JPH0620170Y2 - 安定化電源等の電圧検出器保護装置 - Google Patents
安定化電源等の電圧検出器保護装置Info
- Publication number
- JPH0620170Y2 JPH0620170Y2 JP1985138691U JP13869185U JPH0620170Y2 JP H0620170 Y2 JPH0620170 Y2 JP H0620170Y2 JP 1985138691 U JP1985138691 U JP 1985138691U JP 13869185 U JP13869185 U JP 13869185U JP H0620170 Y2 JPH0620170 Y2 JP H0620170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- constant current
- voltage
- voltage detector
- shunt regulator
- protection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、過渡応答がよく、電圧検出範囲が広い、安
定化電源等の電圧検出器保護装置に関するものである。
定化電源等の電圧検出器保護装置に関するものである。
［従来の技術］ 安定化電源等の電圧検出器保護装置として、第３図に示
すようなものが知られている。すなわち、フオトカプラ
１、高精度な基準電圧源と演算増幅器で構成されている
シャントレギュレータＩＣ２、コンデンサＣ、検出用抵
抗器Ｒ１、Ｒ２、電流制限用抵抗Ｒ３から構成されてい
るものである。フオトカプラ１と直列に接続されている
電流制限用抵抗Ｒ３は、フオトカプラ１及びシャントレ
ギュレータＩＣ２に過渡的に高い電圧がかかったとき、
大きな電流が流れるのを防止するものである。
すようなものが知られている。すなわち、フオトカプラ
１、高精度な基準電圧源と演算増幅器で構成されている
シャントレギュレータＩＣ２、コンデンサＣ、検出用抵
抗器Ｒ１、Ｒ２、電流制限用抵抗Ｒ３から構成されてい
るものである。フオトカプラ１と直列に接続されている
電流制限用抵抗Ｒ３は、フオトカプラ１及びシャントレ
ギュレータＩＣ２に過渡的に高い電圧がかかったとき、
大きな電流が流れるのを防止するものである。
［考案が解決しようとする問題点］ この従来技術においては、電流制限用抵抗Ｒ３と、シャ
ントレギュレータＩＣ２のカソード・レフアレンス間に
接続されたコンデンサＣとにより、新たな時定数が生
じ、スイツチングレギュレータの制御系の過渡応答が良
くないという問題点がある。また、電圧許容範囲の広い
電源に適用しようとすると、電流制限用抵抗Ｒ３は高い
電圧に合わせて抵抗値を高くしなければならず、電圧降
下が大きくなり、低い方の電圧検出範囲が制限されてし
まうという問題点がある。
ントレギュレータＩＣ２のカソード・レフアレンス間に
接続されたコンデンサＣとにより、新たな時定数が生
じ、スイツチングレギュレータの制御系の過渡応答が良
くないという問題点がある。また、電圧許容範囲の広い
電源に適用しようとすると、電流制限用抵抗Ｒ３は高い
電圧に合わせて抵抗値を高くしなければならず、電圧降
下が大きくなり、低い方の電圧検出範囲が制限されてし
まうという問題点がある。
この考案は、このような従来技術の問題点を解決する目
的でなされたものである。
的でなされたものである。
［問題点を解決するための手段］ 上記課題を解決するための手段を、実施例に対応する第
１図を用いて以下、説明する。この考案は、シャントレ
ギュレータＩＣを使用した電圧検出器において、検出用
抵抗器Ｒ１と検出用抵抗器Ｒ２の接続点を、シャントレ
ギュレータＩＣ２のレフアレンスに接続するとともにコ
ンデンサＣの一端に接続し、コンデンサＣの他端を定電
流素子３を介してシャントレギュレータＩＣ２のカソー
ドに接続し、コンデンサＣと定電流素子３との接続点を
フオトカプラ１に接続したものである。
１図を用いて以下、説明する。この考案は、シャントレ
ギュレータＩＣを使用した電圧検出器において、検出用
抵抗器Ｒ１と検出用抵抗器Ｒ２の接続点を、シャントレ
ギュレータＩＣ２のレフアレンスに接続するとともにコ
ンデンサＣの一端に接続し、コンデンサＣの他端を定電
流素子３を介してシャントレギュレータＩＣ２のカソー
ドに接続し、コンデンサＣと定電流素子３との接続点を
フオトカプラ１に接続したものである。
［作用］ このように構成されたものにおいては、コンデンサＣに
より定電流素子３は定常時は抵抗として作用し、過大電
圧が印加された異常時のみ定電流作用を行う。そして、
定電流素子３がコンデンサＣとシャントレギュレータＩ
Ｃ２で作る閉ループに入っているため、ＣＲの時定数は
無視できる程度に小さく、スイツチングレギュレータの
制御系への影響はない。また、定電流素子３の電圧降下
は少ないので、電圧検出範囲が広くなる。
より定電流素子３は定常時は抵抗として作用し、過大電
圧が印加された異常時のみ定電流作用を行う。そして、
定電流素子３がコンデンサＣとシャントレギュレータＩ
Ｃ２で作る閉ループに入っているため、ＣＲの時定数は
無視できる程度に小さく、スイツチングレギュレータの
制御系への影響はない。また、定電流素子３の電圧降下
は少ないので、電圧検出範囲が広くなる。
