JPH06205824A - 医療廃棄物処理方法及びその装置 - Google Patents
医療廃棄物処理方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH06205824A JPH06205824A JP3221187A JP22118791A JPH06205824A JP H06205824 A JPH06205824 A JP H06205824A JP 3221187 A JP3221187 A JP 3221187A JP 22118791 A JP22118791 A JP 22118791A JP H06205824 A JPH06205824 A JP H06205824A
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- JP
- Japan
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- hot air
- container
- heating tank
- melt
- medical waste
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 細菌性医療廃棄物を含む医療廃棄物を完全に
滅菌粉砕することを目的とする。 [構成] 医療廃棄物を収納密閉した収納容器を自動的
に加熱槽に送り込み循環する熱風によって滅菌溶融し、
これを截断冷却粉砕する各機構を有し、当該機構を車輌
に搭載して走行中においても処理可能とした構成なり
滅菌粉砕することを目的とする。 [構成] 医療廃棄物を収納密閉した収納容器を自動的
に加熱槽に送り込み循環する熱風によって滅菌溶融し、
これを截断冷却粉砕する各機構を有し、当該機構を車輌
に搭載して走行中においても処理可能とした構成なり
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近時特にその処理につい
て社会的に問題化し、国及び自治体並びに各種医療機関
において鋭意その処理対策が検討され、厚生省において
も平成2年4月に医療廃棄物処理特に感染性医療廃棄物
の処理に関するガイドライン(180℃以上で20分以
上の滅菌処理)を公示したが、出願人は上記ガイドライ
ンをみたす処理方法と装置を提供せんとするものであ
る。
て社会的に問題化し、国及び自治体並びに各種医療機関
において鋭意その処理対策が検討され、厚生省において
も平成2年4月に医療廃棄物処理特に感染性医療廃棄物
の処理に関するガイドライン(180℃以上で20分以
上の滅菌処理)を公示したが、出願人は上記ガイドライ
ンをみたす処理方法と装置を提供せんとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】感染性医療廃棄物を含む医療廃棄物はそ
の排出業者たる医療関係機関(病院、医院、診療所等
々)が責任をもって独自に廃棄するか、又は一般の廃棄
物処理業者或は自治体と収集廃棄の委託契約を結んで廃
棄していた 廃棄処理の技術(処理手段)は自治体等においてはオ−
トクレ−プ滅菌や焼却炉等での加熱滅菌が主であり、民
間処理業者の処理手段もほぼ同様であるがその具体的処
理手段は焼却による処理が主流となっているが、完全に
滅菌させるための焼却方法はとても難かしく、多くの業
者は不完全な処理でお茶をにごしているといわれてい
る。特に感染性医療廃棄物の保管と最終処理手段(方
法)に問題があって感染事故及びそのおそれがあり前記
したような厚生省の指導指針(感染性医療廃棄物処理に
関する技術指針)が示されるに到ったのである。
の排出業者たる医療関係機関(病院、医院、診療所等
々)が責任をもって独自に廃棄するか、又は一般の廃棄
物処理業者或は自治体と収集廃棄の委託契約を結んで廃
棄していた 廃棄処理の技術(処理手段)は自治体等においてはオ−
トクレ−プ滅菌や焼却炉等での加熱滅菌が主であり、民
間処理業者の処理手段もほぼ同様であるがその具体的処
理手段は焼却による処理が主流となっているが、完全に
滅菌させるための焼却方法はとても難かしく、多くの業
者は不完全な処理でお茶をにごしているといわれてい
る。特に感染性医療廃棄物の保管と最終処理手段(方
法)に問題があって感染事故及びそのおそれがあり前記
したような厚生省の指導指針(感染性医療廃棄物処理に
関する技術指針)が示されるに到ったのである。
【0003】しかしながら具体的な処理方法として各種
医療機関内処理の場合、販売されている滅菌装置の処理
能力が低く、また管理面での手間がかかって煩わしいた
め伸び悩んでおり、外注処理ビジネスへのニ−ズのほう
がはるかに高くなっている。ところが外注処理業者のほ
とんどは産業廃棄物を専門に取扱っていた中小企業とい
うのが実態で前記したような不完全な処理しか行えなか
ったのが現状である。然も各種医療機関の保管する当該
廃棄物を収集・運搬・中間処理・最終処分等の過程を一
貫して行える処理システムは日本初め諸外国においても
いまだに存在せず、中間処理としての加熱滅菌の処理手
段が次のように除々に提供されるに至っているにすぎな
い。
医療機関内処理の場合、販売されている滅菌装置の処理
能力が低く、また管理面での手間がかかって煩わしいた
め伸び悩んでおり、外注処理ビジネスへのニ−ズのほう
がはるかに高くなっている。ところが外注処理業者のほ
とんどは産業廃棄物を専門に取扱っていた中小企業とい
うのが実態で前記したような不完全な処理しか行えなか
ったのが現状である。然も各種医療機関の保管する当該
