JP2606779Y2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

Info

Publication number
JP2606779Y2
JP2606779Y2 JP1993053138U JP5313893U JP2606779Y2 JP 2606779 Y2 JP2606779 Y2 JP 2606779Y2 JP 1993053138 U JP1993053138 U JP 1993053138U JP 5313893 U JP5313893 U JP 5313893U JP 2606779 Y2 JP2606779 Y2 JP 2606779Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cleaning
nozzle
toilet
sanitary washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993053138U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0723076U (ja
Inventor
春樹 尾形
弘 佐藤
Original Assignee
アイワ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイワ株式会社 filed Critical アイワ株式会社
Priority to JP1993053138U priority Critical patent/JP2606779Y2/ja
Publication of JPH0723076U publication Critical patent/JPH0723076U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606779Y2 publication Critical patent/JP2606779Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、いわゆる洋式便器に
適用して好適な衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄水を局部に向けて噴出するこ
とによって、局部を衛生的かつ快適に洗浄する衛生洗浄
装置が知られている。この衛生洗浄装置は、図6に示す
ような洋式の便器30に装着される。この便器30は、
ドーム状の本体31に便座32の後端部が回転自在に取
付けられているのが普通である。本体31の底部には水
溜部33が設けられ、便座32の下面には本体31の周
縁部34に当接する突起35が複数個設けられており、
これによって便座32が本体31上に安定よく載置され
る。
【0003】そして、上述の衛生洗浄装置は、最初から
便器30に組み込まれているものと、既存の便器30に
後から追加して装着するものとがある。図7は、既存の
便器30に後から追加して装着するタイプの従来の衛生
洗浄装置10の構成を示す。この衛生洗浄装置10は、
装置全体を上述の便器30に装着するための枠体36の
後部に横軸37が取付けられ、この横軸37に便蓋38
及び中央部が開口された便座39の後端部が回転可能に
取付けられている。
【0004】枠体36の横には洗浄水の送水量や圧力を
制御するための制御部40が取付けられ、その表面には
操作部41が設けられている。洗浄水は外部のポンプ
(図示せず)などに接続された配水パイプ42によって
制御部40内に供給され、ここから便座39の後方に配
置された噴出ノズル43に送水されて外部に噴出され
る。
【0005】便座39の下面には、図8に示すように衛
生洗浄装置10を便器30に装着したとき、便座39を
便器30の本体31上に安定よく保持するための突起4
4が複数個設けられている。噴出ノズル43は、図示し
ない電磁部によって制御され進退可能になっている。
【0006】この衛生洗浄装置10を既存の便器30に
装着する場合は、便器30の便座32を取り外した後
に、枠体36を便器30の本体31に取付ける。このと
き、配水パイプ42は、例えば便器30の後方に配置さ
れている洗浄水の貯水タンク2の配水パイプ(図示せ
ず)等に接続する。そして、便器30を使用する場合は
衛生洗浄装置10の便座39を本体31上に倒してその
上に着座する。また、衛生洗浄装置10を使用するとき
は、操作部41で洗浄水の送水量及び圧力を調整して噴
出ノズル43から噴出させる。この噴出水によって、局
部が衛生的かつ快適に洗浄される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、既存の便器30に後から装着するタイプの従来の
衛生洗浄装置10は、便座39の後方でしかも下面側に
噴出ノズル43を取付けなければならないので、既存の
便座32を使用することができない。したがって、専用
の便座39を使用しなければならないから、装置全体の
価格が高くなると共に装着作業も面倒になるという問題
