JPH0556411A - デイジタル音声信号伝送方式 - Google Patents

デイジタル音声信号伝送方式

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JPH0556411A
JPH0556411A JP21192891A JP21192891A JPH0556411A JP H0556411 A JPH0556411 A JP H0556411A JP 21192891 A JP21192891 A JP 21192891A JP 21192891 A JP21192891 A JP 21192891A JP H0556411 A JPH0556411 A JP H0556411A
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JP
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signal
digital
subcarrier
digital audio
audio signal
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JP21192891A
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Inventor
Toshiyuki Takegahara
俊幸 竹ケ原
Hideki Suganami
秀樹 菅並
Satoru Koizumi
悟 小泉
Kazuhiko Shibuya
一彦 澁谷
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NTSC方式のテレビジョン放送における映
像信号中の有効画面期間以外の部分にディジタル音声信
号を多重して伝送する方式において、簡単な構成でもっ
て音質の良い安定した音声信号の伝送を可能とする。 【構成】 送信側では、音声信号をディジタル音声信号
に変換するA/D変換回路1と、色副搬送波に同期した
ディジタル音声副搬送波を生成するディジタル音声副搬
送波発生回路3と、生成されたディジタル音声副搬送波
を前記ディジタル音声信号によりディジタル変調する乗
算器6,7と、得られたディジタル変調波を前記映像信
号の垂直帰線期間または水平帰線期間にベースバンド多
重して伝送する時分割多重回路9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EDTVなどを含むN
TSC方式に準拠するテレビジョン伝送において、ディ
ジタル音声信号を多重するディジタル音声伝送方式に関
する。
【0002】(発明の概要)従来のテレビジョン放送で
はアナログ音声信号をFM変調して周波数割当チャンネ
ルの最上部に周波数多重している。
【0003】本発明は、ディジタル信号に変換した音声
信号を従来のNTSCフォーマットと互換性を保ちつつ
映像信号のディスプレイ上に現れない部分に時分割多重
することにより、簡易な構成で音質の向上を図るもので
ある。
【0004】
【従来の技術】従来の地上テレビジョン放送における音
声伝送方式は、アナログ音声信号で音声副搬送波をFM
変調した後、AM変調した映像信号と周波数多重するの
が一般的である。しかし、アナログ音声信号をそのまま
伝送する方法は、マルチパス歪みにより音質が大きく劣
化する。そこで、音質を現在の状態より大幅に向上させ
るために音声信号をディジタル信号に変換して伝送する
ことが考えられている。
【0005】音声信号をディジタル信号に変換して多重
する方法として音声専用の副搬送波をQPSK変調して
周波数多重するものが知られている。
【0006】図7は、QPSK変調による送信側の基本
的なブロック図である。
【0007】図において、入力アナログ音声信号はA/
D信号変換回路101により符号化され、クロック発生
回路102から出力されるクロック信号に同期したディ
ジタル音声信号になる。ディジタル音声信号により、副
搬送波発生回路103で作られる音声専用副搬送波をQ
PSK変調回路104で直交変調してQPSK信号を得
る。QPSK信号は周波数分割多重回路105で映像信
号と多重されて出力される。
【0008】一方、受信側では、図8に示すように、ま