廃棄物を収集・運搬・中間処理・最終処分等の過程を一
貫して行える処理システムは日本初め諸外国においても
いまだに存在せず、中間処理としての加熱滅菌の処理手
段が次のように除々に提供されるに至っているにすぎな
い。
【0004】例えば、木村精工 株式会社(兵庫県西宮
市鳴尾町5丁目1番32号)製の加熱滅菌粉砕装置(図
1)があるが、この技術は専用パックに収納した医療廃
棄物を専用パックごと装置内の加熱ボックスに投入し、
セラミックス遠赤外線パネルヒ−タ−を使用して遠赤外
線放射式で加熱し、専用パックは燃やさず内部の廃棄物
だけを高温溶解滅菌し、この溶解物を専用パックと共に
粉砕機で粉砕し廃棄し、悪臭や有毒ガスは専用パックに
吸収させると共に特殊触媒処理装置によって除去する技
術手段である。
市鳴尾町5丁目1番32号)製の加熱滅菌粉砕装置(図
1)があるが、この技術は専用パックに収納した医療廃
棄物を専用パックごと装置内の加熱ボックスに投入し、
セラミックス遠赤外線パネルヒ−タ−を使用して遠赤外
線放射式で加熱し、専用パックは燃やさず内部の廃棄物
だけを高温溶解滅菌し、この溶解物を専用パックと共に
粉砕機で粉砕し廃棄し、悪臭や有毒ガスは専用パックに
吸収させると共に特殊触媒処理装置によって除去する技
術手段である。
【0005】次に、コスモ理研 株式会社処理システム
は、医療機関等からの医療廃棄物を専用収集容器に収納
し、この専用収集容器を運搬専用保冷車で処理工場(焼
却工場)に運び、当該工場の焼却炉で焼却処分するシス
テムである。
は、医療機関等からの医療廃棄物を専用収集容器に収納
し、この専用収集容器を運搬専用保冷車で処理工場(焼
却工場)に運び、当該工場の焼却炉で焼却処分するシス
テムである。
【0006】又株式会社 医療廃棄物研究所の処理機
は、当該機を施設内に設置しておいて、処理機内に医療
廃棄物を投入、破砕と消毒を同時に行うシステムの処理
(中間処理機)である。
は、当該機を施設内に設置しておいて、処理機内に医療
廃棄物を投入、破砕と消毒を同時に行うシステムの処理
(中間処理機)である。
【0007】又、出光の医療廃棄物用プラスチックペ−
ルは高密度ポリエチレンを素材とした、注射針等医療廃
棄物を一時的に収納する容器(収納容器)であって、滅
菌、溶解、粉碎などの処理は処理業者が行うというもの
である。
ルは高密度ポリエチレンを素材とした、注射針等医療廃
棄物を一時的に収納する容器(収納容器)であって、滅
菌、溶解、粉碎などの処理は処理業者が行うというもの
である。
【0008】以上の外各社から医療廃棄物処理機又は装
置が提供されているが、何れも医療施設内か、処理業者
の処理施設内に設置しておいて、専用の収納容器に収集
した医療廃棄物を装置内に投入し、薬物又は熱処理で滅
菌し、粉砕するという処理装置である。これら装置に採
用されている熱処理手段は各社それぞれ独自の技術手段
であるが、医療廃棄物の収集・運搬・中間処理・最終処
分を一貫して行うシステムでもなければ装置でもないの
で、当該廃棄物の収集から最終処理までの間に細菌の拡
散防止或は滅菌が完全に行われ得るか否かに不安が存在
し、又一貫性がないので非能率的であるという欠点が存
在した。
置が提供されているが、何れも医療施設内か、処理業者
の処理施設内に設置しておいて、専用の収納容器に収集
した医療廃棄物を装置内に投入し、薬物又は熱処理で滅
菌し、粉砕するという処理装置である。これら装置に採
用されている熱処理手段は各社それぞれ独自の技術手段
であるが、医療廃棄物の収集・運搬・中間処理・最終処
分を一貫して行うシステムでもなければ装置でもないの
で、当該廃棄物の収集から最終処理までの間に細菌の拡
散防止或は滅菌が完全に行われ得るか否かに不安が存在
し、又一貫性がないので非能率的であるという欠点が存
在した。
【0009】
【発明の解決しようとする課題】医療廃棄物特に感染性
の医療廃棄物はこれを媒体として他へ感染することを絶
対に防止しなければならないから収集から最終処分まで
を一貫して安全で衛生的にして且つ自動化処理を連続的
に行うのが最も望ましいシステムであり、又その装置で
もある。然るに従来の技術はこの一貫性連続性に欠けて
いるという問題点と、排煙、異臭、騒音などの点におい
ても問題点が存在した。そこで本発明は、廃棄物処理法
並びに前記厚生省のガイドラインにも適合しこれを満足
せしめ、絶対的に安全で効率的であると共に医療各種機
関から収集してから最終処分までを、移動可能な装置で
もって医療廃棄物を収集移動しながら自動的にこれを処
分するという技術を提供せんとするものである。
の医療廃棄物はこれを媒体として他へ感染することを絶
対に防止しなければならないから収集から最終処分まで
を一貫して安全で衛生的にして且つ自動化処理を連続的
に行うのが最も望ましいシステムであり、又その装置で
もある。然るに従来の技術はこの一貫性連続性に欠けて
いるという問題点と、排煙、異臭、騒音などの点におい
ても問題点が存在した。そこで本発明は、廃棄物処理法
並びに前記厚生省のガイドラインにも適合しこれを満足
せしめ、絶対的に安全で効率的であると共に医療各種機
関から収集してから最終処分までを、移動可能な装置で
もって医療廃棄物を収集移動しながら自動的にこれを処
分するという技術を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的に
よって発明されたものであるが、次にその解決手段につ
いて実施例である図面に従って説明する。収納容器自動
供給機構についてこの機構は、感染性医療廃棄物をも含