［実施例］ 第１図は、この考案の一実施例を示す図である。第１図
において、１はフオトカプラ、２はシャントレギュレー
タＩＣ、３は定電流素子、４は制御回路である。定電流
素子３としてＦＥＴ、定電流ダイオード等が用いられ
る。定電流素子３は、その一端がコンデンサＣの他端に
接続され、その他端がシャントレギュレータＩＣ２のカ
ソードに接続されていて、シャントレギュレータＩＣ２
の閉ループに入っている。検出用抵抗器Ｒ１と検出用抵
抗器Ｒ２の接続点は、シャントレギュレータＩＣ２のレ
フアレンスに接続されているとともにコンデンサＣの一
端に接続されている。この回路では、定電流素子３が使
用され、定電流素子３がシャントレギュレータＩＣ２の
閉ループ内に入っているため、スイツチングレギュレー
タの制御系への影響はない。したがって、過渡応答が良
い。定電流素子３は、第２図に示すように、その両端の
電圧がピンチ電圧ＶＰ以上になると、ほとんど電流が増
加しない。また、定電流よりも小さい電流のときは、そ
の両端にかかる電圧は非常に小さい。この考案に係る電
圧検出器保護装置は、定常状態ではピンチ電圧ＶＰ以下
となるよう設定されて、抵抗として作用する。また、ピ
ンチ電圧ＶＰを越えた異常状態のとき、定電流作用を行
う。したがって、抵抗で電流を制限するときのように電
圧の大きさを考慮することなく、制限電流のみ考慮すれ
ばよく、通常電圧検出器で使用する電流を、定電流素子
３の定電流より小さい電流で使用すれば、抵抗を用いた
電流制限よりも定電流素子３の方が電圧降下は少ない。
したがって、より広い電圧検出範囲が可能となる。ま
た、定常時における抵抗成分についても定電流素子３が
コンデンサＣとシャントレギュレータＩＣ２で作られる
閉ループ内にあるため、ＣＲの時定数は無視できる程度
に小さく、制御系に悪影響を及ぼさない。
において、１はフオトカプラ、２はシャントレギュレー
タＩＣ、３は定電流素子、４は制御回路である。定電流
素子３としてＦＥＴ、定電流ダイオード等が用いられ
る。定電流素子３は、その一端がコンデンサＣの他端に
接続され、その他端がシャントレギュレータＩＣ２のカ
ソードに接続されていて、シャントレギュレータＩＣ２
の閉ループに入っている。検出用抵抗器Ｒ１と検出用抵
抗器Ｒ２の接続点は、シャントレギュレータＩＣ２のレ
フアレンスに接続されているとともにコンデンサＣの一
端に接続されている。この回路では、定電流素子３が使
用され、定電流素子３がシャントレギュレータＩＣ２の
閉ループ内に入っているため、スイツチングレギュレー
タの制御系への影響はない。したがって、過渡応答が良
い。定電流素子３は、第２図に示すように、その両端の
電圧がピンチ電圧ＶＰ以上になると、ほとんど電流が増
加しない。また、定電流よりも小さい電流のときは、そ
の両端にかかる電圧は非常に小さい。この考案に係る電
圧検出器保護装置は、定常状態ではピンチ電圧ＶＰ以下
となるよう設定されて、抵抗として作用する。また、ピ
ンチ電圧ＶＰを越えた異常状態のとき、定電流作用を行
う。したがって、抵抗で電流を制限するときのように電
圧の大きさを考慮することなく、制限電流のみ考慮すれ
ばよく、通常電圧検出器で使用する電流を、定電流素子
３の定電流より小さい電流で使用すれば、抵抗を用いた
電流制限よりも定電流素子３の方が電圧降下は少ない。
したがって、より広い電圧検出範囲が可能となる。ま
た、定常時における抵抗成分についても定電流素子３が
コンデンサＣとシャントレギュレータＩＣ２で作られる
閉ループ内にあるため、ＣＲの時定数は無視できる程度
に小さく、制御系に悪影響を及ぼさない。
［考案の効果］ 以上説明してきたように、この考案は、シャントレギュ
レータＩＣを使用した電圧検出器において、電流制限素
子として定電流素子を使用したものであって、定電流素
子はコンデンサＣとシャントレギュレータＩＣ２で作ら
れる閉ループ内に入っている。したがって、この考案に
よれば、過渡応答がよく、電圧検出範囲が広いという効
果が得られる。
レータＩＣを使用した電圧検出器において、電流制限素
子として定電流素子を使用したものであって、定電流素
子はコンデンサＣとシャントレギュレータＩＣ２で作ら
れる閉ループ内に入っている。したがって、この考案に
よれば、過渡応答がよく、電圧検出範囲が広いという効
果が得られる。
第１図はこの考案の一実施例を示す図，第２図は定電流
素子の電圧−電流特性を示す図，第３図は従来の技術を
示す図である。 １……フオトカプラ，２……シャントレギュレータＩ
Ｃ，３……定電流素子
素子の電圧−電流特性を示す図，第３図は従来の技術を
示す図である。 １……フオトカプラ，２……シャントレギュレータＩ
Ｃ，３……定電流素子
Claims (1)
- 【請求項１】シャントレギュレータＩＣを使用した電圧
検出器において、検出用抵抗器と検出用抵抗器の接続点
を、シャントレギュレータＩＣのレフアレンスに接続す
るとともにコンデンサの一端に接続し、該コンデンサの
他端を定電流素子を介して前記シャントレギュレータＩ
Ｃのカソードに接続し、前記コンデンサと前記定電流素
子との接続点をフオトカプラに接続したことを特徴とす
