JPH0620386A - 記録・再生装置 - Google Patents

記録・再生装置

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JPH0620386A
JPH0620386A JP5086185A JP8618593A JPH0620386A JP H0620386 A JPH0620386 A JP H0620386A JP 5086185 A JP5086185 A JP 5086185A JP 8618593 A JP8618593 A JP 8618593A JP H0620386 A JPH0620386 A JP H0620386A
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和仁 遠藤
Masayuki Ishida
雅之 石田
Sadanobu Ishida
禎宣 石田
Manabu Tsukamoto
学 塚本
Nobuaki Hirai
伸明 平井
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で簡単にオーディオ信号を複製できると
共に、4チャンネル以上のオーディオ信号の記録・再生
が可能である記録・再生装置を提供する。 【構成】 圧縮して記録媒体に記録されたディジタル信
号を、伸長することなく他の記録媒体に複製する。記録
媒体のTOCに記録された情報を利用して、オーディオ
信号の記録・再生を行う。第1の情報信号(2チャンネ
ルの音声信号)をディスク9の第1の領域に間欠的に記
録・再生し、この第1の情報信号の記録・再生を行って
いない期間にディスク9の第2の領域に第2の情報信号
(他の2チャンネルの音声信号)を間欠的に記録・再生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルオーディオ
信号等の情報信号を記録媒体に記録・再生する記録・再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、オーディオ信号(例えば音楽等
の音声信号)を複製するための従来の構成の一例を示し
たブロック図である。図において、43はコンパクトディ
スクプレーヤ(以下、「CDプレーヤ」という)、44は
テープレコーダである。従来、オーディオ信号を複製す
るためには上記のような構成を必要とし、例えばコンパ
クトディスク(以下、「CD」という)に記録されたオ
ーディオ信号をCDプレーヤ43により再生し、再生され
たオーディオ信号をテープレコーダ44により記録する。
【0003】上記のような従来の方法によりオーディオ
信号を複製する場合には、オーディオ信号の再生時間と
等量の時間を要し、また、複製を短時間で行う場合、例
えば再生時間の1/2の時間で行う場合には、CDに記
録されたオーディオ信号をCDプレーヤ43により2倍速
で再生しながら、再生されたオーディオ信号をテープレ
コーダ44により2倍速で記録するという過程をとる必要
がある。従って、CDプレーヤ43にはCDに記録された
信号を2倍速で再生するための機構及びディジタル信号
処理等に用いる回路を必要とし、また、テープレコーダ
44には2倍速で記録するための機構及び回路を必要とす
るため、複製装置の構造が複雑になるという問題点があ
った。また、高速で信号の複製を行う場合でも高々2倍
速程度が限度であるという問題点があった。
【0004】近年、光ディスクを用いたディジタルオー
ディオ機器が開発されている。ユーザが記録できない再
生専用のシステムとしては、CDが良く知られている。
また、記録可能なシステムとしては、CDーRと呼ばれ
る1回のみ書き込みが可能な追記型光ディスクがある。
さらに何回でも記録ができる光磁気方式の光ディスク装
置も開発されつつあり、その例として、ラジオ技術1991
年12月号pp.152-155の掲載記事「開発者が語るミニディ
スク(MD)システムの特徴と展望」、または日経エレ
クトロニクス1991年12月5日号pp.160-168の掲載記事
「ミニディスク、光磁気記録とデータ圧縮技術で実現す
る」に開示されたMDシステムがある。
【0005】MDは、光磁気方式によってディスクにデ
ータ圧縮した音声信号を記録・再生するものであり、記
録前ディスクにはトラッキング制御のための案内溝が成
形されている。さらに、案内溝を利用してディスク全周
に連続したアドレス情報があらかじめ形成されている。
そのため記録信号の有無に拘らず検索が可能である。
【0006】図21は、MDシステムのブロック構成図で
ある。図において1は2チャンネルのオーディオ入力端
子、2はアナログ/ディジタル(A/D)変換回路、3
はデータ圧縮回路、4は記録用のバッファメモリ、5は
誤り訂正符号を生成付加する符号化回路、6は変調回
路、7は記録ヘッド駆動回路、8は磁気記録ヘッド、9
はディスク、10は光学ピックアップ、11は再生アンプ、
12は復調回路、13は誤り制御回路、14は再生用のバッフ
ァメモリ、15はデータ伸長回路、16はディジタル/アナ
ログ(D/A)変換回路、17は2チャンネルのオーディ
オ出力端子、18はアドレスデコーダ、19はマイクロコン
ピュータ、20はサーボ回路、21はモータ、22は入力キ
ー、23は表示回路である。
【0007】図22は、記録・再生時の信号処理のタイミ
ング図である。図21,図22に基づいて動作を説明する。
オーディオ入力端子1に供給されたアナログオーディオ
信号は、A/D変換回路2においてサンプリングされデ
ィジタル信号に変換される。この信号はデータ圧縮回路
3にて音声圧縮符号化処理が行われ、元の信号情報量の
約1/5に削減される。
【0008】圧縮された信号はバッファメモリ4に一旦
蓄えられ、図22(b)のように間欠的に圧縮前と同じ信
号レートで読み出される。符号化回路5では、再生時に
誤りを分散させるために信号順序を並べ替えるインタリ
ーブ処理及び誤り訂正符号を生成して付加する処理が行
われ、さらに次の変調回路6では、記録・再生に適した
周波数帯にエネルギーを集中させるとともに、再生時に
自己クロック抽出ができるような変調を施す。この信号
は記録ヘッド駆動回路7を介して磁気記録ヘッド8から
ディスク9に光磁気記録される。記録動作は間欠的に供
給される変調信号(図22(c))に対応して行われ、図
22(d)に示すように、記録状態と記録休止状態とを交
互に繰り返し、記録を行う前にそれまでに記録した部分
の最後のアドレスを検索し、それに連続して記録してい
く。
【0009】再生時には、光学ピックアップ10からディ
スク9に対して照射された光の反射光によってディスク
9上に書かれている信号を読み取る。この光の情報は光
学ピックアップ10で電気信号に変換され、再生アンプ11
に供給される。再生アンプ11で増幅された信号は復調回
路12に与えられ、復調が行われて元の信号系列が復元さ
れる。
【0010】一方、再生アンプ11の出力はアドレスデコ
ーダ18にも供給される。このアドレスデコーダ18は、デ
ィスク9にあらかじめ刻まれている光スポット案内溝に
含まれる情報を取り出すことが目的で、ディスク9の全
周について連続したアドレス信号を再生するとともに、
案内溝のウォブリングを検出することでトラッキング情
報を得ている。このトラッキング情報はサーボ回路20に
供給され、光学ピックアップ10が所定の案内溝を走査す
るようにトラッキングサーボがかけられるとともに、案
内溝のうねりが一定周期になるように、ディスク回転を
線速度一定に保つサーボをかけモータ21を制御する。
【0011】ディスク9からの信号の読み取りは、記録
時の書き込みと同様に間欠的に行われ、図22(e)及び
(f)に示すように、再生動作と再生休止状態とを交互
に繰り返す。復調回路12で復調された信号は、誤り制御
回路13で誤り検出及び訂正処理がなされ、信号の順序を
元に戻すデインタリーブ処理が行われた後、バッファメ
モリ14に供給され、バッファメモリ14から読み出された
信号はデータ伸長回路15に与えられる。通常、バッファ
メモリ14は、信号が所定量以上保持されるように入力が
制御される。すなわち、図22(h)に示すように、バッ
