JP3000807U - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置

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JP3000807U
JP3000807U JP1994001580U JP158094U JP3000807U JP 3000807 U JP3000807 U JP 3000807U JP 1994001580 U JP1994001580 U JP 1994001580U JP 158094 U JP158094 U JP 158094U JP 3000807 U JP3000807 U JP 3000807U
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輝清 北澤
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輝清 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、細菌、ウイルス等の病原体で汚
染された廃棄物を安全かつ迅速に処理することのできる
廃棄物処理装置の提供を目的とする。 【構成】 廃棄物Kを投入、排出するための窓部および
これらに密着する密着扉を備えた隔離室1と、隔離室1
に投入された廃棄物Kを粉状にする粉砕手段Bと、隔離
室1内に設けられ、貯水タンクTおよび貯水タンクTに
オゾンを噴出してオゾン水Xを生成するオゾン生成手段
Caを備えたオゾン水貯留手段Cと、オゾン水X内で粉
砕された廃棄物Kbを撹拌する撹拌手段Dと、隔離室1
内に残留する余剰オゾンの隔離室1外への流出を防止す
るオゾン処理手段12と、撹拌後の廃棄物Kbを加熱し
廃棄物を消毒するとともに乾燥させる加熱手段Gと、乾
燥された廃棄物Kbを所定の格納体9に収納する充填手
段Eと、を備えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は医療廃棄物等を安全かつ容易に処理し得る廃棄物処理装置に関する ものである。
【0002】
【考案の背景】
近年、医療現場では、医療従事者間における患者からの感染が問題になってい る。 例えば、B型肝炎あるいはエイズの感染者に使用した注射器等には、血液をは じめとする体液が付着しており、これに存在する病原体(ウイルス)は、粘膜、 微細な傷口等を侵入経路として健常者の細胞内に侵入する。 したがって、使用により汚染された医療廃棄物についての取り扱い、廃棄に関 しては細心の注意と特別の措置がなされる必要がある。
【0003】 しかしながら、現状では、上述のような危険な廃棄物に対しても、一般のごみ 等と同様の取り扱いがなされているに過ぎず、極めて危険な状況にあった。 すなわち、使用済みの注射器などは、通常のごみ容器などに捨てられ、これら がいっぱいになると樹脂性のゴム袋に入れて通常のごみ処理経路に搬出されてい る。 勿論、このような場合、危険を顧慮してそれなりの注意はなされるが、日常的 に繰り返される慣れと、注意はしても注射針等の突刺により感染する虞が常に存 在しているのが現状である。
【0004】 また、注射器等の医療廃棄物は、血液、体液そして薬品等が混じりあい、悪臭 を放つことがあり、医療廃棄物の処理作業が敬遠される要因ともなっていた。 この考案は上述の背景にもとづいてなされたもので、病原体(細菌、ウイルス )で汚染された廃棄物を安全かつ迅速に処理することができる廃棄物処理装置の 提供を目的とする。
【0005】
【考案の概要】
この考案に係る廃棄物処理装置は、廃棄物を投入、排出するための窓部および この窓部に密着する密閉扉を備えた隔離室と、隔離室内に設けられ、投入された 廃棄物を粉砕する粉砕手段と、オゾンを生成するオゾン生成手段と、隔離室内に 設けられ、粉砕された廃棄物とオゾンとを撹拌する撹拌手段と、を備えて構成す る。
