JPH0620048Y2 - 温水噴出器 - Google Patents

温水噴出器

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JPH0620048Y2
JPH0620048Y2 JP13476788U JP13476788U JPH0620048Y2 JP H0620048 Y2 JPH0620048 Y2 JP H0620048Y2 JP 13476788 U JP13476788 U JP 13476788U JP 13476788 U JP13476788 U JP 13476788U JP H0620048 Y2 JPH0620048 Y2 JP H0620048Y2
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JP
Japan
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hot water
bathtub
coil spring
water supply
stepped surface
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JP13476788U
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JPH0255053U (ja
Inventor
祐次 中塚
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高温の差し湯や設定温度の湯を風呂に供給す
る際の噴出器に関するものである。
(従来の技術と問題点) 従来この種の噴出器としては、実開昭60−14854
7号公報に示されるように、高温の差し湯が浴槽内にジ
ェット流として噴出するときに入浴している人に熱湯が
直接当たらないように、浴槽内の水を吸い込んで混合し
て噴出するものがある。しかしながら、設定温度の湯を
落とし込んで湯張りするときには大流量を流す必要があ
るが、この大流量時と高温差し湯のような小流量時とで
別々の流路を使いわけるものでは構造が複雑になり、制
作上及びコスト上不利であった。
そこで出願人は先に実願昭63−47517号を提案し
たが、形状記憶合金製のコイルバネを噴出通路内に配し
たものでは、温水の流れがコイル線にぶつかることで乱
流が発生し、この乱流によりコイルの共振振動が生じ、
音が出るという問題があった。
(考案の目的) 本考案は、温水の流れ中にコイル状弁駆動体が挿入され
た温水噴出器において、コイルの共振摺動をおさえ、不
快な音の発生を防止する構造を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために以下のような構成を
とることを特徴とする。即ち、給湯器の給湯路に接続さ
れる浴槽接続具と、該浴槽接続具に固定され給湯路に連
通される浴槽落とし込み管と、浴槽落とし込み管の浴槽
内側端に給湯路開口上縁付近から下方に段差面を形成
し、その上方の内端面に揺動可能な薄板を配置して段差
面との間に形成した狭い幅の高温湯噴出スリットと、前
記浴槽落とし込み管内に配置されて一端は浴槽落とし込
み管に固定され他端は前記薄板に固定された形状記憶合
金製のコイルバネと、該コイルバネの内側に挿入された
乱流防止パイプとを有する。
(作用) 給湯器から供給される温水は浴槽落とし込み管内を通り
流れてくる。温水音が高温であればコイルバネは縮んで
おり、温水は高温湯噴出スリットから薄膜状となって浴
槽内に噴出する。温水温度が高温でなければコイルバネ
は伸び、高温湯噴出スリットが開かれ、この開口より多
量に浴槽内に流し込まれる。温水が浴槽落とし込み管内
を流れる際には、抵抗の少ない乱流防止パイプ内に多量
に流れ、コイルバネ周囲には少量しか流れない。これに
よって乱流の発生が低減し、共振振動が抑えられ音の発
生がなくなる。
(実施例) 後端に給湯路(12)を有する浴槽受金具(13)に鍔付き浴槽
ボルト(14)を螺合し、パッキン(15)を介して浴槽(5)の
側壁に固定する。浴槽受金具(13)と浴槽ボルト(14)とで
浴槽接続具を構成する。鍔付き浴槽ボルト(14)の内面に
鍔板(17)が当接しており、鍔板(17)の後側に給湯管(18)
が突出形成されて給湯路(12)内に先端がOリング(19)を
介して水密に挿入固定される。一方鍔板(17)の前側に噴
出管(21)が突出して浴槽落とし込み管(16)が形成されて
おり、給湯管(18)と噴出管(21)内を給湯路(20)が貫通し
ており、噴出管(21)の先端には鍔(22)が形成され、鍔(2
2)の前面に給湯路(20)の開口上縁付近から下方に段差面
(27)が形成される。又、鍔(22)の上方の内端面には鍔(2
2)と同じ形状、大きさの薄板(24)が鍔(22)の前面にバネ
受け(23)に保持されたねじりコイルバネ(1)で揺動可能
に引張り固定されており、薄板(24)と段差面(27)で1mm
程度のの狭い高温湯噴出スリット(26)が形成されてい
る。(2)は浴槽落とし込み管(16)内の給湯路(20)内に配
置された形状記憶合金製のコイルバネで、一端は給湯路
(20)内の時(4)に係止固定され、他端は前記薄板(24)に
固定されている。(3)はコイルバネ(2)の内側に挿入され
た乱流防止パイプで、コイルバネ(2)の内径と同じかや
や小さめの外径を有するものである。尚コイルバネ(2)
は高温時には収縮し、低温時には伸長するように形状記
