JP3027889B2 - タイヤバランス測定装置 - Google Patents

タイヤバランス測定装置

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JP3027889B2
JP3027889B2 JP5002595A JP259593A JP3027889B2 JP 3027889 B2 JP3027889 B2 JP 3027889B2 JP 5002595 A JP5002595 A JP 5002595A JP 259593 A JP259593 A JP 259593A JP 3027889 B2 JP3027889 B2 JP 3027889B2
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貴信 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤのアンバランス
を測定するタイヤバランス測定装置に関し、特にタイヤ
を車両に装着した実車状態でアンバランスを測定する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤバランス測定装置として
は、特開昭62−3633号公報、特開昭62−514
2号公報および特開昭63−266331号公報等に記
載されているものがある。
【0003】上記の従来装置においては、ローラ上で車
両を走行させ、車両のバネ下部の振動を振動センサで検
出し、また、タイヤに貼った基準の反射テープと光学式
回転検出センサとによってタイヤの回転を検出し、振動
のレベルや回転パルスと振動ピークとの位相差からタイ
ヤのアンバランス量や位置を測定するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のタ
イヤバランス測定装置においては、ローラ上で車両の前
輪を回転させると、前輪荷重の左右差や空気圧の左右差
等の影響のために左輪と右輪とに回転数の差が生じる。
そして左右輪にアンバランスがある場合、左右アンバラ
ンス位置が同位相の時にバネ下振動は最大となり、18
0°逆位相の時に最小となる。すなわち、図16に示す
ように、タイヤ回転1次振動のパワースペクトルのピー
クは左右輪のアンバランス位置によって変動し、かつ回
転と振動の位相差も変動する。したがって、従来例のよ
うに、或る瞬時の振動のレベルや位相を検出するだけで
は正確なアンバランス測定と修正を行なうことは出来な
かった。上記のごとき問題を解決するため、本出願人
は、ダミーウエイトをタイヤの4点に取付け、タイヤア
ンバランスによるバネ下振動の回転1次成分変動の山部
を検出し、該山部平均値の変化量が所定値以下になった
ときに、加速度パワースペクトル変動の山部の値または
山部平均値を用いてアンバランス量と位置を求めるよう
に構成したタイヤバランス測定装置を既に出願(特願平
3−171263号)している。しかし、生産工場の検
査ラインやディーラ整備工場等で測定する場合には、定
められた作業時間内に終了しなければならず、より早く
測定を終了することが望まれている。
【0005】本発明は、上記のごとき従来技術の問題を
解決し、かつ上記の本出願人の先行発明をさらに改良す
るためになされたものであり、タイヤバランスの測定精
度が高く、しかも迅速に測定することの出来るタイヤバ
ランス測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の機能ブ
ロック図である。図1において、回転検出手段100
は、車両に装着された左右タイヤの少なくとも一方の回
転数を検出する。この回転検出検出手段100は、例え
ば後記図2の実施例における反射テープ8、8′および
光ファイバセンサ10、10′に相当する。また、振動
検出手段101は、上記左右タイヤの回転支持部に取付
けられ、該支持部の振動を検出する。この振動検出手段
101は、例えば後記図2の実施例における加速度セン
サ7、7′に相当する。また、回転1次演算手段102
は、回転検出手段100の信号から回転1次周波数を演
算する。また、周波数分析手段103は、振動検出手段
101の信号を周波数分析する。また、位相差演算手段
