JPH06205385A - ビデオ信号中のディジタル信号を直交位相符号化し、伝送する装置および方法 - Google Patents

ビデオ信号中のディジタル信号を直交位相符号化し、伝送する装置および方法

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JPH06205385A
JPH06205385A JP5211667A JP21166793A JPH06205385A JP H06205385 A JPH06205385 A JP H06205385A JP 5211667 A JP5211667 A JP 5211667A JP 21166793 A JP21166793 A JP 21166793A JP H06205385 A JPH06205385 A JP H06205385A
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JP
Japan
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signal
phase
quadrature
video signal
signals
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JP5211667A
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English (en)
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Bui Nainpari Saipurasado
ブイ. ナインパリ サイプラサド
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/08Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
    • H04N7/081Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division the additional information signals being transmitted by means of a subcarrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N11/24High-definition television systems
    • H04N11/30High-definition television systems with transmission of the extra information by means of quadrature modulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
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  • Color Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 QAM技術を用いて、ディジタルデータを符
号化し、吹抜搬送波を変調することによって、視聴者に
知覚される画像またはそれに付随する音声の質に影響を
与えることなく、インターレースビデオ信号の活性部分
中のディジタル情報を伝送するための装置および方法を
提供すること。 【構成】 吹抜搬送波の直交振幅変調(QAM)を通し
てフィールドインターレステレビ信号内のディジタルデ
ータを運ぶシステムである。このシステムは、変調され
た吹抜搬送波によって占有される周波数帯域内の各フレ
ームの両フィールド内に存在するビデオ情報を処理する
回路と、ディジタル値を、各フレームの両フィールドで
実質的の同一の情報を含む別個の同位相(I)信号と直
交(Q)信号とに翻訳する回路と、直交位相関係にある
2つの吹抜搬送波をフィルタされたIおよびQ信号で変
調する回路と、を含む。変調機の出力信号は、変調され
たビデオ信号と付加的に組み合わされ、ディジタル情報
を含む複合ビデオ信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛び越し走査の(イン
ターレース)ビデオ信号の活性部分中のディジタル情報
を知覚されないようにして送るための装置および方法、
特に、直交振幅変調(QAM)技術を用いて、ディジタ
ルデータを有するFukinuki(吹抜)搬送波を変
調することによって、このようなディジタル情報を送る
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ信号中の限られた量のディ
ジタル情報を送るためのいくつかのシステムがある。こ
れらのシステムには、テレテキストおよび目の不自由な
人のために字幕をつけるシステムが含まれる。テレテキ
ストにおいては、マガジンフォーマットの情報が、テレ
ビ信号で送られ、目の不自由な人のために字幕をつける
システムでは、テレビプログラムのサブタイトルがテレ
ビ信号の一部として伝送される。この情報を伝送する1
つの方法では、各フィールドの垂直ブランキング期間中
に、標準符号化されたディジタルデータがテレビ信号に
乗せられる。他の方法では、テレビ信号の音声部分にお
ける別の搬送波を変調することによって、ディジタルデ
ータが伝送される。これらの方法を用いて、視聴者によ
って知覚される画像またはそれに付随する音声の質に影
響を与えることなく、限られた量のディジタル情報をテ
レビ信号によって伝送することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アナログチャネルを通
じてディジタル情報を伝送するための他の多くの方法が
知られている。例えば、周波数変調(Frequency shift
key:FSK)、位相変調(phase shift key:PSK)
および直交振幅変調(quadrature amplitude modulatio
n:QAM)である。これらの方法のすべては、M. Schw
artzによる教科書、Information Transmission, modula
tion and Noise, McGraw Hill,1990に記載されている。
しかし、これらの方法はいずれも、再生画像の少なくと
もいくつかの部分に知覚し得る干渉妨害を生じるため、
従来通りの方式のままでは、テレビ信号の活性部分(す
なわち、画像を運ぶ部分)のディジタル情報を伝送する
ためには使用することができない。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、吹抜搬送波のQAM
を通して、フィールドインターレーステレビ信号におい
てディジタルデータを運ぶシステムを用いることによ
り、視聴者に知覚される画像またはそれに付随する音声
の質に影響を与えることなく、インターレースビデオ信
号の活性部分中のディジタル情報を伝送するための装置
および方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの局面によ
ると、ビデオ情報のフレームが第1および第2インター
レースフィールドとして示されるビデオ信号のコンポー
ネント部分として、複数の一連の値を含むディジタルデ