【0006】 あるいは廃棄物処理装置を、廃棄物を投入、排出するための窓部およびこの窓 部に密着する密閉扉を備えた隔離室と、隔離室内に設けられ、投入された廃棄物 を粉砕する粉砕手段と、隔離室内に設けられ、貯水タンクおよびこの貯水タンク 内にオゾンを噴出するオゾン生成手段を備えたオゾン水貯留手段と、オゾン水貯 留手段の貯水タンク内に設けられ、オゾン水内で粉砕された廃棄物を撹拌する撹 拌手段と、オゾン水貯留手段のオゾン水を、前記粉砕手段により粉砕される廃棄 物へ噴出するオゾン水噴出手段と、隔離室内に残留する余剰オゾンの隔離室外へ の流出を防止するオゾン処理手段と、撹拌後の廃棄物を加熱し廃棄物を消毒する とともに乾燥させる加熱手段と、乾燥された廃棄物を所定の格納体に収納するた めの充填手段と、を備えて構成する。
【0007】 そして、前記隔離室の廃棄物を投入する窓部と前記粉砕手段との間に廃棄物の 送りをなす廃棄物送り手段を設け、この廃棄物送り手段を、廃棄物を複数個積み 重ねるように格納する垂直管と、この垂直管の下方に設けられ、粉砕手段に接近 、離開するように往復動をなす送り腕と、を備えて構成し、送り腕により垂直管 内の廃棄物を一体づつ粉砕手段へ送るように構成する。
【0008】 また、前記粉砕手段を、廃棄物を所定の形状まで砕く第1粉砕手段と、この第 1粉砕手段により砕かれた廃棄物をさらに細かく粉砕する第2粉砕手段と、を備 えて構成する。
【0009】 そして、前記隔離室の廃棄物を投入するための窓部の近傍に、紫外線を発光す る紫外線発光手段を設け、この窓部を開状態にした際、前記窓部周辺を紫外線照 射するように構成する。 この考案は、以上のように廃棄物処置装置を構成することで、上記従来の課題 を解決しようとするものである。
【0010】
【実施例】
図面にもとづいてこの考案の実施例を説明する。図1ないし図5は、この考案 の一実施例を示す図である。 図1はこの考案に係る廃棄物処置装置の概略構成を示す一部断面正面図である 。
【0011】 図において1は隔離室であり、この隔離室1は廃棄物Kを投入、排出するため に上方と下方とにそれぞれ投入窓1a、排出窓1bを有している。 そして、これら両窓1a、1bにはそれぞれ密閉扉1a1、1b1が設けられ ていて、これら密閉扉1a1、1b1を閉じれば隔離室1内を外部と隔離するこ とができるようになっている。 なお、投入窓1aの密閉扉1a1は下端が隔離室1に軸支され、矢符に示すよ うに上下に開閉するようになっていて、図に示すように開状態にした密閉扉1a 1上に廃棄物Kを載せ、この密閉扉1a1を閉じることで廃棄物Kを廃棄物処理 装置内に投入することができるよになっている。
【0012】 そして、この密閉扉1a1には廃棄物処置装置の駆動スイッチ(不図示)が設 置されていて、密閉扉1a1を閉状態にした際、すなわち廃棄物Kの投入後に駆 動スイッチが入るように構成されている。 また、密閉扉1b1にもスイッチが設けられていて、この密閉扉1b1が開状 態となっていた場合には、前記の密閉扉1a1を閉じても廃棄物処理装置は駆動 しないようになっている。
【0013】 一方、図においAは、隔離室1内の投入窓部1aの近傍に設置された紫外線発 光手段であり、この紫外線発光手段Aは殺菌効果のある、波長が2200〜28 00オングストロームの紫外線を発光する遠紫外線ランプ(殺菌灯)を複数列設 して構成されていて、密閉扉1a1を開状態とした際に紫外線を発光し、窓部1 aから流出する隔離室1内の細菌を死滅させるようになっている。 なお、この紫外線発光手段Aの紫外線の発光量は、隔離室1の外壁面に設置さ れた操作パネルYにより調整可能となっている。
【0014】 また、この実施例において廃棄物は、使用済みの注射器等と、これらを収納す る廃棄物収納ケースKとからなっている。 この廃棄物収納ケースKは、図2(a)に示すように、格納箱K1と、この格 納箱K1の開口部に密着する蓋K2と、から構成されている そして、同図(b)に示すように、格納箱K1の開口部には外側に突出する突 出部K1aが設けられていて、蓋K2はこの突出部K1aに係止する爪部材K2 aを有するとともに、格納箱K1の上端部に圧接するパッキンK2bを備えてい る。
【0015】 以上のように構成された廃棄物収納ケースKは、格納箱K1と蓋K2とを密着 させることで注射器等を適正に収納することができ、この廃棄物収納ケースが運 搬時等において揺動しても蓋K2は内部からの血液、体液等の漏れ出しはもちろ ん悪臭の放出を適正に防止することができる。 そして、この廃棄物収納ケースKを、例えば病院の検査室、治療室等、各医療 室に各々備えておけば、各医療室において感染の危険のある使用済みの注射器等 を密封して保存することができるので、廃棄処理の必要が生じる度にこれら廃棄 物を廃棄物処理装置まで運ぶ必要はない。 なお、この廃棄物収納ケースKは、燃えやすく、また焼却時に有害ガスの発生 がまったくない素材(ポリプロピレン、ポリエチレン)により形成されている。
