JPH06208339A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH06208339A
JPH06208339A JP5002331A JP233193A JPH06208339A JP H06208339 A JPH06208339 A JP H06208339A JP 5002331 A JP5002331 A JP 5002331A JP 233193 A JP233193 A JP 233193A JP H06208339 A JPH06208339 A JP H06208339A
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JP
Japan
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color
display
circuit
liquid crystal
signal
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Pending
Application number
JP5002331A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Mano
宏之 真野
Tetsuya Suzuki
哲也 鈴木
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Shigehiko Kasai
成彦 笠井
Toshio Futami
利男 二見
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Filing date
Publication date
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】文字や図形などのコンピュータ表示を行う表示
コントローラ50と表示メモリ51とテレビやビデオな
どの映像信号から自然画像を表示する表示信号回路58
と自然画像の色補正を行う色補正回路55とコンピュー
タ表示と自然画像表示を切り替える切り替え回路56と
ブラウン管を除く表示装置である液晶モジュール57か
ら構成する。 【効果】γ補正された映像ソースを液晶などブラウン管
と輝度特性の異なる表示装置にコンピュータ画面と重ね
合わせて表示を行う際、γ補正された映像に対する色合
いのずれを改善し、高品質な自然画像を表示することが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラウン管以外の表示装
置、例えば液晶表示装置における自然画表示の品質を向
上する表示信号処理に関する。
【0002】
【従来の技術】ラップトップ型コンピュータやノート型
コンピュータなどの小型のコンピュータでは、表示装置
として低消費電力で薄型化できるという特徴から、液晶
表示装置が多く用いられている。現在、液晶表示装置は
大画面化、高精細化、そして多色化が進められ、画面サ
イズでは10〜16インチ、解像度では1280×1024ドッ
ト、色数では1670万色の液晶表示装置が量産化され
始め、ワークステーションにまで用いられている。一方
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)やワー
クステーションのアプリケーションとしては、CD−R
OMに内蔵された自然画像や、テレビやビデオからの、
自然画映像や音声など複数のメディアを扱う、いわゆる
マルチメディアが脚光を浴び、小型コンピュータへの適
用が進められている。
【0003】マルチメディアに対応した従来技術とし
て、テレビやビデオからの自然画映像とコンピュータ表
示を液晶表示装置に表示する特開平4−75089に開
示の情報処理装置があった。従来技術の動作を図1を用
いて説明する。図1は従来技術のブロック図である。3
01はアンテナ、302はコントロールI/F、303
はテレビ受信回路、304はビデオ切り替え回路、30
5はビデオ信号回路、306は同期分離回路、307は
A/D変換回路、308はコントローラ、309はフレー
ムメモリ、310はCPU、311は表示用メモリ、3