ータ信号を伝送する装置であって、該装置は、該ビデオ
信号に応答して、該フレームの該第1および第2インタ
ーレースフィールドのそれぞれにおける所定周波数帯域
に、実質的に同一の情報を含む修正ビデオ信号を生成す
る信号生成手段と、該ディジタルデータ信号の該一連の
値のそれぞれを、分離された別個の同位相および直交位
相データ信号とに符号化する手段であって、該同位相お
よび直交位相データ信号のそれぞれが、該フレームの該
第1および第2インターレースフィールドにおいて実質
的に同一である情報を含んでいる、符号化手段と、同位
相および直交位相吹抜副搬送波信号を、該同位相および
直交位相データ信号でそれぞれ変調する変調手段と、変
調された該同位相および直交位相吹抜副搬送波信号と、
該修正ビデオ信号とを結合して出力ビデオ信号を生成す
る結合手段と、該出力ビデオ信号に応答して該ディジタ
ル値を正確に再生する手段と、を備えており、そのこと
により上記目的が達成される。
【0006】本発明の1つの実施態様によると、前記同
位相データ信号および直交位相データ信号に符号化され
た前記各ディジタルデータ値はシンボルであり、前記装
置は、該同位相データ信号および直交位相データ信号の
それぞれをフィルタし、シンボル間干渉を実質的に除去
するパルス整形フィルタ手段をさらに含んでいてもよ
い。
【0007】本発明の他の実施態様によると、前記パル
ス整形フィルタ手段が、平方根自乗余弦周波数応答特性
を示す。
【0008】本発明の他の実施態様によると、前記所定
周波数帯域が、色信号を含み、該色信号において、第1
および第2の色差信号が、直交位相関係にある第1およ
び第2の色副搬送波信号をそれぞれ変調し、前記吹抜副
搬送波信号は、該直交位相関係にある第1および第2の
色副搬送波信号と実質的に同一の周波数を有するが、前
記フレームの前記第1および第2フィールドの1つにお
いてのみ、該直交位相関係にある第1および第2の色副
搬送波信号に対して位相が180°異っている。
【0009】本発明の他の実施態様によると、前記ディ
ジタルデータを前記同位相データ信号と前記直交位相デ
ータ信号とに符号化する前記符号化手段は、16値直交
振幅変調(16値QAM)信号を生成する手段を含んで
いてもよい。
【0010】本発明の他の局面によると、ビデオ信号の
一連のディジタルデータ値を伝送する装置であって、ビ
デオ情報のフレームが、該ビデオ信号によって第1およ
び第2インターレースフィールドとして示されており、
該装置は、所定周波数帯域を占有する該ビデオ信号の高
周波数成分を、該所定周波数帯域以外の周波数を有する
該ビデオ信号の低周波数成分から分離するフィルタ手段
と、該ビデオ信号の該フレームの該第1および第2イン
ターレースフィールドを示す該高周波成分に応答して、
該第1および第2フィールドで実質的に同一である修正
された高周波数成分信号を生成する手段と、該一連のデ
ィジタルデータ値のそれぞれを、分離された別個の同位
相信号と直交位相信号とに符号化する手段であって、該
各々の同位相信号および直交位相信号は、該フレームの
該第1および第2インターレースフィールドにおいて対
応するデータ値について実質的に同一の情報を含む、符
号化手段と、それぞれの位相が180°だけ変化し、該
第1および第2フィールドの間で変化する該ビデオ信号
と実質的に一致する、同位相および直交位相搬送波信号
のそれぞれの信号源と、該同位相搬送波信号を該同位相
信号で変調して、変調同位相搬送波信号を生成し、該直
交位相搬送波信号を該直交位相信号で変調して、変調直
交位相搬送波信号を生成する手段であって、該変調同位
相および変調直交位相搬送波信号のそれぞれが、該所定
周波数帯域を占有する、変調手段と、該変調同位相搬送
波信号、及び該変調直交位相搬送波信号を、該第1およ
び第2フィールドのそれぞれについて該修正高周波数成
分信号とを結合して、結合高周波数信号を生成する手段
と、該低周波数ビデオ信号成分を、該結合高周波数信号
に結合して、該符号化されたディジタル信号を含む該ビ
デオ信号を生成する手段と、該ビデオ信号に応答し、該
ディジタルデータ値を正確に再生する手段と、を備えて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
【0011】本発明の1つの実施態様によると、前記装
置は、前記符号化手段によって符号化される前に、前記
ディジタル信号をシンボルにフォーマットする手段と、
前記同位相および直交位相信号のそれぞれをフィルタし
て、シンボル間干渉を実質的に除去するパルス整形フィ
ルタ手段と、をさらに含んでいてもよい。
【0012】本発明の他の実施態様によると、前記パル
ス整形フィルタ手段が、平方根自乗余弦周波数応答特性
を示す。
【0013】本発明の他の実施態様によると、前記ディ
ジタル信号を前記同位相信号と前記直交位相信号とに符
号化する前記符号化手段が、16値直交振幅変調(16
値QAM)信号を生成する手段を含む。
【0014】本発明の他の局面によると、ビデオ信号を
処理して、ディジタルデータ信号を再生する装置であっ
て、該ディジタルデータ信号は、一連のディジタル値を
含み、該ビデオ信号内ですでに符号化されており、該ビ
デオ信号は、連続したフレームにおけるビデオ情報を表
しており、該フレームのそれぞれが第1および第2イン
ターレースフィールドを含み、該装置は、該ビデオ信号
を、該符号化されたディジタルデータを含み、所定周波
数帯域を占有する第1成分と、実質的に該符号化された
ディジタルデータが除外された第2成分とに分離するフ
ィルタ手段と、該インターレースフィールドの1つに対
応する時間量だけ、該ビデオ信号の該第1成分を遅延さ
せ、1フィールド遅延第1成分ビデオ信号を生成する遅
延手段と、該1フィールド遅延第1成分ビデオ信号か
ら、該フィルタ手段によって供給される該ビデオ信号の
該第1成分を減算し、差信号を生成する手段と、差信号
に、直交位相関係にある第1および第2の搬送波信号を
乗算して、それぞれの同位相信号および直交位相信号を
生成する手段と、所定の復号化アルゴリズムに従って、
該同位相および直交位相信号を処理し、該符号化された
一連のディジタルデータ値を正確に再生する手段と、を
備えており、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】本発明の他の局面によると、ビデオ信号を
処理して、該ビデオ信号内ですでに符号化されていたデ
ィジタルデータを再生する装置であって、該ビデオ信号
は連続したフレーム内のビデオ情報を表し、該フレーム
のそれぞれは第1および第2インターレースフィールド
を含み、該ディジタルデータは、16値直交振幅変調
(16値QAM)技術を用いて、該ビデオ信号内で符号
化され、該装置は、該ビデオ信号を、該符号化されたデ
ィジタルデータを含む、所定帯域の周波数を占有する第
1成分と、実質的に該符号化されたディジタルデータが
除外された第2成分とに分離するフィルタ手段と、該イ
ンターレースフィールドの1つに対応する時間量だけ、
該ビデオ信号の該第1成分を遅延させて、フィールド遅
延第1成分ビデオ信号を生成する遅延手段と、該フィー
ルド遅延第1成分ビデオ信号から、該フィルタ手段によ
って供給される該ビデオ信号の該第1成分を減算して、
差信号を生成する手段と、該差信号に、直交位相関係に
ある第1および第2の搬送波信号を乗算して、それぞれ
の同位相信号および直交位相信号を生成する手段と、所