104は、回転検出手段100の信号に基づいた信号と
振動検出手段101の信号に基づいた信号から位相差を
演算する。例えば、図1に実線で示すように、回転検出
手段100の信号を回転1次演算手段102を介した信
号と振動検出手段101の信号を周波数分析手段103
を介した信号とによって位相差を演算してもよいし、ま
たは図1に破線で示すように、回転検出手段100の信
号自体と振動検出手段101の信号自体とから位相差を
演算することもできる。また、判断手段105は、上記
の回転1次周波数における振動の周波数分析値の変化を
検出し、その変化が予め定められた変化であるか否かを
判断する。この判断手段105は、例えば請求項2に記
載のごとく、周波数分析値であるパワースペクトルの変
化の山部を検出する手段と、上記山部の平均値を演算す
る手段と、上記山部平均値を中心として所定の範囲内に
ある上記山部の数をカウントする手段と、上記カウント
値が所定数以上であるか否かを判断する手段とを備え、
上記カウント値が所定数以上の場合に予め定められた変
化であると判断するものである。また、アンバランス演
算手段106は、上記判断結果が予め定められた変化で
あった場合に上記振動の周波数分析値と上記の位相差と
に基づいてアンバランス量とアンバランス位置を演算す
る。このアンバランス演算手段106は、例えば請求項
2に記載のごとく、山部平均値と該山部の位相差の平均
値とからアンバランス量とアンバランス位置を演算する
ものである。なお、上記の回転1次演算手段102、周
波数分析手段103、位相差演算手段104、判断手段
105およびアンバランス演算手段106の部分は、例
えば後記図2の実施例における解析装置本体13の部分
に相当する。
【0007】
【作用】上記のように本発明においては、回転1次周波
数における振動の周波数分析値の変化を検出し、その変
化が予め定められた変化であるか否かを判断し、該判断
結果が予め定められた変化であった場合に振動の周波数
分析値と位相差とに基づいてアンバランス量とアンバラ
ンス位置を演算するように構成している。具体的には、
例えば、タイヤ回転1次の振動スペクトル変動の山部を
所定数以上検出し、その山部加算平均値の所定範囲±β
%以内に山部の数が所定数γあった場合に、安定したと
判断して測定を終了し、それらの山部平均値及び位相平
均値からアンバランス量と位置を計算するように構成し
ている。そのため、作業者による判断ばらつきが少なく
なってアンバランス量の測定精度が高くなると共に、工
場、ディーラ等での作業時間が短くなり、短時間で正確
に測定を行なうことが出来る。 また、請求項4に記載
のように、前輪駆動車と後輪駆動車とで判定値を変える
ことにより、効率良く測定することが出来る。
【0008】
【実施例】図2および図3は、本発明の一実施例図であ
り、図2は機構部分の斜視図、図3は解析装置のブロッ
ク図である。図2において、タイヤ1(左輪)の取付け
られたホイール2が、スピンドル6に取付けられたハブ
3にボルト・ナットによって締結されている。また、上
記スピンドル6はストラット4およびサスペンションロ
アアーム5に連結支持されている。そして、上記スピン
ドル6には加速度センサ7が接着等によって取付けられ
ており、この加速度センサ7はタイヤ1等のアンバラン
スによって生じる前後振動を検出して、その検出値に相
当する加速度検出信号を出力する。また、上記タイヤ1
またはホイール2には反射テープ8が貼り付けられ、こ
の反射テープ8からの反射光が反射テープ8に対向して
配設された光ファイバセンサ10に入射され、この光フ
ァイバセンサ10から車輪一回転につき1パルスのON
/OFF電気信号(回転信号)が出力される。上記加速
度検出信号は増幅器11によって増幅され、解析装置本
体13に入力される。また、上記光ファイバセンサ10
からの回転信号は光ファイバセンサアンプ12によって
増幅され、上記解析装置本体13に入力される。また、
解析装置本体13には複数のスイッチ群と表示ランプか
らなるリモートスイッチ9が接続されている。なお、上
記の構成は左輪について説明したが、右輪(タイヤは図
示せず)にも上記と同様に加速センサ7′と光ファイバ
