JPH06202734A - 位置決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方法 - Google Patents

位置決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方法

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JPH06202734A
JPH06202734A JP34780992A JP34780992A JPH06202734A JP H06202734 A JPH06202734 A JP H06202734A JP 34780992 A JP34780992 A JP 34780992A JP 34780992 A JP34780992 A JP 34780992A JP H06202734 A JPH06202734 A JP H06202734A
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JP
Japan
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movable body
deviation
origin
control system
arrival
Prior art date
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Pending
Application number
JP34780992A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Suzuki
則行 鈴木
Masaki Sakai
正樹 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動体が移動可能域の終端位置に到達したこ
とをリミットスイッチ等の検出手段を使用することなく
判定する。 【構成】 可動体の位置偏差を取込み(ステップ10
1)、この偏差を設定値と比較する(ステップ10
2)。そして、位置偏差が予設定値以上になった場合
に、可動体が移動可能域の終端位置に到達したと判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置決め制御系におけ
る可動体の終端位置への到達を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置やロボットの制御装置等に
おいては、指令パルスの数と可動体の移動量を示すフィ
ードバックパルスの数との偏差を偏差カウンタで検出
し、この偏差が零となるように上記可動体の位置を制御
する位置決め制御系が使用されている。
【0003】この種の位置決め制御装置においては、電
源の投入後に以下のような原点復帰処理が実行される。
すなわち、まず、第1の指令パルスを偏差カウンタに入
力して,上記可動体を移動可能域の原点側終端位置に向
って移動させる。
【0004】上記電源の投入時においては、可動体が原
点位置の手前に位置しているか、原点位置と原点側終端
位置の間に位置しているか不明であり、前者の場合に
は、上記移動中に可動体が原点位置に到達し、また後者
の場合には、上記移動中に可動体が原点側終端位置に到
達することになる。
【0005】そこで、前者の場合には、可動体の原点位
置への到達が判断された時点で、上記第1の指令パルス
の入力を停止する処理と、上記偏差カウンタをリセット
する処理を実行して、可動体を原点位置に位置決めして
いる。
【0006】また、後者の場合には、可動体の上記原点
側終端位置への到達が判定された時点で、第2の指令パ
ルスを上記偏差カウンタに入力して上記可動体を原点位
置に向って移動させ、その後、可動体の原点位置への到
達が判定された時点で、上記第2の指令パルスの入力を
停止する処理と、上記偏差カウンタをリセットする処理
を実行して、可動体を原点位置に位置決めしている。
【0007】ところで、従来においては、上記可動体が
原点側終端位置に到達したことを判定するため、以下の
ような手段を用いている。
【0008】a.原点側終端位置に到達した可動体を検
出するリミットスイッチ。b.上記可動体を駆動するア
クチュエータの負荷の大きさを検出するセンサと、この
センサで検出される負荷を予設定値と比較する比較手
段。
【0009】上記判定手段bは、可動体が原点側移動端
に到達した場合に上記アクチュエータの負荷が急増する
ことを利用しており、上記アクチュエータがサーボモー
タである場合には、上記センサとして例えば、該モータ
の電気子電流を検出する電流センサが使用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、上記手段a,b等を用いて可動体の移動端
への到達を判定しているが、これらは制御系のコストを
アップさせ、かつ構成を複雑にする。また、上記リミッ
トスイッチ等は取り付け作業や配線作業を必要とするこ
とから、制御系の組み立て性を損なわせる。
【0011】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、リミ
ットスイッチ等の検出手段を必要とすることなく可動体
の終端位置への到達を判定することができる方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動体の位置
偏差を検出し、この偏差が零となるように上記可動体の
位置を制御する位置決め制御系に適用され、上記偏差を
入力する工程と、上記偏差を予設定値と比較して、該偏
差が上記予設定以上になった場合に上記可動体が移動可
能域の終端位置に到達したと判定する工程とを有してい
る。
【0013】
【作用】位置偏差が予設定値と比較され、該偏差が上記
予設定以上になった場合に上記可動体が移動可能域の終
端位置に到達したと判定される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1は、位置決め制御系10の一例を示し
