JPH0620454B2 - 体腔内超音波診断装置 - Google Patents

体腔内超音波診断装置

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JPH0620454B2
JPH0620454B2 JP60123598A JP12359885A JPH0620454B2 JP H0620454 B2 JPH0620454 B2 JP H0620454B2 JP 60123598 A JP60123598 A JP 60123598A JP 12359885 A JP12359885 A JP 12359885A JP H0620454 B2 JPH0620454 B2 JP H0620454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超音波スキャナ部を体腔内に挿入して体腔内側
から超音波診断を行なう体腔内超音波診断装置に関す
る。
〔従来の技術〕
人体の外面に超音波スキャナを当てて超音波診断を行な
う形式の超音波診断装置を用いて深部臓器の超音波ガイ
ド穿刺術を行なうとすれば、その穿刺針をより深く刺す
必要があり、また、超音波断層像の分解能も悪いため、
危険を伴う。そこで、体内からその超音波ガイド穿刺を
行なうとすれば、高分解能の超音波断層像により穿刺を
ガイド操作できる。さらに、穿刺深さも浅くて済むので
安全で確実な穿刺を行なうことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来、提案されている、この種の体腔内超音波
診断装置としてはその挿入部の先端硬質部が非常に長く
なったり(特開昭56−158646号公報)、体腔内
に2本の内視鏡を一緒に挿入しないと穿刺処理などがで
きなかったり(特願昭58−18283号)してその挿
入性や抜去法が悪かった。
一方、挿入時の前方および穿刺時にその穿刺部位の目視
観察ができることができればより安全で確実な操作が可
能である。
本発明はこのような問題点を着目してなされたもので、
体腔内への挿入抜去性を高めるとともに、超音波観察
時、その超音波入射部位の光学的観察やその他の処置な
どを安全かつ確実に行なうことができる体腔内超音波診
断装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明は体腔内超音波スキャナ1を体腔内へ挿入および
抜去時と補助装置6の使用時とで架設部材24を介して
の回動によりその補助装置6の向きを変えられるように
した。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。
第1図は体腔内超音波診断装置の全体的構成を示し、1
はその体腔内超音波スキャナである。この体腔内超音波
スキャナ1は操作部2および挿入部3からなり、さら
に、操作部2にはユニバーサルコード4と電気ケーブル
5が連結されている。ユニバーサルコード4は後述する
補助装置6のライトガイド7を案内するもので、この延
出先端には図示しない内視鏡用光源に連結されるコネク
タ8が設けられている。また、上記挿入部3は基端側の
軟性部9の先端に湾曲部11を介して先端硬質部12を
連結してなり、上記湾曲部11は操作部2に設けた湾曲
操作ノブ13,13を操作することにより遠隔的に湾曲
させられるようになっている。
挿入部3内には補助装置6を進退自在に挿通案内する挿
通チャンネル14がその長手方向に沿って形成されてい
る。この挿通チャンネル14の先端は第4図で示すよう
に先端硬質部12において開口している。この先端硬質
部12の背面部分には上記補助装置6の先端部分を第1
図および第2図で示すように沿わせて収める収納部15
が形成されている。そして、挿通チャンネル14の先端
開口16はその収納部15に向けて開口されている。さ
らに、収納部15に補助装置6の先端部分を収めてある
とき、その全体は挿入部3より大きくならないようにな
っている。
また、補助装置6は可撓性のチューブ体17の内部にイ
メージガイド18およびライトガイド19が挿通される
とともに穿刺針誘導チャンネル21が形成されている。
補助装置6の先端面には第3図で示すようにライトガイ
ド19の先端が臨み、さらに穿刺針誘導チャンネル21
の先端が開口している。また、この補助装置6の先端面
には対物レンズ22が設けられており、この対物レンズ
22により観察視野の光像をイメージガイド18の先端
面に結像する。そして、この像はイメージガイド18を
介して操作部2の接眼部23に伝送される。つまり、こ
の対物レンズ22,イメージガイド18および接眼部2
3等により目視による観察光学系を構成している。
さらに、補助装置6のチューブ体17の最先端部分はリ
ンクからなる架設部材24を介して体腔内超音波スキャ
ナ1における先端硬質部12の最先端に連結されてい
る。つまり、架設部材24の一端は先端硬質部12の先
端に枢着され、他端はチューブ体17の先端に枢着され
ており、チューブ体17の先端を保持して自由に回転規
制する回動部を構成している。
上記チューブ体17の基端側途中は第1図で示すように