センサ10′が設けられており、加速度センサ7′の加
速度検出信号は増幅器11′を介し、光ファイバセンサ
10′の回転信号は光ファイバセンサアンプ12′を介
して解析装置本体13に入力される。
【0009】また、図3において、解析装置本体13内
には、主要な演算、記録、読み込みを行なうマイクロコ
ンピュータ201、該マイクロコンピュータ201に入
力される信号をA/D変換するA/Dコンバータ20
2、上記加速度センサ7、7′からの加速度検出信号お
よび光ファイバセンサ10、10′からの回転信号の高
周波成分をカットするアンチエリアシングフィルタ20
3、リモートスイッチ9と上記マイクロコンピュータ2
01との間で波形整形等を行なうインターフェース回路
204、演算情報や演算結果等を表示する液晶表示器2
05、プリンタ206等が備えられている。また、上記
リモートスイッチ9には、ダミーウエイトの重量を選択
するとそれに比例した電圧を上記A/Dコンバータ20
2に入力するロータリスイッチ21、サンプリング開始
を指示するスタートスイッチ22、サンプリングや演算
をキャンセルするキャンセルスイッチ23、解析プログ
ラムを初期状態にするリセットスイッチ24、測定の終
了時に点灯するランプ25およびFF/FR車切換えス
イッチ27(詳細後述)等が備えられている。
【0010】以下、上記装置の作用を2点法(ダミーウ
エイトを付加しない現状および0°、180°にダミー
ウエイトを付けた状態でそれぞれ測定する方法)につい
て説明する。図4および図5は、2点法における演算内
容を示すフローチャートである。なお、このプログラム
においては左輪についてのみ表示しているが、右輪につ
いても同様に測定と処理を行なう。図4において、スタ
ートスイッチ22がONにされると、現状(ダミーウエ
イトなしの状態)における振動と位相の測定が開始され
る。まず、左輪の回転信号と加速度センサ信号を読み込
み、所定のサンプリング数(例えば256点)になるま
で、所定のサンプリング周期(例えば7.8msec)でA
/D変換する(ステップS1〜S4)。次に、左輪の回
転パルス信号を高速フーリエ変換し、そのパワースペク
トルから回転1次周波数f1を計算する。次に、左輪の
加速度信号を高速フーリエ変換し、回転1次周波数f1
でのパワースペクトルの値PLNを計算する(ステップS
5〜S8)。次に、回転1次周波数f1での回転信号と
加速度信号とを高速フーリエ変換した値から両者の位相
差θLNを計算する(ステップS9)。
【0011】位相差の演算は次のようにして行なう。す
なわち、図6(a)は光ファイバセンサから出力された
回転信号であり、それをフーリエ変換すると、図6
(b)に示すように、一定回転速度ならば所定の周波数
fpにピークスペクトルが生じる。同様に、加速度セン
サの出力は図7(a)に示すようになり、それをフーリ
エ変換した結果は図7(b)に示すようになる。上記図
6(b)に示した光パルスのフーリエ変換結果は下記
(数1)式、上記図7(b)に示した加速度センサ信号
のフーリエ変換結果は下記(数2)式で示され、光パル
スと加速度の間の位相差θは下記(数3)式で求めるこ
とが出来る。 Fx(ω)=a+jb |Fx(ω)|=√(a2+b2) …(数1) Fy(ω)=c+jd |Fy(ω)|=√(c2+d2) …(数2)
【0012】
【数3】
【0013】次に、加速度パワースペクトルの値PLN
前回の値PLOとの差ΔPLを計算する。さらに前回の差
の値ΔPLOをメモリから読み出し、ΔPL<0、かつΔ
LO>0の場合は、図9に示すように、前回のスペクト
ル値PLOが山部であったと判断し、PLOとθLOをメモリ
に入れ、山部のカウンタNLに1を加える。また、ΔPL
≧0、ΔPLO<0の場合は山部ではないと判断する(ス
テップS10〜S14)。次に、山部のカウンタNL
所定値γ(例えば4〜6)より小の場合は、フローチャ
ートのに戻ってサンプリングを繰り返す。NL≧γの
場合は現在までメモリした山部の値PLN(N=1〜
L)を読み出し、平均値PLAVを計算する(ステップS
15〜S16)。次に、データOK範囲(例えば平均値
の±10%⇒β)をあらかじめ設定しておき、その値P