ている。この制御系10において、CPU11からはパ
ルス列からなる正転指令信号または逆転指令信号が出力
され、上記正転指令信号は偏差カウンタ12のアップ入
力端に、また逆転指令信号は同カウンタ12のダウン入
力端にそれぞれ加えられる。
【0016】パルスエンコーダ13は、制御対象である
サーボモータ14の回転動作に応動して、該モータ14
の回転量に対応した数のA相パルス信号、B相パルス信
号およびC相パルス信号をそれぞれ発生する。なお、上
記A相パルス信号とB相パルス信号は、互いの位相が9
0度ずれており、例えば、1回転で1000個発生され
る。また、C相パルス信号は1回転で1個発生される。
【0017】上記サーボモータ14は、NC機械20に
設けられた送り用スクリュー21を回動して、該スクリ
ュー21に螺合された可動テーブル22を移動させる電
動アクチュエータである。なお、モータ14が正転およ
び逆転された場合には、可動テーブル22がそれぞれ右
方および左方に移動される。
【0018】方向判別回路15は、上記パルスエンコー
ダ13より出力されるA相およびB相パルス信号を入力
し、それらの信号の位相差に基づいてモータ14の回転
方向を判断する。そして、モータ14の正転時および逆
転時に、該モータ14の回転量に対応した数の正転パル
ス信号および逆転パルス信号をそれぞれ作成し、正転パ
ルス信号を偏差カウンタ12のダウン入力端に、また逆
転パルス信号を上記カウンタ12のアップ入力端にそれ
ぞれ入力する。
【0019】なお、方向判別回路15の構成は周知であ
るので、それについての詳細な説明は省略する。
【0020】上記CPU11から偏差カウンタ12に入
力される指令パルス信号は、可動テーブル22をある位
置から他の位置まで移動させるための位置指令信号であ
り、また方向判別回路15から偏差カウンタ12に入力
されるパルス信号は、可動テーブ22の移動量を示すィ
ードバック信号である。したがって、偏差カウンタ12
のカウント値は、可動テーブル22の位置偏差を示す。
【0021】上記位置偏差を示す偏差カウンタ12の出
力は、D/A変換器16でD/A変換されたのち、減算
器17およびサーボアンプ18を介して上記サーボモー
タ14に加えられ、この結果、上記位置偏差が零となる
ように上記可動テーブル22が移動される。
【0022】なお、速度センサ19は、上記モータ14
の回転速度、つまり上記可動体22の移動速度を検出す
るものであり、その出力信号は速度フィードバック信号
として上記減算器17に入力される。
【0023】図2は、上記CPU11によって実行され
る原点復帰処理の手順を例示している。この手順では、
まず、可動体22を原点側終端位置P1に向って移動さ
せるための第1の指令パルスが偏差カウンタ12に出力
され(ステップ100)、これによって可動体22が図
1における左方向に移動される。
【0024】上記第1の指令パルスのパルス数は、可動
体22を原点側終端位置P1と非原点側終端位置P2間
の距離以上移動させ得るように設定されており、また、
該指令パルスの周波数は、可動体22が適宜な速度で移
動されるように設定されている。なお、位置P1とP2
間は、可動体22の移動可能域である。
【0025】ステップ101では、上記移動体22の位
置偏差を示す偏差カウンタ12の出力が取込まれ、つい
で、上記位置偏差が予設定値以上であるか否かが判断さ
れる(ステップ102)。
【0026】いま、図1に示したように、可動体22が
原点位置P3と原点側終端位置P1間に位置されている
とすると、上記第1の指令パルスの出力に伴って該可動
体22が原点側終端位置P1に接近し、該位置P1に到
達した時点でストッパ23に当接して停止する。
【0027】可動動体22が停止すると、サーボモータ
14およびパルスエンコーダ13も停止するので、偏差
カウンタ12にフィードバックパルスが入力されなくな
り、その結果、該カウンタ12のカウント値、つまり上
記可動体22の位置偏差が急激に上昇することになる。
【0028】ステップ102の比較基準である偏差の予
設定値は、上記可動体22の停止に伴う位置偏差の急増
を判断し得る適宜な値に設定されており、したがって、
上記可動体22が原点側終端位置P1に到達した場合、
ステップ102の判断結果がYESになる。
【0029】なお、可動体22が原点側終端位置P1に
到達するまでの間はステップ102の判断結果がNOで
あり、この場合、手順がステップ109に移行されて、
可動体22が原点位置に到達したか否かが判断される。
【0030】図1に示した可動体22が左行される場
合、その左行中に該可動体22が原点位置P3を通過す
ることはない。したがって、上記左行中におけるステッ
プ109の判断結果はNOであり、この場合、手順がス
テップ100に戻される。
【0031】上記ステップ102の判断結果がYESに
なると、上記第1の指令パルスを停止する処理と、偏差
カウンタ12をリセットする処理とが実行され(ステッ
プ103,104)、ついで、可動体22を原点位置P
3に向って移動させるための第2の指令パルスが偏差カ
ウンタ12に出力される(ステップ105)。
【0032】上記第2の指令パルスのパルス数は、可動
体22を原点側終端位置P1と原点位置P3とで規定さ
れる距離以上移動させ得るように設定され、また、該指
令パルスの周波数は、上記可動体22が適宜な速度で移
動されるように設定されている。
【0033】次のステップ106では、該可動体22が
原点位置P3に到達したか否かが判断され(ステップ1
06)、その判断結果がNOである間は上記第2の指令
パルスの出力が継続される。そして、ステップ106で
原点位置P3への到達が判断されると、モータ14の減
速処理と、上記C相パルスに同期して上記第2の指令パ
ルスを停止する処理と、偏差カウンタ12をリセットす
る処理とが実行される(ステップ107,108)。
【0034】原点側終端位置P1と原点位置P3の間に
位置する可動体22は、以上のようにして原点復帰され
る。
【0035】つぎに、図1に破線で示したように、原点
