JPH06208421A - ガスセンサの温度制御回路 - Google Patents

ガスセンサの温度制御回路

Info

Publication number
JPH06208421A
JPH06208421A JP156193A JP156193A JPH06208421A JP H06208421 A JPH06208421 A JP H06208421A JP 156193 A JP156193 A JP 156193A JP 156193 A JP156193 A JP 156193A JP H06208421 A JPH06208421 A JP H06208421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
resistor
temperature
circuit
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP156193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Matsuno
勝 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP156193A priority Critical patent/JPH06208421A/ja
Publication of JPH06208421A publication Critical patent/JPH06208421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱温度を一定に保つことができる白金薄膜
ヒータの温度制御回路を提供するものである。 【構成】 直列接続された抵抗R1 とR2 及び抵抗R3
と白金薄膜等のヒータHTがブリッジ回路網を構成し
て、抵抗R3 とヒータHTとの接続点及び抵抗R1とR
2 との接続点がそれぞれ差動増幅回路Aの正転入力端
子,反転入力端子に接続され、その出力端子が抵抗RB
を介してトランジスタQ1 のベースに接続され、抵抗R
1 とR3 との接続点がトランジスタQ1 のコレクタに接
続され、トランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ間に抵
抗RS が接続され、且つ、ベース・エミッタ間にエミッ
タ抵抗RE が接続されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭酸ガスセンサや酸素
検出センサに用いられるガスセンサの温度制御回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】炭酸ガスセンサや酸素検出センサ等のガ
スセンサでは、ヒータを用いて触媒等の反応を促進させ
て検出効率を高めるようになされている。通常、ヒータ
には、白金薄膜等のヒータが用いられている。このよう
な炭酸ガスセンサや酸素検出センサでは、検出感度を一
定に保つにためにヒータの温度を外気に影響されること
なく一定に制御する必要がある。温度制御の一つとし
て、ヒータの温度をサーミスタ等によって検出してヒー
タに供給される電流量を温度コントローラによって制御
する方法がある。他には、白金薄膜ヒータの抵抗値とそ
のヒータに供給される電流量によってヒータの電力量を
一定に保つことにより温度を一定に制御する方法とがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者は、温度コントロ
ーラで温度を制御する方法であるが、発熱体の温度をサ
ーミスタ等で検出してヒータに供給される電流を制御
し、温度を一定に制御しようとするものである。しか
し、熱抵抗等の影響によって温度制御範囲に幅があり、
ヒータの温度が変動してガス濃度に検出誤差が発生し易
い欠点がある。又、温度コントローラはその形状も大き
く、高価である欠点がある。又、後者の温度制御方法に
おいても、熱抵抗や外気温等によってヒータの抵抗値が
変動して正確な制御ができない欠点がある。
【0004】本発明は、上述のようにな欠点に鑑みなさ
れたものであって、発熱温度を一定に保つことができる
ガスセンサの温度制御回路に関するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述のような課題を解決
するために、本発明のガスセンサの温度制御回路は、第
1と第2の抵抗からなる第1の直列回路と、第3の抵抗
とヒータからなり前記第1の直列回路に並列に接続され
た第2の直列回路と、前記第1と第2の直列回路のそれ
ぞれの接続点の電圧の電位差を出力する差動増幅回路
と、該差動増幅回路の出力によってベース電圧が制御さ
れることによって、前記第1と第2の直列回路に供給さ
れる電流値を制御するトランジスタとからなるものであ
る。
【0006】
【作用】本発明のガスセンサの温度制御回路は、第1と
第2の抵抗とヒータがブリッジ抵抗回路網を形成して、
第1と第2の抵抗との接続点と、第3の抵抗とヒータと
の接続点のそれぞれの電圧が一定になるように差動増幅
回路の出力によってトランジスタのベース電圧を制御し
て、前記トランジスタを介してブリッジ抵抗回路網に電
流を供給して温度を一定に制御するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明のガスセンサの温度制御回路に
ついて図1に基づき説明する。同図に於いて、HTは白
金薄膜等のヒータであり、ヒータHTは抵抗R3 と直列
接続され、直列接続された抵抗R1 ,R2 とによってブ
リッジ回路網を形成している。抵抗R1 ,R3 との接続
点が抵抗RS の一端とトランジスタQ1 のコレクタに接