LZを計算した後、比較カウンタMLとOK範囲カウンタ
Lに初期値(ML=1、LL=0)をセットする(ステ
ップS17〜S18)。次に、図4のから図5のへ
続く。
【0014】図5において、データOK範囲PLZ内に山
部PLNが何個あるかをカウンタLLでカウントし、範囲
内にあるPLNについてはその値および位相差θLNの加算
平均を行ない、それぞれ平均値PLA、θLAを求める。こ
れを現在までの山部NL個について行なう。そしてOK
範囲内の山部の数LLが所定値γ(例えば3〜4個)以
内の場合は、図4のに戻ってさらにサンプリングを繰
り返す(ステップS19〜S25)。LLが所定値γよ
り大の場合は、アンバランス計算に必要なデータがそろ
ったものと判断し、測定終了ランプ25を点灯する。こ
こで、検査員は車輪の駆動を停止させ、現状(ダミーウ
エイトなし)の測定を終了する(ステップS26)。次
に、ステップS27では、カウンタC1に1を加える。
このカウンタC1は現状の測定か、0°の測定(ダミー
ウエイトを0°に取り付けた場合)か、180°の測定
(ダミーウエイトを180°に取り付けた場合)かを判
断するカウンタであり、C1=1であれば現状の測定、
1=2であれば0°の測定、C1=3であれば180°
の測定であることを示す。次に、C1=1であるか否か
を判断し、“YES”であれば、現状の値PL、θLのた
めに予め定められたメモリに山部の平均値PLA、位相差
平均値θLAを入れる(ステップS28〜S29)。次
に、図4のに戻り、0°にダミーウエイトを取付け、
前回と同じタイヤ回転数になった時、スタートスイッチ
22を押すと、0°のサンプリングが開始される。そし
て前記の現状測定と同様の測定を行なう。それが終了す
ると、前記と同様のロジックでカウンタC1=2となる
ので、図5のステップS30が“YES”となり、ステ
ップS31に行って、今回求めえられたPLA、θLAが0
°のメモリエリアに入れられる。
【0015】同様に、180°にダミーウエイトを取り
付けた場合は、C1=3となるので、ステップS28と
S30が共に“NO”となり、ステップS32に行っ
て、今回求められたPLA、θLAが180°のメモリエリ
アに入れられる。その後、現状、0°、180°の各P
LA、θLAをメモリから読み出し、それらからアンバラン
ス量およびアンバランス位置を計算する。アンバランス
量の計算は、図8に示すように、 現 状 :PLの大きさをもち、位相がθLのベクトルV
L 0°:PL0°の大きさをもち、位相がθL0°のベクトル
L0° 180°:PL180°の大きさをもち、位相がθL180°
ベクトルVL180° の3つのベクトルから計算され、VL0°とVL180°のベ
クトルの先端を結ぶ線の大きさをdとすると、dは、上
記ベクトルを0°←→180°軸方向に分解して得られ
る。ダミーウエイトの重量をWとすれば、アンバランス
量UBは下記数4式で示される。
【0016】
【数4】
【0017】また、位相は、図8では伝達系の遅れを省
略してあるため、θLがアンバランス方向、修正方向は
180°反対側、すなわちθLB=θL+180°とな
る。
【0018】次に、図10〜図12は、4点法によるア
ンバランス測定、修正の演算を示すフローチャートであ
る。図10において、まず、0°の位置にダミーウエイ
トを取り付けて測定を行なう。ステップS41でスター
トスイッチ22のON/OFFを確認し、ONであれば
所定周期(例えば15.6ms)でデータサンプリング
を開始する。次にステップS42で左輪の光ファイバセ
ンサ10からの回転信号を読み込み、ついでステップS
43で上記回転信号の電圧のLowレベルとHighレ
ベルの変化点(エッジ)を検出し、例えばLowからH
ighへの立ち上がりから次の立ち上がりまでの回転周
期TNを計算する。そしてステップS44でこれらの回
転周期の平均値TAVを計算する。なお、4点法の場合は
片一方の車輪の回転周期だけを計測してもよい。次に、
ステップS45では、左右スピンドル6に装着した前後
加速度センサ7、7′からの加速度検出信号を読み込
み、この加速度検出信号をA/D変換して所定のメモリ
領域にストアする。次に、ステップS46では、上記加