復帰前の可動体22が原点位置P3と非原点側終端位置
P2の間に位置されているとすると、この場合には、ス
テップ102の判断結果がYESになる前に上記ステッ
プ109の判断結果がYESになる。つまり、第1の指
令パルスの出力に基づく可動体22の左行中に該可動体
が原点位置P3に到達する。
【0036】そして、ステップ109で上記到達が判断
されると、モータ14を減速させる処理と、上記C相パ
ルスに同期して上記第1の指令パルスを停止させる処理
とが実行されたのち(ステップ110)、手順がステッ
プ108に移行され、その結果、可動体22が原点位置
P3に位置決めされる。
【0037】なお、上記ステップ106および109に
おいては、原点位置P3の近傍に配設された図示してい
ない可動体検出用リミットスイッチの出力に基づいて、
上記原点位置P3への可動体22の到達が判断される。
【0038】以上の説明から明らかなように、原点側終
端位置P1と原点位置P3と間に位置する可動体22を
原点復帰させる場合においては、上記終端位置P1に可
動体22が到達したことを判定する必要があるが、本発
明に係るステップ102の判断処理では、偏差カウンタ
12の出力を利用して、つまり、可動体22の位置偏差
に基づいて上記原点側終端位置P1への到達を判定して
るので、上記判定のためにリミットスイッチ等のセンサ
類を全く必要としない。
【0039】なお、可動体22の通常運転時において
も、何等かの要因で該可動体22が原点側終端位置P1
または非原点側終端位置P2に到達する虞れがあるが、
本発明はこのような場合の到達判定手段としても有効で
ある。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、可動体が移動可能域の
終端位置に到達したことをリミットスイッチ等の検出手
段を使用することなく判定することができ、したがっ
て、位置決め制御系のコストの低減、構成の簡単化およ
び組み立て性の向上を図ることができる。また、リミッ
トスイッチ等の検出手段を使用しなくて良いので、該検
出手段の故障による制御系の信頼性低下を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置決め制御系の構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例が適用された原点復帰処理の手
順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 位置決め制御系 11 CPU 12 偏差カウンタ 13 パルスエンコーダ 14 サーボモータ 15 方向判別回路 20 NC機械 21 送り用スクリュー 22 可動体 P1 原点側終端位置 P2 非原点側終端位置 P3 原点位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体の位置偏差を検出し、この偏差が
    零となるように上記可動体の位置を制御する位置決め制
    御系に適用され、 上記偏差を入力する工程と、 上記偏差を予設定値と比較して、該偏差が上記予設定以
    上になった場合に上記可動体が移動可能域の終端位置に
    到達したと判定する工程とを含むことを特徴とする位置
    決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方
    法。
JP34780992A 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方法 Pending JPH06202734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34780992A JPH06202734A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方法

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JP34780992A JPH06202734A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方法

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JPH06202734A true JPH06202734A (ja) 1994-07-22

Family

ID=18392737

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JP34780992A Pending JPH06202734A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御系における可動体の終端位置への到達判定方法

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JP (1) JPH06202734A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3124839A1 (en) * 2015-07-30 2017-02-01 King Abdulaziz City for Science and Technology Reprogrammable testing circuit for testing multiple types of valves

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3124839A1 (en) * 2015-07-30 2017-02-01 King Abdulaziz City for Science and Technology Reprogrammable testing circuit for testing multiple types of valves

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