12は表示コントローラ、313は水平ドライバ、31
4は垂直ドライバ、315は液晶パネル、316はビデ
オI/O端子である。従来例は、画像表示部分に着目し
て記述した。CPU310は情報処理装置すべての動作
を司るものである。コンピュータ表示の動作は、表示す
る文字パターンをCPU310がコントローラ308を
介して表示用メモリ311へ書き込み、そして表示コン
トローラ312は表示用メモリ311の内容を順次読み
出し、水平ドライバ313に表示データを書き込む。さら
に表示コントローラ312は、水平ドライバ313と垂
直ドライバ314に必要な制御信号を与えて、液晶パネ
ル315に表示用メモリ311の内容を表示する。テレ
ビ映像の表示の動作は、アンテナ301で電波を受信
し、テレビ受信回路303に入力する。テレビ受信回路
303は受信した信号から赤、青、緑の表示信号を生成
し、さらに緑の表示信号に同期信号を重畳する。以下こ
のような赤、青、緑の表示信号形式を同期コンポジット
信号と呼ぶ。テレビ受信回路303は、同期コンポジット
信号をビデオ切り替え回路304へ出力する。ユーザか
らのテレビ表示要求があるとCPU310はコントロー
ルI/F302へ通知し、コントロールI/F302は
ビデオ切り替え回路304をテレビ映像信号側へ切り替
える。ビデオ切り替え回路304が出力する同期コンポジ
ット信号の赤、青、緑それぞれをA/D変換回路307
はA/D変換し、その結果をフレームメモリ309へ書
き込む。そしてコントローラ308はCPU310から
テレビ信号を表示する指示を受け、同期分離回路306
が同期コンポジット信号から同期分離した水平同期信号
と垂直同期信号を入力して、A/D変換回路307とフ
レームメモリ309で必要な制御信号を生成する。さら
にコントローラ308はフレームメモリ309から表示
用メモリ311へ表示データを書き込む際に、インター
レス/ノンインターレス変換を施す。表示用メモリ31
1から液晶パネル315に表示するまでの動作は、コン
ピュータ表示の場合と同様であり、説明を省略する。ビ
デオ信号の場合は、ビデオI/O端子316から入力し
たビデオ信号をビデオ信号回路305で同期コンポジッ
ト信号に変換し、ビデオ切り替え回路304へ出力する。
それ以降の動作はテレビ信号と同様である。
【0004】以上説明したように、従来技術はテレビや
ビデオの映像信号をA/D変換することでフレームメモ
リや表示用メモリへ取り込み、コンピュータの文字や図
形表示情報等と一緒に表示用メモリに内蔵し、同時に液
晶表示装置に表示するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、情報
処理装置の液晶画面にテレビやビデオの表示を行うこと
ができるが、テレビやビデオの自然画映像の品質につい
て配慮されておらず、自然画映像を表示した場合に元の
映像との色合いが異なってしまうという問題があった。
色合いが異なることについて、図2、図3、図4を用い
て説明する。図2は放送局側(送像側)のカラーテレビ
送像装置の系統図である。21はカラーカメラ、22は
γ補正回路、23はカラーコーダ、24は安定化増幅
器、25は同期信号発生装置、26は赤の映像信号E
r、27は緑の映像信号Eg、28は青の映像信号E
b、260はγ補正後の赤の映像信号Erγ、270は
γ補正後の緑の映像信号Egγ、280はγ補正後の青
の映像信号Ebγである。カラーカメラ21で撮影され
た画像は、赤、緑、青の映像信号Er26、Eg27、
Eb28に変換され、γ補正回路22でブラウン管の輝
度特性に対して逆特性の電気信号Erγ260、Egγ
270、Ebγ280に変換され、カラーコーダ23に
出力さる。そしてカラーコーダ23は、カラーの映像信
号を作り、これに、同期信号発生装置25で生成したバ
ースト信号と同期信号を付加し、安定化増幅器24で送
信機に適した信号に整えられる。そして送信機は電波に
して送像する。次にγ補正回路22の動作を図3、図4
を用いて説明する。図3はブラウン管とカラーカメラ2
1の輝度特性を示したものである。31はブラウン管の輝
度特性、32はカラーカメラ21の反応輝度特性であ
る。ブラウン管の輝度特性31は輝度をL,入力電圧を
Egとすると、(数1)式で表される。