【0016】 一方、図1において3は隔離室1内に設けられる廃棄物送り手段であり、この 廃棄物送り手段3は垂直に設置される垂直管10と、この垂直管10の下方に設 けられ矢符方向に往復する送り腕11と、を備えている。 この廃棄物送り手段3の垂直管10は、投入窓1aから延長して形成される傾 斜板10aを備えていて、投入窓1aから投入される廃棄物K(廃棄物収納ケー ス)をこの傾斜板10aで滑らせることで垂直管10内に導き、その廃棄物Kを 自重により図に示すように複数個積み重ねることができるようになっている。 また、送り腕11は、歯車11aと螺合する歯部を備えていて、歯車11aを 回転されるモータM1の正逆の回転により後述の第1粉砕手段B1方向に接近、 離開可能となっている。
【0017】 この廃棄物送り手段3は、送り腕11を第1粉砕手段B1方向(図において右 方向)に進出させることで垂直管10の最下位置にある廃棄物Kのみを第1粉砕 手段B1へ押し出すことができる。 そして、この送り腕11を後退させると垂直管10内の最下位置にある廃棄物 Kは送り腕11の前方に落下する。 すなわち、この廃棄物送り手段3は、廃棄物Kを一体づつ第1粉砕手段B1へ 送ることができる。 なお、この実施例において送り腕11をモータM1により往復させるように構 成した例を示したが、この送り腕11をシリンダ、電磁ソレノイド等により往復 させるように構成しても良い。
【0018】 一方、Bは粉砕手段であり、この粉砕手段Bは廃棄物Kをある程度の形状にま で砕く第1粉砕手段B1と、この第1粉砕手段B1により砕かれた廃棄物をより 細かく粉砕する第2粉砕手段B2と、これら第1および第2粉砕手段B1、B2 を格納する粉砕室B3と、を備えて構成されている。 次に図1、図3、図4により第1粉砕手段B1の構成を説明する。 第1粉砕手段B1は、前記廃棄物送り手段3から送られる廃棄物Kを巻き込ん で潰す第1破砕機B1aと、この第1破砕機B1aにより潰された廃棄物を小片 となるよう破砕する第2破砕機B1bと、から構成されている。 まず、図1および図3により第1破砕機B1aの説明をする。
【0019】 第1破砕機B1aは、一対の有刃ローラ4、4を備えていて、この一対の有刃 ローラ4、4は、それぞれ、回転軸4bと、この回転軸4bに複数固定され、刃 部4Hを有した有刃回転板4aと、を備えている。 そして、各有刃回転板4a、4a・・・間にはスペーサ4d(同図(b)参照 )が設けられ、その間隔は、有刃回転板4aの幅とほぼ同じになっている。 また、この一対の有刃ローラ4、4は、図3(b)に示すように、一方の有刃 ローラの有刃回転板間で他方の有刃ローラの有刃回転板が回転するように設置さ れていて、この一対の有刃ローラ4、4は不図示の手段により離開、接近可能と なっている。 なお、4cは各有刃回転板4a、4a・・・間に位置する爪部材であり、この 爪部材4cは、第1破砕機B1aの枠体に複数固定されていて、その先端は、各 スペーサ4dと接する位置まで延長して形成されている。
【0020】 また図1においてM2はこの第1破砕機B1aの駆動モータであり、この駆動 モータM2は第1破砕機B1aの回転軸4b、4bに掛けられるチェーンを回転 させて、有刃回転板4a、4aを図1の矢符に示すように、廃棄物Kを巻き込む 方向へ回転させることができるようになっている。
【0021】 一方、第2破砕機B1bは、図1に示すように、廃棄物送り手段3と第1破砕 機B1aを介して対向するように設置されていて、この第2破砕機B1bは、第 1破砕機B1aの有刃回転板4aよりも形状の小さい有刃回転板を備えている。 図4は、第2破砕機B1bを示す図であり、次に図1および図4により第2破 砕機B1bの説明をする。なお、上述の第1破砕機B1aと同一または相当箇所 には同一の符号を付して重複説明は省略する。 図4において6a、6a・・・は回転軸4b、4bに複数固定された有刃回転 板であり、この有刃回転板6aにはそれぞれ刃部6Hが形成されている。 そして、これら各有刃回転板6は前記第1破砕機B1aの有刃回転板4aより も小さな形状(図3(a)参照)をなしていて、各回転軸4bの間隔も第1破砕 機B1aよりも狭く(図3(b)参照)なるように設定されいる。 すなわち、この第2破砕機B1bは、前記第1破砕機B1aよりも、より細か い破砕が可能となっている。
