JPH06205189A - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

ファクシミリ通信装置

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JPH06205189A
JPH06205189A JP5001263A JP126393A JPH06205189A JP H06205189 A JPH06205189 A JP H06205189A JP 5001263 A JP5001263 A JP 5001263A JP 126393 A JP126393 A JP 126393A JP H06205189 A JPH06205189 A JP H06205189A
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JP
Japan
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facsimile
data transmission
terminal
telephone network
transmission
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JP5001263A
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English (en)
Inventor
Katsumi Murano
勝巳 村野
Takayasu Aoki
孝泰 青木
Katsuhiko Hayashi
克彦 林
Toru Tateishi
亨 舘石
Hiroaki Sato
裕明 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】デ―タ伝送装置と端末間の伝送路上でのデ―タ
遅延に関わらず、CCITT勧告で規定されている時間
を満足できるファクシミリ通信装置を提供する。 【構成】一般交換電話網20に接続されるデ―タ伝送装
置30と、それに伝送路60を介して接続される端末4
0とを有し、デ―タ伝送装置30は、一般交換電話網上
のグル―プ3ファクシミリ装置10へトレ―ニングチェ
ック信号を送出するとともに、同信号に対する相手ファ
クシミリ装置からの応答を受信してファクシミリ文書の
伝送速度を決定し、これを端末40へ通知する。また、
デ―タ伝送装置30は、相手からのファクシミリ文書を
端末40に送出するメッセ―ジ手順からRTCコ―ド信
号を検出し、ポストメッセ―ジ手順に移行する。また、
相手ファクシミリ装置10との間のグル―プ3ファクシ
ミリデータ伝送及び、端末40間とのデータ伝送に対す
る誤り訂正制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般交換電話網に接
続されるデ―タ伝送装置とこのデ―タ伝送装置に所定の
伝送路を介して接続される端末とを有するファクシミリ
通信装置に関し、特にデ―タ伝送装置と端末との間の所
定の伝送路上でのデータ遅延にかかわらずCCITT勧
告で規定されたグル―プ3ファクシミリ手順の時間を満
足してファクシミリ文書の伝送を行うことができるよう
にしたファクシミリ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般のグル―プ3ファクシミリ手
順(以下、G3ファクシミリ手順という)のシ―ケンス
はCCITT勧告で規定されている。
【0003】図10は、このG3ファクシミリ手順を示
したもので、図10(a)には、誤り訂正方式を採用し
ない場合が示されており、図10(b)には誤り訂正方
式を採用した場合が示されている。
【0004】誤り訂正方式を採用しない図10(a)に
示すシ―ケンスにおいては、まず、被呼局は、図示しな
い発呼局からのコーリングトーンCNGに応答して、デ
ィジタル識別信号DISを送出し、発呼局に対して被呼
装置の能力を通知する。ここで、非標準機能識別信号N
SFまたは被呼端末識別信号CISが送出される場合も
ある。
【0005】これに応答して、発呼局は送信機になるこ
とを希望する場合、ディジタル命令信号DCSを送出す
る。ディジタル命令信号DCSはディジタル識別信号D
ISで通知された能力に対する設定命令であり、ディジ
タル命令信号DCSを送信した局は、以後送信機として