ず多重信号分離回路106により入力信号からQPSK
信号を分離する。QPSK信号は副搬送波再生回路10
8とQPSK復調回路107とクロック再生回路109
に供給される。副搬送波再生回路108は逆変調方式
(他にもコスタス方式、再変調方式などがある)による
移相,フィルタ,演算,AFC回路で周波数および位相
同期され、安定化された副搬送波信号を再生してQPS
K復調回路107に供給する。またクロック再生回路1
09はQPSK信号の包絡線振幅に含まれるクロック成
分をフィルタにより分離し(IF絶対値検波型)PLL
回路により周波数および位相同期して安定化した後、こ
のクロック信号をQPSK復調回路107に供給する。
QPSK復調回路107では再生された副搬送波信号を
用いて直交復調し、直交する2軸上の成分に対応する2
つのシンボル信号を得る。さらに再生されたクロック信
号を用いてコンパレータ、並列直列変換回路によって、
1つのディジタル信号に変換し、最後にD/A変換回路
110によって元の音声信号を得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような音声専用の副搬送波で周波数分割多重する方法で
は、地上放送の帯域幅である6MHz では伝送すること
はできない。
【0010】一方、音声信号をディジタル信号に変換し
て多重する他の方法としては、映像信号搬送波と直交し
た搬送波を音声信号でディジタル変調して多重する方法
がある。
【0011】しかしながら、この方法は、伝送路上の周
波数振幅特性の歪、位相歪、非線形歪などによって音声
信号と映像信号との間にクロストークを生じ、現行のN
TSC受信機を使用する場合、ディジタル音声が映像に
妨害を与える。この方式の場合、上記のクロストークを
除去する方法として2つの方法がある。
【0012】第1の方法は、IF(中間周波数)で等化
を行い、帯域内の周波数振幅特性と周波数群遅延特性を
平坦にして、同期検波後に上記クロストークがないよう
にするものである。この方法では、IF帯域の等化器が
必要となり、ディジタル方式の等化器を使用する場合、
高いクロック周波数が要求されるので、ディジタル素子
のスピードの問題があり、多相処理でクロック周波数を
下げたとしても等化器の規模がかなり大きくなってしま
う。またアナログ方式の等化器を使用した場合、高い精
度で等化を行うのは困難である。
【0013】第2の方法は、同期検波後の映像信号と音
声信号(ディジタル信号に変換する前のアナログ信号)
との間に、図9のような、たすきがけ型の等化器を置く
ものであるが、等化器の規模は、映像信号と音声信号の
それぞれに等化器を置く通常の場合の2倍になる。ただ
し非線形歪によるクロストークはどちらの方法でも除去
できない。
【0014】さらに、映像信号の垂直帰線期間の映像信
号搬送波を、ディジタル音声信号の搬送波に切り換える
RF時分割多重方式も知られている。この方式の場合、
映像信号と音声信号とのクロストークは原理的にはな
く、またディジタル音声信号の瞬時伝送速度を大きくで
きるなどの利点がある。
【0015】しかしながら、この方法は、基本的に現行
NTSC方式と両立性がなく、さらにディジタル音声信
号を復調するために、バースト状に送られてくるディジ
タル変調波からクロックおよび搬送波を再生する必要が
あり、クロック再生回路と搬送波再生回路が複雑にな
る。さらに、搬送波再生、クロック再生のために、ある
程度の長さの基準信号期間が必要となるといった欠点が
ある。
【0016】本発明は、上記事情に基いてなされたもの
であり、その目的は、簡単な構成でもって音質の良い安
定した音声信号の伝送が可能なディジタル音声信号伝送
方式を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、NTSC方式のテレビジョン放送におけ
る映像信号中の有効画面領域以外の部分にディジタル音
声信号を多重して伝送する方式において、送信側では、
音声信号をディジタル音声信号に変換する手段と、色副
搬送波に同期したディジタル音声副搬送波を生成する手
段と、生成されたディジタル音声副搬送波を前記ディジ
タル音声信号によりディジタル変調する手段と、得られ
たディジタル変調波を前記映像信号の垂直帰線期間また
は水平帰線期間にベースバンド多重して伝送する手段と