定の復号化アルゴリズムに従って、該同位相および直交
位相信号を処理し、該符号化されたディジタルデータを
再生する復号化手段と、を含み、該復号化手段は、平方
根自乗余弦周波数応答特性に従って、該同位相および直
交位相信号のそれぞれをフィルタして、整形された出力
パルスを生成する手段と、該整形された出力パルスのそ
れぞれを、所定の瞬間瞬間にサンプリングし、一連のア
ドレス値を生成する手段と、該サンプリング手段に連結
された読出し専用メモリ手段であって、該読出し専用メ
モリ手段内の該一連のアドレス値に対応するメモリ位置
に格納されているディジタル値を、該復号化されたディ
ジタル値として供給する読出し専用メモリ手段と、を備
えており、そのことにより上記目的が達成される。
【0016】本発明の他の局面によると、ビデオ情報が
連続したフレームで示され、該フレームのそれぞれが、
第1および第2インターレースフィールドを含む、ビデ
オ信号のコンポーネント部分として一連のディジタルデ
ータ値を伝送する方法であって、所定周波数帯域におい
て、該ビデオ信号が該各フレームの該第1および第2イ
ンターレースフィールドにおいて実質的に同一の情報を
含むように、該ビデオ信号を修正する工程と、該ディジ
タルデータ値のそれぞれを、分離された別個の同位相信
号と直交位相信号とに符号化する工程であって、該同位
相および直交位相信号のそれぞれが、該フレームの該第
1および第2インターレースフィールドにおいて実質的
に同一である情報を含んでいる、符号化工程と、同位相
および直交位相吹抜搬送波信号を、それぞれ該同位相お
よび直交位相信号で変調する工程と、該変調された同位
相および直交位相吹抜搬送波信号と、該修正されたビデ
オ信号とを結合して、符号化されたビデオ信号を生成す
る工程と、該符号化されたビデオ信号を処理し、該一連
のディジタルデータ値を正確に再生する工程と、を包含
する方法が提供され、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0017】
【作用】ディジタルデータをビデオ信号に符号化するシ
ステムは、まず、16値直交振幅変調(16値QAM)
技術を用いて、ディジタルデータを同位相および直交位
相成分信号に符号化する。次に、同位相および直交位相
信号は、それぞれ、直交位相関係にある吹抜搬送波信号
を変調するのに使用される。これらの変調された吹抜搬
送波信号は、変調後のビデオ信号と結合され、変調され
た吹抜搬送波信号によって占有される周波数帯域のすべ
ての情報が、各フレームの2つのフィールド間で確実に
同一であるようにする。この結果、ディジタルデータが
知覚されないように符号化された複合ビデオ信号が生成
される。この複合ビデオ信号の復号化は、吹抜変調デー
タによって占有された周波数帯域を、ビデオ信号の他の
周波数から分離し、各フレームの第2フィールドを第1
フィールドから減算し、その結果を16値QAM復調器
を用いて復調することによってなされる。
【0018】
【実施例】図面において、矢印は、多重ビットディジタ
ル信号を搬送するバス、またはアナログ信号もしくは単
一ビットディジタル信号を運ぶ接続を示す。デバイスの
処理速度によっては、いくつかの信号経路において補償
遅延が必要とされる場合がある。ディジタル信号処理回
路設計の当業者は、このような遅延が特定のシステムの
どこに必要とされるかを知り得る。
【0019】吹抜搬送波を用いたテレビ信号中の補助情
報の伝送については、T. Fukinuki(吹抜敬彦)らによ
る論文、"Extended Definition TV Fully Compatible W
ithExisting Standards", IEEE Transactions on Commu
nications, Vol. COM-32, No. 8, August 1984, pp. 94
8-953に記載されている。本願では、この論文の吹抜型
変調に関する教示を参考のために援用している。この論
文は、人間の目に知覚され得る比較的少量の情報のみを
含むインターレースカラーテレビ信号の空間−時間周波
数スペクトルにおける領域について記載している。この
領域は、一般に吹抜ホールと呼ばれる。
【0020】図1は、吹抜ホールに有用な、垂直解像度
と時間解像度との関係を表すグラフである。このグラフ
に示されるように、静止した物体が表示されるときに
は、垂直解像度は最高であり、画像高さあたり262サ
イクル(cph)となる。物体が運動しているときに
は、折返しなしに観察され得る最大の時間解像度は30
Hzである。しかし、この最大の時間解像度において、
画像の垂直解像度は、最小である。
【0021】Cで示されるグラフの領域は、NTSC方
式インターレースビデオ信号の色(クロミナンス)成分
によって占有される空間−時間スペクトルの部分を示
す。Fで示される領域は、吹抜型変調に使用される対応
領域である。
【0022】図1に示されるように、吹抜型変調は、イ
ンターレースビデオ信号にカラー情報信号を加えるため
に使用される従来の直交変調技術と密接に関連してい
る。公知のように、ビデオ信号の色成分またはカラー情
報成分は、90°の色位相関係を有するそれぞれの色差
信号(例えば、IおよびQ)によって、2つの副搬送波
信号を直交2相変調することによって生成される。色副
搬送波信号のそれぞれは、ラインからライン、およびフ
レームからフレームへ、位相が180°変化する。しか
し、1つのフィールド期間(すなわち、262H)によ
って分離されている1フレーム内の各ラインに対する色
副搬送波信号は、互いに同じ位相にある。
【0023】吹抜変調は、ラインからライン、フレーム
からフレームへ位相を変えるのと同様に、フィールドか
らフィールドへも副搬送波信号の位相を180°変化さ
せることを要するという点で標準NTSC方式色変調と
異なっている。
【0024】吹抜変調情報を複合ビデオ信号から効果的
に分離するためには、所定フレームの両フィールドにお
ける情報が同一であることが望ましい。このことは、吹
抜変調情報、ならびに同一周波数帯域を占有する色情報
および高周波数輝度情報の両方に適用される。
【0025】NTSC方式ビデオ信号画像フレームは、
525本の水平ライン期間で形成されている。従って、
各フィールドは、262.5本のライン期間である。N
TSC方式ビデオ信号処理装置においては、一般に2つ
のタイプのフィールド遅延、262H遅延および263
H遅延が使用されている。262H遅延され複合ビデオ
信号は、色副搬送波の位相が同一であるのに対し、26
3H遅延される信号の色副搬送波は逆位相である。
【0026】図2は、インターレーステレビ信号の色副
搬送波信号と吹抜副搬送波信号とに対する走査線および
位相の垂直−時間位置を示すグラフである。図2に示さ
れるように、色信号の位相ψおよびψ+πが、フィール
ド毎に上昇(クロールアップ)しているのに対し、吹抜
信号の位相φおよびφ+πは、フィールド毎に降下(ク
ロールダウン)する。この効果は、色が飽和したカラー
物体の縁部のドットが画像をクロールアップしているよ
うに見える現在のカラーテレビ画像において見ることが
できる。
【0027】吹抜変調情報は、再生テレビ画像中では知
覚的に隠されている。なぜなら、吹抜変調情報は、フレ
ームレート(すなわち、NTSC方式方式で30Hz)
で発生する補色のフラッシュとして見えるためである。