【0006】
【数1】
【0007】Kは定数である。通常ブラウン管のγは
2.2である。一方カラーカメラ21の反応輝度特性3
2には直線性があり、γ補正回路22はカラーカメラ2
1からブラウン管までの総合のγが1になるように補正
する。図3はγ補正回路22の入出力特性である。この
入出力特性にしたがって、γ補正回路22は、入力信号E
r26、Eg27、Eb28を出力信号Erγ260、
Egγ270、Ebγ280に変換する。液晶表示装置と
ブラウン管の輝度特性は異なることから、図1に示した
従来技術のようにテレビ受信回路303で同期コンポジ
ット信号に変換された映像信号をそのままA/D変換回
路307で変換し、表示すると総合のγが1にならず、
この結果元の映像に対して色合いが異なってしまうとい
う問題が発生する。
【0008】本発明は、コンピュータ表示とテレビやビ
デオなどの自然画表示を同じ液晶表示装置に表示する情
報処理装置において、高品質な自然画表示を可能とする
情報処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、自然画映像のみに対して、γ補正をキャンセルし、
液晶表示装置の輝度特性に合わせる色補正回路を情報処
理装置に有することとする。
【0010】
【作用】色補正回路は、コンピュータ表示と合成する前
にテレビやビデオのγ補正された映像情報を液晶の輝度
特性に合致した映像情報に変換するので、コンピュータ
表示との合成においても、色再現性を良好にできる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
5は、コンピュータ表示と自然画映像を重ねて表示する
スーパインポーズ機能を有する情報処理装置の表示系ブ
ロック図である。50は表示コントローラ、51は表示
メモリ、52はD/A変換器、53は色判定回路、54
は表示信号回路、55は色補正回路、56は切り替え回
路、57は液晶モジュール、58はビデオ入力端子、5
90はコンピュータ表示信号、591はビデオ表示信
号、592は水平同期信号、593は垂直同期信号であ
る。コンピュータ表示信号590とビデオ表示信号59
1は赤、緑、青の3種類の色信号であり、さらには赤、
緑、青の色信号の少なくとも一つの色信号には水平、及
び垂直の同期信号が重畳されている。以下この形式の信
号を同期コンポジット信号と記す。さらにビデオ映像、
コンピュータ表示ともにインターレス走査であるとす
る。また、水平、垂直同期信号はビデオ側を優先とす
る。コンピュータ装置の表示動作を説明する。表示メモ
リ51にはコンピュータ表示の表示情報が格納されてお
り、その格納された表示情報をドットクロック、水平同
期信号592、垂直同期信号593に同期してインタレ
ース走査の順序で順次読み出し、D/A変換回路52に
出力する。D/A変換回路52は入力された表示データ
を赤、緑、青の3本のアナログ信号に変換して、緑の信
号に同期信号を重畳し、切り替え回路56に出力する。
次に自然画映像の表示動作を説明する。ビデオ入力端子
58から入力した映像信号を表示信号回路54は赤、
緑、青の3本の色信号二水平、垂直の同期信号を重畳し
た同期コンポジット信号に変化し、さらに水平、垂直同
期信号を分離して水平同期信号592と垂直同期信号5
93を表示コントローラ50と液晶モジュール57へ出
力する。さらに表示信号回路54は、同期コンポジット信
号を色補正回路55に出力し、色補正回路55は液晶表
示装置の輝度特性に合致した信号電圧に変化して、切り
替え回路56に出力する。
【0012】つぎにコンピュータ表示と自然画映像の重
ね合わせ表示の動作を説明する。
【0013】CPUはあらかじめ自然画映像を重ね合わ
せるコンピュータ表示の特定色を色判定回路53に設定
する。色判定回路53は表示するために表示メモリ51
から読み出されたコンピュータ表示情報と設定された特
定色とを比較し、設定された色と同一であれば、切り替
え回路56をビデオ表示信号591側に切り替える。こ
れによって、設定した特定色上には色補正した同期コン
ポジット信号が切り替え回路56から出力され、液晶モ
ジュール58が入力する。そして設定した特定色以外の
ときは、D/A変換回路52から出力されたコンピュー