があった。また、噴出ノズル43の進退動を制御する専
用の電磁部が必要であり、これ又原価上昇の原因になっ
ていた。
【0008】そこでこの考案は、上述したような課題を
解決したものであって、既存の便器に簡単に装着するこ
とが可能で、しかも安価に構成することが可能な衛生洗
浄装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本考案においては、洗浄水を貯水する貯水装置と、
上記貯水装置内の洗浄水を噴出する洗浄用ノズルと、上
記洗浄用ノズルを便器に取付ける取付け手段と、上記洗
浄水の送水圧力を制御する制御手段と、上記洗浄水の送
水圧力が所定値以上のとき上記洗浄用ノズルを収納位置
から使用位置まで移動する移動手段とを備え、上記取付
け手段が上記便器の周縁部上に載置するための上板部
と、便器の周縁部の内壁に吸着するための複数の吸着部
材を有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】図1の制御部13に設けられた操作部15で尻
洗浄かビデを選択することによって、貯水タンク13A
内の洗浄水が加圧されて洗浄用ノズル11A又は洗浄用
ノズル11Bに送水される。これで、図2に示すように
洗浄用ノズル11A又は洗浄用ノズル11Bの調整部2
3及び噴出部24が収納部22から押し出され、ノズル
孔24Bが所定の位置に配置されて洗浄水が斜め上方に
噴出される。
【0011】したがって、洗浄用ノズル11A,11B
の移動に特別な駆動手段を必要としないので構成が簡単
になる。また、洗浄用ノズル11A,11Bを固定した
取付け部12は、吸着盤27で便器30の周縁部34の
下側に取付けられるので、既設の便座32をそのまま使
用できしかも着脱が簡単なので安価になる。
【0012】
【実施例】続いて、本考案に係わる衛生洗浄装置の一実
施例について、図面を参照して詳細に説明する。なお、
上述と同様な部分には同一の符号を付けて詳細な説明を
省略した。
【0013】図1は、本考案による衛生洗浄装置1を図
6で示した既存の洋式便器30に装着した状態を示す。
この衛生洗浄装置1においては、洗浄水を噴出する位置
が異なるように配置された2個の洗浄用ノズル11A,
11Bが、取付け部12に取付けられ、これが便器30
の周縁部34の後端部に吸着盤27(図2)で取付けら
れている。
【0014】一方の洗浄用ノズル11Aは尻洗浄用で、
もう一方の洗浄用ノズル11Bはビデであり、図1はこ
れらの洗浄用ノズル11A,11Bが収納されている状
態、すなわち非使用状態を示している。洗浄用ノズル1
1A,11Bには、便器30の外側に配置された制御部
13内の貯水タンク13Aからパイプ14A,14Bを
介して洗浄水が供給される。
【0015】制御部13には操作部15が設けられ、こ
こに尻洗浄とビデの選択つまみ、洗浄水の圧力及び流量
を調整する調整つまみなどが配置されている。またパイ
プ14A,14Bは便座32と周縁部34との隙間から
本体31内に引き込まれて、洗浄用ノズル11A,11
Bに接続されている。
【0016】取付け部12は、例えば硬質な樹脂などで
成形されており、図2に示すように便器30の周縁部3
4上に載置する上板部12Aと、上板部12Aの前方に
設けられたノズルカバー12Bと、ノズルカバー12B
の後方に垂設された支持部12Cとを有している。支持
部12Cには補強用のリブ12Dが数箇所に設けられて
いる。ノズルカバー12Bは、洗浄用ノズル11A,1
1Bやパイプ類を隠蔽して外部から見えなくする程度の
大きさに成形されている。また、支持部12Cの下端側
には水平部12Eが設けられており、ここに洗浄用ノズ
ル11A,11Bに設けられた座部21Aをビスで固定
することによって、洗浄用ノズル11A,11Bが取付
け部12に固定されている。
【0017】さて、洗浄用ノズル11A,11Bは、次
に説明するように洗浄水の圧力に応じて伸縮するように
なっている。すなわち、一方の洗浄用ノズル11Aにつ
いて説明すると、洗浄用ノズル11Aは取付け部12に
固定するための基部21と、基部21に固定された収納
部22と、ノズルの伸張時の長さを調整するための調整
部23と、洗浄水を噴出するための噴出部24とで構成
されている。
【0018】基部21は鍋底状に形成されており、その
上部側に上述の座部21Aと、パイプ14Aを接続する
差し込み部21Bが設けられている。基部21の周壁部
21Cには、Oリング21Dを介して円筒状の収納部2
2が圧入されている。収納部22には、Oリング22A
を介して円筒状の調整部23が摺動可能に挿入されてい
る。この洗浄用ノズル11Aの方には、調整部23の途
中にストッパ23Aが設けられており、調整部23の略
半分が収納部22から外に突出するようになっている。
調整部23は全体的に収納部22内に収納される。
【0019】調整部23には、Oリング23Bを介して
細長い円筒状の噴出部24が摺動可能に挿入されてい
る。噴出部24の後端側にストッパ24Aが設けられて
