JPH06208176A - 写真フィルム走査装置用弓形状ゲート - Google Patents

写真フィルム走査装置用弓形状ゲート

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JPH06208176A
JPH06208176A JP5227543A JP22754393A JPH06208176A JP H06208176 A JPH06208176 A JP H06208176A JP 5227543 A JP5227543 A JP 5227543A JP 22754393 A JP22754393 A JP 22754393A JP H06208176 A JPH06208176 A JP H06208176A
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gate
scanning
aperture
film
radius
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JP5227543A
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English (en)
Inventor
Eric P Hochreiter
ピー フォックロイター エリック
Franklin D Ehrne
ディ アーン フランクリン
Gary L Erck
エル アーク ガリー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/50Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera with slit or like diaphragm moving over original for progressive exposure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/36Scanning of motion picture films, e.g. for telecine
    • H04N3/40Scanning of motion picture films, e.g. for telecine with intermittently moving film

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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高解像度の画像読取り走査を行い、かつ多機
能性を有するシンプルな写真フィルムの走査装置のゲー
トを提供することを目的とする。 【構成】 弓形のゲート100の中心からフィルムを走
査する外側表面までの半径を6インチ(約15.2c
m)とする。ゲート100を反転可能なモーターによっ
て駆動し、走査装置10の光学シャーシー400を介し
てピボット軸の回りに回転可能とし、初期の垂直位置の
両側にそれぞれ約6.5°の円弧上を左右に振れる構造
とする。また、ゲート100と共に動くクランプ部によ
ってゲート100のアパーチャにフィルムの駒を固定す
る。さらに、ゲート100上の摩耗板と対応する偏心軸
上の球軸は、ゲート位置の調整を行う。そして、ゲート
およびゲート駆動系に搭載したピンおよびバイアス用ば
ねによりゲートをθXおよびθZ方向に調整し、精確な
光学的位置合わせを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フィルムの走査装置
に用いるゲートおよびその動作方法に関し、より詳細に
は、弓形に構成したゲートを振子のごとく運動させ、そ
の往復運動に応じて写真フィルム上の画像の走査を行な
うようにしたゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】写真処理所で現在使用されている静止画
フィルムや動画フィルムを走査する走査装置として、数
種類の形式が知られている。現在イーストマン・コダッ
ク社より供給されているPIW2000システムにはK
odak2000スキャナが使用されており、そこには
平坦な形状のゲートが用いられ、フィルム・ストリップ
やスライドからきわめて高解像度の画像をディジタル化
しコンパクト・ディスクに蓄積する。このスキャナは、
オーダー数が多い場合に望まれる連ねたフィルム・ロー
ルを扱うことができない。スキャナのもう1つの形式と
しては動画フィルムの走査のためにドラムを用いるもの
がある。ドラム・スキャナには連続ロール・フィルムあ
るいは単一のネガ・フィルムのいずれかを扱えるものが
知られているが、両方とも扱えるドラム・スキャナはな
い。さらにスクリュー駆動の平板スキャナ(screw-drive
n flat bed scanners)も知られている。しかし公知のス
キャナは多機能性の点で限界があり、高解像度の走査を