タ表示信号590が切り替え回路56から出力され、液
晶モジュールが入力する。ここで本発明で特徴的な構成
要素である色補正回路55の具体例を図6、図7、図
8、図9を用いて説明する。本実施例では液晶パネルと
してノーマリホワイト(液晶に電圧を印加しない場合に
輝度の高い表示となるもの)を仮定して説明する。図6
はブラウン管と液晶パネルの輝度特性を示したものであ
る。61はブラウン管の輝度特性、62は液晶パネルの
輝度特性である。図6に示すように両者の輝度特性は異
なる。ビデオ信号はγ補正回路によって、ブラウン管の
輝度特性61に合わせた信号に変換してあることから、
色補正回路55はブラウン管の輝度と同じ輝度を液晶表
示装置でも得られるように、入力したビデオ信号を変換
する。例えば図6に示すように、本実施例で入力電圧4
Vのときのブラウン管と同一輝度を得るための液晶印加
電圧は3.1Vとなり、色補正回路55は4Vの入力に
対して3.1Vの出力を得る入出力特性となる。同様に
して、図6の輝度特性からブラウン管と同一の輝度を得
るための液晶印加電圧を求め、色補正回路55の入出力
特性を図7にグラフ化した。図7に示した入出力特性
で、入力信号を変換することで、液晶パネルの輝度特性
に合致した映像信号が得られる。図8は、図7の入出力
特性を得る色補正回路の1実施例である。図7に示した
入出力特性を1点折線近似する。図8に示した回路は、
1色の色信号に対するものである。図8の色補正回路の
動作について説明する。折点は抵抗R1とR2の抵抗比
で決まるV1の電位で決定できる。近似的に計算するた
め、すべてのトランジスタTr1、Tr2、Tr3のベ
ース・エミッタ間電圧を0.7Vであると仮定する。入
力電圧Vinが(V1−0.7V)よりも低い状態で
は、トランジスタTr1、Tr2、Tr3はすべて動作
領域である。一方、入力電圧Vinが(V1−0.7
V)よりも高い状態では、トランジスタTr1、Tr2
はOFF状態となり、Tr3だけがON状態となる。以
上から(V1−0.7V)を境界としての直線の傾き
は、(数2)、(数3)式となる。
【0014】
【数2】 Vin<V1−0.7 −R5/(R3//R4) //は並列合成抵抗
【0015】
【数3】Vin>V1−0.7 −R5/R3 コンピュータ表示と合成する前のテレビやビデオの映像
信号に、このような色補正回路55を用いることで、送
像側から液晶までのγをほぼ1とすることができ、スー
パインポーズ機能を有するコンピュータ装置においても
色合いのずれがない、高品質な自然画を表示することが
できる。図8に示した色補正回路55は、1つの色信号に
対するものであり、本実施例では、赤、緑、青用に図8
で示した色補正回路を3つ必要とする。液晶表示装置で
は、カラーフィルターの特性が色によって異なることか
ら、図8に示した色補正回路55で抵抗R1,R2,R
3,R4をそれぞれの色の特性に合わせて決めることが
できる。ここでインターレス走査を表示可能な液晶モジ
ュール57の具体例を示す。図9は、インターレス走査
の映像信号を表示可能な液晶モジュール57の具体例で
ある。570はコントローラ、571は極性反転回路、
572から577まではアナログ信号入力の水平ドライ
バ、578、579は垂直ドライバ、580は同期コン
ポジット信号、581は水平、垂直同期信号、582は
カラー液晶パネルである。本具体例では水平ドライバ5
72〜577には日立製カラーテレビ用水平ドライバH
D66300T、垂直ドライバには日立製HD6110
5を用いるものとして説明する。極性反転回路571は
液晶を交流化するために、液晶パネルに書き込む電圧の
極性を数ラインおき、もしくはフレームおきに反転させ
るものである。コントローラ570は入力した同期信号
から水平ドライバ572〜577にアナログ表示信号を
書き込むためのサンプリングクロックを生成したり、水
平ドライバ572〜577や垂直ドライバ578、57
9を制御する信号を発生する。水平ドライバ572〜5
77は、極性反転回路571が出力する同期コンポジッ
ト信号をコントローラの出力するサンプリングクロック
で1画素ずつサンプルホールドして、1水平走査期間に
次の水平走査期間に出力する表示データを2ライン分蓄