【0022】 また図1においてM3は第2破砕機B1bの駆動モータであり、この駆動モー タM3は第2破砕機B1bの回転軸4b、4bに掛けられるチェーンを回転させ て、有刃回転板6a、6aを図1の矢符に示すように、廃棄物Kを巻き込むよう に回転させることができるようになっていて、その回転速度は前記第1破砕機B 1aの約5倍の回転速度となるように設定されている。
【0023】 一方、第2粉砕手段B2は図1に示すよに第1粉砕手段B1の下方に設置され ている。次に図1および図5によりこの第2粉砕手段B2の説明をする。 図において、5cは固定刃であり、この固定刃5cは図に示すように凹部と凸 部とが交互に形成された刃部を有していて、前記の粉砕室B3内に水平に設置さ れている。 そして、5aは回転刃であり、この回転刃5aは回転軸5bに所定間隔をおい て複数設置されていて、回転時において前記固定刃5cの凹部内を通過するよう にして固定刃5cと交差するようになっている。 なお、固定刃5cと回転刃5aとの間には僅かな間隙が形成されており、固定 刃5cの設置位置を変化させることで回転刃5aの先端と固定刃5cの凹部との 間隔は調節可能となっている。
【0024】 また、5dはスクリーンであり、このスクリーン5dは図に示すよに回転軸5 bの下方に回転刃5aの回転経路に沿って設置されている。 そして、スクリーン5dは図に示すように複数の小穴を有していて、この小穴 よりも小さい粉体のみを通過(落下)させることができるようになっている。 なお、このスクリーン5dを適宜の形状の小穴を有したものと交換することで 、通過(落下)させる粉体の大きさを調節することが可能であり、いわゆる網板 を使用しても良い。
【0025】 また図1において、M4は第2粉砕手段B2の駆動モータであり、この駆動モ ータM4は第2粉砕手段B2の回転軸5bに掛けられるチェーンを回転させて回 転刃5aを図において時計方向に回転させるようになっている。
【0026】 次に、以上の構成からなる粉砕手段Bの作用を説明する。 図1に示すように廃棄物送り手段3は、第1破砕機B1aの有刃ローラ4、4 の間に廃棄物K(廃棄物収納ケース)を送り出す。 そして、第1破砕粉機B1aの有刃ローラ4、4は、送られた廃棄物Kを巻き 込むように回転して、刃部4Hにより廃棄物Kを複数個に分割するように砕き、 この砕いた廃棄物を有刃ローラ4、4により第2破砕機B1b方向へ強制的に送 る。 なお、所定の間隔をおいて複数設けられる有刃回転板4a内に廃棄物Kの破片 が入り込んだ場合、この破片は前記爪部材4c(図3(b)参照)により有刃回 転板4c間から押し出される。
【0027】 ところで、この廃棄物Kの破砕時、第1破砕手段B1a方向に移動する前記送 り腕11は、回転する有刃ローラ4、4と接する廃棄物Kの跳ね返りを防止し、 第1粉砕手段B1による廃棄物Kの粉砕を適正なものとすることができる。 なお、この送り腕11は、送り腕11の先端部が回転する有刃ローラ4、4と 僅かな空隙をおいて対向する位置まで接近するようになっていて、廃棄物Kを垂 直管10内に残すことなく適正に第1粉砕手段B1へ送り出すことができるよう になっている。
【0028】 そして、この第2破砕機B1bは、第1破砕機B1aにより砕かれた廃棄物K を巻き込んで回転し、この廃棄物Kを更に砕いて小片Kaにする。 すなわち、形状の小さい有刃回転板6a・・・を備えるとともに、高回転をな す第2破砕機B1bは、送られてくる廃棄物を刃部6Hにより削るように砕いて 小片Kaにすることができる。
【0029】 そして、この第2破砕機B1bにより砕かれた廃棄物K(小片Ka)は、第1 粉砕手段B1の下方に設置される第2粉砕手段B2へ落下し、この第2粉砕手段 B2によりさらに細かく破砕される。 すなわち、第2粉砕手段B2へ落下した小片Kaは、回転する回転刃5aによ りスクリーン5d上で繰り返してすくい上げられ、回転刃5aと固定刃5cとに より粉状となるまで細かく剪断される。 そして、スクリーン5dの小穴よりも細かく粉砕された廃棄物Kの粉体Kbは スクリーン5dを通過(落下)する。