む医療廃棄物を投棄収納密閉した収納容器1を加熱槽2
に送り込む機構で、加熱槽の上部に加熱槽と一体的に設
けられた収納容器受部3と、当該受部3に連設してなる
収納容器搬送コンベヤ−又は搬送傾斜板4などからなる
収納容器搬送部と、前記収納容器受部3の底板と加熱槽
2の槽蓋を兼ね且つ開閉流体シリンダ−5と直結してな
る自動開閉シャッタ−6とからなる自動開閉シャッタ−
部との各部から構成されている。なお図中58はシャッ
タ−である。
よって発明されたものであるが、次にその解決手段につ
いて実施例である図面に従って説明する。収納容器自動
供給機構についてこの機構は、感染性医療廃棄物をも含
む医療廃棄物を投棄収納密閉した収納容器1を加熱槽2
に送り込む機構で、加熱槽の上部に加熱槽と一体的に設
けられた収納容器受部3と、当該受部3に連設してなる
収納容器搬送コンベヤ−又は搬送傾斜板4などからなる
収納容器搬送部と、前記収納容器受部3の底板と加熱槽
2の槽蓋を兼ね且つ開閉流体シリンダ−5と直結してな
る自動開閉シャッタ−6とからなる自動開閉シャッタ−
部との各部から構成されている。なお図中58はシャッ
タ−である。
【0011】加熱溶融機構について次に加熱溶融機構に
ついて説明すると、この機構は、収納容器1の受部3の
直下にして当該部3と一体的に設けられ収納容器1を収
容溶解するに充分な容積を有して断熱材で囲撓され、更
に内部には投入されてくる収納容器1の受台7が内壁に
突設され最下部は開放された構成の加熱槽2と、受台7
の適宜上方位置にして受台に載置された収納容器1の少
くとも径中心部に位置する槽内壁に突設してなり、尖先
部8が形成され且つ排気口9を穿設した固定ノズル10
と、
ついて説明すると、この機構は、収納容器1の受部3の
直下にして当該部3と一体的に設けられ収納容器1を収
容溶解するに充分な容積を有して断熱材で囲撓され、更
に内部には投入されてくる収納容器1の受台7が内壁に
突設され最下部は開放された構成の加熱槽2と、受台7
の適宜上方位置にして受台に載置された収納容器1の少
くとも径中心部に位置する槽内壁に突設してなり、尖先
部8が形成され且つ排気口9を穿設した固定ノズル10
と、
【0012】前記固定ノズル10と対象位置の槽壁には
スライドノズル挿通口11が開口し、他方収納容器1を
破穿する尖先部12が形成され内部には熱風通路13が
設けられ、更に当該通路13から熱風噴気孔14が穿設
されており、流体シリンダ−15でもって前後に可動なる
ようスライドノズル挿通口11に貫設してなるスライド
ノズル16と、
スライドノズル挿通口11が開口し、他方収納容器1を
破穿する尖先部12が形成され内部には熱風通路13が
設けられ、更に当該通路13から熱風噴気孔14が穿設
されており、流体シリンダ−15でもって前後に可動なる
ようスライドノズル挿通口11に貫設してなるスライド
ノズル16と、
【0013】前記ノズル16の熱風通路13の基部17
は熱風供給ダクト19をもって熱風発生機18と連結
し、更に熱風発生機18は脱臭装置20を介して熱風戻
りダクト21でもって加熱槽2の上部で連結され前記熱
風供給ダクト19と共に熱風循環路を構成した構造の機
構である。なお加熱槽2は断熱材59で覆っている。又
熱風発生機の熱源は電気、ガス、石油などいずれでもよ
いし、各流体シリンダ−は油圧空圧など流体使用であれ
ばよい。60は熱風発生機に附設した温度コントロ−ラ
−であり、61は加熱槽2内に設けた温度センサ−、6
2はその記録計である。
は熱風供給ダクト19をもって熱風発生機18と連結
し、更に熱風発生機18は脱臭装置20を介して熱風戻
りダクト21でもって加熱槽2の上部で連結され前記熱
風供給ダクト19と共に熱風循環路を構成した構造の機
構である。なお加熱槽2は断熱材59で覆っている。又
熱風発生機の熱源は電気、ガス、石油などいずれでもよ
いし、各流体シリンダ−は油圧空圧など流体使用であれ
ばよい。60は熱風発生機に附設した温度コントロ−ラ
−であり、61は加熱槽2内に設けた温度センサ−、6
2はその記録計である。
【0014】溶融物押出機構について この機構は、加熱槽2の下方開放口と直結され、溶融医
療廃棄物を送出する機構で、加熱槽2の下方開放口22
をその受入口となし、加熱槽2と一体的にスクリュ−2
3の収容管24を設け、スクリュ−収容管24内にモ−
タ−25で回転するスクリュ−23を内設し、スクリュ
−収容管24の先端部には送出管26が連結されてい
る。なお27はバンドヒ−タ−でスクリュ−収容管24
に巻着されている。
療廃棄物を送出する機構で、加熱槽2の下方開放口22
をその受入口となし、加熱槽2と一体的にスクリュ−2
3の収容管24を設け、スクリュ−収容管24内にモ−
タ−25で回転するスクリュ−23を内設し、スクリュ
−収容管24の先端部には送出管26が連結されてい
る。なお27はバンドヒ−タ−でスクリュ−収容管24
に巻着されている。
【0015】溶融物砕断機構について この機構は、前記機構の送出管26の排出口26′に近
接して設けられ、カッタ−28′及びこれを可動する油
圧シリンダ−28から構成されている。なおシリンダ−
28は油圧の外流体であれば油圧に限るものではない。
接して設けられ、カッタ−28′及びこれを可動する油
圧シリンダ−28から構成されている。なおシリンダ−
28は油圧の外流体であれば油圧に限るものではない。
【0016】溶融物冷却機構について この機構も、送出管26の排出口26′に近接して設け
られ前記機構のカッタ−28′によって截断された溶融
