JPH06201506A - 回転体のアンバランス測定装置 - Google Patents
回転体のアンバランス測定装置Info
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- JPH06201506A JPH06201506A JP180793A JP180793A JPH06201506A JP H06201506 A JPH06201506 A JP H06201506A JP 180793 A JP180793 A JP 180793A JP 180793 A JP180793 A JP 180793A JP H06201506 A JPH06201506 A JP H06201506A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】測定時の回転速度に影響されることなく正確な
測定を行なうことの出来る回転体のアンバランス測定装
置を提供する。 【構成】回転体の回転速度信号と該回転体の振動の加速
度信号とを検出し、それらの信号をそれぞれフーリエ変
換し、その変換結果から回転速度信号の回転1次周波数
を検出し、さらに加速度信号のフーリエ変換結果である
加速度パワースペクトルの値を検出し、該加速度パワー
スペクトルの値から回転体のアンバランス量を演算す
る。そして該アンバランス量と回転1次周波数に応じて
変化する比較基準値とを比較してアンバランス量が正常
範囲か否かを判定する判定手段106を設けたことによ
り、回転体の回転速度に応じて変化するアンバランス量
の合否判断を常に正確に行なえるようにした回転体のア
ンバランス測定装置。
測定を行なうことの出来る回転体のアンバランス測定装
置を提供する。 【構成】回転体の回転速度信号と該回転体の振動の加速
度信号とを検出し、それらの信号をそれぞれフーリエ変
換し、その変換結果から回転速度信号の回転1次周波数
を検出し、さらに加速度信号のフーリエ変換結果である
加速度パワースペクトルの値を検出し、該加速度パワー
スペクトルの値から回転体のアンバランス量を演算す
る。そして該アンバランス量と回転1次周波数に応じて
変化する比較基準値とを比較してアンバランス量が正常
範囲か否かを判定する判定手段106を設けたことによ
り、回転体の回転速度に応じて変化するアンバランス量
の合否判断を常に正確に行なえるようにした回転体のア
ンバランス測定装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転体のアンバラン
スを測定する装置、例えば車両のプロペラシャフト等の
アンバランスを実車状態で測定する装置に関する。
スを測定する装置、例えば車両のプロペラシャフト等の
アンバランスを実車状態で測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンバランス測定装置としては、
例えば図9に示すようなものがある。図9において、1
はトランスミッションのエクステンション、2は第1プ
ロペラシャフト、3はセンターベアリング、4は第2プ
ロペラシャフト、5はディファレンシャル・ギア・ケー
ス、6、7、8はそれぞれ接続用のジョイントであり、
上記の部分は車両の駆動系の構成である。また、10は
第2プロペラシャフト4に接着された反射テープ、11
は第2プロペラシャフト4に光を照射し、反射テープ1
0からの反射波を検出することによって回転速度を検出
する光ファイバセンサ等の回転センサであり、この回転
センサ11はマグネットスタンド16等によって車両や
シャシダイナモ17に固定されている。また、12は回
転センサ11の出力を電圧出力に変換する回転センサア
ンプ、13はディファレンシャル・ギア・ケース下部に
マグネットで取り付けられた加速度センサ、14は加速
度センサアンプ、15はアンバランス演算装置である。
例えば図9に示すようなものがある。図9において、1
はトランスミッションのエクステンション、2は第1プ
ロペラシャフト、3はセンターベアリング、4は第2プ
ロペラシャフト、5はディファレンシャル・ギア・ケー
ス、6、7、8はそれぞれ接続用のジョイントであり、
上記の部分は車両の駆動系の構成である。また、10は
第2プロペラシャフト4に接着された反射テープ、11
は第2プロペラシャフト4に光を照射し、反射テープ1
0からの反射波を検出することによって回転速度を検出
する光ファイバセンサ等の回転センサであり、この回転
センサ11はマグネットスタンド16等によって車両や
シャシダイナモ17に固定されている。また、12は回
転センサ11の出力を電圧出力に変換する回転センサア
ンプ、13はディファレンシャル・ギア・ケース下部に
マグネットで取り付けられた加速度センサ、14は加速
度センサアンプ、15はアンバランス演算装置である。
【0003】上記の装置において、回転センサアンプ1
2からは、図10(a)に示すような回転速度に応じた
周期のパルス電圧が出力される。上記の信号をアンバラ
ンス演算装置15でフーリエ変換すると、図10(b)
に示すように、一定回転速度ならば所定の周波数fpに
ピークスペクトルが生じる。同様に、加速度センサ14
の出力は図11(a)に示すようになり、それをフーリ
エ変換した結果は図11(b)に示すようになる。上記
図10(b)に示した光パルスのフーリエ変換結果は下
記(数1)式、上記図11(b)に示した加速度センサ
信号のフーリエ変換結果は下記(数2)式で示され、光
パルスと加速度の間の位相差θは下記(数3)式で求め
ることが出来る。 Fx(ω)=a+jb |Fx(ω)|=√(a2+b2) …(数1) Fy(ω)=c+jd |Fy(ω)|=√(c2+d2) …(数2)
2からは、図10(a)に示すような回転速度に応じた
周期のパルス電圧が出力される。上記の信号をアンバラ
ンス演算装置15でフーリエ変換すると、図10(b)
に示すように、一定回転速度ならば所定の周波数fpに
ピークスペクトルが生じる。同様に、加速度センサ14
の出力は図11(a)に示すようになり、それをフーリ
エ変換した結果は図11(b)に示すようになる。上記
図10(b)に示した光パルスのフーリエ変換結果は下
記(数1)式、上記図11(b)に示した加速度センサ
信号のフーリエ変換結果は下記(数2)式で示され、光
パルスと加速度の間の位相差θは下記(数3)式で求め
ることが出来る。 Fx(ω)=a+jb |Fx(ω)|=√(a2+b2) …(数1) Fy(ω)=c+jd |Fy(ω)|=√(c2+d2) …(数2)
【0004】
【数3】
【0005】上記のごとき計測を、プロペラシャフトに
取付けるダミーウエイトを交換して2回行なう(例えば
ダミーウエイトを取り付ける角度を0°の場合と180
°の場合とで測定)と、図12に示すように、大きさが
|Fy1(ω)|で位相角がθ1のベクトルと、大きさが|
Fy2(ω)|で位相角がθ2の2つのベクトルとが求めら
れ、これらの合成ベクトルがプロペラシャフトのアンバ
ランスのベクトルとなる。したがって上記の合成ベクト
ルと逆方向のベクトルWに対応した大きさと位相角θx
を持つバランス用ウエイトをプロペラシャフトに取付け
