JP3480707B2 - 雌端子金具 - Google Patents

雌端子金具

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JP3480707B2 JP2000020380A JP2000020380A JP3480707B2 JP 3480707 B2 JP3480707 B2 JP 3480707B2 JP 2000020380 A JP2000020380 A JP 2000020380A JP 2000020380 A JP2000020380 A JP 2000020380A JP 3480707 B2 JP3480707 B2 JP 3480707B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、雌端子金具の改良
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の雌端子金具の一例を示すと、図8
のようである。すなわち雌端子金具1は、箱形をなす本
体部2を備えており、その底板の先端が内方に向けて山
形に折り返されて弾性接触片3が形成され、その山の頂
上に接点4が設けられている。一方、本体部2の天井は
二重に形成され、内側の天井板5からは前後方向を向い
たビード6が形成されている。そして、相手の雄端子金
具のタブ7が本体部2内に前方から挿入されると、弾性
接触片3が撓み変形しつつ押し込まれ、その復元弾力に
よりタブ7が弾性接触片3の接点4とビード6との間で
挟持されることにより、雌雄の端子金具の間の接続が取
られるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで本体部2の天
井のビード6は、タブ7に対する接触圧を良好に得るた
めに設けられ、内側の天井板5を叩き出すことで形成さ
れているが、必ずしも全長にわたって平坦に形成される
とは限らない。例えば、長さ方向の中央部が弾性接触片
3側に接近するように湾曲して形成されることもある。
ビード6がこのように湾曲していると、回りに振動が生
じた場合等に、雄端子金具のタブ7が、接点4を中心と
して同図の矢線に示すように揺動し、ビード6の湾曲形
状に倣ってむしろ増幅される。そうすると接点4が次第
に削られてしまうおそれがあった。本発明は上記のよう
な事情に基づいて完成されたものであって、その目的
は、相手の雄端子金具のタブががたつくのを防止すると
ころにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、箱形の本体部と、
この本体部の一面の先端から内方に折り返された接点付
きの弾性接触片とを備え、前記本体部内に挿入された相
手の雄端子金具のタブが、前記接点と、前記本体部にお
ける前記弾性接触片と対向した面との間で弾性的に挟持
されることで接続が取られる雌端子金具において、前記
本体部の前記対向面には、記弾性接触片の接点を挟んだ
前後の領域に延びたビードが前記弾性接触片側に向けて
叩き出されることによって突出形成され、かつこのビー
ドは長さ方向の中央部が前記弾性接触片から離れるよう
に湾曲して形成されることにより、この湾曲部分の両端
は前記接点を挟んだ配置となる突出部となって前記タブ
を前記接点と共に当接支持することを特徴とするもので
ある。 【0005】 【発明の作用及び効果】相手の雄端子金具のタブが本体
部内に挿入されると、タブの一面には弾性接触片の接点
が、また反対側の面には、接点を挟んだ前後両側におい
て対向面の突出部がそれぞれ当てられた状態で弾性的に
挟持される。タブが、一面側の接点と、他面側における
接点を挟んだ前後2箇所の突出部との三点で安定して支
持されるから、仮に回りに振動が生じたとしても、タブ
が接点を中心に揺動することが規制され、もって接点の
摩耗等を防止することができる。また、突出部はビード
を湾曲させることによって形成されるから、本体部の対
向面における補強構造を確保した上で、雄端子金具のタ
ブを安定して支持することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。この実施形態の雌端子
金具10は、金属板からなる素材が図1に示す展開形状
に切断され、複数のプレス、曲げ工程を経て図2及び図
3に示す形状に形成される。全体的な構造は、先端側か
ら順次に、相手の雄端子金具35(図7)と接続される
本体部11、被覆電線の芯線の端末にかしめられるワイ
ヤバレル12、被覆の端末にかしめられるインシュレー
ションバレル13が設けられている。 【0007】本体部11は、図4にも示すように、前後
方向に細長い角形の箱状に形成され、前後両面が開口さ
れているとともに、天井15が二重構造とされている。
本体部11の底板16の先端からは、舌片(図1の符号
17参照)が延出して形成され、この舌片17が本体部
11内に向けてなだらかな山形状に折り返されること
で、弾性接触片18が形成されている。弾性接触片18
の先端は、底板16の奥方に底上げ形成された摺接部2
0に当てられ、先端が摺接部20上で摺接しつつよりな
だらかな山形状に撓み変形可能となっている。弾性接触
片18の山の頂上には、突出した接点21が形成されて
いる。 【0008】本体部11内には、弾性接触片18が過度
に撓み変形することを規制する過度撓み規制片23,2
4が設けられている。第1過度撓み規制片23は、図5