物29に冷却用流体を吹きつけてこれを冷却する機構
で、冷却流体噴出ノズル30と流体噴出機31とから構
成されている。
られ前記機構のカッタ−28′によって截断された溶融
物29に冷却用流体を吹きつけてこれを冷却する機構
で、冷却流体噴出ノズル30と流体噴出機31とから構
成されている。
【0017】溶融物粉砕機構について この機構は、冷却截断された溶融物を粉碎する機構で、
送出されてくる冷却された溶融物29を受容粉砕する粉
砕機32と、粉砕物29′を収容する粉砕物受バケット
33との組合せから構成された機構である。
送出されてくる冷却された溶融物29を受容粉砕する粉
砕機32と、粉砕物29′を収容する粉砕物受バケット
33との組合せから構成された機構である。
【0018】調整システム機構について この機構37は本願発明を構成する前記各機構を、一定
の作動システムに従って自動的に連続作動せしめる機構
で車輌に設置搭載された格納函38内適宜場所に設置さ
れ、同じく格納函38内の電源40及び流体圧機構57
を介して装置各機構と連結されている。
の作動システムに従って自動的に連続作動せしめる機構
で車輌に設置搭載された格納函38内適宜場所に設置さ
れ、同じく格納函38内の電源40及び流体圧機構57
を介して装置各機構と連結されている。
【0019】収納容器1は図3に示すように容器底の中
心部及びその周辺並びに蓋34の中心部及びその周辺を
それぞれ適宜の広さを薄肉に形成した開穿部35、3
5′を有し、蓋34と容器本体36とは密閉方式とした
構造からなっている。車輌39には格納函38が搭載設
置され、その上方天板近くにして側板には排気口が開設
され脱臭装置41を介して格納函38内の空気を排気管
41′から排気するように構成してあり、42は格納函
38の吸気口である。又脱臭のため格納函38外にオゾ
ン発生機63を設置して格納函38内にオゾンを噴出さ
せてもよい。
心部及びその周辺並びに蓋34の中心部及びその周辺を
それぞれ適宜の広さを薄肉に形成した開穿部35、3
5′を有し、蓋34と容器本体36とは密閉方式とした
構造からなっている。車輌39には格納函38が搭載設
置され、その上方天板近くにして側板には排気口が開設
され脱臭装置41を介して格納函38内の空気を排気管
41′から排気するように構成してあり、42は格納函
38の吸気口である。又脱臭のため格納函38外にオゾ
ン発生機63を設置して格納函38内にオゾンを噴出さ
せてもよい。
【0020】以上の各機構各部を格納函38内に設置
し、当該各機構及び各部を電源40及び流体圧機構57
更に調整システム機構37とそれぞれ配線又はホ−スで
もって連結し、調整システム機構に設定された一定の作
動システムに従って、車輌の停止中或は走行中でも医療
廃棄物の熱滅菌又は溶融処理が可能なるように構成され
ている。
し、当該各機構及び各部を電源40及び流体圧機構57
更に調整システム機構37とそれぞれ配線又はホ−スで
もって連結し、調整システム機構に設定された一定の作
動システムに従って、車輌の停止中或は走行中でも医療
廃棄物の熱滅菌又は溶融処理が可能なるように構成され
ている。
【発明の作用】本発明は以上のような構成を有するもの
であるが次にその作用について実施例である図面に従っ
て説明する。医療廃棄物処理業者は、処理装置を搭載し
た車輌39で医療機関におもむき、細菌性医療廃棄物又
はこれを含む医療廃棄物を収納密閉した収納容器1を回
収し収納容器自動供給機構のコンベヤ−又は搬送傾斜板
4に載せれば収納容器1は収納容器受部3へと運こば
れ、開閉シリンダ−5の作動で自動開閉シャッタ−6が
開き収納容器1は加熱槽2へ落下し、受台7に載置され
る。なおこの場合スライドノズル16は流体シリンダ−
15でもってスライドノズル挿通口11まで後退させて
おくこと勿論である。
であるが次にその作用について実施例である図面に従っ
て説明する。医療廃棄物処理業者は、処理装置を搭載し
た車輌39で医療機関におもむき、細菌性医療廃棄物又
はこれを含む医療廃棄物を収納密閉した収納容器1を回
収し収納容器自動供給機構のコンベヤ−又は搬送傾斜板
4に載せれば収納容器1は収納容器受部3へと運こば
れ、開閉シリンダ−5の作動で自動開閉シャッタ−6が
開き収納容器1は加熱槽2へ落下し、受台7に載置され
る。なおこの場合スライドノズル16は流体シリンダ−
15でもってスライドノズル挿通口11まで後退させて
おくこと勿論である。
【0021】開閉シリンダ−5の作動で自動開閉シャッ
タ−6をもって加熱槽2に蓋をし、流体シリンダ−15
を作動してスライドノズル16を前進させれば固定ノズ
ル10の尖先部8は収納容器1の蓋34の開穿部35
を、スライドノズル16の尖先部12は収納容器底部の開
穿部35′を破壊して両ノズル10、16は収納容器1
内に進入する。
タ−6をもって加熱槽2に蓋をし、流体シリンダ−15
を作動してスライドノズル16を前進させれば固定ノズ
ル10の尖先部8は収納容器1の蓋34の開穿部35
を、スライドノズル16の尖先部12は収納容器底部の開
穿部35′を破壊して両ノズル10、16は収納容器1
内に進入する。
【0022】次に熱風発生装置18を作動し熱風供給ダ
クト19を介して熱風を送れば熱風は熱風通路13を通
過して熱風噴気孔14から噴出し医療廃棄物及び収納容
器1を滅菌或は溶融し、溶融物29は加熱槽2の下方開
放口22からスクリュ−収容管24へと流下し、モ−タ
−25でもって回転するスクリュ−23でもって排出管
26へと押し出される。なおこの際、スクリュ−収容管
