JPH06205982A - ナフタレンモノー及びジースルホナートのカルボニル化用触媒並びに前記触媒を用いる方法 - Google Patents

ナフタレンモノー及びジースルホナートのカルボニル化用触媒並びに前記触媒を用いる方法

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JPH06205982A
JPH06205982A JP5308058A JP30805893A JPH06205982A JP H06205982 A JPH06205982 A JP H06205982A JP 5308058 A JP5308058 A JP 5308058A JP 30805893 A JP30805893 A JP 30805893A JP H06205982 A JPH06205982 A JP H06205982A
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catalyst
formula
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Cometti Giuseppe
コメッティ ジュゼッペ
Vosel Annick Du
デュ ヴォーセル アニック
Franco Francalanci
フランカランチ フランコ
Roberto Santi
サンティ ロベルト
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式、Z−Co(CO)4 〔Z;2,5−ジク
ロロ−1,3,5−トリアジニル基〕をもつコバルト基
触媒、前記触媒をNaCo(CO)4 とs−トリクロロ
トリアジンとの間の反応により調製する方法、並びに前
記触媒を用いてナフタレンモノー及びジースルホナート
をカルボニル化してナフタレンエステル及び酸を製造す
る方法。 【効果】 この触媒は先行技術の触媒より低コストで安
定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はナフタレンモノー及びジースルホ
ナートをアルコール溶媒中で一酸化炭素によりカルボニ
ル化するためのコバルト基触媒に関する。さらに本発明
は、そのような触媒を調製する方法並びにナフタレンエ
ステル及び酸を製造するためにその新規触媒が使用され
る方法に関する。触媒はNaCo(CO)4 をs−トリ
クロロトリアジンと反応させることにより得られ、後者
の成分が先行技術により使用されたものより安価ならし
め、また触媒に高い熱安定性を与えることができる。イ
タリー特許第 1,205,284号中に芳香族ハロゲン化物及び
芳香族スルホナートのカルボニル化用触媒が開示され、
それはコバルトテトラカルボニルのナトリウム塩、Na
Co(CO)4 、と助触媒との間の反応により得られ
る。そのような触媒は、その活性形態において、次式: Y−Co(CO)4 (I) 〔式中、Yは−CH2 −COOR(式中、Rは8個まで
の炭素原子のアルキル基である);8個までの炭素原子
のペルフルオロアルキル基;−CH2 CN基;8個まで
の炭素原子のアルキル基から選ばれる基である〕により
表わされる。
【0002】この触媒系の長所は穏やかな温度及び圧力
条件下、及び短い反応時間の間の操作の可能性であり;
また一方、触媒の熱不安定性及び助触媒(硫酸ジメチル
又はブロモ酢酸エチル)に対する高いコストが、例えば
予め形成された触媒を低温(−10〜0℃)で加熱する
必要のような操作型及びプロセス低廉性の問題を生ず
る。従って、工業型の設備における使用に一層適する特
性をもつ新触媒を見いだす必要が存在する。本出願人は
今回、式(II): Z−Co(CO)4 (II) 〔式中、Zは2,5−ジクロロ−1,3,5−トリアジ
ニル基:
【0003】
【化4】
【0004】を表わす〕をもつナフタレンモノー及びジ
ースルホナートカルボニル化のための改良された触媒を
見いだし、それが本発明の第1の目的である。本発明は
