JPH062083B2 - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JPH062083B2
JPH062083B2 JP29527985A JP29527985A JPH062083B2 JP H062083 B2 JPH062083 B2 JP H062083B2 JP 29527985 A JP29527985 A JP 29527985A JP 29527985 A JP29527985 A JP 29527985A JP H062083 B2 JPH062083 B2 JP H062083B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、化粧料容器、特に揮発化粧料のための密封機
構を装備した化粧料容器に関するもので、本発明の化粧
料容器は、簡易にして確実な密封を実施し得、例えば、
口紅、リップスティック等の容器として好適に用いられ
る。
〔従来の技術〕
化粧料容器に関する従来技術としては、実開昭59−3
4720号公報及び実公昭58−35132号公報に記
載のもの等が知られている。
上記実開昭59−34720号公報に記載の化粧料容器
は、縦長ガイド孔を穿設した内筒を有する容器本体と、
該容器本体に内挿し外周面に上記ガイド孔を貫通するピ
ンを突設した化粧料保持皿と、上記容器本体に外挿し内
周面に上記ピンを係合させる螺溝を設けた外筒とを有し
ており、上記外筒に対して上記容器本体を回動すること
により上記化粧料保持皿を昇降させて化粧料の昇降をな
し得るようになしてある。
また、上記実公昭58−35132号公報に記載の化粧
料容器は、パッキングの最外周部に外周壁部を又その内
側に内周壁部をそれぞれ垂下してあり、化粧料容器運搬
時に、斯る外周壁部と内周壁部との間に外筒及び身筒を
挟持させて身筒の回転を阻止することにより、化粧料の
頭突による損傷を防止し得るようになしてある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術の内、前者の実開昭59−
34720号公報に記載の化粧料容器は、化粧料が全く
密封されていないため(たとえ、キャップを設けたとし
ても、化粧料保持皿の空気抜き孔及び容器本体の空気抜
き孔から化粧料が揮発することは防止し得ない)、揮発
化粧料の容器としては不適当である。
また、後者の実公昭58−35132号公報に記載の化
粧料容器においては、キャップと外筒との嵌力の緩みや
パッキングのがたつきを防止する効果が得られるだけで
ある。
従って、本発明の目的は、簡易にして確実な密封を実施
し得、口紅、リップスティック等の揮発化粧料の容器と
して好適な化粧料容器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、下部外周部に空気抜き孔を有する有底の容器
本体に、外筒を外挿すると共に、空気抜き孔を有する化
粧料保持皿を内挿し、上記外筒に対して上記容器本体を
回動することにより上記化粧料保持皿を昇降させるよう
にした化粧料容器において、上記容器本体の下部外周部
における上記空気抜き孔の上方及び下方に、それぞれ係
止突条及び密封突条を設ける一方、上記外筒の下部内周
部に係止舌片を設け、該係止舌片を、上記係止突条と上
記密封突条との間に上記外筒が上記容器本体に対して上
下動可能となるように配設し、且つ上記外筒の下端内周
部を上記密封突条に密着状態で係合し得るように構成し
たことを特徴とする化粧料容器を提供することによって
上記の目的を達成したものである。
〔実施例〕 以下、本発明の化粧料容器を図面に示す一実施例につい
て説明する。
第1図は本発明の一実施例の一部切欠正面図を示すもの
で、同図において、1は下部外周部に空気抜き孔11を
有する有底の容器本体、2は空気抜き孔21を有する化
粧料保持皿、3は外筒で、化粧料保持皿2は容器本体1
に内挿してある一方、外筒3は容器本体1に外挿してあ
り、化粧料保持皿2は、外筒3に対して容器本体1を回
動することにより昇降させるようになしてある。
上記容器本体1は、第2図にも示す如く、下部の回動把
持部12の上端に、上端が開口した直線円筒形状の内筒
13を連設した構成となしてあり、上記空気抜き孔11
は、回動把持部12と内筒13との境界部付近に対向さ
せて2個設けてある。そして、容器本体1の下部外周部
におけるこの空気抜き孔11の上方及び下方には、それ
ぞれ環状の係止突条14及び環状の密封突条15を一定
間隔をあけて設けてある。又、容器本体1における内筒
13には、対向する一対の縦長ガイド孔16をそれぞれ
上下に穿設してあり、又、それぞれの縦長ガイド孔16
に近接させて縦長ガイド孔16と平行に縦長スリット1
7を上下にそれぞれ穿設してあり、それらの間に、第3