れば、プロペラシャフトのアンバランスを解消すること
が出来る。
取付けるダミーウエイトを交換して2回行なう(例えば
ダミーウエイトを取り付ける角度を0°の場合と180
°の場合とで測定)と、図12に示すように、大きさが
|Fy1(ω)|で位相角がθ1のベクトルと、大きさが|
Fy2(ω)|で位相角がθ2の2つのベクトルとが求めら
れ、これらの合成ベクトルがプロペラシャフトのアンバ
ランスのベクトルとなる。したがって上記の合成ベクト
ルと逆方向のベクトルWに対応した大きさと位相角θx
を持つバランス用ウエイトをプロペラシャフトに取付け
れば、プロペラシャフトのアンバランスを解消すること
が出来る。
【0006】しかし、上記のごとき2点法は、検査の工
数がかかるため、例えば、工場の検査ラインで実車状態
のままプロペラシャフトのアンバランスを測定するよう
な場合には、現実的でない。そのため、実車状態の検査
の場合には下記のごとき簡略方法が用いられる。すなわ
ち、図13に示すように、車両のプロペラシャフトのア
ンバランス量と取付け部(例えばディファレンシャル・
ギア・ケース、以下、デフと略記)の振動加速度のピー
ク値との間には直線的な関係があるので、デフの加速度
ピーク値を測定すればアンバランス量をおおよそ推定す
ることが出来る。この方法によれば、1回の測定で終了
すると共に、ダミーウエイト取替えの手数がないため、
工数を大幅に削減することが出来る。また、車種と仕様
によって概略のアンバランス量が定まっているので、車
種と仕様ごとの特性(図13では、A車種,B車種,C
車種を表示)を予め測定しておけば、アンバランス測定
の際に、カードリーダ等で車種と仕様を判断することに
よって、その車種の正常範囲のアンバランス量が即座に
判るので、測定結果から当該車両のプロペラシャフトの
バランス状態が正常範囲か否かを直ちに判別することが
出来る。
数がかかるため、例えば、工場の検査ラインで実車状態
のままプロペラシャフトのアンバランスを測定するよう
な場合には、現実的でない。そのため、実車状態の検査
の場合には下記のごとき簡略方法が用いられる。すなわ
ち、図13に示すように、車両のプロペラシャフトのア
ンバランス量と取付け部(例えばディファレンシャル・
ギア・ケース、以下、デフと略記)の振動加速度のピー
ク値との間には直線的な関係があるので、デフの加速度
ピーク値を測定すればアンバランス量をおおよそ推定す
ることが出来る。この方法によれば、1回の測定で終了
すると共に、ダミーウエイト取替えの手数がないため、
工数を大幅に削減することが出来る。また、車種と仕様
によって概略のアンバランス量が定まっているので、車
種と仕様ごとの特性(図13では、A車種,B車種,C
車種を表示)を予め測定しておけば、アンバランス測定
の際に、カードリーダ等で車種と仕様を判断することに
よって、その車種の正常範囲のアンバランス量が即座に
判るので、測定結果から当該車両のプロペラシャフトの
バランス状態が正常範囲か否かを直ちに判別することが
出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のアンバランス測定装置においては、検査ラインで
測定する際に、検査員がアクセルペダル等を操作してエ
ンジンの回転速度を調整しながら測定するため、プロペ
ラシャフトの回転速度を所定の設定速度に厳密に一致さ
せることはかなり困難であり、設定速度よりも多少高め
または低めの速度になることがある。そのため合否判定
に誤りを生じる場合があった。例えば、車両の振動伝達
特性にもよるが、図14に示すように、一般にプロペラ
シャフトの回転速度が上昇すると、回転1次のデフ加速
度振幅も大きくなる。そして前記図13に示したように
デフ振動とアンバランス量とは比例関係にあるため、図
15に示すように、アンバランス量はプロペラシャフト
の回転速度の増加につれて増加する特性となる。図15
において、測定時の設定回転速度をc0、合否判定レベ
ル(NGレベル)をb0とした場合、試料のように、
正確に設定回転速度c0で測定した場合にはアンバラン
ス量がb3で合格範囲内であるべきプロペラシャフト
が、誤って回転速度c2(ただしc2>c0)で測定した
場合にはアンバランス量がb0に達して不合格と誤判定
される。また、試料のように、正確に設定回転速度c
0で測定した場合にはアンバランス量がb0に達して不合
格であるべきプロペラシャフトが、誤って回転速度c1
(ただしc0>c1)で測定した場合にはアンバランス量
がb1となって合格と誤判定されることになる。
従来のアンバランス測定装置においては、検査ラインで
測定する際に、検査員がアクセルペダル等を操作してエ
ンジンの回転速度を調整しながら測定するため、プロペ
ラシャフトの回転速度を所定の設定速度に厳密に一致さ
せることはかなり困難であり、設定速度よりも多少高め
または低めの速度になることがある。そのため合否判定
に誤りを生じる場合があった。例えば、車両の振動伝達
特性にもよるが、図14に示すように、一般にプロペラ
シャフトの回転速度が上昇すると、回転1次のデフ加速
度振幅も大きくなる。そして前記図13に示したように
デフ振動とアンバランス量とは比例関係にあるため、図
15に示すように、アンバランス量はプロペラシャフト
の回転速度の増加につれて増加する特性となる。図15
において、測定時の設定回転速度をc0、合否判定レベ
ル(NGレベル)をb0とした場合、試料のように、
正確に設定回転速度c0で測定した場合にはアンバラン
ス量がb3で合格範囲内であるべきプロペラシャフト
が、誤って回転速度c2(ただしc2>c0)で測定した
場合にはアンバランス量がb0に達して不合格と誤判定
される。また、試料のように、正確に設定回転速度c
0で測定した場合にはアンバランス量がb0に達して不合
格であるべきプロペラシャフトが、誤って回転速度c1
(ただしc0>c1)で測定した場合にはアンバランス量
がb1となって合格と誤判定されることになる。
【0008】また、検出されたアンバランスを補正する
場合にも次のごとき問題がある。2点法でダミーウェイ
トを0°と180°の2個所に取り付けてアンバランス
量を測定し、円グラフで表すと、プロペラシャフトの反
射パルスとデフ振動との関係は、図16に示すようにな
る。図16において、現状ベクトルは0°から位相角が
41で大きさが41′のベクトルとなる。そして0°に
ダミーウェイトを付けた場合には位相角が42で大きさ
が42′のベクトルで表され、180°にダミーウェイ
トを付けた場合には位相角が43で大きさが43′のベ
クトルで表される。プロペラシャフト上のアンバランス
の位置は、0°から41の位相角にあるのではなく、ダ
ミーウェイトを0°に付加したときのベクトルと180
°に付加したときのベクトルとを結ぶ破線44を平行移
動して直交点に移した実線44′がプロペラシャフト上
のアンバランス角度の基準線(0°〜180°)にな
る。これはプロペラシャフト、デフ、サスペンション等
がバネ、マス系で構成される振動系であるため、位相遅
れが生じているからである。すなわち、最初の0°と実
線44′のなす角度45が補正位相と呼ばれており、現
状のアンバランス位置は45と41の角度を加えた位置