行ない、しかも写真処理所で初回オーダー(現像)と再
オーダー(焼増し)を扱うときに交換の不要なものとい
う要求を同時に満たすものはない。
【0003】写真フィルム上の画像をディジタル化する
公知の走査装置では、数個の弓形の部分をその上に配列
した円形のドラムをゲートとして用い、12,24また
は36の駒をつなぎ合わせた初回オーダー、あるいはコ
ダック社標準の紙ラミネートおよびURS標準の紙ラミ
ネートを用いた再オーダーを処理する。しかしこのよう
なドラムは必要以上に複雑で、異なるフォーマットを扱
うためのドラムをすべて実装するには場所をとりすぎる
欠点が分かっている。そのうえゲートの運動が走査機能
の実行に必要最小限となっていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の円
形のドラム・ゲートに付随する不都合あるいは平形のゲ
ートにおける融通性の欠如を解消した走査用ゲートが望
まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のゲー
トは、薄い円盤を扇形に切った形すなわち弓形の構造を
有し、振り子運動を行なって走査対象のフィルムを移動
し、ゲートの往復運動につれて走査するものである。こ
れによってゲートに要するコストを構造的に最小とし、
走査機能を著しく簡単化することができる。
【0006】本発明の利点は、より簡単に、異種のフォ
ーマットあるいは実行オーダーを走査装置を構造的に変
えることなく走査できるようにした点にある。即ち、本
発明による走査装置は12,24または36駒の写真フ
ィルムを1つのリールにつなぎ合わせた初回オーダーの
実行、Kodakシステムの紙ラミネートを用いたリー
ルのフィルム・ストリップおよびURSシステムのラミ
ネートによるフィルムを処理することができ、大量の実
行を結果的にコストを削減し行なうことができる。
【0007】本発明の1実施例では、弓形のゲートは、
ゲートのピボット軸からフィルムの走査が行なわれる最
も外側の表面までの半径が6インチ(約15.2cm)
とする。湾曲した面は、フィルム画像を高解像度でディ
ジタル形式にするため写真フィルムを平らに維持できる
利点があることが従来から知られており、本発明におい
ても、走査処理中のフィルムの移送に湾曲面を持ったゲ
ートを用いる。本発明のゲートは走査装置の光学シャー
シー上に取り付けたピボット軸を中心に回動可能とし、
反転可能なモーターを用いたウォームギア機構で駆動す
る。ゲートの円弧の振幅は、垂直なゲートの初期位置か
ら両側にそれぞれ6.5゜とする。ゲートには開口部
(アパーチャ)を設け、ゲートと一体となって運動する
クランプ機構によってフィルムの駒をゲートに保持す
る。
【0008】本発明のゲートの重要な利益は以下の点に
ある。即ち、偏心軸に取り付けた軸受によりゲート上の
摩耗板(wear plate)の位置決めがなされるようにし、
これを用いてゲートを球軸受のピボット軸の周囲に調節
できるように取り付ける。光学的に完全な配列とするた
め、ゲートに取り付けたピンとバイアス用のばね、およ
びゲートシステム駆動器によってゲートをθXおよびθ
Z方向に調節できるようにする。
【0009】本発明のその他の特徴、目的、利点は、本
発明の現在の好ましい実施態様に関する以下の詳細な説
明および付随する図面によって、より明らかとなろう。
【0010】
【実施例】以下に図に従って説明する。まず図1および
図2に、写真フィルムの駒の画像を走査しディジタル化
するネガフィルム走査装置の全体を符号10で示す。装
置10は従来のフィルム移送リール12,13、キャプ
スタン駆動部14、複合空洞部(integrating cavity)
15、全体を符号16で示す画像ボードを有する従来の
画像読取り機(imager)、走査対象のフィルムの形式を
判読するためのDXバーコード・リーダ17、フィルム
・クリーニング装置18、オーダー処理データを読み取
るためのバーコード・リーダ24、フィルムが高解像度
の走査パスにあるとき一定の張力でフィルムを引張るた
めのばねでバイアスされた引張りローラー19,20を
装着したボード11を含む。さらに、別のアイドラー・
ローラー21,22,23および25をボード11上に
取り付け、鎖線で示すフィルムFの通路を円滑かつ堅固
に維持する。光学シャーシー400に取り付けたゲート
100は図3−図9にさらに詳細に示す。ゲート100
は高解像度の走査パスの間、垂直軸の両側約6.5°の
円弧上を回動する。この垂直軸は低解像度の動作時にゲ
ートが位置している初期の位置である。
【0011】光学シャーシー400は同時係属中の出願
番号943,424、エリック フォックロイター(Er
ic P Hochreiter )らによる名称「オプティカル・シャ
ーシーズ(Optical Chassis )」(1992年9 月14日出
願)に記載されている。図1および図2に示すフィルム