これらのフラッシュは、画像とは相関関係がなく、最悪
の場合ランダムノイズとして現れる。精神測定学的な研
究により、このタイプの画像の歪に対しては、人間の目
は比較的敏感ではないことが示されている。なぜなら、
迅速にフラッシュする補色は、それらに対応する基礎色
に統合されてしまうためである。
【0028】吹抜変調を用いて、テレビ信号におけるア
ナログ情報を送るシステムは良く知られている。このタ
イプのシステムの例は、"APPARATUS FOR PROCESSING HI
GH-FREQUENCY EDGE INFORMATION IN A WIDE SCREEN TEL
EVISION SYSTEM"という名称の米国特許第4,816,899号に
記載されている。本願明細書では、この米国特許の吹抜
型変調に関する教示を参考のために援用している。
【0029】このシステムでは、2つのアナログ信号、
すなわち、高アスペクト比(画面の横縦比)のテレビ画
像に関する高周波数のサイドパネル情報を示す信号と、
他の高周波数ビデオ情報を示す信号とが、吹抜型変調を
用いて、それぞれ同位相信号および直交位相信号として
符号化される。これらの各々の高周波数情報信号は、カ
ラー情報信号および高周波数輝度情報と同様に、各フレ
ームの2つのフィールドにおいて同一になるようにされ
ている。これらの信号のすべてと、低周波数の輝度信号
とを結合して、従来のNTSC方式複合ビデオ信号とコ
ンパティブルな複合ビデオ信号が生成される。
【0030】以下に記載する本発明の実施態様は、上記
で参考にした特許に記載のシステムと次の点で異なる。
すなわち、本発明の実施態様では、吹抜変調を用いて現
在存在するNTSC標準とコンパティブルなテレビ信号
を生成するのに、複合ビデオ信号と結合するディジタル
信号を形成するという点である。
【0031】テレビスタジオで実現されるであろう本発
明の実施態様を図3に示す。図3では、輝度信号Yがロ
ーパスフィルタ310に与えられる。例示されるフィル
タ310は、2.96MHz未満の周波数を有する輝度
情報を通過させ、出力信号YLを生成する。この信号
は、減算器312によって入力輝度信号Yから減算さ
れ、ハイパスフィルタされた輝度信号YHを生成する。
信号YH、ならびに信号IおよびQは、それぞれのフレ
ーム内平均値算出回路314、316および318によ
って処理される。これらの回路のそれぞれは、ビデオ信
号の各フレームの両フィールドからの、対応する画素情
報を平均化し、2つのフィールドのそれぞれにおける画
素の平均を示す画素値を生成する。
【0032】フレーム内平均値算出器の例を図4に示
す。図4では、入力サンプルは、遅延素子350に与え
られる。遅延素子は、サンプルを262水平ライン期間
(262H、すなわち1フィールド期間)だけ遅延させ
る。遅延素子350によって供給される出力サンプル
は、加算器352によって入力サンプルに加算される。
次いで、加算器352によって生成されるサンプルは、
1H遅延素子354に与えられる。1H遅延素子354
の出力サンプルは、マルチプレクサ356の信号入力ポ
ートの1つ、および262H遅延素子358に与えられ
る。マルチプレクサ356の他の信号入力ポートは、2
62H遅延素子358によって供給される出力サンプル
を受けられるように連結されている。マルチプレクサ3
56は制御信号FIELD2に応答し、入力信号のフィ
ールド2がフレーム内平均値算出回路に与えられている
間に、1H遅延素子354の主力信号を供給し、入力信
号のフィールド1がフレーム内平均値算出回路に与えら
れている間に、遅延素子358の出力信号を供給する。
マルチプレクサ356によって生成される出力サンプル
は、除算器360によって2で除算される(すなわち、
1ビットだけ下位位置にシフトされる)。各フレームの
ビデオ情報の2つのフィールドを平均化することに加え
て、図4に示されるフレーム内平均値算出器は、263
水平ライン期間(すなわち、263H)だけビデオ信号
を遅延させる。
【0033】図3を参照すると、次に、回路316およ
び318によって供給されるフレーム内平均化されたI
およびQの色差信号は、直交変調器325に与えられ
る。例示された変調器325は、2つのディジタル乗算
器320および322、色副搬送波信号(fSC)の信号
源324、ならびに色副搬送波信号の位相を−90°シ
フトさせる移相回路321を含む。乗算器320は、同
位相搬送波信号fSCに、フレーム内平均値算出回路31
6によって供給される信号I’を乗算し、振幅変調され
た出力信号を生成する。同様に、乗算器322は、移相
回路321によって供給される直交位相搬送波信号に、
フレーム内平均値算出回路318によって供給される
Q’色差信号を乗算し、QAM搬送波信号を生成する。
乗算器320および322の出力信号は、加算器326
によって結合され、変調色信号Cを生成する。
【0034】信号Cは、フレーム内平均値算出回路31
4によって供給される高周波数輝度信号YH’と以下に
記載されるように吹抜変調器345によって供給される
吹抜変調信号Fとに結合される。この結合信号は、複合
ビデオ信号の高周波数成分を示す。この高周波数成分
は、加算器330内で、補償遅延素子329を介してロ
ーパスフィルタ310によって供給される輝度信号の低
周波数成分と結合される。図3に示されるように、タイ
ミング信号、すなわち、水平および垂直同期信号、水平
および垂直ブランキング信号ならびに色同期信号(カラ
ーバースト)信号は、加算器330によって複合ビデオ
信号に加算される。加算器330によって生成される信
号は、ベースバンド複合ビデオ信号である。
【0035】テレビスタジオでは、多くの異なる信号源
からの信号が、伝送に用いられている。これらの信号を
急激な変化なしに結合することが望ましいため、共通の
タイミング信号セットおよび共通の色副搬送波信号が容
易に用いられるようになっている。加算器330によっ
て生成される信号は、これらの共通信号を用いて伝送さ
れる他の信号に同期させられ、結果として得られる信号
は、RF変調器およびRF増幅器に与えられ、放送用の
信号が生成される。
【0036】上記の回路構成は、NTSC方式放送テレ
ビ信号において通常に送られるビデオ信号情報を生成す
る。さらに加えて、本発明のこの実施態様においては、
付加的なディジタル情報が、吹抜型変調によって、テレ
ビ信号で伝送される。
【0037】簡単に説明すると、ビット直列ディジタル
データの形態のこの付加ディジタル情報は、4ビットニ
ブルに変換され、次いで、16値QAM変調スキームを
用いて符号化される。このQAM信号は、従来のQAM
ではなく、吹抜型変調を用いて生成される。次いで、吹
抜変調された信号は、上記のように、複合ビデオ信号の
高周波数輝度成分および色成分に結合し、伝送用複合ビ
デオ信号を生成する。
【0038】本発明の実施態様では、ビット直列ディジ
タルデータは、デマルチプレクサおよび直並列変換器3
32に与えられる。データをより確実なものにするため
に、データがデマルチプレクサおよび直並列変換器33
2に与えられる前に、ハフマン符号のような、ある特定
のタイプの誤り訂正符号(ECC)を用いてデータを符
号化することが望ましいであろう。この機能を行う回路
構成は、本発明の実施態様には示されていない。
【0039】回路332として使用するのに適した回路
構成の例を図5に示す。図5では、ビット直列ディジタ
