JPH06208722A - ウェブバニッシュ装置 - Google Patents

ウェブバニッシュ装置

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Publication number
JPH06208722A
JPH06208722A JP312593A JP312593A JPH06208722A JP H06208722 A JPH06208722 A JP H06208722A JP 312593 A JP312593 A JP 312593A JP 312593 A JP312593 A JP 312593A JP H06208722 A JPH06208722 A JP H06208722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
blade
magnetic tape
tension
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP312593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushige Shimizu
恭重 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP312593A priority Critical patent/JPH06208722A/ja
Publication of JPH06208722A publication Critical patent/JPH06208722A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続走行する磁気テープに微小な張力変動が
生じても、磁気テープを良好に研磨することができ、ド
ロップアウト増加防止効果の高いウェブバニッシュ装置
を提供する。 【構成】 非磁性支持体上に磁性層が形成されてなる磁
気記録媒体、或は前記磁性層とは反対面にバックコート
層も同時に形成されてなる磁気記録媒体をテープ状に構
成し、磁気テープ4を長手方向に走行させ、磁気テープ
4の磁性層表面又はバックコート層表面にブレード1を
接触させて、磁気テープ4上の突起物を除去するウェブ
バニッシュ装置に於て、ブレード1が長手方向に連続走
行する磁気テープ4の張力変動に追従して可動するよう
圧縮コイルバネ6を設けてウェブバニッシュ装置を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ状磁気記録媒体の
磁性層表面、或はその反対面に形成されるバックコート
層表面を平滑化するウェブバニッシュ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に普及しているテープ状の磁気テ
ープは、非磁性支持体上に磁性層が形成されてなり、該
磁性層に信号が磁気記録される。信号が記録され再生す
る時には、再生装置の磁気ヘツドがこの磁性層表面に接
圧され読み取り、再生が行われる。
【0003】しかし、再生時に再生信号の一部が欠損す
るドロップアウトが発生すると、正常なる読み取り、再
生が不可能となり問題となる。ドロップアウトの発生原
因としては種々考えられるが、その中の一つとして磁気
テープの製造工程に於ける磁成層形成時にできた磁性層
表面の突起或は微小粉塵の付着等がある。
【0004】前記したように磁性層表面が何等かの要因
により凹凸状態が生じ、平滑度が損なわれると該磁成層
表面と磁気ヘッドのヘッドタッチが悪くなる。特に、突
起が大きいと磁性層表面が磁気ヘッドから飛び上がって
しまい、スペーシングロスが大きくなつて十分な信号が
記録されなくなりドロップアウトが発生してしまう。
【0005】そこで、磁気記録媒体の製造工程に於て前
記磁性層表面の突起物を除去する研磨工程を設けること
で磁性層表面の平滑化を図る必要がある。この磁性表面
の突起物を除去して平滑化を図る方法として、ブレード
を該磁性層表面に押接して突起物を削り取るバニッシュ
方法が従来より知られている。これまでに発明されてい
るバニッシュ方法は、バニッシュ作業中に於いてはブレ
ードが固定された状態で処理することを前提としてお
り、連続走行する磁気テープの変動に対しては何等調整
される構造にはなっていない。
【0006】例えば、磁気テープを連続走行させるため
には安定走行を図るため必ず張力を付与する。この張力
の付与の仕方は各磁気テープの製造工程により異なる
が、設定した張力に対して常に一定状態で走行している
のではなく、いくらかの変動を生じながら走行してい
る。
【0007】しかるに、該ブレードが固定状態でセッテ
ィングされていると、前記磁気テープに微妙な張力変動
が生じた場合、ブレードにかかる張力も同様に変動が生
じて均一なバニッシュ処理ができなくなるといった問題