にある。そしてプロペラシャフトとデフを含めた振動系
は、プロペラシャフトの回転周波数に応じてゲインと位
相が変化するため、図17に示すように、0°の補正位
相も回転速度に応じて変化する。したがって前記のよう
に測定時の回転速度が設定回転速度からずれた場合に
は、アンバランスを修正する際にも修正誤差を生じると
いう問題があった。
場合にも次のごとき問題がある。2点法でダミーウェイ
トを0°と180°の2個所に取り付けてアンバランス
量を測定し、円グラフで表すと、プロペラシャフトの反
射パルスとデフ振動との関係は、図16に示すようにな
る。図16において、現状ベクトルは0°から位相角が
41で大きさが41′のベクトルとなる。そして0°に
ダミーウェイトを付けた場合には位相角が42で大きさ
が42′のベクトルで表され、180°にダミーウェイ
トを付けた場合には位相角が43で大きさが43′のベ
クトルで表される。プロペラシャフト上のアンバランス
の位置は、0°から41の位相角にあるのではなく、ダ
ミーウェイトを0°に付加したときのベクトルと180
°に付加したときのベクトルとを結ぶ破線44を平行移
動して直交点に移した実線44′がプロペラシャフト上
のアンバランス角度の基準線(0°〜180°)にな
る。これはプロペラシャフト、デフ、サスペンション等
がバネ、マス系で構成される振動系であるため、位相遅
れが生じているからである。すなわち、最初の0°と実
線44′のなす角度45が補正位相と呼ばれており、現
状のアンバランス位置は45と41の角度を加えた位置
にある。そしてプロペラシャフトとデフを含めた振動系
は、プロペラシャフトの回転周波数に応じてゲインと位
相が変化するため、図17に示すように、0°の補正位
相も回転速度に応じて変化する。したがって前記のよう
に測定時の回転速度が設定回転速度からずれた場合に
は、アンバランスを修正する際にも修正誤差を生じると
いう問題があった。
【0009】上記のように従来の方法においては、測定
時の回転速度が設定値からずれることによってアンバラ
ンス量の合否判定に誤判定を生じる畏れがあり、かつア
ンバランスを修正する際に修正誤差を生じる畏れがあ
る、という問題があった。本発明は、上記のごとき従来
技術の問題を解決するためになされたものであり、測定
時の回転速度に影響されることなく正確な測定を行なう
ことの出来る回転体のアンバランス測定装置を提供する
ことを目的とする。
時の回転速度が設定値からずれることによってアンバラ
ンス量の合否判定に誤判定を生じる畏れがあり、かつア
ンバランスを修正する際に修正誤差を生じる畏れがあ
る、という問題があった。本発明は、上記のごとき従来
技術の問題を解決するためになされたものであり、測定
時の回転速度に影響されることなく正確な測定を行なう
ことの出来る回転体のアンバランス測定装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。図1(A)は、請求項1に記載する発
明の機能ブロック図である。図1(A)において、回転
検出手段100は、回転体(例えばプロペラシャフト)
の回転速度に応じた信号を出力するものであり、例えば
後記図2の回転センサ30に相当する。また、振動検出
手段101は、回転体の支持部(例えばデフ)に取付け
られ、該支持部の振動の加速度を検出するものであり、
例えば後記図2の加速度センサ31に相当する。また、
フーリエ変換手段102は、回転検出手段100と振動
検出手段101の信号をそれぞれフーリエ変換する。ま
た、回転1次周波数検出手段103は、フーリエ変換手
段102による変換結果から回転検出手段100の信号
の回転1次周波数を検出する。また、加速度パワースペ
クトル検出手段104は、回転1次周波数における加速
度信号のフーリエ変換結果である加速度パワースペクト
ルの値を検出する。また、演算手段105は、加速度パ
ワースペクトルから回転体のアンバランス量を演算す
る。また、判定手段106は、上記回転1次周波数に応
じて変化する比較基準値と上記アンバランス量とを比較
してアンバランス量が正常範囲か否かを判定する。上記
フーリエ変換手段102、回転1次周波数検出手段10
3、加速度パワースペクトル検出手段104、演算手段
105および判定手段106の部分は、例えば後記図2
の演算装置33に相当し、例えばマイクロコンピュータ
等で構成される。また、表示手段107は、判定手段1
06の判定結果を表示する。この表示は、例えば、当該
車両のアンバランス量が車種に応じた所定の正常範囲内
の場合には“OK”、範囲外の場合には“NG”を表示
するものである。この表示手段107は、例えば後記図
2の表示器38に相当し、例えば液晶表示器や表示ラン
プ、或いはプリンタ等である。
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。図1(A)は、請求項1に記載する発
明の機能ブロック図である。図1(A)において、回転
検出手段100は、回転体(例えばプロペラシャフト)
の回転速度に応じた信号を出力するものであり、例えば
後記図2の回転センサ30に相当する。また、振動検出
手段101は、回転体の支持部(例えばデフ)に取付け
られ、該支持部の振動の加速度を検出するものであり、
例えば後記図2の加速度センサ31に相当する。また、
フーリエ変換手段102は、回転検出手段100と振動
検出手段101の信号をそれぞれフーリエ変換する。ま
た、回転1次周波数検出手段103は、フーリエ変換手
段102による変換結果から回転検出手段100の信号
の回転1次周波数を検出する。また、加速度パワースペ
クトル検出手段104は、回転1次周波数における加速
度信号のフーリエ変換結果である加速度パワースペクト
ルの値を検出する。また、演算手段105は、加速度パ
ワースペクトルから回転体のアンバランス量を演算す
る。また、判定手段106は、上記回転1次周波数に応
じて変化する比較基準値と上記アンバランス量とを比較
してアンバランス量が正常範囲か否かを判定する。上記
フーリエ変換手段102、回転1次周波数検出手段10
3、加速度パワースペクトル検出手段104、演算手段
105および判定手段106の部分は、例えば後記図2
の演算装置33に相当し、例えばマイクロコンピュータ
等で構成される。また、表示手段107は、判定手段1
06の判定結果を表示する。この表示は、例えば、当該
車両のアンバランス量が車種に応じた所定の正常範囲内
の場合には“OK”、範囲外の場合には“NG”を表示
するものである。この表示手段107は、例えば後記図
2の表示器38に相当し、例えば液晶表示器や表示ラン
プ、或いはプリンタ等である。
【0011】次に、図1(B)は、請求項2に記載する
発明の機能ブロック図である。図1(B)において、位
相演算手段108は、フーリエ変換手段102による変
換結果から位相を演算する。また、修正演算手段109
は、回転1次周波数に応じて変化する値としてマップに
記憶されている補正位相を読み出し、上記位相演算手段
で演算した位相を上記補正位相で補正することによって
バランス修正位置および修正量を計算する。なお、上記
位相演算手段108および修正演算手段109の部分