図に示す如くそれぞれ細板部18を形成するようになし
てある。そして、それぞれの細板部18の内面には上端
から下端にかけて膨出条19を付設してある。
また、前記化粧料保持皿2は、第4図にも示す如く、上
記容器本体1の内筒13の内径よりも僅かに小さな外径
の短円筒形状の周壁22の内部の略中間部を、前記空気
抜き孔21を有する底壁23で仕切ることにより、その
上部に化粧料4をその下部を埋設した状態で立設保持で
きる構造となすと共に、周壁22の外面に対向する2個
のピン24を突設した構造となしてある。そして、これ
らのピン24は、化粧料保持皿2を前記容器本体1の内
筒13に内挿(嵌入)した際に、内筒13の前記縦長ガ
イド孔16をそれぞれ貫通するようになしてあり、化粧
料保持皿2は、縦長ガイド孔16へのピン24の貫通に
より回動が規制されながら内筒13内を昇降動するよう
になしてある。
また、前記外筒3は、第5図にも示す如く、全体として
直線円筒形状となしてあり、上部から下部近傍までは、
内径が前記容器本体1の内筒13の外径と略等しく、且
つ内筒13と略同一長さとなしてあり、上部から下部近
傍までの内面には一対の対向する螺溝31を設けてあ
る。そして、外筒3の下端部近傍の下部内面は、その内
径が前記容器本体1の前記係止突条14の外径と等しい
かそれよりも若干大きく且つ前記容器本体1の前記密封
突条15の外径よりも若干小さく、斯る内面には、係止
突条14と密封突条15との間に上下摺動自在に配され
る係止舌片32を突設してある。又、外筒3の上端外周
部には120°づつ離して3個のピン33を突設してあ
る。
而して、前記容器本体1、前記化粧料保持皿2及び上記
外筒3の組付けは、容器本体1の前記内筒13に化粧料
保持皿2を組付け、更に、容器本体1の内筒13の前記
縦長ガイド孔16から突出した化粧料保持皿2の前記ピ
ン24を前記螺溝31に係合させて外筒3を容器本体1
の内筒13にその上方から外挿(嵌装)すると共に、容
器本体1の前記係止突条14と前記密封突条15との間
に外筒3の前記係止舌片32を上下摺動自在に配設する
ことにより行ってある。このような組付けにより、外筒
3は容器本体1から抜け出し不能且つ相互に回動自在に
組付けられる。
この他、第1図において、5は上記外筒3にその上方か
ら嵌装されるキャップ、6はキャップ5の内奥に固定し
た中栓で、中栓6は、第6図に示す如く、その外周壁6
1の内面に螺溝62を刻設し且つ該外周壁61と一定間
隔をあけて天壁63からインナーリング64を垂下させ
た構造となしてあり、上記キャップ4の嵌装時に、第7
図に示す如く、螺溝3を外筒3の上端部の前記ピン33
に螺合させ且つインナーリング64を外筒3の上端部内
面に密接させることにより、外筒3と密着状態で係合し
得るようになしてある。尚、キャップ5への中栓6の固
定は、実施例の場合、中栓6の外周壁61の外面に突設
した凸部65をキャップ5の内面に形成した凹部51に
嵌合させて行ってあるが、逆に、中栓6に凹部を設け、
キャップに凸部を設けてこれら双方を嵌合させることに
より行っても良いし、或いは中栓6及びキャップ5双方
に凹部及び凸部を設けずに、接着剤のみにより行うよう
にしても良い。又、第1図において、7は前記容器本体
1の下部に嵌装(外挿)固定したキャップ受筒、8はキ
ャップ受筒7の中間部から下部に亘って嵌装固定した化
粧筒である。
以上の如く構成した化粧料容器の使用に際しては、キャ
ップ5を取外した後、外筒3に対して容器本体1を所定
の方向に回動させれば良い。この回動により、容器本体
1の内筒13内の化粧料保持皿2は、ピン24を介して
容器本体1の縦長ガイド孔16及び外筒3の螺溝31に
案内されて上昇し、その結果として化粧料保持皿2に保
持された化粧料4が上昇する。尚、この上昇の際、容器
本体1の内筒13の細板部18の内面には前述の如く膨
出条19が設けてあり、化粧料保持皿2は、細板部18
を多少外側に湾曲させた状態で膨出条19に圧接してい
るため、軽い抵抗感をもって円滑に化粧料保持皿2を上
昇させることができる(下降の場合も同じ)。
化粧料の使用後は、容器本体1を外筒3に対して反対に
回動すれば良く、これによって化粧料保持皿2、延いて
は化粧料4を容器本体1の内筒13内に下降させること
ができる。
ただ、本発明の化粧料容器においては、化粧料保持皿2
が容器本体1の内筒13の最下端位置に到達した後、更
に容器本体1を外筒3に対して回動すると、外筒3は容
器本体1に対して上昇する。即ち、外筒3に対する容器
本体1の回動により化粧料保持皿2のピン24が容器本
体1の内筒13の縦長ガイド孔16の最下端位置に到達
すると、化粧料保持皿2は容器本体1に対して下降せ
ず、両者はいわば一体的になり、外筒3に対してはピン
