JPH06207612A - 支持用軸装置 - Google Patents

支持用軸装置

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JPH06207612A
JPH06207612A JP336193A JP336193A JPH06207612A JP H06207612 A JPH06207612 A JP H06207612A JP 336193 A JP336193 A JP 336193A JP 336193 A JP336193 A JP 336193A JP H06207612 A JPH06207612 A JP H06207612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow shaft
inserting pipe
pipe parts
shaft
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP336193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sekiguchi
義夫 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKIGUCHI SANGYO KK
Original Assignee
SEKIGUCHI SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SEKIGUCHI SANGYO KK filed Critical SEKIGUCHI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空軸を用いることにより軽量化、コストダ
ウンを図り、且つ強度の高い支持用軸装置を提供する。 【構成】 所定長さの金属製の中空軸3と、この中空軸
3の両端面を閉塞する閉止部8と機構部1とを有する金
属製の複数の端軸5,6とを設け、端軸5,6又は中空
軸3の両端に内挿管部7を形成し、この内挿管部7の外
周面に異なる方向に向かう複数種の溝13,14を形成
し、中空軸3の両端又は端軸5,6に外挿管部4を形成
し、内挿管部7の外周に嵌合した外挿管部4を外圧によ
り変形させ、その外挿管部4の内周面を内挿管部7の複
数種の溝13,14に食い込ませることにより、内挿管
部7と外挿管部4との相対的な軸方向及び回転方向の動
きを確実に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端部で機構部を支持
する支持用軸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、機構部の一例として
事務機器の紙送り用のローラ1を両端で支持する軸2は
一般に丸棒が用いられている。紙送り用のローラ1に限
らず、動力伝達用のギヤ又はプーリ、カムやレバー等の
機構部も丸棒を仕上げた軸に支持されている場合が多
い。これらの機構部を支持するためにはその機構部の機
能によっては支持強度を必要とするが、丸棒は材料の選
択範囲が比較的広いことから多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】種々の機器において、
上述した機構部を保持する軸に丸棒を用いると重量が増
す問題がある。このため、軸として中空軸を用いること
が考えられるが、中空軸を市販のパイプに求めると材料
の選択に制限がある。少なくとも強度を得るために炭素
量が多いパイプは市販されていない。このため強度を満
足することができない場合がある。仕様に合った材料の
丸棒の中心に貫通孔を形成して中空軸を形成する方法
は、材料のロスが生じ、加工工数も増大する問題があ
る。さらに、加工により中空軸を得ても、その両端から
水やゴミ等の異物が進入することを防止するための手段
を付加しなければならない。
【0004】また、機構部を支持するに足る強度を有す
る丸棒を、溶接や螺子込み等の手段によって市販のパイ
プの両端に結合する方法も考えられているが、単に溶接
により結合する方法は溶接作業の信頼性が低いため強度
的に問題が生じ、螺子込み式の場合は螺子が緩み機構部
の位置が狂うおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定長さの金
属製の中空軸と、この中空軸の両端面を閉塞する閉止部
と機構部とを有する金属製の複数の端軸とを設け、前記
端軸又は前記中空軸の両端に内挿管部を形成し、この内
挿管部の外周面に異なる方向に向かう複数種の溝を形成
し、前記内挿管部の外周に嵌合されて外圧による変形に
よって前記溝に食い込まされる外挿管部を前記中空軸の
両端又は前記端軸に形成した。
【0006】
【作用】内挿管部の外周に嵌合された外挿管部を外圧に
より変形させ、その外挿管部の内周面を内挿管部の溝に
食い込ませるが、複数種の溝の方向が異なることによ
り、内挿管部と外挿管部との相対的な軸方向及び回転方
向の動きを確実に固定することができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。3は市販の中空軸(パイプ)で、この金属製
の中空軸3の両端部には外挿管部4が形成されている。
また、中空軸3の両端に結合される端軸5,6が設けら
れている。これらの端軸5,6は所望の強度を満足する
金属製の丸棒を切削加工することにより形成したもの
で、外挿管部4に嵌合される内挿管部7と、中空軸3の
両端面を閉塞する閉止部8と、機構部としてのローラ1
が固定的に嵌合される支持部9と、止め輪10を止着す
るための係止溝11とを有する。また、一方の端軸5に
はモータからの動力を受けるべくギヤ(図示せず)等を
固定的に嵌合する突部12が形成されている。
【0008】また、前記端軸5,6の内挿管部7の外周
には、その周方向に沿う環状の溝としての複数の環状溝
13と他の溝としての螺旋溝14とが転造又は切削等の
手段によって形成されている。しかして、端軸5,6の
内挿管部7を中空軸3の外挿管部4に嵌合し、これらの
外挿管部4を外圧により変形させ、その内周面を環状溝
13及び螺旋溝14に食い込ませることにより、中空軸
3と端軸5,6とが結合されている。
【0009】このような構成において、螺旋溝14だけ
で考えれば中空軸3に対して回転しながら軸方向に移動
する動きが許容され、環状溝13だけで考えれば中空軸
3に対して軸方向への動きは阻止されても回転方向の動
きが許容されるが、二種の環状溝13と螺旋溝14との
方向が異なるため、中空軸3に対する端軸5,6の軸方
向及び回転方向の動きが確実に阻止される。すなわち、
中空軸3と端軸5,6とを強固に結合することができ
る。
【0010】また、中空軸3は両端が端軸5,6の閉止
部8に閉塞されるため、水やゴミ等の異物が進入するこ
とがない。さらに、事務機器等の回転する動作部分にお
いては回転慣性を小さくする要求があるが、中空軸3を
