JPH06203769A - 偏向ヨークおよびその製造方法 - Google Patents

偏向ヨークおよびその製造方法

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JPH06203769A
JPH06203769A JP175893A JP175893A JPH06203769A JP H06203769 A JPH06203769 A JP H06203769A JP 175893 A JP175893 A JP 175893A JP 175893 A JP175893 A JP 175893A JP H06203769 A JPH06203769 A JP H06203769A
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coil
winding
deflection
horizontal
wound
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Nobuaki Fujisawa
伸晃 藤澤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルのネッ
ク側を小径化し、偏向効率の向上を図る。 【構成】 水平コイルボビン4のネック側の巻線フック
7の付け根の部分に、折除用の溝7aを形成すると共
に、巻線フック7の内径をCRTのネック部の内径より
も小径に構成し、水平偏向コイルを巻装したのちネック
側の巻線フック7を溝7aの部分で折除するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラ−陰極線管等の
陰極線管(以下単にCRTという)の偏向ヨ−クとその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の偏向ヨ−クの垂直偏向コイ
ルと水平偏向コイルがそれぞれ巻装されたのち一体に組
み立てられた巻枠となる部材の分解斜視図で、1は垂直
コイル用のコア、2はコア1のCRTのスクリーン側に
嵌着された巻枠部材、3はCRTのネック側に嵌着され
た巻枠部材でそれぞれ複数の巻線フック2a,3aが設
けられ、これらの巻線フック2aと3aにコイル端が掛
け止められてコア1内に垂直偏向コイルが巻装される。
【0003】4は水平偏向コイルが巻装される水平コイ
ルボビンで、図7はその一部破断平面図である。図にお
いてラッパ状テ−パー部5のスクリーン側には外側に開
く向きに複数の巻線フック6が形成され、ネック側5a
の内面5bには中心軸方向に延びる複数の巻線フック7
が、内面5bに張り出した形状でもって形成されてお
り、水平偏向コイルは、巻線フック6にコイルの一端が
掛け止められ、ラッパ状テ−パー部5の内壁に沿って他
端が巻線フック7に掛け止められた状態でもって巻装さ
れる。
【0004】図8は水平偏向コイルが巻装された水平コ
イルボビンの平面図で、8a,8bは水平偏向コイルの
巻線フック6,7に掛け止められている端部である。偏
向コイルは図6に示した垂直コイル用のコア1に巻線枠
部材2,3を嵌着したものに図示していない垂直偏向コ
イルを巻装したものの中に、図8に示した水平偏向コイ
ルの端部8bに図示していない絶縁カバーを嵌着したも
のを挿入して一体に組み立てられる。
【0005】水平コイルボビン4に巻装された水平偏向
コイルの径方向の厚さは1〜1.5mm程度であるが、
水平コイルボビン4のネック側端部内面に形成されてい
る巻線フック7の径方向の高さは、巻線時に加わる力に
耐える強度を付加するために2mm程度に形成されてお
り、この巻線フック7の内径は、CRTのネック部に挿
入するのに支障を生じない大きさに形成されている。
【0006】他方、水平偏向コイルのネック側の巻線端
部8bは、図8に示すように水平コイルボビン4のラッ
パ状テーパー部5のネック側端部5aの外径よりも外側
にはみ出した状態となるのが通例であり、この上に絶縁
カバーを嵌着させるので、垂直偏向コイルを巻装したネ
ック側巻線枠部材3および垂直偏向コイル用コア1の内
径は、上記水平偏向コイルを巻装した水平コイルボビン
4が支障なく挿入できる大きさに形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水平コイルボビン4の
ネック側端部5aの外径を小さくすることは、巻線フッ
ク7の強度上の問題から制約され、垂直偏向コイル用コ
ア1およびネック側巻線枠部材3の内径寸法もこの制約
を受ける。このように、従来の水平コイルボビンは、ネ
ック側の巻線フックが垂直偏向コイルおよび水平偏向コ
イルの小径化を阻害し、偏向コイルの小型化、および偏
向効率の向上を図る上で問題となっていた。
【0008】この発明は上記のような問題点の解消を目
的としてなされたもので、垂直および水平偏向コイルの
小径化および偏向効率のよい偏向ヨークとその製造方法
特にその製造に用いるコイルボビンを得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る偏向ヨー
クは、ラッパ状テーパー部のネック側内面に形成されて
いる巻線フックの付け根の部分に、ラッパ状テーパー部
の内面に沿って軸方向に延在する溝を設けたコイルボビ
ンに偏向コイルを巻装したものである。
【0010】また、この発明に係る偏向ヨークの製造方
法は、コイルボビンのCRTのスクリ−ン側に形成され
た複数の巻線フックとCRTのネック側に張り出して形
成された複数の巻線フックとの間に第1の偏向コイルを
巻装したものを、第2の偏向コイルが巻装されたコア内
に挿入して一体に組み立てるようにしたものにおて、第