24はバンドヒ−タ−27であたためられているから溶
融物29は急速に冷え固ることはない。なお、加熱槽2
内の温度センサ−61で常時計測しこれを経時的連続的
に記録計62に記録すると共に、温度コントロ−ラ−6
0でもって加熱槽2内の温度が常時180℃以上に保持
されるよう熱風発生機をコントロ−ルする。
クト19を介して熱風を送れば熱風は熱風通路13を通
過して熱風噴気孔14から噴出し医療廃棄物及び収納容
器1を滅菌或は溶融し、溶融物29は加熱槽2の下方開
放口22からスクリュ−収容管24へと流下し、モ−タ
−25でもって回転するスクリュ−23でもって排出管
26へと押し出される。なおこの際、スクリュ−収容管
24はバンドヒ−タ−27であたためられているから溶
融物29は急速に冷え固ることはない。なお、加熱槽2
内の温度センサ−61で常時計測しこれを経時的連続的
に記録計62に記録すると共に、温度コントロ−ラ−6
0でもって加熱槽2内の温度が常時180℃以上に保持
されるよう熱風発生機をコントロ−ルする。
【0023】スクリュ−23で押し出された溶融物29
は送出管26を通りその排出口26′から排出されるが、
排出口26′においては流体シリンダ−28により作動
するカッタ−28′によって適宜の大きさ(塊)に截断
されるが、截断時において冷却流体噴出ノズル30から
冷却流体(気体又は液体)を噴出して溶融物29を冷却
する。
は送出管26を通りその排出口26′から排出されるが、
排出口26′においては流体シリンダ−28により作動
するカッタ−28′によって適宜の大きさ(塊)に截断
されるが、截断時において冷却流体噴出ノズル30から
冷却流体(気体又は液体)を噴出して溶融物29を冷却
する。
【0024】前記冷却された溶融物29は排出口26′
の直下に配設されている粉砕機32でこれをうけ粉砕し
そのホッパ−から粉砕物受バケット33に収容し廃棄物
埋立地へと搬送する。以上の作業は全行程を調整システ
ム機構37において自動的に行い得るようにシステム化
されており、従って各機構は配線によって電源40及び
調整システム機構37と連絡され、又各流体シリンダ−
は流体圧機構57とホ−スでもって連結されている。4
0はそのための電源であり、前記各機構は車輌39に設
置された格納函38内に配設されており、格納函38の
上部からは脱臭装置41を介して格納函38内の空気が
排出されている。42は吸気口である。なお、脱臭装置
には活性炭を使用してもよく、格納函38の外部に設け
たオゾン発生機63からオゾン63′を格納函38内に
噴出させもよく、更にはこれらを併用し、又香料を併用
してもよい。
の直下に配設されている粉砕機32でこれをうけ粉砕し
そのホッパ−から粉砕物受バケット33に収容し廃棄物
埋立地へと搬送する。以上の作業は全行程を調整システ
ム機構37において自動的に行い得るようにシステム化
されており、従って各機構は配線によって電源40及び
調整システム機構37と連絡され、又各流体シリンダ−
は流体圧機構57とホ−スでもって連結されている。4
0はそのための電源であり、前記各機構は車輌39に設
置された格納函38内に配設されており、格納函38の
上部からは脱臭装置41を介して格納函38内の空気が
排出されている。42は吸気口である。なお、脱臭装置
には活性炭を使用してもよく、格納函38の外部に設け
たオゾン発生機63からオゾン63′を格納函38内に
噴出させもよく、更にはこれらを併用し、又香料を併用
してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のような構成と作用を有す
るので次のような効果を奏する。即ち、細菌性を含む医
療廃棄物は密閉性収納容器に収容されるから収納された
廃棄物が集収時に散逸することは絶対にない。従って滅
菌溶融以前における他への感染の危険性はない。加熱槽
における加熱溶融温度は厚生省の指針通り180℃以上
に常時保持されるように調整監視されており、溶融時間
も略々一定しているのでその時間にあわせて各機構の作
動時間を調整システム機構に入力しておけば作業者はコ
ンベヤ−又は搬送傾斜板に収納容器を載置するだけで医
療廃棄物は一定時間内に且つ停車中も、走行中において
も自動的連続的に溶融、截断、粉砕され得るから、極め
て能率的であると共に、処理工程が収集から最終廃棄ま
で一貫して行われるので処理工程中においても感染の媒
体となるようなことも一切なく極めて安全であり且つ衛
生的でもある。
るので次のような効果を奏する。即ち、細菌性を含む医
療廃棄物は密閉性収納容器に収容されるから収納された
廃棄物が集収時に散逸することは絶対にない。従って滅
菌溶融以前における他への感染の危険性はない。加熱槽
における加熱溶融温度は厚生省の指針通り180℃以上
に常時保持されるように調整監視されており、溶融時間
も略々一定しているのでその時間にあわせて各機構の作
動時間を調整システム機構に入力しておけば作業者はコ
ンベヤ−又は搬送傾斜板に収納容器を載置するだけで医
療廃棄物は一定時間内に且つ停車中も、走行中において
も自動的連続的に溶融、截断、粉砕され得るから、極め
て能率的であると共に、処理工程が収集から最終廃棄ま
で一貫して行われるので処理工程中においても感染の媒
体となるようなことも一切なく極めて安全であり且つ衛
生的でもある。
【0026】医療廃棄物の加熱溶融粉砕の中間処理中に
異臭及び粉砕音などが発生するが、熱風は活性炭等使用
の脱臭装置20によって脱臭されて熱風戻りダクトから
熱風発生装置へ、そして熱風供給ダクトへと循環し、又
格納函内の空気は脱臭装置41を介して格納函外へ排出