動作する。また、ディジタル命令信号DCSを受信した
局は、以後受信機として動作する。したがって、以下の
説明においては、上記発呼局を送信機とし、被呼局を受
信機として説明する。なお、ここで、非標準機能設定信
号NSS、送信端末識別信号TSIが送出される場合も
ある。
【0006】発呼局はこのディジタル命令信号DCSを
送出すると、その後トレ―ニングチェックTCFを送出
する。
【0007】ところで、CCITT勧告では、変調方式
を変える場合、75±20msの遅延をおくことが規定
されている。例えば上記の場合、トレ―ニングチェック
TCFを送出するには変調方式を変える必要があるの
で、上記ディジタル命令信号DCS送出してからトレ―
ニングチェックTCF送出までの間には75±20ms
の遅延をおく必要がある。
【0008】トレ―ニングチェックTCFは、1.5秒
±10%時間の「0」の連続で、後に伝送するメッセ―
ジ手順と同じ伝送速度で行う。
【0009】トレ―ニングチェックTCFおよびメッセ
―ジ手順は、CCITT勧告V27ter・V29等で
定められた変調方式(2400・4800・7200・
9600bps等)を使用する。また、トレ―ニングチ
ェックTCFおよびメッセ―ジ手順以外は、CCITT
勧告V・21で定められた変調方式(300bps)を
使用する。
【0010】受信機はディジタル命令信号DCSを受信
し、このディジタル命令信号DCS中の変調方式情報に
従ってトレ―ニングチェックTCFの受信準備を行い、
トレ―ニングチェックTCFの受信を行う。ここで、ト
レ―ニングチェックTCFに誤りが検出されると、トレ
―ニング失敗信号FTTを送出する。
【0011】送信機は、トレ―ニング失敗信号FTTを
受信すると、変調方式を変える(デ―タ伝送速度を下げ
る)等の処理をして再度ディジタル命令信号DCSおよ
びトレ―ニングチェックTCFを送出する。
【0012】受信機は、トレ―ニングチェックTCFを
正常に受信すると、受信準備確認信号CFRを送出す
る。
【0013】送信機は、受信準備確認信号CFRを受信
するとメッセ―ジ手順によってファクシミリ文書を送出
する。一連のファクシミリ文書の最後にはプリメッセ―
ジ手順に移ることを示す制御復帰信号RTC(RTCコ
ード)を付け、その後プリメッセ―ジ手順である手順終
了命令EOPを送出する。
【0014】受信機は、メッセ―ジ手順を受信し、RC
Tコ―ドを検出すると、受信変調方式を変え、プリメッ
セ―ジ手順の受信を行う。
【0015】ここで、上述したCCITT勧告の規定、
すなわち、変調方式を変える場合、75±20msの遅
延をおくことは、上記RTCコ―ド送出後からプリメッ
セ―ジ手順である手順終了命令EOP送出までの時間に
も適用される。
【0016】受信機は、ファクシミリ文書を正常に受信
し、さらに手順終了命令EOPを受信すると、メッセ―
ジ確認信号MCFを送出する。
【0017】送信機は、メッセ―ジ確認信号MCFを受
信すると、切断命令信号DCNを送出し、これにより回
線を切断してこの手順を終了する。
【0018】次に、誤り訂正方式を採用する場合につい
て説明する。誤り訂正方式を採用する場合は、メッセ―
ジ手順の情報としてHDLCフレ―ム構成をとり、1フ
レ―ム256もしくは64バイトに分割し、256フレ
―ムを1つのブロックとして送信する。ここで、1つの
ブロックを1部分ペ―ジと呼ぶ。1フレ―ムを256バ
イトとした場合、1部分ペ―ジは64Kバイトとなる。
ファクシミリ文書の1ペ―ジのバイト数が64Kバイト
を越えた場合は部分ペ―ジに分割して伝送することにな
る。
【0019】図10(b)は、誤り訂正方式を採用する
場合のメッセ―ジ手順のみを抽出して示している。な
お、誤り訂正方式を採用する場合も、このメッセ―ジ手
順以外は図10(a)に示した誤り訂正方式を採用しな
い場合と同一である。
【0020】誤り訂正方式を採用する場合、送信機は、
メッセ―ジ手順によって、部分ペ―ジを送出した後、部
分ペ―ジ命令PPS・NULLを送出する。
【0021】受信機は、部分ペ―ジ命令PPS・NUL
Lを受信すると、メッセ―ジ手順で受信したファクシミ
リ文書の誤ったフレ―ムを部分ペ―ジ応答PPRによっ
て送信機に知らせる。
【0022】送信機は、部分ペ―ジ応答PPRを受信す
ると、誤ったフレ―ムを再送し、続けて部分ペ―ジ命令
PPS・NULLを送出する。
【0023】受信機は、再送によって誤りが訂正される
とメッセ―ジ確認信号MCFを送出する。
【0024】送信機は、次のメッセ―ジ手順の送出を行
い、その後に送出すべきファクシミリ文書がない場合
は、部分ペ―ジ手順終了命令PPS・EOPを送出す
る。
【0025】ここで、メッセ―ジ手順で受信したファク
シミリ文書に誤りがあれば、上述した手順と同様にメッ
セ―ジの再送を行う。
【0026】受信機は、再送によって誤りが訂正される
とメッセ―ジ確認信号MCFを送出する。
【0027】すなわち、誤り訂正方式を採用してデ―タ
伝送を行う場合、伝送路上で通信相手からの応答が可能
な場合は、伝送デ―タに誤りが生じたかどうかを検出可
能にし、受信側で誤りが検出された場合には、送信側へ
再送を要求する。送信側はこの要求に従ってデ―タを再
送する。このようなデ―タ伝送を行うことにより伝送路
上に誤りが生じても正しいデ―タを伝送することができ
る。
【0028】ところが上述したように伝送路上に誤りが
生じると正しいデ―タが再送されてくるまでの時間に遅
延が生じる。
【0029】ところで、最近、一般交換電話網にデ―タ
伝送装置を接続するとともに、このデ―タ伝送装置に、
所定の伝送路、例えば無線による伝送路を介してファク
シミリ端末を接続し、このファクシミリ端末はデ―タ伝
送装置を介して一般交換電話網に接続されるグル―プ3
の相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ文書の伝
送を行うような構成が提案されている。
【0030】かかる構成において、ファクシミリ端末が
すべての手順制御を行うように構成すると、例えば、伝
送路上でデ―タ遅延が生じた場合は、これによってCC
ITT勧告で規定されている時間を満足することができ
なくなる場合がある。この場合、命令の再送、デ―タ伝
送速度の低下をもたらすことになり通信時間が長くなっ
てしまうという不都合が生じる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、一般交換
電話網にデ―タ伝送装置を接続するとともに、このデ―
タ伝送装置に所定の伝送路を介して端末を接続し、この
端末が、データ伝送路、デ―タ伝送装置を介して一般交
換電話網に接続されるグル―プ3の相手ファクシミリ装
置との間でファクシミリ文書の伝送を行う構成におい
て、端末ですべての手順制御を行うように構成すると、
伝送路上でのデ―タの遅延により、CCITT勧告で規
定されている時間を満足することができなくなることが
り、これにより、命令の再送、デ―タ伝送速度の低下を
もたらし通信時間が長くなるという不都合が生じた。
【0032】そこで本発明は、デ―タ伝送装置と端末間
の伝送路上でのデ―タ遅延に関わらず、CCITT勧告
で規定されている時間を満足することのできるファクシ
ミリ通信装置を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、第1の発明は、一般交換電話網に接続されるデ―タ
伝送装置と、前記デ―タ伝送装置に所定の伝送路を介し
て接続される端末とを有し、前記端末は、前記所定の伝
送路および前記デ―タ伝送装置を介して前記一般交換電
話網に接続されるグル―プ3の相手ファクシミリ装置に
対するファクシミリ文書の送信を行うファクシミリ通信
装置において、前記デ―タ伝送装置は、前記端末のファ
クシミリ文書の送信に先立ち、前記一般交換電話網上の
グル―プ3ファクシミリ装置へトレ―ニングチェック信
号を送出するとともに、前記トレ―ニングチェック信号
に対する前記相手ファクシミリ装置からの応答を受信す
ることにより前記ファクシミリ文書の伝送速度を決定す
る伝送速度決定手段と、前記伝送速度決定手段により決
定した伝送速度を前記端末へ通知する通知手段とを具備
することを特徴とする。
【0034】また、第2の発明は、一般交換電話網に接
続されるデ―タ伝送装置と、前記デ―タ伝送装置に所定
の伝送路を介して接続される端末とを有し、前記端末
は、前記デ―タ伝送装置および前記所定の伝送路を介し
て前記一般交換電話網に接続されるグル―プ3の相手フ
ァクシミリ装置からのファクシミリ文書の受信を行うフ
ァクシミリ通信装置において、前記デ―タ伝送装置は、
前記相手ファクシミリ装置からのファクシミリ文書を前
記端末に送出するメッセ―ジ手順から前記相手ファクシ
ミリ装置に対するポストメッセ―ジ手順に戻ることを示
すコ―ド信号を検出するコ―ド検出手段と、前記コ―ド
検出手段により前記コ―ド信号を検出した場合には、ポ
ストメッセ―ジ手順に移行するポストメッセ―ジ手順手
段とを具備したことを特徴とする。
【0035】また、第3の発明は、一般交換電話網に接
続されるデ―タ伝送装置と、前記デ―タ伝送装置に所定
の伝送路を介して接続される端末とを有し、前記端末
は、前記所定の伝送路および前記デ―タ伝送装置を介し
て前記一般交換電話網に接続されるグル―プ3の相手フ
ァクシミリ装置との間でファクシミリ文書の伝送を行う
ファクシミリ通信装置において、前記デ―タ伝送装置
は、前記相手ファクシミリ装置との間のデータ伝送に対
するグル―プ3ファクシミリの誤り訂正制御を行う第1
の誤り訂正制御手段と、前記端末との間のデータ伝送に
対する誤り訂正制御を行う第2の誤り訂正制御手段とを
具備することを特徴とする。
【0036】
【作用】第1の発明においては、デ―タ伝送装置の伝送
速度決定手段により、端末のファクシミリ文書の送信に
先立ち、一般交換電話網上のグル―プ3ファクシミリ装
置へトレ―ニングチェック信号を送出するとともに、ト
レ―ニングチェック信号に対する相手ファクシミリから
の応答を受信することによりファクシミリ文書の伝送速
度を決定し、この決定した伝送速度を通知手段により端
末へ通知する。
【0037】すなわち、デ―タ伝送装置側の伝送速度決
定手段によってトレ―ニング信号の送出およびそれに対
する相手ファクシミリからの応答信号の受信を行うこと
によってメッセ―ジデ―タ伝送速度の決定することによ
り、伝送路上でデ―タ遅延が生じても、CCITTで規
定された時間を満足することができ、端末側ではこのデ
―タ伝送装置側で決定された伝送速度に基づき必要なフ
ィラ量を得ることができる。
【0038】また、第2の発明においては、デ―タ伝送
装置のコ―ド検出手順により、相手ファクシミリ装置か
らのファクシミリ文書を端末に送出するメッセ―ジ手順
から相手ファクシミリ装置に対するポストメッセ―ジ手
順に戻ることを示すコ―ド信号を検出し、ポストメッセ
―ジ手順手段により、このコ―ド信号の検出に応答して
ポストメッセ―ジ手順に移行する。
【0039】すなわち、デ―タ伝送装置側におけるコ―
ド信号の検出に応答してポストメッセ―ジ手順に移行す
るので、伝送路上でデ―タ遅延が生じても、CCITT
で規定された時間を満足することができる。
【0040】また、第3の発明においては、第1の誤り
訂正制御手段により、相手ファクシミリ装置との間のデ
ータ伝送に対するグル―プ3ファクシミリの誤り訂正制
御を行い。第2の誤り訂正制御手段により、端末との間
のデータ伝送に対する誤り訂正制御を行う。
【0041】すなわち、相手ファクシミリ装置との間の
データ伝送に対する誤り訂正制御はデータ伝送装置側の
第1の誤り訂正制御手段により行うように構成したの
で、端末との間のデータ伝送に対する誤り訂正制御のた
めに、伝送路上でデ―タ遅延が生じても、CCITTで
規定された時間を満足することができる。
【0042】
【実施例】以下、この発明のファクシミリ通信装置の一
実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0043】図1は、この発明のファクシミリ通信装置
を用いて構成したファクシミリ通信システムの全体構成
図を示したものである。このファクシミリ通信システム
は、G3ファクシミリ装置10およびこの発明に係わる
ファクシミリ通信装置100を一般交換電話網20に接
続して構成される。そして、この発明に係わるファクシ
ミリ通信装置100は、一般交換電話網20に電話回線
50を介して接続されるデータ伝送装置30と、このデ
ータ伝送装置30に伝送路60を介して接続されるファ
クシミリ端末である端末40を具備して構成される。こ
こで、データ伝送装置30と端末40とを接続する伝送
路60は、例えば無線による伝送路が用いられる。な
お、この伝送路60は有線による伝送路でもかまわな
い。
【0044】図2は、図1に示したデ―タ伝送装置30
の詳細構成を示したものである。
【0045】図2において、このデ―タ伝送装置30
は、電話回線50を介して一般交換電話網20との接続
制御等を行う網制御部301、伝送路60を介して端末
40との接続制御等を行う伝送路制御部302、発側が
指定する端末への接続を行う呼接続部303、網間での
伝送速度の設定と通知を行う伝送速度決定通知部30
7、伝送路60を介する端末40からの送信要求時にメ
ッセ―ジの送信を行うメッセ―ジ送信部308、一般交
換電話網20を介する相手端末、すなわちG3ファクシ
ミリ装置10からの受信要求時に伝送路60を介して端
末40への受信動作を行うメッセ―ジ受信部309、メ
ッセ―ジ通信時の一時的バッファとなるメモリ部30
5、一般交換電話網20上のデ―タ誤りを処理するG3
用誤り制御部310、伝送路60上のデ―タ誤りを処理
する伝送路用誤り制御部311、メッセ―ジ受信中にR
TCコ―ドの検出を行うRTC検出部306、各部の総
括的な制御を行う主制御部304を具備して構成され、
これら各部はバスライン312を介して相互に接続され
ている。
【0046】次に、図3乃至図9に示しフローチャート
を参照してこの実施例のファクシミリ通信装置の動作を
説明する。
【0047】図3は、図2に示したデ―タ伝送装置30
の通信時における全体動作を示したフローチャートであ
る。
【0048】図3において、始めに、このデ―タ伝送装
置30が受信側か送信側かを判断する(ステップ10
1)。このステップ101における判断は、一般交換電
話網20から電話回線50を介して網制御部301で受
信した情報または端末40から伝送路60を介して伝送
路制御部302で受信した情報を基に、主制御部303
で行われる。すなわち、網制御部301が電話回線50
を介して相手G3ファクシミリ装置10からのコーリン
グトーンCNGを受信した場合はこのデ―タ伝送装置3
0が受信側であると判断し、伝送路制御部302が、伝
送路60を介して端末からの発呼信号を受信した場合は
このデ―タ伝送装置30が送信側であると判断する。
【0049】まず、ステップ101において、このデ―
タ伝送装置30が受信側である場合について説明する。
【0050】ステップ101で、このデ―タ伝送装置3
0が受信側であると判断されると、端末40が伝送路6
0から受信したディジタル識別信号DIS送出要求に対
して、ディジタル識別信号DISを電話回線50を介し
て一般交換電話網20網に送信し(ステップ102)、
プリメッセ―ジ手順となる(ステップ103)。
【0051】次に、伝送速度に関するトレ―ニングを一
般交換電話網20との間で行うことにより受信すべきメ
ッセージの伝送速度を決定し、これを端末40に通知す
る伝送速度決定通知処理を行う(ステップ104)。
【0052】次に、相手G3ファクシミリ装置10から
受信した画データを端末40に送出するメッセージ受信
処理を行い(ステップ105)、その後、相手G3ファ
クシミリ装置10との間の回線を切断する切断処理を実
行し(ステップ106)、この通信を終了する。
【0053】なお、ステップ104の伝送速度決定通知
処理およびステップ105のメッセージ受信処理は、図
2に示した伝送速度決定通知部307およびメッセージ
受信部309で行われるが、この伝送速度決定通知処理
の詳細は図4に示したフローチャートを参照して、メッ
セージ受信処理は、図6、図8に示したフローチャート
を参照して後に詳述する。
【0054】次に、このデ―タ伝送装置30が送信側で
ある場合について説明する。
【0055】ステップ101で、このデ―タ伝送装置3
0が送信側であると判断されると、相手G3ファクシミ
リ装置10からディジタル識別信号DISを受信し(ス
テップ107)、伝送路制御部302から伝送路60に
対してディジタル識別信号DIS受信確認信号を送出す
る(ステップ108)。
【0056】次に、伝送速度に関するトレ―ニングを一
般交換電話網20との間で行うことにより送信すべきメ
ッセージの伝送速度を決定し、これを端末40に通知す
る伝送速度決定通知処理を行う(ステップ109)。
【0057】次に、端末から受け取った画データを相手
G3ファクシミリ装置10に送出するメッセージ送信処
理を行い(ステップ110)、その後、相手G3ファク
シミリ装置10との間の回線を切断する切断処理を実行
し(ステップ111)、この通信を終了する。
【0058】なお、ステップ109の伝送速度決定通知
処理およびステップ110のメッセージ送信処理は、図
2に示した伝送速度決定通知部307およびメッセージ
送信部308で行われるが、この伝送速度決定通知処理
の詳細は図5に示したフローチャートを参照して、メッ
セージ送信処理は、図7、図9に示したフローチャート
を参照して後に詳述する。
【0059】後に切断処理(308)を行い、通信を終
了する。
【0060】図4は、図3に示したステップ104の伝
送速度決定通知処理の詳細を示したものである。この場
合はデ―タ伝送装置30が受信側である場合の伝送速度
決定通知部307の動作を示している。
【0061】この場合、まず、一般交換電話網20から
ディジタル命令信号DCSを受信すると、このディジタ
ル命令信号DCS中に示されている伝送速度での受信準
備を行い、トレ―ニングの受信を行う(ステップ12
1)。また、端末40に対しては手順を進めるために、
ディジタル命令信号DCS受信確認信号を伝送路60に
送出し(ステップ122)、伝送速度を除いた端末整合
性に関するネゴシェ―ションを行い、その結果として端
末40から受信準備確認信号CFR送信要求信号を受信
する(ステップ123)。そして、このトレ―ニングに
関しては、受信結果が良好ならば(ステップ124)、
伝送速度,端末整合性の完了として受信準備確認信号C
FRを一般交換電話網20に送信し(ステップ12
4)、この処理を終了する。しかし、ステップ124に
おいて、受信結果が良好でない場合は、一般交換電話網
20にトレ―ニング失敗信号FTTを送出して、再トレ
―ニングを要求す(ステップ126)、ステップ121
に戻る。
【0062】図5は、図3に示したステップ109の伝
送速度決定通知処理の詳細を示したものである。この場
合はデ―タ伝送装置30が送信側である場合の伝送速度
決定通知部307の動作を示している。
【0063】この場合、まず、伝送路60からのディジ
タル命令信号DCS送出要求を受信すると(ステップ1
31)、一般交換電話網20の品質を調査するために、
網に対してディジタル命令信号DCSおよびトレ―ニン
グを送出する(ステップ132、133)。そして、ト
レ―ニングの結果待ち状態に入り、一般交換電話網20
からFTTを受信したら(ステップ134)、結果不良
と判断して伝送速度を落とす伝送速度の変更を行い(ス
テップ136)、ステップ132に戻り、再びディジタ
ル命令信号DCSを送信する。
【0064】また、ステップ134で、受信準備確認信
号CFRを受信した場合は、結果良好と判断して、伝送
路60に、受信準備確認信号CFR受信確認信号を送出
するとともに、決定した伝送速度を通知する(ステップ
135)。
【0065】このように、伝送速度の決定に関しては、
網間で行い、決定速度を端末40に通知する手順をと
る。これより、端末40では画信号伝送に際するフィラ
量を得ることができる。このフィラ量を用いて、画デ―
タ送信中の制御を行う。
【0066】図6は、図3に示したステップ105のメ
ッセ―ジ受信処理の一例を示したもので、この図6は、
誤り訂正を行わない手法を採用した場合を示している。
【0067】図6において、始めに、デ―タ伝送装置3
0をメッセ―ジ手順にし(ステップ141)、一般交換
電話網20から相手G3ファクシミリ装置10からの画
デ―タを受信する(ステップ142)。そして、このデ
―タ受信中に、ペ―ジの最後を示すRTCコ―ドを検出
するまでは(ステップ143)、その画デ―タを伝送路
60を介して端末40へ送信する(ステップ145)。
【0068】ステップ143で、RTCコ―ド検出され
たと判断されると、ポストメッセ―ジ手順に移行する
(ステップ144)。なお、RTCコ―ドの検出は、図
2のRTC検出部306により行われる。
【0069】図7は、図3に示したステップ110のメ
ッセ―ジ送信処理の一例を示したものである。この図7
も図6と同様に、誤り訂正を行わない手法を採用した場
合を示している。
【0070】この場合、伝送路60を介して端末40か
ら受信した画デ―タを受取り(ステップ151)、一般
交換電話網20を介して相手端末、すなわち相手G3フ
ァクシミリ装置10へ伝送する(ステップ152)。
【0071】図8は、図3に示したステップ105のメ
ッセ―ジ受信処理の他の例を示したものであり、また図
9は、図3に示したステップ110のメッセ―ジ送信処
理の他の例を示したものである。この図8、図9におい
ては、誤り訂正を行う手法を採用した場合を示してい
る。なお、誤り訂正は、図2に示したG3用誤り制御部
310および伝送路用誤り制御部311により行われ
る。
【0072】図8において、まず、デ―タ伝送装置30
をメッセ―ジ手順にし(ステップ161)、相手端末、
すなわち相手G3ファクシミリ装置10から画デ―タフ
レ―ムの受信を行う(ステップ162)。ここで、デ―
タの最後を示すRCPコ―ドを検出したら(ステップ1
63)、デ―タ伝送装置30をポストメッセ―ジ手順に
する(ステップ164)。そして部分ペ―ジ手順終了命
令PPSを受信したら(ステップ165)、一般交換電
話網20から受信したデ―タに対して、誤り検出を行う
(ステップ166)。この誤り検出は図2に示したG3
用誤り制御部310により行われる。
【0073】ステップ166で、誤りがあると判断され
た場合は、部分ペ―ジ応答PPRに誤ったフレ―ム番号
を付加して誤ったフレーム番号を示す部分ペ―ジ応答P
PRを一般交換電話網20に送信し(ステップ17
0)、ステップ161へ戻る。
【0074】ステップ166で伝送誤りが無いと判断さ
れた場合は、一般交換電話網20にに対してメッセ―ジ
確認信号MCFを送出する(ステップ167)。
【0075】次に、伝送路60を介して端末40に画デ
―タを送出し(ステップ168)、再送要求がない場合
は(ステップ169)、このままこの処理を終了する
が、ステップ169で再送要求があると判断された場合
は、要求フレ―ムの再送を行い(ステップ171)、ス
テップ168に戻る。
【0076】図9においては、まず、伝送路60を介し
て端末40から画デ―タを受取り(ステップ181)、
この画データの誤り検出を行う(ステップ182)。こ
の誤り検出は、図2に示した伝送路用誤り制御部311
により行われる。
【0077】ステップ182で、誤り無しと判定された
場合はステップ183に移行するが、ここで誤り有りと
判定された場合は、誤り訂正が実行可能か判断し(ステ
ップ186)、可能ならば誤ったフレームの訂正を行い
(ステップ188)、ステップ183に移行する。ま
た、訂正が不可能ならば伝送路にフレ―ム再送を要求し
(ステップ187)、ステップ181へ戻る。
【0078】ステップ183では、相手端末、すなわち
相手G3ファクシミリ装置10に画デ―タを送信し、次
に、部分ペ―ジまたはペ―ジ全体の終わりを示す部分ペ
―ジ手順終了命令PPSを送出する(ステップ18
4)。そして、一般交換電話網20からのメッセ―ジ受
信結果を待ち(ステップ185)、メッセ―ジ受信が良
好でないことを示す部分ペ―ジ応答PPRを受信した場
合は、その中に示されている誤ったフレ―ム番号のフレ
ームについて一般交換電話網20に再送を行い(ステッ
プ189)、ステップ183に戻る。また、ステップ1
85で、メッセ―ジ受信が良好を示すメッセ―ジ確認信
号MCFを受信した場合は、この処理を終了する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
デ―タ伝送装置と端末間の伝送路上でのデ―タ遅延に関
わらず、一般交換電話網上に接続されたグル―プ3ファ
クシミリとの間でCCITT勧告で規定されている時間
を満足してファクシミリ文書の伝送を行うことがができ
る。また、これによって、通信時間が長くなる事を防ぐ
ことができ、通信料金の増加を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のファクシミリ通信装置を用いて構成
したファクシミリ通信システムの全体構成図を示すブロ
ック図。
【図2】図1に示したデ―タ伝送装置の詳細構成を示し
たブロック図。
【図3】図2に示したデ―タ伝送装置の通信時における
全体動作を示したフローチャート。
【図4】図3に示したステップ104の伝送速度決定通
知処理の詳細を示したフローチャート。
【図5】図3に示したステップ109の伝送速度決定通
知処理の詳細を示したフローチャート。
【図6】図3に示したステップ105のメッセ―ジ受信
処理の一例を示したフローチャート。
【図7】図3に示したステップ110のメッセ―ジ送信
処理の一例を示したフローチャート。
【図8】図3に示したステップ105のメッセ―ジ受信
処理の他の例を示したフローチャート。
【図9】図3に示したステップ110のメッセ―ジ送信
処理の他の例を示したフローチャート。
【図10】G3ファクシミリ手順を示したシーケンスチ
ャート。
【符号の説明】
10 G3ファクシミリ装置 20 一般交換電話網 30 データ伝送装置 40 端末 50 電話回線 60 伝送路 301 網制御部 302 伝送路制御部 303 呼接続部 304 主制御部 305 メモリ部 307 伝送速度決定通知部 308 メッセ―ジ送信部 309 メッセ―ジ受信部 310 G3用誤り制御部 311 伝送路用誤り制御部 312 バスライン
フロントページの続き (72)発明者 舘石 亨 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 佐藤 裕明 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般交換電話網に接続されるデ―タ伝送
    装置と、 前記デ―タ伝送装置に所定の伝送路を介して接続される
    端末とを有し、前記端末は、前記所定の伝送路および前
    記デ―タ伝送装置を介して前記一般交換電話網に接続さ
    れるグル―プ3の相手ファクシミリ装置に対するファク
    シミリ文書の送信を行うファクシミリ通信装置におい
    て、 前記デ―タ伝送装置は、 前記端末のファクシミリ文書の送信に先立ち、前記一般
    交換電話網上のグル―プ3ファクシミリ装置へトレ―ニ
    ングチェック信号を送出するとともに、前記トレ―ニン
    グチェック信号に対する前記相手ファクシミリ装置から
    の応答を受信することにより前記ファクシミリ文書の伝
    送速度を決定する伝送速度決定手段と、 前記伝送速度決定手段により決定した伝送速度を前記端
    末へ通知する通知手段とを具備することを特徴とするフ
    ァクシミリ通信装置。
  2. 【請求項2】 一般交換電話網に接続されるデ―タ伝送
    装置と、 前記デ―タ伝送装置に所定の伝送路を介して接続される
    端末とを有し、前記端末は、前記デ―タ伝送装置および
    前記所定の伝送路を介して前記一般交換電話網に接続さ
    れるグル―プ3の相手ファクシミリ装置からのファクシ
    ミリ文書の受信を行うファクシミリ通信装置において、 前記デ―タ伝送装置は、 前記相手ファクシミリ装置からのファクシミリ文書を前
    記端末に送出するメッセ―ジ手順から前記相手ファクシ
    ミリ装置に対するポストメッセ―ジ手順に戻ることを示
    すコ―ド信号を検出するコ―ド検出手段と、 前記コ―ド検出手段により前記コ―ド信号を検出した場
    合には、ポストメッセ―ジ手順に移行するポストメッセ
    ―ジ手順手段とを具備したことを特徴とするファクシミ
    リ通信装置。
  3. 【請求項3】 一般交換電話網に接続されるデ―タ伝送
    装置と、 前記デ―タ伝送装置に所定の伝送路を介して接続される
    端末とを有し、前記端末は、前記所定の伝送路および前
    記デ―タ伝送装置を介して前記一般交換電話網に接続さ
    れるグル―プ3の相手ファクシミリ装置との間でファク
    シミリ文書の伝送を行うファクシミリ通信装置におい
    て、 前記デ―タ伝送装置は、 前記相手ファクシミリ装置との間のデータ伝送に対する
    グル―プ3ファクシミリの誤り訂正制御を行う第1の誤
    り訂正制御手段と、 前記端末との間のデータ伝送に対する誤り訂正制御を行
    う第2の誤り訂正制御手段とを具備することを特徴とす
    るファクシミリ通信装置。
JP5001263A 1993-01-07 1993-01-07 ファクシミリ通信装置 Pending JPH06205189A (ja)

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JP5001263A JPH06205189A (ja) 1993-01-07 1993-01-07 ファクシミリ通信装置
EP93310617A EP0606016B1 (en) 1993-01-07 1993-12-30 Data communication system using an adaptive hybrid ARQ scheme
DE69332367T DE69332367T2 (de) 1993-01-07 1993-12-30 Datenübertragungssystem mit adaptivem Hybrid-ARQ-Verfahren
CA002112758A CA2112758C (en) 1993-01-07 1994-01-04 Data communication system
US08/614,261 US5638384A (en) 1993-01-07 1996-03-12 Data communication system

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