【0030】 以上説明したように、第1および第2粉砕手段B1、B2を備えた粉砕手段B は、廃棄物K、すなわち廃棄物収納ケースおよびこの廃棄物収納ケースに収納さ れる注射器等を粉状となるまで粉砕することができる。 そして、粉砕される廃棄物は粉砕室B3によって外部への飛散が防止され、こ の粉砕室B3の下方に形成された排出口から落下する。
【0031】 一方、Cは粉砕手段Bの下方に設けられたオゾン水貯留手段であり、次にこの オゾン水貯留手段Cを説明する。 図1においてTは貯水タンクであり、この貯水タンクTは前記粉砕室B3の排 出口と配管される投入口を有していて、この投入口から粉砕手段Bにより粉砕さ れた廃棄物の粉体Kbが内部に落下するようになっている。 そしてこの貯水タンクTは、図に示すように傾斜する傾斜面T1と、この傾斜 面T1の上方に形成された排出口T2を備えている。
【0032】 また、Caは貯水タンクTの底部の近傍に設置されたオゾン生成手段であり、 このオゾン生成手段Caは、電圧交流放電(無声放電)の中に空気を通過させる ことでオゾンを生成し、連続して流出口Ca1から貯水タンクTへオゾンを送り 出すことができるようになっている。なお、そのオゾンの生成量は、隔離室1の 外壁に設置された操作パネルYにより調整可能となっている。
【0033】 以上の構成からなるオゾン水貯留手段Cは、貯水タンクT内の水に対してオゾ ンを連続して噴出し、この水にオゾンを溶解させることでオゾン水X(オゾン濃 度4ppm前後)を生成することができる。 そして、粉体Kbとなった廃棄物をこのオゾン水Xに浸すことで廃棄物を消毒 するとともに脱臭することができる。 すなわち、3原子 (O3)からなるオゾンは、病原体、悪臭分子等を急速に酸化 させて2原子(O2)の酸素になり、酸化した病原体を死滅させるとともに悪臭分 子(C682 、NH3 、H2 S等)を異なる分子(匂わない分子)にするこ とができる。 換言すれば、このオゾンは強力な酸化剤としての作用をなし、その酸化剤とし の効力は2原子(O2)からなる酸素よりも強力であり、かつ酸素よりも低温でそ の酸化が始まる。
【0034】 周知のように、オゾンによる水の殺菌は、水道水等の殺菌剤として使用される 塩素よりも急速である等、すぐれた殺菌効果がある。 例えば、病院内における感染が問題となっているメシチリン耐性黄色ブドウ球 菌(MRSA)あるいは緑膿菌等は、オゾン濃度が4ppmのオゾン水に浸すこ とにより5秒以内に死滅させることが可能であり、30秒間の殺菌時間では種々 の細菌のほとんどを死滅させることが可能である。
【0035】 一方、図1においてDは撹拌手段であり、この撹拌手段Dは、螺旋状の回転板 を備え貯水タンクT内に設けられるスクリュー8と、このスクリュー8を回転さ せるモータM5と、を備えて構成されている。 そして、スクリュー8は図に示すように傾斜面T1と僅かな間隙をおいて設置 されていて、貯水タンクTの底部の近傍から排出口T2に至るまでの十分な長さ を有している。 この撹拌手段Dは、スクリュー8をオゾン水X内で回転させて、オゾン水Xと 廃棄物の粉体Kbとを貯水タンクT内で掻き回すことでこれらを撹拌することが できるようになっている。
【0036】 すなわち、螺旋状の回転板を有したスクリュー8は、オゾン水Xを激しく乱流 させ、このオゾン水X内で粉体Kb散乱させることができ、この撹拌手段Dの撹 拌により、廃棄物に付着している病原体の死滅、防臭処理をより適正なものとす ることができる。 そして、十分に撹拌された粉体Kbは、この回転するスクリュー8の螺旋板に よってかき上げられて、貯水タンクTの傾斜面T1をゆっくりと上昇して排出口 T2まで送られる。 また、さらに十分に撹拌を行いたい場合には、モータM5を正逆に回転させて オゾン水Xと粉体Kbとを撹拌し、十分な撹拌を行った後スクリュー8を正方向 に回転させてその粉体Kbを排出口T2へ送るようにしても良い。