ルデータは、fSCデータレートで、直並列変換器362
に与えられる。データは、各フレームの第2フィールド
においてのみ有効である。データは、従来の手段を用い
て変換器362によって、fSC/4のシンボルレート
で、4ビットニブルに結合される。変換器362によっ
て供給される出力シンボルは、262H遅延素子368
およびマルチプレクサ370のデータ入力ポートの1つ
に並列に与えられる。マルチプレクサ370の他の入力
ポートは、遅延素子368によって供給される出力信号
を受け取られるように連結されている。
【0040】マルチプレクサ370は、信号FIELD
2によって制御され、各フレームの第2フィールド内
に、直並列変換器362からのデータを供給し、次に続
くフィールド(すなわち、次のフレームの第1フィール
ド)内に、262H遅延素子からのデータを供給する。
マルチプレクサ370によって供給される出力値は、読
出し専用メモリ366のアドレス入力ポートに与えられ
る。読出し専用メモリ366は、4ビットデータ値を、
同位相(in-phase)信号IFおよび直交(quadrature)
位相信号QFのための別々のデータ値に変換し、これら
の信号は、吹抜搬送波を変調するために用いられる。
【0041】ROM366のプログラミングを図6に例
示する。図6は、従来の16値QAMの信号点配置をグ
ラフ上で示している。図6の各点Xは、2つの信号値、
IとQとの結合を示す。これらの信号は、直並列変換器
362によって供給される4ビットシンボルによって示
され得る16ディジタル値を符号化するために用いられ
る。この配置中の各点には、種々の方法で、ディジタル
値が割り当てられる。割り当て方法の例を1つ挙げる
と、上左部の端から下右部の端へ、信号点配置の各点を
0から15までの一連の値に割り当てることができる。
いかなる割り当て方法を選択するにしても、送信器およ
び受像機の両方において実行することが望ましい。
【0042】従って、ROM366は、配置点のI座標
およびQ座標を表示する一組の2ビット値を供給する。
図6に示されるように、これらの値のそれぞれは、−
1、−3、+1または+3でもよい。
【0043】図3を参照すると、デマルチプレクサおよ
び直並列変換回路332によって生成される2ビット信
号IFおよびQFは、それぞれ、パルス整形フィルタ33
4および336に与えられる。本発明の実施態様では、
これらのフィルタは、fSC/8のとき3dBポイントであ
る、平方根自乗余弦周波数応答特性(raised square ro
ot cosine frequency response characteristic)を有
する有限インパルス応答(FIR)フィルタである。
【0044】これらのフィルタの組合せと、図8を参照
して以下に記載される受像機中の同様の一対のフィルタ
により、16値QAM信号の同位相成分および直交成分
は、fSC/8のとき6dBポイントを有し、0.387
のロールオフパラメータを有するネット自乗余弦周波数
応答特性(net raised cosine frequency response cha
racteristic)となる。このタイプの周波数応答特性
は、本願で参考のために援用した、J.G. Proakisによる
教科書、Digital Communications, McGraw/Hill,1989,
pp. 532-536に記載されているように、16値QAMデ
ィジタル変調システムに特に有利である。この16値Q
AM変調技術を用いて、fSC/4(894.9KHz)
のシンボルレートでのデータ値は、無視できる程度のシ
ンボル間干渉で符号化され得る。
【0045】それぞれのパルス整形フィルタ334およ
び336によって供給されるフィルタされた信号IF
およびQF’は、それぞれの乗算器338および340
に与えられる。乗算器338は、選択的位相反転回路3
44を介して信号源324から、色副搬送波信号FSC
受信する。回路344は、各フレームの第1フィールド
の間は、信号FSCを通過させ、各フレームの第2フィー
ルドの間は、信号FSCの反転信号(位相を180°シフ
トさせた信号)を通過させる。
【0046】乗算器340に与えられる変調搬送波信号
は、移相回路342によって位相が−90°だけシフト
された選択的位相反転回路344の出力信号である。本
発明の実施態様で使用される副搬送波信号は、4fSC
サンプルレートを有するディジタル信号であるため、こ
の移相動作は、3サンプル遅延素子として実行される。
乗算器338および340は、吹抜変調信号の同位相成
分および直交位相成分を生成する。これらの成分は、加
算器346によって結合され、バンドパスフィルタ34
8に与えられる。フィルタ348は、吹抜変調信号によ
って占有された周波数領域を、色副搬送波周波数fSC
いずれかのサイドで、620KHzに限定する。上記の
ように、吹抜変調信号は、加算器328によって、複合
ビデオ信号の他の高周波数成分と結合される。
【0047】上記のように、3つの高周波数成分のすべ
ては、各フレームの2つのフィールドで同一である。こ
れを図7に例示する。図7は、信号のインターレース特
性を例示するNTSC方式テレビ信号の走査図である。
図7に示されるように、フレームの第2フィールドを示
す破線は、フレームの第1フィールドを示す実線の線間
の位置に生ずる。本発明の実施態様では、すべての高周
波数成分の情報内容、すなわち、高周波数輝度信号
H、色信号成分Cおよび吹抜変調信号Fは、フィール
ド1とフィールド2とで同一である。
【0048】2つのフィールド間で同一のデータは、図
7の矢印によって例示されている。従って、ライン50
2上の情報は、ライン504上の情報と同一であり、ラ
イン506上の情報は、ライン508上の情報と同一で
あり、ライン510上の情報は、ライン512上の情報
と同一である。
【0049】これらのライン上の情報は同一であるが、
信号はかならずしも同一ではない。高周波数輝度情報お
よび色情報に関しては、信号は2つのフィールド間で同
一である。しかし、吹抜高周波数変調情報に関しては、
2つのフィールドにおける信号は符号が逆である。従っ
て、ライン502がライン504に加算されると、吹抜
成分は除去され、高周波数輝度情報および色情報のみが
残される。しかし、ライン502がライン504から減
算される場合には、高周波数輝度情報および色情報は失
われ、吹抜変調情報だけが残る。
【0050】これは、テレビ画像およびそれに付随する
ディジタルデータの両方を再生するために受像機で行わ
れる基本的な機能である。図8は、テレビ受像機で使用
するのに適した回路構成の例を示すブロック図である。
この回路構成では、ディジタル変調複合ビデオ信号CV
は、ローパスフィルタ602および減算器604に与え
られる。ローパスフィルタ602は、2.96MHzよ
りも大きい周波数を有する複合ビデオ信号のすべての成
分を減衰する。ローパスフィルタ602によって供給さ
れる出力信号は、減算器604によって信号CVから減
算され、複合ビデオ信号の高周波数成分(すなわち、
2.96MHzよりも大きい周波数を有する成分)を示
す出力信号を生成する。この出力信号は、1フィールド
期間だけ信号を遅延させる262H遅延素子606に与
えられる。
【0051】減算器604からのハイパスフィルタされ
た信号は、加算器608において、遅延素子606によ
って供給されるフィールド遅延信号に与えられる。この