る安定化電源等の電圧検出器保護装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985138691U JPH0620170Y2 (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 安定化電源等の電圧検出器保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985138691U JPH0620170Y2 (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 安定化電源等の電圧検出器保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6246913U JPS6246913U (ja) | 1987-03-23 |
| JPH0620170Y2 true JPH0620170Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31043900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985138691U Expired - Lifetime JPH0620170Y2 (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 安定化電源等の電圧検出器保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620170Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0772850B2 (ja) * | 1989-04-03 | 1995-08-02 | イーグル工業株式会社 | 電圧可変シャントレギュレータｉｃの負荷拡大回路 |
| JP4214484B2 (ja) * | 2002-12-12 | 2009-01-28 | サンケン電気株式会社 | 直流電源装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5151717A (ja) * | 1974-11-01 | 1976-05-07 | Hitachi Ltd | Zetsuengatachokuryuanteikadengensochi |
| JPS5752867A (en) * | 1980-09-16 | 1982-03-29 | Toshiba Corp | Voltage detecting circuit |
-
1985
- 1985-09-12 JP JP1985138691U patent/JPH0620170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6246913U (ja) | 1987-03-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4972136A (en) | Linear power regulator with current limiting and thermal shutdown and recycle | |
| JPH0118386B2 (ja) | ||
| JPH0620170Y2 (ja) | 安定化電源等の電圧検出器保護装置 | |
| US4075546A (en) | Regulated power supply with combined series and shunt regulating transistors | |
| JPS5922564Y2 (ja) | 直流安定化電源装置 | |
| JP2518478Y2 (ja) | 安定化電源の過電流保護回路 | |
| JPH0524972Y2 (ja) | ||
| JPS60207294A (ja) | 点灯装置 | |
| JPS6111779Y2 (ja) | ||
| SU905805A1 (ru) | Стабилизатор посто нного напр жени | |
| JPH0431613Y2 (ja) | ||
| JPH07281771A (ja) | 電源装置の出力電圧可変回路 | |
| DE1563734C3 (de) | Schaltung zur Gleichspannungsstabilisierung | |
| US3588673A (en) | Multilevel solid state dc voltage standard | |
| JP2558621B2 (ja) | 電源回路 | |
| JPH0610413Y2 (ja) | 直列制御型レギュレータ | |
| JPH087465Y2 (ja) | 高安定の定電流電源装置 | |
| JPH066712Y2 (ja) | スイッチング電源 | |
| JPH0338708Y2 (ja) | ||
| US5336987A (en) | Voltage stabilizing circuit of switching power supply circuit | |
| JPH0428185Y2 (ja) | ||
| JPS6117461Y2 (ja) | ||
| JPS5914818Y2 (ja) | 直流電圧安定化回路 | |
| JPH0530172Y2 (ja) | ||
| JPH0745024Y2 (ja) | 入力保護回路 |