【0037】 一方、2はオゾン水噴出手段であり、このオゾン水噴出手段2は貯水タンクT から前記粉砕室B3まで配管されたパイプと、このパイプに設置されるポンプP 1と、を備えている。 このオゾン水噴出手段2は、ポンプP1により貯水タンクT内のオゾン水Xを 吸い上げて、前記粉砕室3内で繰り返してすくい上げられながら粉砕される廃棄 物に対してそのオゾン水Xを噴出し、廃棄物とオゾン水Xとを撹拌させることが できるようになっている。 すなわち、このオゾン水噴出手段2は前記撹拌手段Dによる撹拌に先立って、 廃棄物とオゾン水Xとを撹拌することができる。なお、湿ることで粉砕が困難と なる廃棄物(乾燥した廃棄物)を処理する場合においては、このオゾン水噴出手 段2を停止しても良い。
【0038】 なお、この実施例においてはオゾンを水に溶解したオゾン水により廃棄物の消 毒、脱臭を行うようにした例を示したが、例えば処置のタンク内に気体の状態の オゾンを充填し、このタンク内に粉砕した廃棄物を投入して撹拌することで廃棄 物の消毒、脱臭を行うようにしても良い。
【0039】 一方、Gは、撹拌手段Dにより十分な撹拌が終了し、スクリュー8によってオ ゾン水X内から上昇する粉体Kbを加熱するための加熱手段である。 この加熱手段Gは、2〜90MHzの高周波電圧を印加する2つの電極間に被 加熱物(廃棄物)を通過させ、被加熱物のもつ誘電損特性により加熱を行う、い わゆる誘電加熱装置により構成されていて、粉状に粉砕された廃棄物を内部から 急速に発熱させて、この廃棄物を迅速に乾燥させることができる。 そして、この廃棄物の発熱により廃棄物を再度消毒(加熱消毒)して、病原菌 の死滅処理をより確実にする。
【0040】 なお、この実施例において加熱手段を誘電加熱装置により構成した例を示した が、この加熱手段を赤外線ランプにより構成し、赤外線により廃棄物を加熱する ことで消毒処理、乾燥処理を行うようにしても良い。
【0041】 一方、12は排気手段であり、この排気手段12は貯水タンクTの上端から隔 離室1の外まで配管されたパイプと、このパイプに設置される冷却器12aと、 排気手段としてのポンプP2と、パイプ先端に着脱自在に設けられる吸着フィル ターFと、を備えて構成されている。 この排気手段12は、隔離室1内(貯水タンクT内)に残留するオゾン、すな わち、殺菌、脱臭が終了した後の余剰オゾンと、乾燥される粉体Kbから舞い上 がる蒸気とをポンプP2によってパイプ内に吸い上げることができる。
【0042】 そして、吸い上げた蒸気を含む気体をまず冷却器12aに通して冷却し、この 冷却器12aにより蒸気を水滴に変換することで気体と液体とに分離する。 この冷却器12aにより分離された液体は再び貯水タンクTへ戻され、気体は 吸着フィルターFを通過して隔離室1の外へ放出される。 ところで、この吸着フィルターFは、微細な孔部を複数有し、気体に浮遊する 分子を吸着する吸着剤、例えば、活性炭、ゼオライト(沸石)、クリストバライ ト等と、この吸着剤を充填する筒体と、により形成されている。 この吸着フィルターFは、ポンプP2により排気される気体から、オゾンを吸 着(処理)し、無害の気体を隔離室1外へ放出することができる。
【0043】 また、この吸着フィルターFは、悪臭を吸着することもできるので排気される 気体を脱臭し、廃棄物処理時における悪臭の処理を前記オゾン水Xとともに確実 に行うことができる。 なお、フィルターFは、定期的に交換する必要があるが、このフィルターFは 図に示すように隔離室1の外側に設けられているので、その交換作業は比較的容 易である。
【0044】 一方、図においてEは充填手段であり、この充填手段Eは加熱手段Gを通過し た粉体Kbを所定の格納体に収納するようになっている。 図において、9は格納体としての廃棄袋であり、この廃棄袋9は開口部に密着 部材を有していて、この密着部材は互いに嵌り合う断面が凹部と凸部とからなる 一対の帯状体からなっていてる。 また、15は加熱手段Gにより乾燥された粉体Kbを一時的に蓄えるホッパー であり、所定量、すなわち前記廃棄袋9に格納する粉体Kbの適正量分を収納し た際、その粉体Kbを廃棄袋9へ流出するようになっている。
【0045】 そして、13はベルトコンベアであり、このベルトコンベア13は複数個の廃 棄袋9、9・・・を載せ、この廃棄袋9を排出窓1b方向に間欠的に送り、各廃 棄袋9をホッパー15の下方で停止させることができるようになっている。 なお、図では省略するが、ベルトコンベア13には廃棄袋9を開状態で支持す る保持部材が設けられていて、ホッパー15の下方に送られる廃棄袋9は開状態 となっている。