える。垂直ドライバ578、579は1水平走査期間を
前半と後半に分け、前半にnライン目、後半にn+1ラ
イン目を駆動する。次に、インターレスの表示動作を説
明する。水平ドライバ572〜577は第1フィールド
では、カラー液晶パネル582の第1ラインと第2ライ
ンを1水平走査期間の前半と後半に分けて、同じデータ
で駆動し、以下、第3と第4ライン、第5と第6ライン
・・・・も同様に駆動する。第2フィールドでは、この
組合せを変えて、第1ラインを1水平走査期間の後半で
駆動した後、第2ラインと第3ラインを次の水平走査期
間の前半と後半で駆動し、以下、第4と第5ライン、第
6と第7ライン・・・・も同様に駆動する。テレビの有
効ライン数は1フィールド240本であることから、こ
のように駆動することで、縦方向のライン数を480ラ
インとし、インターレス表示を可能とする。
【0016】図10はスーパインポーズ機能を有するコ
ンピュータ装置のもう一つのブロック図である。図5と
同じものには同一番号を付した。100は色レベル判定
回路である。本実施例では、クロマキー処理が可能であ
る。映像信号の特定色にコンピュータ表示を重ね合わせ
ることがきる。図10を用いて動作を説明する。表示コ
ントローラ50、表示メモリ51、D/A変換回路5
2、表示信号回路54、色補正回路55の動作は、図5
を用いて説明した通りである。あらかじめCPUは色レ
ベル判定回路100にコンピュータ表示を重ね合わせる
色レベルを設定する。色レベル判定回路100は表示信
号回路54が出力する同期コンポジット信号と設定され
た色レベルとを比較し、同じ色レベルであれば切り替え
回路56にコンピュータ表示を出力するように切り替え
指示を出す。切り替え回路56の出力は、図5に示した
実施例と同様に液晶モジュール57に入力され、表示され
る。本実施例においても色補正回路55が入力端子58
から入力された映像信号をコンピュータ表示と合成する
以前に液晶表示装置の輝度特性に準じた電圧に変換する
ことで、液晶パネルには、色再現性の良い、高品質な自
然画像を得ることができる。
【0017】図11は、色補正回路を用いてコンピュー
タ表示と自然画映像を同じ表示装置に表示するもう一つ
の実施例である。従来例図1と同じものには、同一番号
を付した。110は本発明で特徴的な色補正A/D変換
回路である。コンピュータ表示、テレビ映像表示の動作
は図1の従来例とまったく同じである。色補正A/D変
換回路110は液晶の輝度特性に合わせたA/D変換特
性によってデジタル化し、フレームメモリに格納する。
色補正A/D変換回路110の具体例を図12、図13を
用いて説明する。図12は色補正A/D変換回路110
の一実施例、図13は色補正A/D変換回路110の入
出力特性である。図1、図5と同じものには同一番号を
付した。図12において55は図5と同様な色補正回
路、307は図1と同様なA/D変換回路、120は基
準電圧発生回路、121は反転回路、122は赤、緑、青
の同期コンポジット信号、123は色補正後の信号、1
24はA/D変換出力、125は色補正デジタルデータ
である。基準電圧発生回路120は、A/D変換回路3
07の変換に必要な少なくとも2種類の変換参照電圧
(参照最大電圧と参照最小電圧)を発生するものであ
る。色補正回路55は入力した同期コンポジット信号1
22を図13に示した入出力特性で色補正後の信号12
3に変換し、A/D変換回路307へ出力する。通常、
情報処理装置の表示情報は最も低輝度を0として高輝度
になるにしたがって、0、1、2、3・・・・Nと増加
するように輝度番号がつけられている。しかし、本実施
例では液晶パネルとしてノーマリホワイトの液晶パネル
を使用していることから、色補正後の信号123は図13
に示すように高輝度の方が低くなっている。そこで、A
/D変換回路307はそのままA/D変換を行い、A/
D変換出力124を得、その結果を反転回路121で0
と1をすべて反転して、色補正デジタルデータ125を
得る。これによって、輝度と表示情報の関係をコンピュ
ータ表示と同じにできる。図13で、例えば本実施例で
は、入力電圧2.2Vで80(HEX)、4.3VでC0
(HEX)の出力となる。図14は、色補正A/D変換
回路110のもう一つの具体例である。図12と同じも