挿通チャンネル14から外部にループ状に導出してお
り、この導出部分を手に持って挿通チャンネル14に対
して押込み引抜き操作するスライド操作部25を構成し
ている。
また、補助診断装置6の穿刺針誘導チャンネル21の基
端は操作部2の挿入口部26に連結されている。そし
て、この挿入口部26から上記穿刺針誘導チャンネル2
1に穿刺用チューブ27を挿入するようになっている。
穿刺用チューブ27の先端には穿刺針28が取り付けら
れており、また、穿刺用チューブ27の基端には注入器
29が連結される。
一方、上記先端硬質部12の前面には走査範囲Sをもつ
超音波探触子30が設けられている。この超音波探触子
30に接続されるその信号線31は挿入部3および操作
部2の各内部を通じて電気ケーブル5に導びかれてい
る。そして、図示しない超音波観測装置に接続される。
なお、この体腔内超音波スキャナ1には図示しない脱気
水注入管路が形成されていて、これを通じて体腔内に脱
気水を注入できるようになっている。
次に、上記体腔内超音波診断装置の作用について説明す
る。まず、体腔内超音波スキャナ1の挿入部3を体腔内
に挿入および検査後抜去するとき、補助診断装置6は第
1図や第2図で示すようにスライド操作部25において
そのチューブ体17を引くことによりチューブ体17の
先端部を収納部15に収める。つまり、先端開口16に
引き込み架設部材24を回動させるため、その先端部は
収納部15の底面、つまり、超音波探触子30の背面に
密着して飛び出すことなく納まる。そして、この補助診
断装置6の視野範囲Hは挿入部3の前方へ向く。
しかして、この状態で体腔内に挿入部3を挿入し、ある
いは抜去する。このため、狭い管腔内でも容易に挿入お
よび抜去を行なうことができる。
一方、挿入部3を体腔内の広い空間部分、たとえば胃3
5内まで挿入した後、超音波診断を行なう場合には手元
側のスライド操作部25において補助装置6のチューブ
体17を押し込む。これによりチューブ体17の先端は
架設部材24を押しながら前進して収納部15から離れ
るが、そのチューブ体17の先端はその架設部材24に
連結されているため、その2つの回転中心のまわりで一
定の距離を保ちながら回転する。チューブ体17の先端
側部分は挿通チャンネル14の先端開口16から押し出
されて第4図で示すようにループ状になる。そして、こ
の先端は反転して超音波探触子30の走査範囲Sの部位
側を向く。
そして、超音波探触子30の前面を体腔壁に当てた状態
で病変部36を確認する。さらに、補助装置6の目視観
察によりその穿刺部位周近を確認できる。そこで、補助
装置6における穿刺針誘導チャンネル21を通じて穿刺
針28を付けた穿刺用チューブ27を挿入し、そのチャ
ンネル21から突き出すことにより穿刺針28を病変部
36へ突き刺す。また、このときの穿刺角度はスライド
操作部25におけるスライド操作量を調整するだけで任
意に変えることができる。
なお、胃内等のように空間の広い体腔の壁部を診断する
とき、補助診断装置の前方へのスライド量を変えること
でその目視観察の視野方向を容易に変換できる。したが
って、死角なくいろいろの部位を目視観察できる。
第6図は本発明の第2の実施例を示す。この実施例は上
記実施例における補助診断装置6から観察光学系および
照明光学系を除去し、代りにこれを体腔内超音波スキャ
ナ1側に設けてその前方広角で目視観察するようにした
ものである。つまり、その視野範囲Hは穿刺針誘導チャ
ンネル21から穿刺針28を突き出したとき、その突出
し量を目視観察できる位置にとっている。
この場合、チューブ体17は穿刺針誘導チャンネル21
のみを設ければよいからその分だけ細くできる。したが
って、結果的には体腔内超音波スキャナ1の挿入部3の
径を細くしやすい。
なお、体腔内超音波スキャナ1に設ける観察光学系は前
方斜視の場合でもよい。
第7図および第8図は本発明の第3の実施例を示す。こ
の実施例はまず第1の実施例における補助装置6におけ
る穿刺針誘導チャンネル21を取り除いたものである。
さらに、超音波診断方式として回転反射板41を利用し
た機械走査のものを用いている。回転反射板41は挿入
部3に挿通した回転軸42に連結されている。また、回
転反射板41の反射面43はシングル探触子44に対向
していて、そのシングル探触子44から出射する超音波
を反射して走査範囲に出射するとともに、その走査範囲
における部位からの反射波を受けるようになっている。
また、超音波出射窓45の周辺はバルーン46に覆われ
ている。このバルーン46内および上記回転反射板41
の周辺には超音波伝達媒体が充填されている。
また、補助装置6におけるチューブ体17の先端と架設
部材24は一体に形成され、この架設部材24はチュー
ブ体17の先端から直角方向に延出している。そして、
この架設部材24の延出先端は先端硬質部12の先端に
軸支されている。この場合、回動部が1つであるため、
その回動する動作が安定する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、体腔内超音波スキ
ャナの挿入部を体腔内へ挿入あるいは抜去時においては
補助装置を収納部に収め、補助装置の使用時には架設部
材により回動してその補助装置先端の向きを変えること
ができる。したがって、体腔内の挿入・抜去時には挿入
部の外径が太くならないので、その挿入抜去性を損なう
ことがない一方、広い体腔部位まで挿入して超音波診断
処置をするときにはその補助装置を展開して必要な向き
を選択できる。つまり、確実な超音波観察補助(とえば
超音波入射部位の目視観察や超音波ガイド下穿刺等)を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す全体説明図、第2
図は同じくその先端部の側面図、第3図は同じくその先
端部の正面図、第4図は同じくその補助装置使用時の先
端部付近の側断面図、第5図は第4図中V部の拡大断面
図、第6図および第7図はそれぞれ本発明の第2,3の
各実施例を示す先端部付近の側断面図、第8図は第3の
実施例を示すバルーンの側面図である。 1……体腔内超音波スキャナ、2……操作部、3……挿
入部、6……補助装置、12……先端硬質部、14……
挿通チャンネル、15……収納部、16……先端開口、
17……チューブ体、21……穿刺針誘導チャンネル、
22……対物レンズ、24……架設部材、25……スラ
イド操作部、26……挿入口部、27……穿刺用チュー
ブ、29……注入器、30……超音波探触子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部と操作部とからなりこの両部内にわ
    たって上記挿入部の先端付近で開口する挿通チャンネル
    を形成するとともに上記挿入部の先端付近には超音波探
    触子を設けた体腔内超音波スキャナと、上記挿通チャン
    ネルに進退自在に挿通される補助装置と、この補助装置
    の先端を上記挿入部の先端に回動自在に連結する架設部
    材と、上記補助装置を進退操作する手段とを具備し、上
    記補助装置を後退させたとき上記挿入部に沿わせて収
    め、補助装置を前進させたときこの補助装置の先端が上
    記架設部材を介して回動してその先端の向きを超音波探
    触子の走査範囲方向を向くように変えるようにしたこと
    を特徴とする体腔内超音波診断装置。
  2. 【請求項2】上記補助装置は目視の観察光学系を組み込
    んでなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の体腔内超音波診断装置。
  3. 【請求項3】上記補助装置は超音波ガイド下穿刺針誘導
    チャンネルを具備していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載の体腔内超音波診断装
    置。
  4. 【請求項4】上記補助装置は観察光学系と穿刺針誘導チ
    ャンネルとを具備していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の体腔内超音波診断装置。
  5. 【請求項5】穿刺針誘導チャンネルから穿刺針の突出す
    る動線が超音波スキャナの視野内に入ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項または第4項に記載の体腔内超
    音波診断装置。
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US06/868,304 US4763662A (en) 1985-06-07 1986-05-27 Ultrasonic biopsy endoscope with extensible guide sheath
DE19863618906 DE3618906A1 (de) 1985-06-07 1986-06-05 Ultraschall-diagnosegeraet

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WO2014199759A1 (ja) 2013-06-11 2014-12-18 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用処置具
KR102219533B1 (ko) * 2016-03-01 2021-02-25 쿡 메디컬 테크놀러지스 엘엘씨 가요성 내시경 지원 시스템
KR102354214B1 (ko) 2016-03-01 2022-01-20 쿡 메디컬 테크놀러지스 엘엘씨 내시경 액세서리 채널 편향

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JPS56156144A (en) * 1980-04-30 1981-12-02 Olympus Optical Co Ultrasonic scanner apparatus for inspecting body cavity

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