憶されているものである。
次に作用について説明する。
高温差し湯の際は、浴槽(5)中の湯温に高温湯を足して
湯温を上昇させるものであるから、給湯器から供給され
る流量は少ない、従って浴槽全体の湯温を上げるために
は噴出器から勢いよく噴出させなければならず、噴出開
口は小さくする必要がある。高温湯が浴槽落とし込み管
(16)内の給湯路(20)内に流れてくると形状記憶合金製の
コイルバネ(2)は収縮し、薄板(24)を引張固定している
ねじりコイルバネ(1)に抗して薄板(24)を閉じ、鍔(22)
の段差面(27)との間に高温湯噴出スリット(26)を形成す
る。高温湯は該スリット(26)から噴出する。この噴出流
は薄膜状になり、扇状に広がりつつ下方に噴出する。薄
膜状の噴出流は浴槽(5)中の温湯と速やかに混合し、湯
温が低下して人体に触れても安全な状態になる。
また設定落とし込みの際には、高温差し湯に比較して流
量が非常に多いため、高温湯噴出スリット(26)では流路
面積が不足する。設定温の湯が浴槽落とし込み管(16)内
の給湯路(20)内に流れてくるとコイルバネ(2)は伸長す
る。すると薄板(24)を引張固定しているねじりコイルバ
ネ(1)のバネ力が勝り、薄板(24)を開く。すると、高温
湯噴出スリット(26)はその幅が広げられ、設定温度の湯
が大流量で流入し、速やかに浴槽(5)内に湯を溜める。
そしてスリット幅が広くなるためゴミや湯アカはまつら
ずに流されてしまう。
このように浴槽落とし込み管(16)内の給湯路(20)には高
温湯や設定温の湯が流れるが、その流れは大部分が乱流
防止パイプ(3)内を流れ、コイルバネ(2)周囲には少量し
か流れない。又、流速の速い管中央部の流れは乱流防止
パイプ(3)によりコイルバネ(2)に接触しないため、流れ
がコイル線に激しくぶつかることはなくなる。従ってコ
イルバネ(2)周囲の乱流の発生が著しく低減され、共振
振動が抑えられる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、浴槽落とし込み管内に給湯路に
配しコイル内に乱流防止パイプを挿入したので、流れに
よる乱流の発生と、乱流により共振振動するコイルの音
とを低減することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図である。 (2)……コイルバネ (3)……乱流防止板 (5)……浴槽 (12)……給湯路 (13)……浴槽受金具 (14)……浴槽ボルト (16)……浴槽落とし込み管 (20)……給湯路 (24)……薄板 (26)……高温湯噴出スリット (27)……段差面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器の給湯路に接続される浴槽接続具
    と、該浴槽接続具に固定され給湯路に連通される浴槽落
    とし込み管と、浴槽落とし込み管の浴槽内側端に給湯路
    開口上縁付近から下方に段差面を形成し、その上方の内
    端面に揺動可能な薄板を配置して段差面との間に形成し
    た狭い幅の高温湯噴出スリットと、前記浴槽落とし込み
    管内に配置されて一端は浴槽落とし込み管に固定され他
    端は前記薄板に固定された形状記憶合金製のコイルバネ
    と、該コイルバネの内側に挿入された乱流防止パイプと
    でなることを特徴とする温水噴出器。
JP13476788U 1988-10-14 1988-10-14 温水噴出器 Expired - Lifetime JPH0620048Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13476788U JPH0620048Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 温水噴出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13476788U JPH0620048Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 温水噴出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0255053U JPH0255053U (ja) 1990-04-20
JPH0620048Y2 true JPH0620048Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=31393816

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JP13476788U Expired - Lifetime JPH0620048Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 温水噴出器

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JP7146251B2 (ja) * 2018-10-02 2022-10-04 株式会社ハタノ製作所 浴槽用給湯口アダプタ

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JPH0255053U (ja) 1990-04-20

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