続され、抵抗RS の他端がトランジスタQ1 のエミッタ
に接続されている。抵抗R3 とヒータHTとの接続点P
1 と、抵抗R1 とR2 との接続点P2 は、差動増幅回路
Aの正転入力端子と反転入力端子にそれぞれ接続されて
いる。差動増幅回路Aの出力端子は、ベース抵抗RB
介してトランジスタQ1 のベースに接続され、トランジ
スタQ1 のベース・エミッタ間にはエミッタ抵抗RE
接続されている。VB は入力電源である。
【0008】抵抗RS は、電源投入時に、ヒータHTに
急速に電流を供給するためのスピードアップ用抵抗であ
り、抵抗RB はトランジスタQ1 のベース電流制限用の
抵抗であり、抵抗RE はカットオフ抵抗である。ヒータ
HTの設定温度は、抵抗R1 とR2 の分圧比を所定の値
にすることにより設定することができる。又、温度が上
昇するとヒータHTの抵抗値は上昇する特性を有してい
る。従って、温度を一定に保つには、ヒータHTの抵抗
値を一定にする必要がある。
【0009】次に、本発明のガスセンサの温度制御回路
の動作について説明する。入力電源VB を投入すると、
スピードアップ用の抵抗RS を介してヒータHT,抵抗
1 乃至R3 からなるブリッジ回路に電流が供給され
る。接続点P1 ,P 2 にそれぞれ電圧V1 ,V2 が発生
する。これらの電圧V1 ,V2 は、差動増幅回路Aの正
転入力端子と反転入力端子にそれぞれ印加される。差動
増幅回路Aは、電圧V1 ,V2 が等しくなるようにトラ
ンジスタQ1 のベース電圧を制御して、コレクタ電流I
C を制御している。
【0010】差動増幅回路Aの出力電圧が上昇すれば、
トランジスタQ1 のベース点P3 の電位は上昇するの
で、トランジスタQ1 のバイアス電圧(ベース電圧)は
低下し、トランジスタQ1 のコレクタ電流IC は減少す
る。又、差動増幅回路Aの出力電圧が低下すれば、トラ
ンジスタQ1 のベース点P3 の電位は上昇するので、ト
ランジスタQ1 のバイアス電圧は増加し、トランジスタ
1 のコレクタ電流ICは増大する。このようにトラン
ジスタQ1 のベース電圧が制御されることによってその
コレクタ電流IC を制御してブリッジ抵抗回路網の出力
電圧V1 ,V2 が等しくなるように制御するものであ
る。
【0011】次に、実施例の温度制御回路に基づいてそ
の温度制御について説明する。電圧V1 ,V2 は、次式
のような関係式で表される。 V1 =VB ′・〔HT/(HT+R3 )〕 ………………(1) V2 =VB ′・〔R2 /(R1 +R2 )〕 ………………(2) (但し、VB ′は入力電圧VB からトランジスタQ1
よるコレクタ・エミッタ間飽和電圧による電圧降下分
(約0.2ボルト)を差し引いた電圧、HTは白金薄膜
ヒータの抵抗値、R1 〜R3 は抵抗値)電圧V1 ,V2
を等しくすると、(1),(2)式は次式のような関係
式で表される。 HT/(HT+R3 )=R2 /(R1 +R2 ) …………(3)
【0012】従って、(3)式より、白金薄膜ヒータの
抵抗値は、 HT= R2 ・R3 /R1 …………………………(4) となり、抵抗値R1 〜R3 の抵抗値が一定であれば、ヒ
ータの抵抗値HTを一定である。このように、電圧
1 ,V2 が等しくなるように差動増幅回路でトランジ
スタのベース電圧を制御することにより、外気温による
影響がなく、ヒータHTの温度を一定に制御することが
できる。詳しくは、外気温によるヒータHTの抵抗値を
基準としてヒータHTに電流が供給されて所定の抵抗値
に設定されるもので、外気温を含めてヒータの温度が設
定されるものである。
【0013】無論、トランジスタQ1 は、PNPトラン
ジスタが用いられているがこの実施例に限定することな
く、ダーリントン回路を用いたものであってもよいこと
は明らかである。又、抵抗R1 等に可変抵抗器を用い
て、電圧V2 の値を任意の値に調整することもできる。
その際、その直列回路に抵抗を追加してもよい。
【0014】
【発明の効果】上述のように、本発明のガスセンサの温
度制御回路によれば、抵抗R1 〜R3とヒータがブリッ
ジ抵抗回路網を形成し、抵抗R1 ,R2 との接続点と、
抵抗R 3 とヒータとの接続点のそれぞれの電圧V1 ,V
2 が、(3)式に示されるように、等しくなるように差
動増幅回路の出力により、トランジスタQ1 のベース電
圧を制御して、(4)式に示されるように、ヒータの抵
抗値は抵抗R1 〜R3 の抵抗値が一定であれば、一定に
制御し得る。又、それらの温度係数が等しく、外気温度
等の変化に対して所定の温度係数で変化するので、その
比率は略一定となる。従って、ヒータの抵抗値を外気温
の変化に対して略一定に制御され得る。
【0015】このようにヒータの抵抗値が一定となるよ
うに制御することによって、外気温に影響されることな
く、ヒータの温度を一定に制御することができる利点が
あり、而も、その温度制御回路は極めて簡便なものであ
り、ヒータの温度制御回路を安価に提供し得る利点があ
る。又、ヒータの温度は、ばらつきが少なく極めて安定
した温度制御が可能となり、ガスセンサの検出感度を極
めて安定なものとすることができる極めて効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスセンサの温度制御回路の一実
施例を示す回路図である。
【符号の説明】
A 差動増幅回路 HT ヒータ R1 〜R3 抵抗 Q1 トランジスタ RB ベース抵抗 RE エミッタ抵抗 RS スピードアップ用の抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の抵抗からなる第1の直列回