のには同一番号を付した。140は本具体例で特徴的な
色補正基準電圧発生回路である。図12の具体例は、同
期コンポジット信号そのものに色補正を行ったが、図1
4の具体例ではA/D変換回路の参照電圧を変えること
でA/D変換回路307の変換特性を変え、変換後のデ
ジタルデータを液晶表示装置に合った輝度特性にする。
変換動作は、通常のA/D変換回路となんら変わるとこ
ろはない。A/D変換回路307の変換特性を図15を
用いて説明する。図15はA/D変換回路307の変換
特性を示している。図13に示した色補正回路55の入
出力特性から、A/D変換回路307に入力された電圧
に対して、図15に示すような特性でA/D変換回路が量
子化できれば、色補正回路55の機能に等価である。例
えば、入力電圧2.2V時量子化値80(HEX)、4.
3V時量子化値C0(HEX)であり、図12の色補正A
/D変換回路110と同じである。通常A/D変換回路
では、変換特性は直線的であるが参照電圧によって、変
換特性を折線的に変えることができる。図16にA/D
変換回路の比較回路部分を示す。160〜169、60
0は比較回路、601〜608は分圧抵抗、609は参
照最大電圧、610は参照最小電圧、611は中間電
圧、612は同期コンポジット信号入力である。A/D
変換回路307では参照最大電圧609と参照最小電圧
610との間に分解能分の分圧抵抗601〜608が直
列的に接続されている。例えば8ビットの分解能であれ
ば、256本の分圧抵抗601〜608が接続されてい
る。この分圧抵抗601〜608によって、参照最大電
圧609と参照最小電圧610との間を等分割して、そ
れぞれの量子化値の比較電圧を発生している。これによ
って、同期コンポジット信号入力612にたいして、直
線的なデジタル変換が可能である。折線的な変換特性を
得るためには、参照最大電圧609と参照最小電圧61
0との間に中間電圧611を入力して、この中間電圧61
1によって、変換特性の傾きを変える。本実施例で図1
6に示した比較回路を持つA/D変換回路307を用い
たとすると、図15から参照最大電圧609は6V、参照
最小電圧610は1V、中間電圧611は2.2Vとす
ることで、図15で破線で示した変換特性となり、図12
で示したものとほぼ等価な変換特性となる。また、赤、
緑、青で変換特性を変える場合は、赤、緑、青それぞれ
の特性に対応した色補正基準電圧発生回路を用意する。
【0018】図17は、自然画表示コンピュータ装置の
応用図である。図11と同じものには同一番号を付し
た。170はCD−ROM、171はCPU、172は
伸長回路、173は色補正回路、174は作業メモリ、
175は表示メモリ、176は液晶モジュール、177
は表示コントローラ、110は色補正A/D変換回路で
ある。CPU171はコンピュータすべての制御を統括
管理する。CD−ROM170には圧縮された自然画像
がデジタル的に格納されている。CD−ROM170に
収納されている圧縮された自然画像情報は、CPU17
1もしくは読み出し用の専用ハードウェアによって読み
出され、一旦作業メモリ174に格納される。そして、
画面上の表示位置や表示サイズを決定し、圧縮された自
然画像を作業メモリ174から読み出し、伸長回路17
2で伸長して、色補正回路173に出力される。色補正
回路173はデジタルの自然画情報を液晶の輝度特性に
合致したデジタル情報に変換し、表示メモリ175に格
納する。表示コントローラ177は表示メモリから情報
を順次読み出し、液晶モジュール176に出力し、表示
メモリ175の内容を表示する。ビデオ信号は、同期コ
ンポジット信号が色補正A/D変換回路178に入力さ
れ、前記図12、及び図14で説明した動作と同様にし
て表示メモリ175へ格納し、表示される。ここで本実
施例で特徴的な色補正回路173の具体的な例を示す。
図18は、図15で示した入力電圧と量子化値の関係か
ら、入力データをデジタルデータとした場合で、入力デ
ータと出力データの関係を示したものである。これはす
なわち、色補正回路173の変換特性である。たとえ
ば、入力データが16進数で0からFの16個のデジタ
ル情報で輝度を表わし、色補正回路173に入力される
こととする。変換特性から、入力データの各値に対応す
