JPH0620277Y2 - サーキットブレーカ用スナップアクション型端子 - Google Patents
サーキットブレーカ用スナップアクション型端子Info
- Publication number
- JPH0620277Y2 JPH0620277Y2 JP1984104453U JP10445384U JPH0620277Y2 JP H0620277 Y2 JPH0620277 Y2 JP H0620277Y2 JP 1984104453 U JP1984104453 U JP 1984104453U JP 10445384 U JP10445384 U JP 10445384U JP H0620277 Y2 JPH0620277 Y2 JP H0620277Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snap action
- circuit breaker
- type terminal
- action type
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Thermally Actuated Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は、ワイヤハーネス等の接続に使用するサーキッ
トブレーカにおけるスナップアクション型端子の改良に
関するものである。
トブレーカにおけるスナップアクション型端子の改良に
関するものである。
従来の技術 従来のサーキットブレーカ(以下、ブレーカという。)
には、第5図のように、バイメタルまたは形状記憶合金
片aの両側にスリットbを設けて、側板cと中央板dを
形成し、両側板cの中央に打出し部eを設けることによ
り、中央板dを円弧状に湾曲させ、この湾曲中央板dに
よりバイメタル片または形状記憶合金片aをスナップア
クションにより反転させるようにしたスナップアクショ
ン型端子がある。fは接点である。
には、第5図のように、バイメタルまたは形状記憶合金
片aの両側にスリットbを設けて、側板cと中央板dを
形成し、両側板cの中央に打出し部eを設けることによ
り、中央板dを円弧状に湾曲させ、この湾曲中央板dに
よりバイメタル片または形状記憶合金片aをスナップア
クションにより反転させるようにしたスナップアクショ
ン型端子がある。fは接点である。
上記スナップアクション型端子では、接点f付近での発
熱が大きく、反転時に第6図A,Bにおいて、イ部が
“そり”はじめ、次いで湾曲中央板dが波走るように変
形し、最後に固定点側のロ部が“そり”、この固定点側
を支点に反転する。この際、湾曲中央板dの高さhが大
きければ、ハ部全体の“そり”が大きくなり、これに伴
って湾曲中央板dも伸びるので、接圧が低下する。この
ように、熱歪みにより1回反転しただけで、イ及びロ部
が“だれ”て、湾曲部の高さが低くなって湾曲部分び伸
び、この反転を繰返す(スナップアクション)ことによ
り、湾曲部分が前に出たり、後に出たりするようにな
る。
熱が大きく、反転時に第6図A,Bにおいて、イ部が
“そり”はじめ、次いで湾曲中央板dが波走るように変
形し、最後に固定点側のロ部が“そり”、この固定点側
を支点に反転する。この際、湾曲中央板dの高さhが大
きければ、ハ部全体の“そり”が大きくなり、これに伴
って湾曲中央板dも伸びるので、接圧が低下する。この
ように、熱歪みにより1回反転しただけで、イ及びロ部
が“だれ”て、湾曲部の高さが低くなって湾曲部分び伸
び、この反転を繰返す(スナップアクション)ことによ
り、湾曲部分が前に出たり、後に出たりするようにな
る。
なお、第7図は前記スナップアクション型端子を採用し
た従来のサーキットブレーカを示す。
た従来のサーキットブレーカを示す。
すなわち、スナップアクション端子である上記形状記憶
合金aの一端はサーキットブレーカgの一方の接続端子
h1の上端の接触片iにスポット溶接され、他端の接点
fは他方の接続端子h2の接触片iに近接して配置され
ている。jは接続端子h1,h2の基端部を固定する合
成樹脂製のケースである。
合金aの一端はサーキットブレーカgの一方の接続端子
h1の上端の接触片iにスポット溶接され、他端の接点
fは他方の接続端子h2の接触片iに近接して配置され
ている。jは接続端子h1,h2の基端部を固定する合
成樹脂製のケースである。
解決しようとする問題点 従来のスナップアクション型端子は、上述の如く湾曲中
央板dがスナップアクション時に“だれ”て、反転する
金属の特性が著しく低下するため、ブレーカの規格に適
合しなくなり、また、打出し部dが反転する側板cの中
央部にあるため、スナップアクションを行う際に、中央
部からクラックが入って破断する等、耐久性に欠けると
いう問題があった。
央板dがスナップアクション時に“だれ”て、反転する
金属の特性が著しく低下するため、ブレーカの規格に適
合しなくなり、また、打出し部dが反転する側板cの中
央部にあるため、スナップアクションを行う際に、中央
部からクラックが入って破断する等、耐久性に欠けると
いう問題があった。
本考案はかかる問題点を解消するためになされたもの