を備え、受信側では、垂直帰線期間または水平帰線期間
に多重されているディジタル変調波を分離する手段と、
色副搬送波を基準信号としてディジタル音声副搬送波を
再生する手段と、このディジタル音声副搬送波を用いて
ディジタル変調波を復調し、ディジタル音声信号を得る
手段と、得られたディジタル音声信号をもとの音声信号
に変換する手段とを備えて成ることを特徴とする。
【0018】また、上記の目的を達成するために本発明
は、NTSC方式のテレビジョン放送における映像信号
中の有効画面領域以外の部分にディジタル音声信号を多
重して伝送する方式において、送信側では、色副搬送波
に同期したクロック信号をタイミングの基準として、音
声信号をディジタル音声信号に変換する手段と、色副搬
送波に同期したディジタル音声副搬送波を生成する手段
と、生成されたディジタル音声副搬送波を前記ディジタ
ル音声信号によりディジタル変調する手段と、得られた
ディジタル変調波を前記映像信号の垂直帰線期間または
水平帰線期間にベースバンド多重して伝送する手段とを
備え、受信側では、垂直帰線期間または水平帰線期間に
多重されているディジタル変調波を分離する手段と、色
副搬送波を基準信号としてディジタル変調波の搬送波と
クロック信号を再生する手段と、得られた搬送波とクロ
ック信号とを用いてディジタル変調波を復調し、ディジ
タル音声信号を得る手段と、得られたディジタル音声信
号をもとの音声信号に変換する手段とを備えて成ること
を特徴とする。
【0019】また、上記の目的を達成するために本発明
は、NTSC方式のテレビジョン放送における映像信号
中の有効画面領域以外の部分にディジタル音声信号を多
重して伝送する方式において、送信側では、色副搬送波
に同期したクロック信号をタイミングの基準として、音
声信号をディジタル音声信号に変換する手段と、前記ク
ロック信号に同期した2値または多値のシンボル信号を
水平帰線期間または水平帰線期間にベースバンド多重し
て伝送する手段とを備え、受信側では、垂直帰線期間ま
たは水平帰線期間に多重されている2値または多値のシ
ンボル信号を分離する手段と、色副搬送波を基準信号と
してシンボル信号のクロック信号を再生する手段と、得
られたクロック信号を用いてシンボル信号を復調して、
ディジタル音声信号を得る手段と、得られたディジタル
音声信号をもとの音声信号に変換する手段とを備えて成
ることを特徴とする。
【0020】
【作用】図3は本発明を適用した場合のRF周波数スペ
クトルの1例を示している。横軸はTV搬送波を原点と
した周波数を示す。本発明によるディジタル音声信号の
スペクトルは、図中の斜線部に示すようになる。この適
用例ではディジタル音声信号の搬送波は、NTSC方式
の色信号副搬送波周波数3.58MHzの半分である
1.79MHzとしている。
【0021】また、図4、図5に示すように、信号多重
位置は、垂直帰線期間のうち等化パルス期間以外および
文字放送データ挿入期間以外の走査線の映像信号多重部
分、あるいは水平帰線期間のうちの水平同期のフロント
ポーチ/バックポーチとする。
【0022】これにより、従来のNTSCフォーマット
と互換性を保ちつつ映像信号のディスプレイ上に現れな
い部分に時分割多重することにより、簡易な構成で音質
の向上を図ることが可能となる。
【0023】
【実施例】図1、図2は本発明方式が適用されたディジ
タル音声信号伝送装置の一実施例を示し、図1は送信側
の構成を、図2は受信側の構成をそれぞれ示している。
【0024】図1に示すように、送信側装置は、A/D
変換回路1と、パルス信号変換回路2と、ディジタル音
声信号副搬送波発生回路3と、クロック発生回路4と、
π/2移相器5と、2つの乗算器6、7と、合成器8
と、時分割多重回路9とを備えている。
【0025】A/D変換回路1はクロック発生回路4か
らクロック信号の供給を受けて、入力されたアナログ音
声信号をディジタル音声信号に変換する。
【0026】パルス信号変換回路2は、まずディジタル
音声信号の2ビットを1つのシンボルに変換し、次にそ
のシンボルを表す2つのパルス信号に変換して乗算器
6、7に出力する。
【0027】クロック発生回路4は、基準となるクロッ
ク信号を得る回路であり、発振器を映像信号の色副搬送
波と同期させる場合(請求項1記載の発明の場合)と、
自由発振させる場合(請求項2記載の発明の場合)の2