速度検出信号のデータ数が高速フーリエ変換(FFT)
解析に必要な所定数、例えばNS=256個ストアされ
たか否かを判断し、データ数NSが所定数に達していな
い場合は上記ステップS42に戻って上記所定周期のデ
ータサンプリングが繰り返される。データ数NSが所定
数に達した場合にはステップS47に移行する。次のス
テップS47では、上記回転周期の平均値TAVから回転
1次周波数f1を下記数5式によって計算する。 f1=1/TAV ……(数5) ついでステップS48では、上記メモリ領域にストアさ
れた加速度検出信号のうち左タイヤの加速度検出信号を
FFT解析し、ついでステップS49ではこのFFT解
析によって得られた左前後加速度パワースペクトル分布
から上記回転1次周波数f1における左パワースペクト
ル値PLNを求める。同様にしてステップS50では右タ
イヤの加速度検出信号をFFT解析し、ステップS51
で右タイヤの回転1次周波数f1における右パワースペ
クトル値PRNを求める。次に、ステップS52では、上
記ステップS49で得られた左パワースペクトル値PLN
と前回計算時の左パワースペクトル値PL0との差ΔPL
を計算する。このとき、メモリから前回計算時に記録さ
れた左パワースペクトル値の差ΔPL0を読み出してお
く。次にステップS53では左パワースペクトル値の差
ΔPLの符号を判定し、ΔPL>0であれば左パワースペ
クトル値PLNは増加中であると判断してステップS56
に移行する。一方、ΔPL≦0であれば左パワースペク
トル値PLNは減少中であると判断し、ステップS54に
移行して前回の左パワースペクトル値の差ΔPL0の符号
を判定し、ΔPL0>0であれば左パワースペクトル値P
LNが増加から減少に変化したパワースペクトル変動の山
部であると判断する。そして次のステップS55で前回
の左パワースペクトル値PLOをメモリに入れ、山部カウ
ンタNLに1を加えて上記ステップ56に移行する。ま
た、上記ステップS54においてΔPL0≦0であれば前
回に引き続いて左パワースペクトル値PLNは減少中であ
ると判断して上記ステップS56に移行する。ステップ
S56では、上記ステップS51で得られた右パワース
ペクトル値PRNと前回計算時の右パワースペクトル値P
R0との差ΔPRを計算する。このとき、メモリから前回
計算時に記録された右パワースペクトル値の差ΔPR0
読み出しておく。次に、ステップS57では、右パワー
スペクトル値の差ΔPRの符号を判定し、ΔPR>0であ
れば右パワースペクトル値PRNは増加中であると判断し
て図11のステップS60に移行する。一方、ΔPR
0であれば右パワースペクトル値PRNは減少中であると
判断し、ステップS58で前回の右パワースペクトル値
の差ΔPR0の符号を判定する。そしてΔPR0>0であれ
ば右パワースペクトル値PRNが増加から減少に変化した
パワースペクトル変動の山部であると判断し、次のステ
ップS59で前回の右パワースペクトル値PROをメモリ
に入れ、山部カウンタNRに1を加え、図11のステッ
プS60に移行する。また、上記ステップS58におい
てΔPR0≦0であれば、前回計算時に引き続いて右パワ
ースペクトル値PRNは減少中であると判断して上記ステ
ップS60に移行する。次に、図10のから図11の
へ続く。
【0019】図11において、山部の数NL、NRが所定
数α以上になったか否かを判断し、所定数αに達してい
ない時は図10のに戻って再びスペクトル変動の山部
を検出する(ステップS60〜S61)。次に、ステッ
プS62では、PLAV±βL%をデータOK範囲として測
定終了を判断するため、OKゾーンPLZを下記数6式に
よって計算する。
【0020】
【数6】
【0021】次に、1〜NLの山部データをOKゾーン
LZと比較するためのカウンタMLとOKゾーンにある
数をカウントするカウンタLLに初期値(ML=1、LL
=0)をセットする(ステップS63)。次に、ステッ
プS64〜S68では、ML(1〜NL)番目の山部PL
の値とOKゾーンとを、ML=NLまで比較していき、O
Kゾーン内にある山部個数をカウンタLLで求め、所定
数以上になった場合には、まず左前後加速度スペクトル
変動の山部の値PLN(NL=1〜NL個)をメモリから読