【0046】 また、14は圧縮手段であり、この圧縮手段14は垂直に設置され、適宜の間 隔をおいて対向する2本のローラにより構成されていて、図に示すように排出窓 1bの近傍に設置されている。 この圧縮手段14は、粉体Kbを収納した廃棄袋9がベルトコンベア13によ り送られてくると、2本のローラ間に廃棄袋9を巻き込んで回転し、この廃棄物 袋9を圧縮して収縮させるとともに廃棄袋9の前記密着部材をとじ込んで、廃棄 袋9を閉状態にすることができるようになっている。 そして、この廃棄袋9は排出窓1bから取り出し可能であり、この廃棄袋9を 取り出して密閉扉1b1を閉じれば一連の処理作業は終了する。
【0047】 なお、この排出窓1bと、前記投入窓1aおよび操作パネルYは、隔離室1の 一側面(図において左側)に設けられているので、廃棄物の投入、排出、そして 装置の操作が行い易く、作業能率を向上させることができる。
【0048】 また、この廃棄物処理装置により処理された廃棄物は、再利用が可能である。 すなわち、上述のように廃棄物を粉体にしたうえで病原体を死滅させるように したので、処理後の廃棄物による感染の危険はなく、廃棄物回収業者(リサイク ル業者)等、特別な医療知識のない一般者であってもこの廃棄物を扱うことがで きる。 そして、粉砕された状態の廃棄物は、ガラス、金属等の分別が容易であること は勿論、熱溶解、薬液への混合等も容易に行えるので、再利用加工が施し易い。
【0049】 なお、この実施例においては廃棄物を注射器等の医療廃棄物を例にして説明し たが、他の廃棄物であっても上述同様廃棄処理が可能である。 例えば、ホテル、旅館等において使用される使い捨ての歯ブラシおよび髭剃り 等においても、体液、血液が付着しており、こうした廃棄物も上述の医療廃棄物 と同様に病原体が存在し、感染するおそれがあが、この廃棄物処理装置によって 適正な処理が可能である。
【0050】
【考案の効果】
この考案に係る廃棄物処理装置は、以上説明したように感染のおそれのある廃 棄物をまず粉状にする、すなわち廃棄物の隅々まで消毒が可能な形状にする。 そしてこの粉体をオゾンと撹拌することで消毒処理および防臭処理を行う。 すなわち、この廃棄物処理装置によれば、医療廃棄物等を感染のおそれのない無 害、無臭の廃棄物に処理することができる。
【0051】 そして、この廃棄物を袋詰めすれば運搬が容易であり、また粉状の廃棄物は焼 却、埋め立て処理等も容易なので廃棄物処理能率を向上させることができる。 また、この粉状の廃棄物を、例えば金属とガラス等に分別すれば再利用も可能 である。 すなわち、病原体を死滅させた廃棄物は、廃棄物回収業者等、特別な医療知識 のない一般者であっても一般廃棄物と同様に扱うことができる。 そして、粉砕された状態の廃棄物は、ガラス、金属等の分別が容易であること は勿論、熱溶解、薬液への混合等も容易に行えるので、再利用加工が施し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る廃棄物処理装置の概略構成を示
す一部断面正面図である。
【図2】医療廃棄物を収納する廃棄物収納ケースを示す
図で、図(a)は斜視図、図(b)は断面図である。
【図3】第1粉砕手段の第1破砕機を示す図で、図
(a)は要部の斜視図、図(b)は説明側面図である。
【図4】第1粉砕手段の第2破砕機を示す図で、図
(a)は要部の斜視図、図(b)は説明側面図である。
【図5】第2粉砕手段を示す側面図である。
【符号の説明】
1 隔離室 8 スクリュー 9 格納体 12 オゾン処理手段 14 圧縮手段 B 粉砕手段 B1 第1粉砕手段 B2 第2粉砕手段 C オゾン水貯留手段 Ca オゾン生成手段 D 撹拌手段 E 充填手段 F 吸着フィルター G 加熱手段 K 廃棄物収納ケース(廃棄物) T 貯水タンク

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を投入、排出するための窓部およ
    びこの窓部に密着する密閉扉を備えた隔離室と、 隔離室内に設けられ、投入された廃棄物を粉砕する粉砕
