JPH0620149U - 自動車のデフロスタ装置 - Google Patents

自動車のデフロスタ装置

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JPH0620149U
JPH0620149U JP6434592U JP6434592U JPH0620149U JP H0620149 U JPH0620149 U JP H0620149U JP 6434592 U JP6434592 U JP 6434592U JP 6434592 U JP6434592 U JP 6434592U JP H0620149 U JPH0620149 U JP H0620149U
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JP
Japan
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air guide
instrument panel
guide member
air
base portion
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Application number
JP6434592U
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English (en)
Inventor
将典 長瀧
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インストルメントパネル内側のダクト部材に
空気を圧送し、これをインストルメントパネルに固着さ
れたエアガイド部材によって案内しながら、インストル
メントパネルに形成された通気孔から排出し、ウィンド
シールドの面に吹き付ける自動車のデフロスタ装置にお
いて、エアガイド部材をインストルメントパネルに固着
する作業時に、エアガイド部材を正しく位置決めし、か
つこれが倒れることを防止する。 【構成】 基部9とエアガイドフィン10を有するエア
ガイド部材8を、インストルメントパネル4の内側に突
設した係合部15に係合し、これによってエアガイド部
材8をインストルメントパネル4に対して位置決めし、
かつエアガイド部材8の倒れを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウィンドシールドの車内側の面に空気を吹き付け、ここに付着した 露滴を除去し、或いはウィンドシールドの外面に付着した霜や氷を融かしてウィ ンドシールドの面を晴らし、前方視界を確保する自動車のデフロスタ装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のデフロスタ装置は、車室前部に位置するインストルメントパネルの内 側に配置されたダクト部材と、インストルメントパネルに固定されたエアガイド 部材とを有し、ダクト部材に導入された空気を、エアガイド部材によって、イン ストルメントパネルに形成された通気孔を通してウィンドシールドの車内側の面 に向けて案内し、ウィンドシールド面に空気を吹き付けるように構成されている (例えば実開昭63−149361号公報の第6図参照)。
【0003】 ところが従来公知のデフロスタ装置のエアガイド部材は、インストルメントパ ネルの通気孔を取り囲むように配置された前後壁を有し、その間に空気の流路を 区画しているので、全体の構造が複雑となり、コストが高くなる不具合があった 。
【0004】 そこで本出願人は、車体のほぼ幅方向に延びる基部と、この基部からダクト部 材の内側方向へ突出するエアガイドフィンとから成るエアガイド部材を提案した 。このエアガイド部材によれば、構造を極めて簡素化でき、そのコストを効果的 に低減できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のエアガイド部材を有するデフロスタ装置においては、その製 造時に、エアガイド部材をインストルメントパネルに固定する際の作業性が低く 、効率的に組付け作業を行うことができない点に問題があった。すなわち、エア ガイド部材をインストルメントパネルに固定するには、車体に組付ける前のイン ストルメントパネルを天地逆転させておき、上を向いたインストルメントパネル の内側面に、エアガイド部材の基部を載置し、該基部をインストルメントパネル の内側面に固着するのであるが、この固着作業時に、エアガイド部材がずれ動い たり、これが倒れてしまうおそれがあるため、能率よく作業を行うことが困難と なっていたのである。
【0006】 本考案の目的は、上述した従来の欠点を簡単な構成によって除去した自動車の デフロスタ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、車室前部に位置するインストルメントパ ネルの内側に配置され、圧送空気が導入されるダクト部材と、該ダクト部材内の 空気を、インストルメントパネルに形成された通気孔を通してウィンドシールド の車内側の面に向けて案内するエアガイド部材とを具備し、該エアガイド部材が 、車体のほぼ幅方向に延び、かつ前記インストルメントパネルの内側面であって 、前記通気孔に沿った位置に固着される基部と、該基部から前記ダクト部材の内 側方向へ突出し、かつ車体のほぼ幅方向に延びるエアガイドフィンとを有する自 動車のデフロスタ装置において、前記エアガイド部材をインストルメントパネル の内側面に固着すべく、その基部をインストルメントパネルの内側面に載置した とき、この基部に係合してエアガイド部材の倒れを防止すると共に、該エアガイ ド部材を所定の位置に位置決めする係合部を、前記インストルメントパネルの内 側に、該パネルと一体に形成した自動車のデフロスタ装置を提案する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明し、併せて既に提案されている上述 のデフロスタ装置の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
【0009】 図1は本考案に係るデフロスタ装置を有する自動車の車室前部を示す斜視図で あり、図2は図1のII−II線拡大断面図である。
【0010】 図1及び図2において、符号1は例えばガラスより成るウィンドシールドを示 し、その下端縁はウェザストリップ2を介して、車体の一部を構成するカウルボ ックス3に固定されている。また符号4で示すものは、図示していない運転席の 前方に配置されたインストルメントパネルであり、その前端部がカウルボックス 3に固定連結されている。
【0011】 デフロスタ装置6は、車室前部に位置するインストルメントパネル4の内側に 固定配置されたダクト部材7と、エアガイド部材8とを有しており、これらの部 材7,8は、例えば硬質合成樹脂により構成され、ダクト部材7は図3に示すよ うに上部が開放した箱状に形成されている。
【0012】 エアガイド部材8は、図1及び図3に示すように車体のほぼ幅方向Wに延びる 基部9と、該基部9からダクト部材7の内側方向へ突出したエアガイドフィン1 0を有している。このエアガイドフィン10も車体のほぼ幅方向Wに延び、一体 に形成された基部9とエアガイドフィン10とによってほぼL字形の横断面が形 成されている。
【0013】 このように構成されたエアガイド部材8は、その基部9がインストルメントパ ネル4に形成された通気孔11に沿って、インストルメントパネル4の内側面に 固着され、基部9は通気孔11よりも車体後方側のインストルメントパネル内側 面に位置している。本例では、図1に示すようにインストルメントパネル4に3 個の通気孔11が形成されているが、その数は適宜設定することができる。
【0014】 ダクト部材7の底壁にはエア導入孔13が形成され、この導入孔13に図示し ていない暖房装置又は空調装置の空気送風ダクトが接続されている。デフロスタ 装置6の使用時には、暖房装置又は空調装置のヒータコア(図示せず)を通った 空気、即ち温風が導入孔13を通してダクト部材7の内部に圧送され、ダクト部 材7内に導入された空気はエアガイド部材8のエアガイドフィン10に案内され つつ、インストルメントパネル4の通気孔11を通ってウィンドシールド1の車 内側の面に吹き付けられる。
【0015】 このようにウィンドシールド1に温風を吹き付ることによって、その内面に付 着した露滴、あるいは車外側の外面に付着した霜や氷を取り除いてウィンドシー ルド面を晴らし、良好な前方視界を確保することができる。
【0016】 上述のデフロスタ装置6によると、そのエアガイド部材8のエアガイドフィン 10が通気孔11の後方側の領域にのみ設けられているため、その構造を簡素化 できる。従来公知のエアガイド部材は、上述のエアガイドフィン10のほかに、 図2に破線で示したガイドフィンも設けられ、これらのガイドフィンにより空気 を案内していたため、その構造が複雑化せざるを得なかった。
【0017】 本考案者らの検討したところによると、エアガイドフィン10を通気孔11の 後方側に設けるだけで、空気をウィンドシールド1に確実に案内できるという事 実が明らかとなっており、本考案に係るエアガイド部材8はこのような考えに基 づいて構成されている。これが、本出願人によって既に提案されているデフロス タ装置の構成である。
【0018】 この構成によると、上述の如き優れた利点が得られるのであるが、その反面、 先にも説明したようにインストルメントパネル4とエアガイド部材8を組付ける ときの作業性が低下する不具合があった。すなわち、エアガイド部材8をインス トルメントパネル4に固定するには、インストルメントパネル4を車体に組付け る前に、これを図2の状態から天地を逆にしてセットし、上を向いたインストル メントパネル4の内側面に、エアガイド部材8の基部9を図示するように載置し 、その基部9とインストルメントパネル4とを、例えば鎖線で示した溶着ホーン 14によって溶着し、両者を一体化するのであるが、その溶着時にエアガイド部 材8がずれ動いたり、図2に鎖線で示すように倒れてしまうおそれがある。
【0019】 エアガイド部材8のエアガイドフィン10は、ダクト部材7内の空気を、イン ストルメントパネル4に形成された通気孔11を通してウィンドシールド1の車 内側面に向けて案内するものであり、この案内機能を高めるには、エアガイドフ ィン10がインストルメントパネル4の内側面に対して成す角度θ(図2)を鋭 角に設定することが望ましいが、このように角度θを設定すると、エアガイド部 材8は特に倒れやすくなる。
【0020】 このような不具合を除去するには、エアガイド部材8の組付時に、これを位置 決め治具で固定すればよいが、かかる治具を用意するには、それだけ製造コスト が上昇する不具合を免れない。
【0021】 そこで本考案者は、図6及び図7に示すように、インストルメントパネル4の 内側面に、通気孔11に沿って配列された適数のリブ15aを、このパネル4と 一体に形成すると共に、エアガイド部材8の基部9に切欠16を形成し、エアガ イド部材8をインストルメントパネル4に固着すべく、インストルメントパネル 4の内側面にエアガイド部材8の基部9を載置するとき、切欠16をリブ15a に係合させ、この状態でエアガイド部材8をインストルメントパネル4に溶着す る方法を試みた。ところが、この方法では、リブ15aによってエアガイド部材 8を車体の幅方向Wと、車体の前後方向に位置決めすることはできたが、エアガ イド部材8の倒れを防止することはできなかった。