ファメモリ14のデータ量が容量一杯になると、入力が停
止されるとともに再生休止状態となり、バッファメモリ
14の残りデータ量がaで示す点を下回ると、ディスク9
上の既に読み取った信号の続き部分を検索して再生を行
い、バッファメモリ14にデータを供給する。このため、
例えば外乱によって光学ピックアップ10がジャンプした
場合でも、バッファメモリ14には少なくともデータ量a
が保持されているので、この信号を読み出して、その間
にジャンプする直前の箇所を検索することにより音切れ
なく連続した再生ができる。
【0012】データ伸長回路15で圧縮前の情報量に復元
されたオーディオ信号は、D/A変換回路16でアナログ
信号に変換された後、オーディオ出力端子17から出力さ
れる。マイクロコンピュータ19は、アドレスデコーダ18
からのディスク案内溝に刻まれているアドレス信号と、
オーディオ信号に対応して記録されているアドレス信号
とを受け、さらに外部の入力キー22により入力信号を受
けてシステム全体の制御を行う。また表示回路23を駆動
し、外部に対して表示を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした記
録可能なディスク装置においても、プログラムの検索等
のためにはCDと同様に、TOC(Table Of Contents)
に各プログラムの開始時間を記録して再生時にこれを利
用することができる。しかし、ユーザが自由に記録でき
るため、CDに比べてTOCの管理,その運用はむずか
しくなる。例えば、CDでは、各プログラムの間のいわ
ゆる曲間部分の時間がほぼ一定であるので、再生してい
てもユーザに違和感はないが、記録可能なディスク装置
では曲間部分の時間がまちまちで、再生中に曲間の無音
状態が長く続く等の状態が生じる。また、既に記録済み
のディスクに追加記録を行う場合には、ディスクの未記
録部分を使った効率的な記録が望まれる。そこで、この
記録可能なディスク装置では、記録・再生のいずれにお
いてもTOCを有効に利用することが必要となる。
【0014】また、従来のシステムでは、再生時に衝撃
により針飛びが生じた場合でも音切れがないような対策
が施されており、可搬形システム,車載用システムに適
している。しかし、一般的な据え置き形のシステムで
は、衝撃で針飛びが生じることは殆どないので、連続信
号を圧縮して間欠的に記録・再生することを別の目的用
途に活用し、新しい機能を提案することが望まれてい
る。
【0015】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の1つの目的は、簡単な構成により、高
速でしかも品質を劣化させることなく情報信号の複製を
行える記録・再生装置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、ユーザにとって操作
性がよく、かつディスクを効率的に活用できる記録方法
または記録シーケンスを実現すると共に、ユーザが記録
したディスクを再生する際に不自然な再生が生じない再
生方法あるいは再生シーケンスを実現する記録・再生装
置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、ユーザにとって操作
性がよく、かつディスクを効率的に活用できる記録方法
または記録シーケンスを実現すると共に、ユーザが記録
したディスクを再生する際に不自然な再生が生じない再
生方法あるいは再生シーケンスを実現する記録・再生装
置を提供することにある。
【0018】本発明の更に他の目的は、記録・再生でき
るディジタルオーディオ信号等の情報信号のチャンネル
数を4ないしそれ以上に拡張できる記録・再生装置を提
供することにある。
【0019】本発明の更に他の目的は、ミキシング録音
等の特殊な機能を実現できる記録・再生装置を提供する
ことにある。
【0020】本発明の更に他の目的は、記録・再生信号
の信頼性の向上を図れる記録・再生装置を提供すること
にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明の記録・
再生装置(請求項1〜4)は、データ圧縮した信号をデ
ィスク状の記録媒体に記録・再生する装置であって、デ
ータ圧縮して記録媒体上に記録されたデータを連続的に
再生する再生制御手段と、その圧縮されたデータを伸長
することなく圧縮した状態のまま他方の記録媒体上に連
続的に記録する記録制御手段とを備えたものである。ま
た、この記録・再生装置は、記録・再生時には圧縮した
まま連続的に再生した信号を選択し、複製時にはデータ
圧縮手段により圧縮され間欠的に供給される信号を選択
するスイッチを備えている。
【0022】本願の第2発明の記録・再生装置(請求項
5〜9)は、プログラムに関連する付加情報として各プ
ログラムのプログラム時間,ディスク上での位置情報を
TOCに記録・再生する手段を備え、記録済みのディス
クに新たな記録を行う場合、あらかじめTOC内のこれ
らの情報を再生し、その情報から記録可能領域を判定し
て、その領域を検索しながら記録を行う記録制御手段を
備え、また、判定した記録可能領域に対応した記録可能
残り時間を表示させる手段を備え、さらに、既に記録さ
れている情報信号の内の任意のプログラムに対応する番
号を指定する指定手段を備え、指定された番号とあらか
じめ再生したTOC内の情報とを用いて情報信号の記録
の制御を行う。再生時には、まずTOCを読み取り、再
生信号中のアドレスを常に監視して、あるプログラムの
終了位置になったら次に再生すべきプログラムの開始位
置にジャンプして再生を続ける再生制御手段を備える。
また、プログラム間のブランクの長さをあらかじめ求
め、これが所定値より大きい場合にのみジャンプ動作を
行わせるような制御を行う。
【0023】本願の第3発明の記録装置(請求項10)
は、情報信号をディスクに間欠的に記録する装置であっ
て、情報信号をディスクに記録するための記録手段と、
この記録手段をディスクの半径方向に移動させる移動手
段と、記録手段が記録を行う期間に対応して情報信号を
記録手段に供給するよう情報信号を処理する処理手段と
を備える。
【0024】本願の第4発明の再生装置(請求項11)
は、情報信号をディスクから間欠的に再生する装置であ
って、ディスクから情報信号を再生するための再生手段
と、この再生手段をディスクの半径方向に移動させる移
動手段と、再生動作期間に対応して再生手段から得た情
報信号を取り込み処理する処理手段とを備える。
【0025】本願の第5発明の再生装置(請求項12)
は、情報信号をディスクから間欠的に再生する装置であ
って、少なくともディスクの第1の領域から第1の情報
信号を間欠的に再生し、第1の情報信号の再生を行って
いない期間にディスク上の第2の領域から第2の情報信
号を再生する再生手段と、前記再生した第1の情報信号
と第2の情報信号とを混合する混合手段とを備える。
【0026】本願の第6発明の再生装置(請求項13)
は、情報信号をディスクから間欠的に再生する装置であ
って、少なくともディスクの第1の領域から第1の情報
信号を間欠的に再生し、第1の情報信号の再生を行って
いない期間にディスク上の第2の領域から前記第1の情
報信号と同一内容の第2の情報信号を再生する再生手段
と、再生した第1の情報信号と第2の情報信号との信頼
性を判定する判定手段とを備える。
【0027】本願の第7発明の記録・再生装置(請求項
14)は、情報信号を間欠的にディスクに記録・再生する
装置であって、情報信号をディスクに記録・再生するた
めの記録・再生手段と、この記録・再生手段をディスク
の半径方向に移動させる移動手段と、この記録・再生手
段が記録を行う期間に対応して情報信号を記録・再生手
段に供給するよう情報信号を処理する記録信号処理手段
と、再生動作期間に対応して記録・再生手段から得た情
報信号を取り込み処理する再生信号処理手段とを備え
る。
【0028】
【作用】第1発明では、圧縮して記録媒体に記録した信
号(例えばオーディオ信号)を連続的に再生し、この信
号を伸長することなく圧縮した状態のまま他方の記録媒
体に記録する。また、第1発明のスイッチは、通常の記