は、例えば後記図2の演算装置33に相当し、例えばマ
イクロコンピュータ等で構成される。また、表示手段1
07は、修正位置および修正量をも表示するものであ
る。その他、図1(A)と同符号は同一物を示す。
発明の機能ブロック図である。図1(B)において、位
相演算手段108は、フーリエ変換手段102による変
換結果から位相を演算する。また、修正演算手段109
は、回転1次周波数に応じて変化する値としてマップに
記憶されている補正位相を読み出し、上記位相演算手段
で演算した位相を上記補正位相で補正することによって
バランス修正位置および修正量を計算する。なお、上記
位相演算手段108および修正演算手段109の部分
は、例えば後記図2の演算装置33に相当し、例えばマ
イクロコンピュータ等で構成される。また、表示手段1
07は、修正位置および修正量をも表示するものであ
る。その他、図1(A)と同符号は同一物を示す。
【0012】
【作用】上記のように、請求項1に記載の発明において
は、アンバランス量が正常範囲か否かを判断する比較基
準値として、回転1次周波数に応じて変化する値を用い
たことにより、検査員のアクセルワーク等によって測定
時の回転速度が設定値からずれた場合でも正確な判定を
行なうことが出来る。また、請求項2に記載の発明にお
いては、補正位相を回転1次周波数に応じて変化する値
としたことにより、測定時の回転速度が設定値からずれ
た場合でも修正誤差を生じることなく、正確な修正量と
修正位置とを求めることが出来る。
は、アンバランス量が正常範囲か否かを判断する比較基
準値として、回転1次周波数に応じて変化する値を用い
たことにより、検査員のアクセルワーク等によって測定
時の回転速度が設定値からずれた場合でも正確な判定を
行なうことが出来る。また、請求項2に記載の発明にお
いては、補正位相を回転1次周波数に応じて変化する値
としたことにより、測定時の回転速度が設定値からずれ
た場合でも修正誤差を生じることなく、正確な修正量と
修正位置とを求めることが出来る。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図2は、この発明の一実施例を示すブロック図である。
図2において、回転センサ30は、プロペラシャフトの
回転速度を検出するものであり、例えば前記図9の回転
センサ11を同様のものである。また、加速度センサ3
1は、デフの振動加速度を検出するものであり、例えば
前記図9の加速度センサ13と同様のものである。な
お、回転センサ30および加速度センサ31とプロペラ
シャフトおよびデフ等の関係は、前記図9と同様であ
る。また、カードリーダ32は、当該車種毎のカードを
差し込むことにより、当該車種(および仕様)を判断す
る。
図2は、この発明の一実施例を示すブロック図である。
図2において、回転センサ30は、プロペラシャフトの
回転速度を検出するものであり、例えば前記図9の回転
センサ11を同様のものである。また、加速度センサ3
1は、デフの振動加速度を検出するものであり、例えば
前記図9の加速度センサ13と同様のものである。な
お、回転センサ30および加速度センサ31とプロペラ
シャフトおよびデフ等の関係は、前記図9と同様であ
る。また、カードリーダ32は、当該車種毎のカードを
差し込むことにより、当該車種(および仕様)を判断す
る。
【0014】次に、演算装置33は、フーリエ変換部3
4、アンバランス量演算部35、比較基準値設定部36
および判定部37から成り立っており、例えばマイクロ
コンピュータで構成されている。まず、フーリエ変換部
34は、回転センサ30と加速度センサ31の信号をそ
れぞれフーリエ変換する。また、アンバランス量演算部
35は、回転信号のフーリエ変換結果から回転1次周波
数fcを求め、fcに対応する加速度パワースペクトル
から加速度振幅値aを求め、その値aからマップを用い
てアンバランス量bを算出する。次に、比較基準値設定
部36は、カードリーダ32で読み込んだ当該車種に対
応したアンバランス量の比較基準値をマップから読み込
む。この比較基準値は、前記図15の曲線またはの
ように、プロペラシャフトの回転速度(回転1次周波数
fcに対応)に応じて変化し、回転速度が増加するに従
って増加する値である。この比較基準値は、車種や仕様
ごとに予め測定した値を記憶しておく。
4、アンバランス量演算部35、比較基準値設定部36
および判定部37から成り立っており、例えばマイクロ
コンピュータで構成されている。まず、フーリエ変換部
34は、回転センサ30と加速度センサ31の信号をそ
れぞれフーリエ変換する。また、アンバランス量演算部
35は、回転信号のフーリエ変換結果から回転1次周波
数fcを求め、fcに対応する加速度パワースペクトル
から加速度振幅値aを求め、その値aからマップを用い
てアンバランス量bを算出する。次に、比較基準値設定
部36は、カードリーダ32で読み込んだ当該車種に対
応したアンバランス量の比較基準値をマップから読み込
む。この比較基準値は、前記図15の曲線またはの
ように、プロペラシャフトの回転速度(回転1次周波数
fcに対応)に応じて変化し、回転速度が増加するに従
って増加する値である。この比較基準値は、車種や仕様
ごとに予め測定した値を記憶しておく。
【0015】次に、判定部37は、アンバランス演算部
35で求めたアンバランス量と上記比較基準値とを比較
し、正常範囲に有るか否かを判断する。すなわち、「ア
ンバランス量<比較基準値」の場合は正常範囲内、「ア
ンバランス量≧比較基準値」の場合は正常範囲外であ
る。この場合、比較するのは実際に測定が行なわれた回
転1次周波数fcにおけるアンバランス量とその回転1
次周波数fcにおける比較基準値とを比較する。また、
表示器38は、例えば“OK”ランプ(合格表示)と
“NG”ランプ(不合格表示)とを備え、判定部37の
判断結果に応じて、“OK”または“NG”の表示を行
なう。すなわち、「アンバランス量<比較基準値」の場
合は“OK”、「アンバランス量≧比較基準値」の場合
は“NG”である。また、“NG”の場合には、修正量
と修正個所とを表示しても良い。さらに上記の値をプリ
ントして出力することも出来る。
35で求めたアンバランス量と上記比較基準値とを比較
し、正常範囲に有るか否かを判断する。すなわち、「ア
ンバランス量<比較基準値」の場合は正常範囲内、「ア
ンバランス量≧比較基準値」の場合は正常範囲外であ
る。この場合、比較するのは実際に測定が行なわれた回
転1次周波数fcにおけるアンバランス量とその回転1
次周波数fcにおける比較基準値とを比較する。また、
表示器38は、例えば“OK”ランプ(合格表示)と
“NG”ランプ(不合格表示)とを備え、判定部37の
判断結果に応じて、“OK”または“NG”の表示を行
なう。すなわち、「アンバランス量<比較基準値」の場
合は“OK”、「アンバランス量≧比較基準値」の場合
は“NG”である。また、“NG”の場合には、修正量
と修正個所とを表示しても良い。さらに上記の値をプリ
ントして出力することも出来る。
【0016】次に、図3は、上記演算装置33における
演算内容を示すフローチャートである。図3に示すプロ
グラムは、電源が入力されると動作を開始する。まず、
マイマイクロコンピュータに初期値が設定され、次に、
カードリーダの内容を読み込み、測定する車両の車種、
仕様を判断する。次に、検査員がフリーローラ上で車両
を走行させ、所定条件(車速、シフト位置、エンジン回
転速度等)になった時、スタートスイッチをONにす
る。スタートスイッチがONになると、フーリエ変換の
条件(サンプリング周期、回数、アベレジ等)が設定さ
れ、割り込み処理によって所定周波数でサンプリング開
始する。そして所定データに達した後にサンプリングを
終了し、回転信号、加速度信号をそれぞれフーリエ変換
する。次に、上記のフーリエ変換結果から回転1次周波
数fcを演算する。次に、回転1次周波数fcに対応す
る加速度パワースペクトルから加速度振幅値aを演算
し、マップから加速度振幅値aに対応したアンバランス
量bを求める。次に、上記回転1次周波数fcに対応し
た比較基準値αをマップから読み出し、その値とアンバ
ランス量bとを比較する。そしてb<αであればアンバ
ランス量“OK”を表示して測定を終了する。一方、b
≧αであればアンバランス量“NG”を表示し、かつ、
回転1次周波数fcに対応した補正位相dをマップから
読み出し、バランス修正位置および修正量を計算して表
示し、測定を終了する。
演算内容を示すフローチャートである。図3に示すプロ
グラムは、電源が入力されると動作を開始する。まず、
マイマイクロコンピュータに初期値が設定され、次に、
カードリーダの内容を読み込み、測定する車両の車種、
仕様を判断する。次に、検査員がフリーローラ上で車両
を走行させ、所定条件(車速、シフト位置、エンジン回
転速度等)になった時、スタートスイッチをONにす
る。スタートスイッチがONになると、フーリエ変換の
条件(サンプリング周期、回数、アベレジ等)が設定さ
れ、割り込み処理によって所定周波数でサンプリング開
始する。そして所定データに達した後にサンプリングを
終了し、回転信号、加速度信号をそれぞれフーリエ変換
する。次に、上記のフーリエ変換結果から回転1次周波
数fcを演算する。次に、回転1次周波数fcに対応す
る加速度パワースペクトルから加速度振幅値aを演算
し、マップから加速度振幅値aに対応したアンバランス
量bを求める。次に、上記回転1次周波数fcに対応し
た比較基準値αをマップから読み出し、その値とアンバ
ランス量bとを比較する。そしてb<αであればアンバ
ランス量“OK”を表示して測定を終了する。一方、b
≧αであればアンバランス量“NG”を表示し、かつ、
回転1次周波数fcに対応した補正位相dをマップから
読み出し、バランス修正位置および修正量を計算して表
示し、測定を終了する。
【0017】次に、図4は、他の演算内容を示すフロー
チャートである。この演算は、前記図3のフローチャー
トにP1、P2およびP3の部分を追加したものであ
る。この追加部分は、回転1次周波数のエラー判断とエ
ラー時に修正指示表示を行なわないルーチンである。以
下、説明する。プロペラシャフト回転周波数のずれが発
生する原因としては、検査員のアクセルワーク以外に、
回転センサの取付けや感度調整の不良によって回転パル
スが全く出なくなる場合がある。この場合には、回転1
次周波数の値が0Hzに近い値となり、測定エラーが表示
されて治具を付け直し、再度測定をやり直すことにな
る。しかし治具を付け直して測定をやり直すのは工数上
非常に不利である。そのため、次のような方法を用い
る。すなわち、回転パルスのエラーが生じた場合でも、
加速度センサによってデフ振動は検出されているので、
測定周波数(例えば50Hz)±5Hzの間の加速度センサ
のスペクトルピークを検出し、その周波数を回転1次周
波数としてアンバランス量を求めて表示する。ただし、
この方法では、“NG”の場合でも“NG”表示のみを
行ない、修正指示は行なわず、再度測定して修正指示表
示を行なう。この方法によれば、回転センサの取付け不
良等で回転1次周波数が得られない場合でも、“OK”
“NG”の判断のみは得られるため、“NG”の場合に
だけ再測定を行なえば済むので、工数を低減することが
出来る。
チャートである。この演算は、前記図3のフローチャー
トにP1、P2およびP3の部分を追加したものであ
る。この追加部分は、回転1次周波数のエラー判断とエ
ラー時に修正指示表示を行なわないルーチンである。以
下、説明する。プロペラシャフト回転周波数のずれが発
生する原因としては、検査員のアクセルワーク以外に、
回転センサの取付けや感度調整の不良によって回転パル
スが全く出なくなる場合がある。この場合には、回転1
次周波数の値が0Hzに近い値となり、測定エラーが表示
されて治具を付け直し、再度測定をやり直すことにな
る。しかし治具を付け直して測定をやり直すのは工数上
非常に不利である。そのため、次のような方法を用い
る。すなわち、回転パルスのエラーが生じた場合でも、
加速度センサによってデフ振動は検出されているので、
測定周波数(例えば50Hz)±5Hzの間の加速度センサ
のスペクトルピークを検出し、その周波数を回転1次周
波数としてアンバランス量を求めて表示する。ただし、
この方法では、“NG”の場合でも“NG”表示のみを
行ない、修正指示は行なわず、再度測定して修正指示表
示を行なう。この方法によれば、回転センサの取付け不
良等で回転1次周波数が得られない場合でも、“OK”
“NG”の判断のみは得られるため、“NG”の場合に
だけ再測定を行なえば済むので、工数を低減することが
出来る。
【0018】次に、回転センサによる回転検出の高精度
化について説明する。前記図9に示した従来の測定方法
においては、回転センサ11をマグネットスタンド16
等で車体の下部等に取付けて光の照射位置を調整してか
ら測定を行ない、測定終了後にはそれらのセンサをそれ
ぞれ取外していた。そのため、センサの取付け、取外し
に工数が掛かり、また、取付け状態が悪いと測定に誤差
を生じるという問題があった。すなわち、従来の方法で
は、初期設定時や基準重りの取替え時に、プロペラシャ
フト(回転体)と回転センサとの距離を所定値に正確に
一致させることが困難であるため、その都度、感度調整
が必要となる。感度調整作業は、例えば、まず、回転セ
ンサから放射された光がプロペラシャフトの地肌で反射
されて回転センサの受光部で検出されるように設定し、
感度調整トリマを動作表示灯が消灯するまで時計方向に
廻す。この点を図5(A)および(B)のA点とする。
なお、図5(A)は感度調整トリマの目盛位置を示す
図、図5(B)は光量レベルを示す図である。次に、回
転センサから放射された光がプロペラシャフトに貼付さ
れた反射テープで反射されて回転センサの受光部で検出
されるように設定し、感度調整トリマを動作表示灯が点
灯するまで反時計方向に廻す。この点を図5(A)およ
び(B)のB点とする。次に、感度調整トリマを上記A
点とB点との中点であるC点まで廻す。このようにして
最も受光量の小さいA点と最も受光量の大きいB点との
中点Cに比較器の比較レベルを設定することにより、プ
ロペラシャフトの回転を確実に検出することが出来る。
しかし、上記のごとき感度調整作業を重り取替え毎に行
なうのでは作業工数が大幅に増大し、かつプロペラシャ