み出し、NL個の加算平均PLAVを下記数7式によって計
算する。
【0022】
【数7】
【0023】同様にして、右前後加速度の山部の値もO
Kゾーン内の個数LRを求める(ステップS69〜S7
5)。次に、OKゾーン内の数LL、LRが所定数γより
小さい場合は、山部の値のばらつきが大きく安定してい
ないと判断し、図10のに戻って再び山部を検出す
る。所定値γ以上の場合は、測定終了ランプを点灯する
(ステップS76〜S78)。次に、図11のから図
12のへ続く。
【0024】図12において、ステップS79では、カ
ウンタC1に“1”が加算され(初期値は“0”)、つ
いでステップS80では上記カウンタC1=1であるか
否かを判定する。ステップ80が“YES”あればステ
ップS81に移行し、ダミーウエイトを0°の位置に取
付けた状態での測定が終了したとして上記左右パワース
ペクトル変動の山部の値PLMA、PRMAを0°のピーク値
L0°、PR0°としてメモリに記録し、図10のステッ
プS41に戻ってスタートスイッチ22待ち状態とな
る。
【0025】次に、ダミーウエイトを90°の位置に付
け替え、スタートスイッチ22をONにすると、前記ス
テップS41からステップS78までが繰り返され、上
記と同様にして測定終了ランプ25が点灯される。そし
て上記ステップS79で上記カウンタC1に“1”が加
算されると該カウンタC1=2となるので、ステップS
80、S82を経てステップS83に移行し、ダミーウ
エイトを90°の位置に取付けた状態での測定が終了し
たとして左右パワースペクトル変動の山部の値PLMA
RMAが90°のピーク値PL90°、PR90°としてメモ
リに記録される。そして再びステップS41に戻ってス
タートスイッチ22待ち状態となる。
【0026】次に、ダミーウエイトを180°の位置に
付け替え、スタートスイッチ22をONにすると、上記
と同様の演算が行なわれ、測定終了ランプ25が点灯さ
れる。そして上記ステップS79で上記カウンタC1
“1”が加算されると該カウンタC1=3となるので、
ステップS80、S82、S84を経てステップS85
に移行し、ダミーウエイトを180°の位置に取付けた
状態での測定が終了したとして左右パワースペクトル変
動の山部の値PLMA、PRMAが180°のピーク値P
L180°、PR180°としてメモリに記録され、再びステッ
プS41に戻ってスタートスイッチ22待ち状態とな
る。
【0027】次に、ダミーウエイトを270°の位置に
付け替え、スタートスイッチ22をONにすると、上記
と同様の演算が行なわれ、測定終了ランプ25が点灯さ
れる。そして上記ステップS79に移行して上記カウン
タC1に“1”が加算されると該カウンタC1=4となる
ので、ステップS80、S82、S84を経てステップ
S86に移行し、ダミーウエイトを270°の位置に取
付けた状態での測定が終了したとして算出された左右パ
ワースペクトル変動の山部の値PLMA、PRMAが270°
のピーク値PL270°、PR270°としてメモリに記録され
る。
【0028】次に、ステップS87でタイヤのバランス
重量および位置の計算(前記図5のステップS34と同
じ)を行ない、ついでステップS88で上記カウンタC
1を“0”にリセットし、プログラムは初期状態とな
る。そして、検査員は表示された位置に表示されたバラ
ンスウエイトを取付け、一連の作業を終了する。
【0029】次に、図3のブロック図に示したFF/F
R車切換えスイッチ27について説明する。タイヤのバ
ランスは、一般に前輪について特に精度良く調整するこ
とが求められる。そして前輪に関してFF車(前輪駆動
車:4輪駆動車を含む)とFR車(後輪駆動車)とを比
較すると、FF車はデフを介して左右輪があるため、一
方のタイヤのアンバランスによる振動が他方のタイヤに
影響を与えやすく、山部データがFR車に比較してばら
つきやすく、また測定時間もかかる。そのため、図3に
示すように、FF/FR車切換えスイッチ27を設け、
FF車とFR車で山部データ数NR、NLの比較値α、デ
ータOK範囲β、測定終了OK数γを変更するとさらに
効率良く測定することが出来る。上記のデータ等の数値