Fはリール12から供給され、キャプスタン機構14に
よって供給リール12からゲート100を越え巻取りリ
ール13に引張られ、前進する。このキャプスタン機構
14を走査装置の右側に配置し、ゲート100を越えフ
ィルムFを押出すようにしてもよく、その場合も無論、
本発明の範囲から逸脱しない。 レンズ保護装置200
を光学走査機構に近接して設け、レンズをほこりなどか
ら保護する。この詳細については、同時係属中の出願番
号943,427、トミー ラカンスキー(Tomi Lahca
nski)らによる名称「レンズ・プロテクター・デバイス
(Lens Protector Device )」(1992年 9月14日出願)
に記載されている。レンズ保護装置200や光学シャー
シー400の詳細は本発明の理解に必須ではないため、
これらについてのより詳しい説明は省略するが、前記出
願内容を走査装置の全体構成に関する背景技術として参
照しておく。
【0012】次に図3および図4について説明する。図
から分かるようにゲート100はパイ状に切った弓形部
分であり、光学シャーシー400で支持され垂直な薄板
101を通してピボット軸502(図9参照)の周囲を
回動する。駆動系は本質的に本発明の部分を構成するも
のではないが、その詳細は同時係属中の出願番号94
3,426、エリック フォックロイター(Eric P Hoc
hreiter )らによる名称「走査装置用ゲート駆動システ
ム及び駆動方法(Scanning Apparatus Gate Drive Syst
em And Method )」(1992年9 月14日出願)に記載され
ている。この記述は本発明のゲート動作の理解に必ずし
も必要でないが、参考として記す。前記出願に記載のゲ
ート駆動系および駆動系の軸の1つの部分をなすクラン
ク・アーム501(図9)は、ゲート100をピボット
軸の周囲に回動させ振り子のごとく運動せしめる。この
円弧運動は両横に約6.5°、即ち全体で約13°と
し、これによって走査の動作中、スキャナ10の画像読
取り装置としての複合空洞部15、画像ボード16を横
切るようフィルムを移動させる。
【0013】ゲート駆動系の軸およびクランク・アーム
を図9に示す。ゲート駆動系も光学シャーシー400上
に搭載する。軸502は光学シャーシー400のアパー
チャ401(図10)を貫通する。ゲート100´の中
央部105は切り抜き、その大きさは、ゲート100´
を通過するフィルム上の画像を照射するための従来方法
による複合空洞部の搭載部品410(図10)が配置で
き、しかも光学シャーシー400上のゲート100´が
運動可能となるよう、余裕を持たせる。
【0014】環状部106の下部表面102にはアパー
チャ103を設け、前述のごとく走査がそこを通して行
なわれる。クランプ機構300(全体を図2に示す)は
ゲート100のマウント表面に付設し、フィルムFを所
望の駒においてアパーチャ103の周囲にクランプす
る。本発明のゲート100´の動作の理解に必ずしも必
要ないが、クランプ機能300については同時係属中の
出願番号943,423、エリック フォックロイター
(Eric P Hochreiter )らによる名称「フィルム走査装
置用クランプ機構(Clamping Arrangement For Film Sc
anning Apparatus)」(1992年9 月14日出願)に記述が
ある。ここに参考として記す。
【0015】図4のようにゲート100の1端に、ジャ
ーナル(journal) 108を軸として回転する入側アイド
ラー・ローラー107を設ける。フィルムFはそこに導
かれる。また、ジャーナル110を軸として回転する出
側アイドラー・ローラー109はゲート100の反対側
即ち出側の端に設ける。両ローラー107,109はそ
れぞれジャーナル108,110の周囲を自由に回転で
きる。図4には、破線で示すフィルムFの移送はゲート
100の走査面102の上を通過し、入側アイドラー・
ローラー107の上方を通り、出側アイドラー・ローラ
ー109の下方を通る様子を示している。図のようにゲ
ート100の環状部106の表面102は、入側アイド
ラー・ローラー107に近い領域においては緩い湾曲面
111を備える。緩い湾曲面111はアイドラー・ロー
ラー107,109の配備とともにラミネートにつけた
フィルムが移動する通路を円滑にする大きさおよび構造
とし、またラミネートがなくフィルムFの辺縁がトラッ
キング領域の正しい位置にない場合でもフィルムFがア
パーチャ103に精確に位置決めでき、画像読取りシス
テム16によりフィルム上の画像が最大の解像度でディ
ジタル化されるようにする。
【0016】写しだされるべきフィルムFの駒をクラン
プするアパーチャ103は、ピボット軸104を中心と
してゲート100の初期位置に対象の位置に設け、ゲー
トが円弧の最右端から最左端に、またはその逆に移動す
るにつれ走査が完全に行なわれるようにする。円弧の移
動の角度は約15°であるが、図10に示す光学シャー