されるので加熱槽内で発生する溶融悪臭は殆んど装置外
へ排出されることはないし、特に格納函38内にオゾン
63′を噴散すれば脱臭効果はより向上する。又熱風循
環路を構成した構造は省エネルギ−としての効を奏する
こと大である。又粉砕機から発生する粉砕音も格納函外
へ漏れ騒音となることもない。加熱槽内における滅菌及
び溶融は、まず収納容器内において医療廃棄物から始ま
り次いで収納容器へと進むので細菌性医療廃棄物が滅菌
及び溶融以前にスクリュ−収容管へと落下してゆくこと
はないので完全に滅菌される。又従来他の技術のように
収納容器を回収再使用せず、細菌性廃棄物を収納容器ご
と滅菌溶融粉砕するのでこの点においても完全に安全な
処理といえる。
異臭及び粉砕音などが発生するが、熱風は活性炭等使用
の脱臭装置20によって脱臭されて熱風戻りダクトから
熱風発生装置へ、そして熱風供給ダクトへと循環し、又
格納函内の空気は脱臭装置41を介して格納函外へ排出
されるので加熱槽内で発生する溶融悪臭は殆んど装置外
へ排出されることはないし、特に格納函38内にオゾン
63′を噴散すれば脱臭効果はより向上する。又熱風循
環路を構成した構造は省エネルギ−としての効を奏する
こと大である。又粉砕機から発生する粉砕音も格納函外
へ漏れ騒音となることもない。加熱槽内における滅菌及
び溶融は、まず収納容器内において医療廃棄物から始ま
り次いで収納容器へと進むので細菌性医療廃棄物が滅菌
及び溶融以前にスクリュ−収容管へと落下してゆくこと
はないので完全に滅菌される。又従来他の技術のように
収納容器を回収再使用せず、細菌性廃棄物を収納容器ご
と滅菌溶融粉砕するのでこの点においても完全に安全な
処理といえる。
【0027】収納容器は、その蓋と底板の中心部に開穿
部を形成してあるから両ノズルをもって容易に開穿でき
収納容器内廃棄物に最も密接したところから熱風滅菌が
できるので短時間で完全な滅菌効果をあげることができ
ると共に、注射針など金属性廃棄物は他の廃棄物及び収
納容器の溶融物と混交状態となり且つ小塊状態から小粒
状態に粉砕されるのでこれを埋立地などに棄てても一切
危険性は存在しない。更に加熱槽内の加熱温度(滅菌温
度)は温度センサ−により常時感取され、それが記録計
に経時的連続的に記録されるから、完全に滅菌されてい
るか否か後刻記録上からも看取可能であり更に調整シス
テム機構と連動する温度コントロ−ラ−(勿論温度セン
サ−とも連動する)は常に熱風発生機の熱風発生温度を
一定温度以上に保持するようコントロ−ルしているので
不完全な滅菌や溶融は完全に防止されている。従って細
菌性医療廃棄物を完全に滅菌し、且つ少くとも収納容器
(合成樹脂製等)は完全に溶融されるが注射針等金属性
廃棄物を溶融する程の高熱は必要としないので、産業廃
棄物の大規模焼却炉のように熱源(電源・石油等)を大
量に使用しないで目的を達成できるという大きなメリッ
トがある。
部を形成してあるから両ノズルをもって容易に開穿でき
収納容器内廃棄物に最も密接したところから熱風滅菌が
できるので短時間で完全な滅菌効果をあげることができ
ると共に、注射針など金属性廃棄物は他の廃棄物及び収
納容器の溶融物と混交状態となり且つ小塊状態から小粒
状態に粉砕されるのでこれを埋立地などに棄てても一切
危険性は存在しない。更に加熱槽内の加熱温度(滅菌温
度)は温度センサ−により常時感取され、それが記録計
に経時的連続的に記録されるから、完全に滅菌されてい
るか否か後刻記録上からも看取可能であり更に調整シス
テム機構と連動する温度コントロ−ラ−(勿論温度セン
サ−とも連動する)は常に熱風発生機の熱風発生温度を
一定温度以上に保持するようコントロ−ルしているので
不完全な滅菌や溶融は完全に防止されている。従って細
菌性医療廃棄物を完全に滅菌し、且つ少くとも収納容器
(合成樹脂製等)は完全に溶融されるが注射針等金属性
廃棄物を溶融する程の高熱は必要としないので、産業廃
棄物の大規模焼却炉のように熱源(電源・石油等)を大
量に使用しないで目的を達成できるという大きなメリッ
トがある。
【0028】
図面は実施例を示すものであるが、次に各図について説
明する。
明する。
【図1】従来の技術で木村精工 株式会社製のセラミッ
クス遠赤外線パネルヒ−タ−加熱滅菌粉砕装置の機構説
明図、
クス遠赤外線パネルヒ−タ−加熱滅菌粉砕装置の機構説
明図、
【図2】本願発明装置中、車輌及び格納函の一部を省略
して主要装置を示した断面説明図。
して主要装置を示した断面説明図。
【図3】収納容器の断面説明図。
【図4】本発明装置全体の外観説明図である。
1 収納容器 2 加熱槽 3 収納容器受部 4 コンベヤ−又は搬送傾斜板 5 開閉シリンダ−(自動開閉シャッタ−の) 6 自動開閉シャッタ− 7 受台 8 尖先部(固定ノズルの) 9 排気口(固定ノズルの) 10 固定ノズル 11 スライドノズル挿通口 12 尖先部(スライドノズルの) 13 熱風通路(スライドノズルの) 14 熱風噴気孔(スライドノズルの) 15 シリンダ−(スライドノズルの) 16 スライドノズル 17 基部(熱風通路の) 18 熱風発生機 19 熱風供給ダクト 20 脱臭装置(熱風戻りダクトの) 21 熱風戻りダクト 22 下方開放口(加熱槽の) 22′ 受入口(スクリュ−収容管の) 23 スクリュ− 24 スクリュ−収容管 25 モ−タ−(スクリュ−回転用) 26 送出管(スクリュ−収容管の先端に設けられた) 26′ 排出口 27 バンドヒ−タ− 28 流体シリンダ−(油圧シリンダ−又は空圧シリン