加算器によって生成される出力信号は、色信号とハイパ
スフィルタされた輝度信号との結合である。吹抜成分
は、加算器608によって実質的に除去されている。こ
の信号は、1H遅延素子612に与えられ、その出力信
号は、マルチプレクサ616の信号入力ポートの1つと
262H遅延素子614とに並列に与えられる。遅延素
子614の出力信号は、マルチプレクサ616の他の入
力ポートに与えられる。マルチプレクサ616は、信号
FIELD2によって制御されて、各フレームの第2フ
ィールドが受信されるときには、1H遅延素子612の
出力信号を通過させ、フレームの第1フィールドが受信
されるときには、遅延素子614の出力信号を通過させ
る。
【0052】上述のように、高周波数輝度情報および色
情報は、各フレームの2つのフィールドにおいて同一で
ある。従って、加算器608によって生成される出力信
号は、同一情報の2つのコピーの和である。これは、マ
ルチプレクサ616によって供給される信号である。従
って、マルチプレクサ616の出力端子は、2で除算す
る回路618に連結されている。2で除算する回路61
8によって供給される信号は、入力複合ビデオ信号の高
周波数輝度成分と色信号とが結合されたものである。
【0053】この信号は、従来のカラー分離フィルタ/
カラー復調器620に与えられる。このフィルタは、例
えば、従来の1Hくし形フィルタを含んでいてもよく、
従来技術を用いて、その入力ポートに与えられる混合信
号から、高周波数輝度信号成分YHと、2つの色差信号
成分IおよびQとに分離する。
【0054】輝度信号YHは、加算器622の入力ポー
トの1つに与えられる。加算器622の他の入力ポート
は、ローパスフィルタ602によって供給される低周波
数輝度信号YLを受け取るように連結されている。26
2H遅延素子606および1H遅延素子612を介して
信号YHに生じた処理上の遅延を信号YLに埋め合わせる
ために、この信号YLは、遅延素子623によって26
3Hだけ遅延される。
【0055】加算器622の出力信号Yは、高周波数輝
度信号と低周波数輝度信号とが結合されたものである。
この信号、ならびにフィルタ/復調器620によって供
給されるIおよびQ色差信号は、デマトリクス化回路6
24に与えられる。従来の設計であり得る回路624
は、信号Y、IおよびQを結合して、3原色信号R、G
およびBを生成する。この3原色信号R、GおよびB
は、表示装置、例えば、陰極線管(CRT)を駆動する
のに用いられる。
【0056】ディジタルデータを再生するために、減算
器604によって供給されるハイパスフィルタされた信
号と、262H遅延素子606によって供給される、ハ
イパスフィルタされた信号に対応するフィールド遅延信
号とは、減算器610に与えられる。この減算器は、フ
ィールド遅延信号と、減算器604によって供給される
ハイパスフィルタされた信号との間の差を生成する。上
述のように、入力信号がNTSC方式ビデオフレームの
第1および第2フィールドである場合には、この信号
は、吹抜搬送波を変調するのに用いられる16値QAM
信号の2倍である。この信号は、1H遅延素子626に
与えられ、1H遅延素子626の出力ポートは、マルチ
プレクサ630の信号入力ポートの1つに連結されてい
る。マルチプレクサ630のもう1つの信号入力ポート
は、262H遅延素子628によって1フィールド期間
だけ遅延された同じ信号を受け取るように連結されてい
る。
【0057】マルチプレクサ630は、制御信号FIE
LD2によって制御されて、フレームの第2フィールド
が受けとられている間に、1H遅延素子626の出力信
号を通過させ、次に続くフィールド(すなわち、次のフ
レームの第1フィールド)の間には、262H遅延素子
628の出力信号を通過させる。従って、マルチプレク
サ630の出力信号は、信号CVに対して少なくとも2
63Hだけ遅延される。マルチプレクサによって供給さ
れる出力信号は、2で除算する回路632によって、振
幅が2で除算され、信号F’が生成される。この信号
F’は、16値QAM復調器634に与えられる。図9
を参照して以下に記載されるこの復調器は、2で除算す
る回路632によって供給される16値QAM信号から
4ビットディジタルデータを再生する。
【0058】上述のように、各フレームの2つのフィー
ルドにおいて符号化されたディジタル情報は同一であ
る。従って、回路636は、ディジタルデータを処理し
て各フレームの第2フィールドにおけるデータを消去す
る。回路636の出力信号は、4ビットディジタルデー
タ列である。
【0059】第1フィールドからのディジタルデータの
みが、有効なデータとして通過されるので、262H遅
延素子およびマルチプレクサ630は、ディジタル受像
機の性能に影響を与えずに除去してもよいとも考えられ
る。この場合、各フレームの第2フィールド内に16値
QAM復調器634によって符号化されたデータは、冗
長であるだけではなく、誤りを含んでいる。
【0060】図9は、図8で示される回路634として
使用するのに適切な16値QAM復調器の例を示すブロ
ック図である。この回路では、2で除算する回路632
によって供給される信号F’は、2つの乗算器640お
よび642に与えられる。乗算器640のもう1つの入
力ポートは、色副搬送波信号fSCを受けとるように連結
されている。乗算器642は、移相回路641から、こ
の信号の位相が90°シフトした信号を受信する。乗算
器640および642は、直交変調情報を復調して、信
号IF’’およびQF’’を供給する。これらの信号は、
図3の信号IF’およびQF’と実質的に同一である。こ
れらの信号は、それぞれのパルス整形フィルタ644お
よび646に与えられる。
【0061】上記のように、フィルタ644および64
6は、平方根自乗余弦周波数応答特性をそれぞれの信号
F’’およびQF’’に与える。フィルタ644および
646によって供給される2ビット出力信号は、ROM
648のアドレス入力ポートに与えられる。ROM64
8は、周波数fSCを有するクロック信号に応答して、結
合されたアドレス値を適切な時間でロードし、符号化さ
れたディジタルデータを再生する。パルス整形フィルタ
644および646は、図3のフィルタ334および3
36と同一であってもよいが、ROM648は、図5に
示されるROM366の逆関数になるようにプログラム
される。従って、ROM648は、図6に示される16
値QAM信号点配置における信号点を示す入力値に応答
して、4ビット出力信号を生成する。
【0062】本発明は、純粋にディジタル的な実施例に
関して記載されているが、本発明は、部分的には、アナ
ログ回路を用いて実施化してもよいことが考えられる。
特に、従来のNTSC方式テレビ処理システム全体は、
アナログ回路構成を用いて実行されてもよく、ROM3
66に後続する吹抜変調器の部分は、ROM366の2
つの出力ポートにそれぞれのディジタル−アナログ変換
器(図示されていない)を挿入することによって、アナ
ログ回路を用いる構成としてもよい。
【0063】同様に、受像機中の回路構成は、16値Q
AM復調器634まで全体がアナログ回路でもよい。こ
の場合、アナログ−ディジタル変換器は、2で除算する
回路632とQAM復調器634との間に挿入されるで
あろう。
【0064】さらに、本発明は、NTSC方式インター
レースビデオ信号に関して記載しているが、PALまた