つの方式が可能である。色副搬送波と同期させた場合
は、受信側のクロック再生に色副搬送波を利用できる。
また、自由発振させた場合は、受信側のクロック再生回
路が複雑になる。
【0028】ディジタル音声副搬送波発生回路3は、色
副搬送波信号を基準信号として、ディジタル音声信号の
搬送波を得る回路であり、この実施例では色副搬送波を
分周して1.79MHzの音声副搬送波を得ている。こ
の副搬送波は2分配され、一方はπ/2移相器5で90
度の位相差が与えられる。
【0029】こうして得られた直交する2つの搬送波
は、パルス信号変換回路2の出力である2つのパルス信
号により、乗算器6、7でそれぞれ搬送波抑圧両側帯波
(DSB−SC)変調される。この2つのDSB−SC
信号は、それぞれBPSK信号となっているが、合成器
8で合成されQPSK信号となる。このQPSK信号
は、時分割多重回路9に供給され、図4または図5に示
すように、映像信号の垂直帰線期間または水平帰線期間
に多重されて出力される。
【0030】一方、図2に示すように、受信側装置は、
多重信号分離回路10と、ディジタル音声副搬送波再生
回路11と、クロック再生回路12と、2つの位相検波
回路13、14と、π/2移相器15と、2つの識別再
生回路16、17と、変換回路18と、D/A変換回路
19とを備えている。
【0031】受信側では、まず映像検波回路の出力を多
重信号分離回路10に供給し、時分割多重されているQ
PSK信号を分離する。分離されたQPSK信号は4つ
に分配され、ディジタル音声副搬送波再生回路11、ク
ロック再生回路12、位相検波回路13、14にそれぞ
れ供給される。
【0032】ディジタル音声副搬送波再生回路11で
は、色副搬送波を基準信号としてディジタル音声副搬送
波を再生する。この副搬送波は2分配され、一方はπ/
2移相器16で90度の位相差が与えられる。こうして
得られた直交する2つの副搬送波はそれぞれ位相検波回
路13と位相検波回路14に供給されて基準位相とな
る。
【0033】クロック再生回路14は、ディジタル信号
の基準タイミングを表すクロック信号を再生する回路で
あり、送信側でクロック信号と色副搬送波が同期してい
る場合(請求項1記載の発明の場合)は、受信側でも映
像信号処理回路で再生された色副搬送波を基準としてク
ロック信号を再生することができ、回路が非常に簡単に
なる。また送信側でクロック信号と色副搬送波が同期し
ていない場合(請求項2記載の発明の場合)は、QPS
K信号からクロック信号成分を抽出して基準とし、クロ
ック信号を再生しなくてはならないので、回路が複雑に
なる。再生されたクロック信号は、識別回路16、1
7、変換回路18、D/A変換回路19にそれぞれ供給
される。
【0034】また、位相検波回路13、14は、乗算器
とLPFとから構成され、入力されたQPSK信号を位
相検波して、それぞれベースバンドのパルス信号とす
る。これら2つのパルス信号は識別再生回路16、17
に供給され、ここで識別判定されてディジタル信号に変
換される。識別再生回路16、17から出力された2つ
のディジタル信号は変換回路18で1つのディジタル信
号に変換され、元のディジタル音声信号となる。最後
に、ディジタル音声信号は、D/A変換回路19でアナ
ログ音声信号に変換され出力される。
【0035】このように、本実施例によれば、送信側で
ディジタル音声信号の搬送波を色副搬送波を基準として
作り出すことで、受信側でのディジタル音声信号の搬送
波の再生に映像信号処理回路で再生された色副搬送波を
利用することが可能となり、ディジタル音声信号の再生
が容易となる。また、クロック信号の再生についても、
色副搬送波を利用することで容易となる。さらに、映像
信号にベースバンド多重するディジタル音声信号の信号
形式として、文字放送のようなベースバンドパルス信号
だけではなく、直交変調信号も利用できるため、ディジ
タル信号の多重効率を上げることが可能である。
【0036】なお、本実施例では直交変調方式としてQ
PSK方式を例に説明したが、本発明はこれに限られ
ず、8相PSK,16QAM,64QAM,256QA
M等の直交振幅変調方式やMSK方式を適用することも
できる。
【0037】図3は、本発明方式が適用されたディジタ
ル音声信号伝送装置の他の実施例を示している。本実施