ダ−等) 28′ カッタ− 29 溶融物 29′ 粉砕物 30 冷却流体噴出ノズル 31 流体噴出機 32 粉砕機 33 粉砕物受バケット 34 蓋(バケットの) 35 開穿部(バケット蓋の) 35′ 開穿部(バケット底の) 36 容器本体(バケット底の) 37 調整システム機構 38 格納函 39 車輌 40 電源 41 脱臭装置 41′ 排気管 42 吸気口 43 モ−タ− 44 加熱ボックス 45 専用パック 46 特殊触媒処理装置 47 注射器等 48 制御盤 49 粉砕機ホッパ− 50 粉砕 51 ロ−タリ−カッタ− 52 バケット 53 ヒ−タ− 54 操作パネル 55 シリンダ− 56 モ−タ− 57 流体圧機構(油圧機構、空圧機構等) 58 シャッタ− 59 断熱材 60 温度コントロ−ラ− 61 温度センサ− 62 記録計 63 オゾン発生機 63′ オゾン
ダ−等) 28′ カッタ− 29 溶融物 29′ 粉砕物 30 冷却流体噴出ノズル 31 流体噴出機 32 粉砕機 33 粉砕物受バケット 34 蓋(バケットの) 35 開穿部(バケット蓋の) 35′ 開穿部(バケット底の) 36 容器本体(バケット底の) 37 調整システム機構 38 格納函 39 車輌 40 電源 41 脱臭装置 41′ 排気管 42 吸気口 43 モ−タ− 44 加熱ボックス 45 専用パック 46 特殊触媒処理装置 47 注射器等 48 制御盤 49 粉砕機ホッパ− 50 粉砕 51 ロ−タリ−カッタ− 52 バケット 53 ヒ−タ− 54 操作パネル 55 シリンダ− 56 モ−タ− 57 流体圧機構(油圧機構、空圧機構等) 58 シャッタ− 59 断熱材 60 温度コントロ−ラ− 61 温度センサ− 62 記録計 63 オゾン発生機 63′ オゾン
フロントページの続き (72)発明者 牧内 勝年 東京都大田区東馬込1−30−4 株式会社 長野計器製作所内 (72)発明者 長船 忠慎 埼玉県浦和市東岸町18−18−404 (72)発明者 林 徹也 東京都品川区北品川1丁目8番20号 金剛 自工 株式会社内 (72)発明者 田村 光之 東京都千代田区九段北1−1−5 平和第 6ビル5階 株式会社開進内 (72)発明者 春名 芙美子 神奈川県横須賀市粟田1−6−8 有限会 社 タカテック 内
Claims (5)
- 【請求項1】 医療廃棄物を収納密閉した収納容器を順
次加熱槽内に送り込み、加熱槽内に加熱槽外の熱風発生
機から熱風を送風し且つ熱風を加熱槽と熱風発生機間を
循環して容器と医療廃棄物とを滅菌及び溶融し、当該溶
融物を加熱槽下部の開口部から槽外に押し出しその排出
口において適宜の大きさに截断しつつ冷却し次いで粉砕
収納する連続処理装置を、車輌に搭載設置した格納函内
に設置して、停車又は走行中何れの場合においても医療
廃棄物の処理を可能としたことを特徴とする医療廃棄物
処理方法。 - 【請求項2】 各医療機関から収集した医療廃棄物の収
納容器を加熱溶融機構に自動供給する収納容器搬送部
と、当該搬送部からこれを受け入る容器受部、更に当該
受部から加熱槽に送り込む自動開閉シャッタ−部の各部
から構成された収納容器自動供給機構と、 上記容器受部と一体的に形成され且つ自動開閉シャッタ
−と密接してなり、前記機構から自動的に供給される収
納容器を収納支持する受台を内壁に突設し、最下部は開
放された構成の加熱槽と、 加熱槽内壁に設けられ排気孔と尖先部を有する固定ノズ
ル及び当該ノズルの対象位置にして加熱槽壁に開口され
たスライドノズル挿通口と、 当該挿通口に、槽外の流体シリンダ−によって作動し且
つ先端には尖先部が形成されその内部には熱風通路が設
けられて、槽外の熱風発生装置と当該通路とが熱風供給
ダクトでもって、更に熱風発生装置と加熱槽の上部とが
脱臭装置を有する熱風戻りダクトでそれぞれ連結されて
熱風循環路を構成してなる加熱溶融機構と、 加熱槽の下方開放部と直結して溶融物を受け、これを排
出管に押し出す溶融物押出機構と、 排出管の溶融物排出口には流体シリンダ−で作動するカ
ッタ−を近接させて配置した溶融物截断機構と、 前記溶融物截断機構の直下側方には截断された溶融物を
冷却する流体噴出用冷却ノズルを臨ませてなる冷却機構
と、 更にその直下には、冷却された溶融物の粉砕機及び粉砕
物受バケットからなる溶融物粉砕機構とを配設し、 上記収納容器自動供給機構、加熱溶融機構、溶融物押出
機構、溶融物截断機構、溶融物冷却機構、溶融物粉砕機
構の各機構の連続作動をコントロ−ルする調整システム
機構及びこれら各機構を作動する電源及び流体圧機構と
からなり、当該各機構を一台の車輌に搭載した格納函内
に設置し、格納函には脱臭装置を介して排気管がその上
部位に設けられており、医療廃棄物の収納容器を車輌の
走行時又は停車時の何れの場合でも自動的連続的に熱滅
菌及び熱溶融しこれを粉砕処理して粉砕物を埋立地等へ
の廃棄等最終処分まで一貫して行う構成を有することを
特徴とする前記請求項1記載の方法に使用する医療廃棄
物処理装置。 - 【請求項3】熱風循環ダクトのうち、加熱槽上部と熱風
発生機とを連結した熱風戻りダクトの途中に脱臭装置を
設けてなる前記請求項1又は2記載の医療廃棄物処理装
置。 - 【請求項4】熱風発生機には温度コントロ−ラ−を附設
し、加熱槽には温度センサ−を内設し加熱槽外にはその
記録計を設けてなる前記請求項1又は2又は3記載の医
療廃棄物処理装置。 - 【請求項5】容器底の中心部及びその周辺並びに蓋の中
心部及びその周辺をそれぞれ適宜の広さを薄肉に形成し
た開穿部35、35′と、蓋34と容器本体36とは密