はSECAMのような他の任意のインターレースビデオ
信号フォーマットを用いて実施され得ることが考えられ
る。また、16値QAMディジタル符号化技術について
記載しているが、PSKのような他のディジタル変調技
術も、吹抜型変調を用いてビデオ信号と結合される、同
位相信号と直交信号とを別々に生成する限りにおいて、
使用することができると考えられる。
【0065】最後に、伝送媒体に応じて、図8に示され
る受像機回路に与えられる複合ビデオ信号を前処理し
て、マルチパスの干渉妨害を除去することが望まれる。
この除去は、ADAPTIVE TELEVISION GHOST CANCELLATION
SYSTEM INCLUDING FILTER CIRCUITRY WITH NON-INTEGE
R SAMPLE DELAYという名称の米国特許第4,864,403号に
開示されているようなゴースト消去フィルタ(図示され
ていない)を用いることによって成し遂げられる。本願
では、この米国特許の自動ゴースト消去に関する教示を
参考のために援用している。
【0066】本発明は、ひとつの実施例として記載され
ているが、添付の請求の範囲の精神および範囲内で、上
記のように実施され得ることが考えられる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
ディジタル信号の直交位相符号化及び伝送装置、及びそ
の方法によれば、QAM技術を用いて、ディジタルデー
タを符号化し、吹抜搬送波を変調することによって、視
聴者に知覚される画像またはそれに付随する音声の質に
影響を与えることなく、インターレースビデオ信号の活
性部分中のディジタル情報を伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直解像度と時間解像度との関係を表すグラフ
である。このグラフは、複合ビデオ信号の色信号成分と
吹抜成分との関係を説明するのに有用である。
【図2】インターレーステレビ信号のいくつかのフレー
ムにおける垂直ライン位置と時間との関係を表すグラフ
である。このグラフは、複合ビデオ信号の色成分と吹抜
の成分との関係を説明するのに有用である。
【図3】テレビ送像機の使用に適する、本発明によるシ
ステムのブロック図である。
【図4】図3に示されるシステムにおける使用に適す
る、フレーム内平均化回路のブロック図である。
【図5】図3に示されるシステムにおける使用に適す
る、デマルチプレクサおよび直並列変換器のブロック図
である。
【図6】16値QAMの信号点配置を説明するのに有用
な、位相と直交振幅との関係を表すグラフである。
【図7】1フレーム中の2つのフィールドによって搬送
される情報間の関係を例示する、テレビフレームの走査
線図である。
【図8】テレビ受像機において有用な、本発明による回
路のブロック図である。
【図9】図8に示される回路における使用に適する、1
6値QAM復調器のブロック図である。
【符号の説明】
310ローパスフィルタ 312減算器 314フレーム内平均値算出回路 316フレーム内平均値算出回路 318フレーム内平均値算出回路 320ディジタル乗算器 321位相を−90゜シフトさせる移相回路 322ディジタル乗算器 324色復搬送波信号(fSC)の信号源 326加算器 328加算器 329補償遅延素子 330加算器 332デマルチプレクサおよび直並列変換回路 334パルス整形フィルタ 336パルス整形フィルタ 338乗算器 340乗算器 342移相回路 346加算器 348バンドパスフィルタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ情報のフレームが第1および第2
    インターレースフィールドとして示されるビデオ信号の
    コンポーネント部分として、複数の一連の値を含むディ
    ジタルデータ信号を伝送する装置であって、該装置は、 該ビデオ信号に応答して、該フレームの該第1および第
    2インターレースフィールドのそれぞれにおける所定周
    波数帯域に、実質的に同一の情報を含む修正ビデオ信号
    を生成する信号生成手段と、 該ディジタルデータ信号の該一連の値のそれぞれを、分
    離された別個の同位相および直交位相データ信号とに符
    号化する手段であって、該同位相および直交位相データ
    信号のそれぞれが、該フレームの該第1および第2イン
    ターレースフィールドにおいて実質的に同一である情報
    を含んでいる、符号化手段と、 同位相および直交位相吹抜副搬送波信号を、該同位相お
    よび直交位相データ信号でそれぞれ変調する変調手段
    と、 変調された該同位相および直交位相吹抜副搬送波信号
    と、該修正ビデオ信号とを結合して出力ビデオ信号を生
    成する結合手段と、 該出力ビデオ信号に応答して該ディジタル値を正確に再
    生する手段と、 を含む装置。
  2. 【請求項2】 前記同位相データ信号および直交位相デ
    ータ信号に符号化された前記各ディジタルデータ値はシ
    ンボルであり、該同位相データ信号および直交位相デー
    タ信号のそれぞれをフィルタし、シンボル間干渉を実質
    的に除去するパルス整形フィルタ手段をさらに含む、請
    求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス整形フィルタ手段が、平方根
    自乗余弦周波数応答特性を示す、請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記所定周波数帯域が、色信号を含み、
    該色信号において、第1および第2の色差信号が、直交
    位相関係にある第1および第2の色副搬送波信号をそれ
    ぞれ変調し、 前記吹抜副搬送波信号は、該直交位相関係にある第1お
    よび第2の色副搬送波信号と実質的に同一の周波数を有
    するが、前記フレームの前記第1および第2フィールド
    の1つにおいてのみ、該直交位相関係にある第1および
    第2の色副搬送波信号に対して位相が180°異ってい
    る、 請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタルデータを前記同位相デー
    タ信号と前記直交位相データ信号とに符号化する前記符
    号化手段は、16値直交振幅変調(16値QAM)信号
    を生成する手段を含んでいる、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 ビデオ信号の一連のディジタルデータ値
    を伝送する装置であって、ビデオ情報のフレームが、該
    ビデオ信号によって第1および第2インターレースフィ
    ールドとして示されており、 該装置は、所定周波数帯域を占有する該ビデオ信号の高
    周波数成分を、該所定周波数帯域以外の周波数を有する
    該ビデオ信号の低周波数成分から分離するフィルタ手段
    と、 該ビデオ信号の該フレームの該第1および第2インター
    レースフィールドを示す該高周波成分に応答して、該第
    1および第2フィールドで実質的に同一である修正され
    た高周波数成分信号を生成する手段と、 該一連のディジタルデータ値のそれぞれを、分離された
    別個の同位相信号と直交位相信号とに符号化する手段で