録を行う場合には圧縮されたデータを選択して記録し、
複製を行う場合には連続的に再生された圧縮データを選
択して記録する。
【0029】第2発明では、各プログラム間のブランク
部分またはまだ記録が行われていない未記録領域を選択
して新たな記録を行う。また、ユーザに記録可能時間を
知らせる。また、指定された番号のプログラムの開始位
置から情報信号の記録を開始し、そのプログラム領域が
終了したならば、付加情報から判定した未記録領域の開
始位置にジャンプして引き続き記録を行う。また、プロ
グラム間にブランク部分があった場合でも、スキップし
て、あたかも連続して曲を再生しているようにすること
ができる。
【0030】第3発明では、第1の情報信号をディスク
の第1の領域に記録し、第1の情報信号の記録を行って
いない期間に、ディスク上の第2の領域へ記録手段を移
動させ、第2の領域に第2の情報信号を記録し、再び元
の領域に記録手段を移動させて前に記録した部分に連続
させて第1の情報信号を記録する。
【0031】第4発明では、ディスクの第1の領域から
第1の情報信号を再生し、第1の情報信号の再生を行っ
ていない期間に、ディスク上の第2の領域へ再生手段を
移動させ、第2の領域から第2の情報信号を再生した
後、再び元の領域に再生手段を移動させて前に再生した
部分の続きから第1の情報信号を再生する。
【0032】第5発明では、第1の再生モードでは混合
手段によって第1の情報信号と第2の情報信号とを混合
した信号を出力し、第2の再生モードでは第1の情報信
号と第2の情報信号のどちらかを選択して出力する。
【0033】第6発明では、判定手段により信頼性が高
いと判定された方の情報信号を選択して出力する。
【0034】第7発明では、第1の情報信号をディスク
の第1の領域に記録し、第1の情報信号の記録を行わな
い期間に、ディスク上の第2の領域へ記録・再生手段を
移動させ、第2の領域から第2の情報信号を再生し、再
び元の領域に記録・再生手段を移動させて前に記録した
部分に連続させて第1の情報信号を記録する。
【0035】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0036】実施例1.図1,2は、本発明に係る記録
・再生装置を、MDのごとき光ディスクに適用した場合
の一実施例の構成を示すブロック回路図である。図1に
おける101 は再生専用のシステムを示し、図2における
102 は記録・再生用のシステムを示す。図1,2におい
て図21と同番号を付した部分は同一または相当部分を示
すので説明は省略する。また、図1,2において、9aは
記録済みディスク、9bは記録・再生用ディスク、24はミ
ュート回路、25は入力切り替えスイッチである。
【0037】図1,2に沿ってオーディオ信号の記録及
び再生の動作について説明する。ここでは、記録・再生
用のシステム102 について説明する。通常の記録・再生
の場合、入力切り替えスイッチ25ではaが選択される。
オーディオ入力端子1に供給されたアナログオーディオ
信号は、A/D変換回路2において標本化及び量子化さ
れてディジタル信号に変換され、データ圧縮回路3に供
給される。このデータ圧縮回路3ではいわゆる音声の高
能率符号化処理が行われ、元の信号情報量の1/5程度
に削減される。高能率符号化方式としては例えばDCT
(Discrete Cosine Transform coding)等の変換符号,
帯域分割による符号化、これらと人間の聴覚特性を利用
して不要な情報量の削減を図った方式等が用いられる。
【0038】圧縮された信号はバッファメモリ4に一旦
蓄えられる。ここで、情報量を1/5に圧縮した信号を
圧縮前と同じ信号レートで読み出すために、バッファメ
モリ4への信号の書き込みは連続的に行われるが、バッ
ファメモリ4からの信号の読み出しは間欠的に行われ
る。図3は、バッファメモリ4に蓄えられた情報量の時
間変化を表したものである。この図に示すように、時刻
0〜t5 の間にバッファメモリ4に読み込まれた信号系
列は、時刻t5 〜t6 の間にバッファメモリ4から読み
出される。同様に、時刻t5 〜t11の間に読み込まれた
信号系列は、時刻t11〜t12の間に読み出される。
【0039】符号化回路5では、再生時に誤りを分散さ
せるために信号の順序を並べ替えるインタリーブ処理,
誤り訂正符号を生成して付加する処理が行われ、さらに
次の変調回路6においては、記録・再生に適した周波数
帯にエネルギーを集中させるとともに再生時に自己クロ
ック抽出ができるようにEFM(Eight to FourteenMod
ulation)等の変調を施す。
【0040】この信号は記録ヘッド駆動回路7を介して
磁気記録ヘッド8からディスク9b上に記録される。例え
ば光磁気の記録では、記録したい領域に光学ピックアッ
プ10によってレーザースポットを当て温度を上げて前の
磁性を消去しながら磁気記録ヘッド8で新たな記録を行
っていく。この記録動作はバッファメモリ4から間欠的
に読み出される信号に対応して、例えば図3の時刻t5
〜t6 及びt11〜t12の間に間欠的に行われる。すなわ
ち、記録状態とポーズ状態の待機とを交互に繰り返しな
がら記録を行う。
【0041】再生時には、光学ピックアップ10でディス
ク9bに対して照射された光の反射光によってディスク9b
上に書かれている信号を読み取る。この光の情報は光学
ピックアップ10で電気信号に変換され、再生アンプ11に
供給される。再生アンプ11で増幅された信号は復調回路
12に与えられ、EFM等の復調が行われ元の信号系列が
復元される。
【0042】他方、再生アンプ11の出力はアドレスデコ
ーダ18にも供給される。このアドレスデコーダ18は、デ
ィスク9bにあらかじめ刻まれている光スポット案内溝に
含まれる情報を取り出すことが目的で、ディスク9b全周
に連続したアドレス信号を再生するとともに、案内溝の
ウォブリングを検出することでトラッキング情報を得て
いる。このトラッキング情報はサーボ回路20に供給され
光学ピックアップ10が所定の案内溝を走査するようにト
ラッキングサーボがかけられるとともに、案内溝のうね
りが一定周期になるようにディスク回転を線速度一定に
保つサーボがかけられる。
【0043】誤り制御回路13では、復調回路12で復元さ
れた信号系列に含まれる誤り訂正符号を用いて信号系列
の誤りを訂正するとともに、インタリーブ処理により順
序を並べ替えられた信号系列を、元の順序に戻す。バッ
ファメモリ14は間欠的に入力されるデータを一旦蓄え、
連続的に出力する。図4はバッファメモリ14に蓄えられ
た情報量の時間変化を表したものである。この図に示す
ように、時刻0でバッファメモリ14がデータで満たされ
ると、その時点でバッファメモリ14へのデータの書き込
みを停止するとともに時刻0におけるディスク9b上のア
ドレスを記憶する。
【0044】次に、時刻0〜t5 の間バッファメモリ14
からデータを読み出し、バッファメモリ14の中のデータ
量が減少すると、マイクロコンピュータ19からサーボ回
路20へ制御信号が送られ、モータ21により時刻t5 に光
学ピックアップ10を時刻0に記憶したアドレスの地点ま
で戻して再生を続ける。なお、時刻t5 〜t6 の間もデ
ータは連続的に読み出されている。
【0045】同様に、時刻t6 でバッファメモリ14がデ
ータで満たされると、その時点でバッファメモリ14への
データの書き込みを停止するとともに時刻t6 でのディ
スク9b上のアドレスを記憶し、時刻t6 〜t11の間バッ
ファメモリ14からデータを読み出した後に時刻t11に光
学ピックアップ10を時刻t6 に記憶したアドレスの地点
まで戻して再生を続ける。つまり、図4に示すようにバ
ッファメモリ14への信号の書き込みは間欠的に行われる
が、バッファメモリ14からの信号の読み出しは連続的に
行われる。
【0046】データ伸長回路15では、圧縮されたデータ
を伸長し、元の時系列ディジタルオーディオ信号を復元
する。この復元された信号は、D/A変換回路16を経て
オーディオ出力端子17からアナログオーディオ信号とし
て出力される。マイクロコンピュータ19は、再生された
付加情報により、サーボ回路20, バッファメモリ14等各
種記録・再生の制御を行う。
【0047】なお、記録・再生用のシステム102 の動作
について説明したが、再生専用のシステム101 の動作
は、システム102 の再生動作と同様である。
【0048】ここで、記録済みディスク9aには1/5に
圧縮したオーディオ信号が記録されており、例えば図5
(a)の時刻t0 〜t1 、t1 〜t2 及びt2 〜t3 の
間のデータを圧縮して記録し、圧縮前と同じ信号レート
で読み出した場合、読み出しに要する時間は図5(b)
に示すようにそれぞれ時刻t0 〜t4 、t1 〜t5 及び
t2 〜t6 の間である。これらの圧縮データを圧縮前と
同じ信号レートで連続的に読み出し、記録用のディスク
9b上に連続的に記録すると、時刻t0 〜t3 の間のオー
ディオ信号系列は、図5(c)に示すように時刻t0 〜
t7 の間に複製され、データ複製に要する時間はデータ
圧縮を行わないで複製を行った場合に比べて時刻t7 〜
t3 の間だけ短縮される。
【0049】次に、複製動作について説明する。オーデ
ィオ信号の複製を行なう場合には、入力切り替えスイッ
チ25ではbが選択され、また、各マイクロコンピュータ
19から各ミュート回路24へ制御信号が送られ、各オーデ
ィオ出力端子17から音声信号は出力されない。この場
合、先に述べた通常の再生時と異なり、記録済みディス
ク9aに記録された信号を連続的に再生するようマイクロ
コンピュータ19からサーボ回路20へ制御信号が送られ
る。
【0050】記録済みディスク9aに記録された信号は光
学ピックアップ10で電気信号に変換され、再生アンプ11
に供給される。再生アンプ11で増幅された信号は復調回
路12に与えられ、EFM等の復調が行われ元の信号系列
が復元された後に誤り制御回路13に供給される。誤り制
御回路13では復調回路12で復元された信号系列に含まれ
る誤り訂正符号を用いて、信号系列の誤りを訂正すると
ともに、インタリーブ処理により順序を並べ替えられた
信号系列を、元の順序に戻す。この信号は入力切り替え
スイッチ25を経由して符号化回路5へと供給される。
【0051】符号化回路5では、インタリーブ処理,誤
り訂正符号を生成して付加する処理が行われ、さらに次
の変調回路6においては、EFM等の変調を施す。この
信号は記録ヘッド駆動回路7を介して磁気記録ヘッド8
から記録用ディスク9b上に記録されるが、このとき通常
の記録のように間欠的に記録するのではなく連続的に記
録するようマイクロコンピュータ19からサーボ回路20へ
制御信号が送られる。このようにしてオーディオ信号の
複製が完了する。
【0052】なお、この実施例1では、再生専用のシス
テム101 に専用のマイクロコンピュータ19を設けたが、
この処理を記録・再生用のシステム102 のマイクロコン
ピュータ19で併せて行なっても構わない。また、各バッ
ファメモリ14の制御を各マイクロコンピュータ19で行っ
たが、これに変わる機能を論理回路で実現しても構わな
い。
【0053】実施例2.実施例1に、著作権があるディ
ジタルオーディオ信号に対しては無制限に複製が行われ
ることを禁止するシステム、例えばSCMS(Serial C
opy ManagementSystem )またはSCMSと同等の機能
を持つものを取り入れてもかまわない。図6,7は、こ
の実施例2を示したブロック回路図である。図6,7に
おいて図1,2と同番号を付した部分は同一または相当
部分を示すので説明は省略する。なお、26は複製禁止情
報を検出する複製禁止情報検出回路である。この複製禁
止情報は付加情報として記録されるもので、ディジタル
オーディオ信号と同じ領域、またはディジタルオーディ
オ信号とは独立した付加情報の専用領域に記録される。
【0054】次に、動作を説明する。記録済みディスク
9aから読み出された信号は、実施例1と同様の過程を経
て誤り制御回路13に送られる。誤り訂正を施され元の順
序に並べ替えられた信号系列はバッファメモリ14に送ら
れるが、付加情報の内の複製禁止情報は複製禁止情報検
出回路26に送られる。もし、ここで複製禁止情報が検出
された場合には、複製禁止情報検出回路26からマイクロ
コンピュータ19に制御信号が送られ、マイクロコンピュ
ータ19は直ちに再生を停止するよう制御信号を発生し、
複製を禁止する。
【0055】もちろん、記録を停止するように制御して
も構わない。また、付加情報の専用領域に記録されてい
る複製禁止情報をオーディオ信号に先だってあらかじめ
読み出し、それを判定してから複製の可否を決めるよう
にしてもよい。
【0056】なお、実施例2では、複製禁止情報検出回
路26を設けたが、この処理をマイクロコンピュータ19の
内部で行っても構わない。
【0057】次に、情報信号に関連する付加情報をTO
Cに記録して再生時に利用する装置について、以下の実
施例3〜7に説明する。なお、これらの装置の構成及び
その基本的な記録・再生動作は従来例の図21と同じであ
るが、マイクロコンピュータ19の制御内容が少し異なっ
ている。
【0058】実施例3.下記表1はTOCのデータ配列
の一例を示すものである。
【0059】
【表1】
【0060】このTOCはオーディオ信号の記録領域と
は異なる領域、例えば、リードイン領域に集中して記録
される。この例は、プログラム番号, 各プログラム番号
に対応したプログラムの開始位置、及び各プログラムの
プログラム時間をアドレス量に換算した値とがTOCに
記録されるものである。ディスク上での曲配列の一例を
図8に示す。この例では、プログラム番号(曲番)が
[1]〜[5]である5つの曲A〜Eがディスク9に記
録されており、それ以降の領域が未記録部分になってい
る。A〜Eの曲の間の斜線部分が曲間ブランクであり、
TOC上の各プログラムの開始位置情報は、それぞれ図
8中のSに示す位置S1〜S5に対応している。
【0061】ディスク9が装置に装着されたとき、まず
TOC情報を読み取る動作を行う。すなわち、リードイ
ン領域から表1のTOC情報が読み出されてマイクロコ
ンピュータ19の内部メモリに格納される。このとき、マ
イクロコンピュータ19は、TOCを解読してディスク9
に書かれている全部の曲数とその合計時間を算出し、表
示回路23に表示させる。例えば、アドレス1番地当り5
秒であるとした場合、全曲数5、合計時間21分5秒と表
示する。実際にはアドレスはもっと細かくふられてお
り、1秒当りアドレス60番地あるいは100 番地とする。
また各プログラムのプログラム時間と開始位置アドレス
とから曲間のブランク部分及び未記録部分の時間を判定
して、ディスクの記録可能時間を表示させる。すなわ
ち、このディスク9が60分記録可能なディスクであると
すると、記録可能時間39分55秒と表示する。
【0062】次に、記録シーケンスについて具体的に説
明する。図9は記録シーケンスの一実施例を示すフロー
チャートである。この例は、既に記録してある曲の一部
を消去してそこに新たな曲を記録したい場合である。こ
のとき、TOC情報を読み取った(P1)後、まずユー
ザは、保存が不要であって消去したい曲番をキー入力22
によって指定する(P2)。例えば、表1のプログラム
Dを新たな曲に書き換えたい場合には曲番[4]を指定
する。マイクロコンピュータ19は、あらかじめ読み取っ
たTOCによって曲番[4]の開始位置S4=137 を知
り(P3)、その位置から記録開始できるように、記録
ヘッドと光学ピックアップをジャンプして待機させる
(P4)。そしてユーザによる記録キー操作(P5)と
同時に記録を開始する。記録中もディス案内溝のアドレ
スを再生監視する(P6)。曲番[4]のプログラム時
間により算出した終了位置E4=230 に達する前に記録
停止の操作がされたときには(P7:YES)、記録停止位
置のアドレスからプログラム時間を求め、新たな曲番
[4]のプログラム時間としてマイクロコンピュータ19
の内部メモリの情報を更新するとともに、ディスク上の
TOCを最新のものに書き換える(P12)。
【0063】これに対し、記録中に曲番[4]の終了位
置E4に達した場合には(P8:YES)、その位置から未
記録領域の開始位置Ua=293 にジャンプし、この位置
Uaから記録を継続する(P9)。この開始位置Ua
は、各プログラム時間より求めることができる。そし
て、記録停止の操作がされたときに(P10)、その停止
のアドレス位置をマイクロコンピュータ19は記憶する。
そして、位置Uaと停止したアドレス位置とから、この
部分のプログラム時間を求め、ディスク上のTOCに、
この情報を書き加える(P11)。
【0064】但し、この記録部分は曲番[4]の続きで
あるので、再生時に、TOC上でそのことがすぐに識別
できることが好ましい。そこで、曲番[4]の領域が複
数箇所に分かれていることを表すマーキング、例えばマ
ーキングが1であるときは、その曲番の続き部分がある
ことを示す情報をTOCに記録すればよい。
【0065】実施例4.他の記録方法として図10の記録
シーケンスについて説明する。この例は、既に記録して
ある曲を消去せずに新たな記録を行いたい場合である。
TOC情報を読み取った(P21)後、ユーザが記録キー
を操作すると(P22)、マイクロコンピュータ19はその
内部メモリ内の表1に示したようなTOC情報から未記
録領域の開始位置Uaを判定し、ディスク上のそのアド
レス位置を検索する(P23)。そしてそのアドレス位置
から記録あるいは記録ポーズ状態とする(P24)。記録
停止の操作がなされて記録が終了した(P25)後は、既
に記録されている曲のプログラム番号[5]に引き続く
プログラム番号に対応させプログラム時間をTOCに書
込む(P26)。
【0066】実施例5.図11は曲間のブランク部分を利
用した記録シーケンスを示す。この例も既に記録してあ
る曲を消去せずに新たな記録を行いたい場合の記録方法
で、実施例4より効率的な記録が可能である。TOC情
報を読み取った(P31)後、マイクロコンピュータ19は
TOCによって曲間のブランク部分を判定し(P32)、
ブランクの長さが記録するのに十分な領域があるかどう
かを判定する(P33)。例えば、20秒以上の曲間ブラン
クがある場合にそこに記録するように設定する。20秒は
アドレスでは4に相当するので、マイクロコンピュータ
19は、プログラムの終了位置と次のプログラムの開始位
置とのアドレス差Tがt=4以上の場合に記録可能領域
と判定する。表1の例の場合、曲番[4]と曲番[5]
との曲間のみがこれに相当し、この記録可能領域を登録
する(P34)。
【0067】そこで、ユーザが記録開始キーを操作した
とき(P35)、ディスク9上の曲番[4]の終了位置E
4を検索するよう制御して、その位置から記録を開始す
る(P36)。曲番[5]の開始位置S5まで記録したら
(P37:YES)、未記録領域の開始位置Uaにジャンプし
記録を継続する(P38)。記録停止の操作がなされて記
録が終了した(P39)後は、既に記録されている曲のプ
ログラム番号[5]に引き続くプログラム番号[6]に
対応させ、曲番[4]と曲番[5]との曲間に記録した
ものを第1の部分、未記録領域に記録したもの第2の部
分としてそれぞれプログラム時間と上述したマーキング
をTOCに書込む(P40)。もし複数の曲間ブランクが
あった場合には、順次その領域に記録を行う。
【0068】なお、図11に示した記録シーケンスにおい
て、記録可能領域の判定を、記録に先だって読み取った
TOCを利用して記録開始前に行っているが、記録キー
操作後に行っても構わない。また、記録可能領域が複数
ある場合に、どの領域から記録を行うかの順序は限定さ
れるものではなく、例えば、プログラム番号の順序、領
域の長さの順序等を適当に定めることができる。
【0069】以上の実施例3〜5のいずれの記録の場合
においても、記録前に表示した記録可能時間から記録し
た時間を減算していって、この時間を表示しユーザに知
らせることができる。
【0070】実施例6.次に、再生シーケンスについて
具体的に説明する。図12は再生シーケンスのフローチャ
ートを示す。オーディオ信号の再生前に、あらかじめT
OCを読み込み(P41)、ユーザが再生キーを操作して
(P42)ディスク再生を行っている場合に再生アアドレ
スを監視する(P43)。ユーザが再生停止キーを操作し
た場合には(P44:YES)停止する(P46)。再生停止キ
ーが操作されない場合(P44:NO)で、プログラムの終
了位置に達したならば、次に再生すべきプログラムの開
始位置にジャンプして(P45)再生を継続する。すなわ
ち、ディスク上で曲が連続して記録されておらず、ある
曲の終了位置と次曲の開始位置との間があいている場合
にはこの部分をスキップしながら再生する。
【0071】また、常にスキップ動作を行うのではな
く、マイクロコンピュータ19があらかじめ読み取ったT
OCによって、曲間ブランクの長さを判定し、ブランク
の長さが所定値以上の場合、例えば3秒以上の場合にの
みジャンプするように制御するようにしてもよい。
【0072】実施例7.次に、ユーザが、カットして再
生したい箇所を自由に設定できるための記録・再生シー
ケンスを説明する。例えば表1及び図8において、次に
プログラムDの途中からプログラムDの最後までの部分
の再生をカットしたい場合を考える。ユーザはカットし
たい再生箇所の前後を、検索あるいは通常の再生で捜し
出す。そして再生させながらカットしたい位置をキー入
力によって指定する。マイクロコンピュータ19は、この
位置のアドレスからプログラムDに対応したプログラム
番号[4]のプログラム時間の書換えを行う。再生時は
前述の曲間をスキップさせる再生動作を行わせること
で、ユーザが指定した位置から次の曲の先頭までの再生
がカットされる。また、プログラム開始位置をもユーザ
が自由に入力できるようにすることにより、任意の箇所
の再生カットができる。
【0073】なお、図9,図10及び図11に示した実施例
3,4及び5の記録シーケンスにおいて、記録開始位置
へのジャンプ動作は記録キーの操作前後のいずれに行っ
ても良い。
【0074】また、上記各実施例3〜7では、プログラ
ム番号に対応付けてプログラム開始位置とプログラム時
間とをTOCに書くようにしたが、これに限らず、例え
ばプログラム開始位置及び終了位置を書くようにしても
同様の効果が得られる。さらに、上記各実施例では圧縮
したオーディオ信号を記録・再生する装置について述べ
たが、画像信号,計算機等のディジタルデータを記録・
再生する装置にも適用できるし、記録・再生方式が光磁
気によらない場合にも適用できる。なお、説明で用いた
アドレス等の数値は一例であって、これに限られないこ
とはいうまでもない。
【0075】実施例8.図13は本発明を4チャンネルオ
ーディオ信号の記録・再生装置に適用したブロック回路
図である。図13において図1,2と同番号を付した部分
は同一または相当部分を示すので説明は省略する。ま
た、図13において31は4チャンネルのオーディオ信号入
力端子、32a, 32bは記録用のバッファメモリ、33は記録
信号選択スイッチ、34は再生信号選択スイッチ、35a, 3
5bは再生用のバッファメモリ、36は4チャンネルのオー
ディオ信号出力端子である。
【0076】図14は、図13の装置の記録信号処理及び動
作を示すタイミング図である。図13, 図14に基づいて、
まず4チャンネルオーディオ信号の記録動作を説明す
る。オーディオ信号入力端子31に供給された4チャンネ
ルのアナログオーディオ信号は、それぞれ2チャンネル
毎にA/D変換回路2a, 2bでサンプリングされディジタ
ル信号に変換される。このディジタル信号は、データ圧
縮回路3a, 3bにてそれぞれ音声圧縮符号化処理が行わ
れ、圧縮された2チャンネル毎の信号は、それぞれバッ
ファメモリ32a, 32bに一旦蓄えられる。
【0077】そして、2つのバッファメモリ32a, 32bか
らそれぞれ間欠的に読み出される信号は、図14(a),
(b)に示すように、一方のメモリから読み出されてい
る期間には他のメモリからの読み出しが禁止されるよう
に制御される。そしてスイッチ33は、この2つのバッフ
ァメモリ32a, 32bから信号が読み出される期間に対応し
て交互に切り替えられ、スイッチ33の出力としては2つ
の圧縮信号が交互に得られる。即ち図14(c)に示すR
1,R2がその交互に得られる信号である。この信号に
対し、符号化回路5及び変調回路6では、インタリーブ
処理, 誤り訂正符号の生成付加処理、さらにEFM変調
が施され、記録ヘッド駆動回路7を介して磁気記録ヘッ
ド8に供給される。
【0078】それぞれ2チャンネルの信号R1, R2
は、1枚のディスク9の異なる領域に記録される。図15
は、ディスク9上で信号の記録される領域を示す模式図
であり、信号R1が記録される領域A1は内周に、信号
R2が記録される領域A2は外周に設けられている例で
ある。領域A1,A2はどのように設けられていてもよ
く、各領域のディスク9上での位置があらかじめ決めら
れていれば、アドレスによって管理することができる。
【0079】記録を行うための磁気記録ヘッド8及び光
学ピックアップ10の位置は、記録する信号がR1とR2
とのいずれかによって領域A1または領域A2になるよ
う制御される。すなわち、信号R1が磁気記録ヘッド8
に供給されるt1 の期間には、磁気記録ヘッド8及び光
学ピックアップ10は領域A1に位置し記録を行い、R1
記録終了アドレス位置をマイクロコンピュータ19は記憶
する。R1の信号が終了したならば、記録電流を停止す
るとともに、t2 の期間に磁気記録ヘッド8及び光学ピ
ックアップ10を領域A2に移動させ待機する。そして信
号R2が磁気記録ヘッド8に供給されるt3 の期間に記
録電流を流して記録を行い、R2の記録終了アドレス位
置をマイクロコンピュータ19は記憶する。R2の信号が
終了したならば、記録電流を停止するとともに、t4 の
期間に再び磁気記録ヘッド8及び光学ピックアップ10を
領域A1に移動させ、先に記憶したR1の記録終了アド
レス位置を検索し待機する。
【0080】次のR1の信号供給期間t5 で、先の記録
部分に引き続いて記録を行い、記録終了アドレス位置を
更新する。このように信号R1とR2とに対応させて、
磁気記録ヘッド8及び光学ピックアップ10を移動させ、
アドレス信号を利用してそれぞれの領域で連続的に信号
を記録する。このとき、各領域で正しく記録が行えるよ
うにディスク回転サーボ, トラッキングサーボがかけら
れる。
【0081】次に再生動作を説明する。図16は、図13の
装置の再生信号処理及び動作を示すタイミング図であ
る。再生時も記録時と同様に、ディスク面の信号を読み
取るための光学ピックアップ10を移動させて2つの記録
領域の信号を再生する。すなわち、t1 の期間には、光
学ピックアップ10は領域A1に位置し、R1信号の読み
取りを行い再生終了アドレス位置をマイクロコンピュー
タ19は記憶する。次にt2 の期間に、光学ピックアップ
10を領域A2に移動させ、t3 の期間にR2の信号を読
み取りR2の再生終了アドレス位置をマイクロコンピュ
ータ19が記憶する。t4 の期間に再び光学ピックアップ
10を領域A1に移動させ、先に記憶したR1の再生終了
アドレス位置を検索し、t5 の期間にR1信号の読み取
りを行い、これを繰り返す。
【0082】光学ピックアップ10で読み取られた信号
は、再生アンプ11で増幅された後、復調回路12,誤り制
御回路13において、復調,誤り検出及び訂正処理及びデ
インタリーブ処理が行われる。処理された信号は、スイ
ッチ34によってR1,R2にそれぞれ対応するバッファ
メモリ35a, 35bに分離して供給される。バッファメモリ
35a, 35bから読み出された信号はデータ伸長回路15a, 1
5bに与えられ、それぞれ2チャンネル分の連続信号に復
元され、D/A変換回路16a, 16bでアナログ信号に変換
された後、オーディオ信号出力端子36から出力される。
【0083】以上述べたように、実施例8では、4チャ
ンネルのオーディオ信号の記録・再生が可能であるが、
さらに検索時間を短縮すること等により4チャンネル以
上の記録・再生を行うことも可能である。また、もちろ
ん4チャンネルオーディオ信号でなくとも、2つの2チ
ャンネルステレオソースあるいはマルチリンガルの記録
・再生等を行うこともできる。
【0084】実施例9.図17は、実施例9による再生装
置のブロック回路図である。図17において、図1,2,
図13と同番号を付した部分は同一または相当部分を示す
ので説明は省略する。また、図17において37はミキシン
グ回路、38は再生モード制御回路である。ディスク9か
らの信号読み取りは、実施例8と同じように行われ、2
チャンネルの信号が2つ再生される。今、ディスク9に
記録されている4チャンネルの信号をそれぞれA,B,
C及びDとし、例えば、A,Bには音楽の演奏のみ、
C,Dにはこの演奏に対応したボーカルのみを記録す
る。本装置の第1の再生モードでは、データ伸長回路15
a, 15bで復元された4チャンネルの信号を、ミキシング
回路37に入力して2チャンネル毎にミキシングし、A+
CとB+Dとの2チャンネルを生成する。そしてA+C
とB+DとをそれぞれD/A変換してアナログ信号に戻
して再生する。従って、演奏とボーカルとがミキシング
された音楽が再生される。
【0085】再生モード制御回路38によって第2の再生
モードが指定された場合には、ミキシング回路37ではミ
キシング処理を行わず、AとBあるいはCとDのいずれ
かを選択して出力する。従って、AとBを選択すれば、
音楽の演奏のみを再生でき、カラオケの伴奏等に用いる
ことができる。
【0086】なお、図17の実施例では、D/A変換前に
ディジタル信号でミキシングを行っているが、アナログ
信号に戻した後でミキシングを行うようにしても構わな
い。
【0087】実施例10.図18は、実施例10による再生装
置のブロック回路図である。本実施例は、上述のような
機能を装置の信頼性の向上に利用したものである。図17
において、図1,2,図13と同番号を付した部分は同一
または相当部分を示すので説明は省略する。また、39は
誤り率判定回路、40は信号選択スイッチである。記録時
にはディスク9上の領域A1と領域A2とに同一の信号
を二重記録しておく。そして、再生時には、図16(c)
の再生信号R1とR2との信頼性を誤り率判定回路39で
判定し、R1とR2との信頼性が高い方の信号を信号選
択スイッチ40で選択してデータ伸長回路15へ供給する。
従って、信頼性が高い再生を行える。
【0088】実施例11.図13に示した実施例8の記録・
再生装置に関する説明では、領域A1と領域A2とを時
分割で記録するか、または再生するとしたが、領域A1
の再生と領域A2の記録とを時分割で行うこともでき
る。例えば、語学学習を目的とし、領域A1には先生の
発声を録音しておき、その再生音を聞きながら自分の声
を領域A2に録音する。この場合、図13のブロック回路
図で、スイッチ33, 34はいずれも上方に倒しておく。図
19にこのときのタイミング図を示す。図19(f)の記録
信号が図19(a)に示す再生信号のあき期間になるよう
に再生及び記録の処理が行われる他は、基本的な処理は
実施例8で述べたものと同様である。
【0089】実施例11で述べた記録・再生装置の応用例
としては、例えば、ディスク9から再生した信号と外部
から入力した信号とをミキシングするミキシング回路を
設け、このミキシングした信号をディスクの別領域に記
録するようにしてもよい。
【0090】また、他の応用例としては、ディスク9か
ら再生した信号をイコライジング等の処理を行った後、
ディスクの別の領域に記録するようにしてもよい。
【0091】なお、上記各実施例8〜11では圧縮したオ
ーディオ信号を記録・再生する装置について述べたが、
画像信号, ディジタルデータを記録・再生する装置にも
適用できる。
【0092】
【発明の効果】第1発明の記録・再生装置(実施例1,
2)は、以上説明したように構成されているので、以下
に示すような効果が得られる。 (1) 圧縮して記録されたオーディオ信号を伸長する
ことなくそのまま複製するので、高速でオーディオ信号
の複製を行なうことができる。 (2) オーディオ信号を圧縮して記録・再生する装置
に、圧縮したまま連続的に再生した信号とデータ圧縮手
段により圧縮された間欠的な信号とを選択して入力する
スイッチと、圧縮して媒体上に記録したデータを圧縮し
たまま連続的に記録・再生する制御手段とを設ければよ
いので、簡単にディジタルオーディオ信号記録・再生装
置を構成することができる。 (3) 装置内に複製禁止情報を検出する回路を設ける
ことにより、複製禁止情報の有無によって複製の可否を
決めることができるので、著作権があるディジタルオー
ディオ信号に対しては無制限に複製が行われることを禁
止できる。
【0093】また、以上説明したように、第2発明の記
録・再生装置(実施例3〜7)は、各プログラムの開始
位置,プログラム時間等の付加情報をTOCに記録・再
生するものであって、この付加情報から使用されていな
い記録可能領域を判定して、記録時には自動的にその未
記録領域あるいは記録可能領域を検索して記録を行う。
また、記録済みのディスクに新たな記録を行う場合、特
定のプログラムのプログラム番号を指定しそのプログラ
ムに換わって新たなプログラムの記録を行う記録モード
をもち、記録が終了したときにそのプログラム番号に対
応させて付加情報を自動的に書き換える。再生時には、
まずTOCを読み取り、再生信号中のアドレスを常に監
視して、あるプログラムの終了位置から次に再生すべき
プログラムの開始位置にジャンプして再生を続ける。ま
た、曲間ブランクが所定値より大きい場合にのみジャン
プ動作を行わせるようにしたものであるから、曲間に長
いブランク部があってもそこを利用した効率的な記録が
可能になる。従って、ユーザが記録済みの曲を別の曲に
書換えたい、あるいは記録済みの曲を消さずに新たに記
録したいといった各種の記録モードに対応することがで
きる。また、曲間が長いものと短いものとが混在してい
るディスクを再生する場合でも、ほぼ曲間が揃った再生
ができ、ユーザにとって自然な再生ができる記録・再生
装置が得られる。
【0094】また、第3〜第7発明の記録・再生装置
(実施例8〜11)では、第1の情報信号(2チャンネル
のオーディオ信号)の記録・再生を行っていない期間
に、ディスク上の第2の領域へ磁気記録ヘッドを移動さ
せて、第2領域に第2の情報信号(他の2チャンネルの
オーディオ信号)を記録・再生し、再び元の領域に磁気
記録ヘッドを移動させて前に記録・再生した部分に連続
して第1の情報信号の記録・再生を行うようにしたの
で、4ないしそれ以上のチャンネル拡張ができる。ま
た、第1及び第2の情報信号として同じ内容の情報を記
録し再生時に信頼性の高い方を選択して出力することに
より信号の信頼性の向上が図れる。さらに第1の情報信
号を再生してその内容を確認しながら第2の情報信号を
ディスクの他の領域に記録できるので、ミキシング録音
等の特殊な記録・再生が同一ディスクで実現できる新し
い機能をもった記録・再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録・再生装置のブロック回路図であ
る。
【図2】本発明の記録・再生装置のブロック回路図であ
る。
【図3】図1,2に示す装置の記録時のバッファメモリ
内情報量の時間変化を表す図である。
【図4】図1,2に示す装置の再生時のバッファメモリ
内情報量の時間変化を表す図である。
【図5】図1,2に示す装置のデータ複製のタイミング
図である。
【図6】本発明の他の記録・再生装置のブロック回路図
である。
【図7】本発明の他の記録・再生装置のブロック回路図
である。
【図8】TOC内容に対応したディスク上のプログラム
配列を示す図である。
【図9】記録シーケンスを説明するフローチャートであ
る。
【図10】他の記録シーケンスを説明するフローチャー
トである。
【図11】更に他の記録シーケンスを説明するフローチ
ャートである。
【図12】再生シーケンスを説明するフローチャートで
ある。
【図13】本発明の更に他の記録・再生装置のブロック
回路図である。
【図14】図13に示す装置の記録動作を説明するタイミ
ング図である。
【図15】図13に示す装置のディスク上での記録領域を
示す図である。
【図16】図13に示す装置の再生動作を説明するタイミ
ング図である。
【図17】本発明の再生装置のブロック回路図である。
【図18】本発明の他の再生装置のブロック回路図であ
る。
【図19】図13に示す装置の記録・再生動作を説明する
タイミング図である。
【図20】オーディオ信号を複製する従来の装置のブロ
ック構成図である。
【図21】従来の記録・再生装置のブロック回路図であ
る。
【図22】図21に示す装置の動作を説明するタイミング
図である。
【符号の説明】
8 磁気記録ヘッド 9a, 9b ディスク 10 光学ピックアップ 18 アドレスデコーダ 19 マイクロコンピュータ 20 サーボ回路 21 モータ 22 入力キー 23 表示回路 26 複製禁止情報検出回路 32a, 32b, 35a, 35b バッファメモリ 33 記録信号選択スイッチ 34 再生信号選択スイッチ 37 ミキシング回路 39 誤り率判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 学 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内 (72)発明者 平井 伸明 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その情報量を圧縮させた情報信号を記録
    媒体に記録・再生する記録・再生装置において、情報信
    号を圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮した情
    報信号を第一のモードにおいて間欠的に記録・再生する
    記録・再生制御手段と、圧縮して記録媒体に記録された
    情報信号を第二のモードにおいて連続的に記録・再生す
    る記録・再生制御手段と、通常の記録及び再生時には第
    一のモードを選択し、情報信号を複製する場合には第二
    のモードを選択する手段とを備えることを特徴とする記
    録・再生装置。
  2. 【請求項2】 その情報量が圧縮されて記録媒体に記録
    されている情報信号を再生する再生装置において、第一
    のデータレートにて圧縮して記録媒体に記録されている
    情報信号を再生する再生手段と、再生された情報信号を
    伸長する手段と、情報信号を伸長するとき、前記第一の
    データレートより大きな第二のデータレートとなるよう
    に、再生速度を制御する制御手段とを備えることを特徴
    とする再生装置。
  3. 【請求項3】 その情報量を圧縮して情報信号を記録媒
    体に記録する記録装置において、第一のデータレートの
    情報信号を圧縮して第一の記録媒体上に記録する手段
    と、記録された情報信号を再生して伸長する手段と、再
    生された情報信号を伸長するとき、前記第一のデータレ
    ートより大きな第二のデータレートとなるような再生速
    度にて再生された情報信号を入力とし、この再生速度と
    同じ速度で第二の記録媒体に記録する記録制御手段とを
    備えることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 その情報量を圧縮させた情報信号を記録
    媒体に記録・再生する記録・再生装置において、第一の
    データレートの情報信号を圧縮して第一の記録媒体上に
    記録された情報信号を再生して伸長するとき、前記第一
    のデータレートより大きな第二のデータレートとなるよ
    うな再生速度にて情報信号を再生する再生制御手段と、
    前記第一のデータレートより大きな前記第二のデータレ
    ートとなるような再生速度にて再生された情報信号を入
    力とし、前記再生速度と同じ速度で第二の記録媒体に記
    録する記録制御手段と、前記第一の記録媒体から再生さ
    れる信号と圧縮され供給される信号とを選択し記録信号
    として入力する選択手段とを備えることを特徴とする記
    録・再生装置。
  5. 【請求項5】 情報信号とこの情報信号に関連する付加
    情報とをそれぞれ記録媒体の異なる領域に記録・再生
    し、付加情報が情報信号の各プログラム時間または各プ
    ログラムの記録媒体上での位置情報である記録・再生装
    置において、記録開始前に付加情報の内容を読み取る手
    段と、付加情報から記録媒体上の記録可能領域を判定す
    る判定手段と、記録時に記録可能領域を検索しながらこ
    の領域に記録を行う記録制御手段とを備えることを特徴
    とする記録・再生装置。
  6. 【請求項6】 情報信号とこの情報信号に関連する付加
    情報とをそれぞれ記録媒体の異なる領域に記録・再生
    し、付加情報が情報信号の各プログラムに対応する番号
    及びプログラム時間または各プログラムの記録媒体上で
    の位置情報である記録・再生装置において、既に記録さ
    れている情報信号の内の任意のプログラムに対応する番
    号を指定する指定手段と、該指定手段の出力とあらかじ
    め再生した付加情報とを用いて情報信号の記録を制御す
    る記録制御手段とを備え、指定されたプログラムの開始
    位置から情報信号の記録を開始し、指定されたプログラ
    ムの領域が終了したときには付加情報から判定した未記
    録領域の開始位置にジャンプして記録を行うように構成
    したことを特徴とする記録・再生装置。
  7. 【請求項7】 情報信号とこの情報信号に関連する付加
    情報とが記録されている記録媒体を再生し、情報信号は
    情報信号とともに記録媒体上の位置を示す連続時間信号
    が記録されている複数のプログラムから成っており、付
    加情報が情報信号の各プログラム時間または各プログラ
    ムの記録媒体上での位置情報である再生装置において、
    再生開始前に付加情報を読み取ってその情報内容を記憶
    する記憶手段と、情報信号を再生するとともに連続時間
    信号を再生する連続時間信号再生手段と、再生した連続
    時間信号と記憶している付加情報とを用いて再生を制御
    する再生制御手段とを備え、あるプログラムの終了位置
    まで再生した後、次に再生するプログラムの開始位置ま
    でジャンプし次の再生を行うように構成したことを特徴
    とする再生装置。
  8. 【請求項8】 情報信号とこの情報信号に関連する付加
    情報とが記録されている記録媒体を再生し、情報信号は
    情報信号とともに記録媒体上の位置を示す連続時間信号
    が記録されている複数のプログラムから成っており、情
    報信号の各プログラム時間あるいは各プログラムの記録
    媒体上での位置を示す情報が付加情報として記録されて
    いるものを再生する再生装置において、再生開始時に付
    加情報を読み取ってその情報内容を記憶する記憶手段
    と、付加情報から2つのプログラム間のブランク時間を
    算出する算出手段と、情報信号を再生するとともに連続
    時間信号を再生する連続時間信号再生手段と、再生した
    連続時間信号と前記算出手段の出力とを用いて再生を制
    御する再生制御手段とを備え、ブランク時間が所定以上
    のときにのみプログラムの終了位置から次に再生するプ
    ログラムの開始位置までのジャンプ動作を行うように構
    成したことを特徴とする再生装置。
  9. 【請求項9】 情報信号とこの情報信号に関連する付加
    情報とをそれぞれ記録媒体の異なる領域に記録・再生
    し、付加情報が情報信号の各プログラム時間または各プ
    ログラムの記録媒体上での位置情報である記録・再生装
    置において、記録されている情報信号の任意の箇所を再
    生する再生手段と、プログラムの終了箇所を指定する指
    定手段と、指定された終了箇所に対応してそのプログラ
    ム番号の付加情報内のプログラム時間または各プログラ
    ムの位置情報を書き換える記録制御手段とを備えること
    を特徴とする記録・再生装置。
  10. 【請求項10】 情報信号をディスク状の記録媒体に間
    欠的に記録する記録装置において、情報信号を記録媒体
    に記録するための記録手段と、該記録手段を記録媒体の
    半径方向に移動させる移動手段と、前記記録手段が記録
    を行う期間に対応して情報信号を前記記録手段に供給す
    るよう情報信号を処理する処理手段と、第1の情報信号
    を記録媒体の第1の領域に記録し、この第1の情報信号
    の記録を行っていない期間に記録媒体上の第2の領域へ
    前記記録手段を移動させて、第2領域に第2の情報信号
    を記録し、再び元の領域に前記記録手段を移動させ前に
    記録した部分に連続させて第1の情報信号を記録する記
    録制御手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 ディスク状の記録媒体に記録されてい
    る情報信号を間欠的に再生する再生装置において、記録
    媒体から情報信号を再生するための再生手段と、該再生
    手段を記録媒体の半径方向に移動させる移動手段と、再
    生動作期間に対応して前記再生手段から得た情報信号を
    取り込み処理する処理手段と、記録媒体の第1の領域か
    ら第1の情報信号を再生し、この第1の情報信号の再生
    を行っていない期間に記録媒体上の第2の領域へ前記再
    生手段を移動させて、第2領域から第2の情報信号を再
    生した後、再び元の領域に前記再生手段を移動させて前
    に再生した部分の続きから第1の情報信号を再生する再
    生制御手段とを備えることを特徴とする再生装置。
  12. 【請求項12】 ディスク状の記録媒体に記録されてい
    る情報信号を間欠的に再生する再生装置において、記録
    媒体の第1の領域から第1の情報信号を間欠的に再生
    し、この第1の情報信号の再生を行っていない期間に記
    録媒体上の第2の領域から第2の情報信号を再生する再
    生制御手段と、再生した第1の情報信号と第2の情報信
    号とを混合する混合手段と、第1の再生モードでは前記
    混合手段によって第1の情報信号と第2の情報信号とを
    混合した信号を出力し、第2の再生モードでは第1の情
    報信号と第2の情報信号のどちらかを選択して出力する
    手段とを備えることを特徴とする再生装置。
  13. 【請求項13】 ディスク状の記録媒体に記録されてい
    る情報信号を間欠的に再生する再生装置において、記録
    媒体の第1の領域から第1の情報信号を間欠的に再生
    し、この第1の情報信号の再生を行っていない期間に記
    録媒体上の第2の領域から第1の情報信号と同一内容の
    第2の情報信号を再生する再生制御手段と、再生した第
    1の情報信号と第2の情報信号との信頼性を判定する判
    定手段と、該判定手段により信頼性が高いと判定された
    方の情報信号を選択して出力する手段とを備えることを
    特徴とする再生装置。
  14. 【請求項14】 情報信号をディスク状の記録媒体に間
    欠的に記録・再生する記録・再生装置において、情報信
    号を記録媒体に記録・再生するための記録・再生手段
    と、該記録・再生手段を記録媒体の半径方向に移動させ
    る移動手段と、前記記録・再生手段が記録を行う期間に
    対応して情報信号を前記記録・再生手段に供給するよう
    情報信号を処理する記録信号処理手段と、再生動作期間
    に対応して前記記録・再生手段から得た情報信号を取り
    込み処理する再生信号処理手段と、第1の情報信号を記
    録媒体の第1の領域に記録し、第1の情報信号の記録を
    行わない期間に記録媒体上の第2の領域へ前記記録・再
    生手段を移動させて、第2の領域から第2の情報信号を
    再生し、再び元の領域に前記記録・再生手段を移動させ
    前に記録した部分に連続させて第1の情報信号を記録す
    る記録・再生制御手段とを備えることを特徴とする記録
    ・再生装置。
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