例は、光CATVなどのベースバンド伝送の場合を例に
している。
【0038】図示のように、送信側装置は、A/D変換
回路21と、クロック発生回路22と、多重回路23
と、LED発光装置24とを備えている。また、受信側
装置は、光検出装置25と、等化回路26と、分離回路
27と、識別判定回路28と、D/A変換回路29と、
クロック再生回路30とを備え、前記送信側装置のLE
D発光装置24と受信側回路の光検出装置25とは、光
ファイバ31を介して接続されている。
【0039】A/D変換回路21は、入力されたアナロ
グ音声信号をディジタル音声信号に符号化し、さらに2
値または多値のパルス信号に変換する。また、クロック
発生回路22では、基準信号に色副搬送波を使用してク
ロック信号を色副搬送波に同期させる。このクロック信
号はA/D変換回路21に供給される。多重回路23は
A/D変換回路21の出力を映像信号の水平帰線期間ま
たは垂直帰線期間に時分割多重する。その多重信号はL
ED発光装置24から光ファイバ31を介して受信側の
光検出装置25に光伝送される。
【0040】光検出装置25は、伝送された多重信号を
受信して等化回路26に供給する。等化回路26は受信
信号の伝送歪を等化処理によって除去する。等化回路2
6の出力は、分離回路27に供給され映像信号からディ
ジタル音声信号が分離される。分離されたディジタル音
声信号は、2値または多値のパルス信号であるので、識
別判定回路28で、ビット列に変換してD/A変換回路
29に供給する。また、クロック再生回路30では、受
信された映像信号中のカラーバースト信号を基準信号と
してクロック信号を再生し、D/A変換回路29と、識
別判定回路28とに供給する。最後にD/A変換回路2
9はディジタル音声信号を復号して音声信号を出力す
る。
【0041】このように、本実施例によれば、クロック
再生について複雑な回路構成を要せずに色副搬送波より
抽出でき、一層忠実な信号伝送が可能となる。
【0042】ところで、ディジタル信号の復調に不可欠
な波形等化に関しては、現在放送されているEDTVで
は、信号が歪んだ場合に、既知の波形を同時に伝送して
その歪みを逆補正することで波形等化を行ういわゆるゴ
ーストキャンセリングが行われている。しかし、前記各
実施例によれば、伝送路上で信号が歪んだ場合でも、ゴ
ーストキャンセラによって、映像信号の等化とともに、
多重しているディジタル音声信号も等化できるので、受
信機の構成を簡単にすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のNTSCフォーマットと互換性を保ちつつ映像信
号のディスプレイ上に現れない部分にディジタル音声信
号を時分割多重することにより、簡易な構成で音質の向
上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式が適用された送信側装置の一実施例
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明方式が適用された受信側装置の一実施例
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明方式が適用された場合のRF周波数スペ
クトルを示す説明図である。
【図4】垂直帰線期間におけるディジタル音声信号の多
重位置を示す説明図である。
【図5】水平帰線期間におけるディジタル音声信号の多
重位置を示す説明図である。
【図6】本発明方式が適用された装置の他の実施例構成
を示すブロック図である。
【図7】従来例における送信側装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来例における受信側装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,21 A/D変換回路 2 パルス信号変換回路 3 ディジタル音声副搬送波発生回路 4,22 クロック発生回路 5,15 π/2移相器 6,7 乗算器 8 合成器 9 時分割多重回路 10 多重信号分離回路 11 ディジタル音声副搬送波再生回路 12,30 クロック再生回路 13,14 位相検波回路 16,17, 識別再生回路 18 変換回路 19,29 D/A変換回路 23 多重回路 24 LED発生回路 25 光検出装置 26 等化回路 28 識別判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澁谷 一彦 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NTSC方式のテレビジョン放送におけ