が発生する。その結果、バニッシュ処理が十分に施され
ているところと不十分な場所とが不均一に入り交じり、
効果的な処理ができなくなる場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のブレード固定型ウェブバニッシュ装置のバニッシュ方
法では、連続走行する磁気テープの微小な張力変動に対
し何等追従する構成になっていないために、張力の弱い
ところではバニッシュ効果が十分ではなく、また張力の
強い場所では必要以上のバニッシュ処理が施され磁性層
表面に傷を付けたりする。
【0009】本発明者が検討した結果、このような状態
でバニッシュ処理を施すと、張力の弱い場合には磁気テ
ープ表面上の凸部が十分に削り取られておらず、且つ微
小粉塵も除去されていない。逆に張力が設定値より強く
なっているところでは必要以上に磁性層が削り取られ、
その研磨粉がブレード先端部に堆積して磁気テープ表面
を傷付けることになり、いずれもがドロッブアウトを増
加させていることが判明した。このような状況下では製
品品質上極めて問題があり致命欠陥を招いたりする恐れ
がある。
【0010】そこで本発明はかかる問題を解決し、連続
走行する磁気テープに微小な張力変動が生じてもその変
動に追従して、常に安定した状態でバニッシュ処理を施
すことにより磁気テープを良好に研磨することができ、
ドロップアウト増加防止効果の高いテープバニッシュ装
置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために提案されたものであり、非磁性支持体上
に磁性層が形成されてなる磁気記録媒体、或は前記磁性
層とは反対面にバックコート層も同時に形成されてなる
磁気記録媒体をテープ状に構成し、前記磁気記録媒体を
長手方向に走行させ、前記磁気記録媒体の磁性層表面又
はバックコート層表面にブレードを接触させて、該媒体
上の突起物を除去するウェブバニッシュ装置に於て、前
記ブレードが長手方向に連続走行する前記磁気記録媒体
の張力変動に追従して可動することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は連続走行する磁気テープに於て、走行
中に発生している微小な張力変動を吸収して、安定した
バニッシュ処理を施すことにより磁気テープを良好に研
磨することができ、ドロップアウト増加防止効果の高い
テープバニッシュ装置を提供することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0014】(図1A)は本発明の実施例にかかるテー
プバニッシュ用ブレードの斜視図であり、(図1B)は
(図1A)を面Cで左右対称に切断したところの断面図
である。また、(図2)はウェブプバニッシュ装置全体
の構成図である。
【0015】(図1A)及び(図1B)に示すように、
本ウェブバニッシュ装置はブレード1先端上を磁気テー
プ4が押圧しながら連続走行することにより、磁気テー
プ4上の突起物を削り取る。
【0016】本実施例に於いては、(図2)に示したよ
うにジャンボロールを所定幅に裁断し、巻き取ってパン
ケーキ7状にした磁気テープ4を、具体的には1/2イ
ンチ幅に裁断した磁気テープ4をバニッシュ処理部にて
バニッシュ処理を施し、その後再度パンケーキ状8に巻
き取る一連の動作の中で説明を行う。
【0017】ここでブレード1は、先端角度θが90°
以下の鋭角で、詳しくは60゜のサファイア製のものを
用いた。本実施例では前述したように、サファイア製の
ブレードを用いたが、工業用ダイアモンド、超硬等如何
なるものを使用しても全く差し支えはない。さらにブレ
ード先端の角度に関しても一般的にバニッシュ処理が施
せる角度であればよく何等規制するものではない。
【0018】ここで、効果的なバニッシュ処理を施すた
めには、ブレード1先端部に磁気テープ4を適切なる押
圧力(以下、張力と呼ぶ)で押し付けることが重要な要
因であることは容易に考えられる。
【0019】張力が弱いと磁気テープ4がブレード1先
端から浮き上がる可能性があり、逆に張力が強いとブレ
ード1先端のエッジ部に押し潰される。このような場
合、前者はブレード1のエッジ部による削り取りが不十
分となり、後者ではエッジで磁気テープを傷つける恐れ
がある。従って適切なる張力で磁気テープ4を走行させ
る必要がある。
【0020】しかるに適切なる張力をもって磁気テープ
4を走行させても、バニッシュ処理効果が十分に発揮さ
れない場合が多々ある。それは走行始めから走行途中、
および停止するまでの全長に渡り、全く設定張力通りに
は走行していないと考えられるからである。
【0021】特に、走行上昇域、走行下降域では設定張
力より高くなることが想像できるし、安定走行域でもテ
ープの形状、摩擦抵抗、或は装置の精度等により微妙に
変動している。即ち張力の強弱がブレード1先端部で発
生していることになる。その結果バニッシュ処理が適切