    手段と、 オゾンを生成するオゾン生成手段と、 隔離室内に設けられ、粉砕された廃棄物とオゾンとを撹
    拌する撹拌手段と、 を備えて構成したことを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 廃棄物を投入、排出するための窓部およ
    びこの窓部に密着する密閉扉を備えた隔離室と、 隔離室内に設けられ、投入された廃棄物を粉砕する粉砕
    手段と、 隔離室内に設けられ、貯水タンクおよびこの貯水タンク
    内にオゾンを噴出するオゾン生成手段を備えたオゾン水
    貯留手段と、 オゾン水貯留手段の貯水タンク内に設けられ、オゾン水
    内で粉砕された廃棄物を撹拌する撹拌手段と、 オゾン水貯留手段のオゾン水を、粉砕手段により粉砕さ
    れる廃棄物へ噴出するオゾン水噴出手段と、 隔離室内に残留する余剰オゾンの隔離室外への流出を防
    止するオゾン処理手段と、 撹拌後の廃棄物を加熱し廃棄物を消毒するとともに乾燥
    させる加熱手段と、 乾燥された廃棄物を所定の格納体に収納するための充填
    手段と、 を備えて構成したことを特徴とする廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記隔離室の廃棄物を投入する窓部と粉
    砕手段との間に廃棄物の送りをなす廃棄物送り手段を設
    け、この廃棄物送り手段を、 廃棄物を複数個積み重ねるように格納する垂直管と、 この垂直管の下方に設けられ、粉砕手段に接近、離開す
    るように往復動をなす送り腕と、 を備えて構成し、送り腕により垂直管内の廃棄物を一体
    づつ粉砕手段へ送るようにしたことを特徴とする請求項
    1または2いずれか記載の廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記粉砕手段は、 廃棄物を所定の形状まで砕く第1粉砕手段と、 この第1粉砕手段により砕かれた廃棄物をさらに細かく
    粉砕する第2粉砕手段と、 を備えて構成したことを特徴とする請求項1または2い
    ずれか記載の廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記撹拌手段は、 螺旋状の回転板を備えたスクリューと、 このスクリューを回転させるモータと、 を備えて構成し、粉砕された廃棄物をオゾン水内で撹拌
    するとともに撹拌後の廃棄物を加熱手段へ送るようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の廃棄物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記オゾン処理手段は、 隔離室内の気体を吸引して隔離室外へ排出する排気手段
    と、 この排気手段の排気経路に設置され、オゾンを吸着する
    吸着剤を備えた吸着フィルターと、 を備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の廃棄
    物処理装置。
  7. 【請求項7】 前記充填手段は、 粉砕された廃棄物を圧縮する圧縮手段を備えて構成し、
    廃棄物を収縮させて所定の格納体に収納するようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の廃棄物処理装置。
  8. 【請求項8】 前記隔離室の廃棄物を投入するための窓
    部の近傍に、紫外線を発光する紫外線発光手段を備えて
    構成し、この窓部を開状態にした際、前記窓部周辺を紫
    外線照射するようにしたことを特徴とする請求項1ない
    し7いずれか記載の廃棄物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3483281B2 (ja) 1993-11-30 2004-01-06 オリイメック株式会社 感染性医療廃棄物粉砕処理装置
CN112693776A (zh) * 2021-02-03 2021-04-23 王玉梅 一种护理用防护用品集中消毒存储设备

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