン時、パワーオフ時にお
ける信号波形の比較を示す。各状態における定着ヒータ
駆動信号の間欠波形の1周期に対するオン時間の比であ
るデューティをプリント時2/5、スタンバイ時1/
3、パワーダウン時1/5としたとき、消費電力は、ス
タンバイ時3、3に対して、パワーダウン時2となる。
なおフルパワーの電力を10とする。これにより従来の
制御に比べパワーダウン時には消費電力を40%削減で
きる。
【0043】次に、強制メモリ受信時の動作について説
明する。
【0044】強制メモリ受信とは、受信した画像をすぐ
にプリントせず、メモリの中に保管するものである。こ
の強制メモリ受信は外出中や夜間などに使用され、開始
時刻や終了時刻を登録しておくことにより、自動的に強
制メモリ受信モードに切り替わるものである。
【0045】この強制メモリ受信モードを設定している
間は、受信文書は、すべて図6画像メモリ29に入力さ
れる。従って、記録動作は行われないので、定着温度制
御も必要なくなる。本発明ではこの強制メモリ受信モー
ドを指示するキー入力に連動して、定着温度を可変する
様構成している。
【0046】そこで次にこの強制メモリ受信モードと定
着温度制御の関係について図11のタイムシーケンスを
使って説明する。図11は理想的な温度制御であり、図
11において強制メモリ受信をオンしてからオフするま
でがパワーダウン状態となるように制御する。従って強
制メモリ受信中の定着温度はT3 (<T2 <T1 )とな
っている。強制メモリ受信をオフしてから再びオンする
までの間においては、先述した様に、一度記録動作を行
った後、一定時間記録動作が行われないときは、パワー
ダウン状態へ移行する制御を行う。
【0047】また、強制メモリ受信をオフしたとき、メ
モリ内に受信画像があれば強制メモリ受信オフと同時に
定着温度をT2 に上昇させスタンバイ状態とし(図11
の実線)メモリ内の受信画像をオペレータの操作により
記録出力する。また、メモリ内に受信画像がなければそ
のままパワーダウン状態をとるようにする(図11の波
線)。
【0048】強制メモリ受信を設定するための操作パネ
ル11の操作手順を図14に表す。
【0049】また、強制メモリオフ時に画像メモリ内に
受信画像があれば、強制メモリオフ時に定着温度をT1
に上げ自動で記録出力させてもよい。
【0050】また、強制メモリオフ時に定着温度をT2
に上昇させた後一定時間記録指示がない場合、再び定着
温度をT3 に下げてもよい。また、強制メモリ受信がオ
フしても受信があるか、オペレータがメモリ内の受信画
像の出力を指示するまでは、定着温度をT3 に保たせて
もよい。
【0051】次に、定着温度をある時刻の間低減させる
動作について説明する。この動作は、図2に示した操作
パネル11により時刻を設定し、図6のROM26に格
納されているソフトウェアによって行われる。これは図
6の時計34の時刻と設定された時刻とを比較し、図1
および図6に示した記録制御回路31に定着温度をT3
にするよう指令を出すものである。
【0052】そこで、次に時刻を設定する手段について
詳細に説明する。図13は図2における操作パネル11
のキー名称の配列を表したものである。ここでは、時刻
設定のためにユーザソフトSWとサーチボタン△とサー
チボタン▽と、図示しないテンキーとセットボタンを使
用する。
【0053】図15は、パワーダウン設定時刻のセット
の手順を表したものである。はじめに1でユーザソフト
SWボタンを押す。次に2でメニュー選択を△ボタン又
は▽ボタンにて行う。表示が“パワーダウンタイム”に
なったら止める。3で図示しないセットボタンを押す。
表示に“ジコクセットカイシ”と出て、その後ディスプ
レイ13に現在の時刻が表示される。4で図示しないテ
ンキーでパワーダウン開始時刻をセットする。5で図示
しないセットボタンを押す。6で表示が“ジコク セッ
ト オワリ”と出て、後にディスプレイ13にパワーダ
ウン開始時刻が表示される。続いて、図示しないテンキ
ーによってパワーダウン終了時刻を設定する。7で図示
しないセットボタンを押す。8でセットした時刻になる
と、パワーダウンが開始される。表示には上段に年月日
時刻が、下段に“タイマー パワーダウン”と表示され
る。
【0054】この時刻を指定した定着温度制御による理
想的な定着温度の変化を示したものが図12である。パ
ワーダウン設定時刻が17:00から9:00であるの
で図12の0時から9時までパワーダウン状態である。
従ってこの間の定着温度はT3 (<T2 <T1 )となっ
ている。
【0055】そして、9時から17時においては、通常
はスタンバイ状態であるので定着温度がT2 となる様制
御される。また、プリント中は定着温度T1 となる様制
御される。さらに一定時間プリント動作がないと定着温
度はT3 に低減される。17時になるとパワーダウン状
態になり再び定着温度がT3 となる様制御される。
【0056】但し、その状態でもプリント要求があれば
破線のように定着温度T1 に戻される。少々記録時間が
長くなるが、発生頻度が少ないのと、パワーダウンを指
示した時間中に無人となる場合には、記録の即時性は必
要ないので問題は少ない。
【0057】(実施例2)強制メモリ受信に関して、前
記実施例では図6の画像メモリ29において受信画像の
受信を行い強制メモリ受信モードが解除された後にプリ
ントアウトしている。このプリントアウトを予め定めら
れた時刻に行うようにした実施例を以下にあげる。
【0058】従来メモリ受信機能を有するファクシミリ
装置は、受信画像を一旦メモリ受信し、即時記録出力し
ていた。その理由の1つとして、小容量メモリを効率良
く使用し、なるべくメモリに画像を滞留させない様にし
てメモリがフルになることにより他の送信機能、受信機
能が使用不能になることを防ぎ、それらの機能をユーザ
が使用可能な状態を提供することにあった。
【0059】しかし、近年、メモリコストも下がり、大
容量化されたメモリも実用化されてきており、受信画像
も大量に蓄積できるようになった。
【0060】そこで、即時記録が必ずしもユーザにとっ
て最適でない場合も見られる様になってきた。例えば、
受信文書を毎日定時刻に回収するオペレータがいる場合
とか、連休日中の受信などが当てはまる。
【0061】そこで、上記の場合では受信記録文書が回
収されるまでの間、次のような欠点が指摘される。受信
記録文書放置による情報の漏えい。受信記録文書放置に
よる情報の紛失。「記録紙無し」「記録紙ジャム」等の
メンテナンスの遅れ。記録動作の間欠性による印字耐久
・印字品質の低下などである。
【0062】また、従来この種の対応について、強制メ
モリ受信モードを有するものがあったが、記録出力作業
の手間と、記録中のユーザの待ち時間が必要であった。
【0063】実施例2によれば、受信画像データを蓄積
するメモリと、メモリより受信画像データを読み出して
記録する手段と、時刻設定する手段を設けることによ
り、受信画像は全てメモリ代行受信させ、設定された時
刻になると受信画像をメモリより読み出して記録するよ
うにしたものである。
【0064】まず、図17を用いてタイマー記録の時刻
セットのしかたについて説明する。図17は時刻セット
のしかたをキー操作と、ディスプレイ表示例とを合わせ
て示した図である。1でユーザソフトSWキーを押し
て、ユーザソフトSWモードに入る。2でサーチキー△
/▽によってタイマー記録モードをさがし出す。3で図
示されないセットキーを押下することによって時刻セッ
トに入る。4で図示されないテンキーによって記録した
い時刻を設定する。設定をしないでスタンバイに戻した
ときは即時記録となる。5で図示されないセットキーを
押下することによって記録時刻がセットされる。6でセ
ットした時刻になると受信画像データが画像メモリ内に
ある場合、記録が始まる。
【0065】次にタイマー記録時刻セット時の受信につ
いて説明する。図6の回線制御回路33から、着信信号
を受けるとCPU25は着信準備に入る。CPU25は
着信可能な状態になると、回線制御回路25により画像
データを受信し始める。画像データは、変復調回路32
により復調され、画像メモリ29に格納される。CPU
25は、記録時刻が現在の時間を示しているときは、即
時記録を開始するが、タイマ記録時刻を一旦セットする
と、記録時刻はセットされた時間を示している為、メモ
リ代行受信をすることになる。そのときCPU25は画
像データが画像メモリ29に蓄積されたことをRAM2
7に記憶する。
【0066】その後、タイマー記録セット時間になる
と、CPU25は、RAM27を読み出して、蓄積画像
データがあることを確認し、記録制御回路31を起動す
る。記録制御回路31はCPU25から記録要求がある
と定着温度をT1 に上げて記録準備を行い定着温度上昇
後記録OKである信号をCPU25に送る。CPU25
は記録制御回路31が記録OKであることを確認する
と、画像メモリ29から画像データを順次読み出し、記
録制御回路31に送出する。
【0067】記録制御回路31に入力された画像データ
は、プリントされ、図2の受信紙トレイ2上に排出され
る。
【0068】また、実施例および実施例2において定着
温度をT3 に下げている時には図示しない冷却用ファン
を停止することができる。これは装置内部にある熱源で
ある定着器の温度が下がるため装置の内部温度が下が
り、冷却の必要がなくなるためである。この動作は、図
示しない内部温度検知用のサーミスタの出力によりCP
U25が冷却用ファンを制御することにより行う。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明による
と、記録部に熱定着器を持つファクシミリ装置におい
て、記録動作の頻度が少ないときは定着器の温度を下げ
ることにより、消費電力を大幅に下げることができる。
【0070】また、定着器の温度を下げることにより定
着器の部品寿命を延ばすだけでなく、定着器に供給する
電力をオン/オフするスイッチの投入回数が減るため、
スイッチまわりの部品寿命も延ばすことができ、また熱
に関する設計の自由度が増す。また部品コストが下げら
れる。
【0071】また、時刻設定手段により、設定された時
刻に従ってメモリ内に蓄積されている受信画像データが
連続記録出力させるように構成したことにより、親展受
信等の複雑な操作をしなくても受信記録文書の放置によ
る情報の漏えいや紛失がなくなる。また、記録紙無しや
記録紙ジャム等のメンテナンスが遅れることもなくな
る。また、記録動作の間欠性による印字耐久時間の減少
や、印字品質の低下等を防ぐことができる。また、待機
時に定着器用FANを止めておく事ができ、騒音防止の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の定着温度制御の概略ブロック図であ
る。
【図2】本実施例のファクシミリ装置の外観図である。
【図3】本実施例のファクシミリ装置の断面図である。
【図4】記録紙サブトレイを用いた記録紙搬送径路を示
す図である。
【図5】記録紙カセットを用いた記録紙搬送径路を示す
図である。
【図6】本実施例のブロック図である。
【図7】従来の温度制御を示す図である。
【図8】本発明を実施した温度制御を示す図である。
【図9】温度制御シーケンスを示すフローチャート。
【図10】定着ヒータ駆動波形の比較を示す図である。
【図11】強制メモリ受信時の温度制御を示す図であ
る。
【図12】設定時刻による定着温度制御を示す図であ
る。
【図13】操作パネル11を示す図である。
【図14】強制メモリ受信のしかたを示す操作説明図で
ある。
【図15】パワーダウン時刻のセットのしかたを示す操
作説明図である。
【図16】パワーダウン時刻のセットのしかたを示す操
作説明図である。
【図17】タイマー記録時刻セットのしかたを示す操作
説明図である。
【符号の説明】
1 原稿トレイ 2 受信紙トレイ 3 プリンタカバー 4 プリンタカバー開閉ボタン 5 記録紙サブトレイ 6 記録紙トレイ 7 記録紙サイズ切替スイッチ 8 記録紙カセット 9 受話器 10 スライダ 11 操作パネル 12 リリースボタン 13 ディスプレイ 14 トップカバー 15 カセット給紙ローラ 16 カセット運搬ローラ 17 搬送ローラ 18 分離パッド 19 転写帯電ローラ 20 感光ドラム 21 入口ガイド 22 給紙ローラ 23 定着上ローラ 24 定着下ローラ 25 CPU 26 ROM 27 RAM 28 操作部 29 画像メモリ 30 読み取り制御回路 31 記録制御回路 32 変復調回路 33 回線制御回路 34 時計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録する記録手段と、 前記記録手段によって記録された画像を熱による定着を
    行う定着手段とを有し、 前記記録手段による記録頻度が少ないときは前記定着手
    段の温度を低減することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記記録手段により記
    録が終了した後一定期間内に次の記録が行われない場合
    に、前記定着器の温度を低減することを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において画像を受信する受信手
    段と、 受信した画像を格納する記憶手段とを有し、前記受信手
    段で受信した画像を前記格納手段に格納し、前記記録手
    段による記録を行わないときは前記定着手段の温度を低
    減することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において時刻を設定する設定手
    段を有し、前記設定手段に設定された時刻の間は、前記
    定着手段の温度を低減することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  5. 【請求項5】 画像を受信する受信手段と、 受信した画像を格納する記憶手段と、 格納された画像を記録する記録手段と、 時刻を設定する設定手段とを有し、 前記受信手段で受信した画像を全て前記記憶手段に格納
    し、前記設定手段に時刻が設定されていれば、その設定
    された時刻に格納された画像を記録し、時刻が設定され
    ていなければ随時記録することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
JP5002699A 1993-01-11 1993-01-11 ファクシミリ装置 Pending JPH06209407A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003720A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用温度制御装置

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JP2007003720A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用温度制御装置

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