おり、これによって噴出部24の約2/3が調整部23
から突出するようになっている。噴出部24の先端の上
部側には適宜な径のノズル孔24Bが適正な角度(本例
の場合約45度)で穿設されており、ここから斜め上方
に洗浄水が噴出される。
【0020】また、基部21の後壁と噴出部24の先端
部にはプラグ25が螺合されており、両方のプラグ25
間に所定の引張力を有する引っ張りスプリング26が介
装されている。これによって、非使用時すなわち洗浄水
が供給されないときは、図3に示すように調整部23及
び噴出部24が収納部22内に完全に収納されるように
なる。そして、洗浄用ノズル11A,11B内に引っ張
りスプリング26の張力より大きな圧力の洗浄水が供給
されたとき、調整部23および噴出部24が押し出され
てノズル孔24Bが所定の位置に配置される。
【0021】また、もう一方の洗浄用ノズル11Bにお
いては、図2に2点鎖線で示すように調整部23のスト
ッパ23Aが後端部に設けられている。したがって、図
4に示すように調整部23が洗浄用ノズル11Aより長
く突出するので、ノズル孔24Bも洗浄用ノズル11A
より前の方に配置される。
【0022】取り付け部12は、支持部12Cに適宜な
間隔で円柱状の突部12Fが3箇所に設けられており、
ここに吸着盤27の胴部27Aが嵌め込まれている。こ
れらの吸着盤27は周縁部34の円弧に合わせて配置さ
れており、これによって取付け部12が周縁部34に確
実に取付けられる。また、上板部12Aが周縁部34の
上面に載置されているので取付け部12が周縁部34か
ら脱落するようなことが防止される。
【0023】この衛生洗浄装置1を使用する場合は、図
5に示すように便座32を本体31上に倒してその上に
着座する。そして、制御部13の操作部15を操作して
尻洗浄かビデのどちらかを選択する。これによって、制
御部13内の貯水タンク13Aが加圧され、洗浄水がノ
ズル11A又はノズル11B側に送水される。
【0024】これで、取付け部12の内部に収納されて
いたノズル11A又はノズル11Bの調整部23及び噴
出部24が、引っ張りスプリング26の引っ張り力に対
抗して外部に押し出され、ノズル孔24Bが所定の位置
に配置される。そして、ノズル孔24Bから洗浄水が斜
め上方に噴出されて局部が衛生的かつ快適に洗浄され
る。
【0025】このときノズル11A,11Bは、移動の
最中にも少量の水を低圧にて噴出しているので、ノズル
11A,11Bの先端部を洗浄する効果も有している。
【0026】使用後は操作部15のストップボタンを押
すことによって、洗浄水の送水が停止される。したがっ
て、ノズル11A又はノズル11Bが元のように取付け
部12の内部に収納されるので、便座32を持ち上げて
男性用として使用する場合でも邪魔になることがない。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、洗浄
水を貯水する貯水装置と、上記貯水装置内の洗浄水を噴
出する洗浄用ノズルと、上記洗浄用ノズルを便器に取付
ける取付け手段と、上記洗浄水の送水圧力を制御する制
御手段と、上記洗浄水の送水圧力が所定値以上のとき上
記洗浄用ノズルを収納位置から使用位置まで移動する移
動手段とを備え、上記取付け手段が上記便器の周縁部上
に載置するための上板部と、便器の周縁部の内壁に吸着
するための複数の吸着部材を有するものである。
【0028】したがって、この考案によれば、洗浄用ノ
ズルを収納位置から使用位置まで移動するのに、特別な
駆動手段を必要としないから構成が簡単で安価になる。
また、取付け手段の上板部により洗浄用ノズルの上下方
向の取付けをし、取付け手段の複数の吸着部材により洗
浄用ノズルの前後方向の取付けをするので、洗浄用ノズ
ルを便器に直接かつ簡便に安定して確実に取付けること
が可能なので、既設の便座をそのまま使用することが可
能になり、これによって装置全体の価格及び取付け費用
が安価になると共に、便器への着脱が容易かつ確実にな
るなどの特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる衛生洗浄装置1を適用した便器
30の構成図である。
【図2】衛生洗浄装置1の構成図である。
【図3】洗浄用ノズル11A,11Bの収納状態を示す
図である。
【図4】洗浄用ノズル11A,11B及び吸着盤27の
配置を示す図である。
【図5】衛生洗浄装置1の使用状態を示す図である。
【図6】一般的な洋式便器30の斜視図である。
【図7】従来の衛生洗浄装置10の斜視図である。
【図8】従来の衛生洗浄装置10を適用した便器30の
斜視図である。
【符号の説明】
1 衛生洗浄装置 11A,11B 洗浄用ノズル 12 取付け部 13 制御部 13A 貯水タンク 14 パイプ 15 操作部 21 基部 22 収納部 23 調整部 24 噴出部 24B ノズル孔 26 引っ張りスプリング 30 便器 31 本体 32 便座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を貯水する貯水装置と、 上記貯水装置内の洗浄水を噴出する洗浄用ノズルと、 上記洗浄用ノズルを便器に取付ける取付け手段と、 上記洗浄水の送水圧力を制御する制御手段と、 上記洗浄水の送水圧力が所定値以上のとき上記洗浄用ノ