    あって、該各々の同位相信号および直交位相信号は、該
    フレームの該第1および第2インターレースフィールド
    において対応するデータ値について実質的に同一の情報
    を含む、符号化手段と、 それぞれの位相が180°だけ変化し、該第1および第
    2フィールドの間で変化する該ビデオ信号と実質的に一
    致する、同位相および直交位相搬送波信号のそれぞれの
    信号源と、 該同位相搬送波信号を該同位相信号で変調して、変調同
    位相搬送波信号を生成し、該直交位相搬送波信号を該直
    交位相信号で変調して、変調直交位相搬送波信号を生成
    する手段であって、該変調同位相および変調直交位相搬
    送波信号のそれぞれが、該所定周波数帯域を占有する、
    変調手段と、 該変調同位相搬送波信号、及び該変調直交位相搬送波信
    号を、該第1および第2フィールドのそれぞれについて
    該修正高周波数成分信号とを結合して、結合高周波数信
    号を生成する手段と、 該低周波数ビデオ信号成分を、該結合高周波数信号に結
    合して、該符号化されたディジタル信号を含む該ビデオ
    信号を生成する手段と、 該ビデオ信号に応答し、該ディジタルデータ値を正確に
    再生する手段と、 を含む装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化手段によって符号化される前
    に、前記ディジタル信号をシンボルにフォーマットする
    手段と、 前記同位相および直交位相信号のそれぞれをフィルタし
    て、シンボル間干渉を実質的に除去するパルス整形フィ
    ルタ手段と、 をさらに含む、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記パルス整形フィルタ手段が、平方根
    自乗余弦周波数応答特性を示す、請求項7に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ディジタル信号を前記同位相信号と
    前記直交位相信号とに符号化する前記符号化手段が、1
    6値直交振幅変調(16値QAM)信号を生成する手段
    を含む、請求項6に記載の装置。
  10. 【請求項10】 ビデオ信号を処理して、ディジタルデ
    ータ信号を再生する装置であって、該ディジタルデータ
    信号は、一連のディジタル値を含み、該ビデオ信号内で
    すでに符号化されており、該ビデオ信号は、連続したフ
    レームにおけるビデオ情報を表しており、該フレームの
    それぞれが第1および第2インターレースフィールドを
    含み、該装置は、 該ビデオ信号を、該符号化されたディジタルデータを含
    み、所定周波数帯域を占有する第1成分と、該符号化さ
    れたディジタルデータが実質的に除外された第2成分と
    に分離するフィルタ手段と、 該インターレースフィールドの1つに対応する時間量だ
    け、該ビデオ信号の該第1成分を遅延させ、1フィール
    ド遅延第1成分ビデオ信号を生成する遅延手段と、 該1フィールド遅延第1成分ビデオ信号から、該フィル
    タ手段によって供給される該ビデオ信号の該第1成分を
    減算し、差信号を生成する手段と、 差信号に、直交位相関係にある第1および第2の搬送波
    信号を乗算して、それぞれの同位相信号および直交位相
    信号を生成する手段と、 所定の復号化アルゴリズムに従って、該同位相および直
    交位相信号を処理し、該符号化された一連のディジタル
    データ値を正確に再生する手段と、 を含む装置。
  11. 【請求項11】 ビデオ信号を処理して、該ビデオ信号
    内ですでに符号化されていたディジタルデータを再生す
    る装置であって、該ビデオ信号は連続したフレーム内の
    ビデオ情報を表し、該フレームのそれぞれは第1および
    第2インターレースフィールドを含み、該ディジタルデ
    ータは、16値直交振幅変調(16値QAM)技術を用
    いて、該ビデオ信号内で符号化され、該装置は、 該ビデオ信号を、該符号化されたディジタルデータを含
    む、所定帯域の周波数を占有する第1成分と、実質的に
    該符号化されたディジタルデータが除外された第2成分
    とに分離するフィルタ手段と、 該インターレースフィールドの1つに対応する時間量だ
    け、該ビデオ信号の該第1成分を遅延させて、フィール
    ド遅延第1成分ビデオ信号を生成する遅延手段と、 該フィールド遅延第1成分ビデオ信号から、該フィルタ
    手段によって供給される該ビデオ信号の該第1成分を減
    算して、差信号を生成する手段と、 該差信号に、直交位相関係にある第1および第2の搬送
    波信号を乗算して、それぞれの同位相信号および直交位
    相信号を生成する手段と、 所定の復号化アルゴリズムに従って、該同位相および直
    交位相信号を処理し、該符号化されたディジタルデータ
    を再生する復号化手段と、を含み、該復号化手段は、平
    方根自乗余弦周波数応答特性に従って、該同位相および
    直交位相信号のそれぞれをフィルタして、整形された出
    力パルスを生成する手段と、 該整形された出力パルスのそれぞれを、所定の瞬間瞬間
    にサンプリングし、一連のアドレス値を生成する手段
    と、 該サンプリング手段に連結された読出し専用メモリ手段
    であって、該読出し専用メモリ手段内の該一連のアドレ
    ス値に対応するメモリ位置に格納されているディジタル
    値を、該復号化されたディジタル値として供給する読出
    し専用メモリ手段と、を含んでいる、 装置。
  12. 【請求項12】ビデオ情報が連続したフレームで示さ
    れ、該フレームのそれぞれが、第1および第2インター
    レースフィールドを含む、ビデオ信号のコンポーネント
    部分として一連のディジタルデータ値を伝送する方法で
    あって、 所定周波数帯域において、該ビデオ信号が該各フレーム
    の該第1および第2インターレースフィールドにおいて
    実質的に同一の情報を含むように、該ビデオ信号を修正
    する工程と、 該ディジタルデータ値のそれぞれを、分離された別個の
    同位相信号と直交位相信号とに符号化する工程であっ
    て、該同位相および直交位相信号のそれぞれが、該フレ
    ームの該第1および第2インターレースフィールドにお
    いて実質的に同一である情報を含んでいる、符号化工程
    と、 同位相および直交位相吹抜搬送波信号を、それぞれ該同
    位相および直交位相信号で変調する工程と、 該変調された同位相および直交位相吹抜搬送波信号と、
    該修正されたビデオ信号とを結合して、符号化されたビ
    デオ信号を生成する工程と、 該符号化されたビデオ信号を処理し、該一連のディジタ
    ルデータ値を正確に再生する工程と、 を包含する方法。
JP5211667A 1992-09-25 1993-08-26 ビデオ信号中のディジタル信号を直交位相符号化し、伝送する装置および方法 Withdrawn JPH06205385A (ja)

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