る出力データは、図18のグラフ中破線で示される値と
なる。図18に示すように、変換特性が直線でないこと
から入力データに対し、出力データを一義的に決定出来
ない。入力が16種類の階調情報があるのにたいして、
出力はそれより少ない階調情報を出力するのだが、色合
い的にはほぼ合致する。このような変換の実現方法を図
19に示す。図19は前記色補正回路173の変換の具
体例である。190は変換レジスタ群、191はアドレ
スデコーダである。変換レジスタ群190には、入力デ
ータの0からFに対応した出力データ情報を格納してあ
る。入力データはアドレスデコーダ191に入力され、
変換レジスタ群190の中からどのレジスタのデータを出
力するかが決められる。図19で格納してあるデータ
は、前記図18で破線で示した組合せである。従って、
入力データに対し、出力データが重複しているレジスタ
もあるが、色合い的には優れている。図20は入力デー
タに対する出力データの重複をなくすため、出力の階調
情報を入力情報に対して2倍の情報量としたもう一つの
具体例である。動作的には、前記19と同じであり、変
換レジスタの数も変わっていないが、出力データは図1
9の具体例よりも1ビット増加して、0から1Fまでで
ある。このようにして、自然画像がデジタル情報であっ
て、コンピュータ画面と同一の画面に表示する場合も色
合いが液晶パネルに適切で、高品質な表示画面を得るこ
とが出来る。図19、図20に示した色補正回路も赤、
緑、青のうち1色に対するものを示しており、赤、緑、
青で輝度特性が異なる場合は、それぞれに同様な色補正
回路を用意し、記憶するデータを変えれば良い。
【0019】これまでの実施例では、液晶表示装置とし
て、ノーマリホワイトのもので説明してきたが、ノーマ
リブラックの液晶パネルにおいても、変換特性を合致す
ることで、本実施例と同様に液晶に合致した色合いを得
ることが出来る。また本実施例では、表示装置として、
液晶表示装置を用いた場合について説明してきたが、ブ
ラウン管と輝度特性の事なる表示装置一般に適応出来る
ことは言うまでもない。また本実施例では、映像信号と
して、赤、青、緑の階調信号に水平、垂直の同期信号を
重畳した、同期コンポジット信号で説明してきたが、階
調信号に帰線期間を表わすブランク信号を重畳するブラ
ンクコンポジット信号や、同期コンポジット信号とブラ
ンクコンポジット信号を組み合わせた信号でも可能であ
る。本発明は、ブラウン管との輝度特性を補正するもの
であるから、輝度レベルを表わしているYC色差信号で
あっても変換の特性を変えるだけで適用出来る。また、
本実施例の変換特性は1例であり、これに限定するもの
ではない。また本実施例では、自然画の映像ソースとし
て、テレビ、ビデオ、更にCD−ROMにデジタル化さ
れた画像を用いた場合について説明したが、これらに限
るものではない。図2で示したγ補正回路は、送像側で
ある放送局側で行っている信号補正であり、テレビ局か
ら送られてきた映像信号を映像ソースとして使用してい
るものはすべて適応出来る。更に、ビデオカメラはビデ
オカメラ内部にγ補正回路を内蔵しており、ビデオカメ
ラで撮影した映像を映像ソースとする場合にも適応出来
る。
【0020】又本実施例では、入力信号に対し、ブラウ
ン管と液晶パネルの輝度が同じになるように、色補正を
行っている。しかし、もう一つの方法として、ブラウン
管と液晶パネルの色差が同じになるように変換すること
も、有効である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、γ
補正された映像ソースを液晶などブラウン管と輝度特性
の異なる表示装置にコンピュータ画面と重ね合わせて表
示を行う際、γ補正された映像に対する色合いのずれを
改善し、高品質な自然画像を表示することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のブロック図である。
【図2】カラーテレビ送像装置の系統図である。
【図3】ブラウン管とカメラの輝度特性図である。
【図4】γ補正回路入出力特性図である。
【図5】スーパインポーズ機能を有する情報処理装置の
実施例1を示す図である。
【図6】ブラウン管と液晶パネルの輝度特性図である。
【図7】色補正回路の入出力特性図である。
【図8】色補正回路の実施例1を示す図である。
【図9】液晶モジュールの1実施例を示す図である。
【図10】スーパインポーズ機能を有する情報処理装置
の実施例2を示す図である。
【図11】映像信号をデジタル化して重ね合わせ表示を
行う情報処理装置の実施例を示す図である。
【図12】色補正A/D回路の実施例1を示す図であ
る。
【図13】色補正A/D回路の実施例1の変換特性図で
ある。
【図14】色補正A/D回路の実施例2を示す図であ
る。
【図15】色補正A/D回路の実施例2の変換特性図で
ある。
【図16】A/D変換回路の比較回路部分を示す図であ
る。
【図17】自然画表示情報処理装置の実施例を示す図で
ある。
【図18】デジタルデータ変換特性図である。
【図19】色補正回路の実施例4を示す図である。
【図20】色補正回路の実施例5を示す図である。
【符号の説明】
50…表示コントローラ、51…表示メモリ、54…表
示信号回路、55…色補正回路、56…切り換え回路、
57…液晶モジュール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/02 8121−5G H04N 9/69 8942−5C (72)発明者 鈴木 哲也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 古橋 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 笠井 成彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 二見 利男 千葉県茂原市早野3300番地株式会社日立製 作所電子デバイス事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字や図形などのコンピュータ表示を行う
    表示手段とテレビやビデオの自然画像や記憶手段に格納
    したデジタル化されたテレビやビデオの自然画像を表示
    する表示手段とこれらコンピュータ表示と自然画像を重
    ね合わせて表示する重ね合わせ手段と液晶やプラズマを
    用いた表示装置を有する情報処理装置において、テレビ
    やビデオから得られた自然画像に対して、コンピュータ
    表示と重ね合わせを行う以前に表示装置に適した色補正
    を行う色補正手段を用いたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に示した情報処理装置において、
    色の階調を示すアナログ信号を入力し、色補正を行った
    アナログ信号を出力する色補正手段を用いたことを特徴
    とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報処理装置において、
    色の階調を示すアナログ信号を入力し、色補正を行った
    色の階調を示すデジタル情報を出力する色補正手段を用
    いたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の情報処理装置において、
    色の階調を示すデジタル信号を入力し、色補正を行った
    色の階調を示すデジタル情報を出力する色補正手段を用
    いたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の情報処理装置の色補正手
    段において、色の階調を示すアナログ信号をデジタル情
    報に変換するアナログ/デジタル変換手段を用い、前記
    アナログ/デジタル変換手段は、入力信号変化ΔVに対
    する量子化値変化ΔDのΔD/ΔVを、少なくとも2種
    類以上持つことを特徴とする情報処理装置の色補正手
    段。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の情報処理装置において、
    赤、緑、青の各色信号にたいし、それぞれに色補正手段
    を用いたことを特徴とする情報処理装置。
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