フトの反射テープが貼られている円周上にマーカや商品
ラベル用のシール等が貼られている場合には、そのシー
ル等からの反射光量が前記のC点よりも高いD点になる
ことがあるので、そのような場合には、そのシール等も
回転検出用の反射テープと同様に検出してしまい、回転
検出に誤差を生じてしまう、という問題があった。
化について説明する。前記図9に示した従来の測定方法
においては、回転センサ11をマグネットスタンド16
等で車体の下部等に取付けて光の照射位置を調整してか
ら測定を行ない、測定終了後にはそれらのセンサをそれ
ぞれ取外していた。そのため、センサの取付け、取外し
に工数が掛かり、また、取付け状態が悪いと測定に誤差
を生じるという問題があった。すなわち、従来の方法で
は、初期設定時や基準重りの取替え時に、プロペラシャ
フト(回転体)と回転センサとの距離を所定値に正確に
一致させることが困難であるため、その都度、感度調整
が必要となる。感度調整作業は、例えば、まず、回転セ
ンサから放射された光がプロペラシャフトの地肌で反射
されて回転センサの受光部で検出されるように設定し、
感度調整トリマを動作表示灯が消灯するまで時計方向に
廻す。この点を図5(A)および(B)のA点とする。
なお、図5(A)は感度調整トリマの目盛位置を示す
図、図5(B)は光量レベルを示す図である。次に、回
転センサから放射された光がプロペラシャフトに貼付さ
れた反射テープで反射されて回転センサの受光部で検出
されるように設定し、感度調整トリマを動作表示灯が点
灯するまで反時計方向に廻す。この点を図5(A)およ
び(B)のB点とする。次に、感度調整トリマを上記A
点とB点との中点であるC点まで廻す。このようにして
最も受光量の小さいA点と最も受光量の大きいB点との
中点Cに比較器の比較レベルを設定することにより、プ
ロペラシャフトの回転を確実に検出することが出来る。
しかし、上記のごとき感度調整作業を重り取替え毎に行
なうのでは作業工数が大幅に増大し、かつプロペラシャ
フトの反射テープが貼られている円周上にマーカや商品
ラベル用のシール等が貼られている場合には、そのシー
ル等からの反射光量が前記のC点よりも高いD点になる
ことがあるので、そのような場合には、そのシール等も
回転検出用の反射テープと同様に検出してしまい、回転
検出に誤差を生じてしまう、という問題があった。
【0019】図6は、上記のごとき問題を解決するため
に、回転検出の感度調整を自動的に調整する装置の実施
例図である。図6において、51は動作中を表示する動
作表示灯、52はランプ等の発光部、53は光を受光し
て電気信号に変換する受光部、54は比較器、55は比
較器54の比較レベル発生部、56はアンプ部、57は
高周波をカットするローパスフィルタ、58は演算部、
59は記憶部、60は低レベルの出力(図5のA点)を
読み込ませるためのオフ位置読み込みスイッチ、61は
高レベルの出力(図5のB点)を読み込ませるためのオ
ン位置読み込みスイッチ、62はアンバランス測定を開
始させるスタートスイッチである。発光部52から放射
された光は、プロペラシャフトおよびそれに貼付された
反射テープで反射され、受光部53に入力する。受光部
53は入射光量に対応した電圧信号を比較器54へ送
る。この際、受光量はプロペラシャフトの材質、表面形
状、塗装およびプロペラシャフトと受光部53との距離
に従って変化する。そのためプロペラシャフトの数個所
からの反射光を平均化して受光量の低レベル(図5の
A)を求めることが望ましい。また、反射テープについ
ても数個所からの反射光を平均化して受光量の高レベル
(図5のB)を求めることが望ましい。
に、回転検出の感度調整を自動的に調整する装置の実施
例図である。図6において、51は動作中を表示する動
作表示灯、52はランプ等の発光部、53は光を受光し
て電気信号に変換する受光部、54は比較器、55は比
較器54の比較レベル発生部、56はアンプ部、57は
高周波をカットするローパスフィルタ、58は演算部、
59は記憶部、60は低レベルの出力(図5のA点)を
読み込ませるためのオフ位置読み込みスイッチ、61は
高レベルの出力(図5のB点)を読み込ませるためのオ
ン位置読み込みスイッチ、62はアンバランス測定を開
始させるスタートスイッチである。発光部52から放射
された光は、プロペラシャフトおよびそれに貼付された
反射テープで反射され、受光部53に入力する。受光部
53は入射光量に対応した電圧信号を比較器54へ送
る。この際、受光量はプロペラシャフトの材質、表面形
状、塗装およびプロペラシャフトと受光部53との距離
に従って変化する。そのためプロペラシャフトの数個所
からの反射光を平均化して受光量の低レベル(図5の
A)を求めることが望ましい。また、反射テープについ
ても数個所からの反射光を平均化して受光量の高レベル
(図5のB)を求めることが望ましい。
【0020】図7は、上記の装置における演算内容を示
すフローチャートである。以下、図7に基づいて図6の
装置の作用を説明する。演算部58は、電源オン時およ
びアンバランス測定終了後に初期設定およびフラグクリ
アを行なう。次に、オフ位置読み込みスイッチ60、オ
ン位置読み込みスイッチ61またはスタートスイッチ6
2のいずれかの入力を待ってループ状態となる。まず、
検査員がプロペラシャフトを手で廻し、反射テープの位
置に来るとオン位置読み込みスイッチ61をオンにす
る。この状態で反射テープ上で数個所(少なくとも1個
所)の受光量データを収集し、それらをRAMに記憶さ
せる。そしてデータ収集が終了すると、それらの平均値
を求め、その値を前記図5のB値とする。次に、フラグ
に1を加え、その結果が2でなければ初期のスイッチ入
力待ち状態へ戻る。次に、検査員がプロペラシャフトを
手で廻し、プロペラシャフトの地肌の位置に来るとオフ
位置読み込みスイッチ60をオンにする。この状態で地
肌上で数個所(少なくとも1個所)の受光量データを収
集し、それらをRAMに記憶させる。そしてデータ収集
が終了すると、それらの平均値を求め、その値を前記図
5のA値とする。次に、フラグに1を加え、その結果が
2でなければ初期のスイッチ入力待ち状態へ戻る。上記
のA値とB値の両方の読み込みが終了すると、フラグが
2となり、次にA値とB値の中間値Cを演算で求める。
そしてその中間値Cに所定の係数βを加算した値D(=
C+β)を比較器54の比較レベルとして出力する。次
に、スタートスイッチ62がオンにされてアンバランス
測定が開始されると、比較器54は受光部53から入力
された信号と上記の比較レベルとを比較し、入力信号の
方が大の場合に高レベル、そうでない場合に低レベルの
信号を出力する。これがプロペラシャフトの回転速度を
示す信号として用いられる。上記のように、プロペラシ
ャフトの地肌からの反射光量と反射テープからの反射光
量とをそれぞれ数点づつ検出し、それぞれの平均値から
A値とB値とを求め、それらの中間点Cを演算で求め、
さらにそれに係数βを加算した値Dを比較レベルとする
ことにより、比較レベルを自動的に、しかも正確に設定
することが出来る。そのためアンバランス測定時の作業
工数を大幅に減少させることが出来る。また、係数βの
値を適宜選定することにより、反射テープよりは反射率
が小さいがプロペラシャフトの地肌よりは反射率の大き
な商品レベル用シール等が貼付されていた場合でも、そ
れらを反射テープと誤検出することがなく、回転を正確
に検出することが可能となる。
すフローチャートである。以下、図7に基づいて図6の
装置の作用を説明する。演算部58は、電源オン時およ
びアンバランス測定終了後に初期設定およびフラグクリ
アを行なう。次に、オフ位置読み込みスイッチ60、オ
ン位置読み込みスイッチ61またはスタートスイッチ6
2のいずれかの入力を待ってループ状態となる。まず、
検査員がプロペラシャフトを手で廻し、反射テープの位
置に来るとオン位置読み込みスイッチ61をオンにす
る。この状態で反射テープ上で数個所(少なくとも1個
所)の受光量データを収集し、それらをRAMに記憶さ
せる。そしてデータ収集が終了すると、それらの平均値
を求め、その値を前記図5のB値とする。次に、フラグ
に1を加え、その結果が2でなければ初期のスイッチ入
力待ち状態へ戻る。次に、検査員がプロペラシャフトを
手で廻し、プロペラシャフトの地肌の位置に来るとオフ
位置読み込みスイッチ60をオンにする。この状態で地
肌上で数個所(少なくとも1個所)の受光量データを収
集し、それらをRAMに記憶させる。そしてデータ収集
が終了すると、それらの平均値を求め、その値を前記図
5のA値とする。次に、フラグに1を加え、その結果が
2でなければ初期のスイッチ入力待ち状態へ戻る。上記
のA値とB値の両方の読み込みが終了すると、フラグが
2となり、次にA値とB値の中間値Cを演算で求める。
そしてその中間値Cに所定の係数βを加算した値D(=
C+β)を比較器54の比較レベルとして出力する。次
に、スタートスイッチ62がオンにされてアンバランス
測定が開始されると、比較器54は受光部53から入力
された信号と上記の比較レベルとを比較し、入力信号の
方が大の場合に高レベル、そうでない場合に低レベルの
信号を出力する。これがプロペラシャフトの回転速度を
示す信号として用いられる。上記のように、プロペラシ
ャフトの地肌からの反射光量と反射テープからの反射光
量とをそれぞれ数点づつ検出し、それぞれの平均値から
A値とB値とを求め、それらの中間点Cを演算で求め、
さらにそれに係数βを加算した値Dを比較レベルとする
ことにより、比較レベルを自動的に、しかも正確に設定
することが出来る。そのためアンバランス測定時の作業
工数を大幅に減少させることが出来る。また、係数βの
値を適宜選定することにより、反射テープよりは反射率
が小さいがプロペラシャフトの地肌よりは反射率の大き
な商品レベル用シール等が貼付されていた場合でも、そ
れらを反射テープと誤検出することがなく、回転を正確
に検出することが可能となる。
【0021】次に、図8は図6を多少変更した実施例図
である。この実施例においては、図6の比較器54と比
較レベル発生部55とが省略されており、それらの機能
を演算部58が行なうようにしたものである。
である。この実施例においては、図6の比較器54と比
較レベル発生部55とが省略されており、それらの機能
を演算部58が行なうようにしたものである。
【0022】さらに、オフ位置読み込みスイッチ60お
よびオン位置読み込みスイッチ61も省略し、プロペラ
シャフトを低速で回転させながら一定量のデータを収集
し、その収集したデータから演算部58で高レベルのデ
ータと低レベルのデータとをそれぞれ平均化してA値と
B値とを求め、それから中間値Cと最終的な比較レベル
Dとを自動的に演算するようにすることも出来る。この
ように構成すれば、作業工数をさらに減少させることが
出来ると共にオフ位置読み込みスイッチ60やオン位置
読み込みスイッチ61の設置が困難な場合にも適応する
ことが出来る。
よびオン位置読み込みスイッチ61も省略し、プロペラ
シャフトを低速で回転させながら一定量のデータを収集
し、その収集したデータから演算部58で高レベルのデ
ータと低レベルのデータとをそれぞれ平均化してA値と
B値とを求め、それから中間値Cと最終的な比較レベル
Dとを自動的に演算するようにすることも出来る。この
ように構成すれば、作業工数をさらに減少させることが
出来ると共にオフ位置読み込みスイッチ60やオン位置
読み込みスイッチ61の設置が困難な場合にも適応する
ことが出来る。
【0023】なお、これまでの説明においては、車両の
プロペラシャフトのアンバランス量を測定する場合につ
いて例示したが、他の回転体のアンバランス量測定にも
適用することが出来る。
プロペラシャフトのアンバランス量を測定する場合につ
いて例示したが、他の回転体のアンバランス量測定にも
適用することが出来る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明においては、アンバランス量が正常範囲か否かを判
断する比較基準値として、回転1次周波数に応じて変化
する値を用いたことにより、検査員のアクセルワーク等
によって測定時の回転速度が設定値からずれた場合でも
正確な判定を行なうことが出来る。また、請求項2に記
載の発明においては、補正位相を回転1次周波数に応じ
て変化する値としたことにより、測定時の回転速度が設
定値からずれた場合でも修正誤差を生じることなく、正
確な修正量と修正位置とを求めることが出来る。したが
って常にアンバランス量を正確に測定することが出来、
その修正も正確に行なうことが出来る、という効果が得
られる。
発明においては、アンバランス量が正常範囲か否かを判
断する比較基準値として、回転1次周波数に応じて変化
する値を用いたことにより、検査員のアクセルワーク等
によって測定時の回転速度が設定値からずれた場合でも
正確な判定を行なうことが出来る。また、請求項2に記
載の発明においては、補正位相を回転1次周波数に応じ
て変化する値としたことにより、測定時の回転速度が設
定値からずれた場合でも修正誤差を生じることなく、正
確な修正量と修正位置とを求めることが出来る。したが
って常にアンバランス量を正確に測定することが出来、
その修正も正確に行なうことが出来る、という効果が得
られる。
【図1】本発明の機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施例のブロック図。
【図3】本発明の演算内容を示すフローチャート。
【図4】本発明の他の演算内容を示すフローチャート。
【図5】感度調整作業におけるトリマの目盛位置と光量
レベルとを示す図。
レベルとを示す図。
【図6】感度調整を自動的に行なう装置の一実施例のブ
ロック図。
ロック図。
【図7】図6における演算内容を示すフローチャート。
【図8】感度調整を自動的に行なう装置の他の実施例の
ブロック図。
ブロック図。
【図9】従来の回転体のアンバランス測定方法の一例を
示す概略図。
示す概略図。
【図10】回転センサ信号とそのフーリエ変換結果を示
す図。
す図。
【図11】加速度センサ信号とそのフーリエ変換結果を
示す図。
示す図。
【図12】アンバランスベクトルを示す図。
【図13】車種による加速度ピーク値とアンバランス量
との関係を示す特性図。
との関係を示す特性図。
【図14】プロペラシャフト回転数とデフ加速度ピーク
値との関係を示す特性図。
値との関係を示す特性図。
【図15】プロペラシャフト回転数とアンバランス量と
の関係を示す特性図。
の関係を示す特性図。
【図16】補正位相と補正量、補正位置との関係を示す
図。
図。
【図17】プロペラシャフト回転数と補正位相との関係
を示す特性図。
を示す特性図。
1…トランスミッションのエクステンション 2…第1プロペラシャフト 3…センターベアリング 4…第2プロペラシャフト 5…ディファレンシャル・ギア・ケース 6、7、8…ジョイント 10…反射テープ 14…加速度
センサアンプ 11…回転センサ 15…アンバ
ランス演算装置 12…回転センサアンプ 16…マグネ
ットスタンド 13…加速度センサ 17…シャシ
ダイナモ 30…回転センサ 35…アンバ
ランス量演算部 31…加速度センサ 36…比較基
準値設定部 32…カードリーダ 37…判定部 33…演算装置 38…表示器 34…フーリエ変換部 51…動作表示灯 57…ローパ
スフィルタ 52…発光部 58…演算部 53…受光部 59…記憶部 54…比較器 60…オフ位
置読み込みスイッチ 55…比較レベル発生部 61…オン位
置読み込みスイッチ 56…アンプ部 62…スター
トスイッチ 100…回転検出手段 105…演
算手段 101…振動検出手段 106…判
定手段 102…フーリエ変換手段 107…表
示手段 103…回転1次周波数検出手段 108…位
相演算手段 104…加速度パワースペクトル検出手段 109…修
正演算手段
センサアンプ 11…回転センサ 15…アンバ
ランス演算装置 12…回転センサアンプ 16…マグネ
ットスタンド 13…加速度センサ 17…シャシ
ダイナモ 30…回転センサ 35…アンバ
ランス量演算部 31…加速度センサ 36…比較基
準値設定部 32…カードリーダ 37…判定部 33…演算装置 38…表示器 34…フーリエ変換部 51…動作表示灯 57…ローパ
スフィルタ 52…発光部 58…演算部 53…受光部 59…記憶部 54…比較器 60…オフ位
置読み込みスイッチ 55…比較レベル発生部 61…オン位
置読み込みスイッチ 56…アンプ部 62…スター
トスイッチ 100…回転検出手段 105…演
算手段 101…振動検出手段 106…判
定手段 102…フーリエ変換手段 107…表
示手段 103…回転1次周波数検出手段 108…位
相演算手段 104…加速度パワースペクトル検出手段 109…修
正演算手段
Claims (2)
- 【請求項1】回転体の回転速度に応じた信号を出力する
回転検出手段と、 回転体の支持部に取付けられ、該支持部の振動の加速度
を検出する振動検出手段と、 上記回転検出手段と上記振動検出手段の信号をそれぞれ
フーリエ変換するフーリエ変換手段と、 上記フーリエ変換手段による変換結果から上記回転検出
手段の信号の回転1次周波数を検出する回転1次周波数
検出手段と、 上記回転1次周波数における加速度信号のフーリエ変換
結果である加速度パワースペクトルの値を検出する加速
度パワースペクトル検出手段と、 上記加速度パワースペクトルの値から回転体のアンバラ
ンス量を演算する演算手段と、 上記回転1次周波数に応じて変化する比較基準値と上記
アンバランス量とを比較してアンバランス量が正常範囲
か否かを判定する判定手段と、 上記判定手段の判定結果を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする回転体のアンバランス測定装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載の回転体のアンバランス測
定装置において、 上記フーリエ変換手段による変換結果から位相を演算す
る位相演算手段と、 上記回転1次周波数に応じて変化する値としてマップに
記憶されている補正位相を読み出し、上記位相演算手段
で演算した位相を上記補正位相で補正することによって
バランス修正位置および修正量を計算する修正演算手段
とを備え、 かつ、上記表示手段は、上記修正位置および修正量をも
表示するものであることを特徴とする回転体のアンバラ
ンス測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00180793A JP3223621B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 回転体のアンバランス測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00180793A JP3223621B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 回転体のアンバランス測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201506A true JPH06201506A (ja) | 1994-07-19 |
JP3223621B2 JP3223621B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=11511849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00180793A Expired - Fee Related JP3223621B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 回転体のアンバランス測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223621B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011080906A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Ihi Corp | バランス修正用加工データの演算装置 |
JP2017018691A (ja) * | 2016-10-26 | 2017-01-26 | シャープ株式会社 | ヘアケア装置 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP00180793A patent/JP3223621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011080906A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Ihi Corp | バランス修正用加工データの演算装置 |
JP2017018691A (ja) * | 2016-10-26 | 2017-01-26 | シャープ株式会社 | ヘアケア装置 |
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JP3223621B2 (ja) | 2001-10-29 |
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