で、湾曲部の形状がスナップアクションによって“だ
れ”ず、その特性が変わることがなく耐久性の優れたサ
ーキットブレーカ用スナップアクション型端子を提供す
ることを目的とする。
で、湾曲部の形状がスナップアクションによって“だ
れ”ず、その特性が変わることがなく耐久性の優れたサ
ーキットブレーカ用スナップアクション型端子を提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記の目的を達成するため、本考案にあっては、導電性
金属板の一端に接点を設けると共に、該導電性金属板の
長手方向両側にスリットを設けて側板と中央板に分離
し、両側の側板に打出し部を設けて中央板を隆起させ、
該隆起部にスナップアクションを行わせるサーキットブ
レーカ用スナップアクション型端子において、前記側部
における打出し部をスリットの端部側に形成すると共
に、前記隆起部をスリットの両端部側から斜めに立ち上
る斜辺とこれに続く上辺とにより台形状に形成し、該斜
辺にはひも状の突起を設けたことを特徴とする。
金属板の一端に接点を設けると共に、該導電性金属板の
長手方向両側にスリットを設けて側板と中央板に分離
し、両側の側板に打出し部を設けて中央板を隆起させ、
該隆起部にスナップアクションを行わせるサーキットブ
レーカ用スナップアクション型端子において、前記側部
における打出し部をスリットの端部側に形成すると共
に、前記隆起部をスリットの両端部側から斜めに立ち上
る斜辺とこれに続く上辺とにより台形状に形成し、該斜
辺にはひも状の突起を設けたことを特徴とする。
作用 従来の湾曲形状を台形状にしたことにより、台形状部を
形成する斜辺部分が仮の支点となり、この仮の支点を基
点に反転、湾曲せしめることにより、スナップアクショ
ン時の“だれ”を防止するようにしたものである。
形成する斜辺部分が仮の支点となり、この仮の支点を基
点に反転、湾曲せしめることにより、スナップアクショ
ン時の“だれ”を防止するようにしたものである。
実施例 以下、本考案を図面と共に具体的に説明する。
第1図において、1は導電性金属板であり、その両側に
スリット2を設けて側板3,3と中央板4とに分離し、
中央板4を隆起させるのは従来と同様であるが、本考案
では、打出し部5をスリット2の端部、すなわち側板3
の前方接点6側に設け、中央板4はスリット2の両端部
から斜めに立ち上る斜辺4a,4aとこれに続く中央の
水平な上辺4bとにより台形状に形成され、この台形状
の隆起部4によってスナップアクションを奏するように
構成されている。なお、打出し部5は、側板3の後側、
或は前後両側にスリット2の端部に位置して設ける。ま
た、スリット2を設けて反転体部3を形成した場合に
は、その横巾が限定されるので、斜辺4aにひも状の突
起(ビード)を設けて隆起部4の変形を防止し、所定の
接圧を確保することが望ましい。
スリット2を設けて側板3,3と中央板4とに分離し、
中央板4を隆起させるのは従来と同様であるが、本考案
では、打出し部5をスリット2の端部、すなわち側板3
の前方接点6側に設け、中央板4はスリット2の両端部
から斜めに立ち上る斜辺4a,4aとこれに続く中央の
水平な上辺4bとにより台形状に形成され、この台形状
の隆起部4によってスナップアクションを奏するように
構成されている。なお、打出し部5は、側板3の後側、
或は前後両側にスリット2の端部に位置して設ける。ま
た、スリット2を設けて反転体部3を形成した場合に
は、その横巾が限定されるので、斜辺4aにひも状の突
起(ビード)を設けて隆起部4の変形を防止し、所定の
接圧を確保することが望ましい。
なお、台形状の隆起部4は、第2図のように斜辺4aの
角度θ鈍角として、その高さhに対し上辺4bの長さl
を十分大きくとるのが望ましい。角度θが鈍角で、高さ
hが大きいと、隆起部4が反転しなくなったり、反転時
に大きく変形するおそれが出て来る。
角度θ鈍角として、その高さhに対し上辺4bの長さl
を十分大きくとるのが望ましい。角度θが鈍角で、高さ
hが大きいと、隆起部4が反転しなくなったり、反転時
に大きく変形するおそれが出て来る。
上記構成において、過電流により接点6付近での発熱が
大きくなると、徐々に後部も発熱し、遂には反転する
が、隆起部4は第3図の如く、斜辺4a及び上辺4bと
が段階的に反転し、上辺4b部分が斜辺4aを仮の支点
Oとして楕円状に膨出反転する。その結果、この仮の支
点Oにより隆起部4の伸びが規制され、応力が緩和され
て変形が起き難くくなるので、スナップアクションを繰
り返しても接圧が低下せず、耐久性が向上する。
大きくなると、徐々に後部も発熱し、遂には反転する
が、隆起部4は第3図の如く、斜辺4a及び上辺4bと
が段階的に反転し、上辺4b部分が斜辺4aを仮の支点
Oとして楕円状に膨出反転する。その結果、この仮の支
点Oにより隆起部4の伸びが規制され、応力が緩和され
て変形が起き難くくなるので、スナップアクションを繰
り返しても接圧が低下せず、耐久性が向上する。
第4図A〜Dは、台形状の隆起部4の形状を改変したも
ので、Aは上辺4bの中央部を僅かに陥没4cさせたも
の、Bは逆にさらに隆起4dさせたもの、C,Dはそれ
ぞれBの斜辺と上辺部分にひも状の突起7を設けて補強
したものであって、隆起部4の変形防止と共に、接圧を
強化する効果がある。
ので、Aは上辺4bの中央部を僅かに陥没4cさせたも
の、Bは逆にさらに隆起4dさせたもの、C,Dはそれ
ぞれBの斜辺と上辺部分にひも状の突起7を設けて補強
したものであって、隆起部4の変形防止と共に、接圧を
強化する効果がある。
本考案は上記したようになるから、湾曲部がスナップア
クションによって“だれ”ず、その特性が変らず優れた
耐久性のサーキットブレーカ用スナップアクション型端
子を提供することができる。
クションによって“だれ”ず、その特性が変らず優れた
耐久性のサーキットブレーカ用スナップアクション型端
子を提供することができる。
第1図は本考案の一実施例を示すサーキットブレーカ用
スナップアクション型端子の斜視図、 第2図は同上の隆起部分の断面図、 第3図は第1図のサーキットブレーカの作用状態を示す
断面図、 第4図AないしDは隆起部の他の実施態様を示す断面
図、 第5図は従来例の説明図、 第6図はその作用状態の説明図、 第7図は従来のサーキットブレーカの斜視図である。 1…導電性金属板、2…スリット、3…側板、4…隆起
部(中央部)、4a…斜辺、4b…上辺、5…打出し
部、6…接点、7…ひも状の突起
スナップアクション型端子の斜視図、 第2図は同上の隆起部分の断面図、 第3図は第1図のサーキットブレーカの作用状態を示す
断面図、 第4図AないしDは隆起部の他の実施態様を示す断面
図、 第5図は従来例の説明図、 第6図はその作用状態の説明図、 第7図は従来のサーキットブレーカの斜視図である。 1…導電性金属板、2…スリット、3…側板、4…隆起
部(中央部)、4a…斜辺、4b…上辺、5…打出し
部、6…接点、7…ひも状の突起
Claims (1)
- 【請求項1】導電性金属板の一端に接点を設けると共
に、該導電性金属板の長手方向両側にスリットを設けて
側板と中央板に分離し、両側の側板に打出し部を設けて
中央板を隆起させ、該隆起部にスナップアクションを行
わせるサーキットブレーカ用スナップアクション型端子
において、 前記側部における打出し部をスリットの端部側に形成す
ると共に、前記隆起部をスリットの両端部側から斜めに
立ち上る斜辺とこれに続く上辺とにより台形状に形成
し、該斜辺にはひも状の突起を設けたことを特徴とする
サーキットブレーカ用スナップアクション型端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984104453U JPH0620277Y2 (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | サーキットブレーカ用スナップアクション型端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984104453U JPH0620277Y2 (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | サーキットブレーカ用スナップアクション型端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6119958U JPS6119958U (ja) | 1986-02-05 |
JPH0620277Y2 true JPH0620277Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30663804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984104453U Expired - Lifetime JPH0620277Y2 (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | サーキットブレーカ用スナップアクション型端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620277Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541499A (en) * | 1978-09-15 | 1980-03-24 | Repro Sv | Electrostatic copier |
-
1984
- 1984-07-12 JP JP1984104453U patent/JPH0620277Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541499A (en) * | 1978-09-15 | 1980-03-24 | Repro Sv | Electrostatic copier |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6119958U (ja) | 1986-02-05 |
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