シー400上の点402,403に取り付けたゲート・
センサーが正しく作動しなかった場合の安全のため、ゲ
ートは垂直線の両側に約8.5°の円弧上を運動しうる
ようにしている。これに関し、フィルムを予備走査する
に先立ち、ゲート100が予備走査時に位置するとみな
される初期の垂直の位置を認識するため、ゲート100
は光学シャーシー400の2つのセンサーを作動開始時
に自ら初期化する。予備走査の段階では、ゲート100
は静止している。フィルムFを予備走査し供給リール1
2に再度巻き戻しを行なったのち高解像度のパスが開始
されると、初期の垂直位置からモーターのステップ数を
計数して、ゲートをホームポジション(図1および図2
の右方向)に振らす。ゲートは次に停止しフィルムFが
正しい駒まで前進するのを待つ。フィルムはそこでクラ
ンプ機構300によってクランプされる。ゲート100
は約4秒回動し約15°円弧上を最左端の位置に達し、
これによりフィルムが画像読取り装置としての複合空洞
部15、画像ボード16上を動く。もしゲートセンサー
システムが正しく作動しない場合であっても、ゲート1
00はセンサー位置を若干越えた位置まで動いて光学シ
ャーシー400の部分に乗り上げるため、走査装置10
の他の構成要素を損傷することはない。
【0017】図3および図7に示すように、環状部分1
06の弓形の下部表面102には溝部分112を設け、
再オーダーにおいて使用される標準のラミネート紙とゲ
ートが接触する表面積を小さくしている。これにより摩
擦を減らし、かつ走査装置10の部品を損傷しかねない
静電荷やほこりが堆積し難くする。ゲートの後面は図6
および図7で最も明らかなように、2つの弓形のスロッ
ト113を有する。これにより図10に示す光学シャー
シー400上のマウント402,403に配設するセン
サーとの隙間を設け、センサーとうまく協調動作するよ
うにする。
【0018】次に、本発明のゲートは構造が著しく簡単
化している点を説明する。本ゲート構造はフィルム両方
向の移動における走査を可能とし、フィルムを高解像度
の走査に必要な平坦さに保ち、走査装置の変更なしに数
種の移送形式のフィルムに使用しうる。ゲート100は
例えば機械加工したアルミニウムの単一片で形成するこ
とができるが、他の作成技術および材料を用いてもよ
く、その場合でも本発明の範囲を逸脱するものではな
い。
【0019】V字形の突出部分115を有する硬化摩耗
板(hardened wear plate )114は、図5,図6およ
び図7に最も明らかなように、ゲート100の後側に設
け、ゲート100が偏心軸406,407にある各アイ
ドラー軸受404,405上を回動できるようにする。
アイドラー軸受404,405は図10に示すように光
学シャーシー400上の各軸受用マウント408,40
9により支持する。図10では偏心軸406,407、
マウント408,409およびそれらをボルト締めする
保持板411を、取り付け状況がよく分かるように分解
して示した。この取り付けの位置によって軸受404,
405に対して摩耗板114のV字形部分115を位置
決めする。ゲート100を2つの軸について調整可能と
することによって画像読取りユニット16に対する走査
装置の位置を微調整する。また、走査動作の精確さを決
定づけるうえでゲート100の円弧部分102の表面の
なめらかさが重要なことはいうまでもなく理解されよ
う。
【0020】走査装置10は写真処理室において通常以
下のように作動する。走査対象の画像位置を定めるため
辺縁にそって刻み目のあるフィルムには穿孔したアパー
チャをもつラミネート紙を有するものと有しないものが
あるが、そのフィルムの先端部分をまず供給リール12
上に定められた十分な長さで装着する。そして、静止し
たアイドラー・ローラー25、ばねでバイアスを与えた
引張りローラー20、バーコード・リーダー24に隣接
する静止したアイドラー・ローラー22の各部の上を経
て、さらにフィルム・クリーニング装置18、DXバー
コード・リーダー17を経由し、ゲート100の上部、
キャプスタン機構14、静止アイドラー23の上部を経
て巻取リール13に通す。装置10は次に予備走査、即
ち「低解像度」パスを実行する。このときゲート100
は図2に示す中央部即ち初期位置に保持しておく。フィ
ルムF自体、またはフィルムFに接着されたコダック社
標準あるいはURS標準などのラミネート紙のストリッ
プ上のデータの予備走査が終わると、フィルムFを再度
供給リール12に巻き戻す。
【0021】巻き戻しが完了すると装置10は「高解像
度」走査の動作が可能な状態となり、選択した駒に含ま
れる画像を走査し、複合空洞部15からの光によりゲー
トのアパーチャ103を通してフィルムを1行ずつ走査
するLCM画像読取りユニット(画像ボード)16によ
って、公知の方法により十分な解像度でディジタル化す
る。一般に高解像度パスの開始時においては、ゲート1
00は図2に示す初期位置から移動し、円弧上を約6.