1の偏向コイルを巻装したのち、ネック側の巻線フック
の第1の偏向コイルの内面より内方に突出している部分
を除去するようにした。
【0011】
【作用】この発明に係る偏向ヨークは、偏向コイルを巻
装するコイルボビンのネック側の巻線フックの付け根の
部分に折除用の溝を設けているので、巻線フックをプラ
イヤ等で左右に回動させることによって容易に折除する
ことができる。
【0012】また、この発明に係る偏向ヨークの製造方
法によれば、コイルボビンのネック側端部の内面に設け
られている巻線フックを、第1の偏向コイルを巻装した
のち折除するので、この巻線フックの強度上の理由から
必要であった径方向の寸を、第1の偏向コイルの径方向
の厚さから必要な寸法にまでネック側端部の内径を小さ
くすることができ、この差分だけ水平、垂直偏向コイル
の内径を小型化でき、その分偏向効率が向上する。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1の水平コイルボビ
ンの一部破断平面図で、図7と同一部分には、それぞれ
同一符号を付して説明を省略する。図において、7aは
巻線フック7の付け根の部分に形成した折除用の溝で、
ラッパ状テーパー部5の内面5bに沿って全幅にわたっ
て形成されている。
【0014】つぎに、図1の水平コイルボビン4を用い
た偏向ヨークの製造方法のうち、従来例と異なる部分を
説明する。図2は、図1の水平コイルボビンに水平偏向
コイルを巻装したものの平面図、図3はCRTのネック
側からみた背面図で、図3に示すように、水平偏向コイ
ルの端部8bの内径Φ1 が、CRTのネック部9の外径
Φ2 より2mm程度大きい寸法となるまでラッパ状テー
パー部5のネック側端部5aの内径を小さくし、巻線フ
ック7の厚さを必要な強度を与える寸法、例えば2mm
程度に形成している。この結果、巻線フック7の内径Φ
3 は、CRTのネック径Φ2 よりも小径となり、しか
も、図2に示すように水平偏向コイルの端部8bの外径
は、ラッパ状テーパー部5のネック側端部5aの外径よ
りも小径に形成される。
【0015】図4は水平コイルボビン4に熱融着性ワイ
ヤからなる水平偏向コイルを巻装し、これを加熱して熱
融着性ワイヤを固着させた後、プライヤ等で巻線フック
を挟み、左右に回動させて折除用の溝7aの部分から巻
線フック7を折除したものの平面図、図5はネック側か
らみた背面図で、図5に示すように、巻線フック7が除
去されているので、水平偏向コイルのネック側端部8b
の内径はCRTのネック部9の外径よりも大きくなって
いる。
【0016】なお、上記実施例1では、巻線フック7に
折除用の溝7aを設けたが、容易に折除できる構造であ
ればよい。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る偏向ヨークは、コイルボ
ビンのCRTのネック側の巻線フックを容易に除去でき
る構造にしたので、偏向コイルを巻装したのち、容易に
除去することができる。
【0018】この発明に係る偏向ヨークの製造方法によ
れば、第1の偏向コイルを巻装するコイルボビンに設け
られているネック側巻線フックを、第1の偏向コイルを
巻装したのちこの第1の偏向コイルの内面より突出して
いる部分を除去するようにしたので、水平および垂直偏
向コイルのネック側の内径を従来のものより小径にする
ことができ、小形で、偏向効率のよい偏向ヨークが得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の水平コイルボビンの一部
破断平面図である。
【図2】実施例1の水平コイルボビンに水平偏向コイル
を巻装したものの平面図である。
【図3】図2のIII-III 線矢視背面図である。
【図4】実施例1の水平コイルボビンに水平偏向コイル
を巻装したのちネック側の巻線フックを折除したものの
平面図である。
【図5】図4のV-V 線矢視背面図である。
【図6】従来の偏向ヨークの垂直偏向コイルがそれぞれ
巻装された一体に組み立てられる巻枠となる部材を示す
分解斜視図である。
【図7】従来例の水平コイルボビンの一部破断平面図で
ある。
【図8】従来例の水平コイルボビンに水平偏向コイを巻
装したものの平面図である。
【符号の説明】
4 水平コイルボビン 5 ラッパ状テーパー部 5a ネック側端部 5b 内面 6 巻線フック 7 巻線フック 7a 折除用の溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッパ状テ−パー部と、このラッパ状テ
    −パー部の陰極線管のスクリーン側に形成された複数の
    巻線フックと、陰極線管のネック側の内面に張り出して
    形成され、ラッパ状テ−パー部の内面に沿って軸方向に
    溝が形成されている複数の巻線フックとを有するコイル
    ボビン、このコイルボビンに巻線フックを介して巻装さ
    れた偏向コイルを備えた偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 コイルボビンの陰極線管のスクリ−ン側
    に形成された複数の巻線フックと陰極線管のネック側に
    張り出して形成された複数の巻線フックとの間に第1の
    偏向コイルを巻装したものを、第2の偏向コイルが巻装
    されたコア内に挿入して一体に組み立てるようにしたも
    のにおいて、上記コイルボビンに第1の偏向コイルを巻
    装したのち、上記ネック側の巻線フックの第1の偏向コ
    イルの内面より内方に突出している部分を除去するよう
    にしたことを特徴とする偏向ヨ−クの製造方法。
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