    ズルを収納位置から使用位置まで移動する移動手段とを
    備え、 上記取付け手段が上記便器の周縁部上に載置するための
    上板部と、便器の周縁部の内壁に吸着するための複数の
    吸着部材を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
JP1993053138U 1993-09-30 1993-09-30 衛生洗浄装置 Expired - Fee Related JP2606779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053138U JP2606779Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 衛生洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053138U JP2606779Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 衛生洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0723076U JPH0723076U (ja) 1995-04-25
JP2606779Y2 true JP2606779Y2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=12934469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993053138U Expired - Fee Related JP2606779Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 衛生洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606779Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0723076U (ja) 1995-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2504257A (en) Cleansing nozzle attachment for toilet bowls
JP2606779Y2 (ja) 衛生洗浄装置
US4391004A (en) Spraying device for use in toilet bowls
JP2591194Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2564922Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2605920Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2564908Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2597047Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JPH09151521A (ja) 衛生洗浄装置
JP2591193Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2564885Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2603467Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JPH0827867A (ja) 衛生洗浄装置
JP4858483B2 (ja) 便器装置
JP3272543B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2004263397A (ja) 便器洗浄装置
JP3288183B2 (ja) 衛生洗浄装置
JPH0849280A (ja) 衛生洗浄装置
JP3365309B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2591198Y2 (ja) 衛生洗浄装置
JPS6133101Y2 (ja)
JP2554695Y2 (ja) 液体噴出装置
JPH08100457A (ja) 衛生洗浄装置等の配管装置
JPH09268628A (ja) 衛生洗浄装置
JPH03293436A (ja) 温水洗浄装置付き便座

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees