JPH06209392A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH06209392A
JPH06209392A JP5019344A JP1934493A JPH06209392A JP H06209392 A JPH06209392 A JP H06209392A JP 5019344 A JP5019344 A JP 5019344A JP 1934493 A JP1934493 A JP 1934493A JP H06209392 A JPH06209392 A JP H06209392A
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JP
Japan
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alarm sound
communication device
transmission
format
alarm
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Application number
JP5019344A
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English (en)
Inventor
Takeshi Toyama
猛 外山
Makoto Kobayashi
誠 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アラーム音によって誰の通信か識別すること
ができる通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 アラーム音の形式(周波数、回数等)を複数
種類記憶する記憶部と、送信時にそれらのうちから1つ
を選択する選択部と、当該送信中にエラーが発生した場
合に選択された形式のアラーム音を鳴動する鳴動部とを
設けたことにより、アラーム音の形式によって誰の通信
か識別できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等の
アラーム機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、送
信中に何らかの原因によりエラーが発生した場合に、ア
ラーム音を鳴動してオペレータに通知する機能が存在す
る。
【0003】このアラーム音により、装置から多少離れ
たところにいるオペレータでも送信エラーの発生を知る
ことができる。
【0004】このアラーム音を聞いたオペレータは、再
度送信を行うなどの対応策を講じることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例では、1台の装置を多人数で、しかも頻繁に使用す
るような場合に、鳴動したアラーム音が誰の通信のもの
なのかわからない。
【0006】そのため、アラーム音が鳴動しても皆が
「他の人が処理してくれるだろう。」と思ってしまい、
エラー発生に気づくのが遅れる場合が多くなるという問
題点があった。
【0007】また、ファクシミリ文書が届く予定になっ
ている場合などは、何度も装置のある場所まで足を運ん
で確認しなければならないという欠点があった。
【0008】本発明は、アラーム音によって誰の通信か
識別することができる通信装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アラーム音の
形式(周波数、回数等)を複数種類記憶する記憶手段
と、送信時にそれらのうちから1つを選択する選択手段
と、当該送信中にエラーが発生した場合に選択された形
式のアラーム音を鳴動する鳴動手段とを設けたことによ
り、アラーム音の形式によって誰の通信か識別できるよ
うにしたものである。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるファク
シミリ装置の構成例を示すブロック図である。
【0011】主制御部101は、装置全体を制御するも
のであり、マイクロプロセッサと、制御プログラムが格
納されるROMと、制御変数が格納されるRAMなどで
構成される。
【0012】読取部102は、CCDイメージセンサ、
原稿搬送機構、画像処理デバイス等で構成され、原稿を
光学的に読み取って電気的な画像データに変換し、さら
にそれに補正処理を施して高精細な画像データを出力す
る。
【0013】記録部103は、感熱プリンタ、またはレ
ーザービームプリンタ等で構成され、画像データを記録
紙に印画するものである。また、計時部104は、時刻
を計時するためのもので時計用IC等で構成される。
【0014】スピーカ105は、アラーム音のほか、キ
ータッチ音などを鳴動するものであり、スピーカ制御部
106は、主制御部101がセットした周波数データに
したがってスピーカ105に出す音を生成する。
【0015】例えば水晶発振子などがつくる基準クロッ
クを適当に分周したものをフィルタによって高調波成分
を除去することで、音源となる信号を得ることができ
る。この信号を適当なタイミングでオン/オフすること
で所望の形式の音を生成する。また、音量データをセッ
トすれば、所望の音量にすることができる。これは、ゲ
インを複数段階で切り換えることができる増幅器等で音
源信号のレベルを調節することで実現できる。
【0016】登録メモリ107は、SRAM等で構成さ
れ、オペレータが登録したデータや装置の管理データ等
を格納するためのものである。また、この登録メモリ1
07は、電池でバックアップされているので装置の電源
をOFFしても、その状態は保持されている。
【0017】操作部108は、LCD等の表示器、キー
ボード等で構成され、オペレータが各種入力操作を行っ
たり、各種表示器により装置の状態を確認したりするた
めのものである。
【0018】通信部109はモデム、NCU(網制御装
置)等で構成され、回線を通して相手通信局との間で信
号のやり取りを行うものである。回線110は、相手通
信局とのデータの授受の媒体となるもので、アナログ電
話回線やデジタル回線などからなる。
【0019】画像メモリ111は、DRAM等からな
り、送信画像を格納したり、記録部103に記録紙が無
い場合に、受信画像を一時格納したりするためのもので
ある。システムバス112は、主制御部101と装置の
各部材をつなぐもので、装置内部のデータの授受の媒体
となる。
【0020】次に、本実施例において用いる様々な態様
のアラーム音を装置に記憶する方法について説明する。
【0021】図7は、本実施例において用いるアラーム
音の例を示す波形図である。
【0022】波形701は、周波数F1[Hz]の音を
T1[msec]、周波数F2[Hz]の音をT2[m
sec]だけ鳴動するのを繰り返す。
【0023】波形702は、周波数F1[Hz]の音を
T1「msec]、周波数F2(無音、すなわち0)
[Hz]の音をT2[msec]、周波数F3[Hz]
の音をT3[msec]、周波数F4(無音、すなわち
0)[Hz]の音をT4[msec]だけ鳴動するのを
繰り返す。
【0024】したがって、アラーム音の形式を決めるパ
ラメータを図4に示すように設定すればよい。
【0025】図4において、音量とは音源信号のレベル
であり、上記の通り複数段階に切り換えることができ
る。本実施例では、0、1、2、3、……というように
音量を相対的な数値で表すものとする。当該数値データ
をスピーカ制御部106にセットすることにより、所望
の音量を得ることができる。
【0026】また、回数とは、あるパターンの鳴動を繰
り返す数のことであり、F1、F2、F3、……は、そ
れぞれ周波数である。また、T1、T2、T3、……
は、それぞれ鳴動時間である。
【0027】データポインタ401は、2000Hz
(2000msec)、無音(1000msec)、2
000Hz(2000msec)、無音(1000ms
ec)の鳴動を音量5で7回繰り返す。
【0028】これらのデータは登録メモリ107内に、
図4に示したデータテーブルとして記憶される。データ
テーブルは、固定長サイズであっても可変長サイズであ
ってもよい。本実施例では、可変長サイズであるものと
し、データの検索を容易にするため、アドレス管理テー
ブル403によって複数あるデータテーブルの先頭アド
レスを集中管理するという方法をとっている。
【0029】データテーブル内の各パラメータの記憶エ
リアのサイズは決まっているので、データテーブルの先
頭アドレスがわかれば、そこから相対的に各パラメータ
のアドレスがわかる。そこで、データを登録する際や、
登録済みのデータを用いてアラーム音を鳴動する際に
は、図4に示すように、データポインタ(アドレスを値
としてもつ変数)によって管理すれば、各パラメータを
読み書きすることができる。
【0030】また、このようなデータを登録する場合
は、操作部108のキー、および、表示器を用いて行
う。
【0031】図6は、この登録操作を行う場合に操作部
108に表示されるガイダンスの例を示す模式図であ
る。
【0032】まず、表示603は、周波数F1を400
Hzに設定した例である。また、表示604は、時間T
1を500msecに設定した例である。さらに、表示
605は、音量をレベル5に設定した例である。また、
表示606は、回数を3回に設定した例である。
【0033】このように、オペレータが操作部108上
のテンキーによって入力された値を、上記データポイン
タを用いて記憶エリアにセットしていく。
【0034】データテーブルは可変長であるから、例え
ば終了キー押下など、登録終了を意味する操作が行われ
ると、最終データのつぎに終了コード“TERM”をセ
ットする。
【0035】なお、その際、登録したアラーム音を自動
的に鳴動させることによって、オペレータの希望にかな
うものかどうかを確認させてもよい。
【0036】また、自分が登録したアラーム音が、他の
人の既に登録したものとたまたま一致してしまい、混乱
を招く場合がある。そこで、このような事態を避けるた
めに、上記登録終了操作時にアドレス管理テーブル40
3を用いて当該データテーブルを他のデータテーブルの
内容を比較し、一致しているものがれば、表示607に
示すように表示して再登録を促してもよい。
【0037】これらのデータテーブルは、主制御部10
1のROM内に固定データとして保持するようにすれ
ば、前述の登録操作の手間が省ける。
【0038】次に、データテーブルを基にアラーム音を
鳴動する方法について説明する。
【0039】まず、アラームの鳴動時間をカウントする
には、主制御部101のもつ割り込み機能(ある一定時
間ごとに発生する)を用いればよい。例えば、10ms
ec毎に発生する割り込み機能を用いて2000mse
cの鳴動時間をつくるには、2000/10=200回
の割り込みをカウントすればよい。
【0040】図3は、割り込みルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【0041】図3において、Mは鳴動時間を制御するた
めのカウンタ、Nは鳴動回数を制御するためのカウンタ
である。通常、割り込みは禁止状態にある。
【0042】まず、データポインタを所望のデータテー
ブルの先頭アドレスにセットする。音量データをスピー
カ制御部106にセット、回数データをNにセット、第
1周波数データF1をスピーカ制御部にセット、T1
(第1鳴動時間データ)/TINT(割り込み発生間
隔)をMにセットし、割り込みを許可状態にする。
【0043】そして、S301では、アラーム割り込み
ルーチンの開始し、割り込みがTINT時間ごとに発生
すると、主制御部101の処理がここに移る。
【0044】次に、S302において、Mをデクリメン
トする。これにより鳴動時間がカウントされる。そし
て、S303で、「Mの値が正」が真ならリターン。偽
ならS304へ進む。
【0045】S304では、この時点で周波数Fi(i
=1、2、3、…)の鳴動が終了したので、データポイ
ンタをインクリメントして次のデータのパラメータを得
る。そして、S305で、「次のデータが終端コード」
が真なら、データテーブルを一巡したことになるのでS
309に進む。
【0046】また、偽ならS306で周波数データをス
ピーカ制御部106にセットする。そして、S307
で、T1(第1鳴動時間データ)/TINT(割り込み
発生間隔)をMにセットした後、S308で、この割り
込みルーチンからのリターンする。
【0047】また、S309では、Nをデクリメントす
る。これにより鳴動回数がカウントされる。そして、S
310で「Nの値が正」が真なら、S311でデータポ
インタを初期化、すなわち、第1データ(周波数、鳴動
時間)のアドレスをセットしてS306に進む。
【0048】また、偽ならS312で割り込みルーチン
からのリターンする。この時点でアラーム音鳴動処理を
終了する。
【0049】次に、本実施例における、送信の動作を図
2のフローチャートを用いて説明する。
【0050】送信を起動する際、当該送信ジョブを管理
するために、図5の501に示すような通信情報管理デ
ータを作成する。その内容としては、通信モード、電話
番号データ、アラーム種別、結果情報等のデータよりな
る。
【0051】まず、通信モードとして、原稿を逐次読み
取りながら送信するダイレクト送信か、または、原稿を
画像メモリ111に蓄積して当該画像メモリから読み出
して送信するメモリ送信かどうか。宛先が単一局か複数
局かなどを記憶する。また、送信ジョブの管理情報と受
信ジョブの管理情報を共用して用いる場合は、そのどち
らであるかを記憶する。
【0052】また、電話番号データとして、相手局の電
話番号を記憶する。その数は、単一局であったり複数局
であったりする。また、アラーム種別として、アラーム
音のタイプを記憶する。アドレス管理テーブル403の
各部に1、2、3、……とナンバリングしてその番号を
記憶する。また、結果情報として、当該送信ジョブの送
信結果(OK、NGなど)を記憶する。
【0053】さらに、その他として、メモリ送信の場合
は画像メモリ11内のどのエリアに記憶されているかな
どのアドレス情報等がある。
【0054】図2においては、S201で送信動作の開
始し、オペレータは送信したい原稿を不図示の送信原稿
台にセットする。そして、S202で、操作部108の
テンキーにより相手局の電話番号を入力する。
【0055】さらに、S203で、操作部108のアラ
ーム音のタイプを選択手段(アラーム音選択キーなど)
により選択する。その時の表示例を図6の601、60
2に示す。
【0056】ここで、S204において、選択したアラ
ームタイプがすでに使用済みかどうかをチェックする。
例えば、図5に示すように、メモリ送信予約としてA、
B、Cが存在し、それぞれアラーム音のタイプとして、
1、5、2が登録されていたら、これらは使用できな
い。前にも述べた通り、同じタイプのアラームが選択さ
れていたら、混乱を招くからである。使用中のタイプを
選択した場合は、図6の607に示すようなガイダンス
表示をしてS203に戻る。
【0057】また、使用済みでない場合には、S205
で選択されたアラームタイプを通信情報管理データ50
1のアラーム種別に記憶する。この時、選択されたアラ
ーム音を鳴動させることで、オペレータに記憶せしめ
る。
【0058】次に、S206で送信動作を行う。たとえ
ば、送信端末がG3ファクシミリであれば、CCITT
勧告T.30に準拠した伝送手順にて行われる。エラー
が発生した場合は、通信情報管理データ501の結果情
報にその旨記憶する。
【0059】次に、S207で通信情報管理データ50
1の結果情報の内容を調べて、エラーが発生したかどう
かチェックする。そして、エラーが発生していたら、S
208で通信情報管理データ501のアラーム種別に記
憶されているデータを基にアラーム音を鳴動する。
【0060】また、送信時に個人別のIDを入力するよ
うな場合は、当該IDごとにアラーム音データを登録で
きるようにすればよい。
【0061】図8は、発信人名称を指定して送信を行う
場合に、各発信人名称と対応してアラーム音のタイプが
登録されている様子を示す模式図である。なお、各アラ
ーム音データは、主制御部101のROM内の固定デー
タとしてもよい。
【0062】図9は、CCITT勧告T.30のG3フ
ァクシミリの伝送手順を示す模式図である。
【0063】図9において、まず、送信局は、受信局か
らの非標準機能(NSF)901により、Tシリーズ勧
告範囲外にある特定利用者の要求を識別する。また、被
呼端末識別(CSI)902の国際電話番号によって受
信局を特定する。さらに、デジタル識別信号(DIS)
903により、受信局の標準CCITT能力を識別す
る。
【0064】次に、受信局は、送信局からの非標準機能
設定(NSS)904により、上記NSF信号に含まれ
る情報に対するデジタル応答命令を受信する。また、送
信端末識別(TSI)905の国際電話番号によって送
信局を特定する。さらに、デジタル命令信号(DCS)
906により、上記DIS信号で識別される標準機能に
応答するデジタル設定命令を受信する。そして、トレー
ニングチェック(TCF)907により、トレーニング
を確かめ、このデータ速度でチャネルが使用できること
を確認する。
【0065】次に、受信局からの受信準備確認(CF
R)908により、プリメッセージ手順がすべて終了
し、CCITT勧告T.4に準拠してメッセージ909
の送出を開始する。
【0066】この後、送信局からの手順終了(EOP)
910により、これ以上送信するメッセージが無いこと
を通知し、受信局からのメッセージ確認(MCF)91
1により、完全なメッセージが満足に受信されたことを
通知する。そして、送信局により、切断命令(DCN)
912を出し、呼切断を行う。
【0067】以上のように、TSI信号によって送信局
を特定できるので、送信局電話番号とアラーム音のタイ
プを登録しておき(図10の1001、1003)、当
該送信局から受信文書を受けた場合に登録されているア
ラーム音を鳴動するようにすれば、装置の使い勝手が向
上する。
【0068】また、装置内の画像メモリを私書箱とし、
そこにNSS信号を用いて当該私書箱あてに文書を送信
する、いわゆる親展送信という機能がある。そこで、各
私書箱である親展ボックスごとにアラーム音を登録して
おいてもよい(図10の1002、1104)。
【0069】また、送信局において受信局のアラーム音
を指定したい場合がある。例えば、緊急を要する文書で
あるためアラーム音の音量を大きくしたい場合などであ
る。その際も、NSS信号にて指定することで実現でき
る。
【0070】図11は、この場合の動作を示すフローチ
ャートである。
【0071】まず、S1101で受信動作スタートす
る。これは、回線110からの呼び出し信号を通信部1
09が検出することにより起動するものであり、その
際、送信の場合と同様に通信情報管理データ501を作
成する。
【0072】そして、S1102で受信動作を行う。こ
こで通信情報管理データ501にTSI信号から得られ
た送信局の電話番号、NSSにおいて親展送信が指定さ
れていたらそのボックス番号、NSSにおいてアラーム
種別が指定されていたらそのタイプなどを記憶する。
【0073】そして、S1103において、NSS信号
にアラームタイプが指定されているかチェックする。こ
こでは、S1102にて記憶した通信情報管理データ5
01の内容を参照すればよい。そして、アラームタイプ
が指定されていたら、S1108にて指定されている形
式によりアラーム音を鳴動する。なお、鳴動方法は送信
の場合と同じである。
【0074】また、S1104で当該受信が親展受信の
場合は、その親展ボックスにアラーム音が登録されてい
るかをチェックする。そして、登録されていたら、S1
107にて指定されている形式にてアラーム音を鳴動す
る。なお、鳴動方法は送信の場合と同じである。
【0075】また、S1105では、TSI信号内の電
話番号データが「特定アラーム音を鳴動すべし」として
登録されている(図10の1001、1003)かどう
かチェックする。そして、登録されていたら、S110
6において、指定されている形式によりアラーム音を鳴
動する。この鳴動方法も送信の場合と同じである。
【0076】ところで、深夜であるため、装置のある部
屋が無人の場合、送信ジョブ、受信ジョブのアラームが
鳴動しても意味がない。そこで、図12に示すようなア
ラーム待ち行列を用いて、深夜の送信ジョブのエラー、
あるいは緊急の受信ジョブの発生を記憶しておき、人が
いる時にまとめて鳴動するようにしてもよい。
【0077】すなわち、図12において、開始時刻12
01、終了時刻1202、を設定しておき、計時部10
4の時刻がその範囲にある場合は、待ち行列1204〜
1207にアラームタイプ番号をセットしておく。そし
て、鳴動時刻1203に設定してある時刻(たとえば早
朝など)になったら、一斉に鳴動する。
【0078】なお、以上の第1実施例では、トーナル信
号による単調なアラーム音であったが、トーナル信号に
よって音階(ド、レ、ミ、……)を作って演奏してもよ
い。このメロディを登録する際は、図13に示すような
ガイダンスにより、操作部108のキー操作によって登
録する。
【0079】また、カセットテープや音声ICなどの記
憶媒体に音声を記憶せしめ、アラーム音の代わりに再生
すれば、より使い勝手が良くなる。図14は、この場合
の記憶状態を示す図である。なお、この場合の記憶媒体
は、再生専用のものでもよいし、あるいは録音と再生が
ともに可能でオペレータが所望のメッセージを登録して
おけるようにしてもよい。
【0080】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0081】一般に、ファクシミリ装置で通信を行う場
合は、まず相手局と呼を接続する必要がある。そして、
呼を接続するには、装置と同じ回線に接続されている電
話機でダイヤルすればよいが、最近のファクシミリ装置
では、ダイヤル機能を具備しているので、これを用いる
のが一般的となっている。
【0082】次に、一般的なファクシミリ装置のダイヤ
ル機能を用いてダイヤルする方法を説明する。
【0083】図15は、ファクシミリ装置の操作部の概
観を示す平面図である。
【0084】表示器1501は、入力された電話番号な
どを表示するものであり、テンキー1502は、これに
より相手局の電話番号を入力するキーである。
【0085】また、リダイヤルキー1503は、同じ番
号に再ダイヤルする際に用いるキーであり、オンフック
キー1504は、これが押されると装置は、回線を捕捉
するキーである。
【0086】さらに、スタートキー1505は、これが
押されると装置は通信状態へ移行するキーである。
【0087】まず、オンフックキー1504を押して回
線を捕捉する。これは電話機の受話器をあげた状態と同
じである。
【0088】次に、テンキー1502で相手局の電話番
号を入力していく。ファクシミリ装置は、番号が1桁入
力されるごとに、当該番号にしたがってダイヤルし、同
時に入力された番号を表示器1501に表示していく。
【0089】図15に示す例では、番号が、0、3、
3、7、5、8の順に入力された模様を示している。こ
の間、回線の信号音は、装置内蔵のスピーカによってモ
ニタされており、相手局の応答を確認したらスタートキ
ー1505を押下して通信を起動する。
【0090】また、前記で入力された電話番号は、装置
内部のリダイヤルメモリに記憶されており、前記リダイ
ヤルキー1503が押下されたら記憶されている電話番
号にしたがってダイヤルし、同時に当該番号を表示器1
501に表示する。
【0091】しかしながら、このようなダイヤル方法で
は、国際ダイヤルなどの桁数が多いダイヤルを行った場
合に、前記リダイヤルメモリに20桁以上の番号が記憶
されることになる。この時に、リダイヤルキー1503
を押すと、表示器1501の表示桁数には限りがあるの
で、全桁表示できない場合が生じる。そして、このよう
に電話番号が全桁表示されないと、送信文書が正しい宛
先に届くかどうかオペレータに不安を抱かせるという不
具合があった。
【0092】そこで、この第4実施例は、ダイヤル時に
第1入力桁から表示器の表示可能桁数分までを前記メモ
リに記憶せしめる手段を設け、全桁表示することを可能
にしたものである。
【0093】図16は、この第4実施例におけるファク
シミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0094】このファクシミリ装置は、本装置全体を制
御するMPU1601と、本装置の制御プログラムが内
蔵されているROM1602と、本装置本システムの制
御プログラムが動作するのに必要な変数等を記憶するた
めのRAM1603と、操作キーや表示器などからなる
操作部1604と、スピーカでアラーム音等を鳴動する
ほか、回線の信号音等をモニタするスピーカ1605
と、呼の接続切断を行うための網制御部(NCU)およ
び変調復調を行うためのモデム等からなる通信部160
6と、原稿を読み取り画素データをシリアルな二値デー
タとして出力する読取部1607と、受信文書等を記録
するための記録部1608と、MPU1601と各部材
をつなぐシステムバス1609と、リダイヤル用の電話
番号データを記憶しておくリダイヤルメモリ1610と
を有する。
【0095】図17は、本実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【0096】まず、オンフックキーが押下されると、S
1701で、この制御を開始する。そして、S1702
において、入力桁数をカウントする桁数カウントをゼロ
クリアし、S1703で、通信部1606において回線
を捕捉する。
【0097】次に、S1704で操作部1604のキー
入力を待ち、S1705でスタートキーが押されたら、
S1715に進む。
【0098】また、S1706でリダイヤルキーが押さ
れたら、S1713に進み、S1707でテンキーが押
されたら、S1708に進む。
【0099】S1708では、入力された番号を通信部
1606にてダイヤルし、S1709で入力された番号
を操作部1604の表示器1501に表示する。そし
て、一桁入力されるごとに表示番号が左側にシフトして
いく。
【0100】次に、S1710で桁数カウンタを1増加
し、S1711で桁数カウンタが表示可能桁数に達した
かどうかをチェックする。この表示可能桁数とは、表示
器1501の表示桁数のことである。そして、表示可能
桁数に達していなければ、S1712に進む。また、表
示可能桁数に達していれば、バッファメモリへの記憶は
行わずに、S1704に進む。
【0101】また、S1712では、入力された番号を
バッファメモリに記憶する。ここでバッファメモリと
は、入力された電話番号をリダイヤルメモリ1610に
記憶する前に、一時的に記憶しておくメモリである。
【0102】次に、S1713では、リダイヤルメモリ
に記憶されている番号を通信部1606にてダイヤル
し、S1714でリダイヤルメモリ1610に記憶され
ている番号を操作部1604の表示器1501に表示す
る。
【0103】また、S1715では、バッファメモリに
記憶されている番号をリダイヤルメモリに転送し、S1
716で、通信動作へ移行する。
【0104】以上のような制御によって、第1入力桁数
から表示可能な桁数分しか記憶しないという動作を実現
する。そして、リダイヤルの番号をダイヤル後も回線は
捕捉されているので、オペレータは表示内容を見て、引
き続き足りない番号をテンキーで1桁ずつ入力していけ
ばよい。
【0105】また、図18に示すように、表示器にガイ
ダンスメッセージを表示するような場合がある。このよ
うな時は、表示桁数からガイダンスメッセージの桁数を
引いたものが表示可能桁数としてもよい。
【0106】例えば表示器1501の表示桁数が20桁
の場合には、表示例1801、1802、1803の表
示可能桁数は、それぞれ13桁、16桁、17桁とな
る。
【0107】また、ガイダンスメッセージは、ROM1
602内に図19に示すように文字コード列として記憶
されている。各メッセージの末尾には、終了コードが付
加されているので、先頭文字から検索していけば、簡単
にガイダンスメッセージの桁数を得ることができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜12によれば、送信ジョブ毎にアラーム音を登録でき
るようにすることで、エラー発生にいち早く気づくこと
ができ、速やかなる対応策を講ずることができる。
【0109】また、受信ジョブ毎にも終了アラーム音を
登録できるようにすることで、ファクシミリ文書が速や
かに受取人の手元まで届き、使い勝手を向上できる効果
がある。
【0110】また、本発明の請求項13〜15によれ
ば、ダイヤル時に第1入力桁から表示器の表示可能桁数
分までを前記メモリに記憶させるとともに、当該桁数の
入力後も所定時間引き続いてダイヤル操作を可能にした
ことにより、オペレータがダイヤルする電話番号の全桁
を目で見て確認できるようになり、不安感のないダイヤ
ル操作を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の送信動作を示すフローチャー
トである。
【図3】上記第1実施例におけるアラーム鳴動のための
割り込みルーチン動作を示すフローチャートである。
【図4】上記第1実施例におけるアラーム形式を記憶す
るデータテーブルを示す模式図である。
【図5】上記第1実施例における通信情報を管理するデ
ータテーブルを示す模式図である。
【図6】上記第1実施例におけるガイダンス表示を示す
模式図である。
【図7】上記第1実施例におけるアラーム形式を説明す
る波形図である。
【図8】上記第1実施例において、発信者個別ID毎に
アラーム音を記憶した状態を示す模式図である。
【図9】CCITT勧告T.30に準拠した通信手順を
示す模式図である。
【図10】上記第1実施例において、個人別メールボッ
クス毎にアラーム音を記憶した状態を示す模式図であ
る。
【図11】上記第1実施例の受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】上記第1実施例において、アラーム音を鳴動
する時間を遅延させるための待ち行列を示す模式図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例におけるガイダンス表示
を示す模式図である。
【図14】本発明の第3実施例において、発信者個別I
D毎に音声データを記憶した状態を示す模式図である。
【図15】本発明の第4実施例におけるファクシミリ装
置の操作部の概観を示す平面図である。
【図16】上記第4実施例におけるファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。
【図17】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図18】本発明の第5実施例のガイダンスメッセージ
表示を示す模式図である。
【図19】上記第5実施例におけるガイダンスメッセー
ジの文字コード列による記憶状態を示す模式図である。
【符号の説明】
101…主制御部、 102…読取部、 103…記録部、 104…計時部、 105…スピーカ、 106…スピーカ制御部、 107…登録メモリ、 108…操作部、 109…通信部、 110…回線、 111…画像メモリ、 112…システムバス。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のアラーム音形式を記憶する記
    憶手段と、送信時に上記記憶手段に記憶されているアラ
    ーム音形式のうちから1つを選択する選択手段と、当該
    送信中にエラーが発生した場合に、上記選択手段により
    選択されたアラーム音形式に対応してアラーム音を鳴動
    するアラーム鳴動手段とを有することを特徴とする通信
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記アラーム音形式とは、周波数、回数、または音量を
    いうことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 オペレータが上記アラーム音形式の選択を登録する手段
    を設けたことを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 送信起動時に選択されたアラーム音形式が既に先行予約
    されている送信において選択されている場合には、上記
    送信起動時の選択を無効にすることを特徴とする通信装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 上記アラーム音形式の登録終了時に、当該登録されたア
    ラーム音を鳴動することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 上記アラーム音形式の登録終了時に、既に先行登録され
    ているアラーム音の形式と一致する場合には、今回の登
    録を無効にすることを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 送信時に個人別IDを入力してから送信
    動作を行う通信装置において、 各個人別ID毎にアラーム音形式を記憶する記憶手段
    と、送信中にエラーが発生した場合に、入力されたID
    に登録されている形式のアラーム音を鳴動する鳴動手段
    とを有することを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 複数のメールボックスを有し、特定メー
    ルボックス宛に文書を受信することができる通信装置に
    おいて、 各メールボックス毎にアラーム音形式を記憶する記憶手
    段を設け、あるメールボックスに文書が届いた場合に
    は、当該メールボックスに対応して記憶されている形式
    のアラーム音を鳴動することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 送信局のID番号を認識できる通信装置
    において、 複数の送信局ID毎にアラーム音の形式を記憶する記憶
    手段を設け、ある送信局より文書が届いた場合には、当
    該送信局IDに対応して記憶されている形式のアラーム
    音を鳴動することを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 送信局から受信局に対してアラーム音
    の形式を指定するアラーム音形式指定手段を設けたこと
    を特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 アラーム音を鳴動しない時間帯を指定できる時間帯指定
    手段を設けたことを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 アラーム音を鳴動しない時間帯において、アラーム鳴動
    の必要のあった通信ジョブの形式を記憶する記憶手段
    と、この記憶手段に記憶されているアラーム音をある時
    刻になったら順次鳴動させる鳴動手段とを設けたことを
    特徴とする通信装置。
  13. 【請求項13】 一度ダイヤルした電話番号をメモリに
    記憶しておき、当該メモリ内の電話番号にしたがってダ
    イヤルするように指示する指示手段と、この指示に伴っ
    て当該電話番号を表示する表示手段とを有するファクシ
    ミリ装置において、 上記ダイヤル時に第1入力桁から前記表示手段の表示可
    能桁数分までを前記メモリに記憶するダイヤル入力制御
    手段を有することを特徴とする通信装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記表示手段にガイダンスメッセージ等が表示される場
    合には、ダイヤル時に第1入力桁から、前記表示手段の
    表示可能桁数よりガイダンスメッセージの桁数を引いた
    桁数分までを前記メモリに記憶するダイヤル入力制御手
    段を有することを特徴とする通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記指示手段の実行後も、所定時間引き続いてダイヤル
    入力操作を可能にしたことを特徴とする通信装置。
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