【0022】 そこで、本考案に係るデフロスタ装置おいては、図2、図4及び図5に例示す るように、インストルメントパネル4の内側に、先端に爪17を有する係合部1 5が該パネル4と一体に形成され、これに対応するエアガイド部材8の部位に、 切欠16が形成されている。係合部15は1つであってもよいが通気孔11に沿 って複数個設けることが望ましい。
【0023】 このようなエアガイド部材8をインストルメントパネル4に固定するには、従 来と同様に車体に組付けていないインストルメントパネル4を、図2に示す状態 から180°反転させて天地を逆にし、上方を向いたインストルメントパネル4 の内側面にエアガイド部材8の基部9を図示する如く載置する。このとき、図4 に示すように、基部9の切欠16を係合部15の爪17の下側の凹入部に係入す る。
【0024】 このようにして、図2及び図5に示す如くエアガイド部材8の基部9と係合部 15が互いに係合するが、このとき切欠16と係合部15との係合によってエア ガイド部材8が車体の幅方向Wと、車体の前後方向に位置決めされ、しかも爪1 7が基部9に引っ掛かるので、エアガイド部材8が倒れることもない。エアガイ ド部材8を治具などによって保持しなくとも、エアガイド部材8をインストルメ ントパネル4に対して正しく位置決めでき、しかもその倒れを確実に防止できる のである。
【0025】 この状態で、作業者は図2に鎖線で示した溶着ホーン14によって、楽に基部 9とインストルメントパネル4を互いに溶着することができる。あとは従来と同 様にインストルメントパネル4の内側面にダクト部材7を固着し、このインスト ルメントパネル4を車体に固定すれば、全ての組付作業を終了する。
【0026】 上述のように、係合部15は、エアガイド部材8をインストルメントパネル4 の内側面に固着すべく、その基部9をインストルメントパネル4の内側面に載置 したとき、この基部9に係合してエアガイド部材8の倒れを防止すると共に、該 エアガイド部材8を所定の位置に位置決めする用をなし、これによってエアガイ ド部材の組付性と建付性を向上させることができる。
【0027】 係合部15とインストルメントパネル4とを別々に形成した後、その係合部1 5をインストルメントパネル4の内側面に接着剤等によって固着してこれらを製 造することもできるが、インストルメントパネル4と係合部15を合成樹脂によ って同時に一体成形すれば、極く簡単に低コストでこれらを製造することができ る。
【0028】 なお、本考案は、エアガイド部材8を車体の幅方向に複数に分割し、そのそれ ぞれをインストルメントパネル4の内側面に固着する形式のデフロスタ装置にも 適用できるものである。
【0029】
【考案の効果】
本考案によれば、インストルメントパネルの内側面に固定される基部と、これ に一体に形成されたエアガイドフィンを有するエアガイド部材をインストルメン トパネルに固着すべく、エアガイド部材をインストルメントパネルの内側面に載 置するとき、その基部をインストルメントパネルに突設された係合部に係合する ことによって、エアガイド部材を正しく位置決めでき、しかもその倒れを防止で きるので、エアガイド部材の固着作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デフロスタ装置を組付けた自動車の車室前部を
示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】ダクト部材とエアガイド部材の斜視図である。
【図4】エアガイド部材と係合部を組付けるときの様子
を示した斜視図である。
【図5】図2の下方からエアガイド部材と係合部を見た
図である。
【図6】インストルメントパネルの内側面にリブを突設
した構成を示す、図2と同様な図である。
【図7】図6の下方からエアガイド部材とリブを見た図
である。
【符号の説明】
1 ウィンドシールド 4 インストルメントパネル 6 デフロスタ装置 7 ダクト部材 8 エアガイド部材 9 基部 10 エアガイドフィン 11 通気孔 15 係合部 W 幅方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室前部に位置するインストルメントパ
    ネルの内側に配置され、圧送空気が導入されるダクト部
    材と、該ダクト部材内の空気を、インストルメントパネ
    ルに形成された通気孔を通してウィンドシールドの車内
    側の面に向けて案内するエアガイド部材とを具備し、該
    エアガイド部材が、車体のほぼ幅方向に延び、かつ前記
    インストルメントパネルの内側面であって、前記通気孔
    に沿った位置に固着される基部と、該基部から前記ダク
    ト部材の内側方向へ突出し、かつ車体のほぼ幅方向に延
    びるエアガイドフィンとを有する自動車のデフロスタ装
    置において、 前記エアガイド部材をインストルメントパネルの内側面
    に固着すべく、その基部をインストルメントパネルの内
    側面に載置したとき、この基部に係合してエアガイド部
    材の倒れを防止すると共に、該エアガイド部材を所定の
    位置に位置決めする係合部を、前記インストルメントパ
    ネルの内側に、該パネルと一体に形成したことを特徴と
    する自動車のデフロスタ装置。
JP6434592U 1992-08-22 1992-08-22 自動車のデフロスタ装置 Pending JPH0620149U (ja)

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