は、例えば、FR車に比較してFF車の数値を、比較値
αは大きな値に、データOK範囲βは小さな値に、測定
終了OK数γは大きな値にそれぞれ設定する。なお、上
記の値α、β、γは車種や仕様によって変えることも出
来る。また、図13に示すように、工場用としてカード
リーダ28を設け、車種を読み込んでFF車かFR車か
を自動的に判断してFF/FR車切換えスイッチ27を
駆動するように構成することもできる。
【0030】次に、図14および図15は、他の実施例
の演算を示すフローチャートである。 図14および図
15において、ステップS90〜S91の部分のみが異
なっており、他の部分は前記図4、図5のフローチャー
トと同じである。この実施例は、振動スペクトルピーク
の最大値を求め、最大値からβ%以上の山部の値を求め
て平均し、アンバランス量を計算するように構成したも
のである。 また、前記図4、図5の実施例において、
振動と回転パルスの位相差が最大の時の振動スペクトル
のピーク値から同様に計算し、アンバランスを計算する
ことも可能である。また、これまでの説明においては、
2点法と4点法とについて説明したが、ダミーウエイト
1点または3点等他の測定方法にも本発明を応用するこ
とが出来る。また周波数分析は高速フーリエ変換だけで
なく、バンドパスフィルタ等他の手段によっても可能で
ある。位相計算も高速フーリエ変換以外の手法でも求め
ることが可能である。また、これまでの実施例では、回
転信号と振動信号間の位相差の検出は、それぞれの信号
をフーリエ変換し、回転1次周波数における両信号のフ
ーリエ変換値から演算する場合を例示したが、回転信号
と振動信号とを回転1次周波数に応じてカットオフ周波
数が変化するバンドパスフィルタを通して、両信号のピ
ーク値の時間差(ゼロクロス点の時間差)から位相差や
振動の振幅の変化を求め、それを用いてアンバランス演
算を行なうことも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、タイヤ加速度パワースペクトルの回転1次周波数で
の変化の山部を検出し、山部加算平均の所定範囲内に山
部の数が所定数以上あった場合に測定終了として、山部
平均値の値をアンバランス量測定に用いるように構成し
たことにより、作業者による判断ばらつきが少なくなっ
てアンバランス量の測定精度が高くなると共に、工場、
ディーラ等での作業時間が短くなり、短時間で正確に測
定を行なうことが出来る。また、前輪駆動車と後輪駆動
車とで判定値を変えることにより、効率良く測定するこ
とが出来る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施例の機構部分を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施例の解析装置のブロック図。
【図4】本発明の演算内容の第1の実施例を示すフロー
チャートの一部。
【図5】本発明の演算内容の第1の実施例を示すフロー
チャートの他の一部。
【図6】回転センサの出力の一例を示す特性図。
【図7】加速度センサの出力の一例を示す特性図。
【図8】アンバランスベクトルを示すベクトル図。
【図9】パワースペクトルピーク値と位相差とを示す特
性図。
【図10】本発明の演算内容の第2の実施例を示すフロ
ーチャートの一部。
【図11】本発明の演算内容の第2の実施例を示すフロ
ーチャートの他の一部。
【図12】本発明の演算内容の第2の実施例を示すフロ
ーチャートの他の一部。
【図13】本発明の他の実施例の解析装置のブロック
図。
【図14】本発明の演算内容の第3の実施例を示すフロ
ーチャートの一部。
【図15】本発明の演算内容の第3の実施例を示すフロ
ーチャートの他の一部。
【図16】パワースペクトルピーク値と位相差とを示す
特性図。
【符号の説明】
1…タイヤ 7、7′…加速度
センサ 2…ホイール 8、8′…反射テ
ープ 3…ハブ 9…リモー
トスイッチ 4…ストラット 10、10′…光ファ
イバセンサ 5…サスペンションロアアーム 11、11′…増幅器 6…スピンドル 12、12′…光ファ
イバセンサアンプ 13…解析装置本体 24…リセットスイ