    路と、第3の抵抗とヒータからなり前記第1の直列回路
    に並列に接続された第2の直列回路と、前記第1と第2
    の直列回路のそれぞれの接続点の電圧の電位差を出力す
    る差動増幅回路と、該差動増幅回路の出力によってベー
    ス電圧が制御されることによって、前記第1と第2の直
    列回路に供給される電流値を制御するトランジスタとか
    らなることを特徴とするガスセンサの温度制御回路。
JP156193A 1993-01-08 1993-01-08 ガスセンサの温度制御回路 Pending JPH06208421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP156193A JPH06208421A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ガスセンサの温度制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP156193A JPH06208421A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ガスセンサの温度制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208421A true JPH06208421A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11504942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP156193A Pending JPH06208421A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ガスセンサの温度制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06208421A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998017994A1 (fr) * 1996-10-22 1998-04-30 Kabushiki Kaisha Riken Capteur de type a chauffe
CN103414229A (zh) * 2013-08-20 2013-11-27 山东润峰电子科技有限公司 一种带过温保护功能电动车充电器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154450A (en) * 1979-05-19 1980-12-02 Nissan Motor Co Ltd Air-fuel-ratio detector
JPS6048518A (ja) * 1983-08-25 1985-03-16 Hitachi Ltd 空燃比センサ用ヒ−タ温度制御回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154450A (en) * 1979-05-19 1980-12-02 Nissan Motor Co Ltd Air-fuel-ratio detector
JPS6048518A (ja) * 1983-08-25 1985-03-16 Hitachi Ltd 空燃比センサ用ヒ−タ温度制御回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998017994A1 (fr) * 1996-10-22 1998-04-30 Kabushiki Kaisha Riken Capteur de type a chauffe
CN103414229A (zh) * 2013-08-20 2013-11-27 山东润峰电子科技有限公司 一种带过温保护功能电动车充电器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003076886A1 (fr) Appareil electronique avec dispositif semi-conducteur et sonde thermometrique
JPH05164582A (ja) 感熱式流量センサの設定方法
JP2001134330A (ja) 定電流回路
JPH06208421A (ja) ガスセンサの温度制御回路
JPH04249717A (ja) 感熱式流量センサ
JPH0618540A (ja) 風速センサ
JP2007285849A (ja) ガス濃度検出装置
JP5178261B2 (ja) 熱式流量計
JPH05196484A (ja) 内燃機関の吸入空気流量検出装置
JPH0247493Y2 (ja)
JPH067377Y2 (ja) 電流源装置
JPH0718729B2 (ja) ヒータ温度制御回路
JP2001124632A (ja) 温度センサ回路
JPH1096703A (ja) 抵抗体による熱伝導パラメータセンシング方法及びセンサ回路
JPH06242046A (ja) ガスセンサの温度補正回路
JP2690964B2 (ja) 熱式空気流量計
JP2005156161A (ja) ヒータ制御回路
JPH0572053A (ja) 温度検出装置
JPH06109510A (ja) 熱式流量計
JPH02109384A (ja) 半導体レーザの光出力安定化装置
JPH05312753A (ja) 湿度検出回路
JPH0520979Y2 (ja)
JPH0141042B2 (ja)
JPH10281907A (ja) 半導体式応力検出装置
JPH06102241A (ja) 広域空燃比センサ