用いることにより軽量な紙送りローラ等の部品を得るこ
とができる。さらに、中空軸3はそれ自体でローラ1等
の機構部を保持する必要がないので特に高い強度を求め
る必要がなく、これにより、安価な市販のパイプを用い
てコストダウンを図ることができる。
【0011】なお、中空軸3に端軸5,6を挿入する前
に中空軸3の端部にロー付け用のローを収納し、外挿管
部4の内周面を環状溝13と螺旋溝14とに食い込ませ
た後に、ローを高周波熱等により溶解させて環状溝13
及び螺旋溝14と外挿管部4の内周面との隙間に毛細管
現象によって浸透させることにより、中空軸3と端軸
5,6との結合強度をさらに高めることができる。ロー
付けに代えて溶接作業を付加しても同様の目的を達成す
ることができる。
【0012】前記実施例において、方向が異なる複数種
の溝とは、周方向に沿う環状溝13と螺旋溝14として
説明したが、螺旋溝14とは方向が異なる溝の他の例を
図3に基づいて説明する。図3(a)は端軸5,6に軸
方向に沿う複数の溝15をスプライン状に形成したもの
である。図3(b)(c)は端軸5,6に軸方向に沿う
複数の溝16又は17を切削加工により形成したもので
ある。
【0013】したがって、溝15,16,17は端軸
5,6の軸方向と平行に形成されているため、溝15,
16,17に外挿管部4の内周面を食い込ませたときに
回転方向の動きが阻止される。このため、螺旋溝14の
部分の回転方向の動きと、これに伴う軸方向の動きとが
確実に阻止される。さらに、図示しないが、内挿管部7
に、螺旋溝14と、この螺旋溝14の傾斜方向とは異な
る方向に傾斜する螺旋状の溝を形成しても同様の目的を
達成することができる。
【0014】前記実施例において、中空軸3の両端に外
挿管部4を形成し、端軸5,6に内挿管部7を形成した
が、中空軸3の両端に内挿管部を形成し、端軸5,6に
外挿管部を形成してもよい。また、機構部はローラ1に
限られるものではなく、従来例で述べたように、動力伝
達用のギヤ又はプーリ、カム等の回転体のみならず、外
部に機械的な作用を与え、或いは外部から機械的な作用
を受ける一般的な機構部を含むものである。また、機構
部は端軸5,6に一体に形成されるものも含むものであ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上述のように、所定長さの金
属製の中空軸と、この中空軸の両端面を閉塞する閉止部
と機構部とを有する金属製の複数の端軸とを設け、前記
端軸又は前記中空軸の両端に内挿管部を形成し、この内
挿管部の外周面に異なる方向に向かう複数種の溝を形成
し、前記内挿管部の外周に嵌合されて外圧による変形に
よって前記溝に食い込まされる外挿管部を前記中空軸の
両端又は前記端軸に形成したので、内挿管部の外周に嵌
合された外挿管部を外圧により変形させ、その外挿管部
の内周面を内挿管部の溝に食い込ませるが、複数種の溝
の方向が異なることにより、内挿管部と外挿管部との相
対的な軸方向及び回転方向の動きを確実に固定すること
ができ、また、中空軸は両端が端軸の閉止部に閉塞され
るため、水やゴミ等の異物が進入することがなく、さら
に、中空軸を用いることにより、近来の各種の機器等に
求められる要求に応えて軽量な部品を得ることができ、
さらに、中空軸はそれ自体で機構部を保持する必要がな
いので特に高い強度を求める必要がなく、これにより、
安価な市販のパイプを用いてコストダウンを図ることが
できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】要部の縦断正面図である。
【図3】溝の他の例を示す縦断側面図である。
【図4】従来例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 機構部 3 中空軸 4 外挿管部 5,6 端軸 7 内挿管部 8 閉止部 13〜17 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの金属製の中空軸と、この中空
    軸の両端面を閉塞する閉止部と機構部とを有する金属製
    の複数の端軸とを設け、前記端軸又は前記中空軸の両端
    に内挿管部を形成し、この内挿管部の外周面に異なる方
    向に向かう複数種の溝を形成し、前記内挿管部の外周に
    嵌合されて外圧による変形によって前記溝に食い込まさ
    れる外挿管部を前記中空軸の両端又は前記端軸に形成し
    たことを特徴とする支持用軸装置。
JP336193A 1993-01-12 1993-01-12 支持用軸装置 Pending JPH06207612A (ja)

Priority Applications (1)

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JP336193A JPH06207612A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 支持用軸装置

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JP336193A JPH06207612A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 支持用軸装置

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JPH06207612A true JPH06207612A (ja) 1994-07-26

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JP336193A Pending JPH06207612A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 支持用軸装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4318738Y1 (ja) * 1964-03-25 1968-08-03
JPS5816008U (ja) * 1981-07-21 1983-02-01 株式会社クボタ 農作業機
JPS6396309A (ja) * 1986-10-13 1988-04-27 Masanobu Nakamura 伝動管

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4318738Y1 (ja) * 1964-03-25 1968-08-03
JPS5816008U (ja) * 1981-07-21 1983-02-01 株式会社クボタ 農作業機
JPS6396309A (ja) * 1986-10-13 1988-04-27 Masanobu Nakamura 伝動管

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