ッチ 21…ロータリスイッチ 25…ランプ 22…スタートスイッチ 27…FF/FR車
切換えスイッチ 23…キャンセルスイッチ 28…カードリーダ 100…回転検出手段 201…マイクロコ
ンピュータ 101…振動検出手段 202…A/Dコン
バータ 102…回転1次演算手段 203…アンチエリ
アシングフィルタ 103…周波数分析手段 204…インターフ
ェース回路 104…位相差演算手段 205…液晶表示器 105…判断手段 206…プリンタ 106…アンバランス演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 1/16 G01M 17/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に装着された左右タイヤの少なくとも
    一方の回転数を検出する回転検出手段と、 上記左右タイヤの回転支持部に取付けられ、該支持部の
    振動を検出する振動検出手段と、 上記回転検出手段の信号から回転1次周波数を演算する
    回転1次演算手段と、 上記振動検出手段の信号を周波数分析する周波数分析手
    段と、 上記回転検出手段の信号をフーリエ変換した際またはバ
    ンドパスフィルタを通過させた際における回転一次周波
    数成分に係るものの位相と、上記振動検出手段の信号を
    フーリエ変換した際またはバンドパスフィルタを通過さ
    せた際における上記回転一次周波数成分と同一周波数に
    係るものの位相との位相差を演算する位相差演算手段
    と、 上記の回転1次周波数における振動の周波数分析値とし
    ての回転一次周波数における振動のパワースペクトルま
    たはバンドパスフィルタを通過させた振動波形のピーク
    の変化を検出し、その変化が予め定められた変化であ
    るか否かを判断する判断手段と、 上記判断結果が予め定められた変化であった場合に上記
    振動の周波数分析値と上記の位相差とに基づいてアンバ
    ランス量とアンバランス位置を演算するアンバランス演
    算手段と、 を備えたことを特徴とするタイヤバランス測定装置。
  2. 【請求項2】上記判断手段は、上記の周波数分析値であ
    るパワースペクトルの変化の山部を検出する手段と、上
    記山部の平均値を演算する手段と、上記山部平均値を中
    心として所定の範囲内にある上記山部の数をカウントす
    る手段と、上記カウント値が所定数以上であるか否かを
    判断する手段とを備え、上記カウント値が所定数以上の
    場合に予め定められた変化であると判断するものであ
    り、 上記アンバランス演算手段は、上記山部平均値と該山部
    の位相差の平均値とからアンバランス量とアンバランス
    位置を演算するものである、ことを特徴とする請求項1
    に記載のタイヤバランス測定装置。
  3. 【請求項3】上記判断手段は、上記の周波数分析値であ
    るパワースペクトルの変化の山部を検出する手段と、 上記山部の最大値を検出する手段と、 上記山部最大値から設けた所定の範囲内にある上記山部
    の数をカウントする手段と、 上記カウント値が所定数以上であるか否かを判断する手
    段とを備え、 上記カウント値が所定数以上の場合に予め定められた変
    化であると判断するものであることを特徴とする請求項
    1に記載のタイヤバランス測定装置。
  4. 【請求項4】被検査車両が前輪駆動車か後輪駆動車かを
    判断する手段を備え、上記判断結果に応じて上記所定の
    範囲および上記カウント値を変えることを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載のタイヤバランス測定装
    置。
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KR101329291B1 (ko) * 2011-12-08 2013-11-14 자동차부품연구원 자동차 휠 밸런스 진단 장치 및 그 휠 밸런스 진단 방법

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