にも示すように底板16から切り起こして形成され、弾
性接触片18の接点21の形成位置を突き当てるように
なっている。第2過度撓み規制片24は左右一対が備え
られ、図6にも示すように、本体部11の左右の側板2
5から内方に向けて水平に突出するようにして切り出さ
れており、弾性接触片18における接点21と折り返し
部18Aの中間付近の左右の側縁を突き当てるようにな
っている。また、本体部11の左右の側板25における
長さ方向の中央部から少し後方に寄った位置の上端側に
は、図示しないコネクタハウジングのキャビティに対す
る一対のガイド部27が張り出し形成されている。 【0009】さて、本体部11の二重の天井15を構成
する内側の天井板30には、前後方向に細長いビード3
1が形成されている。このビード31は、内側の天井板
30の前縁と後縁からそれぞれ少し内方に入った位置の
間で、かつ天井板30の幅方向の中央部において、所定
寸法下方に叩き出すことにより形成されている。そして
特に、図4に示すように、長さ方向の中央部が上方に逃
げるような円弧状に湾曲して形成されている。この湾曲
部32の両端が、本体部11の天井15から下方に向け
て最も突出した突出部33となっており、弾性接触片1
8における接点21の位置からほぼ等距離だけ前後に離
間した箇所に設けられている。自然状態にある弾性接触
片18の接点21と、突出部33との間の上下方向の間
隔は、雄端子金具35のタブ36の厚さ寸法よりも少し
小さく設定されている。 【0010】続いて、本実施形態の作用を説明する。上
記した雌端子金具10はそれぞれ被覆電線の端末に固着
され、雌ハウジングの対応するキャビティ内に収容され
る。そしてこの雌ハウジングが、雄端子金具35の収容
された雄ハウジングと嵌合されることで、対応する雌雄
の端子金具10,35同士が接続される。その場合、相
手の雄端子金具35のタブ36が雌端子金具10の本体
部11内に挿入されると、弾性接触片18がよりなだら
かな山形に撓み変形しつつ押し込まれる。そして、タブ
36が所定位置まで押し込まれると、図7に示すよう
に、弾性接触片18の復元弾力により、接点21がタブ
36の裏面における長さ方向のほぼ中央部を押圧し、そ
れに伴いタブ36の表面における接点21で押圧された
位置の前後2箇所が、天井板30の前後の突出部33に
押し付けられた状態となって、タブ36が支持される。 【0011】すなわち雄端子金具35のタブ36が、雌
端子金具10の本体部11内において弾性接触片18と
天井面との間で弾性的に挟持されるに際し、タブ36の
裏面には弾性接触片18の接点21が、また表面には接
点21を挟んだ前後両側において天井板30の突出部3
3がそれぞれ当てられた状態で支持され、いわゆる三点
で安定して支持されているから、例えばコネクタハウジ
ングに振動等が生じたとしても、タブ36が接点21を
中心に揺動することが規制される。もって接点21の摩
耗等を防止することができる。 【0012】<他の実施形態> 本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に
限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も
本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することがで
きる。すなわち、弾性接触片の形状は上記実施形態に例
示したものに限らず、山形であっても先端が本体部の底
板から浮いているもの、あるいは単に斜め姿勢に折り返
されたもの等であってもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る雌端子金具の展開図 【図2】雌端子金具の側面図 【図3】その一部切欠平面図 【図4】雌端子金具の本体部の縦断面図 【図5】図4のX−X線断面図 【図6】図4のY−Y線断面図 【図7】相手のタブが挿入された状態の縦断面図 【図8】従来例の縦断面図 【符号の説明】 10…雌端子金具 11…本体部 15…天井 16…底板 18…弾性接触片 21…接点 30…(内側の)天井板 31…ビード 32…湾曲部 33…突出部 35…雄端子金具 36…タブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/115

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 箱形の本体部と、この本体部の一面の先
    端から内方に折り返された接点付きの弾性接触片とを備
    え、前記本体部内に挿入された相手の雄端子金具のタブ
    が、前記接点と、前記本体部における前記弾性接触片と
    対向した面との間で弾性的に挟持されることで接続が取
    られる雌端子金具において、 前記本体部の前記対向面には、記弾性接触片の接点を挟
    んだ前後の領域に延びたビードが前記弾性接触片側に向
    けて叩き出されることによって突出形成され、かつこの
    ビードは長さ方向の中央部が前記弾性接触片から離れる
    ように湾曲して形成されることにより、この湾曲部分の
    両端は前記接点を挟んだ配置となる突出部となって前記
    タブを前記接点と共に当接支持することを特徴とする雌
    端子金具。
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