5°反時計回りに回動し右方の「ホーム・ポジション」
に移る。この位置でフィルムFは約4秒間、図5に示す
アパーチャ103の左端から1行ずつアパーチャの右端
に向って行単位で走査される。このとき、図2ないし図
4に全体の符号300で示した前述のソレノイド駆動の
クランプ機構が、フィルムの駒をアパーチャに対しクラ
ンプする。キャプスタン機構14は、フィルムFをゲー
ト100のアパーチャ103に、所望の駒が正しく走査
できる位置に設定するべく前進させる。ついでキャプス
タン機構14を解放し、モーター(図示していない)が
ゲート100を、右方から垂直位置に移動させ、ついで
左上方向に図2に示す初期の垂直位置から測って約6.
5°の円弧上をゲートが横断し最左端に到達するまで移
動させる。フィルムFの移動中にアパーチャ上の駒の1
行ずつの走査が実行され、その点の画像がディジタル化
される。この間、引張りアーム19,20によってフィ
ルムに張力が維持される。
【0022】本発明の他の重要な利点は、ゲートがコン
パクトであり、図5に示す環状部分106の凹部116
の中にセンサーを組み込むことができる点にある。アパ
ーチャを凹部116に設ける。通常知られる方法による
予備走査の間、フィルムFにある符号化情報に応じて従
来のLEDからの光信号を受信する従来構造のセンサー
を凹部116に取り付けできる。ここで重要なことは、
センサーをこの位置に取り付けると位置決めデータと画
像の識別データをゲート自体に統合しうることである。
前述のごとく緩い湾曲面111をもつ入側ローラー10
7の構造と隙間によりフィルムFおよびラミネートに所
望の巻き具合が得られ、これによってセンサーのアパー
チャの領域においてフィルムが円弧の表面と近接した状
態に保つことができ、したがってセンサーがフィルムお
よび(または)ラミネート上の位置データを精確に検知
できる。
【0023】フィルムの擦れを可能な限り防ぐため、図
3にやや誇張して描いたように、より半径の小さい画像
救済領域(an image relife area) 117を、表面10
2上にアパーチャ103に近くなる方向およびアパーチ
ャ103から離れる方向に遷移領域118を経て設け
る。また救済領域117の幅は、フィルムFの送りトラ
ックのみが救済領域117、遷移領域118の部分にお
いて表面102の上に乗るようにし、これによってフィ
ルムの画像領域は表面と接触せず、擦れがはるかに問題
とならない領域であるスプロケットの外側のみによって
フィルム送り(トラッキング)が行なわれる。フィルム
およびそれと接着したラミネートをローラー107,1
09にきつく巻きつけることにより、フィルムFをゲー
トの円弧の表面102に緊密に順応させうる。また同時
に画像救済領域117、遷移領域118により、フィル
ムの送りトラックが表面上に乗り、外側表面と画像救済
領域の面との間の空間が残るため、フィルムの擦れを最
大限防ぐことができる。
【0024】図8および図9は、全体を符号100’で
表わすゲートの他の実施例を示す。このゲートでは擦れ
を防ぐための画像救済の形式が異なっており、図は比率
をやや誇張して描いている。この実施例の他の構成は図
3ないし図7に示す実施例と類似であるので、類似部分
の説明はここでは省略する。この実施例において特記す
べきは、フィルムFの送りトラック部分はアパーチャ1
03が開口している表面102よりやや大きい半径をも
つ表面119上に乗る点である。アパーチャ103に対
しクランプ装置300によりフィルムを平坦にクランプ
するため、傾斜した遷移表面120が入側ローラー10
7の方向から表面102に下り、また出側ローラー10
9に向う方向に表面119に上るように設けられ、これ
により緩やかな遷移を可能とし、またフィルムFの画像
領域がアパーチャ103において画像を平坦にすべくク
ランプするために必ず必要な場合以外は、ゲートの円弧
表面と接触しないようにする。この実施例では入側ロー
ラーに近接した緩い湾曲面の部分111を必ずしも配設
する必要がなく、その代わり環状部分106は表面11
9および120を除いて入側ローラー107から出側ロ
ーラー109までほぼなめらかな曲面となる。
【0025】さらにピボット軸から、アパーチャ103
が設けられた表面102に至る半径は6インチ(約1
5.2cm)とする点が肝要である。これは、フィルム
Fの幅を横断して可能な限り真直な直線を維持し、現在
得られる画像読取り要素としての複合空洞部15、画像
ボード16により高品質の走査ができる約4秒の間のゲ
ートの移動の速度を規定するという点で重要である。
【0026】ピン121はゲート100’のフランジの
両側を貫通して取り付ける。引張りばね(図示していな
い)は駆動系のクランク・アーム501に押し込まれた
ピン503の間に接続する。同様にピン122はゲート
薄板101からアパーチャ105に平行に延びる。引張
りばね(図示していない)が各ピン122と、クランク
・アーム501から外側に平行に延びる各ピン504と
の間に接続する。ピン124は薄板101から薄板のア
パーチャ105に下方に延び、ピン503と接触して駆
動系のクランク・アーム501により駆動される。これ
らのピンおよびばねの系は図3から図7の実施例におい
ても使用し、ゲートを2軸内で調整し、軸受404,4
05に対する摩耗板114のV字部分115を位置決め
するため、うしろ方向にゲートをバイアスする。
【0027】以上、本発明を詳細に記述し図解したが、
これは図解および例示であって制約づけを目的とするも
のではないことは明確に理解されるべきである。本発明
の精神および範囲は前記の請求項によってのみ制約され
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によって、公知の円形ドラム・ゲ
ートに付随する不都合あるいは平板ゲートにおける融通
性の欠如を除去し、コストを構造的に最小とし、走査機
能を著しく簡単化したゲートを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボードに搭載した走査装置の主要な要素の斜視
図である。
【図2】図1の走査装置の正面図である。
【図3】図1および図2に示したゲートの第1の実施例
の底部即ち走査表面からみた斜視図である。
【図4】図3に示したゲートに写真フィルムを装着した
状態の正面図である。
【図5】図3および図4に示したゲートの上からみた斜
視図であって、ゲート環に搭載するセンサの位置、摩耗
板、垂直の薄板の後部表面上のフラグ位置を示す。
【図6】図3ないし図5に示したゲートの後部立面図で
ある。
【図7】図3ないし図6のゲートの走査表面、摩耗板お
よびピボット球軸受のより詳細な構成を示す、側面から
みた斜視断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例の、底部からみた斜視図
である。
【図9】図8に示したゲートの実施例の斜視図であり、
ゲート駆動系の詳細を示す。
【図10】走査装置の光学シャーシーの正面の部分斜視
図であって、両実施例におけるゲートの摩耗板を組み立
て後、作動状態での偏心軸および軸受を示す。
【符号の説明】
10 フィルム走査装置 11 ボード 12,13 フィルム移送リール 14 キャプスタン駆動部 16 画像読取り装置(イメージャ) 19,20 引張りローラー 21,22,23,25 アイドラー・ローラー 100 ゲート全体 102 ゲート下部表面 103 アパーチャ 104 ピボット軸 106 環状部 107 入側ローラー 109 出側ローラー 112 溝部 114 摩耗板 115 V字部 116 凹部 117,118 画像救済領域 300 クランプ機構 400 光学シャーシー 404,405 アイドラー軸受 406,407 偏心軸 408,409 マウント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガリー エル アーク アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター ブロークウッド ドライブ 436

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方部分に走査用のアパーチャを有する
    アーチ形の走査面を具備した弓形状の部材と、 該部材を回動する手段と、 アーチ形走査面の両端近くに位置し、走査対象の写真フ
    ィルムがアーチ形走査面との密着を保つようにするため
    のアイドラー・ローラーと、 走査アパーチャ領域以外にある写真フィルムがアーチ形
    走査面上を通過する際に写真フィルムの画像領域に擦れ
    きずが生じないようにする手段と、を有することを特徴
    とする、写真フィルム走査装置用のゲート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたゲートであって、 該ゲート材は、その片側面にあって走査装置の光学シャ
    ーシーに装着した軸受と接触し、軸受に対し位置決めす
    るよう構成した摩耗板を含むことを特徴とするゲート。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたゲートであって、 回動手段は、ゲート材に装着し走査装置の光学要素と正
    しく配列するためゲートを2つの軸に対し調節しうるよ
    うにした球軸受を有することを特徴とするゲート。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたゲートであって、 擦れ防止手段は、走査アパーチャの両側にあるアーチ形
    走査面の半径より小なる半径の凹部を有することを特徴
    とするゲート。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたゲートであって、 擦れ防止手段は、走査アパーチャの両側にあるアーチ形
    走査面の半径より大なる半径の凸部を有することを特徴
    とするゲート。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載されたゲートであって、 アパーチャにある写真フィルムを走査中は選択的にクラ
    ンプし、ゲートが円弧上を運動するに応じフィルムが移
    動するようにしたクランプ装置の装着手段を具備するこ
    とを特徴とするゲート。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載されたゲートであって、 回動手段から走査アパーチャまでの半径は6インチ(約
    15.2cm)であることを特徴とするゲート。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載されたゲートであって、 センサを収容するための手段をゲートのアーチ形走査面
    の領域に具備することを特徴とするゲート。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載されたゲートであって、 光学シャーシー上に装着したゲート位置センサと協調動
    作するための手段を、走査装置の光学シャーシーと相対
    するゲート材表面に有することを特徴とするゲート。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載されたゲートであっ
    て、 回動手段は、走査のために1つの軸の回りにゲートが振
    動することを可能とし、かつゲート材に装着し走査装置
    の光学要素と正しく配列するためゲートを他の2つの軸
    に対し調整しうるようにした球軸受を含むことを特徴と
    するゲート。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載されたゲートであっ
    て、 擦れ防止手段は、走査アパーチャの両側にあるアーチ形
    走査面の半径より小なる半径の凹部を有することを特徴
    とするゲート。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載されたゲートであっ
    て、 擦れ防止手段は、走査アパーチャの両側にあるアーチ形
    走査面の半径より大なる半径の凸部を有することを特徴
    とするゲート。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載されたゲートであっ
    て、 走査アパーチャにある写真フィルムを選択的にクランプ
    するクランプ装置の装着手段を有することを特徴とする
    ゲート。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載されたゲートであっ
    て、 回動手段からアパーチャまでの半径は6インチであるこ
    とを特徴とするゲート。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載されたゲートであっ
    て、 センサを収容する手段をアーチ形表面に具備することを
    特徴とするゲート。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載されたゲートであっ
    て、 擦れ防止手段は、走査アパーチャの両側にあるアーチ形
    走査面の半径より小なる半径の凹部を有することを特徴
    とするゲート。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載されたゲートであっ
    て、 擦れ防止手段は、走査アパーチャの両側にあるアーチ形
    走査面の半径より大なる半径の凸部を有することを特徴
    とするゲート。
  18. 【請求項18】 写真フィルム上の予め選択された少な
    くとも1つの画像をディジタル化するための手段を有す
    る走査装置において、 ゲート材の下方部分に位置するアーチ形走査面に設けた
    アパーチャと、 ゲート材を回動する手段と、 アーチ形走査面の両端近くに位置し、走査対象の写真フ
    ィルムがアーチ形走査面との密着を保つようにするため
    のアイドラー・ローラーと、 写真フィルムがアーチ形走査面上を通過する際に写真フ
    ィルムの画像領域に擦れきずが生じないようにするため
    の手段とを具備したゲートを有し、 該ゲートは弓形状の部材により構成し、走査装置内にあ
    って振り子のごとき運動をなし、ゲートの各方向への移
    動につれフィルムが移動しディジタル化手段を横断し、
    もって写真フィルムを1行ずつ走査するようにしたこと
    を特徴とする走査装置。
JP5227543A 1992-09-14 1993-09-13 写真フィルム走査装置用弓形状ゲート Pending JPH06208176A (ja)

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US07/943,425 US5313249A (en) 1992-09-14 1992-09-14 Arc-segment-shaped gate for photographic film scanning apparatus
US943,425 1992-09-14

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JP5227543A Pending JPH06208176A (ja) 1992-09-14 1993-09-13 写真フィルム走査装置用弓形状ゲート
JP5227710A Pending JPH06208177A (ja) 1992-09-14 1993-09-14 レンズ保護装置及び写真フィルム走査装置

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DE69316689D1 (de) 1998-03-05
DE69316689T2 (de) 1998-09-10
EP0588293A1 (en) 1994-03-23
US5313249A (en) 1994-05-17
JPH06208177A (ja) 1994-07-26
EP0588293B1 (en) 1998-01-28

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