    る映像信号中の有効画面領域以外の部分にディジタル音
    声信号を多重して伝送する方式において、 送信側では、音声信号をディジタル音声信号に変換する
    手段と、色副搬送波に同期したディジタル音声副搬送波
    を生成する手段と、生成されたディジタル音声副搬送波
    を前記ディジタル音声信号によりディジタル変調する手
    段と、得られたディジタル変調波を前記映像信号の垂直
    帰線期間または水平帰線期間にベースバンド多重して伝
    送する手段とを備え、 受信側では、垂直帰線期間または水平帰線期間に多重さ
    れているディジタル変調波を分離する手段と、色副搬送
    波を基準信号としてディジタル音声副搬送波を再生する
    手段と、このディジタル音声副搬送波を用いてディジタ
    ル変調波を復調し、ディジタル音声信号を得る手段と、
    得られたディジタル音声信号をもとの音声信号に変換す
    る手段とを備えて成ることを特徴とするディジタル音声
    信号伝送方式。
  2. 【請求項2】 NTSC方式のテレビジョン放送におけ
    る映像信号中の有効画面領域以外の部分にディジタル音
    声信号を多重して伝送する方式において、 送信側では、色副搬送波に同期したクロック信号をタイ
    ミングの基準として、音声信号をディジタル音声信号に
    変換する手段と、色副搬送波に同期したディジタル音声
    副搬送波を生成する手段と、生成されたディジタル音声
    副搬送波を前記ディジタル音声信号によりディジタル変
    調する手段と、得られたディジタル変調波を前記映像信
    号の垂直帰線期間または水平帰線期間にベースバンド多
    重して伝送する手段とを備え、 受信側では、垂直帰線期間または水平帰線期間に多重さ
    れているディジタル変調波を分離する手段と、色副搬送
    波を基準信号としてディジタル変調波の搬送波とクロッ
    ク信号を再生する手段と、得られた搬送波とクロック信
    号とを用いてディジタル変調波を復調し、ディジタル音
    声信号を得る手段と、得られたディジタル音声信号をも
    との音声信号に変換する手段とを備えて成ることを特徴
    とするディジタル音声信号伝送方式。
  3. 【請求項3】 NTSC方式のテレビジョン放送におけ
    る映像信号中の有効画面領域以外の部分にディジタル音
    声信号を多重して伝送する方式において、 送信側では、色副搬送波に同期したクロック信号をタイ
    ミングの基準として、音声信号をディジタル音声信号に
    変換する手段と、前記クロック信号に同期した2値また
    は多値のシンボル信号を水平帰線期間または水平帰線期
    間にベースバンド多重して伝送する手段とを備え、 受信側では、垂直帰線期間または水平帰線期間に多重さ
    れている2値または多値のシンボル信号を分離する手段
    と、色副搬送波を基準信号としてシンボル信号のクロッ
    ク信号を再生する手段と、得られたクロック信号を用い
    てシンボル信号を復調して、ディジタル音声信号を得る
    手段と、得られたディジタル音声信号をもとの音声信号
    に変換する手段とを備えて成ることを特徴とするディジ
    タル音声信号伝送方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100586669B1 (ko) * 2003-08-27 2006-06-08 닛뽕빅터 가부시키가이샤 전송 시스템

Cited By (1)

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KR100586669B1 (ko) * 2003-08-27 2006-06-08 닛뽕빅터 가부시키가이샤 전송 시스템

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