閉方式とした構造の前記請求項2又は3又は4記載の医
療廃棄物処理装置に使用する医療廃棄物収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221187A JPH07114798B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 医療廃棄物処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221187A JPH07114798B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 医療廃棄物処理方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205824A true JPH06205824A (ja) | 1994-07-26 |
JPH07114798B2 JPH07114798B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16762843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3221187A Expired - Lifetime JPH07114798B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 医療廃棄物処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114798B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252986A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Minoru Sasaki | 排出物処理用移動体 |
JP2007302039A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Minoru Sasaki | 排出物処理用移動体 |
KR101370569B1 (ko) * | 2011-02-16 | 2014-03-06 | 조영두 | 고병원성 폐기물 이동처리기 |
CN109433801A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-03-08 | 合肥森隆专用汽车有限公司 | 一种医疗废弃物处理车 |
CN110559802A (zh) * | 2019-09-21 | 2019-12-13 | 泉州华大环保科技有限公司 | 一种有机废气环保处理装置 |
KR20230099823A (ko) * | 2021-12-28 | 2023-07-05 | 엠엔테크(주) | 이동형 의료폐기물 멸균 처리 시스템 |
KR20230099824A (ko) * | 2021-12-28 | 2023-07-05 | 엠엔테크(주) | 이동형 멸균 처리 시스템을 이용한 의료폐기물 멸균 처리 방법 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3221187A patent/JPH07114798B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252986A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Minoru Sasaki | 排出物処理用移動体 |
JP2007302039A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Minoru Sasaki | 排出物処理用移動体 |
KR101370569B1 (ko) * | 2011-02-16 | 2014-03-06 | 조영두 | 고병원성 폐기물 이동처리기 |
CN109433801A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-03-08 | 合肥森隆专用汽车有限公司 | 一种医疗废弃物处理车 |
CN110559802A (zh) * | 2019-09-21 | 2019-12-13 | 泉州华大环保科技有限公司 | 一种有机废气环保处理装置 |
KR20230099823A (ko) * | 2021-12-28 | 2023-07-05 | 엠엔테크(주) | 이동형 의료폐기물 멸균 처리 시스템 |
KR20230099824A (ko) * | 2021-12-28 | 2023-07-05 | 엠엔테크(주) | 이동형 멸균 처리 시스템을 이용한 의료폐기물 멸균 처리 방법 |
KR20230136588A (ko) * | 2021-12-28 | 2023-09-26 | 엠엔테크(주) | 이동형 멸균 처리 시스템을 이용한 의료폐기물 멸균 처리 방법 |
KR20230136907A (ko) * | 2021-12-28 | 2023-09-27 | 엠엔테크(주) | 이동형 의료폐기물 멸균 처리 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07114798B2 (ja) | 1995-12-13 |
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