24が容器本体1に設けられているのと同様の関係にな
る。従って、この状態から更に容器本体1を外筒3に対
して回動すると、ピン24と外筒3の螺溝31の螺合関
係により、容器本体1に対しては外筒3が上昇(外筒3
に対して容器本体1は下降)しようとする。そして、こ
の容器本体1に対する外筒3の上昇は、前述の如く、外
筒3の係止舌片32が係止突条14と密封突条15との
間に上下摺動自在に配されており、その結果として外筒
3が容器本体1に対して上下動し得るために許容され、
斯る上昇は、外筒3の係止舌片32が係止突条14にそ
の下方から当接した時点で停止する。そして、この時、
外筒3の上端部は、容器本体1の内筒13の上端部より
も上方に突出している。
しかる後、保管のためキャップ5を外筒3に嵌装してキ
ャップ5を押し下げると、外筒3が容器本体1に対して
下降し、外筒3の下端内周部が容器本体1の密封突条1
5に密着状態で係合し、容器本体1の空気抜き孔11が
外筒3によって閉塞される。即ち、外筒3の下端内周部
と容器本体1の密封突条15との係合は、前者の内径よ
りも後者の外径の方が前述の如く若干大きくなっている
ため、所謂締り嵌めの状態で行うことができる。この締
り嵌めは、例えば、容器本体1を合成樹脂で形成し、外
筒3をアルミニウムで形成することにより、容易に行う
ことができる。又、このような外筒3の下端内周部と容
器本体1の密封突条15との密着状態での係合と同時
に、キャップ5の中栓6と外筒3の上端部も前述の如く
密着状態で係合する。その結果、化粧料4は、中栓6、
外筒3及び容器本体1によって密閉され、化粧料4から
はこの密閉空間内が平衡蒸気圧に達するまでは揮散成分
が揮散するが、揮散成分は密閉空間からは外部に揮散せ
ず、無駄な揮散が防止される。
〔発明の効果〕
本発明の化粧料容器は、上述の如く、簡易にして確実な
密封を実施し得る効果を奏するもので、口紅、リップス
ティック等の揮発化粧料の容器として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における一部切欠正面図、第
2図はその容器本体の一部切欠正面図、第3図は第2図
のA−A線断面端面図、第4図はその化粧料保持皿の一
部切欠正面図、第5図はその外筒の一部切欠正面図、第
6図はその中栓の一部を示す縦断面図、第7図は中栓を
キャップに嵌合した状態の要部の縦断面図である。 1…容器本体 11…容器本体の空気抜き孔 14…容器本体の係止突条 15…容器本体の密封突条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部外周部に空気抜き孔を有する有底の容
    器本体に、外筒を外挿すると共に、空気抜き孔を有する
    化粧料保持皿を内挿し、上記外筒に対して上記容器本体
    を回動することにより上記化粧料保持皿を昇降させるよ
    うにした化粧料容器において、上記容器本体の下部外周
    部における上記空気抜き孔の上方及び下方に、それぞれ
    係止突条及び密封突条を設ける一方、上記外筒の下部内
    周部に係止舌片を設け、該係止舌片を、上記係止突条と
    上記密封突条との間に上記外筒が上記容器本体に対して
    上下動可能となるように配設し、且つ上記外筒の下端内
    周部を上記密封突条に密着状態で係合し得るように構成
    したことを特徴とする化粧料容器。
  2. 【請求項2】外筒にその上方から嵌装されるキャップの
    内奥に中栓を固定し、上記キャップの嵌装時に上記中栓
    と上記外筒とを密着状態で係合し得るように構成してあ
    る、特許請求の範囲第(1)項記載の化粧料容器。
  3. 【請求項3】容器本体が、その下部に回動把持部を又上
    部に縦長ガイド孔の穿設された直線円筒形状の内筒をそ
    れぞれ有しており、化粧料保持皿が、その外周面に突設
    されたピンを有し、且つ該ピンを上記縦長ガイド孔を貫
    通させて上記内筒内に昇降動自在に嵌入されており、外
    筒が、直線円筒形状で、上記縦長ガイド孔から貫通突出
    した上記ピンを係合させる螺溝を内周面に有し、且つ上
    記内筒に相互回動自在に組み付けられている、特許請求
    の範囲第(1)項記載の化粧料容器。
JP29527985A 1985-12-27 1985-12-27 化粧料容器 Expired - Lifetime JPH062083B2 (ja)

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JPS62155811A JPS62155811A (ja) 1987-07-10
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