に施される部分と不十分な箇所、そして必要以上に強く
削り取られる処とが種々混合した状態になって仕上げら
れていると考えられる。
【0022】本発明はこのような微妙な張力変動に対応
を図るため、圧縮コイルバネ6をブレード1の下部に配
備することにより、連続走行する磁気テープ4の張力が
強くなった時には前記圧縮コイルバネ6が収縮してブレ
ード1が下降し、また逆に張力が弱くなった場合には圧
縮コイルバネ6が伸びて前記ブレード1が上昇する。
【0023】そして、常に張力変動に追従して均一なバ
ニッシュ処理が可能となるよう考案したものである。さ
らに、本発明のバニッシュ装置は構造も至って簡便であ
る。
【0024】バニッシュ処理を司るブレード1の底部に
薄板5を貼付け、その下部に圧縮コイルバネ6をブレー
ド1が水平状態になるように、ブレード1の長さに対応
するようにブレードホルダー2、3内に配備すればよ
く、製作コストも極めて安価で済む。また、本実施例に
於いては圧縮コイルバネ6を用いたが、同様の動きをす
るものであれば如何なるものでも差し支えはない。
【0025】上記実施例では裁断後の磁気テープに関し
て説明を行ったが、磁気テープ製造工程内であればどの
工程に於いても応用できることはもちろんであり、フロ
ッピーディスク用磁気記録媒体や蒸着型磁気記録媒体に
関しても適用できることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上実施例を挙げて詳細に説明したよう
に、本発明によればブレード下部に圧縮コイルバネを設
けたので、連続走行する磁気テープの微妙な張力変動に
対して常に追従し、磁気テープ表面上の突起物を削り取
り、磁気テープ全長に渡って極めて均一なバニッシュ処
理を効果的に施すことが可能となる。
【0027】さらに、本発明を実施するには一部の簡易
的な治具製作で済むため製品コストを圧迫することな
く、安価に製作できるメリットも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はブレード部全体斜視図 (B)は(A)に於て、面Cで左右対称に切断した時の
断面図
【図2】ウェブバニッシュ装置全体図
【符号の説明】
1 ブレード 2 ブレードホルダー側板 3 ブレードホルダー本体 4 磁気テープ 5 ブレード底板 6 圧縮コイルバネ 7 所定幅に裁断後のパンケーキ 8 バニッシュ処理後のパンケーキ C (図1B)を説明するための仮想面 θ ブレード先端角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体上に磁性層が形成されてなる
    磁気記録媒体、或は前記磁性層とは反対面にバックコー
    ト層も同時に形成されてなる磁気記録媒体をテープ状に
    構成し、前記磁気記録媒体を長手方向に走行させ、前記
    磁気記録媒体の磁性層表面又はバックコート層表面にブ
    レードを接触させて、該媒体上の突起物を除去するウェ
    ブバニッシュ装置に於て、前記ブレードが長手方向に連
    続走行する前記磁気記録媒体の張力変動に追従して可動
    することを特徴とするウェブバニッシュ装置。
JP312593A 1993-01-12 1993-01-12 ウェブバニッシュ装置 Pending JPH06208722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP312593A JPH06208722A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 ウェブバニッシュ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP312593A JPH06208722A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 ウェブバニッシュ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208722A true JPH06208722A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11548647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP312593A Pending JPH06208722A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 ウェブバニッシュ装置

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JP (1) JPH06208722A (ja)

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