また、そのような触媒を調製する方法に関し、その方法
はコバルトテトラカルボニルのナトリウム塩、NaCo
(CO)4 、をエーテル溶媒中で−10〜25℃の範囲
内に含まれる温度でs−トリクロロトリアジンと反応さ
せ、次いで沈殿した塩化ナトリウムを除去するために溶
液をろ過することを特徴とする。本発明の最後の目的は
ナフタレンエステル及び酸を製造する方法により構成さ
れ、それはナフタレンモノー及びジースルホナートをア
ルコール溶媒中で、大気圧の下で−20〜60℃の範囲
内に含まれる温度で、酸性度受容体(acidity accepto
r) 化合物及び、活性形態において式(II)のコバル
ト錯体により構成される触媒の存在下に一酸化炭素でカ
ルボニル化することを特徴とする。
【0005】本発明による触媒は、これまで使用された
触媒よりも若干の利点: -- それらがより低い費用を必要とし、市販製品から得
られる; -- それらがより安定であり、従ってカルボニル化反応
を室温及び大気圧で行うことを可能にする; -- それらが低毒性である; -- それらが容易に調整される、 を示す。s−トリクロロトリアジンがヘテロアロマティ
ック列のクロロ誘導体であり、既知技術によれば、コバ
ルト塩、NaCo(CO)4 、と相互作用しないであろ
うから、式(II)の触媒の形成は意外である。式(I
I)の触媒は本発明により前記のようにNaCo(C
O)4 を反応:
【0006】
【化5】
【0007】に従ってs−トリクロロトリアジンと反応
させることにより調製される。反応物は通常市場から入
手できる。反応は有機溶媒の存在下に行われ;好ましく
はエーテルが使用される。反応温度は一般に0〜25℃
の範囲内に含まれ、0℃が好ましい温度である。反応は
1〜3時間の範囲内に含まれる反応時間内に終わる。反
応の間に、形成される塩化ナトリウムが沈殿し、反応の
終わりに反応混合物温度を25℃まで上昇させた後ろ去
される。ろ過後、エーテル溶液のIR分析は1900c
-1の吸収バンド〔NaCo(CO)4 のν(CO)〕
の消失を示し、同時に吸収バンドが2127、207
1、2056及び2044cm-1に現われ、それらは錯
体(II)のν(CO)に帰属させることができる。本
発明による触媒のエーテル溶液は、先行技術から知られ
た触媒のエーテル溶液とは反対に、それらを室温で長時
間貯蔵することを可能にする良好な安定性を示す。
【0008】本発明による触媒は、相当するナフタレン
モノー及びジースルホナート(III)から出発するこ
とによりナフタレンエステル(IV)を製造する方法に
おける有用な適用を見いだした。これらの化合物はアル
コール溶液中で酸性度受容体化合物及び式(II)の触
媒の存在下に次の反応:
【0009】
【化6】
【0010】〔式中、R1 は5個までの炭素原子のアル
キル基;CF3 ;4−R5 −フェニル基(式中、R5
H又はハロゲン原子あるいはNO2 、CF3 、5個まで
の炭素原子のアルキル、5個までの炭素原子のアルコキ
シから選ばれる基である)から選ばれる基であり;R2
はH、OSO2 1 部分(式中、R1 は上記のとおりで
ある)、COOR 6 部分(式中、R6 はH又は5個まで
の炭素原子のアルキル基である)から選ばれる置換基を
表わし;R3 は5個までの炭素原子のアルキル基、好ま
しくはメチル、エチル及びイソプロピル部分を表わし;
4 はH又はCOOR7 部分(式中、R7 はH又は5個
までの炭素原子のアルキル基を表わす)を表わす〕に従
って一酸化炭素と反応させられる。R4 =Hであると
き、COOR3 部分は差別なくナフタレン環の1−又は
2−位置(IV)を占める。R4 =COOR7 であると
き、両部分により占められる相対位置は1,2−;1,
3−;1,4−;1,5−;1,6−;1,7−;1,
8−;2,3−;2,6−;2,7−位置、好ましくは
1,5−;2,6−;2,7−位置(IV)であること
ができる。R4 がH又はCOOHであり、R3 =Hであ
るとき、ナフタレンカルボン酸が得られ、それはまた既
知技術により、例えば相当するエステルを酸又は塩基媒
質中でけん化することにより生成させることができる。
【0011】ナフタレンスルホナートはイタリー特許出
願 MI92 A OOO 485中に開示されたよう
にナフトールとスルホニル化剤との反応により得られ
る。酸性度受容体(B)は無機又は有機塩基であり、好
ましくはK2 CO3 、Na 2 CO3 、Cs2 CO3 、R
3 −ONa(すなわち、溶媒として使用されるアルコー
ル、R3 OH、から誘導されたアルコキシド)又は式、
NR8 9 10(式中、置換基は互いに同じか又は異な
ることができ、1〜10個の炭素原子をもつアルキル又
はシクロアルキル基であることができる)の第三級アミ
ンから選ばれる。アルコキシドが使用されるとき、それ
は別個に調製することができ、又はアルコール、R3
H、をアルカリ金属と反応させることにより現場で生成
させることができる。使用できる溶媒は式、R3 OH
(式中、R3 は5個までの炭素原子をもつアルキル基で
ある)をもつアルコールであり;それらは好ましくはメ
チルアルコール、エチルアルコール及びイソプロピルア
ルコールから選ばれる。触媒に対する適当な溶媒はエー
テル、殊にエチルエーテル、炭化水素及びアルコールで
ある。
【0012】スルホナートと触媒とのモル比は広い範囲
内で変動することができる。一般に、前記比は5:1〜
100:1、好ましくは10:1〜30:1の範囲内に
含まれる。反応は温度、反応物濃度及び触媒(II)付
加速度により1〜12時間内に終わる。反応は大気圧及
び−10〜60℃、好ましくは20〜50℃の範囲内に
含まれる温度で行われる。操作は事実上次のように行う
ことができる。かくはん機及び還流冷却器を備え、一定
温度に調節した反応器に、溶媒、酸度受容体化合物
(B)及びスルホナート(III)をCO雰囲気下に添
加する。混合物を所望の温度に上昇させた後、適当な溶
媒中に溶解され、25℃に保たれた予定量の触媒(I
I)をかくはんしながら徐々に添加する。触媒の添加の
間、反応の進行がCOの吸収により示される。反応が終
わると、反応混合物を水で希釈し、酸性になし、CH2
Cl2 で抽出する。CH2 Cl2 を蒸発させた後、エス
テルをよく知られた方法により(例えば蒸留又は結晶化
により)分離し、あるいは相当する遊離酸を生成させる
ためにそれをけん化することができる。次の実施例はさ
らに本発明による方法を例示するために記載されるが、
本発明の範囲の限定であると解釈すべきではなく、それ
は単に特許請求の範囲により規定される。
【0013】実施例1 アルゴン雰囲気下に0℃に保たれたエチルエーテル10
ml中のNaCo(CO)4 0.1g(0.51ミリ
モル)の溶液にs−トリクロロトリアジン0.095g
(0.51ミリモル)を加える。反応混合物を0℃で2
時間保ち、次いで温度を25℃まで上昇させる。反応の
間に定量的に沈殿する塩化ナトリウムをろ去し、次いで
1900cm-1におけるNaCo(CO)4 の吸収バン
ドの消失及び2127、2071、2056及び204
4cm-1における吸収バンドの出現をIR分析により調
べる。生じた溶液はナフタレンモノー及びジースルホナ
ートの接触カルボニル化のために使用される。 実施例2 アルゴン雰囲気下に0℃に保たれたエチルエーテル10
0ml中のNaCo(CO)4 1.0g(5.1ミリ
モル)の溶液にs−トリクロロトリアジン0.95g
(5.1ミリモル)を約1分の間に加える。反応混合物
を0℃で2時間保ち、次いで温度を25℃まで上昇させ
る。反応の間に定量的に沈殿する塩化ナトリウムをろ去
し、次いで1900cm-1におけるNaCo(CO)4
の吸収バンドの消失及び錯体(II)に帰属できる21
27、2071、2056及び2044cm-1における
吸収バンドの出現をIR分析により調べる。数週の間安
定であると思われる生じた溶液のアリコートはナフタレ
ンモノー及びジースルホナートの接触カルボニル化のた
めに使用することができる。
【0014】実施例3 2−(4−メチルベンゼンスルホニル)ナフタレン1.
06g(5.16ミリモル)、K2 CO3 0.82g
(5.9ミリモル)、メタノール20mlをCO圧下
に、マグネチックスターラー、温度計及び添加漏斗を備
えた50mlの反応器に装入する。温度を45℃まで上
昇させ、添加漏斗を通してエチルエーテル中のZ−Co
(CO)4 触媒の0.05M溶液10ml(0.5ミリ
モル)を添加する。添加は1滴ずつ、一定速度で行い、
反応混合物を一酸化炭素の吸収が終わるまで(95分)
かくはん保持する。反応生成物は、生じた反応混合物を
酸性水(0.1M HCl)20mlで処理し、CH2
Cl2 2×40mlで抽出することにより分離する。
有機溶媒を真空下に蒸発させることにより2−メトキシ
カルボニルナフタレン0.72g(3.87ミリモル)
及び未反応2−(4−メチルベンゼンスルホニル)ナフ
タレン0.38g(1.29ミリモル)が得られる。反
応混合物の組成は内標準の添加後NMR分析により測定
される。
【0015】実施例4 反応を実施例3におけるように行い、1−(4−メチル
ベンゼンスルホニル)ナフタレン1.54g(5.16
ミリモル)を基質として用いることにより1−メトキシ
カルボニルナフタレン0.72g(3.87ミリモ
ル)、1−ナフトール0.07g(0.48ミリモル)
及び未反応1−(4−メチルベンゼンスルホニル)ナフ
タレン0.21g(0.72ミリモル)が得られる。 実施例5 反応を実施例3におけるように行い、2−(4−メチル
ベンゼンスルホニル)ー4−カルボメトキシナフタレン
1.9g(5.33ミリモル)を基質として用いること
により2,6−ジメトキシカルボニルナフタレン0.8
6g(3.52ミリモル)、2−ヒドロキシ−6−カル
ボメトキシナフタレン0.10g(0.53ミリモル)
及び未反応2−(4−メチルベンゼンスルホニル)ー4
−カルボメトキシナフタレン0.43g(1.22ミリ
モル)が得られる。
【0016】実施例6 反応を実施例3におけるように行い、2,6−ビス(4
−メチルベンゼンスルホニル)ナフタレン1.0g
(2.15ミリモル)を基質として用いることにより
2,6−ジメトキシカルボニルナフタレン0.37g
(1.5ミリモル)が得られる。 実施例7 反応を実施例3におけるように行い、2,7−ビス(4
−メチルベンゼンスルホニル)ナフタレン1.0g
(2.15ミリモル)を基質として用いることにより
2,7−ジメトキシカルボニルナフタレン0.15g
(0.61ミリモル)が得られる。 実施例8 反応を実施例3におけるように行い、1−(4−フルオ
ロベンゼンスルホニル)ナフタレン1.6g(5.3ミ
リモル)を基質として用いることにより1−メトキシカ
ルボニルナフタレン0.67g(3.6ミリモル)が得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランコ フランカランチ イタリア ノヴァラ ヴィア リーナ ム ッソ 32 (72)発明者 ロベルト サンティ イタリア ノヴァラ ヴィア ピアッツァ ダルミ24エッフェ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II): Z−Co(CO)4 (II) (式中、Zは2,5−ジクロロー1,3,5−トリアジ
    ニル基: 【化1】 を表わす)をもつナフタレンモノー及びジースルホナー
    トのカルボニル化用触媒。
  2. 【請求項2】 コバルトテトラカルボニルのナトリウム
    塩、NaCo(CO)4 、を有機溶媒中で、−10〜2
    5℃の範囲内に含まれる温度でs−トリクロロトリアジ
    ンと反応させ、次いで溶液をろ過することを特徴とす
    る、請求項1に記載の触媒を調製する方法。
  3. 【請求項3】 反応がエーテル中で行われる、請求項2
    に記載の触媒を調製する方法。
  4. 【請求項4】 反応温度が0℃に保たれる、請求項2又
    は3に記載の触媒を調製する方法。
  5. 【請求項5】 アルコール溶媒中で、大気圧で、−20
    〜60℃の範囲内に含まれる温度で、酸性度受容体化合
    物及び、活性形態において式(II)のコバルト錯体に
    より構成される触媒の存在下に、ナフタレンモノー及び
    ジースルホナートを一酸化炭素でカルボニル化すること
    を特徴とする、ナフタレンエステル及び酸を製造する方
    法。
  6. 【請求項6】 出発物質が式(III): 【化2】 〔式中、 R1 は5個までの炭素原子のアルキル基;CF3 ;4−
    5 −フェニル基(式中、R5 はH又はハロゲン原子あ
    るいはNO2 、CF3 、5個までの炭素原子のアルキ
    ル、5個までの炭素原子のアルコキシから選ばれる基で
    ある)から選ばれる基であり;R2 はH、OSO2 1
    部分(式中、R1 は上記のとおりである)、COOR 6
    部分(式中、R6 はH又は5個までの炭素原子のアルキ
    ル基である)から選ばれる置換基を表わす〕のナフタレ
    ンスルホナートである、請求項5に記載のナフタレンエ
    ステル及び酸を製造する方法。
  7. 【請求項7】 得られる生成物が式(IV): 【化3】 〔式中、 R3 は5個までの炭素原子のアルキル基、好ましくはメ
    チル、エチル及びイソプロピル部分を表わし;R4 はH
    又はCOOR7 部分(式中、R7 はH又は5個までの炭
    素原子のアルキル基を表わす)を表わし;R4 =Hであ
    るとき、COOR3 部分は差別なくナフタレン環の1−
    又は2−位置を占め;R4 =COOR7 であるとき、両
    部分により占められる相対位置は1,2−;1,3−;
    1,4−;1,5−;1,6−;1,7−;1,8−;
    2,3−;2,6−;2,7−位置、好ましくは1,5
    −;2,6−;2,7−位置であることができる〕の化
    合物である、請求項5又は6に記載のナフタレンエステ
    ル及び酸を製造する方法。
  8. 【請求項8】 スルホナートと触媒とのモル比が5:1
    〜100:1の範囲内に含まれる、請求項5〜7のいず
    れか一項に記載のナフタレンエステル及び酸を製造する
    方法。
  9. 【請求項9】 スルホナートと触媒とのモル比が10:
    1〜30:1の範囲内に含まれる、請求項8に記載のナ
    フタレンエステル及び酸を製造する方法。
  10. 【請求項10】 酸性度受容体(B)がK2 CO3 、N
    2 CO3 、Cs2CO3 、R3 −ONa(すなわち、
    溶媒として使用されるアルコール、R3 OH、から誘導
    されたアルコキシド)から選ばれる無機塩基である、請
    求項5〜9のいずれか一項に記載のナフタレンエステル
    及び酸を製造する方法。
  11. 【請求項11】 酸性度受容体(B)が式、NR8 9
    10(式中、置換基は互いに同じか又は異なることがで
    き、1〜10個の炭素原子をもつアルキル又はシクロア
    ルキル基であることができる)の第三級アミンから選ば
    れる有機塩基である、請求項5〜9のいずれか一項に記
    載のナフタレンエステル及び酸を製造する方法。
  12. 【請求項12】 使用される溶媒が式、R3 OH(式
    中、R3 は5個までの炭素原子をもつアルキル基であ
    る)をもつアルコールから選ばれる、請求項5〜10の
    いずれか一項に記載のナフタレンエステル及び酸を製造
    する方法。
  13. 【請求項13】 使用される溶媒がメチル、エチル及び
    イソプロピルアルコールから選ばれる、請求項12に記
    載のナフタレンエステル及び酸を製造する方法。
  14. 【請求項14】 反応が20〜50℃の範囲内に含まれ
    る温度で行われる、請求項5〜13のいずれか一項に記
    載のナフタレンエステル及び酸を製造する方法。
JP5308058A 1992-12-11 1993-12-08 ナフタレンモノー及びジースルホナートのカルボニル化用触媒並びに前記触媒を用いる方法 Pending JPH06205982A (ja)

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